242 【突発誰歓】桜が見せた夢
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うううう。 中学生のしたことです!許してあげてください!
[赤くなり、自分の頬の熱を 手の甲で逃がすようにした。>>280]
[そして、そっと二通の、手紙を取り出す時は 緊張で胸が張り裂けそうだった。 特に、せんぱい宛の手紙。]
……せんぱい。
[10年前の自分が何を書いたのか。 覚えていないし、少しだけ怖いけれど それが過去のまどかが届けたかった言葉なのなら。]
……10年前の、まどかからの手紙です。 読んでもらえますか。
[可愛らしい封筒を光せんぱいに、差し出した。]
(281) 2015/12/18(Fri) 22時半頃
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[そして自分は、まどかへ、と書かれた 自分あての手紙の封を開ける。―――]
(282) 2015/12/18(Fri) 22時半頃
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― 手紙 ―
大人のまどかへ
お元気ですか? 大人になっても、まどかは後悔しているのでしょうか。
光せんぱいのいる高校に行きたくて 努力して、勉強を頑張ったのに、 まどかはその願いを、叶えられませんでした。 受験に失敗して、ごめんなさい。
まどかは、どんな大人になっていますか? どんな人生を歩みましたか? 楽しいことも、苦しいもことも、あったんだと思います。
こんなこと書きたくはないけど 大人のまどかは、もしかしたら別の人と出会って 別の人を好きになっているのかもしれません。 まどかはばかだから、変な人にだまされないように!
(283) 2015/12/18(Fri) 22時半頃
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今、流している涙を、なかったことにしないでください。 今、胸いっぱいにある気持ちを、うそにしないでください。 今、忘れないで欲しいと思っているのを、忘れないでください。 いつか、光せんぱいとまた会えたなら 今のまどかの気持ちを、そして大人のまどかの気持ちを 正直につたえてね。
"鳴かぬなら 大好きでいよう ホトトギス"
中三のまどかより
(284) 2015/12/18(Fri) 22時半頃
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[そして、せんぱいに、渡せなかったラブレター。 彼女が卒業したあとに、書いたものだ。
何度も何度も、書き直したのを思い出す。 前略。いや、そんな堅苦しいのは違うなぁ。 せんぱいに改めて書く言葉は、たくさんありすぎて 思えば思うほどに――― せつない、と、すき、が あふれたんだ。 ぽつぽつと、便箋には涙の痕まで残っている。]
(285) 2015/12/18(Fri) 22時半頃
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― 手紙 ―
光せんぱいへ
なんでまどかを置いてっちゃったんですか。 なんで迎えにきてくれなかったんですか。 とてもさみしかった。
でもよくかんがえたら まどかはせんぱいを追いかけなかったんです。 迎えにきてもらえるようなことを伝えてなかったんです。
せんぱいが卒業したあとに気づいた気持ちが 遅すぎたなんて、思いたくないから。 言葉を届けます。
(286) 2015/12/18(Fri) 22時半頃
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そばにいてくれたすべての時間が、しあわせで 笑顔も、優しさも、ぬくもりも、大切で
光せんぱいのことが 誰にも負けないくらい、 世界で一番、
大好きです。
まどか
(287) 2015/12/18(Fri) 22時半頃
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/* 中身の視界がぼやけてる。
(-136) 2015/12/18(Fri) 22時半頃
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俺はどうやって連れて行ってもらうんだろう? 痛くてもいいし苦しい方法でも。 その代わり、俺が死ぬまでちゃんとここに居ろよ。
[自分で望んだからと言って死ぬのが恐くないとかいったらさすがに嘘だ。 一人で死んだ透はきっと怖かったんだろう。楽に死なせてくれとは言えない
じ、と透の目を見る。生きて彼を見るのは最後だ。 ちょん、と口元に唇を触れさせたのも最初で最後だ 死ぬ勇気を少しだけ、ください*]
(288) 2015/12/18(Fri) 22時半頃
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本屋 ベネットは、メモを貼った。
2015/12/18(Fri) 22時半頃
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分かったなら良いですけど…
[窘められ、渋々ながら詰めた距離を戻し。>>273]
…桐生さん、目つき悪いけど笑うとなんか可愛いし。 話してみたら意外と爽やかだし…。 桐生さんのこと、アタシもっと知りたいなぁって。
[桐生が笑えば、つられて薄く微笑み。]
だから、さっきのお化け屋敷も、 度胸試しとかじゃ、なくて……そのう…
[改めて面と向かって言うのはさすがに照れ臭くて顔が火照る。 何度か口をパクパクと戦慄かせたあと、消え入りそうな声で、 デートがいいです。そう呟いた。]
(289) 2015/12/18(Fri) 22時半頃
