299 さよならバイバイ、じゃあ明日。
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きみは自らの正体を知った。さあ、村人なら敵である人狼を退治しよう。人狼なら……狡猾に振る舞って人間たちを確実に仕留めていくのだ。
どうやらこの中には、村人が1人、占い師が4人、擬狼妖精が2人、弟子が1人、一匹狼が1人いるようだ。
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汝は大嵐を起こそうとしている。 希望はその箱にはもうないのだ。
よしなさい。黄昏よりも昏き者よ。
だが、それでも。 信じて待てば、かならず――
(0) 2019/10/08(Tue) 00時頃
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[粉屋を出てしばらく歩いた頃だろうか、何やらぴょんぴょんと目の前で跳ねる姿>>0:97を認めて、狐は立ち止まった。耳と、扇子で隠した鼻先がひくひくと動く。]
ホホ、誰かと思えば。 こんにちは、ギロ。
[首の角度を変えてしげしげと毛玉を眺める狐は、どこか面白がる風でもある。 それにしてもこの毛玉、いつも見る姿よりしんなりしっとりしている気がする。]
(1) 2019/10/08(Tue) 00時半頃
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おやおやまあ貴方、どうしたんですその毛並みは。 自慢の毛はいつでも綺麗にしておかなくては。毛皮を持つ者の嗜みですよ。 ほら、わたくしの尻尾をご覧なさい。
[と、わざとらしく目を瞠ってみせて、ボリューミーでふかふかな一本尾をもふりぱたりと動かした。]
ああ、お水ですか。まったく仕方のない子ですこと。 大事に使うんですよ。
[水を要求する姿に目を細めて、懐から取り出した湖水の小瓶を毛玉の前に置く。 何故かいつもこの毛玉を幼子扱いしてしまう狐であった。実際のところどうなのかはよく知らないが。]
(2) 2019/10/08(Tue) 00時半頃
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死せる時には昇るだろうンゴね。 今は鳥などに運んでもらわないと無理りンゴ。
[自分で言ってみて想像し。 ……その状態は、捕獲されているようだと思った。>>0:101]
オウフ。 わけがわからん故に、我が輩全身ぐにゃっておるのかもしれンゴ。
[日々をちまちま生きている軟体動物は、餌を探したり捕食されないようにすることに必死で、己が何かとじっくり考える余裕はなかったのである。]
まー、余裕あったら暇潰しに考えてみるンゴ。
(3) 2019/10/08(Tue) 00時半頃
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[カラフル鳥は南国風味。 ジャングルなどでは逆に目立たなさそうで保護色的な意味で良い感じに思えた。この街では知らぬ。]
ンゴ。 注目は浴びそうンゴ。
[男前かはさておき。>>0:102 しかし大鷲は白が好きらしい。 本人の好みに異議を唱える理由はなく。]
(4) 2019/10/08(Tue) 00時半頃
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どういたしましてンゴ。
[そもそもの原因はこの軟体であるが、そこはもう忘れているかもしれないので藪をつつく気はなくスルーしている。>>0:103]
では、達者でンゴー。
[草屋へと向かう大鷲に、触角を片方、ゆらゆら振った。]
……やれやれ。 彼の者は相変わらず騒がしいンゴねー。
[のそのそと日陰へ潜ってゆく。*]
(5) 2019/10/08(Tue) 00時半頃
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ンゴティエクは、もそもそもそ……**
2019/10/08(Tue) 00時半頃
宝珠 コーラは、メモを貼った。
2019/10/08(Tue) 00時半頃
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[イナリは世界を渡る空狐である。
渡った先で天寿を全うし死ぬ度に生まれ変わり、力を増す妖。 それがこの胡散臭い拝み屋の狐の正体だ。]
(*0) 2019/10/08(Tue) 01時頃
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[この街での生は、空狐となってから八度目の生。 次に生まれ変わった時、遂に大願は成就する。
――ただし、生まれ変わって力を得るには条件がある。 殺されたり、不慮の死を迎えてはならない。 そうなれば全てが元の木阿弥、ただの狐からやり直しなのだ。]
(*1) 2019/10/08(Tue) 01時頃
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[つまり狐はこの街にとってはよそ者、異邦人で。 そうしてどうやらこの街では、異邦人とバレたら追い出されてしまうらしい。]
殺されるよりは万倍マシですけれど。 折角ならこの街で八度目の最期を迎えたいものです。
[狐は案外、この奇妙で雑多な街での暮らしが気に入っているのだった。]
(*2) 2019/10/08(Tue) 01時頃
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――そう思いませんか、貴方?
[そして狐は、どうやらもう一人だか一匹だかいるらしい、異邦人の気配に向かって語り掛けた**]
(*3) 2019/10/08(Tue) 01時頃
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[モイに草を渡し、 葬儀の話をきけただろうか。
合間にもきっともしもしと草を食んでいる。]
(6) 2019/10/08(Tue) 01時頃
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─ 広場近くの日陰 ─
ぐにゃっているのでは、何かあったときに 緊急に対処できぬのではないか?
[>>3 軟体は精神から由来するのだろうか。一瞬考えてはみたが、答えが出る類のものでもない。鳥頭からはすぐに抜けてしまった。]
ム。ではわかったから教えてくれ。
[その時には忘れているかもしれないし、覚えているのかもしれない。ではな! と騒々しく鳥は虹色の何者かわからない相手と会話を終えて、草屋へと向かった。]
(7) 2019/10/08(Tue) 01時頃
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→ 草屋 ─
た の も う !!
(8) 2019/10/08(Tue) 01時頃
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[堂々たる道場破り──というわけではなく、虹色の粘液を吐き出した相手に教えてもらったとおりに、草場を借りにきた現在顔と翼が粘液によりカラフルな白い大鷲は、店主にまず断りを入れに来ていた。]
おお。緑の主人よ、あいかわらず 美味しs… [芽吹いている草を踏みつつ、話しかける途中で何かを口走りかけた猛禽類は一瞬静かに目を閉じて、肉、もとい草屋の主人を一度視界から除外した。]
ゴホン。
…… 健勝であったか?
[わざとらしい咳払いをした鳥は、改めて店主に向き直る。食性のため、草屋に顔を見せる回数は少なかった。草食ではないから、というだけではなく、今しがたつい零しそうになった見え方のせいでもあった。]
(9) 2019/10/08(Tue) 01時頃
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う ?
[やって来た大声にそちらに首をむける。]
いんてぃ あか いら しゃい
ど した ? なに たの ?
[首の先についている顔をゆらーと傾けた。]
(10) 2019/10/08(Tue) 01時頃
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おい ?
[きょとん、とまた顔を傾ける。 咳払いに疑問は霧散され、続く言葉に頷いた。 草を食べるいきものなので、 自分が食べ物になるなんて考えていない顔だ。]
げんき!
(11) 2019/10/08(Tue) 01時頃
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こんにちは、こぉら。
[愛想も挨拶もそこそこに。 欲しいものはその場で用意してくれる。>>0:90 ……どうなっているのかは分からないけど。 葬儀屋は死に寄り添って送り出すもの。 しかし、そんな葬儀屋から見るところでは。 草屋さんは生を生み出す存在そのものだった。]
ふっふっふ〜〜。 いつもありがと、じゃあ御代だね。
[束ねられた草束を受け取る前に対価の用意。 葬儀屋は大抵、匂い袋を差し出していた。 それは今回に関しても例に漏れず、だ。]
(12) 2019/10/08(Tue) 01時頃
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[そこまでは普段通り、なのだけど。]
ん?
[じぃっと見られる。>>0:91 それは、よくある事ではないよう、]
(13) 2019/10/08(Tue) 01時頃
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………ああ、
(14) 2019/10/08(Tue) 01時頃
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[寂しそうに鳴る音一つ。>>0:93 言葉だけが伝える全てじゃあない。 言いたい事は、分かってしまったのだ。]
……ヴェルだよ。 本人きっての希望で、水葬さ。
[水は流れ、蒸気となり、雨となり、地に還る。 輪廻転生だったか、命は廻るものだと。 だからこそ、また此処に帰ってこれるように。 ────常々そう言っていたから、水葬だった。]
こぉらは、他に聞いておきたい事、ある? なけてばもう行くけどいいかな?
[確認だけは取って、次は粉屋だ。]*
(15) 2019/10/08(Tue) 01時頃
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モイは、もちろん、質問の答えを誰かに振られていた事は知らない。
2019/10/08(Tue) 01時半頃
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イナリのしっぽ、ふかふか。 ギロのけなみ、しおしお…。
[イナリのボリューミーでふかふかな尻尾を見て、毛玉はより一層しんなりした。 しかし、小瓶が目の前に置かれるとしんなりした毛の間からにゅっと黒くて細い腕が伸びてそれを掴み、頭上に掲げてぽいんぽいんと飛び跳ねた。]
おみず!おみず! ありがとう、イナリ!
[ちゃんとお礼を言ってから小瓶の栓を開けて、瓶の口を毛の中に入れる。 恐らく口がその辺りにあるのだろうか、ごきゅ。という音とともに、瓶の中の水も揺らめく。 ごきゅ、ごきゅ。と瓶の半分位の水がなくなったところで、毛玉はふるりと身体を震わせた。]
んん…。
(16) 2019/10/08(Tue) 01時半頃
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ん!
[いつもより気合の入った、ん!の後。 ぽん!と弾けるように、毛玉のしっとりしなびていた毛がふかふかのふわふわに変わった。]
ギロも、ふかふか! イナリ、ギロ、おそろい!
