139 【飛歓】暇を持て余した神々の【RP村】
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懐刀 朧は、メモを貼った。
2013/08/15(Thu) 00時半頃
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[肩に触れた華月の蝶が白い花に変わる。 慎ましやかな白い釣鐘を見て、 それが甘野老であることに気がつき、 微かな自嘲と、確かな感謝の吐息を漏らして]
気を遣わせた、か。 ……相変わらず華月は鋭いな。
[軽口と共に去っていった男の背中に小さく呟き 最後の言葉には、微かに首を振っておいた]
(5) 2013/08/15(Thu) 01時頃
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[やがて気が緩んだのか、嗚咽を零す雪を見て、 なるたけ優しげな口調で、諭すように告げる]
何に心囚われているのかは解らんが、一度涙を拭くか? 心安らかに、落ち着くかもしれんぞ。
[袂から懐紙を取り出すと、そっと差し出しつつ。 彼女が上手く喋れないとしても、無理に急かすことはせず そのまま落ち着くまで、暫く待つつもりだった]
(6) 2013/08/15(Thu) 01時頃
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[涙を拭う雪を見て、唇に微笑を刻む。 水鳥の神である彼女には、属性的に親近感を持ち また、反物を織る技巧にも一目置いていた。 先達の水神として、出来れば彼女に力を貸してやりたい]
うむ、これは……? 俺には、魚鱗のように見えるが……しかし。
[左手を離した彼女の頬には、虹色の鱗のようなものが見え するすると外される左手の白い布にもそれはあった。 ありえないと思うその驚きに、息を呑みそうになったが]
いや、そうとはいえ、よく見せてくれたな。 女の顔なのだ、人に見せる勇気も必要だったろうに。
[突如として変化したのか、祟り神の障りか 思い悩んでいたであろう雪に、痛ましげな視線をやり]
それは、この祟り神騒動より、始まったのか。
(17) 2013/08/15(Thu) 01時半頃
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懐刀 朧は、メモを貼った。
2013/08/15(Thu) 02時半頃
懐刀 朧は、メモを貼った。
2013/08/15(Thu) 13時半頃
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……気味が悪いなどと自ら申すものではない。 案ずるな、そのようなことは誰も思わんだろう。 むしろ、祟り神の影響を受けた雪を、皆で労わるはずだ。 ふむ……。そうだとすれば。
[甚六との遣り取りは知らずとも、そう思う。 >>21雪の話を聞き、暫し記憶を探り 古き我が身の脳漿に、どこか思い当たるふしは無いか。 祟り神が出て、水鳥に鱗が生える、このような事態は。 下唇を噛む彼女を見ると、やがてあることを思いついた]
住古の昔、 朝霧が煙るようにかかり、銀泥のような夜露の滴を 薄っすらと化粧刷毛で刷いたかのような美しい湖があった。
[篠笛でもあれば、上手く聴かせてやるのだが、と苦笑して]
(62) 2013/08/15(Thu) 15時半頃
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其処には多くの水鳥が棲んでいたが、ある時、祟り神が現れた。 その時の祟り神は何を思ったのか、 湖壁を蹴り裂いて水を流し、その湖を干上がらせようとしたのだ。
今考えれば、干拓する事によってその地に田も作れる。 実りを増やそうとしたのかもしれんし、 大雨などによる水害の規模を抑えようとしたのかもしれん。
