242 【突発誰歓】桜が見せた夢
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双生児 ホリーは、メモを貼った。
2015/12/15(Tue) 01時頃
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―校庭→下駄箱―
この学校、いつの間にか幽霊でも出るようになったの? まぁそんなわけないか……。
[窓から垣間見えた人影。 こんな雨の日に学校を訪れる奴なんて自分くらいだと思っていたが、酔狂な仲間がいるらしい。]
廃校で雨宿りとしましょうか。
[なかなか面白いシチュエーションだ。 これで嵐になって土砂崩れが起きたりしたら、それだけでクローズドサークルの推理小説が書けそうである。 あくまで自分の気分を冗談で紛らわす作戦。]
(20) 2015/12/15(Tue) 01時頃
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[ぱしゃぱしゃ。]
[ぱしゃん。]
[麓でバスを降りてここまで根性で登って来たのだ、既に山にそぐわないヒール付のパンプスはびしょ濡れで。 開き直って、水溜りも避けずに、もうとっくに消えてしまっている校庭のトラックの線を、記憶と足でなぞった。
もう7年の前か。 短い髪を風に乱し、いつもいつも、此処を駆けていたのは。]
[あの人と出会い、]
[――初めての、恋をしたのは。]
(21) 2015/12/15(Tue) 01時頃
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[お淑やかの正反対で、女友達と同じくらい男友達が多かった自分が、その人の前ではぎこちなくしか喋れなかった。 気付けば目で追ってしまっていた。 そのくせ彼が可愛い女の子と笑い合っていたりすると、無意識に視線を逸らしてしまう。 なんでだろう、どうしてだろう。 そんな日々が数か月か、半年か、1年か続き。]
[卒業式も間近のある日。 一通の手紙を彼の下駄箱に入れた。
“好きです。” “今日の放課後、桜の樹の下に来てくれませんか。”
曖昧なことはしたくなかったから、はっきり名を記した。 頷いてもらえるなんて期待は、なかったのだ。 はっきり断ってくれればいいと思った。 そうすれば甘くも辛い片想いに終止符を打ち、彼が可愛らしい彼女を作るなら笑顔で応援できると信じた。
今考えればなんとも独りよがりな行動だけれども。 15歳の自分は真剣で、必死だった。]
(22) 2015/12/15(Tue) 01時半頃
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[結末といえば、]
[空が茜色に染まり、藍色に変わっていっても。 冷たい風に何度両手を擦って息を吹きかけてを繰り返しても。
待ち人は訪れなかった。]
(23) 2015/12/15(Tue) 01時半頃
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[そういえば、その時も途中から霧雨が降り出したのだ。 折り畳み傘なんて持ち歩く性格ではなかかったため濡れ鼠で、その上閉門時間ギリギリまで学校に居たせいで親には怒られ、深夜には当然のように高熱を出した。 それでも人間の脳というものは丈夫だ。 記憶は熱に溶けるどころか鮮明に残っているのだから。]
うっわぁ、変わってない。
[真っ赤な傘――通り雨の時に仕方なく買い求めた売れ残り――を畳み、校舎内へと足を踏み入れる。 当然上履きなんてないから来客用のスリッパを借りようか。 濡れたパンプスは端に揃えておいて。]
……。
[まさか同窓会でもあっているのだろうかと考えかけるくらい、あちらこちらに大きさの違う濡れた足跡がある。 不思議そうに小首を傾げ、廊下の先を覗いてみた。]
(24) 2015/12/15(Tue) 01時半頃
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[どこからか駆けている足音。>>18 そして女性のもののような声>>25もかすかに耳に届いた。]
幽霊にしては元気すぎるわね。
[ホラー耐性には大して自信はない。 だが廃校で喪服じみた黒いワンピースに血色の傘を持った自分のほうが驚かせる側の気もする。 前髪を顔の前に垂らしておこうか。 なんて中学生の頃のような悪戯を思いつくのは、廃校とはいえ懐かしい空気に中てられているからかもしれない。]
……不審者じゃないことを祈る。
[そろりと廊下を歩き出せば、誰かに出会えるだろうか。**]
(32) 2015/12/15(Tue) 02時半頃
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双生児 ホリーは、メモを貼った。
2015/12/15(Tue) 02時半頃
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[あてもなく適当に歩いていたら鉢合わせた人。>>50 姿形は多少変わっていたかもしれないが、その目元と声は忘れようもない。]
……桐生!?
