人狼議事


224 Cнег дьявол〜凍ったケツ村〜

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視点:


【人】 読書家 ケイト

─1日目─

[ジリヤの手当が終わった頃か。オーブンの中身が美味しく焼き上がった頃か。
忙しなく動かしていた手を、少女はふと、止める。]


『      』


[ざわり。

耳鳴りのような、遠鳴りのような。
奇妙なざわめき。首の後ろが粟立つような違和感に、首を傾げる。

祭りの前の喧騒に紛れ込んだ『何か』の気配に、果たして気付いた者は居たのだろうか。

ざわり。
ざわり。

少女は未だ、気付かない。]*

(2) 2015/05/25(Mon) 01時頃

【赤】 読書家 ケイト

[────己の、正体にも。]*

(*0) 2015/05/25(Mon) 01時半頃

【人】 読書家 ケイト

─厨房・ジリヤと─

  捻挫かな…、腫れは、そんなに酷くないけど。
  一応ちゃんと、冷やしておこう。
  お祭りで歩けなかったら嫌でしょう?

[大人しく椅子に座ってくれたジリヤ>>1のスカート捲り、怪我の状態を確かめる。
厨房の隅に常備された救急箱から湿布と包帯を持ち出して、細い足首にきちんと手当をしていく。

さっきも心配させまいとしてくれたのは分かっているけれど、しゅんとして足を差し出してくるジリヤは、なんだか自分より年下の子供のようだ。
それがちょっと可笑しくて、愛らしくて、なんだか笑ってしまう。]

  はい、出来た。痛むうちは、あまり動き回らない方がいいと思う。
  …あ、そうだ。二階の、宿泊のお客様。
  何か注文あったなら、私持っていくわ。その足で階段は危ないし…

[そう提案すれば、ジリヤはヨアヒムとアランの話をしてくれただろうか。
そうして、お客の注文や支度が済んでしまえば、二人で叔父特製のボルシチを食べる。
冷蔵庫のサワークリームを添えて、それから焼き立てのお菓子も、味見、と称してこっそりとお皿の端に載せてしまう。]

(24) 2015/05/25(Mon) 19時半頃

【人】 読書家 ケイト

[お祭りには何を着て行こうか。そんな年頃の娘たちらしい話>>13に花を咲かせていれば、ジリヤの口からシメオンの名も出たかもしれない。
その時ばかりは、ケイトは少しだけ、こっそりと眉を顰めた。

三年ほど前に村を飛び出した、ランタン職人の弟子で、ジリヤの幼馴染。
ケイトは、彼と話すのが苦手だ。

明るい金の髪も、軽妙な口調も、誰とでも親しめる軽い物腰も、一人で出て行った、行動力も。
何もかもが、地味でおとなしい、勉強だけがとりえの自分とは正反対で。
なんだか気後れしてしまって、何故か彼の顔を真っ直ぐ見て話すことが出来ないのだ。]

(25) 2015/05/25(Mon) 19時半頃

【人】 読書家 ケイト

─宿屋・二階客室へ─

  遠巻きに眺めるくらいでちょうどいい人って、いるのよね。
  …そういえばジリヤも最初はそうだったっけ。

[雪国に相応しい、透き通るような白い肌。整った顔立ちの彼女がふんわり笑うと、誰も彼もが笑顔になる。
雪の精みたいなジリヤの、けれど朗らかでちょっとだけ間の抜けた性格が無かったら、友達になんてなれなかったかもしれない。

物思いに耽りながら二階の客室の前に立つ。
居住まいを正してから、食事と酒を乗せたカートを横に停め静かにノックをした。]

  失礼します。
  お食事をお持ちしました。

[声を掛けると、ノブを捻る前に扉が開く。内側から扉を引いた男は、確かに──すっかり大人の男性になっているとはいえ──間違いなく、アランだった。]

(26) 2015/05/25(Mon) 19時半頃

【人】 読書家 ケイト

  アランさん。お…お久し振り、です。
  本当に帰ってらしたんですね…

[声が震えないように、懸命に話し掛ける。ちゃんと笑えているかは不安だった。

アランに最後に会ったのは、随分と小さかった頃のように思う。内気なケイトは本ばかり読んでいた大人しい子供だったけれど、遊んでもらって嬉しかった記憶はある。
少しは成長した姿を見せたいと思うのは、当然の事だ。]

