224 Cнег дьявол〜凍ったケツ村〜
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逃亡者 メルヤは、メモを貼った。
2015/05/27(Wed) 08時半頃
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―昨晩―
[騒動はぼんやり眺めていた。 遠目に、遠巻きに。 もう渦中に巻き込まれるのは厭だから。
ひとつだけわかったのは、ヨアヒムと呼ばれる男性が いや、あの男が。 やはり―――自身の帰る場所を奪った者と 同じ種類のにんげんだ、と、いうこと。 ]
(30) 2015/05/27(Wed) 19時頃
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[硝子の割れる音]
[とおくきこえた。 真正面から受け止めたら、私の中の何かも一緒に 壊れてしまいそうだった。
割れた後で修理を急ぐオスカーに ああ、硝子が、と認識し そのあとのことはぼんやりとしか覚えていない。]
[酷い吹雪で外に出られそうにないこと。 いやな―――とても嫌な感覚。 踏みしめるように階段を登って、あてがわれた部屋のドアを閉じた。
祈るように。怯えるように。 だけど、膝は笑っていた。]
(31) 2015/05/27(Wed) 19時半頃
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―深夜―
[夜を眠って過ごすことができなかった。 これから何が起きるかなんて未だ知らない。 だとすれば何故?
ヒュウヒュウと外を吹雪く雪が、 まるで叱責の声のようにも聞こえる。
「どうして逃げたの」 「どうして、ボクらを助けてくれなかったの」 「お姉ちゃん」―――]
っ、ぃ……
[歪んだ悲鳴は抱え込んだ膝に吸い込まれる。 時間が巡り、朝が来たことにも気づかない。 或いは、明けない夜があるなら、きっと今がそう。]
(32) 2015/05/27(Wed) 19時半頃
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[朝方の悲鳴に>>2、抱くものは諦観にも似た。 知っている。 どんな時に人が、そんな悲鳴を上げるのかを。]
……。
[悪い狼が来たんだ。きっとそうだ。 悪い狼は私を食べてしまうんだ。 そのほうがいいのかもしれない。 悪意も失意もなにもかも、喰らってくれればいい。
―――しかし目にするのは その愚かな願いすら打ち砕く ケツ。]
(33) 2015/05/27(Wed) 19時半頃
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[まだそれが死体だと認識するより先に 男性が毛布で隠してしまったもの>>5]
……見せてください。
[低く告げる。]
現実を受け入れなくちゃいけない。 人は、真実を知る権利がある。
[問答無用で毛布を捲った。]
……、ッ
[紛れもない、そこにあるのは生の残響。 死の残り香。 そしてこのパルックという人物だったものは 入れ物と化していた。]
なんで……
(34) 2015/05/27(Wed) 19時半頃
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なんで
お尻が凍ってるの……?
[雪鬼の詳細を知らなかったゆえの純粋な疑問が 呟きとして重く、その場に落ちるかもしれない*]
(35) 2015/05/27(Wed) 19時半頃
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―――、…
[雪鬼。>>36 リーが紡ぎ始めた言葉の最初の単語で まさか、そんなと、思うけれど 雪鬼の伝承を聞けば――ああ。 臀部が凍る道理が通った、通ってしまった。]
じゃあ、パルックさんは……雪鬼に……。
[御伽噺だと笑い飛ばしたはずなのに だけどどこかで、人々が不安げだったのは この今を迎えたくなかったから、なんだろう。]
(43) 2015/05/27(Wed) 20時頃
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……あの。
外はすごい吹雪です。 この吹雪の中で、宿屋に何者かが侵入したとは、考えづらいですよね。化物なら、そんなこと関係ないのかもしれないけれど。
でも、その……
[こわいのは、にんげん。 化物がにんげんの形をしていたら? そんな不吉な妄想が過ぎって、慌てて頭を降った。]
―――っ、ごめんなさい。
[なんでもないです。と毛布をかけ直し、 生きている証である鼓動が速くなるのを隠すように 頭を下げて酒場をぬくめる暖炉の方へ向かう。*]
(44) 2015/05/27(Wed) 20時頃
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逃亡者 メルヤは、メモを貼った。