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/* 寝てたあばばば そしてど、どうすれば…!? とりあえず流れ待ち?どっちに返事すればいいの? あわわわわ
(-137) 2015/12/18(Fri) 22時半頃
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―→屋上―
[スリッパを行儀悪くペタペタ鳴らしながら、廊下を歩く。 口ずさむのは、あの頃合唱部が良く歌っていた曲。 水飲み場で耳を澄ませていた時の旋律。
そういえば、と思いついて。 階段を上っていく。]
はぁ、……。
[途中で息が切れれば、膝に手をついて。 自分の身体も随分と鈍ったものだと、口の端を歪めて笑む。 まぁ、当たり前だ。10年も前の話なのだから。
陸上部のエースだった女子生徒は、もういない。 高校2年の夏。 膝を骨を折る怪我を負った。 数カ月後には完治すると分かっていても、――自分より速く走る部員ばかりの中、続けていられなかった。 走ることを止め、逃げ出してしまった。]
(290) 2015/12/18(Fri) 22時半頃
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/* とりあえず赤星がでると余計時系列がどんがらがっしゃーんになりそうゆえ返事を考えつつ見守る<○><○>
(-138) 2015/12/18(Fri) 22時半頃
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[屋上へ続く、重い鉄の扉を押し開く。 ぶわっとまだ夜の匂いのする風が吹き込んで、髪を乱す。]
わぁ、星が綺麗。
[昼間の雨がまるで嘘のよう。]
もう少し、降らないでいて。 あの桜の花を散らさないでいて――お願いします。
[雨の神様に祈ろう。 昔の友人曰く、自分は好かれているらしいから。 効果があったりしないだろうか。
フェンスの前で立ち止まり。 星空を見上げていた視線を下ろし、淡く光を灯す桜を捉える。 そこにはふたりの少女の姿があった。]
(291) 2015/12/18(Fri) 22時半頃
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/* あっ思いついた
(-139) 2015/12/18(Fri) 22時半頃
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[ひとりは、櫻子だ。]
あ、
[もうひとりは、]
――星澤、ちゃん?
[ある日、突然校庭に現れた女の子。 真正面からまるで喧嘩を売るみたいな質問をしてきたのだ。 面白い子だなと思って、手を引いて、走った。 彼女はひどく恥ずかしげだったけれど。
ああ、なんて懐かしい。 彼女の姿は当時の面影をよく残しているように見えた。]
(292) 2015/12/18(Fri) 22時半頃
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ああ、でも、屋上で慰謝料は払いましたね。美味しかったです。
[あの時間は先輩に酷く辛い思いをさせて、とても楽しく一緒に飲んだなんて言えるものじゃなかった。
だけど、二人で酒を飲むなんて本当は有り得ないことだったんだ。 大人になった長谷透はもう二度と本谷京に出会えない筈だった。
だからおれにとって、あの酒は何より美味しかったんですよ、京先輩。]
……そういうことばっかり言ってるから誤解されるんですよ、最期に自覚して下さいね。
[冗談っぽく言うから、言葉の奥に見つけたものが本物なのか分からなくて。 ふん、って鼻を鳴らして。乱れた心で平静を装う。酷く意地っ張りで臆病な男。
……本当にこんなのに連れて行かれて、いいんだろうか。おれが察するのは女の感情だけ、自分以外の男の心なぞ分からない。]
(293) 2015/12/18(Fri) 22時半頃
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[手紙を、読む。]
[ 「後悔しているのでしょうか。」 「受験に失敗して、ごめんなさい。」 ―――そうだ。 あの時、泣きながら このタイムカプセルを埋めたのは>>0:98]
……志望校以外、受けなかった、から。
[そんなおバカで頑固な、理由だった。 光せんぱいのいない高校になんて、行きたくなかった。 勉強だって頑張ったつもりだった。 苦手だった数学も、解けないなりに考えた。 けれど、残るのは結果が不合格だったという事実だけ。]
(294) 2015/12/18(Fri) 22時半頃
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もう、“女子だったんですね”なんて言わせないんだから。
[くすりと微笑んで。 ふたりの影が重なりかけたところで、視線を逸らす。 遠くから覗き見するものではないだろう。]
……でも、
なんであの子まで、存在感が薄く見えちゃうのかな。
[長谷に此処で初めて会った時と似た感覚。 胸の上に手を置けば、自分の心音が確かに伝わってきて。
――生きている。 苦しげな息を、ひとつ、吐き出す。]
(295) 2015/12/18(Fri) 22時半頃
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[「どんな大人になっていますか?」
ばかな大人に、なっちゃいました。 懺悔するように、ひとつ瞑目して読み進める。
過去の自分が、自分を心配するように書いた文字に じわりと涙が浮かんだ。
「変なひとにだまされないように!」 正しいな、と幼い自分に少しだけ笑う。]
(296) 2015/12/18(Fri) 22時半頃
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[泣いている15の自分。泣いているいまの自分。>>284 だけれど、その涙の意味は、違うのだろう。