[嬉しそうな声をあげながら、毛玉はぽよぽよ飛び跳ねた。]
(17) 2019/10/08(Tue) 01時半頃
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[かちゃ、かちゃ、鎧を鳴らして歩いて回る。 途中、視界の端を跳ねる何かが見えてそちらを向いてみた。]
ふむ。
[その正体はギロだった。 イナリと何事か話しているらしい。 街を見まわる仕事上、もちろんこうした世間話のさなかに出くわすことは日常だ。 不穏な話でないようならば特に割り入るつもりもない。 少し様子を窺って、そのまま通り過ぎていく*]
(18) 2019/10/08(Tue) 01時半頃
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鳳凰の実 モイは、メモを貼った。
2019/10/08(Tue) 01時半頃
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[ソルフリッツィは、剣闘士だった。]
(*4) 2019/10/08(Tue) 01時半頃
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あ。いけない。
[ふと、何かを思い出したように止まって。 毛玉はイナリを見上げる。]
イナリ、イナリ。 モイ、しらない?
[小瓶を大事そうに抱えて尋ねるこの毛玉、実はうっかり寝坊をしてモイのお使いについて行きそびれたのだった。*]
(19) 2019/10/08(Tue) 01時半頃
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[お代として受け取った匂い袋を>>12 また胸元へと寄せてすんすんと鼻を鳴らす。]
ん!
[御代はいただきましたの返事だ。 その後喉をならして答えを得る。>>15]
べる ぅるるる…
ん、ん
(20) 2019/10/08(Tue) 01時半頃
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なんでもない。元気か。そうか。ウム……
[>>11 おい? に対しての素早い反応である。大鷲は首を小刻みに左右にふった。そして、ふ…っと少し視線を外して遠い目をする。
猛禽の彼にとって、草屋の主人は、美味しそうに見える肉だ。しかし、幸か不幸か、同時に無邪気で善良でたどたどしい口調は稚いという感想も同時に発生するのである。兄弟のような白竜と同種の形質にもきちんと見えているのもあり、内心の苦悩、そして空腹という敵と葛藤し戦い、そして勝つ───… その一連の作業を終えてから、ようやく手前の、どうしたの? に答えを返すことができた>>10。]
いやな。今日、待ち人が、ついに来たかと思ったのだ。 暗がりからの気配を感知した我は、すぐさま空中から 炎雷の如き蹴りを喰らわしてやろうとしたのだが──
[待ち人とは「死」のことだ。また、決して飛び立ったのもすぐではなかったのだが、大鷲の中では時間が短縮されている。インティJr、彼は自分の主観で世界を見、そして語る鳥であった。]
(21) 2019/10/08(Tue) 01時半頃
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りがと
…… これ、
[鼻先でぐりぐりと地面をほり、 爪で拾い上げたそれをモイへと差し出した。]
みずにさくはな あげて
[他は大丈夫だという事をつたえると、 くるるるる、と見送るだろう。]
(22) 2019/10/08(Tue) 01時半頃
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[剣闘士ソルフリッツィは、充分に強かった。 真剣を交えて戦い、相手を何度も地に伏せさせてきた。
剣闘士の戦いは過激なものだった。 皮膚も裂け骨も折れ立てなくなると負ける。 時にはそのまま命を失う闘士もいたほどだ。]
(*5) 2019/10/08(Tue) 01時半頃
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しかし、実はそれはゴティエでな。 機敏に躱された結果、 粘液でカラフルにされてしまったのだ。
[機敏でもなかったが、大鷲の中ではそういう事になっているようだった。]
カラフルは草の上で転がってこそげ落とせ。と 言われたのでこちらに参った次第でな
[と、顔を見せた説明を終えた。]
(23) 2019/10/08(Tue) 01時半頃
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[剣闘士ソルフリッツィは、勝ち続けてきた。 自らの剣で沈む闘士を何人も見下ろしてきた。 多くの歓声に包まれ、闘技場の中央に立っていた。
剣闘士ソルフリッツィは、敗北を知らなかった。]
(*6) 2019/10/08(Tue) 01時半頃
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[ソルフリッツィは常勝の闘士だった。 故に、勝利を願われ、期待され続けた。 否、すでに勝利を確信し、願いすらしないものもいた。
ソルフリッツィは勝つ。 それは、民衆にとっては当然で、ソルフリッツィにとっては恐怖だった。]
(*7) 2019/10/08(Tue) 01時半頃
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[また、騒がしい鳥が来るまで、この街の葬儀屋がまだそこに存在していても、いなくても、ここまでの鳥の行動は変わらない。 変わらないが、鳥はモイスチャアが この街の葬儀屋であることは認識していた。
鳥頭の鷲は、ときどき彼女が演説に耳を傾けていること、葬儀屋が寄付金歓迎の缶に中身を入れてくれたこと>>0:87を、まったく知りもしないが、唐突に彼女が葬儀をする場に顔を見せて荒ぶる大鷲のポーズで吠えることもあったし、モイスチャアに「死」の行方を尋ねたこともある。
なお、関わりたくないと思われていることには この鳥、まったく一切気がついていない。]
(24) 2019/10/08(Tue) 01時半頃
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[関わりたくないという感情の機微に きちんと気づけるような鳥は、 関わりたくないなどとは思われないのである。]
(25) 2019/10/08(Tue) 01時半頃
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[常勝の闘士は、負けたものがどうなるかを、その目に一番多く見続けてきた。 ほんの僅かの隙、勝つことの重責に潰れた瞬間に、自身の居場所がそちらになるという幻を何度も見てきた。 震えるほどの恐怖だった。
勝利の褒美で、ソルフリッツィは鎧を整え続けた。 装甲を厚く、並の剣では貫けぬようにした。 剣闘士としての戦いに防具を持ち出すことに異を唱えるものもいなくはなかったが、鎧さえ突き通して勝つのが真の剣士真の闘士と呼ばれ、戦いはいっそう湧き上がった。 ソルフリッツィは鎧ばかりを整えて剣はいつもぴんぴんに研ぐ程度であったので、なれば鎧を貫きさえすればと鋭く強い剣を携える闘士が増え、刀工も技を競いはじめ、それはそれは盛り上がった。
しかしソルフリッツィにとってはそれすらどうでもいいことだった。 ただ負けられなかった。死にたくなかった。]
(*8) 2019/10/08(Tue) 02時頃
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[やがて、最強の鎧と最強の剣を突き合わせて、鎧が負ける日が来た。 腹のあたりの鎧の隙間を、突き通すように細剣が貫いた。 それで継ぎ目をこじ開けるようにして、広がった隙間に刃の広い短剣が勢い良く振り下ろされた。
――ああ、ついに死ぬのだと思った。 安堵と深い恐怖の混じった、強い感情が頭の中を塗りつぶして、時が止まったように硬直していた。]
(*9) 2019/10/08(Tue) 02時頃
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[それからソルフリッツィは、この街にいる。]
(*10) 2019/10/08(Tue) 02時頃
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ん!
[元気かそうか、への返事だ。>>21 はずされた視線にまた首を傾けて、 しばらくじ〜〜〜〜〜〜?と視線を送った。
もちろんその理由までは解らなかったが。 インティから彼の世界の話をきくのは これがはじめてではなかったこともあり、
きっとなにか大変ですごいことを考えてるのかな すごいな〜 みたいか気持ちでいる。]
まち と ら ばる
すごい つよい
[そうして彼の話を完全に理解してないが、 凄いことをしたらということだけは把握した。]
(26) 2019/10/08(Tue) 02時頃
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ける んごて、だいじょ ぶ? ねんえ からふ ん、ん、ん、
[ふんふんと事情をきいて、>>23 答えた第一声は、]
くさ
[だったが、]
ころがる? いいよ
あかる とこ、くさ、たくさん
[と、草屋の半分、天井が崩れ落ちているほうの 空間を鼻先で示した。]
(27) 2019/10/08(Tue) 02時頃
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宝珠 コーラは、メモを貼った。
2019/10/08(Tue) 02時頃
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[理由はわからない。何が起きたのかも知らない。 気付けばこの街にいた。目覚めたのは自宅の中で、街人たちはまるで昔からここにいた住人のようにソルフリッツィのことを扱った。 ソルフリッツィは戸惑いながらも、ぐるぐると街を見回しては街のことを知り、いつしかそれを仕事のようにしながら、この街で"生きて"いる。]
(*11) 2019/10/08(Tue) 02時頃
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――そうだな。 出来るなら、この街で。
[イナリのそばを歩きながら、すれ違いざま返事をする。 この街は、毎日ひとり誰か死ぬ。 この街にいればあるいは、ようやく、本当に、震える日々から解放される気がする。]
八度も死にたくは、ないけども。
(*12) 2019/10/08(Tue) 02時頃
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ソルフリッツィは、ほよほよ跳ねるギロ>>17をつい見つめてしまっている。
2019/10/08(Tue) 02時頃
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[草屋に先に話しかけたのは、用件があったからというだけで、葬儀屋に対しても、全く遠慮をすることはない。なので、騒々しい鳥と関わらずに済んだかどうかは、すべてモイスチャアが素早く草屋を離脱できたかどうか次第だった。]
ウム。
[>>26 元気のいい返事に、肯定するように鳥は嘴の先を上下させた。じ〜〜〜〜〜。と横顔に視線が来ているのはわかったが、戦いに勝つまで目線がかちあうことはない。決して。しかし、コーラの声はしっかりと耳に届いているようで、嘴の先が得意げに持ち上がった。]
…… フフン
そうだとも。我は強いのだ! 何者にも負けない太陽の子。 大空の覇者! インティJrであるからなッ
[すごい つよい とその言葉に、いたく気分良さげに、カラフルな白鷲は鍛え上げられた鳩胸を大きく張った。]
(28) 2019/10/08(Tue) 02時半頃
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ゴティエは大丈夫だ。 幸い「死」ではないとわかったしな。
[>>27 心配していると解釈したため、粘液を吐きかけてきた相手についてはそう説明が添えられた。]
ただ、どうもアレは、 存在がグニャグニャしている点については ややも不安になるが──…
草屋の主人は、自分が何者であるか 説明ができるか?
