310 【R18】拗らせ病にチョコレヱト【片恋RP】
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[ 僕は、「君の好きな人」にはなれない。 ]
(205) 2021/02/17(Wed) 21時頃
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[ まあ当人の言う通り、会話にも支障がなく普段と変わらない。 分かりやすく違うのは少し声が籠もっているところだが、それは白いマスクが口を覆っている為だ。
心配などとはお節介だったかもしれない。自分らしくも無かったかもしれない。 声が返らなかった為に、そんな風に考えていた時だったか。 圷がそれくらいで不快さを示すとも思えないが、様子を見るように先程表示されたばかりで長い残り時間から彼へ視線を向ける。
古く隣人より騒がしい洗濯機の目前に立つ男は、その瞬間音を忘れた。 ]
(206) 2021/02/17(Wed) 21時頃
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[ 二年間知らなかった姿の隣人が其処にいた。>>157
口元を隠し分かりづらくなる筈の表情が、いつもと違う圷文彦を確かに伝える。 何も言えないまま、瞼が忙しなく閉じて、開いて。 悪癖ではなく己の意図の範囲外で彼を見続けてしまった。
静寂のままに温度が届く。掴めないままに何かを垣間見る。 その時最愛の氷海は、脳裏から溶けて消えていた。
そんなこちらを他所に、相手には平熱が戻っていた。>>158 掛けられた声に、従順に親の言うことを聞く子供のように黙って一度頷く。
何も、言わなかった。 自分が望まないことを人にしてはいけない。 そんな常識ではなく、いつものように勝手な解釈をし関心を外したわけでもなく。 ただただ頭から答えを引き出せなかったからだ。 大田竜海は狭い視野で築いたマニュアルにより他者と触れ合う。 ]
(207) 2021/02/17(Wed) 21時頃
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[だから、続く言葉が男にとっては至極、意外で。>>170>>171 苦々しい顔から、どこか呆けたような表情へ。春日井と手元のリップ、その先で無邪気にそわつく愛犬を見下ろした。]
そうか。いや、あの程度で借りを作ったとは 思っちゃいないんだが……。
両立か。……春日井くんは器用だな。
[言外に、自分には無理だ、という諦観と卑下を隠し。ボスと戯れ、写真を撮る様子をじっと見つめた。 なんでマンホール?とは思ったが、それよりもっと訊ねたいことがあった。 けれど、どれもこれもが喉につかえて。
結局、彼の背中を見送ることになる。]*
(208) 2021/02/17(Wed) 21時頃
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……ええと、そうですね
[ その声は思考の為ではなく、与えられた新しい話題>>158に自己を意識的に冷却する為。 この時期にそういった話は望まなくともよく聞くものだ。 製菓業界の陰謀だなんだのと言う声があっても、根付いた文化が明日に迫る。
浮かんだのは団員との会話。 公演の反省会を兼ねた次回に向けての話し合いが、先日行われたばかりだった。 ]
(209) 2021/02/17(Wed) 21時頃
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確か商店街にある洋菓子の店が この時期チョコレートの種類が色々増えるから、 いつもそこに行くとうちの劇団の女性が
貝殻の形だとか、海みたいな青いものや塩チョコと 珍しいものも売られるらしいとか。 それで、決まって自分用にも買ってしまうと。
元々他の菓子もそうした変わった品がある店らしいです
[ 勿論、わざわざ話題にするくらいだから普通の品も豊富なのだろう。 記憶を辿り、店名と大体の場所も伝えておく。
それから何故か、竜海は再び固まった。 ]
(210) 2021/02/17(Wed) 21時頃
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[ 若い女性、菓子、この時期──
そういえば近頃は男だ女だは時代遅れとか、海外では渡す側は男だとか、団員が冗談交じりに語って男達にチョコレートを求めていた。 ]
良いものが見つかるといいですね
[ なるほど、先程の表情もそういうことなのか。 意外と恋をすると表に出てしまうタイプだったのかもしれない。 ここ最近に出会いがあったのなら、今まで見たことがなくてもおかしくない。
真顔の下で思考が渦巻き、結論を洗い出した。 病人に、引きこもり気味の作家に恋をする機会が果たしてあるのかと思い至る男では無かった。
