173 【突発RP村】夢の通い路
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〜昔語り〜
彼は幼い頃から口で気持ちを伝えることが苦手で友達が出来なかった そんな彼に初めての友達ができた。 彼と違って明るく、元気で常に周りに人がいる。そんな人だった。
友は彼に「ずっと友達でいよう。」そういった。その友に誘われ軍に入った。誰かを傷つけることは嫌いだったが、何かを守るために。
彼は昔から運動神経だけは良かった。いや、元から戦闘のセンスがあったのだろう…彼はどんどん成長していった。幾つもの戦果をたて、上の人から頼りにされ。なんとか軍でもやっていける。そう思っていた。
−−−−−−−−−−−− その友達は頭のいい子だった。どうやったら皆に好いてもらえるか、常にそれを考え行動する。 周りに頼られ、凄いと言われる…その優越感が好きだった。ケヴィンに声をかけたのも、何時も1人でいる彼と仲良くなることで自分は優しい人だと皆にアピールするためだ。
共に軍に入ろうと言ったのは彼なら死んでも自分を守ってくれる、その確信があったから。 一つ誤算があったとするなら、彼には才能がありすぎた。これでは自分が彼のお荷物になってしまう。
(+3) 2014/04/21(Mon) 08時半頃
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それだけは嫌だった。 ある日国境付近で敵国の兵に声をかけられた…。情報を流してくれるなら、「君をうちの軍に入れてあげよう。もちろん優遇する。それに自分たちにとってケヴィンは邪魔な存在だ。君ならきっと上手く殺れるだろう?」
あぁ…これはいい機会だ。彼は小さくほくそ笑んだ。
−−−−−−−−−−−− 最近友の様子が可笑しい。 ケヴィンはそう思い、ある晩彼をつけてみた。その時見たものは友の自国への裏切り行為。彼はすぐにこんなことは止めろと、友を止めた。 友は分かったと一言だけ呟いた。 だがそれからすぐにケヴィンは内通者として呼び出される。 誰かからの密告があったらしい。密告者として、皆に感謝されていたのは…自分のたった一人の、敵国と繋がっている友であった。
ケヴィンはすぐに分かった。これが友の策略なのだと。そして必死に弁解を試みる、しかし聞き入れてくれるものはいなかった。 彼は裏切りものとして始末される事となる。その処刑を執行しようと名乗りを上げたのは彼だった…
(+4) 2014/04/21(Mon) 08時半頃
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−−−−−−−−−−−− 処刑日の数日前に友はケヴィンを小高い丘へと連れ出した
あぁ…これでやっと、邪魔なあいつを殺すことが出来るんだ。そうすれば後は敵国に移り地位をもらい、この国を潰す。そうすれば自分は最強になれる。この真っ直ぐに自分を信じ続ける男が邪魔だった。最初は壁として役に立ったがだんだん自分を追い越して行く。憎くて妬ましくてしかたなかった。 でも…これで彼を合理的に殺せる。
−−−−−−−−−−−− 友の本音を聞いた… 自分が今まで見てきた彼は、かけてもらった言葉は…全て偽物だったのだ。でも、ここで死ぬわけにはいかない。きっと彼はこの国を潰しに来るだろう。周りに何を言っても聞いてもらえない、ならば選ぶ道はただ一つ。彼を止めなければ(殺らなければ)
−−−−−−−−−−−− 目の前に広がるのは変わり果てた友だったものの姿と赤、紅、アカ。 不思議と心は穏やかだった。何も感じない、涙も出るはずがない。 その姿を確認しな後、身体が勝手に逃げ出していた。
それから程なくして友人の死体が発見され、ケヴィンを捕らえよとの命令が出されたらしい。
(+5) 2014/04/21(Mon) 08時半頃
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毎日、毎日。追ってから逃げる。 周りから罵りの声が聞こえる。感情のない殺人兵器、バケモノ。
そのうち「こんな目に会うくらいなら…もう死んでもいいだろうか。」そう考えるようになった。
それから数日、流石に疲れきった彼は森の外れのボロ小屋に身を潜める。 うつらうつら…意識はだんだんと落ちて行った。
(+6) 2014/04/21(Mon) 08時半頃
