14 Digital Devil Spin-Off
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―荒川の襲われたとある路地―
――……《理》を、成すために。
[――りいん と、鈴に似た音が、鳴る。 荒川と繋ぐ手から、淡く光が漏れる。 閉じた眸――瞼の裏に蒼い蝶。]
(――君である僕。僕である君) (欠けたものを。繋ぐものを。継ぐものを) (君を、待っていた)
[神なる剣も、歌うだろうか。 ふわりと吹く風。 髪が、揺れた。]
(148) 2010/06/06(Sun) 15時半頃
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落胤 明之進は、メモを貼った。
2010/06/06(Sun) 15時半頃
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―意識と無意識の狭間― [僅か、眠りに似た意識の深層。 いつかのように手を伸ばした先に蒼の部屋。
――くるくると、回るカードには 玉座に座り続ける皇帝。
鏡写しの己が 此れまでとは違う―― 何処か静かな笑みを浮かべている。
(決めたのだね) (かのひとの《理》を) (己の進む道として)
(――目覚めるんだ。朔の月は、――満ちる。)]
(152) 2010/06/06(Sun) 15時半頃
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落胤 明之進は、メモを貼った。
2010/06/06(Sun) 15時半頃
落胤 明之進は、メモを貼った。
2010/06/06(Sun) 16時頃
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―いずこかの路地― [荒川は――何か、謂ったろうか。 ゆっくり眸を開き、視線が合えばそのまま逸らさずに 沈黙のうち、頷いた。 静かな契約。 それは自らを戦いの中に投じること。 ――また、鈴の鳴る音がする。
ふと、手に触れたのは聖剣。 淡く光を放ちながら、 まだ、錆付いたまま。]
…?
[不意に気配を感じ見上げる。]
…あれは…!?
[咄嗟に身構えた。遠すぎて、吾妻だと分かるのにしばらく掛かる。]
(156) 2010/06/06(Sun) 16時頃
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落胤 明之進は、メモを貼った。
2010/06/06(Sun) 16時頃
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吾妻さん…
[彼が荒川の様子を見れるよう、 体をずらして場所を空ける。
荒川は常の調子で、 笑って答えるのだろう]
…―――何者かに、 襲われたのだ、そうです。
[そこで携帯電話が震えた。 開けば、ワレンチナ、という文字。 わずかに眼を見開いたあと、キリシマだ、と納得する。]
(158) 2010/06/06(Sun) 16時半頃
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―とある路地:荒川らと―
[――吾妻が荒川に語りかける間、 黙して、少し眼を伏せた。]
……―――
[キリシマに、返事を打つ指は ひどく、のろのろと、 時おり詰まりながら、だった。 ----------------------
件名:no title 内容: どこかは、わかりました。とおくなく、むかいます。 荒川さんは、ひどいけがで、
----------------------
――――続きを打つことは、できなかった。]
(167) 2010/06/06(Sun) 16時半頃
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落胤 明之進は、本屋 ベネットの言葉を荒川の傍ら、静かに聞いていた◇
2010/06/06(Sun) 18時頃
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―とある路地―
[り、―――と携帯電話が震えるのに合わせ 鈴が鳴った。]
――――はい、ミカナギです。 ……、キリシマさん…
[電話口で、持ち主ではない声がする。 場所について尋ねられれば、 目印を探し、伝えて]
(183) 2010/06/06(Sun) 19時頃
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―とある路地― ――――、 …
[電話口を押さえて、 わからないと首を横に振る。
遠くで遠雷が聞こえた。 ここに降り立ってから、何度目だろうか。
―――影が、微かに雲の黒に落ちた。]
(186) 2010/06/06(Sun) 19時半頃
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キリシマさ、
――――…
[電話は、切れてしまった。 困ったような顔になる。]
(189) 2010/06/06(Sun) 19時半頃
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落胤 明之進は、メモを貼った。
2010/06/06(Sun) 19時半頃
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―とある路地で― [携帯を仕舞えば、 思わしげに眼を伏せた。 ――落ちた影が大きくなる。
力持つものが 弱っているのを勘づいて 食らわんとする悪魔か。]
―――《Persona》
[降ろしたのは 己と同じ姿をした《ヒルコ》 肩に手を、空を指差す。 ―――はぜる光。空を射抜く。
(06)の羽を舞い散らせ、 ケライノーは、落ちた。 キリシマが辿り着いたのは、そのあとになるだろう。]
(194) 2010/06/06(Sun) 20時頃
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落胤 明之進は、メモを貼った。
2010/06/06(Sun) 20時半頃
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―とある路地にて―
[近づいてくる新たな影に眼を見張る]
ゾーイ、浅見…? 濁川さんは、
[浅見が近寄ってくれば 状況を説明した。 宝玉も効かない、ということも。 悲痛な顔で、荒川を見やる。 半ば祈るように]
(203) 2010/06/06(Sun) 21時頃
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―とある路地にて―
[飛び去る吾妻へ頭を下げる。 理を持つなら、縁が繋がるなら―――]
……―――あれは。
[メッセージが届いたか、 龍に乗りやってくる青年を見上げた。]
…っ、濁川さん!