早乙女とは齢と年齢が違う圷にはそれを口に出さずただ無難に返したのは、良かったのか悪いのか。* ]
(211) 2021/02/17(Wed) 21時頃
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[ よく考えなくとも、バレンタイン前日だ。 好きな人に振り向いてもらうため。 明日の本番に向けて、恋に勤しむ日。 そんな大切な時期に、僕を探してごらん、なんて 余計な予定を入れさせた事。 今更ながら、少し後ろめたさを感じて。 ]
諦めても、いいからね。
[ ヒロインの時間は、脇役ではなく 主人公の為に割かれるもの。>>195 白い吐息と共に溢れた声は、 スマホを失った今、君に届かず宵闇に溶けて行く。 ]
(212) 2021/02/17(Wed) 21時頃
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地下軌道 エフは、メモを貼った。
2021/02/17(Wed) 21時頃
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[ そういえば、バレンタインに配信される企画。 なら収録も終わった頃だろう。
お断りのメールへの返信で知った。 選ばれたのは、活躍の場こそ異なれど、 皆、知名度も実力も伴った女性配信者。
更に僕の気に入った作品が題材だと知って、 演じてみたい気持ちが再び込み上げたけど。
─── これでいい。 ]
(213) 2021/02/17(Wed) 21時頃
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[ みぃめろでぃ王国は、男も女も関係ないけど。 この国のバレンタインは
女性が男性に愛を謳う日なのだから。
そこに、紛い物は必要ないのだと。 動かないスマホに視線を落とす。 そして、宵闇の下で一人思う。 ]
(214) 2021/02/17(Wed) 21時頃
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[ 電子の世界が崩れたら。 僕は、みぃめろ姫にもエニシにもなれない。 単なる春日井縁だ。
いつも笑顔を浮かべて。 誰とでもそつのない距離感で 一定の間隔を保っている。
裏を返せば、誰の、何にもなれない男。 ]
(215) 2021/02/17(Wed) 21時頃
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さ、そろそろ帰ろうかな。
[ それでも、今帰れるのはあそこだけだから。 肩越しに振り向いて、灯りの灯る賀東荘に 視線を向けたなら。
纏わり付く海水を払うように、 濡れた足を持ち上げ、深く踏み込んだ。 ]*
(216) 2021/02/17(Wed) 21時頃
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── バレンタイン前日・日没 浜辺にて
[歯車が狂ったのは、先日『NARUMI』を訪れた後。 三上が寄越したおかわりの珈琲。ラテアートのハート型があまりにも見事だったから。 春日井を真似て、戯れに写真を送ってみたのだ。 あの人に。こんなものを飲んだ、と。 いつも通り、日常の報告めいて。
まさか。 まさか。 あの人も『NARUMI』を知っているだなんて。 互いの生活圏がこんなにも重なっているなんて思いもしなかった。 これまでできるだけ、現在地を知られそうな情報は明かさずにいたのは何のためか、こんな偶然を懼れてのことであったのに。]
(217) 2021/02/17(Wed) 21時頃
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/* 要素として出したもののここまで広げる想定をしていなかった部分なので、新鮮な驚きと楽しさをいただけた気がします。 敷波さんも春日井くんもありがとうー。ふわっふわな〆ですが、そこは今後の課題として持ち帰ります。今はただ感謝かんしゃ。
(-62) 2021/02/17(Wed) 21時頃
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/* 仕事の波に消えた書き残すことも帰ってきました。 旅館がシェアハウスに変わった時期についてだった。
柚木さんが昔旅館を見ていたから早くても20〜25年前くらい。 皆さんが入居したのは数年単位が多くて、たぶん圷が一番早いのかなあと思っています。 だったので、一応全体に齟齬がでない範囲でふんわり時期を想定して書いていました。多少ずれても引っ越し時期変えればいいだけなので問題なし。思い出せてよかったー。
(-63) 2021/02/17(Wed) 21時頃