2015/05/27(Wed) 20時頃
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[オスカーの言葉の続き>>45]
……、この中の
[だれかが。そう彼が口に出さなかったことを 端的に呟いて。 オスカーの最後のつぶやきは上手く聞き取れなかった。 と、不意に響いた綺麗な声に 少しだけ振り向いて。>>48
白くて美しい女性だ。 白猫のようだと感じた。 自分が雑種なら、彼女は気高い雰囲気の白猫。]
―――犠牲、者。
[きゅ、と瞳孔が開いては、 思い出す、思い出す、過去のこと。 慌てて人々の輪から抜けるように暖炉の焔を 絶やさぬように。と。]
(53) 2015/05/27(Wed) 21時頃
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― 回想 ―
[それを過去と言うにはあまりに日が浅すぎる。 今日から数えても一ヶ月より短い、28日程前の出来事。
とある田舎に、ぽつんと建っていた孤児院がある。 いや、――あった。 今はもう廃墟と化した建物。
マザーと、養子として貰われることなく孤児院の手伝いをした「お姉ちゃん」の立場であるメルヤと、幼いいくつもの笑顔。 出会いもあれば別れもあった。皆、孤児ではあったけれど、そこにあったのは確かに家族の形。 平和に過ごしていた。 ある日蛮族に襲われる、その日まで。 蛮族という言葉も語弊があるだろう。 言ってみれば奴隷商人。 汚い、にんげんの、くず。
襲ってきた。]
(58) 2015/05/27(Wed) 21時半頃
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[子供たちを庇うマザーを真っ先に、ナイフで一突き。ひゅ、と見開く瞳。メルヤの目の前でその凶行が起きた。]
―――嘘、うそ、うそ
[否定してもマザーは答えない。 亡骸となった人の姿をそこで初めて見た。 下卑た笑みを浮かべる男たちが、メルヤや孤児院の子どもたちを捕え、大型のトラックの荷台に押し込まれて。]
……大丈夫、大丈夫 お姉ちゃんが守るから。 皆のこと、私が守ってみせるから。
[弟妹には負けん気の強い笑みを見せ、施錠されているトラックのドアを何度も叩き、助けを呼ぶため声を枯らす。 「うるせえよ、助けなんかこねえ」 運転席から投げられる声、そんなもの聞き入れもせずに呼び続け。 車は、長い時間走った。どこへ行くのかわからないが、北側の方角に向かっているのは、段々と寒くなる気温で察せられた。]
(59) 2015/05/27(Wed) 21時半頃
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[ある野営の時。 トラックの荷台が開かれ、死なないためだけの食べ物を与えられる。]
――…どうしたら助けてもらえますか。 私はどうなってもいいから、せめて弟と妹は ひどい目に遭わせないでください。
[懇願して、何日も風呂に入らず臭う男にしがみついて、更に何度も懇願したら、蹴られ殴られ――それでも懇願することをやめなかったら、男は嗤う。 そしてメルヤ一人だけ、別の場所に連れて行かれた。
男女二人きりで夜の木陰で、することなんて。 ぞくり、と寒いものが走る。 だけどその時自分の中で、何かが――弾けて。]
(60) 2015/05/27(Wed) 21時半頃
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[ 打音
罵声
肉をえぐる音。
ぐちゃり、ぐちゃ、り ]
っ、ぁ……あああ !!
[あかい、あかい。
血の海はだれがつくった?
私が生きているのは、そういうことだ。]
(61) 2015/05/27(Wed) 21時半頃
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[それからの記憶は断片的で 弟や妹の、聞こえるはずのない声が背中に焼き尽く。 ああ。 ごめんなさい。
私は、大切な家族を捨てて逃げた
ただの逃亡者*]
(62) 2015/05/27(Wed) 21時半頃
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[消えかかっていた暖炉の火を強め 困ったように眉を下げる。
その時、喚くような啼き声に振り向いて ――ああ、>>67]
―――… にんげんはかくも、
[みにくい、と、唇だけで形作る。 いやむしろ、ヨアヒムの反応が正しいのだろう。 自分本位で、自分が可愛くて、 殺されるのが嫌で堪らない 臆病で弱気な人間の本質。]
―――もしここにいる人間の中に犯人がいるのなら 私、ヨアヒムさんは 違う気がします。
[だってそれはまるで、化物とは結びつかない とてもリアルで脆弱な人間らしさだったから。]
(74) 2015/05/27(Wed) 23時頃
