255 【RP村】―汝、贖物を差し出し給え―
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ラルフは、/* ごめんスザンナ、愛称じゃないほうで名乗ってたね…
2016/10/10(Mon) 18時頃
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/* >>2:42 おじさん おじさんのロール好きだなぁ。ト書きの心情のにじませ方というか、普段ならこうなのにっていうのが本当に日常感あって頭に思い浮かべられて大変良い その日常の中にいつも話す掃除夫も紛れ込みたい そうそう名前知ってるよってしてくれてたのすごい嬉しかったのに触れられなかったなあ…!
(-41) 2016/10/10(Mon) 18時頃
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ん、え!?いいの?ありがとね。 それじゃ、人参と芋の皮を剥くのを手伝ってもらえる? 好きな方でいいよ!どっちがいい?
[>>24 美人さんが並んで調理場に立ってくれるなんて!? 僕には贅沢な体験すぎて、一周回って丁重にお断りすら出来なかったよ。 へらりと笑ってどうでもいい選択肢を掲げて、選ばなかった方は僕がやるつもり。 芋の芽取りは楽しいし、人参の皮剥きは気持ちいいよね。
あ、君のこと勝手に略して呼んじゃったけど構わない? なんて今更掘り返しながら野菜を下拵えし終わる頃には、少しは彼女も落ち着けているかな。]
……うん。やたら楽しそうな文面でさ、何処から目線だよって、一度ぶん殴りたくなるけど…… あちらさんは、正確に僕らの状況を把握できる状態みたいだし、そうなんだろうね。
(25) 2016/10/10(Mon) 19時頃
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記憶がなくなったら、多分本人にはそれすら気づけないもんね。
[僕も自覚があるかどうかわかんないや、と頷いてやりつつ。]
それが、地に足つくための片脚が取られたのと同じくらい、自分自身にとって重要な記憶ならさ。 何かがないぞ!くらいは……わかるのかもしれない。 あるべきはずのものがなくなれば、絶対に違和感が残ると思うんだ。
……だから、今ここに立っててグラグラしないなら、 君はまだ大丈夫なんじゃないかな? 気に掛けるのは、なくなったかわからない何かよりも、これからどうするかの方がずっといい。 ……そう考えておかないと、きっと参っちゃうよ。
[下処理を終えて後は煮るだけの玉ねぎも鍋に投げながら、 調理中は二人して、そんな会話をしたんだろうな。]
(26) 2016/10/10(Mon) 19時頃
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[不安げな声色。 女の子が不安がるのを見るのはあまり得意じゃない。 そもそも女性とお近づきになる機会なんて全然ないんだけどさ。
なんとなく、おぼろげにだけど、母さんを思い出すんだ。 はっきりとは浮かばないけど、こんな顔で僕を見ていた気がする。 こんな声で、父さんに問いかけていた気がする。 『あなた、この子は本当に私の子なの?』って。何度も確かめてた。
でも、弱った獲物は……彼が"食べる"にはちょうどいいかもしれない。 なんて、過ってしまうのも、半分の僕の中途半端な本能なんだろうか。]
(*12) 2016/10/10(Mon) 19時頃
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掃除夫 ラルフは、メモを貼った。
2016/10/10(Mon) 19時頃
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/* >>2:51 >>2:52 今読み返してたらショコラとスージーのやり取りが恐ろしすぎて笑った
(-43) 2016/10/10(Mon) 19時頃
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/* スージーいいキャラだ…すきだなあ… ゆるふわなラルフと全然違う視点もってるから話しててなるほどーってなる
(-44) 2016/10/10(Mon) 19時半頃
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よし。じゃ、スージーね。
[>>27 呼び名の事、気に留めてなかったみたい。よかった。 これから疑われなきゃいけないのにおかしな話だけど、僕は女性の不安げな顔より、笑顔の方が見てたいからね。 もう一度へらっと笑いかけたらお相子になったかな]
……君は、心当たり、あるんだ? "ショク"が食べそうな、"忘れたくない記憶"が、どれなのか。 僕は覚えてるものどれもこれも大事な気がしてるし、真逆だね。
[>>2:6 一度、ショコラに聞かれて僕の答えを口にしたけど、改めて考える。 仮に食べられるとしたら、僕からは何が抜けるんだろうか。 道端のごみ溜めみたいな生活の中、お気に入りを拾い上げてきた。そんな宝物がなくなるのなら、それはもちろん寂しいけれど。 ――その中のどれが該当するのかはわからない。やっぱり選びきれないや。]
(28) 2016/10/10(Mon) 20時頃
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[続く彼女の考え方は、僕にはとうてい思いつかないものだった。]
………………、 スージー、君。ひょっとして……食べられてみたいの?