[あの頃みたいに、つい、呼び捨てにしてしまった。 自分は男子相手でもそんな感じだったのだ。 相手はどうやらこちらの正体に気付いていないようだったから、]
こんにちは。
最後の記念、うん、そんな感じかしらね。 遠くから見るだけのつもりが、雨に引き止められたの。
さて、自己紹介の前に。 私の名前、当てられるかな?
[お淑やかぶって、ワンピースの裾を少し摘んで礼をしてみつつ。 表情だけは不釣り合いに悪戯っ子のもの。]
(57) 2015/12/15(Tue) 10時半頃
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双生児 ホリーは、メモを貼った。
2015/12/15(Tue) 10時半頃
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/*
まどかさん、もう土砂崩れ描写して下さってるのですね。 情報共有とか考えていて凄いなぁ。
(-22) 2015/12/15(Tue) 10時半頃
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/*
私? クローズドサークルフラグしか建てていません(
(-23) 2015/12/15(Tue) 10時半頃
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……へ? かわい、い?
[髪を伸ばしこんな風に装うようになって、言われたことがない単語の訳でもないのに、不覚にも動揺を露わにしてしまった。 それは中学時代を知る桐生>>58だからに他ならない。]
そう、雨女の堀川です。
懐かしいね。 さて正解した桐生には良いものをあげよう。
[ポケットから飴ちゃんを取り出し、ひょいっと放り投げようとして。 咄嗟に止め、ちゃんと彼へと差し出し直す。 甘いもの常備の癖は変わっていない。]
また謝ってる……むしろそうすべきはこちらよね。 唐突にクイズ出したりして、これで人違いだったら大変なことに。
[向こうにも変わらないところがある様子。 お淑やかに、くすりと笑ってみせた。]
(66) 2015/12/15(Tue) 12時半頃
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良い写真、もう撮れた? 雨のせいで桜がもう散ってて、何故か私が申し訳ない。
[ほら、自称他称雨女なので。 桐生の手元にカメラを見つければそう問いかけた。]
(67) 2015/12/15(Tue) 12時半頃
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双生児 ホリーは、メモを貼った。
2015/12/15(Tue) 12時半頃
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雨でも決行する行事……うっ、頭が。
[色々ありました、そういえば。 当日雨が降り出す度に友人から頭を小突かれていた気がする。 運動大好きな自分が一番凹んでいたとは思うが。]
廃墟、まにあ。
[へぇぇ、と目を丸くして。]
あの有名な軍艦島?とかならテレビで見たことあるけど、 私、良くは知らないのよね。 桐生、昔から好きだったっけ。
[なんて、話に花を咲かせようとしていたら。]
(71) 2015/12/15(Tue) 14時頃
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[身体の奥底にまで響く音と揺れ。 桐生の後を追って教室に飛び込み、窓に手を掛け、開け放つ。]
あちゃあ。 クローズドサークルが完成してしまったじゃない。
……冗談言ってる場合じゃないか。
[心なしか湿った空気の土の匂いが濃い。 電話に応じる桐生の邪魔をしないように窓を閉めると、自分もスマフォからメールを送信する。]
この学校、桐生以外もいるのよね? 合流を心掛けたほうがいいかしら。
[鬱陶しく感じ始めた髪を耳にかけ、苦笑を零した。*]
(72) 2015/12/15(Tue) 14時頃
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双生児 ホリーは、メモを貼った。
2015/12/15(Tue) 14時半頃
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[桐生>>73から齎された情報を頭に叩き込んでいった。]
了解よ、こういう時は迅速に動かないとね。
[ひとつ頷いて]
……。
[桐生が体育館のほうへ向かうなら、ひらひら片手を振ろう。 当たり前だが彼の背はあの頃より大きくて、その差に、ふいに月日が重く伸し掛かってくるような感じがした。]
私も少しは成長してるし。
[何の対抗だ。 そもそも成長より変化のほうが相応しいかもしれない。 さて、ぐずぐずせずに自分は自分の仕事を為さねば。 こんな雨の中帰ろうとしている人が居たらまず止めるためにも、1階から上階へ順番に見て回ることにする。]
(99) 2015/12/15(Tue) 20時頃
