72 人狼戦隊ウルフマン ーThe Movieー
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皆、――――……
[顔に、身体中に傷を作り。 それでも青年は倒れない。
目の前の敵を倒す為、力が必要だった。 ウルフバスターは 光る。]
(16) 2011/12/22(Thu) 00時頃
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シュウ・・・
[彼の背から感じる無言の言葉に力強く頷くと、悲鳴をあげる身体に鞭打ってふらりと立ち上がる。]
紫の、炎・・・!
[敵の生み出す幻想的とも言えるその炎が、襲いかかろうとしてくる。 負けない、そう口の中で呟けば、牙を地面へとつきたて、氷の壁を形成した。 それは仲間の前にも出現しただろうか。]
(17) 2011/12/22(Thu) 00時頃
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団子屋 たまこは、メモを貼った。
2011/12/22(Thu) 00時頃
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ウルフキラーが我が手にあれば遅れは取らなかった。 まったく、ガストンも余計なことをしてくれたものよな。 貧弱な弟を哀れんで自分のウルフキラーを与える、などと。
[赤のウルフキラーのモチーフは"望月"、盈月と呼ばれた男の月の別名であった。
ガストンはその忠義心を買われ、裏切り者を排除する部隊を任されていた。
そして、ドナルドには年近い弟――イアンが居た。 イアンは一族の中では力が弱く、けれども人一倍『優しい』青年だった。 それゆえ人間との調和を唱えていた彼だったが、『破壊』の化身たる兄を止める力がなかった。
そんなイアンでも兄の力になるだろうと、ガストンは『情け』をかけてしまったが故の骨肉の争い。
そして、遠い過去の清算をするべく自らを新たなウルフキラーと変えて、ガストンはドナルドを蘇らせたのだった]
(18) 2011/12/22(Thu) 00時頃
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記者 イアンは、メモを貼った。
2011/12/22(Thu) 00時頃
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――――…ぐ…… ―――…うぁ……
[重い足音で地面が揺れる。振動に合わせて砂利が揺すぶられすぶられ、変身の解けた黒木の眉間を突き刺している。その痛みに顔を歪めた。ということは……]
へへ……俺…… ……生きてんな……
[笑うと全身が痛んだ。黒木は左頬を地ベタに付けて倒れていrる。ウルフマンスーツは今や消え、黒い革のライダースジャケットは袈裟がけに裂けていた。そこかしこが破れ、血と泥でべったりと汚れていた]
譲司……マコ……取り返さないと……
[両手をついて、ゆっくりと立ち上がろうとする。笑えるくらい大げさに五体が震える。わなわなと前腕が痙攣していた。そうしてついに、立ちあがる努力は無駄に終わった]
シュウ……マコト……ゲンタ……アンナ…… ―――……ジョウジ………
[傷つき力が出ない自分が悔しく、黒木は爪から血がにじむのも構わず砂利を握りしめるばかりだった。胸元で宝玉のついたドッグタグが金属的な音を立てた]
(19) 2011/12/22(Thu) 00時頃
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ク、クク……。 イアンよ、貴様にあの時の借りを漸く返せるなァ……?
[赤い戦士が他の仲間を庇い、全ての攻撃をその身に受け、マスクが壊れ覗かせる顔を見れば昏い笑い声が響く]
貴様のその思い遣りだの、優しさだの、虫唾が走るわ。 貴様がイアンでなかろうが、その面を見るだけで反吐が出る。 この世に髪の毛一本残さず消え失せろ。
[両手からそれぞれ紫炎を生み出すとソフトボール大の大きさのそれを合わせて両手を高く掲げる、その間にもどんどん紫炎は大きく膨れ上がり、広間を破壊し夜しか映し出さない空を覗かせる]
満身創痍と言ったその態で何をしようが結果は同じ! 今この世から消し去ってやるぞ!
[大きく膨れ上がった劫火を抱えるように腕を抱えて、怒りを滲ませた声を氷の壁の奥に居る戦士達へと投げかけた**]
(20) 2011/12/22(Thu) 00時頃
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記者 イアンは、メモを貼った。
2011/12/22(Thu) 00時頃
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シュウ・・・!
[傷つき、それでもなお戦う彼の姿。 そして聞こえた声に、マスクの下で瞳を閉じた。]
青き氷の力よ! 赤き炎を助ける力となれ!
