237 【リアル人狼RP村】蜉蝣の村【半身内】
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―広場・リーを追って―
[穏やかな笑顔(>>104)を残して広場を立ち去るリーの背中が小さくなるのを立ち尽くす。すぐに彼を追った方が良いに決まってる。人数が多い方が、錯乱し個室へ閉じ籠る彼も、それ諌め取り押さえようとする彼も。どちらも守ることが出来るのだから。
それなのに、 ―――『あたしはくぅ君を愛してるから』 どうして? ―――『くぅ君はあたしのためだけに生きればいいの』 身体が重い、身動きが取れない。
椅子を手にしたまま、見えない力に全身が押し沈められているかのように動けないでいると、またしても「名」を呼んだのは彼だった(>>111)。 困惑めいた彼の声と表情。フィリップも迷っている。そう察すれば、震えた深い息が肺の奥から抜け出して。]
…い、こう、フィリップ。
[椅子を持つ手に力を入れ、空いた片手は握手を求めるかのようにフィリップの前に差し出して。そうしてフィリップの覚悟が決まるのを待ち、リーの足取りを追った。]
(12) 2015/08/26(Wed) 17時半頃
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―トイレの個室から広場へ―
[その“現場”を見届けたか、目撃したか。 とにかく先程まで共に談笑し、食事をしていたヒトの死を理解してからは、ほとんど記憶がない。
気が付けば、共用トイレの個室の便座の上に座っていた。 便座に寄りかかって数十分程度、眠っていた、というより、意識を失っていたようだ。 そのまま全てが終わるまでそうしていられれば、どれだけ幸せだっただろう。 薬で引き出され湧き上がる身体の欲望は、それを許してはくれなかった。
ふらり立ち上がり、個室を出ると。 『生きる』ために広場へと向かう。]
(13) 2015/08/26(Wed) 17時半頃
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―それは悪夢か、幸福な現実か。―
[うちは母子家庭で大変だけど。それでも幸せだ。 だって母も姉も、そして俺も。みぃんな明るくって、食卓はいつも3人家族とは思えない程に賑やかなのだから。
かあさんの口癖は、「わたしはひとりの人しか愛せないのよ!」。 何かの歌の替え歌のように、いつも笑顔でそう歌う。あの日まで、姉さんがまれに落ち込んでた時、母がよくそう歌って励ましてたのをボンヤリ覚えてる。
姉さんがビョーキになった“あの日”。流石にみんな落ち込んだけど、すぐに2人とも元気になった。 あの日まで俺にばかり過保護にしていた母は、今度は姉さんに過保護になった。ビョーキなのだから当たり前。 それからあの歌は、かあさんと姉さんが俺に向けて歌うようになった。
この前姉さんに紹介してもらったバイトは、結構良い給料がもらえたから。今頃姉さんは、美味しいものをたくさん食べているといい。トイレに吐き出されるのを見るのは、辛いけど。 それでも“俺たち”は、幸せなんだ。
だからきっと。“あの日”、姉さんがとても嬉しそうに笑ったように見えたのは、きっと俺の、思い違い。]
(14) 2015/08/26(Wed) 18時頃
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―回想・個室にて―
「…ああ、そうだ。そろそろ家に、帰らないといけないッスよね。」
[便座の上、目が覚めた時。なにやら悪夢を見ていたような気がしたのに、その内容は覚えてなくて。ただただ自然と、歌うように。そんな台詞を呟いていた。]
(15) 2015/08/26(Wed) 18時頃
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徒弟 グレッグは、メモを貼った。
2015/08/26(Wed) 18時半頃
グレッグは、フィリップに話の続きを促した。
2015/08/26(Wed) 19時頃
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―広場―
[広場には誰か居ただろうか。視界に、蹲る青年(>>19)を映したかもしれない。 それでも、彼に話しかける気になれるはずもない。無言のまま虚ろにその場に入り席に座ると、手直な料理を手に取って黙々と食べ始めただろう。
アナウンス(>>#0)はそこに辿りつくまでに聞こえていた。 それはまた誰かを疑わなければならない、という現実を示すもの。悪食がまだ居るということは、イアンさんはそうではなかったのだろうか。青山は、悪食が複数いるといっていたか。それなら、その人たちを全員殺害しない限り、ここから出ることは叶わないのだろうか。
顔を上げると、そこはイアンの座っていた席。温和そうな彼が、結局どんな人となりをしていたのか。自分はかつて彼と出会ったことがあったか。結局全ては、今口に含んだ肉の味と同じように、何も分からないまま。 彼の優しげな笑顔を思い出し、肉を噛み締めては。広場の監視カメラを睨みつけては低く告げて。]
青山さん… あんたのことだけは、絶対に。 許さないッス。
(22) 2015/08/26(Wed) 20時頃
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―広場から彼の部屋の前へ―
[食べれども食べれども、満たされず。重い体は口から入れたもので破裂寸前と思える程で、気持ちがワルイ。広場へとやってきた中性的な人(>>28)がネルの元で泣くのを横目に、覚えた吐き気を堪えて、トイレへと足早にその場を去った。 その時、背後からネルが「フィリップさんが…っ!」と尋ねようとしていたようだが(>>41)、すぐには反応できないでいた。
トイレへ行っても結局、吐くことは叶わなかった。いつものように直前で堪えてしまうのだ。 ネルは何を言おうとしたのだろう。フィリップがどうしたのだろうか。彼の声(>>21)に気づけずにいた自分にはその意図が汲めずに、嫌な予感だけを覚えてすぐに広場に戻ろうとした。
身体の重みとそれでも止まらぬ吐き気を抑えながら、とある一室の前を通り掛った時。覚えのある異臭が鼻につく。この、部屋は…]
…ヨアヒムさん?