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だれかーいませんかー。
[そして]
あれ、
[ふわり。鼓膜を震わせたのは、言葉のない旋律>>92だった。 穏やかでいてどこか哀しげな。 気が付けば足を止め聴き入っており、はっと我に返る。
音楽関連なら此処だろう、と当てずっぽう。 そうっと音楽室のドアを開け、室内を伺ってみた。]
(102) 2015/12/15(Tue) 20時半頃
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双生児 ホリーは、メモを貼った。
2015/12/15(Tue) 20時半頃
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―音楽室―
[曲は途切れてしまった。自分のせいで。 それがひどく残念に思えた。 音楽室にいた人物>>106を真っ直ぐ見つめれば、一瞬の存在感の薄さと強い既視感の両方を覚える。 前者は幻のようにすぐさま消えてしまったが。]
そちらこそ、
[反射的に言い返しかけ、自制自制。]
邪魔しちゃったみたいで、ごめんなさいね。 今この校舎に居る人に伝えて回らないといけないことがあるの。
[彼が投げかける声は硬質なものだ。 しかし間違えようもなく、先程の旋律の主だった。 そして頭の隅に引っ掛かって中々出てこない記憶がある。 桐生からの情報を手短に説明しつつ考えて。
そんな時、]
(122) 2015/12/15(Tue) 21時半頃
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――え、なんで、……さくら、が
[窓外の存在に目を奪われ、息を飲むことしかできない。 淡く咲き誇る薄紅色の、花々。]
(123) 2015/12/15(Tue) 21時半頃
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[花弁が一枚、風に乗ってこちらにやってくる。]
[“いつも頑張ってるね。”]
[甦る声。記憶。]
……誰ですか、じゃないんだ。 少なくとも私からは。
先輩、お久しぶりですね。
[それでも彼――長谷>>118は自分を思い出さないかもしれないが、その時はちゃんと自己紹介しようと思う。 自分だって何故か突然思い出したのだから。*]
(124) 2015/12/15(Tue) 21時半頃
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双生児 ホリーは、メモを貼った。
2015/12/15(Tue) 21時半頃
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―過去:長谷先輩と―
ああー、もう、疲れた。暑い。喉渇いた!
[日に焼けた肌に汗が伝う。 今日は先輩も先生も一段と厳しく、練習終わりはもうクタクタだったけれど、それでも表情は明るかった。 走ることが何より好きだったから。 そして最近は、もうひとつ。]
……。
[水飲み場の傍には、音楽室。 この前>>118突然声をかけてくれた先輩は合唱部であると、かっこいい男子には詳しい友人が教えてくれた。
ああ、聴こえる。 重なり合う優しい声の旋律。
いつの間にか習慣になった、練習後の癒しの数分間。*]
(132) 2015/12/15(Tue) 22時頃
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あ、1000ptって結構簡単に溶けるのですね……(震えた
(-47) 2015/12/15(Tue) 22時頃
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/*
最近もう使い切れるわけないよ!なpt量に慣れてきてしまっていて、自制する癖が、癖が抜けています。
ひぃぃ。
(-48) 2015/12/15(Tue) 22時頃
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[長谷>>129はふいに“笑み”を浮かべた。 それをまだ衝撃の抜け切れないまま見上げながら、セピア色に染まりかけている記憶と重ね合せ。]
あ、私の名前、知ってたんですね。 実は期待してなかったのに。
[驚くと同時に、素直に嬉しい。]
先輩も、……少し変わりましたか。 でも同じところもあります。
さっきの曲、名前は知りませんけど、――素敵でしたから。
[すぐさま何かに踏み込もうとはしない。 とりあえず体育館に行くように再度勧めて、自分は他の人を探しに行くことを伝えるとしようか。*]
(134) 2015/12/15(Tue) 22時頃
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ホリーは、マドカに話の続きを促した。
2015/12/15(Tue) 22時頃
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/*
あ、飴被らせてしまった。 でもマドカさんなら使い切れると信じてみますね!