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[手が届く距離にあると知ってから、途端に会話の空気も縮まった。それは、あの人が男へ──架空の女へ抱く好意の証でもあって、歓びと絶望が同時に男を襲う。 『よかったら会わないか』
……嗚呼。それだけは。言ってほしくなかった。 ついさきほど届いたメールを読み返し項垂れる。普段ならとっくに帰路に着く時間。いっこうに動かぬ主を、相棒がつぶらな瞳で見上げても。
何と返せばいいのか、途方に暮れ乍ら。 沈みゆく空と海を、茫洋と眺める。]*
(218) 2021/02/17(Wed) 21時半頃
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/* こっちの方が音忘れそうなんだよな……たのしい。
(-64) 2021/02/17(Wed) 21時半頃
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/* 竜海は目が見えないという意味じゃない盲人 そのせいでよく分からんRPを振ってしまっているような気もする
そんなことを考えていたらああ五郎さん
(-65) 2021/02/17(Wed) 21時半頃
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ええ。 僕が一方的に貸したと思って 気分良くなっているだけです。
[ だからお返しを取り立てたりしませんよ。 ご安心くださいと笑みを浮かべて。 続く言葉に、ふっと息を吐いた。>>208 ]
器用、じゃないですよ。 だって僕は別に両立できてませんから。
(219) 2021/02/17(Wed) 21時半頃
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鶏皮は、苦手なんです。
[ 謎かけのような言葉。 そこに自嘲に似た笑みを添えて。 言葉を飲み込んだような柚木さんに くるりと背を向けた。 ]*
(220) 2021/02/17(Wed) 21時半頃
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/* 縁→イリス(ネット上の愛理)
愛理→五郎→出会い系アプリの男性(非住民)
文彦→竜海→絵画(無機物)
ヨハン→玲→?
蒼介→客の子持ち女性(非住民)
花奈→外の男性(非住民)
ニトカ→?
悦子→?
(-66) 2021/02/17(Wed) 21時半頃
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タツミは、エフに話の続きを促した。
2021/02/17(Wed) 21時半頃
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/* 多方面に手を合わせてる
レイさんはみぃの配信を丁寧に拾ってくれるのほんと神…… 美少女完璧ドジっ子配信者になった暁には、 僕に投げ銭させてね…… イリスも探してくれるのありがとう 見つけて貰っても、貰わなくても僕は美味しい 圷さんと一緒にお仕事したかったな、、、 そして柚木さんは、恋敵(気付いていない)というふんわり縁故なのに中の人と縁が何故かちょっかい出しに行く〜
他の人のクオリティもすげえや!って読み応えに慄いてるけど、絡みそびれたね!(もうすぐエピ) どこも気になってます。
(-67) 2021/02/17(Wed) 21時半頃
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/* どこにどうやって敷波さん宛をぶち込もうか…… 遭遇がカレー美味しかったですだけなのが難しい
(-68) 2021/02/17(Wed) 21時半頃
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/* さてどうしようかなあ 個人的にレイさんのどきどきお菓子作りタイムにだいぶ混ざりたいんですけど多分そこまで手が回らない気はしている…w
(-69) 2021/02/17(Wed) 22時頃
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[なんて?と聞き返され>>191れば(勝手に感じている)その圧にびくりとして、もっと大きく話さなければと息を吸う。成果が表れたかといえば微妙なところだが、]
そっ……そ、そこま、では……
[怪我をしているわけでもないので、と。相手の負担も考え遠慮の意思を示した。 次々と変わる話題>>192には、大した反応は返せていないものの話はちゃんと聞いており、喫茶店の問いには首を横に振り、カレーの問いには首を縦に振る。 伝わっているかどうかは彼女が後ろを向かなければ分からなかっただろうが]
……ぼ、ぼ僕、は、しっ…仕事の、帰りで…… で、デート……!?