[思わず、ぽかんと口を開けたまま。 そうだと言い切れないのは承知の上だけど、結論としてはそうとも言えるよね?]
(29) 2016/10/10(Mon) 20時頃
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ラルフは、/* 444pt
2016/10/10(Mon) 20時頃
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/* つまり食べられて逆に身軽になれるのがスージー 食べられたら足元が完全に抜けてヤバいのがラルフ
(-48) 2016/10/10(Mon) 20時頃
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ラルフは、/* ああああありがとうニコラスこんな遅いにも程がある赤に触れてくれて
2016/10/10(Mon) 20時頃
ラルフは、/* ペラジーッ
2016/10/10(Mon) 20時半頃
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[談笑の合間に、頭のかたすみで思考をこね回す。 >>*11 言わなきゃよかったかもしれないけど、もう開示しちゃって戻せないものは仕方ない。 >>*14 だから今になって、思い出した素振りで、聞いてみた。]
僕のこと、馬鹿、……って言うけどさ。
今の所どうやって脱出するのか手段がないでしょ? 濡れ衣を着せるったって、僕らはパッと見じゃ普通のヒトと何も変わらないんだ。何の衝動にも左右されない誰かに成り代わってもらうの、難しいと思うよ。
……昨日より人数が減ってるみたいに見える。 どこ行ったのか、いつまで続けるのかなんて知らないけど、 このまま減り続けたら……どうやっても逃げ切れないよ。
[みんな食べ尽くしたとして、残った僕らがショクだって告げてるようなものだ。結局捕まっちゃう。 それなら頃合いを見て、わけがわかってる僕がヒトを襲う振りをするなり何なりすればいい。 あちらさんも見つけたと思えば満足して他の全員を解放してくれるかもしれない。]
(*16) 2016/10/10(Mon) 21時半頃
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"ショク"っていう種族には、 ひっそり生き延びててほしいって思ってるんだ。僕は。
[僕が二人を庇うのだって、僕なりの理由がある。 友達を守りたいのは、それは一番で、勿論だ。初対面の彼の事も気掛かりなのは、単なるわがままと、ショク寄りの仲間意識のせいかな。]
僕の親……父さんの方が、"ショク"だったんだけどさ。 この街に居られなくなった時に、色々言い残してったんだよね。 本気かどうか知らないけど…… 父さんがいつか迎えに来た時、胸を張れる僕でいたいから。
[異端の血はどうする事もできないけど、それなら利用できるだけ利用する。 "仲間"を守れる僕でありたい。それだけ。]
(*17) 2016/10/10(Mon) 21時半頃
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/* 怒涛の設定出しを「だが断る」ってブローリンにされたいんですよね
(-51) 2016/10/10(Mon) 21時半頃
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ラルフは、/* うわクソ読みづらい
2016/10/10(Mon) 21時半頃
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……、そっか。
[>>32 ……忘れちゃったら、後悔もできないじゃないか。 なんて言葉はあんまりにも鋭すぎる、ような気がした。 だからぐっと飲み込んで、丸くなる彼女の瞳を、おんなじようにぱちくり見つめ返す。]
あ、思い違いだったか。それはごめんね。 ちょっと……いや、すごく、ホント、びっくりした。 そういう考え方もあるんだって、納得しちゃったじゃないか。
[実際、目からうろこが落ちた気分だった。 大事な思い出に縛られて、身動きが取れなくなるなんて。 ――そんな事。 ――そんな事も、あるのかって。
動揺して後ろ頭を掻いてる間>>30 勘違いした誰かがいたなんて、僕にだって気づけるはずもなかった。]
(38) 2016/10/10(Mon) 22時頃
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/* それだああああラルフはまさにそれだあああああ
(-59) 2016/10/10(Mon) 22時頃
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ラルフは、/* ガストンとペラジーにこにこする
2016/10/10(Mon) 22時頃
掃除夫 ラルフは、メモを貼った。
2016/10/10(Mon) 22時頃
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[>>40 動揺は小さくあははって笑って飛ばした振りをしておこう。 どうしてこんなに驚いたのか、僕自身にもよくわからないんだ。 『大切だけれど自分を縛り付けている記憶』 『大切な記憶を抱えてこのままでいるのと、記憶を失って先に進むのと、本当はどちらが幸せなのか』 彼女の一言がこんなにぐるぐる回ってるだなんて、放った本人も思わなかっただろうな。]
ああ、あの投票箱、僕もすっかり忘れてたんだよね……。 あれに密告できるような要素、今んとこ誰にもないでしょ? 名前書いた人がどうなるかわかんないしさ。 触らぬ神に祟りなしって奴じゃないのかな。
[調理場の向こうに見えるかな、あのふざけた箱。 ちらっと見やって首を捻ってれば、ポトフの湯気がふんわり解けて鼻を擽った。 うん、もう完成したんじゃないかな。]
(47) 2016/10/10(Mon) 22時半頃
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…………、まったく、今日はお寝坊さんだらけだね!