[そんな風に思い出した話題を投げかけつつ、転がる許可と丁度良い場所に、フンフンと鳥はうなづいた。]
ああ。助かる。 少々草がカラフルになりそうだが キチンと片付けよう。 任せろ。我はインティJr綺麗好きな鳥である。
(29) 2019/10/08(Tue) 02時半頃
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ギロチンは、ソルフリッツィに気づくと、小瓶を抱えたまま大きく飛び跳ねた。ぽよ〜ん。*
2019/10/08(Tue) 02時半頃
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[御代は受け取ってもらえたようだ。>>20 尤も、草屋さんが受け取ってくれない事はないが。 こんなもので大丈夫かしばしば心配にはなる。]
うん。 一つ、一つと、落ちていくんだなぁって。
[二十と一の重さでも、その木の実一つは重い。 死人に口無し、死後の意思表示はできない。 葬儀屋にできるのは、送り出す事だけ。]
……うん?
[質問に答えただけ、のつもり。 でも、草屋さんにとっては違った様子。]
(30) 2019/10/08(Tue) 03時頃
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[差し出されたのは、花だ。 それも、水に咲くのだと。>>22]
分かった、渡しておくよ。
[柩を整えるのは、葬儀屋の仕事の一つ。 いずれ沈む船に託す水葬だけれども。 水咲きの花なら喜びそうだとも思った。]
じゃあね、こぉら。 今日もありがと。
[振る手は、気楽なものだけれど。 花を傷付けないように気を付けていた。 だから、逆の手は柔らかく包むように握っていた。 そこまでは良かったのに、]
(31) 2019/10/08(Tue) 03時頃
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[……ちょっと苦い表情にもなった。>>24]
(32) 2019/10/08(Tue) 03時頃
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[別に、元気である事を咎める気はない。 健康であることの証だし、悪くはないはず。 ……それが葬儀会場だったり、とか。 葬儀の準備中の場合もやめてほしいところ。]
いんてぃ、が、草屋さんに…?? まあ、いいか。 じゃあ、後はこぉらに任せるよ…。
[『死』の行方は分からない。>>24 寧ろ、それは葬儀屋の方が知りたかった。 もちろん、関わり合いになりたくない事は。 気づかれないとしても、当人に罪はない。 口にしない葬儀屋が悪いのである。]**
(33) 2019/10/08(Tue) 03時頃
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|
[出会い頭に必ずといっていいほど、 視線をそらされ逢うことはない。 もう少し斜めな性格だったなら、 もしかして、嫌われてる?という思考にもなるが 単純なのが功を奏したようだった。]
おおぞら おー
[感心したような声を出す。 いんてぃのお父さんは 今日も元気そうでよかった。]
し で ない よか た
[一瞬ンゴティがしんでしまったのかと。 違うようでひと安心である。 ンゴティがぐにゃぐにゃしているのは当たり前で、 インティがぐにゃぐにゃしてないのも当たり前。]
(34) 2019/10/08(Tue) 03時頃
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ん?
なにものか
こーらは、こーら だよ?
[むしろそれ以外になにあがるのか、と いう顔でまた首を傾けた。]
ん! えらい すきに ど ぞ
[眺めながら促すと、 尻尾の先でゆらりとゆらした。]
(35) 2019/10/08(Tue) 03時頃
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鳳凰の実 モイは、メモを貼った。
2019/10/08(Tue) 03時頃
コーラは、尻尾がゆらーり。*
2019/10/08(Tue) 03時頃
コーラは、インティJrの ようすを うかがっている。*
2019/10/08(Tue) 03時頃
宝珠 コーラは、メモを貼った。
2019/10/08(Tue) 03時頃
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[>>33 そして。どうやら、心穏やかに葬儀屋が過ごせる時間は守られなかった。草屋の主人に場所を使う許可を得た鳥は、その場にいた葬儀屋の受け取り物をしげしげと首を動かしながら見ることになった。]
我もたまには草屋に用事がある。
[モイスチャアの言葉を不審がられた。と解釈したのか鳥はやましいことなど何もない。というように些か急ぎ気味に左右に首を横に振った。]
……それは、送りの花か?
[ただ、草屋から受け取ったらしい荷物に、丸い目の上部に肉が押しかかって半眼のようになる。悩ましい。といったらしき顔で、以前に行方は分からない。と答えられた鳥は唸り声をあげた。]
(36) 2019/10/08(Tue) 03時半頃
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では「死」のヤツは、 またも我以外の所に来たのか。
…… ヌウ…… まったくいつも 後ろ姿しか見えぬ……
[大鷲はそこで一度不満げに、嘴をかちん。と鳴らした。] >>34 そう。大空の覇者である。 よって草屋を連れて空にも昇れる。 フフン
… …そうだな。 ゴティエは「死」に合わなかったらしい。 [後半は、草屋に向けてだ。良かった、には些か意味も無しに斜め舌を見て、片翼で肩のあたりをぱしぱしと払った。]
(37) 2019/10/08(Tue) 03時半頃
|
|
名は存在を表すという。 そうだな。草屋の主人はコーラであり コーラは草のように息を吐く …ン? 息が草か?
[>>35 存在の返答に頷きを返したところで、自分で話しながら鳥は混乱しそうになった。]
我が炎天の雷光であり、太陽の子であるように モイが葬儀屋で、 葬儀屋がモイのようなものだ。
[果たしてそれは並列してよい単語と理屈なのかは怪しむものもいたかもしれないが、大鷲は一切を気にせずに然り然りとばかりに頷いた。]
(38) 2019/10/08(Tue) 03時半頃
|
|
ああ、そうだ。
[そうして許可を得てから、すまぬなと礼を言って、葬儀屋の内心を察することが一切できない鳥は、たまたま出くわした葬儀屋に声をかけた。]
……ウム
[かけてから、何かを決意するための一呼吸をまだカラフルな大鷲は置いて]
葬儀屋。──もしもどこかで 「死」に声をかけることが叶ったのなら 我のところへまず来るようにと 伝えておいてほしい。
我らは「死」の行方を探す同士故に そちらにはそちらの都合があるやもしれんが… 我は逃げも隠れもせずに、 常に祭壇で待っている──とな。
[まったく勝手に一方的かつ話を聞かず「死」にかかわる道を選んでいる葬儀屋を事もあろうに同志だと認定している鳥は、そのようにモイスチャアに頼みごとをした。]
(39) 2019/10/08(Tue) 03時半頃
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インティJrは、コーラの許可を得て、草に翼を擦り付けるようにバサバサと飛ばずに羽ばたいている*
2019/10/08(Tue) 04時頃
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ギロはきちんとお礼が言えて偉いですねえ。礼儀正しいのはよいことです。
[礼を言って水を飲む毛玉を微笑ましく眺める。気合いの入った「ん!」には多少驚いたのか、耳がぴくりと動いたが。]
ホホ、気持ちのよい飲みっぷりですこと。 毛並みもすっかり元通り。やはりあの湖の水は霊験あらたかでございますねえ。
[ぽよぽよ跳ねるふわふわ毛玉にそんなことを嘯いてもっともらしく頷くも、実際どうかなど狐の預かり知るところではないのだった。]
(40) 2019/10/08(Tue) 13時頃
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[それから、葬儀屋の行方について問われれば>>19つと首を傾げて、]
おや、はぐれてしまったのですか? そうですねえ、彼女は香木を扱いますから、草屋なんかには用があるのではないでしょうかねえ。
[毎日お忙しいようですし、と見上げる毛玉に視線を合わせるように屈む。尻尾は地面につかないよう、ふんわり持ち上げたまま。]
今日もどなたか旅立ったのでしょう? お手伝いも大変でしょう。ギロもよく頑張っていますねえ。
[先程水を飲んでいた口と思しき場所から額はこの辺りだろうかと適当に推測して、よしよしと指の腹で軽く掻いてやる。]
(41) 2019/10/08(Tue) 13時頃
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そういえば、わたくしも榊の枝を切らしていたような。 折角なので一緒に行きましょうか、ギロ。
[今日死んだのが誰なのか、には狐も興味があった。 依頼があれば、死出の旅路の無事を祈ることもある。それで食い扶持を稼いでもいる狐は、細長い顎の下をふうむと撫でて。 次の目的地を草屋に定め、のんびりした足取りで歩み出した。
葬儀屋に出逢えたなら僥倖。そうでなくとも、あの長閑な草屋は居心地がいい。 ついてくるようなら毛玉も伴って、戯れに抱えて歩いたりもするかもしれない。**]
(42) 2019/10/08(Tue) 13時頃
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イナリは、扇子で牙の並ぶ口元を隠しながら、くわああと欠伸をした。
2019/10/08(Tue) 13時頃
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[すれ違い様零された、八度も死にたくはない、との言葉にくすりと笑う。]
ええ、ええ、そうでしょうとも。 わたくしにとっては、そう、列車を乗り換えるようなものでございますけれども。
[他の方はそうはいきますまい、と頷く。 狐とて、死については他者と認識にズレがあることが多いのはわかっているのだが。つい、妖に寄った考え方をしてしまうのだった。**]
(*13) 2019/10/08(Tue) 13時頃
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インティJrは、草の上で バサ…バサバサ、バサバサッ
2019/10/08(Tue) 17時半頃
インティJrは、バササササ、バサササササササササッばさばさばさばさばさばさばさば
2019/10/08(Tue) 17時半頃
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ク ワ −−−−−−−−− ッ !!!!
[鳥はテンションが上がった]
(43) 2019/10/08(Tue) 17時半頃
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秘儀、地上錐揉み三回転!! ハァーーーーッ!!