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[人々が口にする、能力者という言葉には首を傾げるが、ふと思い出す。そういえば故郷の人食い狼にも、そんな話があった。 暖炉の方から、ゆるりと人のいる方へ近づいて]
もしかしたら私の知っているおとぎ話と 同じなのかもしれない。 化物がいれば、対抗手段もある、――と。
ただ、御伽噺は残酷で、 夜にならなければ魔法みたいな力は使えない。
けれど人が死ぬのも、――夜。
[ただ一夜は過ごしているわけだから]
……誰か。何か。 知りませんか……。
[ああ、命が奪われたというのにこんなにも冷静にあれるのはどこかおかしくて。でも――ほんの一ヶ月に満たぬ時、失った冷たさが教えてくれる。自分を守らなければ、いけないと。 誰かを守れるのは、自分を守る力がある者だけなのだ。]
(82) 2015/05/27(Wed) 23時頃
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――…死にたくない。
[呟く。 それから隅の席に腰を下ろして、 人々の話に耳を傾けていた**]
(83) 2015/05/27(Wed) 23時頃
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逃亡者 メルヤは、メモを貼った。
2015/05/27(Wed) 23時頃
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―――にんげんですよ、犯人は、きっと。
[向けられた声には淡々とした様子すら見せて紡ぐ>>89 子供騙しというのも最もだ。>>90]
殺し方がどうであれ。雪鬼のせいじゃないかもしれない、 能力者なんていないかもしれない。……でも、私は。
動かなくては自分が死ぬかも知れないという恐怖で 心が凍ってしまっているのかもしれません。 殺人犯はこの建物から出られるわけがないのだから。
何か知りませんか。パルックさんが亡くなる前に見たとか、怪しい人とか、なんでもいいんです。そんな情報がなければ、御伽噺めいたことであっても、信じざるを得ない―――そう思います。
[物理的にも、臀部を凍らせることが可能なトリックなど思いつかないというのも正直なところで、長髪の男性に同意する。>>92 金色の髪の青年に向き直り]
私はメルヤです。――余所から来ました。
[簡単な自己紹介。ぺこり、頭を下げた**]
(93) 2015/05/27(Wed) 23時半頃
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― 隅っこ ―
……。
[酒場の隅の席、厨房の声もあればそれも。じっと人々のやりとりを聞いて、この場から去っていく者は追いかけはしない。幾つか奇妙に思ったことはあったけれど。]
アラン、さん……か。
[彼が、リーが潔白だと言ったその内容は? そのタイミングは、いつだった? 思い出せ、思い出せ。]
(150) 2015/05/28(Thu) 18時頃
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―酒場・隅の席―
[電話線が切られていたという話が伝えられ>>139 これが犯人の意図だと思わずに何と思えばいい?]
まだ半信半疑の人もいますね。 ただ一つ。大切な人を失った経験から 言わせてもらえるのなら。
目の前の事実から目を逸らしてはいけない。
[訥々と言葉を漏らす。時間をかけて、ゆっくりと。 食事の用意がなされたなら、その間だけ中断するくらいの意地汚さすら見せながら]
(156) 2015/05/28(Thu) 18時半頃
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殺人鬼――いえ、雪鬼だとすれば それらは虎視眈々と次の獲物を狙っているでしょう。
殺される側は怯えるだけですか? 逃げ場もないのに事実から逃げますか?
殺す側は行動を起こすでしょう。 だってそうですよね?もし私が犯人で ひとりを殺して、こうして隔離された場所にいて 誰かを殺す、なんて物騒な意見まで出ているなら
全員殺してしまえばいい、そう考えるでしょう。 [それは独り言にも似た声音。 誰が聞き捉えているかはわからない。]
(157) 2015/05/28(Thu) 18時半頃
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[―――そうして漸く 笑みを向けたアランへ視線を向けて>>108]
違いますよ。
[見上げるような眼差しは その瞳の奥まで知りたいと希うように]
私は、あくまでも感想を述べただけです。 ヨアヒムさんみたいな人が、そんな面倒くさそうな悪巧みなんかしないだろうって、そう、思っただけ、です。
私に不思議な能力なんてありません。
[むしろ。]
アランさんは、誰かの潔白を証明出来るのなら ――犯人を見つけた時に名乗り出ることを。 考えたりは、しませんでしたか。 あなたが危険に晒されることで、自分や、誰かが 死んでしまう可能性を考えませんでしたか?