[まさかそんな、と大きく首を横に振る。 というか、彼女の方こそどうだったのだろう。それこそ明日に向けてのチョコレートを選んだりしていたのだろうか。という疑問は、心の中に浮かぶばかりでもちろん言葉にはなっていない]*
(221) 2021/02/17(Wed) 22時頃
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― バレンタイン前日・ランドリールーム ―
[>>201稀の迎えには礼儀正しい挨拶が、 常の逃避には気に留めぬ日常が返ってくる。]
そこまで足腰弱っちゃいないよ。 ……少し体力つけないと。とは、思ったけど。
[感情の起伏の少ない彼>>202の言葉を、冗談と言わんばかりに鼻で笑う。 栄養の偏った食事に乱れた睡眠時間、運動不足と不健康が徒党を組んでやってきたような生活環境には、些か見直しが必要かとは考えないではなかったが。
それができるならこんなことにはなっていないのだが。 呼吸にマスクを膨らませる男からは真新しい煙の匂いがする。大元はどこにもない。 来客を知らぬ朧のせいで、その姿は誰にも晒したことがなかった。]
(222) 2021/02/17(Wed) 22時半頃
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[差し入れ>>204を受け取りに引き戸を開けた時も、男の手には何もなかった。しかし、部屋の奥、パソコンの傍らには、灰皿に積まれた白い山が見えたかもしれない。
彼の視線を追えたなら軽薄そうな笑みを浮かべ、]
ざんねん、企業秘密。
[と、肩を竦めて見せた。]
(223) 2021/02/17(Wed) 22時半頃
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[あの時、彼から外される視線というのも新鮮だったが、今日のは特別に格別だ。 古い洗濯機の前に立つ彼>>206は、処理にエラーでも起こしたように固まっている。
本来であれば、これは望まぬ事態だ。 彼の瞳はあろうことか己に向けられ、 何度瞬きを繰り返しても逸らされる気配はない。 あの絵画と見つめ合っている時とも違う、 己に向けられた顔。自分だけの彼。きっと誰も知らない。
――身体の芯を駆け上がるものがあった。 マスクから返ってくる息が熱い。遮るものさえなければ、白い靄を吐き出してしまっていたかもしれない。
結局、今回もこちらが先に視線を外した。
だから、彼の格別が混乱のままでいる内に新しい道を塗り重ねる。 操り人形のように頷く様子に、喉の奥をくつくつと鳴らした。まだ残っていたざらつきを誤魔化すように、軽い咳払いを添えて。]
(224) 2021/02/17(Wed) 22時半頃
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[ちょうど手元にあった疑問を投げてみたところ、彼>>209には思い当たる店があったようだ。 いくら出不精とはいえ10年近く過ごした土地だ。具体的な情報>>210を聞いて記憶からだいたいの見当をつけていたのだが、大田>>211は再び固まっていた。 しかし今回の硬直はあまり長くは続かず、当たり障りのない返事のみが戻ってきた。
思案に、瞳が流れ星のように斜めに落ちる。 積み上がる己の洗濯物をとっかかりに、直近の言葉を掘り返してみる。]
……そーね。
[分かったような、分からないような。 ただ、胸の内に大きな飛沫が跳ねた。例えるなら、あの時>>1:163みたいに。]
何というか、分からんでもないな。
[主語のない呟きひとつ。綺麗にした籠に詰め込まれた洗濯物を抱える。山が両者の間に立ち塞がり、表情はマスク以上に見えなくなった。]
(225) 2021/02/17(Wed) 22時半頃
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今晩もバイトあるの。
[唐突で端的な問いに彼はどう答えただろう。YESならば、明日へと続く。その次はない。 ふうん、そう。興味がないのか感情がないのか、淡々とした相槌だけを返す。]
それじゃ、お先。
[いつも以上に簡素な別れと共に歩きだした]*
(226) 2021/02/17(Wed) 22時半頃
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