208 【突発誰歓】ーClan de Sangー【R18薔薇】
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[吸血鬼はチョウスケとジェレミーの会話を聞いても、 「ああ二人は仲が良いのだなあ」としか思わなかった。]
(218) 2014/12/28(Sun) 18時半頃
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ヒューか。了解した。 では次からそう呼ぼう。
[初めてその名を口にした後、 恐らく出会って数年どころでは無い時間が流れているだろうことを思い、苦笑する]
言いたくなくば……。
[楽しい話では、との誤魔化しめいた呟きに口を開きかけたが、続く話に耳を傾ける]
夢? お前もか。
[どんな夢なのか。 悪夢の苦痛は己もよく知っている。 民話の内容を思い出すが、それとはまた別のものも抱えているのかもしれない]
それは勘づいていた。 貸借のことももう覚えてはいないのだろう?
(219) 2014/12/28(Sun) 19時頃
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[昨日と今日の表情の差異に、 人よりも記憶が曖昧と謂われれば腑に落ちて]
理解しても、それは、やはり寂しいものだな。
[感情は、表情には乗せないように淡々と述べる。 忘れる方も同様に、或はそれ以上に耐え難いことだ。 其れはクランにいる殆どの者が理解できること]
其れで、俺のことももう忘れたか?
[行為のことではない。 傍にいるだけでいいのかと、何度も確認されたこと。 その時に確かに在った感情のこと]
(220) 2014/12/28(Sun) 19時頃
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此処に来て、楽しい話はそう聞いたことが無いからな。
[苦笑へはそう返し、伏せられていた視線を捉える]
面白くは無いが、聞けてよかった。
[捉えた視線がふ――と外れる。 追えば己の首筋に留まるのが分かり、其処へ手を伸ばす。 むず痒い感覚]
ああ。 気になるか? 先ほど、他の者に吸わせたのだ。
[名は覚えていない。黒髪の若者のことを思い出して、特に隠す立てする様子もなく]
(221) 2014/12/28(Sun) 19時頃
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[貸借、その言葉に眉を寄せる。その後に、目を伏せて首を横に振った。 頭を蹴った、それは痛みとして覚えている。 けれど、何と言葉を交わしたのだったか。 そも、何のためにあの時、彼居たあの場所へ行ったのだったか。
寂しいもの、それがきっと普通の感情なのだろう。 けれどそんな感情を抱かせた事すら、自分は覚えていられない。 全てを強引に覆い隠されて、残った“自分”とは一体何なのか。 知らず、下唇を噛み締めて。]
……貴方との、こと、
[問いかけに、目を細める。 切り裂かれた包帯と、赤く汚れたシーツ。傷を撫でる指先、身体を抱く腕。 交わした言葉は、]
俺の、主人となる、と、…… ……貴方の傍に、と……、……そんなような、ことを、
[確かめるように言葉にしながら、未だ払拭しきれぬ不安が胸を占めていくのに気付いた。]
(222) 2014/12/28(Sun) 19時頃
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[捉えられた赤の視線は、どんな色をしていたか。 申し訳無さと、混乱と、不安と。 知らず詰めていた息を、そっと吐き出す。
その表情も、首元の跡にまた、曇る。]
……吸わせた、……
[きっとその言葉には、二通りの解釈があるのだろう。 一つに、行為の最中の、戯れのような跡。 もう一つに、血を欲した吸血鬼の、食事の跡。
その指先が赤い跡を撫でるのに、ふいと視線を逸らす。 例えばそれが、後者の意であるならば。]
……いえ、……すみません、
[何に対する詫びなのか、自分でもわからぬままに口にする。 忘れかけていた夢の景色の一色が、鮮やかに色を帯びるのに口元を覆った。]
(223) 2014/12/28(Sun) 19時頃
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[じぇれみの食事が終わるなり、彼の腕を引っ張って自室へと向かう。 廊下を歩いている途中から、吸血鬼の耳に届かなくなった距離まで来たと思ったら説明を開始する。]
ねえ、変なんだよいくら衝撃的な事だった からってあっしが過去をあっさりと 思い出すのは。
きっとあっしは主様に隠れて過去の出来事を 定期的に思い出す手立てを持っているんだ。
[だから写真を見ただけで過去が蘇ったのだと。]
其れからね、
[部屋の前に辿り着き、戸を開ける際にくるりと振り向いた。]
(224) 2014/12/28(Sun) 19時半頃
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あっしは、故郷に居た頃は折り紙なんぞ 趣味にしちゃあいなかったんだよ。
[部屋の目立つ所に置いて飾っておいても不自然ではない華麗な和紙で折られた折り紙。 かつその紙の裏側は折られた状態では見る事が出来ない。
──隠し事を記しておくには ぴったりの代物じゃあないか。]
(225) 2014/12/28(Sun) 19時半頃
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半の目 丁助は、メモを貼った。
2014/12/28(Sun) 19時半頃
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血が滲んでいる。
[唇を強く噛むのに、眉寄せる。 そうさせているのはこの遣り取りのせいだろうか。 すぐに忘れてしまう記憶だとして、苦痛は、 この傷だらけの身体に澱のように溜まりはしないのだろうかと、 細めた眸を見つめる。 暗赤色が見えなくなったことを残念に思う]
…………言葉でのことではない。 が、分からぬのならよい。
憶えておらぬことを、責めるわけにもいかないからな。
[深く息を吐く。いつもの諦念が擡げる。 この永い時の中で馴れはてたこと。
――であるのに。締め付けられるよう、心臓が痛む]
(226) 2014/12/28(Sun) 19時半頃
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[表情だけでなく、不安気な眸に混乱が走る。 吐息。追い詰めているのだろうか。 己はこの者のことを、殆ど何も知らない]
ただの、悪戯だ。
[口にして、何故このような言い訳めいたことをと、 苦い思い]
謝ることは無い、が。 どうした?