[戯言と思って、聞き流すよう促しながら]
ただ、困り果てたのは、 その時湖底に棲んでいた一匹の幼龍よ。
一方、水鳥といえば、水が無くなろうが羽根がある。 飛んで新たな棲みかを探せばよいのだ。 面倒はあろうが、差し迫った問題とは申せまい。
(63) 2013/08/15(Thu) 15時半頃
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だがな、水鳥達は去らなかった。
暗い水の底に潜み、何処にも行けず 陽の下で水飛沫を上げる鳥達をただ見上げていた、 力無き幼い龍を憐れんでくれたのかもしれん。
湖水は徐々に干上がる、そうすると 徐々にその水鳥達に鱗が生えてきたのだ。
祟り神が、水鳥に業を煮やしたのかもしれん、 早く去らないと呼吸が出来なくなるぞと つまり、一種の恫喝だな。 それともあれは、もしかすると水鳥の意思だったのか。
しかし、そんなことを許せば、 やがては水の中でしか生きられなくなる。
[龍は慌てたのだろうな、と薄く唇を持ち上げる]
(64) 2013/08/15(Thu) 15時半頃
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[なんと言ったか、そう]
湖の全ては望まず、また今それを望む力は無い。 ただ、我が身の遷座を以って、 ここより、僅かばかりの安住の地を求め、 我を憐れんでくれたものへ、その美しき羽根を還さん。
[唇を結ぶと、つまらん話をしたな、と微笑して]
昔話にもこうあるのだ。 その鱗が何であれ、気に病むな。 このたびの祟り神騒動が終われば、きっと元通りになろう。 それに雪には、助けてくれる神が沢山おるではないか。
[その中には、特別な相手もおるだろう、と 相手をからかうような調子で付け加えて]
元気を出せよ。魚になどさせぬ。
[袂に手を入れて、大丈夫だと言わんばかりに頷いた]
(65) 2013/08/15(Thu) 15時半頃
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[華月が来るころには、話も終わっていた。 恐らく祟り神の話だとは見当がついていたが、果たして]
昔も同じようなことがあったな。 全てとは言い難いが、ある程度は記憶に残っている。 明が力を振るえることを知り、真っ先に除いた よって祟り神は事前に明のことを承知していたものだと、 華月は、そのように言いたいのだな。
[瞑目し、じっと華月の話を聞いていたが、やがて]
無論、俺は知っていた。 というより、明が特別な水を求めたので気がついた。
[その後にウトがやってきて酒宴が始まった事 明がウトには知られたくなさそうだった事などを話し 実は、と自らの不調の顛末と明の水晶の事も話した]
水の不調から、たまこだと一時思ったのだが……。 よく考えれば、どうも違う気もする。
(66) 2013/08/15(Thu) 16時半頃
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懐刀 朧は、メモを貼った。
2013/08/15(Thu) 16時半頃
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その時もウトがいたのか。
[>>68華月の言葉に、少し考えてみる。 確かに、ウトが明の力を知る機会があったのかもしれず]
ただ、あまり根拠の無い俺の憶測ですまないが。 屋敷に行き、明の力を知ったときウトは心底驚いていた。 あの火の女がそのような演技をしたとは、俺には思えぬ。
[自分に見せた、明を失ったときのウトの振る舞い。 一つずつ思い出しても、それが嘘だったとは思いたくない。 志乃が祟り神に関与しているという書置きの件には眉を上げて。 それを書いた人物の名を明かさなかった華月に、ただ頷いた]
ふむ、志乃がな………。それと、置壱か?