[彼女の身体から溢れ出る青のオーラが、レッドへと向かってゆく。]
(21) 2011/12/22(Thu) 00時半頃
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[胸元に埋め込まれたウルフバスターから、 溢れんばかりの光が漏れ、咆哮が響いた。]
これ、は……!
[TVシリーズでも一切、形を変える事が無かった>>2:48 赤いウルフバスターが、今、その真の姿を見せる]
[キィ ン]
[紅き装甲が、青年の肩から腕までを覆う。 それは仲間達の想いを、光を集め 抑え切れない程の力を生みだしていく。]
(22) 2011/12/22(Thu) 01時半頃
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……俺が誰かに似てるとか 借りを返すとか、返さねーとか
そんなこた、どうでも良いんだよ!
[心優しき弟に似た顔が、一直線に兄を指差して。]
ただ、俺達の世界を壊そうとするお前は許さねえ。
むかつくけど、憎めねー親友と馬鹿やって。 弟みたいなしっかり者に、間に入って笑われて。 美味いカレー屋に行きゃ、温かく出迎えてくれる人がいて。 何もかも背負えるような大きい背中に憧れて。 気になる奴の作った唐揚げ弁当が毎日食えて。
[異形には全く関係の無い話。 それでも熱に浮かされたように、一息で言い切って。]
(23) 2011/12/22(Thu) 01時半頃
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……そんな世界が、俺は好きなんだ。
[がしゃり、厚い装甲を引き、構える。]
(24) 2011/12/22(Thu) 01時半頃
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そっちが地獄の灼熱なら――――…
こっちは、希望の光ってヤツだ!!!
[渦を巻き、熱を帯びた光が拳に吸収されていき]
『 六連・哭牙紅蓮拳 』
[溜めた力を、想いを、その拳に乗せて振るう。 纏う炎は、狼が牙を剥くような形で襲いかかる。
六発の拳が一気にその身体に打ち込まれれば 対峙する異形は、激しい炎と衝撃に包まれたか**]
(25) 2011/12/22(Thu) 01時半頃
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記者 イアンは、メモを貼った。
2011/12/22(Thu) 01時半頃
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――人狼殿:>>3より――
うん……行こう。行かなくちゃ! 信じてる、よ。マコさんもね。
[振り向いたブルーに、しっかりと頷く。 そうだ、信じてる。 ブラックだけじゃない。イエローも、ホワイトも、今ここにいるブルーもレッドも、みんなを。 人狼殿、その奥へ進むのに迷いはない。]
(26) 2011/12/22(Thu) 01時半頃
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[ギィィ、と重く軋む扉を開けるブルー(>>5)の後ろから、力を添えるように押しこむ。 扉はブルー一人で押すよりも少しは軽く開いたか、どうか。 けれど続いたブルーの言葉に、はっと顔を上げてしまった。]
杏奈さん……源太さん!!
[それで、意識が逸れた。 二人の様子に目が行って、飛び来る眩しいほどの火球への対処が遅れる。]
(27) 2011/12/22(Thu) 01時半頃
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マコさん!!!!
[後ろに吹き飛ばされる身体(>>6)に、急いで駆け寄った。 つい今しがたの傷が開いた(>>11)のか、左腕から流れる血に息を呑む。]
痛み、ますか。 気をつけて。
[立とうとするブルー(>>17)に、拒否されないなら手を貸しただろう。 氷の壁の向こうに見える黒のオーラに、ふつりと敵意が沸く。 マスクの下、ぎっ、と今までしたこともないような強い目で首領然とする男の人を睨みつけた。]
(28) 2011/12/22(Thu) 01時半頃
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[そして、前を向いたその先で。 背中側から見えるように立てられた、拳の親指(>>13)。 それを見て、一歩進み出た。]
ぼくだって、やるために来たんです。 シュウさん一人に任せてなんていられませんよ!!
[ヒュイイ、と奏月を一吹きする。 絆で結ばれた狼の血を、鼓舞するように。]
(29) 2011/12/22(Thu) 01時半頃
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[咆哮(>>15)、それにはぼくの心まで沸き立たせられるようで。 力を。その想いに応えるかのように、翠の爪であった奏月は輝き出す。
吹いて鳴る音は、高らかに。 白緑の光を帯びて、レッドの身体を包むように降り注ぐ。 そうして産まれる、紅の装甲(>>22)。]
……援護は、任せてください。 それが、ぼくの本分ですから!