(158) 2015/05/28(Thu) 18時半頃
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………。
[階段から降りてきて、必死の形相で己を指差す男>>165 悔しいけれどそれがにんげんらしいと そう感じてしまうのだ。]
……あなたは。 他人に罪をなすりつけて、 自分だけ守れればいいのでしょうね。
自分が生きていられれば、何をしても構わないと。 嘘をつくのは悪いにんげんです。
[溜息、一つ]
死にたくないなら――嘘ではなく 事実を述べてほしいんです。 自分は何も知らない、それいいじゃないですか。
……馬鹿な人。
(167) 2015/05/28(Thu) 20時頃
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でも誰かを殺さねばならないなら
(――死にたくない――)
自殺志願なんてきっと莫迦のすることですね。
(――死にたくない――)
……私を疑うのなら、根拠がなくても怪しいと思うなら、よそ者だから可能性があるというなら、……私を殺してもいいですよ。
(――でも私は、罪人だ――)**
(168) 2015/05/28(Thu) 20時頃
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逃亡者 メルヤは、メモを貼った。
2015/05/28(Thu) 20時頃
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[白い肌の女性からかけられた問い>>183]
そう、メルヤです。 ……。
[名前に頷いたあと、じっと彼女の紡ぐ言葉を聞く]
疑っているというよりは、 危険だと思わなかったか、と、そんな疑問です。 不思議な力を使える人が何人もいるとは思いませんが、気が狂れた人間がいないとも限らないです、よね。 そりゃあ、"やさしいひと"を信じたい気持ちは よくわかります……だから、私はもどかしい。
[冷えた心が、少しだけ瞳を潤ませ くっと顔を俯かせる。]
(194) 2015/05/28(Thu) 22時半頃
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じゃあ―――貴女は。 本当に身内に、村の人間に、犯人がいないと 信じるん、ですか。
この場で言えば、私とヨアヒムさん。 二人を殺してしまえば、すべてが終わると思いますか? もしそう思うならそうすればいい。
他になんの証拠もないのなら―――それは、最後まで付きまとうだろうよそ者というレッテルが貼られている私たちを、さっさと消すべきでしょうね。 じゃなければきっと最後に私が殺されて、悲しい終を迎えると思うから。 創意で私たち余所者を疑うなら、私は お尻を熱されて殺されようが、……。
[物理的な痛みではない、それは心の痛み。 言葉は続かない。]
(198) 2015/05/28(Thu) 22時半頃
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逃亡者 メルヤは、メモを貼った。
2015/05/28(Thu) 22時半頃
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[余所者ゆえに殺意が向くように 余所者だから、人に殺意を向けるのも易い。
誰を。 話の輪に入っていないものだとか 犯人を探すことに心を傾けていないふうに見える人を。 だけど今一番、気持ちが理解出来てつらいのは]
―――貴女の、名前は?
[白い髪に白い肌の女性に、ポツリと問う。 それが、名も知らずに殺意を向けたいと願うことに対するせめてもの謝罪の意味。]
(203) 2015/05/28(Thu) 23時頃
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ジリヤさん、ですね。 ――…とても綺麗だと思います。 姿も勿論、……誰かを信じて、その結果として "信じられないもの"を排除していくというやり方。
[否定はしない。ただ受け入れられない。>>208 ただ私もこの村の輝きは少しだけ垣間見たからこそ。 優しい人ばかりだからこそ 信頼の絆が強いのだろう。]
感情論ですね。 私にはできない、方法です。
[切り裂いているのは私なのか、雪鬼なのか。]
名前、教えてくれてありがとう……ごめんなさい。
[信じる、という行動が出来ることが どこかで羨ましいのかも、しれなかった。]
(215) 2015/05/28(Thu) 23時頃
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[オスカーがリーに話しかけている様子が見えた。 そっと席を立って歩み寄る。]
……オスカー、リー。
[泣いているリーには、おずおずと手を伸ばし 届いたなら、その頭をぽんぽんと撫でよう。]
戦おう。 見えない敵がどこにいるかわからないけど 私は、できる限り犠牲者を出したくない。
明けない夜はないの。 私は二人を、……信じたいと、少しだけ、思ってる。
(216) 2015/05/28(Thu) 23時半頃
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アランさんゆえの正義感なんですね。 合理的ではない気も、するけれど ……あなたの判断です、それに口出しはしません。
[過ぎたることを責めても仕方がない。>>230 本当に他にその候補がいないなら 自ずと彼を信じる形になる。 ふと、長髪の男を目に止め>>239]
何かいろいろ情報を集めていたようですが、 誰かの真実を知れるようなものと 死んだ人の真実を知れるようなものと 守るものと―――他に 狂ったもの、が、いたと私の故郷の御伽噺はありました。 ここも、そうなんですかね。
(246) 2015/05/29(Fri) 00時頃
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……いいえ。 こういったおとぎ話が現実になったような事態は 初めてです。 ただ私の地元に、人食い狼という ここでいう雪鬼とよく似た話があったんです。
人が死ぬ瞬間を、何度か見てしまっているせいで こんなにも冷たい感情で物事を理論展開しようと しているんでしょうね。
[自分でも、悲しいくらいに、ひえたこころ。]
(251) 2015/05/29(Fri) 00時半頃
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[長髪の男性にゆっくり近づき そっと背伸びして彼にだけ聞こえる程度の小声で]
大切な人が目の前で死にました。 その人を殺した人を、私は殺したんです。 だから罪人。 この手は血で汚れています。
[ゆえに。私刑を行うなら、情のない私がとも 思ってしまうのだ。
そうしてヴェスパタインから離れれば 拙い文字で、名前を書いて 帽子の中に折りたたんで、入れた**]
(252) 2015/05/29(Fri) 00時半頃
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[男の言葉に、へら、と弱く笑った。>>257]
ありがとうございます。 私が雪鬼でないことを、証明したい。 だから―――生きたい。**
(262) 2015/05/29(Fri) 01時頃
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