[血滲む唇が覆われ見えなくなる]
――お前も、吸いたいのか?
[この者の夢の内容も”友人”のことも知らず、 首を傾ぐ]
(227) 2014/12/28(Sun) 19時半頃
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[覚えているのはただ、“忘れた”ということだけ。 それを苦痛と思わないのは、全身の傷に痛みを感じないのと同様の理由なのかもしれない。
忘れればいい、苦しいことも、悲しいことも。
そのうちに全てが曖昧になり、自我すらも薄れる連鎖となって。 その連鎖はどこから始まったのか。 きっと、赤の月夜。
血が滲む、という指摘に、知らず込めていた力を抜く。 舌先が傷付いた唇を舐めれば、微かに鉄錆の香りが鼻腔を抜けた。]
……すみません。
[責めるわけにも、ということは、本来ならば責められて然るべきなのだろう。 記憶が薄れると、それを言い訳にして幾つを見逃されてきたのか。]
(228) 2014/12/28(Sun) 20時半頃
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[掌は、口元にあてたまま。 吸いたいか、そこ問いかけに確かに首を横に振る。 浅く、息を吐き、その顔を見上げて。]
……血を、……口にする夢を見て、……それを、思い出して。 夢だけど、……夢じゃなくて、……
ここに、来る前のこと、……
[それが良い夢ではなかった事は、語らずとも分かってくれるだろう。 暫し、落ち着けるように呼吸を繰り返した後、そっと手を下ろした。]
(229) 2014/12/28(Sun) 20時半頃
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……多分、まだ、本調子じゃないんだと思います
[視線を上げて、苦笑してみせた。]
(230) 2014/12/28(Sun) 20時半頃
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ー自室ー
[部屋に入るなり棚に飾られた折り鶴のうち一つを手に取り解き始める。]
やっぱり……。
[其処には文字がずらりと記されていた。 祖国の文字ではなくクランで習った字で書かれているのは、何かあった時に他の入居者に読んでもらう為だろうか。
その鶴を解いた紙の裏側にはこう記されていた。
「主様にせがんで外へ出て祖国まで連れて行ってもらった。 あっしの育った村は跡形も無く其処はまるで異国のような有様であった。 主様に尋ねると外の世界ではもう其れは長い時が経ってしまったとの事だった。 喪心したあっしはこんな事忘れて仕舞いたいと言った。 そうしたら主様は何時もの紅い薬を差し出した。 薬を抜き始めてから外での思い出があれやこれやと蘇って故郷に帰りたくなった事からも察せられるように、薬によって記憶が失われている事は明らかだ。 あっしは兎も角、他の入居者の中にはこの薬の効果が嫌だという者も居るのではないだろうか。その者の為に此処に事実を記しておく事にする。」 ]
(-61) 2014/12/28(Sun) 21時頃
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あっしの思い出した事と同じだ。 あっしは此れを定期的に読んで居たんだねえ……。
[じぇれみに其の紙を見せて読ませる。 以前じぇれみに話した時には隠した事が沢山有ったので驚いた事だろう。 だが其れは軽く流してこう言った。]
他にも有るんじゃあないかい。 一緒に探しておくれ。
[その考えは過たず他にも「隠し事」を記した折り紙が見つかった。
折り紙二つ目。 「主様は時折外出をされる。それとなく用向きを尋ねてみると、血を吸いに行っているとのこと。薬で抑えているとはいえ、何故あっしらは血を吸う必要が無いのか。」
折り紙三つ目。 「館の窓にはハワードさんが夜になる前にカーテンを閉めて回る。 或る時、月が急に見たくなって廊下の窓のカーテンを開けた。 窓には”自分の姿しか"写って居らず月は見えなかった。 その時、”後ろから”声を掛けられたので振り向くと主様が居てカーテンを閉めるように言われた。」]
(-62) 2014/12/28(Sun) 21時頃
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二つ目の疑問は兎も角、三つ目の此れはなんだい……? 何であっしはこんな如何でもいい事を態々書いたんだ?
