261 甘き死よ、来たれ
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…ありが とう。 あたしを…おねえちゃんに、してくれ て。
また、ね。…める*
(=18) 2016/12/16(Fri) 22時半頃
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[泣かないと決めていた女が、最期にたった一滴落とした涙。 それは頬を伝い、ぱたりと二人の間に落ちる。
……けれど落ちたのは、雫ではなく ちいさなちいさな、君影草の種]
(112) 2016/12/16(Fri) 22時半頃
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[花になれなかったはずの女は、種を遺す。 "彼女"にいつか再び、幸せが訪れる事を祈って]
(113) 2016/12/16(Fri) 22時半頃
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[最期に一度咳をして、女の体からすうと力が抜けた。 その表情は、眠るように何気ないもの。 その躰は、見た目には生きている頃と何の変化も無かった。
けれど ぬくもりを失ってしまえば、それがただの眠りではないとわかるだろう。 丸ごと遺ったその躰は、誰かにとっての救いとなるのか……*さて*]
(114) 2016/12/16(Fri) 22時半頃
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