[鳥頭は草屋に何をしに来たか忘れている。]
(44) 2019/10/08(Tue) 17時半頃
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インティJrは、完全にただ運動が楽しいだけの者になっている。
2019/10/08(Tue) 18時頃
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[どれくらい、ぴちゃぴちゃ水浴びをしていただろう。 机の周りはもうすっかり水浸しだ。 満足したソランジュは、ぷるると震えて体を起こした。 小瓶に残っている水はあともう少し、それでも大事に蓋をし直す。
ぷる、ぷるるん。 そうして起こした体は、心なしかつやを増したようだった。 定かではない。が、水分量は多分増えてる。]
… … …
[そうして半透明ゼリーのような生き物は、 滑らかになった体を動かして机の脇の棚へと移動した。 やがて棚から器用に、黒い小さな塊を取り出す。 ころりとそれを透明ゼリーの中に飲み込んで、ソランジュは店を出た。 「営業中」の札を外しておく。]
(45) 2019/10/08(Tue) 18時頃
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[ぷるるんぷるん。つやつやゼリーは路地の上。 どこからか、けたたましい鳴き声が響いてくる。 それに、雨色の体が反響してぷるると震えた**]
(46) 2019/10/08(Tue) 18時頃
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─ 草屋 ─
[インティJr、彼は体を動かすことが好きである。
そしてちょっとアドレナリンが出やすすぎる体質であった。]
ヌウォオオオオオオオオオ!!!!! [彼は知らない。彼が現在、草の上を翼を閉じた姿勢で側転で転げまわりながら翼から払い落としているカラフルが、乾かして砕くとマニアに人気の塗料になる事を──…>>0:48>>0:59
そしてそれを勝利の祈祷をお願いしたいが、ほとんど常に空っぽの寄付金で生活をしているインティにとっては、値が張るために頼むことができないでいる祈祷師が喉から手が出るほど欲しがっているということを────>>0:84]
(47) 2019/10/08(Tue) 18時頃
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[もぞもぞうぞうぞ。 多数の足を動かし、軟体動物は日陰を好んで移動していた。
しばらくうろうろとしていた所にソルフリッツィの姿を見かけ]
にょるーーーーん
[闇から伸ばされし触手もどき。 ソレはソルフリッツィを捕らえ…… 人気のない場所へ引きずり込もうと……]
(48) 2019/10/08(Tue) 18時半頃
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ふむう。 見回りご苦労様ンゴ。 どこかに死体は落ちてなかったンゴ?
[しかし引きこむ力などなく、逆にソルフリッツィの腕に触角を巻き付けてぶらーんと下がる軟体動物。**]
(49) 2019/10/08(Tue) 18時半頃
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[飛び跳ねたギロにひらひらと手を振り別れを告げる。 そうして毛玉を見ていたせいか、路地裏から伸びてくる触手にすぐには気づけず、いつの間にやら腕にぬとぬと軟体がぶら下がっていた。]
ンゴティエク。 今日は、特に見ていないな。
今日の別れは、ずいぶん静かに済んだようだ。
[例えば一部がどこかに転がっていたりもしないし、潰れたりもしていない。 新しい死が齎されたというのも聞いていない。]
(50) 2019/10/08(Tue) 20時頃
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ンゴティエクは、何か変わったものやおかしなことに出会わなかったかい。 死体以外で頼むよ。
[腕に下がった虹色が、見た目に反して暗がりを好むのを知っているので、見回りは路地裏に範囲を拡大した。 暗い細道を行きながら、彼の見回りの成果を聞いた*]
(51) 2019/10/08(Tue) 20時半頃
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宝珠 コーラは、メモを貼った。
2019/10/08(Tue) 21時頃
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[ぶら下がって己の体重を支えるのにも限界があるので、軟体動物はもぞもぞ移動してソルフリッツィの肩辺りに張りついた。>>50]
ンゴ。 見なかったンゴか。
[やや残念そうな感情が声から漏れたか。何せ表情というものは存在しないので、周囲はこの生物の考えを声などで判断するしかない。
そして死肉はこの生物の主食であり、ないという事実は餌にありつけないことに繋がる。残念がっているのは明白であった。]
(52) 2019/10/08(Tue) 22時半頃
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いや、今日も陰は平和だったンゴ。 インティもいつも通り騒がしかったンゴ。
[危うく「死」と間違えられて潰されかけたのも、「騒がしい」の内に入っている。>>51
暗い箇所を優先的に見回ってくれるソルフリッツィにありがたやありがたやと触角をにゅるにゅる動かしている。*]
(53) 2019/10/08(Tue) 22時半頃
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ああ。 すまないな。
[残念そうな声が肩口からしたが、見ていないものは仕方ない。 無為な期待を抱かせることほど罪なことはないと思う。 だが、生きている限り腹は減る。自分も今しがた腹ごしらえを終えたばかりだ。 主食を得られないのは可哀想だ。 何とかしてやりたいが、生憎草食ゆえに、他の肉の用意もなかった。]
(54) 2019/10/08(Tue) 23時頃
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イナリは、イナリは、草屋の前で雄叫び>>43を聞いた。
2019/10/08(Tue) 23時半頃
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ありがとう、いえるうちに。 ギロ、おしえてもらった!
[イナリに礼儀正しいと言われて、毛玉は何処か誇らしげにぴょ〜んと跳ねた。>>40 今はもういないあの人に教えてもらった沢山のこと。 それらをとてもとても大事にしながら、毛玉は毎日を生きているのだ。]
(55) 2019/10/08(Tue) 23時半頃
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[例えば八度も死ぬ――つまりは八度も生まれたことがある狐なら、多くの死肉を残したりしないだろうか、と過ぎるものの、イナリにいなくなってほしいとも思わないし、死んでいない狐のことを今算用に入れても仕方ない。]
私は一度だって死にたくはない――
[思考が呟きになって零れたが、狐に聞こえたろうか。]
(*14) 2019/10/08(Tue) 23時半頃
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― 草屋 ―
[ふわり、と先触れのように白檀の香りが漂う。]
こんにちは、コーラ。 今日もよいお昼寝日和でございますね? 何やら騒々しい声が聞こえた気がしますが、お取込み中でしたかねえ。
[「草」と書かれた看板をくぐって、白い狐が顔を出した。あちこちに生えている草を踏まないよう慎重に、それでいて優雅に舞うような足取りで店の奥へと歩いてくる。 いつものように体を横たえている草屋の主人にそう挨拶して、]
ところで、ここは榊なんぞは扱っているのでしたっけ? もしあるなら、枝を何本か頂きたいのです。 お代は……今日はこの水しか持ち合わせがないのですが、それでよろしければ。
[そう注文した。 一体何本持ち歩いているのか、湖水入りの小瓶をコーラの鼻先に差し出しながら、店の中に生えている草を見回した。草というより庭木だが、果たして扱っているだろうか。]
(56) 2019/10/08(Tue) 23時半頃
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う。 …はぐれた、ちがうの。
その、…ねぼう。 ギロ、ねぼうした。
[はぐれたのかとの問いには先程と打って変わって、しゅんとした様子でお腹の辺り(と思われる)毛をもしょもしょとこねた。>>41 しょぼくれた様子ではあったが、イナリに撫でられると少しだけ嬉しい気持ちになり、続けて一緒に行こうかと言われると、ぱっと毛をふかふかにして毛玉は飛び跳ねた。]
イナリ、いっしょ。 うれしい、うれしい。
[上機嫌になった毛玉はもう一度ぽよ〜んと跳ねて。 通りすがりに手を振ってくれたソルフリッツィに向けて手をがんばって大きく伸ばして振り返した後、残った水の入った小瓶を抱えてイナリの後を追った。>>50]
(57) 2019/10/08(Tue) 23時半頃
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イナリは、燦燦と降り注ぐ陽光の中で転げ回る鳥>>47を目撃した。
2019/10/08(Tue) 23時半頃
イナリは、二度見した。
2019/10/08(Tue) 23時半頃
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あれはなぁ。 騒がしいな。
[広場で演説していたインティのことを思う。 今また草屋で大騒ぎしているとは知らない。 ありがたいことに、ちょうどよくすれ違い続けていた。 住人に襲いかかったり、店の敷地で暴れているとなれば、剣を抜くも辞さない可能性があった。]
……ん?
(58) 2019/10/08(Tue) 23時半頃
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あいつは、ねずみじゃないかい。
[路地の隅、暗がりから細長い尻尾と毛に包まれた尻がはみ出ている。 ぐったりと動かない様子のそれを指差してみる。 天寿を全うされた生き物ではないかと。]
(59) 2019/10/08(Tue) 23時半頃
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インティJrは、は、草屋草の上でイナリに二度見された
2019/10/08(Tue) 23時半頃
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[とてちた、ちて、とたた。 走ると小瓶の中の水が揺れて身体がふられ、奇妙な足音から小気味よさが抜ける。 それでも置いていかれないようにと走っていると、毛玉の足がふわりと地面から離れた。]
わー。
[地面から離れた毛玉は、イナリの手元にすっぽりと収まった。 小瓶は抱えたまま、足は邪魔にならないようにしゅっと毛の中にしまう。 毛玉自体は然程重くなく、毛はとてもふかふかしていながら、全体的にどこかもっちりとした質感もあり、抱えると妙なフィット感を感じる事だろう。 毛玉はといえば、暖かな腕の中、落ち着く香りと緩やかな歩みのリズムに段々気持ちよくなってうとうとしてきていた。]
→草屋
(60) 2019/10/08(Tue) 23時半頃
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[が、雄叫びが聴こえるとハッと目を覚ました。>>43]
!!!
[そして、雄叫びをあげながら陽光の中で転げ回る鳥を見て、毛玉の毛がそれはもう大きく膨れ上がった。 ごまつぶのような目の周りにも白いふちができている。 わかりにくいが、目を大きく見開いているようだ。 そして毛玉はそのままフリーズした。
とてもとても、びっくりしたのだ。]
(61) 2019/10/08(Tue) 23時半頃
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─ 草屋 ─
[さんさん陽射しに照られている緑色の草の上。 雅な白檀の香を漂わせてた新たな来訪者が来たとき、その白い大鷲は絶賛新技に挑戦中であった。]
ムッ????
[端的に言うと、仰向けになり翼を交差させ、勇猛に盛りあがった自慢の鳩胸を強調するように、ブリッジをキメていた。 周辺には乾いて落ちた粘液だったものが散らばっている。、
そのような状態で、彼はさかさまになった世界で此方を二度見している白狐の存在を認めた。]
(62) 2019/10/08(Tue) 23時半頃
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インティJrは、ピタ…と動きを止めた。
2019/10/08(Tue) 23時半頃
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おぅふっ!