[出先を無闇矢鱈に問い詰めても、恐らく華月は言うまい。 あえてそれを伏せたということは、言う気が無いのだろう。 心に浮かぶ想像先はあれど、問い詰めることはしなかった]
(91) 2013/08/15(Thu) 22時半頃
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[長い付き合いである置壱の名前が出れば、 昨日、志乃の屋敷の前で出会ったことを思い出す。 あの時は、日向と話していたのだったか]
置壱が祟り神だとすれば、 聞けば、あっさりと話してくれそうな気がするな。
……ただ、気になったことと言えば、 この前会った時より、随分と汚れていたな。 長い付き合いだが、あそこまでの姿は初めて見た。 驚いて、声を掛けようと思ったのだが。
[当時を思い出し志乃の屋敷の出来事を話す。 そして、誰との問いにそのままの流れで首を捻り]
志乃が繋がっていた祟り神とすれば、見当もつかぬ。 しかし、華月の言うように……存外置壱やも知れず。
[どこか遠くを見つめる眼差しで呟き、華月と別れた]
(92) 2013/08/15(Thu) 22時半頃
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懐刀 朧は、メモを貼った。
2013/08/15(Thu) 22時半頃
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[屋敷で目が覚めた。 志乃が落ちたこと、後を追うように亀吉が居なくなった事。 追放者が華月に決まったことなどを知らせで知った。 が、風の噂で知ったところによると、華月は踏み止まったらしい。 大した男だ、と感嘆の念を禁じ得なかった]
………まだ、祟り神は去っていない。
[ぽつりと呟くと、家を出た。 向かった先は、置壱が住まいとする小屋。 辿り着けば戸を叩き、名前を呼んだ]
置壱。
[さて、居るのかどうか。 居なければ、探しにいくつもりで]
―屋敷から置壱の小屋へ―
(96) 2013/08/15(Thu) 23時頃
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懐刀 朧は、メモを貼った。
2013/08/15(Thu) 23時頃
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おう、外に居たのか。
[背中より掛けられた声に反応して、振り向く。 手には奉納された酒を持っていた。 が、振り返って置壱の姿を見ると、少し驚いた様子で]
昨日見たときは何事かと思ったが、綺麗になっているな。
[そう呟いた]
(100) 2013/08/15(Thu) 23時頃
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朧は、甚六の姿を見たような気がして、空を仰いだ。
2013/08/15(Thu) 23時頃
朧は、気のせいだった、と向き直る。
2013/08/15(Thu) 23時頃
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ああ、華月から聞いたぞ。 志乃は祟り神と関わりがあったそうだな。 それゆえにか。
美姫だったが、それより琴の音が素晴らしかった。
[長椅子を勧められれば、 笑いながら置壱の隣へ、躊躇い無く腰を下ろす。 手に持った酒を二人の間に置くと、飲め、と勧めた]
うむ、何ほどの事も無いのだが、実は少し調子が悪い。 置壱には言ってなかったが、水が濁り始めている。
[明の術に使う水が、本調子では無かったと告白し 自らも、一度、酒盃を傾けた]
(111) 2013/08/15(Thu) 23時半頃
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桃か。
[鼻腔を、微かに甘い芳香が擽る。 置壱の下ろした籠の中身を想像して、そちらへ視線をやり]
うむ、どうやらそのようだな。 何せこの身になってから初めての事だ。 我が身の不明を恥じる……明には悪いことをした。
[障った、との置壱の言葉を肯定して、軽く肩を竦め]
俺の本心を言えば、そうだな、少し複雑だぞ。 人を羨んだことはある。 人に近づくのも、実はそれほど抵抗は無い。 だがな、俺の根源を辿り束ねれば神だと、それが一番前に来る。 我が身は、捧げ奉る人の祈りで出来ている。 その責務を果たせぬやもしれぬ、力の減退は当然辛い。
[それを蔑ろにはしたくないのだ、と心中を置壱に吐露した]
(120) 2013/08/16(Fri) 00時頃
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……確かに関係しているかどうかは解らんな。
[礼を言って桃を受け取り、置壱と同じように齧りながら]
置壱よ、そうは言うがな、俺だって色々と考えているのだぞ。 それに、置壱に繊細だと言われたくは無い。
[お前こそ繊細ではないかと そう言わんばかりの口調で返して、小さく笑い]
まあ、肩の力を抜く必要はあるな。 華月はくるかな? そう言えば、あいつは言ったのだ。
[聞いても答える筈は無いと。 置壱が肩に手を置くのを見て、やがて笑みが鮮やかに]
なあ、置壱。お前が祟り神なのか。
(134) 2013/08/16(Fri) 00時頃
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[休んでもいいのではないか、 その言葉には答えられなかった。 交差する言葉。風が頬を撫でて、葉擦れの音が心地良い。 汚れをうつしては、と口癖のように言っていた置壱が、 今、自分の肩に手を載せている]
全て背負わなくてもいいのだぞ。 今日の酒代に、重荷の半分ぐらいは置いていけ。
[杯を合わせ、これも野暮か、と注がれた酒を飲む。 桃を食い、最後の一滴を酒盃から飲み干し、吐息をつく]
美味かった。
(142) 2013/08/16(Fri) 00時半頃
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