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ー森のボロ小屋ー
[ここは街から少し離れたところに在る小屋。 普段は静かなこの森だが、今はなんだか少し騒がしい。 武装した人間の足音…鳥やウサギはみんな怖がって逃げてしまった。]
…ん。 ……あぁ、帰ってきた、のか。 [正直あの女主人に声をかけたられた後のことはあまり覚えていない。だがいま現実(ココ)にいるということは、自分はちゃんと見つけたことを報告できたのだろう。]
あいつらは…大分近づいていてるな。 ギリギリのタイミングか…。 [あの世界にいる間、こちらの世界がどうなっているかはわからないが、もし普通に時が流れていたら自分は捕まっていただろう。 早く出ないと、そう思いドアを開けて目に入るのはかつてのナカマ。]
…少し、遅かった…だな。 面倒だな。 [さて、逃走劇の再開だ。 前方にいる敵に斬りかかり、そのまま街へと一直線に走る。 後方から銃弾が聞こえたかが、やはり街の中で発砲するわけにもいかず音はだんだん小さくなる。]
(+8) 2014/04/21(Mon) 17時半頃
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このまま逃げ切れるか。問題は敵をまけたとしても、その後どうするか、なのだがそこまではあまり考えて無いようだ。 周りの人にぶつからない様にそのまま走り続ける。傷まみれで走る自分はきっと周りから見たら変な人だろう…。]
…あそこに入るか。 [そう思い足を運んだのは ひまわり という名の喫茶店。 手荷物は腰に下げた剣と足のホルダーに入れてある銃。それと短剣。 こんな物騒な人が入ってきたら通報ものだろうが…。]
しまった。パトカーの後部座席、乗ることになりそうだ… [そんなジョークを呟きながら店に駆け込む…]
(+9) 2014/04/21(Mon) 17時半頃
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突然悪い…怪しいものじゃない。 普通に休みたいだけだ。 [現在の自分の状態を思い出し、普通に怪しいよな。と内心突っ込む]
ここは喫煙はいけるか?
[そう言って煙草とZippoライター>>4:20を取り出し、店のマスターをさがす。]
(+10) 2014/04/21(Mon) 18時頃
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もしかして、マーゴ…か? [自分の名前を呼ぶ声>>+12が聞こえそちらを向くと、そこにはあの世界で初めて自分に声をかけてくれた少女がいた。]
案外近くにいたんだな… [彼女に近づきメロンソーダの横に置いてある石に目を止める。 とても大事そうに扱っている石…]
それが、あんたの探し物か…見つかってよかったな。 [そう言って頭に手をおこうとした…が、自分の今の姿を思い出す。 格好もだが手も色々と…かなり、汚れていたはずだ。
少し苦笑いしながら…]
何か注文する前に…手を洗わないとな。 [そう言って肩をすくめる。]
(+13) 2014/04/21(Mon) 19時頃
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蛍石…綺麗だな。 俺みたいに身軽…なやつか。 また何処かで出会えたらいいな。
[>>+15彼女にそう伝えて手を洗い先に着く。 そして灰皿を受け取り>>*1 注文を決めようとマスターの顔を見る。]
あぁ…あんただったのか。 そうだな…鯛茶漬けを一つもらえるか?
(+18) 2014/04/21(Mon) 22時半頃
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ん、あぁ…悪い。 でも何か食べたくなって、な。
[謝りながらも手際よく用意してくれている彼女を見つつ、材料があることに少し謎の感動を覚える。 ホカホカの茶漬けが置かれる。スプーンでひとくち…]
うん、あつうま。
[ふと視線を感じ>>+17こちらも視線を向けてみる]
(+20) 2014/04/21(Mon) 23時頃
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