生きているか、死んでいるか、それが問題ンゴ。
[最も早く下りられる手段として、ソルフリッツィの肩からボテリと地面に落ちた。>>59
路地裏にはこうした生き物の死骸が落ちている率が高いのも暗がりを好む理由。
足を動かして懸命にネズミと思われる生き物の死骸へと寄っていき。]
(63) 2019/10/09(Wed) 00時頃
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オアーーーーー
[だがしかし、その奥にはネズミ以外にも生き物がいた。ネズミの死骸でネコなどを誘き寄せて食らう、豚に似た大きな肉食獣がいたのである。
ぶひゅぶひゅ鳴きながら、ンゴティエクを前足に引っかけていた。割と凶暴くさい。]
ひぇえひぇえ 助太刀希望ンヌーーー
[軟体動物はじたじたもがいている。*]
(64) 2019/10/09(Wed) 00時頃
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― 草屋に向かう少し前 ―
["言えるうちに。">>55 そう答える毛玉に、狐はそっと目を伏せた。]
……そうでございますね。 生とは限りあるもの。 わたくし、貴方のそういう姿勢がとても好きでございますよ。
[大切な者を喪う辛さは、狐にもよくわかる。 だからこそ、今は亡き人の教えを守って懸命に生きるギロは狐の目にとても好ましく映る。]
(65) 2019/10/09(Wed) 00時頃
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[今はいない人。 もう会えないはずの人。 その人に会うために。ただそれだけのために。 狐は八度目の生に手をかけた。]
(*15) 2019/10/09(Wed) 00時頃
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[寝坊>>57、と聞いておやと片方の眉を上げるも、しゅんとした毛玉の様子が何とも微笑ましくて、つい甘やかしたくなってしまう。]
それはそれは、ふふ。正直でよろしいこと。 でも、モイスチュアに会ったら、謝らなければなりませんね。
[きっと許してくれますよ、なんて声を掛けながら。 すれ違った自警団の彼にも目礼をして、ぽよぽよ跳ねる毛玉と共に草屋に向かったのだった。]
(66) 2019/10/09(Wed) 00時頃
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─草屋の陽射しが落ちる草の上─
[鳥は、丸みを帯びたフォルムの頭で体重を支えるようにブリッジをしたまま、わずかに嘴を地上側に近づけた。普段どおりの天地であれば、天を仰ぐようなポーズである。 翼はかなり白さを取り戻していたが、顔はまだ嘴周辺にカラフルな粘液が乾いたものがこびりついていた。 パチパチと金色の目が瞬きを繰り返す。 イナリにくっついているギロにも、どうやら遅れて認識が及んだらしく、>>61 視線が一度そちらにも移動した。]
祈祷師に葬儀屋の助手ではないか。 助手はどうした? 目玉が零れ落ちそうになっているが。
…………、…………
まさか、病か何かか???
[ギロがあまりにも固まっていたので、大鷲はそう解釈したらしい。自分の猛り狂った様相に驚いたのだとは、カケラも考えていない面だった。]
(67) 2019/10/09(Wed) 00時頃
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おやおや、こんなに膨れてしまって。 おおよしよし。怖いことなんて何もありませんよ。
[手の中でもっちりふかふかしていた毛玉>>60が、鳥の雄叫びでぼふんと膨れ上がる。 目の高さまで持ち上げてよくよく見ると、どうやら目を見開いているよう。 目、あったんですねえ。などと内心で思いながら、そうっと毛玉を柔らかそうな草の上に下ろして。 見事な鳩胸アピールブリッジをキメる鳥に向き直った。]
(68) 2019/10/09(Wed) 00時半頃
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これはこれは、かしこくも雄々しき太陽の子。 今日もまた一段と輝かしきこと。
[狐は傍目にも芝居がかった仕草で一礼した。 なんのことはない、この大鷲に対するいつもの狐の態度である。]
草屋で会うとは、珍しいこともあるもので。 それに、その凛々しいお顔。何やら素晴らしく色彩豊かに彩られているではありませんか。 どうかどうか、近くでようく見せてくださいまし。
[大鷲と狐。どちらも肉食性であるが故、草屋で会うのはこれが初めてかもしれなかった。 狐はブリッジを続ける大鷲にずいずいと近寄っていく。やや慇懃に過ぎる語り口の割に、遠慮というものはない。]
(69) 2019/10/09(Wed) 00時半頃
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イナリは、大鷲の顔の周囲に散らばるカラフルな塊に素早く細い目を走らせた。
2019/10/09(Wed) 00時半頃
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ふむ。 確かに、生きているならそのまま生きていてほしいな。
[>>63生死を問題とする姿勢に納得する。 肩から落ちてうごうごとねずみの方へ這っていくのを一歩一歩追いかけた。 追いかけて、そして、急に虹色の体が視界から消えた。]
(70) 2019/10/09(Wed) 00時半頃
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[ぷに、ぷに、ぴちょん。 ソランジュは、何かを探すように路地を歩いた。 その様子は歩くというより跳ねるに近い。 ぴちょん、ぽよん。大きな水滴が跳ねるかのような有様だ。
向かったのは広場の方、 それは目指すものが其方かと思えたから。 けれどその途中の路地裏で、騒ぎ>>64に行き会った。 ぽよん、ぽよん。 声のする方へと近づいていく。]
… … ?
[なんの騒ぎだろう? 悠長に曲がりくねった文字を書くより早く、 半透明のゼリーはカラフルな軟体動物らの騒ぎを覗き込んだ。]
(71) 2019/10/09(Wed) 00時半頃
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[路地の更に奥、身を潜ませていた獣がンゴティエクを爪先で引っ掛けていた。 やや情けない響きの叫びを上げながら助太刀を頼まれてしまえば、自警団として住人を助けないわけにはいかない。]
貴殿にとっても生きるための手段なのだろうが――すまないな。
[すらり、細身の剣を抜く。 見る人が見れば、もとより細いものではなく研ぎ減ったものとわかるその剣で、ンゴティエクを捕まえている前足をつんとつついた。 斬り捨て御免、とするほど情のない対処はしない。]
(72) 2019/10/09(Wed) 00時半頃
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[獣は威嚇を繰り返していたが、怯まずに危害を加えて来たことに対して驚いたのか、ぴょんと飛び上がってンゴティエクを落とした。 それで充分と、刺激を重ねはしない。]
この場は私に見つかったことが不運と、聞き分けてくれると助かる。 これ以上のことはしたくないのだ。
[路地の暗がりから差し込む細い光が、刀身をぬらりと光らせる。 それに怖気づいたかそれとも気が削がれたのか、獣はねずみを置いて去っていった。]
(73) 2019/10/09(Wed) 00時半頃
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[ふぅと息をついて納刀する。 どこかで、もよん と水分が波打つような音が聞こえた。]
ソランジュ。 どうかしたかい。
[こちらを覗き込んでいる軟体その2に視線を向けた。]
(74) 2019/10/09(Wed) 00時半頃
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─ 草屋 ─
ウム! 我はいつも雄々しく輝いている! 今は特に父の恵みを 緑と共に一身に受けているからな!
[>>69 狐の言葉に、鳥はフフンといっそう胸を反らして見せた。ふっくらと胸の羽毛も膨らむ。慇懃すぎるくらいの態度を疑いもせず、素直に賞賛として受け取っている鷲であった。]
祈祷師とここで会うとは、たしかに珍しい。 ンムム? 顔とな?
まあ構わんが……なんだ? 何かついているか?
[思い出していただきたい。この鳥頭は、転がるうちに、脳から草屋に来た理由をとりおとしているのである>>44。 ずい。と遠慮なしに近づく狐に、警戒心を抱くこともなく、顔に触れられるならされるがまま。ただ、じいっと金色の目が狐の顔を見た。]
(75) 2019/10/09(Wed) 00時半頃
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[見ればソルフリッツィが剣を抜いている。 それにぷるぷると震えて、ソランジュは斜めに傾いだ。 どうしたんだろう?と首傾ける風で、ぴょこんと跳ねる。 そうしてもう少し、騒ぎの方へと寄った。
ぴちょん、ぽよん。 そうして声>>74を掛けられれば、遠慮なく転がっていく。]
「 にぎやか 」
[路地をかりりと引っ掻けば、 どうにか文字らしきは見えようか。 ソルフリッツィにはこう応えて、はてと虹色の方へと意識を向けた。]
「 いきてる ? 」
(76) 2019/10/09(Wed) 01時頃
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インティJrは、イナリの視線の動きを目線で追いかけた。
2019/10/09(Wed) 01時頃
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オウフ!
[爪先から放り出され、ビタァンと地面に着地した。ぴくぴくしている。>>73]
ひぃふぅ。ひぃふぅ。 一日に二度も虹の橋になる恐れに見舞われるとは、本日は危険なり。ンゴ……
[粘液を吐く元気もなく、軟体動物は転がっていた。]
か……感謝ンゴ。 すけだち……ソルフ……
[何とか礼だけは述べた。]
(77) 2019/10/09(Wed) 01時頃
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[気分的には四色くらい虹になっているが、ゆっくりながらもネズミの死骸ににじり寄っている辺り、案外図太い。]
ン、ンゴ、
[ソランジュに触角の片方をゆらゆら振った。>>76]
(78) 2019/10/09(Wed) 01時頃
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[柔らかい草の上に降ろしてもらった後も、毛玉はフリーズしていた。 毛玉はとても驚くとこうして固まってしまうことがある。 暫くすると緊張がとけてその場でしんなりとするのだが。
再起動には、もう少し時間がかかりそうだ。*]
(79) 2019/10/09(Wed) 01時頃
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少しね。 揉め事があったものだから。
[>>76「にぎやか」。見えた文字にはそれだけ返した。 ひとまず解決したから、あまり詳しく伝えなくてもいいだろうという判断だ。
「いきてる ?」の確認のために、ンゴティエクの方にまた視線を向けた。]
(80) 2019/10/09(Wed) 01時頃
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[零れ聞こえた呟き>>*14に、狐は低い笑いを漏らした。]
ホホ、これはまた。 この世に命として生まれてきた以上、いずれ死を迎えるは必定。 それとも、不死をお望みでございますか?