  え…えっと。コレ、お食事とお酒です。
  お肉は今の時期は備蓄が少なくて…あ、でも明日のお祭りにはたくさん並ぶと思うから…その、良かったらお二人でいらしてくださいね。
  ……外に行った人、あんまり戻ってこないから。アランさんが帰ってきたの、みんな喜ぶと思う…ぃ、ます。

[最後の方はちゃんと小声で。
多少つっかえはしたものの、言い切ってから失礼します、と頭を下げる。
アランは何か言っただろうか。引き止められなければ、ケイトはそのまま客室を後にしただろう。]

(27) 2015/05/25(Mon) 19時半頃

【人】 読書家 ケイト

─客室→一階へ─

  (ちゃんと、言えた…噛んだけどっ、ちゃんと、話せたわ)

[心臓はまだ緊張でバクバク煩いくらいだけれど。
これならきっと、明日、誰に会ったって大丈夫。

そうして、小走りに階段を降りる華奢な後姿は、とても珍しいことに小さく小さく、ガッツポーズをしていたのだった。]**

(28) 2015/05/25(Mon) 19時半頃

読書家 ケイトは、メモを貼った。

2015/05/25(Mon) 19時半頃


読書家 ケイトは、メモを貼った。

2015/05/25(Mon) 22時頃


【人】 読書家 ケイト

─祭りの当日─

  ねえ、叔母さん、本当にヘンじゃない?
  みっともなく、ないかしら。

[賑わう祭の屋台のひとつ。パルックの食堂が出している出店の裏で、ケイトは何度目かの問いを叔母に投げる。

朝から出店で売るものを作るのに働き通しで、正直おしゃれどころの話では無かったケイトだが、昼を回って数刻程で、折角だから遊んでおいでと解放された。

昨日ジリヤとドレスの話なんかをしたけれど、誰と会う予定でもない。もう何時もの格好でもいいやと匙を投げたところで、叔母に捕まった。

着替えは持ってこなかったのか問われると、ゆるく首を振る。
お祭りは少し覗くだけだから。いいの。
そう言って弱々しく笑うと、じゃあせめて、なんて言って髪を整えられ、ついでに化粧もされた。]

(86) 2015/05/26(Tue) 00時頃

【人】 読書家 ケイト

[普段はゆるく二つに結んだだけの髪も、綺麗に編まれて片側に流してある。
くるんと上がった睫毛も、艶を乗せた唇も、少しだけ血色を良く見せる頬紅も、ケイトにとっては初めてのものだ。

ちっとも変じゃないわよ、自信持ちなさい。なんてどすんと叩かれた背中が、実は10分経っても痛いのは叔母の恰幅の良さゆえか。

とにかく、こんなのは逆に気恥ずかしい。
お気に入り菫色のプラトークを頭からすっぽり被って、叔母の声に背中を押されるようにして喧騒の中へ踏み出した。]

  ……マスカラって、つけると眼鏡に睫毛が当たって邪魔なのね。知らなかった。

[人混みの中で誰にともなく呟いて、歩き出す。
こんな時に限って大抵、会いたくない人に会ってしまうものだったり、なんて過ぎった思考を無理矢理頭の隅に追いやった。]

(87) 2015/05/26(Tue) 00時半頃

【人】 読書家 ケイト

[ランタンの柔らかな灯りが揺れる賑わいの中を一人で歩いていると、まるで知らない場所にいるみたいだ。
場所だけじゃなくて、自分も他の誰かになったよう。少しだけ背伸びした化粧も、そんな気分を手伝っているのかも知れない。

いっそ、眼鏡も外してしまおうか。
そんな風に思ったのはほんの気紛れで、祭りの賑わいに充てられたんだろう。
視力は、実はそんなに悪くは無いのだ。唯、薄いレンズ越しだとしても、他人の視線と直接向き合わなくて済むというのは、いつもケイトを酷く安心させた。

レンズを通さない世界は、ぼんやりと滲んですれ違う人の顔も形も曖昧にする。
けれど、目を閉じると、ざわめきの一つ一つは確かに知ってる村の人たちの声なのだ。]

  (誰も私を見付けない。私に、気付かない。)

[不思議と孤独は感じなかった。
少し遠くで、聴きなれない女の子の声>>68。ドロテアの大きな独り言は、通りの向こうから。>>79
アランやジリヤは来ているだろうか。ヴェスパタインにも、今年のランタンの感想を言わなくちゃ。]

