214 サンタ養成学校卒業試験
情報
プロローグ
1日目
2日目
エピローグ
終了
/ 最新
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
[メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
視点:
人
狼
墓
少
霊
全
|
── 研究室へ向かう途中 ──
[光源灯はゆらゆらと揺れる。 試験直前の夜というだけあり、何時もと比べ物に成らない程。 あちらこちらで灯りが揺らめく様を見て、男は目を細める。
馴鹿に髪を食まれながらの練習へ繰り出す旧友の、前照灯は虫か夜行鳥か、それとも発行植物か。>>121 何れにせよ、夜道を照らす雪車に寄る灯りは、設計工学部の手に掛かると忽ち力強いパートナーと変化することだろう。
天体観測ならぬ風を読み、空気を感じ、雨雪を予想する遭難しかけた級友もまた、試験に備えているだろうか。>>83 案外誰かとこの時間特有の会話を交わしているのであれば、どちらも冷えを覚えないことを願うのみである。>>72]
あ、そういえば────…
(284) 2015/01/25(Sun) 03時半頃
|
|
[歩きながらふと記憶に掠めた案件を捕まえて、一つため息を吐く。 動物学部に所属する級友に、ひとつ連絡をすることを忘れていたのだ。]
時々雪の重みではげ落ちた「ぬけおち」があるんだった…。 あれは固くて簡単に食べられるものではないが、万が一馴鹿が口にしても食べさせないようにと……。
[伝えておくべきだろうと、手に持つノートを一枚破く。 馴鹿の誤食を防ぐためにも覚えておいた方がいい知識だ。 もしかすると試験に出るかも知れない。
文字に記して作るは紙飛行機。 不思議な力をちょっとだけ拝借して飛ばせば、きっと。 宛先不明の信書は、いづれ彼女の許へ届くだろう。>>141]
(285) 2015/01/25(Sun) 03時半頃
|
|
── 研究室 ──
[室内へと足を踏み入れると、働き者のエルフ達が糖蜜を舐めながら、それぞれ研究対象への管理を行っている。 サンタクロースに寄せられる願いは様々だ。 例えば頭の垂れないクリスマスローズや、元気な羊を望まれる声もある。
勿論豊穣のシンボルともなる豚も例外ではなく、病に罹り難い個種を望む話も浮かべば、栄養価の高い餌への想いも寄せられる。 家畜の元気な姿を願う延長上には馴鹿の存在があり、男は植物だけでなく彼らの個体管理の一端を担う存在でもあった。]
んむ。明日のテストには充分だな。
[試験合格後、卒業してもこの研究室に残ることは決まっている。 男にとっては試験は学生から責任感ある立場へ歩みを遂げるプロセスの一種でしかないが、ここを旅立ち世界へと巡る、または寄せられた感謝の声に代筆して回る部署に配属を希望する者にとっては、この場所も遠い懐かしい場所となってしまうだろう。]
(286) 2015/01/25(Sun) 03時半頃
|
|
為らばその前に、俺からのプレゼントを贈っておこうか。
[机に置いておいた荷物へと手を伸ばす。 それほど大きくもなく、かと言って小さなものではないそれを。 携えて向かうのは厩舎。]
(287) 2015/01/25(Sun) 03時半頃
|
|
── 厩舎 ──
ちょっと邪魔をする。
[雪車練習をするものは居ただろうか。 男は慣れた様子で歩みを進め。 一頭一頭に顔を摺り寄せ、情を交わす。
調教や実際の個体管理は動物学部の管轄だが、体調管理による餌の配合などは生物学部の管轄として行き来する厩舎。 それなりに馴鹿とも馴染みは深い。]
(288) 2015/01/25(Sun) 03時半頃
|
|
明日の試験、機嫌を損ねずに手助け頼むな。 みんな頑張って来たんだ。
[鼻面を、軽く叩いては手にしていた「おやつ」を、口許へと運ぶ。 勿論怪しいものなど混入している訳でもなく。 馴鹿も人と同じで十頭十色である。 本番に強い子もいるならば、緊張が伝わってしまう繊細な子もいる。
だからどんな子も、落ち着いて試験を受けられるように。 「おやつ」はいつもより少し豪華で安全なものを、少しずつ分け与えていた*]
(289) 2015/01/25(Sun) 03時半頃
|
|
── 何時かの想い出 ──
[あの時のことはよく覚えている。
設計工学部へと持ち込んだ壊れた雪車を見て、級友の一人は不思議そうな声を上げたが。 修理も返却も快く引き受けてくれた。>>168
口数が少ないのはお互い様。 何処か気怠そうな雰囲気でも手先が器用なのは、何度か通う内に見知っていた。 勿論面倒臭そうな態度を取りながらも、優しさを持ち合わせていることも。]
そうだろう…、な。 苦労は人知れず場所でひっそりと花開く、のか……。 すまない、修理ついでに摩耗部も交換して貰えると助かる。 雪車の返却も、な。
(290) 2015/01/25(Sun) 03時半頃
|
|
[破損箇所を確認する目が、他の補修に気付いたのならば。 追加を希望し、新しい塗料はすぐに用意することを約束する。
雪に埋もれた級友は、失敗を悔やむだろうか。 しかし失敗があったからこそ知る真実は、波紋のように心に染み渡る。「みんな揃って卒業を」。 男の胸に、新たな目標が芽生えた瞬間で有った**]
── 何時かの想い出 了 ──
(291) 2015/01/25(Sun) 03時半頃
|
美術家 ギネスは、メモを貼った。
2015/01/25(Sun) 04時頃
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
[メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
情報
プロローグ
1日目
2日目
エピローグ
終了
/ 最新
視点:
人
狼
墓
少
霊
全
トップページに戻る