「正直につたえてね」
昔のまどかよ、知っていたのか。 こうしてせんぱいと一緒に それぞれの手紙を読んでるよ。
そして最後の、ホトトギスの答えに 思わず笑ってしまう]
"鳴かぬなら 大好きでいよう ホトトギス"……か。
字余りじゃん……。
[ぐし、と手の甲で涙をぬぐいながら、笑う。 それから少し不安そうに、せんぱいの方へ視線を向けた*]
(297) 2015/12/18(Fri) 22時半頃
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もうすぐ、夜明けか。
[星空を仰ぎ、中学生に戻ったみたいに大きく大きく伸びをして。
涙が一粒零れたのは。 ぎゅっと目を瞑ったせいに、違いない。
しばらくすれば屋上を後にしよう。 体育館に戻って、今度は熱い珈琲でも淹れようか。 身体を冷やした皆のために。**]
(298) 2015/12/18(Fri) 22時半頃
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/* 時系列的には櫻子さん→まゆ美さんでいい…んだよ、ね? うむむ…また迷走してきた
(-140) 2015/12/18(Fri) 22時半頃
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[時計なんか見ていない、ずっと先輩だけを見ていた。 ……だけど、やがて理解してしまう。ああもう、逝かなくちゃ、って。]
……そうですね
[苦しませも痛くもしたくない。…殺したくない。 曖昧に濁す相槌、目を逸らさなかったことは褒めてほしい。]
あ、……
[いい年してキス一つで動揺してしまう。小さく声が漏れて瞳が揺れた。見ないようにしていた答えを貰ってしまった。
困った、嫌じゃない。おれは女が苦手なのであって、それは異性愛者ではないという意味じゃ無かった筈なんだけど。
口許に触れた唇は温かくて、けれど自分のせいで少し冷たくなっていたかもしれない。
いい加減先輩に甘えるのはやめて、心を決めなくちゃ。 でなければどこにも逝けやしない。]
(299) 2015/12/18(Fri) 23時頃
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双生児 ホリーは、メモを貼った。
2015/12/18(Fri) 23時頃
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/*
なんでこんなにポカリ不味いんですか? (私が嫌いなだけです
昼間よりマシになったのでロール書けました。ほっ。
(-141) 2015/12/18(Fri) 23時頃
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え?で…
[消え入りそうな声でもはっきり聞こえた。>>289 一瞬絶句してもしかしたら顔も赤くなっているかもしれない。]
も、もちろん。度胸試しじゃなくて、明里さんの行きたいところでいいよ。うん。
[と、いいつつ、頭をかいて]
明里さんの笑顔がたくさん見られるところなら、 どこでもいい。 僕、女の子が好きそうなところってわからないから。 行きたいところ、教えて。
[照れ笑いをしつつ、答えはものすごくまじめに答えたのだった。*]
(300) 2015/12/18(Fri) 23時頃
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大丈夫、
[抱き締めたまま囁いた声は酷く優しくて、我ながら普段とは別人みたいだった]
痛くもないし、苦しくもないです。 そんな思いは、おれだけがすればいい。
[何故だか言い切ることが出来た、何をするのか分からない癖に。
身体を動かしたのは、何だったんだろう。
おれは最期にもう一度強く強く抱き締めてーー]
(301) 2015/12/18(Fri) 23時頃
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/* がんがん投下したせいで、 光せんぱいを困らせてしまっているかもしれない。 ご、ごめんなさい!こういうの気合入れてしまうの!
そして発言ptがすくない!がんばりすぎた
(-142) 2015/12/18(Fri) 23時頃
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[赤くなる姿が可愛いと思いました。>>281 嗜虐心を刺激される、というのはこのことでしょうか。
取り出された手紙は二通。 その一通は繊細な手付きで私の手元へ差し出されました]
読みましょう。
[まどかが読んでもらいたいのは10年前の私か、それとも現在の私か。 そんなことを考えながら、さながら卒業証書のように『光せんぱいへ』と丁寧な文字で書かれた封筒を受け取りました。 受け取った際、緊張は伝染したようで]
(302) 2015/12/18(Fri) 23時頃
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[可愛らしい封筒を開くには、勇気が必要でした。 「外見は可愛いけど、中は猛獣」なんてキャッチフレーズ、何処かで聞いたなと他人事のように考えている私がいました。 それから、いいことがきっと書いてあるよ、なんて根拠ない自信で自分を励ます私も。 ただ、それは全く信用できません。
意を決して、便箋を取り出します。>>286]
ばか。 待っててください、って言ったのはまどかじゃない。
[1周、目を通して出た感想はそれでした。 はらりと涙がこぼれます、便箋に涙が落ちていきます。 時間が経ったら、どちらの涙の跡かきっとわかりませんね]
(303) 2015/12/18(Fri) 23時頃
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