[告げた声は、静か。 レッドの語る声(>>23)を、聞いていた。]
(30) 2011/12/22(Thu) 02時頃
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[強い拳が、駆け抜ける。 想いを乗せた牙は、ただ、まっすぐに。 灼熱の力で眼前の標的を貫かんと、六発の連撃が襲いかかっていく。]
レッド……シュウさん!
[思わず声が上がった。 祈るように、その攻撃を見ていた**]
(31) 2011/12/22(Thu) 02時頃
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ホレーショーは、通信機は壊れてしまった。だが、*祈りは届くだろう*
2011/12/22(Thu) 02時半頃
調律師 ミケは、メモを貼った。
2011/12/22(Thu) 04時半頃
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― ある半狼の視点 ―
[人狼族の長であり主は、ドナルド=マルコシアス――暗紫の蝕――その人だ。 けれど、手ずからヒトから半狼へと転生させられた男にとっては、主は暗紫では無く黄昏色の青年]
[遠くから男>>4:9が誰かの名前を呼ぶ。 逞しく隆起した肩の上で少女が僅かに身じろいだ]
[主は少女を「地下牢へ運べ」と言った。 此方を指し何事かを叫んでいる男を無視し地下牢へ向かおうとしたけれど、主が視線>>4:43を送っている。 まだ『待て』なのかと思い、その場で待機していた]
[やがて黒い男と主の戦闘が始まった。 転生により芽生えた『破壊』本能が疼くけれど、『待て』をして、主を見守る。 抱える腕に力が入り過ぎたのか、少女が僅かに呻き声を上げた]
(32) 2011/12/22(Thu) 05時頃
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[主が、倒れた。黒い男もまた。 黒いボディースーツから黒いジャケットへと扮装を変えた男は、生きている>>19ようだ]
[――主は? そこで、『待て』が終えている事に気付いた。 『待て』が終えているのならば、主の命全うしなくてはいけない]
[足早に地下牢へと脚を向ける中、此方を見る目>>4:71には、気付かなかった。 戻った時にまだ主が生きていたなら、早く褒めて欲しい気持ちしか心に無かったから]
(33) 2011/12/22(Thu) 05時頃
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― 人狼殿・前門付近 ―
[転生した男の先駆者とも言える斑の黄昏色は、金銀の瞳を伏せたまま]
どな……ど、さま――
[僅かに開いた牙の覗く口元から、彼の主の名が零れ落ちる。 それを拾い上げる者は誰も居ないから、零れた名は、そのまま地へと落ちるのみ]
(34) 2011/12/22(Thu) 05時半頃
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― ??? ―
[其処は、暗くて狭い場所。 周りに在るふわふわした沢山の物で、ぎゅうぎゅうに詰められた]
[暖かだったふわふわした物が、段々段々と冷たくなっていく。 暗くて狭いのに加えて、寒いと寂しいが増えた]
[周りのふわふわが皆冷たくなって、寒くて苦しいから、暗い所から這い出た。 ぎゅうぎゅうに閉じられていたから小さい爪はボロボロに剥がれてしまったけれど、狭いが無くなった]
(*0) 2011/12/22(Thu) 05時半頃
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[突然、大きな物が現れた。 まだ世界を目にする事の叶わぬ瞳は瞼に覆われ、感じ取れるのは大きな物の気配だけ]
[怖いが増えた]
[大きな物が、甲高い音を上げて何かを言った。 煩いが増えて、痛いが増えて、苦しいが沢山になった]
(*1) 2011/12/22(Thu) 05時半頃
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[大きな物に生えたての牙を立てると、放り投げられた。 冷えた空気に打ち付けられて、寒いと痛いが増える。 まだ立たない後足を引き摺りながら、前足だけで大きな物の居ない所へ隠れた]
[静かになった]
[寒いと寂しいが沢山になって、静かが怖いになった。 熱の塊のように動かなくなった尻尾を引き摺って、暖かいふわふわを探す]
(*2) 2011/12/22(Thu) 05時半頃
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[あったかそうな光が、閉じた瞼の向こうに感じられた。 あったかいは、怖くない]
[ふわふわの匂いはしないけれど、これは怖くないもの。 近付いて、すりすりと身を寄せる]
[あったかいの後ろに、黒くてどろどろした何かが沢山居たことは、知らなかった]
(*3) 2011/12/22(Thu) 05時半頃