  (──ああ、やっぱり、私。
   この村も、村の人たちも。大好き、よ。)

(91) 2015/05/26(Tue) 00時半頃

【赤】 読書家 ケイト

  『 嘘吐き。 』

(*2) 2015/05/26(Tue) 01時頃

【人】 読書家 ケイト

[輪郭のぼやけた視界で、祭りの雰囲気に浮かれて、だから、気付かなかったのだ。

すれ違う人と肩が触れた気がした。
ごめんなさい、肩越しに振り返って謝罪の言葉を口にするケイトの目線の先に、滲む金髪。>>89

  『……………誰?』

[記憶にあるその声に、菫色の瞳がいっぱいに開かれた。
逃げたしたいのに、足が咄嗟に動かない。
なのに、唇だけは勝手に音を吐く。]

(93) 2015/05/26(Tue) 01時頃

【人】 読書家 ケイト

  ────……シメオン、…。

(94) 2015/05/26(Tue) 01時頃

【赤】 読書家 ケイト

  『 わたしよ。 』

(*3) 2015/05/26(Tue) 01時頃

【赤】 読書家 ケイト

[カラカラ、と、頭の奥深いところで何かが回る音がする。
見開かれた菫色の瞳は、確かに目の前の青年を捉えていた。

否。目の前の青年の、瞳のもっと奥の奥。


ねぇ、わたしよ。
遠くて近い声が鳴く。まるきり別人の思考が割り込んだように、少女の意識は完全に停止する。

わたしよ。わかるでしょう?

カラ、カラ、カラ。
ああ、滑車が回るような何て耳障りな音。
彼が答えてくれたなら、この不快から抜け出せるんだろうか。
明滅する意識の底で、少女の知らない獣が息をする。急かすように。

はやく。はやく。]*

(*4) 2015/05/26(Tue) 01時頃

読書家 ケイトは、メモを貼った。

2015/05/26(Tue) 01時半頃


【赤】 読書家 ケイト

  『 あぁ───…見つけた。 』




[カラン。……カチ、リ]

(*11) 2015/05/26(Tue) 03時頃

【赤】 読書家 ケイト

[音を介さない囁きが、そろりと風に乗った。
鼓膜では無い場所から脳の深く深いところまで、届く。

カチ。カチリ。空回りする歯車が、確かに噛み合う音。深めに被ったプラトークの陰で、停滞した意識が戻る寸前に、少女は確かに──微笑んだ。

誰に見せた事もない、愉悦と欲に濡れた瞳で艶然と。]

(*12) 2015/05/26(Tue) 03時頃

【赤】 読書家 ケイト

  『 はじまりは、今夜 』

 

     『 誰に見せたい? 』

  『 誰に気付かせたい? 』

(*13) 2015/05/26(Tue) 03時頃

【赤】 読書家 ケイト

  『「あなた」の望み通りに。』

(*14) 2015/05/26(Tue) 03時頃

【人】 読書家 ケイト

  ──…変わってなんて、無いわ。

[呼ばれた名前に観念して、知らん振りをするのは諦めた。
あんまり変わったから、と続いた言葉>>99に、眉根を寄せて顔を背けた。今日こそは顔を見て話をしてやろうと思っていたのに、そうそう上手くはいかないようだ。

いつもと違う装いを揶揄するみたいな言い方>>100に、否定も肯定も返せない。
どうしてそこでアランの名前が出るのかはよく分からなかったが、彼の声音がちくちくと棘のように刺さるのは、自分の苦手意識だけの問題では無い気がする。

耳が熱い。
菫色のプラトークの位置を、少し深くする。耳だけじゃない。
頬も、ついでに目頭も、じんと痺れるみたいに、熱が篭る。]

  『………似合わないよ。』

[なんの装いも無く淡々とした響きに、視界がぐにゃりと歪んだのは、きっと視力のせいでは無いだろう。
どうして。
言おうと思っていた筈の言葉は、みんなどこかへ吹っ飛んでしまった。
どうして。
どうして。
あなたって、いつもそう。]

(107) 2015/05/26(Tue) 03時頃

【人】 読書家 ケイト

  …によ、かんけい、ないじゃない。

[堰を切った声が、勝手に溢れ出す。
胸の内がこんなにもぐしゃぐしゃする理由が自分でも思い当たらなくて、溢れるに任せて震えた声を目の前の男へ吐き出した。]

  わた…っ、わたしが、めかしもうが、誰に会おうが、あなたにちっとも関係ないじゃない!
  似合わなくったって、よけいな、御世話よ…っ、…あなたって、いつもそう!