[静かね。の一言を、無言のまんまで受け取って。 不穏を払い飛ばすみたく、多少の大きな声を出してやった。]
もうそろそろ、コレの匂いに釣られて出てくるでしょ、みんな。 とりあえず人数分、お皿用意するのお願いしてもいい? いつでもよそって食べられるようにしておこうよ。
おーい、ポトフ出来たよー!
[なんて広間に向かってみんなを呼べば、どれだけの人が聞こえる範囲にいて、集まっただろう?]
(48) 2016/10/10(Mon) 22時半頃
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/* ブ"ロ"ー"リ"ン"き"さ"ま"あ"あ"あ"あ"
かっこいいんじゃあああああああ
(-64) 2016/10/10(Mon) 22時半頃
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―― 少し前 ――
うん。ちょっとうまく眠れなくてさ。 枕が違うからかな?
[>>49 その程度で寝れない僕じゃないけどね。 でも眠れてないのは多少ホント。 それにしても、まさか彼が>>2:106 僕の名前を知ってたなんて。 意外だったけど、あの時言ってたみたいに特に困った日もなかったし、おじさんは公認おじさんだから、本当に今更だ。なんだっていいよね、もう]
そう言うおじさんだって顔が土気色じゃん。 配達の時に驚かれないようにしないとさ。ちゃんと食べて、寝た?
[普段通りの冗談まじりはこの状況じゃ不謹慎だったかな?]
(55) 2016/10/10(Mon) 23時頃
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―― それから 今 ――
……しょうがないな。ほら、ポトフあげるから
[>>49>>50 元気のない様子を目ざとく見つけて、僕のぶんとしてよそった皿を差し出してあげよう。]
(56) 2016/10/10(Mon) 23時頃
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/* ひゃっ
(-66) 2016/10/10(Mon) 23時頃
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わかってるなら……!
[>>*18 付き合いのまだ短い仲間に、喉を通さない語尾を強めるけど、分かってくれ。なんて続いたら言葉に詰まる。]
……君なら冷静に切り捨ててくれると思ったのに。
[漏れたひとことは物凄く拗ねてたんじゃないかな。 唇が尖るのを見せたいくらいだ。 ……僕だって納得できないのにな。感情だけで切り抜けられるほど、現状は甘くないってわかるから、なおさら。]
(*22) 2016/10/10(Mon) 23時頃
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…………。
[>>*19 "旧知の仲の彼"から僕に届く声はいやに静かだ。
ざわざわと落ち着かない胸の不快感と、ブローリンの言葉と。 どちらを疑わずにいられるかって聞かれたら。]
…………本当だね? 信じるからね。ブローリン。
[――僕の場合は、友達だったわけだけど]
(*23) 2016/10/10(Mon) 23時頃
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[スージーと作ったポトフに舌鼓を打って、 すっかり空になった皿も片付けたかもしれない頃。 だいたい僕より早く起きてるはずの旧友が何時までたっても出てこないから、叩き起こしに行こうかと思い至ったくらいの頃かな。 >>57 本人がようやくやってきてチョイと僕を呼んだのは。]
え?……は?
[確かに、いつでも肩に乗ってるはずのあの子がどこにも見当たらない。 ジルエット。ブローリンの頭の上の、かわいい風見鶏。 いつもおっとりした彼に迫る"魔"だって退けて、澄んだ風が吹く方を指し示してほしい。 勝手にそんな名前を与えた、小さな友達。]
様子がおかしいって、どんな? 変なものでも食べたんじゃないの?
