214 サンタ養成学校卒業試験
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[空を見上げれば、気持ちが良さそうに舞う花形の一人。>>175 馴鹿に寄り添い、彼らと空の旅を楽しむテッドの目は良い。
級友達の飛行の癖を見抜き、馴鹿の表情を読む。>>1>>168 人の表情も同じことで、時には足りない元気を補ってくれる。
そんな彼には恥ずかしい所を何度か目撃されている。>>36 悉く鉛筆の芯を折り、縋ったペンはインク詰まりを起こし。 残りの授業を記憶だけに頼ろうとした時、鉛筆を渡されたり。
階段で意識が遠くに飛んだ際、手から溢れた白紙の群れ。 下から見上げていた彼が見蕩れたような表情を浮かべ、次第に何かを思い付いた顔に変わる様をぼんやり眺めていた。
それから暫くして、夜行飛行に星が舞うようになった。>>4 煌めく光は夜闇に溶けても、消えない祈りは降り注ぐ。*]
(245) 2015/01/27(Tue) 00時半頃
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痛い所じゃなければ、突いても面白くないだろう? 問題は、押しすぎて落ちることだが、早々落ちんだろう。
[しれっと言い放ち羽毛に指を絡めていただけなのに>>242 頭皮に容赦なく刺さる嘴は、馴鹿よりも凶悪だ。>>244
この謎の被襲撃っぷりの所為で、生物学部や動物学部の適性がないと分かったのは有り難いような、悲しいような。 頭髪の心配をするのなら、せめて早くても十年後が良い。*]
(269) 2015/01/27(Tue) 01時頃
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[永遠とはまた、常に先頭を走る彼は大きく出る。>>254]
なあ、我が親友アシモフよ。汝は知っているだろうか?
[顔色の代わりに染まる鼻先は、照らす先も明るかろう>>255 光源は自らの墓穴掘りにも、一役買っているらしい。>>257
いつも澄ましている彼の、狼狽える様が面白可笑しくて。 仰々しい口調では、笑いを噛み殺すのに効果がなかった。]
それはな、人の薬指に合うサイズなんだ。
[ぼそりと付け足す、意地の悪い言葉の爆弾。 全身が桃色に、誰かさんと同じ毛色になっただろうか。
見届けた後、ついでに渡してくれとサンタ役を任命する。 優しい桃色三本と、雪と遊ぶ姿から白を二本の飾り紐。
掌に握らせ、未だ残る紐を届けに、二人から離れていく。*]
(271) 2015/01/27(Tue) 01時頃
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/* 残りは……空を飛べば良いんだろうか[空を見上げた]
ちなみにエピ=テスト当日だと気付けなかった馬鹿です。 翌朝にしなきゃと内心焦っていたのが無駄になり……。
(-39) 2015/01/27(Tue) 01時頃
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─ ソリ置き場>>206 ─
さあ。どうだろうな。 案外、普通の家に生まれていても同じだったかもしれん。
[描かれる流星の軌跡。動く筆を横目に見ながら。 分からないのは事実だ。環境で全てが決まってはつまらない。]
……話す程のことでもなかったからな。 面白くも何ともないだろう。
[こちらを見てくる目は、級友達は、誰も彼も純真だ。>>207 己が持ってない輝きを見るのは、少しだけ気恥ずかしい。
頬を叩いたのは悪手だったようだ。一度外れた視線が集まり。 赤いと言いたげな目には、眉間に皺を刻み無言の抗議。 慣れない自分語りと、顔を叩いた所為以外に何があるのか。]
(278) 2015/01/27(Tue) 02時頃
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ああ。だらしない面をしていた。 歪む? それくらい何とかしろ。
[頭を揺らすのは、筆がソリに触れない時に。>>208 ゆらゆらと揺れる声を聞き、先程の鬱憤を晴らしつつ。
冷たい指が首筋をなぞり、上げ掛けた悲鳴を噛み殺す。>>210 人の善意を何だと思っているのやら。 離すぞと凄めば、捏ねられる駄々。同年とは思えない。]
手袋もそうだが、手が悴んでも描きにくいだろう。
[至極真っ当な意見を口にし、温まった手を首から離す。 立ち上がった彼に倣う形で腰を上げ、下肢に付いた雪を払い。]
大事なことならな。それをもう少し他に……は、蛇足か。
[四苦八苦する姿に、言えばやってやるものをと呟いて。 余計な一言は、輝きに飲み込まれただろうか。*]