[ぼろ、と、瞳に張っていた涙の膜が揺らいで落ちる。
頭の隅で、滲んだ視界に映る彼の金の髪を、綺麗だな、と思った。場違いな思考。俯いて乱暴に手の甲で目元を拭う。──沈黙。]

  …………おかえりなさい、って、…言おうと、思ってたのに。

[ぽつりと、周囲のざわめきに紛れ混んで消え入りそうな小さな声。
シメオンに聞こえたかは分からない。踵を返して人混みを走り出した。恥ずかしくて悲しくて、すぐにでも家に帰りたかった。誰も居ない、ひとりぼっちの家。]

(108) 2015/05/26(Tue) 03時頃

【人】 読書家 ケイト

[息が切れて脚がもつれるまで闇雲に走って。

ようやくケイトがランタンが吊るされた木に凭れるように座り込んだのは、祭りの通りの外れまで来た頃だった。]**

(109) 2015/05/26(Tue) 03時頃

読書家 ケイトは、メモを貼った。

2015/05/26(Tue) 03時半頃


【人】 読書家 ケイト

─祭りの雑踏─

  ……ばかみたい。
  なによ、ケイト。ちゃんと大きい声、出るんじゃない。

[木の根元にしゃがみ込んで息を整える。顔を両手で覆ったまま他人事みたいに呟くと、なんだか色んな事がどうでも良くなって、雪の舞い落ちてくる空を見上げた。

この寒空の下、汗ばむくらい走ったのなんて久し振りだ。普段は刺すような冷気も、今は少しだけ心地良い。
さっきまで最低な気分だったのは間違い無いのに、なんだかスッキリしてしまった。

思えば、シメオンが自分に優しくないのはいつもの事だ。挨拶くらいに聞き流して、あんなに怒ることなかったかもしれない。]

  (別に、…彼に褒めて欲しかった訳じゃないし。)

[寧ろ会いたくなかった程で。
見せたかったのは、慣れぬことで狼狽えている自分ではない。]

(154) 2015/05/26(Tue) 23時頃

【人】 読書家 ケイト

  (……。 ジリヤに、会いたいな。)

[膝を抱えて、目を伏せる。
真っ先に浮かんだ、大好きな友人の顔。それが甘えだと分かっていたし、なにより彼女はシメオンと祭りを回ると話していた。
邪魔するつもりも、彼に会うつもりも、今のケイトには無い。

次に浮かんだのはアランの顔で、でもそれは今の彼ではなく、まだ若く、気のいい兄のようだった頃のものだ。
大人になった彼を思い描こうとして、昨日会った筈なのに、何故だかうまくいかなかった。]

  『変わってなんて、ない』…か。

[ついさっき、自分が放った言葉を反芻する。嘘だ、と思った。
昔のケイトなら、あんな風に泣いた後は、きっとすぐに優しい友人たちに甘えてしまっていただろう。
それ以前に、シメオンの軽口に怒りを露わにしたりしなかったかもしれない。]

  ……。
  あなたの言う通りだわ。
  ────変わらないものなんて、

[ないもの。=n

(155) 2015/05/26(Tue) 23時頃

【赤】 読書家 ケイト

 だから、作るの。「あなた」と「わたし」で。 

(*18) 2015/05/26(Tue) 23時頃

【人】 読書家 ケイト

  ……天気、悪くなってきた。
  どこかに入った方が良さそう。

[ひゅう、と強く吹いた風に身震いを一つ。
立ち上がって歩き出した少女の瞳は、もう涙で濡れてはいなかった。]*

(156) 2015/05/26(Tue) 23時頃

読書家 ケイトは、メモを貼った。

2015/05/26(Tue) 23時頃


【人】 読書家 ケイト

─パルックの宿屋へ─

[ごうごうと吹き付ける風と、吹雪。
ただでさえあまり速くない歩みが風に煽られて余計に覚束ない。
バタバタと長いスカートの裾が音を立て、纏わり付くもんだから余計に始末に負えない。うぅ、と小さく唸ってようやく目の前に現れた宿屋のドアノブにしがみ付いた。]

  もう、なんなの…!