[本気とも冗談ともつかぬ口振りでそう言って、狐はいつものように笑う。
狐は死体を残さない。失敗>>*1しない限りは。 もしも天寿を迎えず不慮の死を遂げた場合は、ただ一匹の古狐の骸が残るだろう。]
(*16) 2019/10/09(Wed) 01時頃
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[叩きつけられた虹色は、かろうじて生きていそうだった。 息も絶え絶えの様子に、もう少し穏便な解決法があったろうかと思うが、後の祭り。]
一日に二度? 穏やかな話じゃないな。
[死と間違われて襲われたとはまだ知らなかったから、む、と鎧の下眉間にしわを寄せた。]
(81) 2019/10/09(Wed) 01時頃
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[どうやら虹色軟体生物は生きていたようだ。 ソルフリッツィの応え>>80にぷるぷると体を震わせ、 そうして半透明ゼリーはンゴティエクの方へと更に近寄った。
どうにも元気がなさそうだ。 もしかしたら、水が足りてないのかも知れない。 普段ならそんな大盤振る舞いはしないけど、 今のソランジュは湖のおいしい水をたっぷりと含んだ後である。
少しくらいならいいだろう。ということで、 ソランジュはぴちょんと半透明ゼリーから水を飛ばした。 その飛沫をかけてあげて、ンゴティエクを癒してる、つもりだ。]
(82) 2019/10/09(Wed) 01時半頃
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ソランジュは、ンゴティエクに向けて ぴ、ぴ、ぴ、と水飛沫を放っている。
2019/10/09(Wed) 01時半頃
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小動物にはそんな危険な日もあるンゴ。 ぎりぎり生きているから運はいいのか……?ンゴ。
[もっしゃもっしゃ。 ネズミの側までたどり着き、摂取を始めた。 溶かすように食んでいるので、食事風景は多分そんなにグロくない。>>81]
おふうっ
[その最中にひんやりとした水飛沫が体にかかって、妙な声をあげた。>>82
水は時々飲むけれど、飲むけれど。 びっくり。]
おああおああ。
[驚きでのたうっているが、喜んで跳ねているようにも見えるかもしれない**]
(83) 2019/10/09(Wed) 01時半頃
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ンゴティエクは、びったんびったん**
2019/10/09(Wed) 01時半頃
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[水飛沫を虹色のンゴティエクは喜んでいるみたいだった。 それはそうだろう、湖のおいしい水だ。 ひとまずはちょっとだけ、お裾分け分。
ぴったん ぽよん、ぴったん ぷにん。
謎の柔らかい生き物が二体、路地裏にのたうっている。 ひとまず元気になったンゴティエクに満足して、 ソランジュはぷにぷにと体を揺らした。 心持ち、ソルフリッツィへの方へゼリーが傾く。]
「 ソルフリッツィ みまわり? 」
[彼はいつも、街の見回りをしている。 今日もその最中だっただろうかと、ゼリーは傾き、]
(84) 2019/10/09(Wed) 02時頃
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「 ロゴス みた ? 」
[知ってるかな?と。 ころんと手持ちの黒い小さな塊を転がして問いかけた。]
(85) 2019/10/09(Wed) 02時頃
|
ソランジュは、ぽよぽよと揺れている。**
2019/10/09(Wed) 02時半頃
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[狐はその鼻先から生えた細い髭が嘴に触れそうな距離まで寄ってきてしゃがむと、黒い鼻をひくつかせた。真っ黒な目でじー、と大鷲の顔を見る。 見つめ合っているように見えなくもないが、狐の目は鷲の嘴についたキラキラしいものに向けられている。 そうしながらも、狐の口は滑らかであった。]
ええ、ええ、お父上の威光は今日も空に地に満ちておりまする故。 これほどの眩さならば、さしもの「死」も恐れをなすことでありましょう。
[素直に賛辞として喜んでくれるものだから、面白くてつい盛りに盛ってしまう狐であった。狐は素直な相手が好きだ。様々な意味で。]
(86) 2019/10/09(Wed) 08時頃
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顔に何か、でございますか? ええついておりますよ、これこの通り。
[袖から手鏡を取り出し、大鷲の目の前に差し出した。虹色の名残が輝く嘴が見えるように。鷲が喋る度に、嘴のところどころが虹色に光っている。]
わたくしの見たところ、この虹色は「ニジフラシ」のものでございますね。色に拘る者達の間では垂涎の極彩色。 いやはや流石は太陽の子、これほど貴重な顔料をなんとまあ惜しげもなく……ああ、見れば見るほど素晴らしい色彩……まるで空にかかる虹を幾重にも重ねて留め置いたよう……
(87) 2019/10/09(Wed) 08時頃
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[そうして、周囲に散らばる欠片をす。と指で示して。]
時に、太陽の子。 そこかしこに散らばっている虹の欠片。あなたのお顔についているのと同じものと思いますが……実はわたくし、その欠片がとても欲しいのです。 ああ、天におわす父が如く慈悲深き太陽の子。 どうかわたくしに譲っては頂けないでしょうか? 勿論、ただでとは言いませんとも。 是非ともこのわたくしに、虹を纏う太陽の子の勝利を祈らせてくださりませ。
[今ならイナリ謹製戦勝祈願のお守りもおつけしますよ、とさかさまの顔を覗き込む。食い気味だ。**]
(88) 2019/10/09(Wed) 08時半頃
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イナリは、鷲の顔を覗き込みながら、だんだん顔が横に傾いていく。
2019/10/09(Wed) 08時半頃
イナリは、尻尾をふりふり……**
2019/10/09(Wed) 08時半頃
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そうか…… すべての危機から守ってやれるわけでなくて、すまない。
[>>83びったんびたん。 のたうち回るンゴティエクは喜んでいるというより苦しんでいるように見えるが、生物には水が必要というのも然り。 特にたっぷりと水分をその身に湛えていそうなンゴティエクには必要だろうと、ソランジュの行為を止めることはしない。 すべての危機からは守れないことを目の前で体現している。]
(89) 2019/10/09(Wed) 09時頃
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ああ。
[>>84ソランジュの問いには頷いた。 今も路地裏を見回り中だ。]
ロゴスか。 見かけはしたが、随分前だな。 コーラが起きるよりも少し前に、広場でインティの演説を聞いていたよ。 それから西の方に飛んでいったのを見たけど、それきりだ。
[時間帯と状況を伝える。 最後に見かけた時ロゴスはインティと別れるところだったが、インティがロゴスの行き先を知っているかというと――あまり期待はできないだろうなと思う。]
(90) 2019/10/09(Wed) 09時頃
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ロゴスを探しに行くかい?
[ぽよぽよしているソランジュに聞いてみる。 ンゴティエクは食事中だ。無理にこのあと路地裏の見回りを続けて連れ回すこともあるまい。
ソランジュの行く行かないに関わらず、一旦は路地を離れようかと、ンゴティエクに軽く一礼して移動しようとする**]
(91) 2019/10/09(Wed) 09時頃
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─ 草屋 ─
[>>86 狐の目は黒いのか。というのが大鷲が持った感想だった。何しろ細い目をこれほど間近で見たことは、鳥の記憶にはなかった。忘れているだけであったかもしれないが。 「死」の事に話題が及べば、一度首周りの羽毛がギュッと縮んだが、流ちょうな狐の太陽を称える言葉に、すぐに元よりも大きくブワっと膨んだ。]
ほ、ほう! さすが我が父……! 復活の象徴、死を超える者……ッ! 狐の黒い眼は実に実に、 真実を射抜く力がある!
その目があるなれば、 正しく祈りを届ける道を知っているのも まさに道理というものだ!
[首に続いて胸の羽毛も心なしか晴れやかに反らされている。言葉を受け取った鳥は、嘴の両端あたりをぴくぴくと動かした。先ほどまで草地を転がっていた鳥は、今は言葉に転がされている。]
(92) 2019/10/09(Wed) 12時半頃
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ムッ 祈祷師は用意がいいな。 フム ナルホド、 これが男前…… フム……
[鳥頭は、軟体動物に褒められたことだけはどうやら取り落としていなかったか思い出したか、鏡を前に自分の顔を漸くじっと見た。 その横で滔々と立て板に水、狐は雅やかな勢を尽くしたかのような語彙で粘液が固まったものへ賛辞を送っていた。しっかりと大鷲を持ち上げることも忘れられていない>>87。]
ほ、ほう。そうか。 我には色の塊しか見えぬが……
[そのため、色粉の原材料になるニジフラシの粘液が固まったものの価値はイマイチわからずとも、鳥はだんだんとその気にさせらつつあった。]
(93) 2019/10/09(Wed) 12時半頃
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[して、狐が周囲の虹色を指さすに至る。その頃には鈍すぎるほど鈍い鳥の感性でも、狐はもしやこの極彩色が欲しいのか?と考えるに至っていた。]
ほ……
[欲しいのか?とたずねようとした言葉は、食い気味にきた狐の言葉に遮られた>>88。顔を覗き込んでくる勢いに押されて、ブリッジしていた腰が地面につく。]
…… 何!?!? 勝利の祈願を!?!? 本当か!?!?!?!?