[気づければよかったんだけどね。 あの小さなおさるさんの不調なんて、動物に馴染みがない僕なんかよりずっと、彼のほうが詳しいはずだって。]
(60) 2016/10/10(Mon) 23時頃
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ごめん、後の片付け頼むね。 ちょっと行ってくる!
[そう言い残して、僕は小走りで広間を後にした。]
(61) 2016/10/10(Mon) 23時頃
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掃除夫 ラルフは、メモを貼った。
2016/10/10(Mon) 23時頃
掃除夫 ラルフは、メモを貼った。
2016/10/10(Mon) 23時頃
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/* なんかニコラスからも全力で守られてて どうしてこうなった どうしてこうなった(AA略)
(-72) 2016/10/10(Mon) 23時頃
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けどここって何があるかわかんないでしょ? 害虫とか食べちゃったのかも。
[>>66 前髪の向こうに隠れた瞳の色は見えない。 あまりしっかり見せてくれる事はないけど、たまにチラっと覗く空の色が、僕は結構気に入っていた。 それだって僕の頭の宝物入れにしまってある宝石の1ピースだ。
で、部屋どこ?と聞くまでもなく先導してくれてるから、頭の上で手を組んで後に続いた。 いつもよりも無口なのは、ジルエットの調子が悪いせいだろうか。それとも、設置されてるらしい集音器を気にしてるのかな。 別にそこまで気にしなくても良いと思ってるんだけどね。僕らの間にあるのは他愛ない会話でしょ?いつだって。]
(67) 2016/10/10(Mon) 23時半頃
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なんかこうしてるとさ。 君と会った日に、山小屋に連れてってくれた時の事思い出すね。
[先導する年上の友達の背中は大きくて、それだって、あの日から変わらない。 あははと笑いながら、ふと過った雨の日を思い返した。
家をなくして直ぐくらい。僕の背は今よりずっと低くて、これから先の生き方も見えない頃だった。 僕はおかしいくらいの空腹に耐えかねて、店からパンを盗んだんだ。 勿論一文無しでさ。雨で泥濘んだ道を走って、逃げて、 やたら上背のある男にぶつかって――、それが君だった。
見逃してくれたんだったか、庇ってくれたんだったか。 とにかく僕は窮地を免れて、その兄さんに懐いたんだった。]
なつかしいなー。
[まさかこんなに長い付き合いになるなんてね。 でも僕は、この出逢いに心から感謝してるし、
だからこそ君をなんとしてでも助けたかったんだ。]
(72) 2016/10/10(Mon) 23時半頃
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/* この吊り間際に捏造していくスタイル
(-76) 2016/10/11(Tue) 00時頃
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―― 古ぼけた記憶 ――
[母さんは、僕のことを度々忘れた。
『この子はどこの子?どうしてここにいるの?』
つい昨日、明日はコーンパンを焼こうって約束してたのも全部なかった事みたいに、 不安でいっぱいのまなざしを僕に向けて、父さんに縋り付く母さんに、何度泣きついたか思い出せない。
それが父さんと母さんの"愛のカタチ"で、 僕は母さんに"大事な記憶"を作るために出来た子だったんだと後から知った。 それでも確かに僕を愛してくれていた。 それでも確かに二人は愛しあっていた。
……忘れるのが前提の家庭なんて、あっという間に崩壊してしまったわけだけれど。]
(78) 2016/10/11(Tue) 00時頃
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[母さんは記憶を失った影響で、 自我の整合性が取れなくなったとかで壊れてしまった。 僕のことじゃない大事な記憶も、飛ばしてしまったらしかった。
桟橋から飛び降りたと僕に告げたのは疲れた目をした父さんで、 父さんは何をしてやらかしたのか、もうこの街にいられないと言った。
だけど、僕を連れて行くことに頷いてはくれなかった。 理由は知らないけど、純血のショクにしかわからない都合があったのかもしれない。 母さんが度々僕を忘れるのが悲しくて、寂しかったから、僕は父さんによく懐いていた。だから、また泣いたんだけど。 二人で練習していた耳を通さない内緒話で、僕に言った。]
(79) 2016/10/11(Tue) 00時頃
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