[風圧に押さえ付けられたドアがなかなか開いてくれない。
ギ、と軋んだ音でようやく開いた隙間に、細い体を捻じ込んだ。もしもジリヤが一緒に居たのなら、体でドアを押さえている間に彼女を中へ押し込んだだろう。

厨房側の勝手口だから、お客に見られる事は無い。
それこそ勝手知ったる叔父の家だ。びしょ濡れで歩き回る訳にも行かず、ケープを脱いで奥に引っ込むと厨房の叔父に一声かけてタオルを拝借した。]

(175) 2015/05/26(Tue) 23時半頃

【人】 読書家 ケイト

  ……ごはん、つくらなきゃ……

[疲労感からか、どことなく朦朧と呟く。突然の猛吹雪に、宿へと避難してきた人も多い。叔母や他の従業員は未だ帰っていないようで、忙しそうに動き回る叔父の姿が目に入る。
ジリヤがその場に居たなら、タオルを貸すのは勿論、客席のペチカに一番近い温かな場所を勧めて。]

  私、叔父さんを手伝わなきゃ。
  飲み物持ってくるから、温まってて。
  
[昨日足を痛めた彼女を気遣いながら、その場を離れた。]*

(176) 2015/05/26(Tue) 23時半頃

読書家 ケイトは、メモを貼った。

2015/05/27(Wed) 00時頃


【赤】 読書家 ケイト

─???─
 

 『 料理は得意? 』


  (ああ、そうだ、ごはんを作らなきゃ。……どうして、だっけ)


  『 「キミ」の作った料理が食べたいな。 』


  (そうだ。そう。あのひとが望んだから。私の作った、料理…私の…わたし、の。)

[知っている誰かの知らない声が、麻薬のように脳の芯を犯している。
甘ったるい倒錯感が少女の意識を曖昧にする。頭の中の誰かと自分が、じわり、と、混じり合う感覚。
彼の問いに、答えなくちゃ、ならない。]

(*20) 2015/05/27(Wed) 00時半頃

【赤】 読書家 ケイト

  『 「あなた」は誰がいい?
  大切な先生かしら。久しぶりに会ったお友達?──ああ、それとも 』


  『 あの、雪の妖精みたいな、幼馴染? 』

(*21) 2015/05/27(Wed) 00時半頃

【赤】 読書家 ケイト

──────ッ。だ、め!

(*22) 2015/05/27(Wed) 00時半頃

【赤】 読書家 ケイト

[赤い紅い微睡みの中、唐突に少女の意識が浮上する。
ここは?
一体なにをしてるの、私。
今の声は、だれ。

溢れるように割り込んだ思考に、脳は勝手に混乱する。足がガクガクと震え、制御の利かない少女の身体はその場に膝をついた。

咄嗟に視線を巡らす。
知っているはずの叔父の家なのに、そこが何処なのか認識出来ない。
ただ、一つだけはっきりしている事実がある。目の前に、その叔父が居て。────伸びたその両手が、指が、自分の頸を締め上げている、という事だ。]

(*23) 2015/05/27(Wed) 00時半頃

【赤】 読書家 ケイト

  ────っ、お、じ、…さ…

[ひゅう、と喉が鳴る。息が出来ない。
力の抜けた手から、からん、と何かが落ちた。つられるように視線が床に落ちると、転がっているのは肉切り包丁だ。どうして。どうして、こんなもの。]

  『すまない…ケイト、兄さん、すまない…!』

[泣きながら叔父が両手に力を込める。
ぐ、と喉笛が押し潰される。声なんて出る筈無い。次第に細くなる意識に、パルックの泣き声だけがいやにはっきりと届く。

殺さなきゃいけないんだ。
雪鬼《スニェク・ディアボル》は、殺さなきゃ、いけないんだ。そう。]

  (ちがう。わたし、雪鬼なんかじゃ。)

[じゃあ、何故?
肉切り包丁で何をする気だった?ぐるぐると回る視界に、歯車の音。
どんどん遠くなる意識の中、ふいに脳裏を過ぎった何か。陽光を跳ね返す、金の、柔らかな──]

(*24) 2015/05/27(Wed) 00時半頃

【赤】 読書家 ケイト



  ────……す、けて、

        …シ………オン……

[ぶつん。]**

(*25) 2015/05/27(Wed) 00時半頃

ケイトは、アルコールを煮飛ばしたホットサングリアを、ジリヤに「はいどうぞ。」

2015/05/27(Wed) 00時半頃


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