[その直後、ただでは言わない。と言った狐の交換条件に、食い気味に跳ね起きた。ガっと狐の方に両翼がかけられる。今度は反対に、大鷲が食いかかるように狐の顔を覗き込む番だった。]
(94) 2019/10/09(Wed) 12時半頃
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素晴らしいッぜひ頼……ッ ウッぐ、しかし この粘液が固まったものはそれほど高い価値があるのか我が舞台の観客たちの想いの結晶よりも……
[勢い込んで是非ともお守りもつけて欲しいと頼もうとした鳥は、一度そこで大きめに凹んだ。ちなみに想いの結晶とは、寄付金の缶に入っていたモノのことだ。]
ぐう ぐぐぐぐぐぐぐぐ……
いやッ いや。顔料の素の価値を疑うわけではない 祈祷師の祈りは皆の心を照らすもの。 大きな力である。それと引き換えにしても良いと 祈祷師が言うだけの価値があるのであろうとも……
(95) 2019/10/09(Wed) 12時半頃
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……………………………………………… …………………………… ………………………
[葛藤の末に、鳥は狐に向き直った。]
………… 戦勝祈願を……頼んでもいいか。
[絞り出すような声である。]
お守りの方はな。そのな、ウム…… これと替えていただきたい。
[そういうと、石でできた胸の飾りのうちの赤い石、五つを嘴で外して、狐の掌の上に落とす。 どうも、大鷲の中では、そこが自分のこれまでの「価値」と、偶然手に入れただけの「価値」との葛藤の妥協点の様だった。]
(96) 2019/10/09(Wed) 12時半頃
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冷たし……ンゴ。
[濡れた体にひんやりと秋風がしみる。 守ってもらいっぱなしの軟体動物、今回は運がなかった。 吸水性の高い体が恨めしい。>>84>>89
ただ、水色の方の軟体生物に悪意を以て接された記憶はないので、今回もないのだろうと予想はできた。]
ンゴ……次からは水かける前に一筆欲しいンヌ。
[ソランジュを咎めはしなかったが、再発防止には努めた。]
(97) 2019/10/09(Wed) 18時頃
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ロゴス? 知らンゴねー。
[ソランジュとソルフリッツィのやりとりに口挟み。
彼の者はとてもまぶしいので、あまりお近づきにはならないようにしている。今回もその行方は知らずにいた。]
ゴンゴン。
[そして食事の再開。ネズ公はンゴティエクの胃袋へと消えていく。 軟体動物はある意味、街の掃除も兼ねている。 葬儀場では嫌われがちだが。
まぶしいロゴスを共に探しに行く気はさらさらなく、触角を振るなどして別れの挨拶。>>91**]
(98) 2019/10/09(Wed) 18時頃
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[ンゴティエクに水浴びをさせてあげてから、 そうだ。と、びたんびたんと跳ね回る虹虫を見た。]
「 にじ ちょうだい 」
[地面に文字を書いておく。 なんだか忙しそうだけど、あとで見てくれるかも知れない。 ンゴティエクの粘液の固まったものだとは…… これだけで通じたものか否か。]
(99) 2019/10/09(Wed) 18時頃
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「 つぎ ? 」
[つまり、また水をかけて欲しいということだろうか。 やっぱり気持ち良かったのだろう。 そう納得して、ソランジュはぷるると震えた。>>97]
「 うん。 また 、あげる。 」
[次回をそう約束してあげることにした。 そうしてソルフリッツィにぷるんと傾く。]
(100) 2019/10/09(Wed) 18時頃
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「 にし 」
[虹虫はロゴスの場所を知らないようだったけど、 幸いソルフリッツィは見ていたらしい。 さすが、街を見回っているだけあって情報通だ。 ただ、返ってきた回答は少し問題だった。
方角はともかく、飛んで行ったという。 それには半透明ゼリーも少し困ったように震えを止めた。 さすがに空を飛ぶものに追いつけるほど、 高性能なゼリーではない。]
「 うん。 さがす。 」
[ぽよん。と、同意を示すようにして跳ねた。 ソルフリッツィが歩き出すのにくっついて行くように、 ぷにぷにと揺れながら跳ねながら動き出す。 半透明ゼリーの中で、抱えた小さな黒い塊もふよんと揺れた。**]
(101) 2019/10/09(Wed) 18時頃
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[まじまじと見られる事には気まずさもある。 送り人であるゆえに、ではあるのだけれども。]
そ、そうなのかぁ…。
[葬儀屋もやはり人間ではない。 小動物を喰らう猛禽類には苦手意識がある。 当人が関わり合いになりたくないような、 性格のものであることと等しいくらい。]
うん…? ああ、これは届け先の決まっている供え物だよ。 そうだね、キミの言うように送り華だよ。
[首を急き気味に横へ振られた理由は知らない。>>36 確かに葬儀屋は送り出すものではある。 しかし、看取るものでは決してないのだ。]
(102) 2019/10/09(Wed) 20時半頃
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[改めて見ると大きいな、という感想を抱く。 その言葉の代わりに、『死』の行方に頷いた。]
……そう、キミではない処に、だ。 いんてぃ。
[呟いた言葉は、不満げな嘴の音の後。>>37 葬儀屋は『死』の残留を見るけれども。 『死』を見る訳でも、行き先を知るのでもない。]
まあ、死は平等だ。 確かに訪れる元を選びはするけれども。 貴賤も老若も男女も関わりない、ただの半丁さ。
[どこか、冷めたような口調だった。]
(103) 2019/10/09(Wed) 20時半頃
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[しかし、その理屈は分からなかった。>>38]
(104) 2019/10/09(Wed) 20時半頃
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……、うん?
[かけられた言葉に、首を傾げる。 何か、決意をするような一拍の空白があった。>>39]
そうだねぇ…。 話す事があれば、だけどね。 言伝くらいはしようじゃあないか。
[葬儀屋は、『死』に言語が届くとは思っていない。 しかし、彼がそう思っているのならば。 無意味だとしても、意味を見たいだろう?]
(105) 2019/10/09(Wed) 20時半頃
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[路地をぱたぱた、歩いていく。 まっすぐ向かえばいいものなのだけれど。]
か〜ごめかごめ。 か〜ごのな〜かのと〜ぉり〜ぃは〜。 い〜つ〜い〜つ〜で〜やぁう〜。
[葬儀屋は、自宅からは何処へでも向かえる。 他所から自宅へも向かうことができる。 しかしながら、他所から他所へは行けなかった。]
よ〜あ〜け〜の〜、ば〜ん〜に。
[それに、手向けの花は早く添えてしまうべきだ。 そういう訳で、一度自宅の方へと足を進めていた。]*
(106) 2019/10/09(Wed) 20時半頃
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鳳凰の実 モイは、メモを貼った。
2019/10/09(Wed) 20時半頃
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[一瞬縮んだ首回りの羽毛>>92に、これは話題を間違えたか?と僅か肝を冷やすも、すぐに元通り以上に膨らんだのを見て、素直なことは美徳であるなあと思う狐であった。]
ホホホ、この目が真実を見抜くと? それは買い被りすぎと言うものでございます。 けれど折角の賛辞、ありがたく頂戴しておきましょう。
[扇子で口元を隠しつつ謙遜してみせるが、尻尾は気分良さそうにゆらゆら揺れている。]
おや、今お気づきになられましたか? 太陽の子はいついかなる時であろうと男前でございますとも。
祈りを届けるには正しき所作、正しき装いが必要でございます故。 鏡は常に持ち歩いておりまする。
[などともっともらしく答えるも、狐は割と自分の顔が気に入っており、化粧映えもすると自負しているというだけである。 大鷲が鏡を覗けば、キラキラしさがより強調されるよう手鏡の角度を微調整などしている。]
(107) 2019/10/09(Wed) 21時半頃
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!?
[と、突然跳ね起きた鷲に両肩を掴まれれば、さしもの狐も目が真ん丸になった。 目はすぐに常の細さに戻るが、尻尾はぼっふりと膨らんでいる。驚きを隠すように(あと唾とかを避けるように)扇子を口元に当てて、顎を引いて斜めに鷲を見上げた。]
ホ、ホホホ…… 勿論でございます。このイナリ、嘘は申しません。 これほどの対価を頂けるなら、それはもう心を込めて祈願致しますとも。
あぁいえいえ、常日頃手を抜いているわけではございませんよ。ただ何事にも波というものがあります故。
(108) 2019/10/09(Wed) 21時半頃
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イナリは、声を落として付け加えつつ、まだ尻尾がぼふぼふしている。
2019/10/09(Wed) 21時半頃
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[それから、大層苦悩しながらも戦勝祈願を依頼してきた大鷲>>95>>96にぱちぱちと細い目を瞬いて、ふうむと少し考える素振りを見せ。]
それは違います、太陽の子。 価値とは受け取る者によって大きく変わるもの。 わたくしにとってその極彩色は賛美するべきものですが、派手なものを好まない方には無用のものでございましょう。 そして、何事にも時期というものがございます。 わたくしには"今"、この極彩色が必要なのでございます。
[狐は、立て板に水を流すが如く滑らかにそう語った。]
勿論、想いの結晶が尊いものであることには変わりませぬ。わたくしにもその価値は理解の及ぶところ。祈祷の効果もより一層高まるやもしれませんな。
[締めくくりにそんなことを付け加えつつ。 狐は、とれそうだと踏んだ相手からはとことん毟り取っていくタイプだった。 しかし、今回は虹色顔料で概ね満足しているのか、匂わす程度にとどめたつもりである。]
(109) 2019/10/09(Wed) 21時半頃
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[と、お守りの対価にと赤い石が掌に落とされる。大鷲の鳩胸を飾っていた石の一部だ。狐はいたく感動した様子で恭しく石を捧げ持った。]
おお、なんという僥倖でございましょう。 太陽の子自ら身につけ、常にその逞しい鳩m……ンッンン、御身と共にあった宝石をくださるとは、何と度量の大きな方であることか。まさに、空に輝くかの日輪にふさわしきお人。
[狐は、常日頃から鷲の胸飾りを気に入っていた。 ので、この対価は思いがけないものであり、素直に嬉しくありがたいのだが。何しろ常がこうなので、傍目にはいつも通りの胡散臭い賛辞でしかなかった。]
では早速ではございますが、わたくしは祈祷の準備をして参りますので、これにて失礼致します。
[日取りはご都合のよろしい時に、と言い置いて。 ギロや草屋の主人に挨拶をして、無事榊の枝が仕入れられればそれを抱えて、狐は家路に着くだろう。**]
(110) 2019/10/09(Wed) 22時頃
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[少し、粉屋の話をしよう。 粉屋は粉屋だから、粉ならなんでも扱った。 単にパンを焼くための小麦粉をと頼まれれば応じたし、 呪術師に何やら怪しげな粉を頼まれれば、それも用意した。
植物であれば大体コーラに頼めば仕入れられたし、 石や硬いものや尖ったもの、それらはゼリー状の軟体には 痛みも傷も与えることがなかったから、 ソランジュ自身は粉に用がなくとも、 仕事としては天職みたいなものだった。
中でもお得意さまは定期的に顔料を必要としてくれる、 白い狐や葬儀屋や。 彼らとのんびり取引をするのが好きだった。 ロゴスもまた、良く取引をしてくれる街の仲間だった。]
(111) 2019/10/09(Wed) 22時半頃
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[ぷるるん、ぷよん。 移動しながらだとなかなか文字は書けないから、 ソランジュは黙ってぷにぷに震えながら移動していく。
それでもどうやら、音は聞こえる。 それは当然で、音が聞こえねば会話も成り立つはずがない。 ともあれそんなわけで、移動中に声>>106を聞いた。 馴染みのある声だ。
ソランジュは声の響きに共鳴するかのように、ぷるると震えた。 そうして、ぴょこんと飛び跳ねる。 その動きがソルフリッツィや声の主の目に留まるやら。 ソランジュはぷるんぷるんと震えながら歌の響きを目指した。 それが西かどうかは分からないけど。
どのみち、ロゴスの居場所の当てもないのだ。*]
(112) 2019/10/09(Wed) 22時半頃
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[もそもそもそ。 すっかり食事に夢中になっていた。 これでしばらくは生きていける。]
馳走さまンゴ。
……ンゴ?