[彼が非難の言葉を吐き出せば、 思わずといった態で制止する。]
(229) 2010/06/06(Sun) 22時半頃
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―とある路地にて― ―――――…、いえ。 僕の方こそ―――すい、ません。
[苦く眉寄せ、頭を下げた。]
詳しくはわからないのです…。 ただ、力あるものに、 命を狙われたのだろうと。 ……そうしてまで成したいことのあるものの、仕業だろうと…
[謂って、荒川を見た。 ―――ぐらり、と不意に地面が揺れる。 辺りに唸りのような音が響き渡った]
っ、何 『アア、ニンゲンダ』
[―――あるものにはそう、聞こえたか。 首をもたげる、巨大な影]
(244) 2010/06/06(Sun) 23時頃
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落胤 明之進は、メモを貼った。
2010/06/06(Sun) 23時頃
落胤 明之進は、メモを貼った。
2010/06/06(Sun) 23時頃
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―少し前/とある路地で:事故現場―
[>>245 藤島の言葉に頷き、 自分も――万年筆で、連絡先を書いて、渡した。 このインクもいつまでもつだろうか。]
そっちも。 なにかあれば、呼んでくれて、構わない。
…――キリシマさん。 もう少しだけ、…教えてもらった場所に行くのは、 遅れると、思います。
…すいません。
[項垂れ眼を閉じた。 たくさんのものを、失って行くのだろうか。これから。]
(252) 2010/06/06(Sun) 23時頃
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―時間軸:現在/首を擡げる敵―
[>>analyze .... hydra]
[デビルサマナー達のCOMPにはそう表示されるか。 9つ頭の――巨大な竜。 そのそれぞれが咆哮を上げた。 空気が震え、大地を揺るがした。]
(254) 2010/06/06(Sun) 23時頃
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落胤 明之進は、メモを貼った。
2010/06/06(Sun) 23時頃
落胤 明之進は、メモを貼った。
2010/06/06(Sun) 23時半頃
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― 事故現場の路地 ― [――キリシマにも頭を下げた。>>255 彼らが去った後、更なる災いが訪れる。]
…九岐大蛇…!?
[濁川のヒュドラ、との呟きが聞こえ、 その巨躯の正体を知る。]
ッ、…《Persona》!!
[降ろすはイイヅナ、戦いの神。 刹那、立ち上がるは血塗れの男。 雄叫びを上げて己を引き裂いて]
っ、荒川さん!!
[切羽詰ったような声で、名を呼んだ。]
(270) 2010/06/06(Sun) 23時半頃
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―とある路地:VS Hydra―
荒川さん!無茶だ!!
[叫ぶ声も制止も意味はないだろう。 >>269――男は駆ける。見上げるほどの巨体に向けて 臆することなく、掛かっていった。
少年は濁川と顔を見合わせたか。 ヒュドラは首を振りかぶる。 瓦礫の破片が其処此処に落ちかかった。]
(277) 2010/06/06(Sun) 23時半頃
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―とある路地:VS Hydra―
っ――!
[蜃の透明な《気》が、皮膚を覆うのを感じる。 《イイヅナ》は謂う。
――あれこそが戦うものの覚悟。 ――己を賭して戦うものの背中。 ――逸らすことなくしかと見届けよ。
少年は唇を引き結び、 ぐ、と刀の柄を握り締め、せめて助力をと 走り出す。]
(279) 2010/06/06(Sun) 23時半頃
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―とある路地:VS Hydra―
[――濁川と交わした視線。 互いに宿る感情の色は、 同一ではないがきっと似ていた。
地を蹴り、瓦礫を飛び越える。 風に乗る鴉天狗は、真空の刃で瓦礫を切り裂いた。
剣に白い蛇が巻き付く。 イイヅナの力。
――荒川の鉈で切り落とされた首が再生する。 眼を瞠った。]
…――なんてことだ
(287) 2010/06/07(Mon) 00時頃
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―とある路地:VS Hydra―
[>>291>>290 かぶさるように、声が聞こえた。]
承知した!!頼む!
[ありったけで叫ぶ。 大きく白蛇の巻きついた刀を振りかぶり 首を刎ねんと力の限り斬りつける。 次の瞬間、蹴り付け、反動でその場から飛び退る。]
(298) 2010/06/07(Mon) 00時頃
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落胤 明之進は、メモを貼った。
2010/06/07(Mon) 00時頃
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―とある路地:VS Hydra―
[炎の熱は空気を焼き、 ヒュドラの肉を焼く。焦げ付く臭いが鼻腔を掻く。]
っ、…本当に神話だな。
[小さく呟く。 もう一本、と構えなおした矢先、 炎が晴れた向こう側でもんどりうって 倒れる青龍の姿が見えた。]
…ッ、!! !
[ヒュドラの尾が振りかぶられる。 寸でで直撃は免れたが、衝撃に体勢を崩し片腕をついた。]
(304) 2010/06/07(Mon) 00時頃
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落胤 明之進は、メモを貼った。
2010/06/07(Mon) 00時半頃
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―とある路地:VS Hydra―
[体勢を立て直す、その視界に移るのは]
っ、ゾーイ!荒川さん!!
[駆ける、鮮血のにおいがした。 ――りぃん 鈴が鳴る。――かの男を送るような――]
(319) 2010/06/07(Mon) 00時半頃
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