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[人狼族に拾われる前の事は、覚えては居ない。 自分が何者だったかにも、興味は無い――主とは違う種だという事を示す頭上の耳だけは、少し厭っていたけれど]
[気紛れに拾われたのだとしても、構わなかった。 ただの駒以上に思って貰いたいとも、思っていなかった]
[自分の持つ人類への憎悪さえも植え付けられた物>>1かも知れないとは、知らなかったから。 知っていたなら、何かが変わっていただろうか――それは、答えの出ない只の仮定]
(35) 2011/12/22(Thu) 05時半頃
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[だからただ。 盲目に耽り主を想ったまま、死色の夢に堕ちる]
[主に迫る死の翳も、戦士達の持つ心の力も。 もう瞳に映す事無く、永遠に*知らぬまま*]
(36) 2011/12/22(Thu) 05時半頃
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調律師 ミケは、メモを貼った。
2011/12/22(Thu) 05時半頃
調律師 ミケは、メモを貼った。
2011/12/22(Thu) 16時半頃
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貴様らの世界だ?笑わせるな。 この世界は誰のものでもない、思い上がりも甚だしい。 これだから人間という奴に毒された奴は始末が悪い。 自分が地上の主か何かと勘違いしているのだからな。 世界は『無』である事こそが平等であり美しいのだ。
[人狼族の本能を色濃く表す男の『破壊』の本性は、人狼族の繁栄すらも不要として、全てを消し去る事のみに特化していた。
両手で支える紫炎が妖しく揺らめく、ただただ熱と幾許かの冷たさを湛えた塊は静かにその姿を大きくしてゆき]
貴様の下らぬ感傷など知った事か! その大事な世界と共に消え失せろ!
紫色の死月《デスバイオレットムーン》!
[抱え挙げた紫炎を突撃してくる赤の戦士に向けて放つ、が――]
なんだと……そんな馬鹿なッ!
[赤の戦士の拳に纏う光が紫炎までもを飲み込みさらに力を肥大化させる、咄嗟に両腕をクロスさせ赤の拳をガードしようとする]
(37) 2011/12/22(Thu) 21時頃
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記者 イアンは、メモを貼った。
2011/12/22(Thu) 21時頃
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[が、拳が一つ打ち込まれるだけで巨大な獣爪は砕け、二つ目の拳でガードが弾かれ、残りをその身に受け、吹き飛ぶ]
ぐおおおおッ! な、なんだ、この力は! ウルフキラーにここまでの出力はなかったはずッ!
[新月《ロシュ・ホデシュ》による治癒効果もその瞬間は追いつくことはなかった、が]
なるほど、認識を改めねばなるまい。 これが貴様らの言う人間の力と言う奴ならばな。
だが、人狼族の死霊をかき集めたこの黒き宝玉。 新月《ロシュ・ホデシュ》がある限り、俺は不死身だ。
[胸にはめ込まれている黒き大穴、髪の毛ほどの光すら映し出す事のないそれに手を当てながら立ち上がる。 全身に受けた傷も見る見るうちに癒えて、折れた獣爪すらも元に戻す]
(38) 2011/12/22(Thu) 21時半頃
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[その時、新月に光が宿った]
(39) 2011/12/22(Thu) 21時半頃
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何、こ、これは……。 馬鹿な!
ぐああああああああああああああああああッ!
[ビシビシと全身にヒビが入り、そこから灼熱の炎が噴出す。 胸の新月は満ちて、人狼族の長たる男は倒れ、爆発した]
(40) 2011/12/22(Thu) 21時半頃
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調律師 ミケは、メモを貼った。
2011/12/22(Thu) 21時半頃
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お、のれ……。 この俺が……こんな、事で……。
ガストン、ガストンはどこだッ! いや、この際ヨーランダでもいいッ! 俺がわざわざ命と名を与えてやったミケイレーチェスはどうしたのだッ!
誰でもいい、奴らを倒すための力を俺に寄こせェェェェッ!
[炎に焼かれ、倒れ行く中の怨嗟の声、男はその呪詛を残して散った――かに思えた]
(*4) 2011/12/22(Thu) 21時半頃
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