(279) 2015/01/27(Tue) 02時頃
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/* あー、それか、と思いつつも。 馴鹿的には毛色が似てるからじゃれついているだけかと。
ミナカタには力加減効かないんじゃ、と。 間接的な劣等扱いしていたのか……反省。
(-42) 2015/01/27(Tue) 02時頃
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─ 移動中 ─
[根に持つ男は嫌われるぞ、と横目でちらり。>>277 自分のことは棚上げだが、言わなければ気付かれもしない。]
当然だ。凍死されては卒業どころの騒ぎじゃなくなる。 はっ、筋力のなさを露呈したな。
[とはいえ、本当に倒れられたら運べるかどうか定かではない。 鼻で笑っていれば髪が引っ張られ、ぐりんと揺れ動く視界。 缶を持つ姿には、引っ張ることはないだろうにと不平を溢し。]
何とも年上面だな、同輩の癖に。 夜が明ける間くらいは覚えておく。
[だが、髪を引っ張られた恨みは忘れてなんかやるものか。 作業場に戻るであろう彼の背中に手を振り──。 軽く握った雪玉を投擲して、逃げ去った。*]
(283) 2015/01/27(Tue) 02時頃
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[さて、残りは二本。正確には以下略。 渡すべき相手は未だ空の上で、楽しげな空中遊覧の最中。 邪魔をするのも悪いからと、練習場の入り口に佇んで。
低空飛行を続けるミナカタは見えたり木々に隠れたり。 姿を見る度に、何かを探す仕草も今は見られない。>>190 あれば逆に、何を馬鹿な真似をとつついてやるだけだが。
きゃあきゃあと燥ぐ声はモニカのもの。>>246 まさかソリに乗って危ない飛行を、との危惧は一瞬。 ミナカタの隣に座る姿に、良かったとひと安心。
──そうか、二人乗りという手があったか。 あれならば彼女も、時折馴鹿に自由を許す自分も楽しめる。 自分の力だけで解決しようとした頭の硬さに目眩を覚え、石段にへたりこんでは己の未熟さを嘆くばかり。>>1:260
それを掻き消すような、雪に似て、温かい光の粒子。>>231 降り注いできたひとつを摘まんだ振りをして、口に運んで。]
(289) 2015/01/27(Tue) 02時半頃
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……甘い。
[味を感じはしなかったが。何となく、そんな気がした。
腰を下ろしたまま、頭に白花を咲かせたまま。 ポケットから、半分しか形を成していない紐を取り出した。
何か嬉しいことや、発見がある度に織っていった。 白、赤、桃、橙、黄、青、藍、水色、緑、黄緑、黒、灰。 使った色は12色。級友達より細めの糸で、紡いだ思い出の刻。
完成させるなら、今しかないだろう。 悴む手に叱咤を入れ、皆が降りてくるまで指を動かす。 カシャ、と先端に括り付けたナンバーが揺れる度に頬を緩め。]
(290) 2015/01/27(Tue) 03時頃
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お帰り。テッド、イアン、モニカ。 馴鹿と……ミナカタ。
[降りて来た彼らを迎えながら、残った二本を手渡した。 テッドには活発な赤三本と、癒しの緑と黄緑を一本ずつの紐。 イアンには緑を三本と、理知的な青と水色を一本ずつの紐。]
動いたら腹が空いた。 残ってないか?
[部屋に戻れば甘味はあるが、外での級友からの甘味は別腹だ。 まだ甘味が残っているならモニカに分け前を強請りつつ、 何か言いたげなミナカタの視線には、ぺしりと腹に拳を付け。
急に動いた所為で落ち掛けたガーベラを、慌てて*押さえた。*]
(291) 2015/01/27(Tue) 03時頃
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懐刀 朧は、メモを貼った。
2015/01/27(Tue) 03時頃
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/* 395。飴は多分、一個。つまり約2000? たまには多角をと思ったら死んだ。ああ死んだとも。
メモを見なかったから返信不要も見えなくて() こんな時間まで起きていてどうするんだか。 (多分、夜鳥につつかれたのは嫉妬と予想)
(-44) 2015/01/27(Tue) 03時頃
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