[そこでようやく、地面に文字が書かれていることに軟体動物は気がついた。>>99
これはきっと、誰かからのメッセージ。]
ンーンー ゴーゴー さっきここにいた者でこんな字を書くのは…… ソラ、ンゴ?
[この推理には自信がある。]
(113) 2019/10/09(Wed) 22時半頃
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にじ……にじ?
我が輩に死ねと!?
[ゴーンとショックを受けている。]
……いや待て…… アレは我が輩の吐く液を時々欲しがるンゴね。 きっとあれのことンゴね。 そもそもソラはそんな恐ろしいこと言わンゴ。たぶん。
そうであってほしいンヌ。
[一抹の不安を抱えながらも、希望にすがることにした。]
(114) 2019/10/09(Wed) 22時半頃
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[しかし、粘液は今日の分は打ち止めと言っていい。
威嚇するときや衝撃を受けたとき、命の危険を感じたときその他色々に吐かれる物であるが、吐くのに体力を結構使う。例え、相手を怯ませるくらいの効果しかなくとも。
ツノだせヤリだせ液をだせと虐められまくればまだ出るかもしれないが、あんまりやると死ぬ可能性大である。]
……また今度ンゴね。
[覚えていられる時まで覚えていることにした。 食事も終わったし、軟体動物ももそもそ動き出す。*]
(115) 2019/10/09(Wed) 23時頃
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|
[ロゴスが広場を離れてから、それなりに時間が経っていた。 もう西にはいないかもしれないし、何ならすぐそばにいるかもしれない。 ただ、おそらく暗い路地裏にはいない。 白竜の眩さは、路地にいればすぐわかる。
ぷるぷる跳ねるソランジュの後ろをゆっくりとついていく。]
うん?
[ソランジュがおもむろにぴょんと跳ねて>>112、疑問を浮かべる。]
(116) 2019/10/09(Wed) 23時半頃
|
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やあ、モイスチュア。
[跳ねて跳ねて先へ行くソランジュを追いかけていたら、歌い歩きのモイスチュアに出会った。 なるほど、そういえば先程も声を聞いた気がする。]
……今日の手向けは、まだ間に合うかい。
[もう見送りはすっかり済んでしまったろうか。 誰宛とは言わずに問いかけた。]
(117) 2019/10/09(Wed) 23時半頃
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[歌声の方へとぽよぽよ跳ねて、 それでも声を掛けてくれたのはソルフリッツィだった。 それはそうだ、跳ねては文字も記せない。]
「 モイスチャ 」
[微妙にスペル足らずでそう書いた。 馴染みの顔に、雨色ゼリーが嬉しそうにぷるんと揺れる。]
「 だれ ? 」
[手向けということは、また誰か死んだのだ。 そうかとソルフリッツィとモイスチュアを交互に眺めるように半透明のゼリーは左右に揺れて、少し寂し気にぴちゃんと水を弾いた。]
(118) 2019/10/09(Wed) 23時半頃
|
|
─ 草屋にて、白い狐と鷲 ─ >>107>>108 [流々と美辞麗句を並べたてる白狐を、うさん臭いと思う向きもあろうが、鳥頭には知恵者の振る舞いとして目に映っている。故に、祈祷もその審美眼も確かなものとして、大鷲は狐に一目も二目も置いていた。
それゆえ、褒められると気分良さげに胸が反れたし、落ち着かなげに翼が動く。世辞の類だと思い至る様子はなかった。
この白い鳥は、大概にして 視野が狭い生き物だった。
よって、勢いこんで話しかけた狐がしっぽをぼっふぼふに膨らませていることにも気がついた様子はなかった。]
(119) 2019/10/10(Thu) 00時頃
|
|
[そうして祈祷師に勝利祈願を依頼して、幾分しょんぼりとした白鷲は狐が違う。というのにキョトンとして顔を上げた>>109。]
ンむ? 違う?
……
[そうして、終いまでをきき届け、白い大鷲は嘴で赤い石を五つ狐に渡したのち、クククっと首を横に90度傾けた。]
(120) 2019/10/10(Thu) 00時頃
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|
祈祷師のいうことは難しい。 難しいが、それはええとアレだな?
たしか、ええと。 ジカとかいうヤツだな?
前にロゴスに聞いたのだ。
[>>109 実のところ、イナリがいう話をよくは理解していなさそうな顔で、しかして、うんうん。とわかっていそうに鳥は頷いた。]
そう、そう……だな? フヘン的価値が劣るわけではない…… というヤツ……だな?
[疑問形を連続しつつも、鳥は丸め込まれた。それに、祈祷師は胸の飾りを価値のあるものとして喜んで受け取ってくれた。それに一番気を取り直して、鳥はフフンと胸を反らした。
では、後日にな。と日取りの話に頷いて、忘れた目的をすっかり果たし終えた鳥は、白い狐を草屋から見送った。]
(121) 2019/10/10(Thu) 00時頃
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|
[ソランジュの粉屋の小屋には、ちんまりとした棚がある。 その棚の中には、幾つもの瓶が並んでいた。
その中には狐の好む朱とか、 葬儀屋のモイスチュアに渡すつもりだった顔料だとかも置いてある。 モイは、幾人かいるうちのお得意さまだった。 時折、顔料なんかを仕入れに来てくれる。>>0:86
そう、だから。 こうした時に店を巻き込まずに済んだのはさいわいだった。 すぐになくなったら、誰かがきっと困るだろうから]
(122) 2019/10/10(Thu) 00時頃
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|
[ばさり。
ロゴスが飛来したとき雨色ゼリーのソランジュは、 嬉しそうにぷるんと揺れて、ぽよんと跳ねた。 跳ねた拍子に抱えていた黒い小さな塊が転がって、 ころころとロゴスの方へと転がっていく。]
(123) 2019/10/10(Thu) 00時頃
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|
[───ぽん。と、軽快な音が響いた。
ぽん、ぽぽぽん。 ぽぽぽぽん。 いくつかの音と同時に、光が爆ぜる。 それらは空に打ちあがって、光の花を開かせた。 花火だ。
どうした仕組みか、ロゴスの熾火に触れたのか、 半透明ゼリーが大事に抱えていた黒い花火の塊は、 転がった先で、ぽんぽん爆ぜた。 事故ではあったのだろう。 少なくともソランジュの意図したものではない。
ロゴスには確かに頼まれていた。…いや。 大嵐と彼が口走ったということは、 もしかしたら勘違いだったのかも知れないけど。 少なくとも、半透明ゼリーはロゴスにこれを届けに来た。 届けるだけのつもりだったのだが。]
(124) 2019/10/10(Thu) 00時頃
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|
[黒い小さな花火の塊が、 ころりとソルフリッツィとモイスチュアの方へ転がった。 危ないと思ったのか、慌てたのか。 半透明ゼリーの体が跳ねて、黒い塊の上に覆いかぶさった。
ぽん。と、ソランジュの下の花火が爆ぜた。 それと一緒に半透明ゼリーも、ぽぽんと爆ぜた。
ぽん、ぽぽぽん。
雨色ゼリーは爆ぜて、 幾つもの小さなゼリーになって辺りへと散らばった。 花火はそれに構わず、ぽんぽんと上がっている。 まるでお祭りみたいだ。]
(125) 2019/10/10(Thu) 00時頃
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[黒い粉と黄色い粉。 捏ねて作った花火の作者は、作品を見ることがない。 ほんとうは、花火には虹虫の粉を混ぜるつもりだった。 あれを混ぜれば、花火はより一層華やかになっただろう。 でも、もうそれを試すこともない。
あちこちに散らばった半透明ゼリーの体は、 少しぷるると震えて、しなりと動きを止めた。
ぷるる、ぷるん。 一番大きな欠片が、こまったな。というように、 少し長めに震えていたけれど。
それでおしまい。 さよなら、バイバイ。またあした。 雨色の半透明ゼリーのソランジュは、 そうして震えることも文字を書くことも*なくなった。*]
(126) 2019/10/10(Thu) 00時頃
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