184 【肩書遵守】Lunatic Nights in Heathling
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え、ええ、それじゃ……。
[右手を中途半端に振りながら、去って行く蝶の後ろ姿を追う。やがてその姿はテントの陰に見えなくなった。しばらくの間ぼんやりとテントの方を見つめてから、エリオット氏はもう一度ベンチに―今度は中央に―掛けて、天を仰ぎ、大きく息をついた。心臓がいつもの倍ほどは動いたような気がする。]
な、なんか疲れた………ぞ
[どこからか流れてきた雲が太陽を遮り、辺りに薄い影が走る。 目に焼き付いた紋章が、雲のスクリーンに一瞬、映し出されて、*消えた*。]
人狼、ねえ……。
(73) 2014/07/12(Sat) 08時頃
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[蝶に捧げるうたを、描いた。 たった四行の、短いうたを。 推敲は必要だが、いまはまだ、言葉の裾を捉えただけだ。 一晩寝かせて、それから整えることにしよう。
もう一つ、頁をめくった。 描きかけの詩。まだ、スケッチのようなメモに過ぎない。 それは黒き狼のための連作。
黒き狼はね、愛する同胞をヒトの男に奪われた。三日三晩、血の涙を流して嘆き狂い、ついには同胞諸共、すべてを喰らい尽くしたのさ。
百歳を超えるという、山奥に住む老婆が語ったのは、そんな御伽話だった。]
(111) 2014/07/12(Sat) 20時頃
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[翌朝、街は再び騒がしくなった。 また一人、『喰われて』死んだのだ、という。 緋亜麻の髪の、異邦人の女。肉はこそげ取られて骨ばかりであったとか、夜警が山犬のような唸り声を聞いた、だとか、噂、噂、噂……。
エリオット氏はやや憂鬱な気分に陥ったのを感じた。 街に漂い始めた閉塞感、自警団は殺気だっているし、ならず者共も昼間から何やら色めき立っている。
狼のための詩を、もう一つ、描いた。 次の公募へは、この狼たちのうたを送ろうと、決めていた。
森を、街を飛び回る自由な蝶が見た、ヒトにも獣にもなれない不自由な狼たち。 そんなぼんやりとした光景が、浮かび始めていた。]
(120) 2014/07/12(Sat) 21時頃
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