(44) 2015/08/26(Wed) 22時頃
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―広場へ―
ヨアヒム、さんが…
[廊下の途中で、ネル(>>41)に出会っていたとしても、まともに話すことなどできず、足早に通り過ぎて行っただろう。 何度もよろけながら、ようやく到着した広場。表情は青ざめ、身体は小刻みに震えていたか。肉の塊、否。その塊の、喰われたあとと化していた彼の名を力なく零すことが精一杯だった。 ふらつき、テーブルに手を掛け体重を支える。と、テーブルがぐらり揺れて端にあったガラスのコップが床へ落下し、カシャーンと音を立てて割れてしまう。]
あ、ごめ なさ… …痛ッ
[割れたコップの傍にへたり込み、半ばパニックの頭でガラスの破片を拾おうとして。 指先から流れたのは、赤。 ああ、こうしてきっと血が流れて。最後には自分も、殺されてしまう。やはり俺はもう、 ――必要とされていないのか。 それでも、熱い痛みは指先からジンジンと送られてくる。 近くに誰かが居ただろうか。誰かに声を掛けられようと、その声は痛みに掻き消えて、意識に届くことは難しかったかもしれない。 “生きてしまっている”ことが苦しい。 全てにおいて許せないその手は、拾った破片を握り締めようと力を込めて。]
(45) 2015/08/26(Wed) 22時頃
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グレッグは、ネルに話の続きを促した。
2015/08/26(Wed) 22時半頃
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―痛みの中で(広場にて)―
[――痛い、いたい。 手の平の熱を、どこか遠くから感じているように。ふわふわとした視界を動かすと、目に入ったのはインターホン。]
そうだ、誰かを選ばないと。
[…誰か?それなら、ここにちょうどいいのが1人、いるじゃあないか。 それは――。]
グレッグ、だ。
(52) 2015/08/26(Wed) 22時半頃
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[インターホンの前に立ち、その“名”を言おうとボタンを押そうとする。だって、関係のない人を選べない。 例えば、あの時手を取った――。]
……フィリップ、
[そうだ、フィリップは今、どうしているだろう。無事でいるのだろうか。ボタンを押そうとした手はそのまま握られる。 自分が死ねば、この場の悪食はまだまだ続くことになるだろう。そうだとしたら、彼はどうなる?
インターホンの前で棒立ちのまま。悩んだ末にボタンを押して【リー】の名前を告げた。]
(54) 2015/08/26(Wed) 22時半頃
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徒弟 グレッグは、メモを貼った。
2015/08/26(Wed) 23時頃
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―広場からリーの部屋の前へ―
[どうしてリーを選んだのか。 それは、数時間前によぎったままに考えが変わらなかったからとしか言いようがなかった。 フィリップが悪食を行った可能性など、微塵も考えられなかった。それはただ、他の人よりもほんの少し長く関わったからだと言われれば、それまでだろうけれど。 あのリーという人だって、長く関わってしまっていたならばきっと、選ぶことは難しくなったのだろう。
気付けばその場に、独りきりだったか。 フィリップは何処に行ったのだろう。血で濡れていない方の手で、いつかのように、チョコレートを手に取って。 彼を探して廊下へと向かう。]
(64) 2015/08/26(Wed) 23時半頃
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徒弟 グレッグは、メモを貼った。
2015/08/26(Wed) 23時半頃
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―廊下にて―
[個室前の廊下を歩いてみるも、フィリップの姿は見当たらない。 諦めて広場へと戻ろうとした時。どこかの扉の向こうから、聞き覚えのある声が聞こえた気がした(>>56)。]
フィリップ…?
[その扉には、“リー”のネームプレートが揺れていて。どくん、と心臓が嫌な音を立てる。部屋の中には誰が居ただろう。]
あ、あのッ… すみません!俺、グレッグ、ッス! 開けてください!
[扉をノックして、声を掛ければ扉の中に声が響いただろうか。]
(66) 2015/08/27(Thu) 00時頃
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徒弟 グレッグは、メモを貼った。
2015/08/27(Thu) 00時頃
徒弟 グレッグは、メモを貼った。
2015/08/27(Thu) 00時頃
徒弟 グレッグは、メモを貼った。
2015/08/27(Thu) 01時頃
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