(-49) 2015/12/15(Tue) 22時頃
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[長谷>>139の口調は冷たくも感じられるもの。 少しだけ口の端を引き締めて、でもこちらは笑みを崩さなかった。 自分だって何時しか表情をコントロールできるようになった。 瞳の奥の感情だけは隠せないけれど。]
言葉がなくても素敵な曲は素敵ですよ。
[自分は音楽に対して無知だ。 でも好きな曲は、好きだ。理由なんてそれだけ。]
バンド……。
[目を瞬かせる。 つまり、俺の曲イコール長谷が作曲したということだろうか。]
どんなタイトルになるのか、楽しみだなぁ、なんて。 じゃあまた体育館で。
[音楽室を出れば、彼とは反対方向へ別れることになる。 一度だけ振り返って、2階へと足を進めた。]
(141) 2015/12/15(Tue) 22時半頃
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まゆ美さん(in体育倉庫)が気になりますが、まだ自分は行けないのだよなぁ。 皆さんを体育館に送り込もうそうしよう。
(-55) 2015/12/15(Tue) 22時半頃
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/*
あ、保健室って普通1階です、ね……?
(-57) 2015/12/15(Tue) 23時頃
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―廊下→保健室―
うう、さすがに寒くなってきたなぁ。……夜が恐ろしい。
[濡れていた足が今は氷のようだ。 タオルを借りるという手段もすっかり忘れていたし。]
あ、保健室見てないや。 まぁ廃校のベッドで呑気に寝る奴なんているはず、
[ないことはなかった。
階段をまた下り、静かに開けた保健室のドアの先。 どんな状態であろうか、しっかりばっちり足のある幽霊――なんてものではなく人の姿>>125があった。 寝入っている様なら起こすか迷うところだが果たして。]
(152) 2015/12/15(Tue) 23時半頃
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双生児 ホリーは、メモを貼った。
2015/12/15(Tue) 23時半頃
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保健室にいるって本谷さんを確定してしまったのは、不在時の動かしに入ってしまうでしょうか……と今更心配になってきました。 だ、大丈夫かな……?
(-64) 2015/12/16(Wed) 00時頃
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/*
現時点でも保健室に居る、ということで。
(-65) 2015/12/16(Wed) 00時頃
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双生児 ホリーは、メモを貼った。
2015/12/16(Wed) 00時半頃
双生児 ホリーは、メモを貼った。
2015/12/16(Wed) 01時半頃
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―保健室―
[誰、君と問われれば。>>190 廃校で本気で寝入ろうとしていたお馬鹿さんを起こしに来た何の変哲もないモブA、くらいに答えたいが。]
お休み中、すみません。 ちょっと緊急のお知らせがありまして。
[口から出たのは一応真面目な言葉。]
あ、ああ、……ありがとうございます。
[交わる視線の片方は未だ寝ぼけ眼で。 逆に起こして悪かったかなと思い始めた頃、突然、まだ温もりの残る毛布を渡され、目を白黒させて。]
あの、私は、堀川紗雨といいます。 この学校の卒業生。
[どうやら彼は自分の説明をちゃんと飲み込んでくれたらしい。 毛布を抱きしめたまま、ようやく自己紹介を。]
(195) 2015/12/16(Wed) 12時頃
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