[首を傾げてじぇれみに意見を求めてみる。]
(-63) 2014/12/28(Sun) 21時頃
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[四つ目の「隠し事」がないかと思って部屋を更に探していると、屑篭の中に捨てられている折り紙が目に入った。 くしゃくしゃに成ってしまっているが、赤を基調とした和紙で折られた其れは紅い薔薇を模しているように見える。
ヒューに掃除をしてもらった時に壊されてしまった物だ。此れは滅多に手に入らないほど高価な紙で折ったのだった。 もしも此れの裏側に何か記してあるとしたら其処にはあっしにとって最も忘れたく無い事が書いてあるのではないか…? あっしは屑篭から其れを取り出して解いた。]
あっ、嘘!
[その内容を見るなりあっしは叫んで其の折り紙をくしゃくしゃに丸めて、屑篭に放り捨てて仕舞った。]
な、何にも書かれて無いごみだったよ!
[じぇれみにそう伝えるあっしの顔は赤い。 冗談じゃない、あの紙くずに書かれていた内容を読み上げたら主様向けに吐いた嘘が真実になってしまう。
だってこう書かれていたんだもの。 「絶対に忘れてはならない事:あっしは美しい金の長髪を靡かせる彼のことが愛しいって事。」 ]
(-64) 2014/12/28(Sun) 21時頃
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―談話室→図書館―
[嗚呼、ありがとう。 そう述べてまだピアノと戯れるという彼に礼だけ述べて談話室を後にした。
ピアノの音を聞いた時、クランにいる時間ではない一瞬が脳裏をよぎった。 薬を今日はまだ摂取していないのに吸血しても喉が潤うわけではなかった。口内に残るのは錆の味。マズいわけではなかったが、吸血鬼どうしだからか?なんて考える。]
あ
[水だけでも食堂で飲めばよかった。 そう後悔してもいつのまにか図書館についていて今更戻ることも憚られた。嗚呼、しかも本。まだ読んでないのに自室のままではないか。そうは思ってもやはり戻るのは面倒くさかったから空いている席に適当に腰を下ろして何を読もうか、本棚を見つめる。]
(231) 2014/12/28(Sun) 22時頃
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[吸血鬼は、もしもニコラスが朝から食堂で気絶したままなのであれば、食堂の隅にあるソファまで運んで寝かせてやる。]
(232) 2014/12/28(Sun) 22時頃
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宝飾交易 黍炉は、メモを貼った。
2014/12/28(Sun) 22時頃
宝飾交易 黍炉は、メモを貼った。
2014/12/28(Sun) 22時頃
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[心は読めない。 本当に何も思っていないのか、感情に蓋しているのか。 わかるのは、手を伸ばせば届く位置にいるのに、 只々遠く感じると謂うこと]
謝る必要は無い。 そうか、具合が悪いんだったな。 では、謝るのは俺の方だ。
[荒い呼気雑じりの、途切れ途切れの夢の話を聞いて。 すまなかったと謝罪する。 今は手のひらで見えない滲んだ唇。 この者も、過去に斯様なことがあったのではないかという、推測]
(233) 2014/12/28(Sun) 22時半頃
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用向きは、此処で曲を聞かせようと思っていたのだ。 昨日お前に話した夢の中の……、 このように立派なものではなかったが、
そうして……。
[そして、もう少し、少しでも深く。 この者を理解し、また理解されようと思ったのだ。 忘却するより消え去ってしまうより早く、 幾度も幾度も繰り返し上書きすれば、 積る想いも残るだろうと、数百年に及ぶ空漠の時間を経て尚、 甘い夢を見ていたのだ]
(234) 2014/12/28(Sun) 22時半頃
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何でもない。 時間を取らせてすまなかったな。
戻って、身体を休めるといい。
[僅かの逡巡の後、赤い髪に手を乗せる]
やはり撫でたくなる頭をしている。 [浮かぶ笑みは精彩さを欠いたものかもしれない。 だが、弱々しいものとならないように幾らの努力を要して。 それから、静かに退却を命じた*]
(235) 2014/12/28(Sun) 22時半頃
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─朝・食堂─
[>>156ニコラスの容姿への客観的な意見だったが、彼はそれでも嬉しげにしている。
「過去のわからない話」をされて沈んでいた表情が、ふわりとほころんだから、それは真実に見えた。もし、演技であるなら大したものだ。]
写真のお前が、今のお前になった過程を 俺も見ていたかもしれないのにな
今、過去を知れるなら あんたは知りたいと思う?
[まるで別人の様な過去なら、それは自分なのだろうか。思考が連続してこそ、自己の様な気もするが。]
もう一人お前がいるみたいだね
(236) 2014/12/28(Sun) 23時頃
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……僕?
[口調と一人称の、の違い。 騙したのはお前だと、なじる言葉。 伏せていた視線を彼に向けた時 一瞬、あの写真でだけ知れた 繕わぬ表情の彼が居た]
ニコラス…
[自分は会話している相手のことを名前で呼ぶ事はほとんど無い。だけど、ついて出た彼の名前。]
そうだとしたら、俺はお前に、 「俺」を殺せって命令したのかもな…
(*78) 2014/12/28(Sun) 23時頃
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[だけど変化は一瞬で。 つかめそうに思えた何かは霧散して。
目に入った写真を、 参休に言われ彼へと回し >>194その後ニコラスがそれを見た
>>195写真を見た彼の表情が強張り青ざめる。感慨はあるかと、安易な問いをした自分が間抜けにも思える様な、彼の変化。 ]
・・・!
[ふらりと彼の体が傾いで、そのまま崩れ落ちる彼の身体。写真を中心にして幸い手の届く距離。頭を打ち付ける前に支える事は出来た。 ]
くそ、華奢なくせに案外重いな…
[それはそうだろう、背丈だけはひょろりと高い。一人で運ぶのは骨がおれそうで、ハワードに手伝ってもらいニコラスの部屋へ]
…そんなに、忘れたい事? [部屋を出る際、一言だけ呟いて。彼の部屋を後に そのご再び食堂へと戻る>>178 *]
(237) 2014/12/28(Sun) 23時頃
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[謝る言葉に、首を横に。 体調管理に関しては、完全に此方の落ち度だ。 下りた掌の下、微かに口元は笑みを形作って。]
……どうせ、夢を見たことも忘れます。 覚えていられるうちに誰かに話せて、……良かったのかも、しれない。
[それは、半ば諦めるような口調。 けれど付け加えた言葉に偽りはない。 もう少し学があれば、夢の日記でも書き記せたのだろうか。 そも、夢を覚えた朝が、何度あっただろう。
この部屋へと読んだ理由に、彼が腰掛けるピアノへと視線を向ける。 黒く、艶やかな局面に、自分の顔が歪んで写る。 自らの輪郭に、そっと指を沿わせて。]
………、
[途切れた言葉の続きを乞うても、良いのだろうか。 その様相に、それは躊躇われ、口を噤む。]
(238) 2014/12/28(Sun) 23時頃
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――……あの、
[戻っていい、その言葉に椅子を立ちかけるも、触れた掌が離れる前に唇を開く。 僅かの間、言葉を探して。]
その、……曲を、……聞かせて貰えない、か、……ですか?
どうせ戻っても、……俺、その、洗濯とかしなきゃだから。 ……仕事サボる、口実を、……とか、
[言葉を選びながら口にするうちに、だんだんと視線は自らの手元へと降りていくだろう。 我ながら、何を言っているのだとは思うけれど、一度言葉にしてしまった以上取り消しはできない。 それが、上位の者に対する、下位の人間からの言葉であっても。 指先は、自らのシャツの裾を弄ぶ。]
……迷惑なら、いいです。……ごめんなさい。 けど、……俺みたいなのに、聞かせたいって言ってくれたのに、……申し訳なくて。
[音楽に対する知識はからきしだ。 けれど、そんな風に自分を気にかけてくれたのならばと、微かに口元ははにかむように微かな弧を描く。]
(239) 2014/12/28(Sun) 23時頃
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/* あれ、つうじて いない? はっ:この子天然…
(-65) 2014/12/28(Sun) 23時半頃
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[大体の者が昼食を終えたのを見れば、吸血鬼はふらりふらりと館内を彷徨う事に。 どうやらケイイチが薬を摂ったかどうかまだ確認出来てないのが気掛かりのようだ。]
(240) 2014/12/28(Sun) 23時半頃
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半の目 丁助は、メモを貼った。
2014/12/29(Mon) 00時頃
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─昼・食堂─
こう成った? あなたにも変化が有ったと言うことか
それもそうだね
[> >*74ライジの格好を見て、薄く笑う。さすがにそこまで、今の自分は吹っ切れそうにはない。というよりも彼だからこそ許されるのだろう。
他のものが彼の様になってしまったら、さすがにシュロもここを滅ぼしたいと考えるのではないか。勝手な考えに笑えてくる。]
変われたから、 死にたいとは、望まないのかもね
あんたも昔のことは忘れた口?
(241) 2014/12/29(Mon) 00時頃
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