140 【飛歓】星屑祭の街【RP】
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[朝日が昇る。眩しげに目を細めて。 街を見下ろす。人々の営みは、今日も普段通りに。]
……逃がして、あげなきゃね。
[友情と呼ぶには、あまりに歪な情ではあったけれど]
(*4) 2013/08/31(Sat) 01時頃
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[彼女を慕う、あの少年に――せめて、真実を悟られぬよう]
.
(*5) 2013/08/31(Sat) 01時頃
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―→ 弦月の宿・キャロライナの部屋 ――
[深夜、訪れた部屋の前で。軽くノックして、返事を待つ。 出迎えたのは「どちら」のキャロライナだったろうか。
闇夜には不釣り合いなほど明るく微笑んで、 片手を上げて見せるのは「クラリッサ」の仕草]
はぁい、キャロライナ。 良い夜ね? っていうか真夜中ね? あっ、寝てた? やっぱり? ごめんごめーん。
あたしの美貌に免じてここは許し…… やぁね、冗談だってば。三分の一くらいは。
あのね、ちょっと遅くなったんだけど、
(*6) 2013/08/31(Sat) 01時頃
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[覚えてる? と囁くのは、「クロム」の声]
"苦しんで死なせるくらいなら、俺が君を殺そう"。
思えば、苦しんで死なせた方がマシだったかもね。 そんな風になって生きるくらいなら。その方が、ずっと。
……約束、果たしに来たよ。
(*7) 2013/08/31(Sat) 01時頃
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[彼女は何か言ったろうか。何を言われようと、微笑んで。 少女の華奢な喉に、少女然とした己の指が絡む。
そのまま強く、食い込んで。 指先が白くなるほどに。強く、強く。
安宿のベッドに引き倒す。軋む音。馬乗りになって。
せめて人として死ねばいい。恐れ戦き、己を化け物と罵れば。 言わぬと決めた謝罪の代わりに、絞り出すような声で]
ねえ、――――……死ぬのは、怖い?
[祈るように、その喉を、**]
(*8) 2013/08/31(Sat) 01時頃
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/* あっごめん時間軸おかしくなった(しろめ
>>*5までは前日! です!! このポンコツ!!!orz
(*9) 2013/08/31(Sat) 01時半頃
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―― 早朝:時計塔→弦月の宿 ――
[鐘の音で目が覚めた。 巨大な歯車がひしめく大時計の中。 うるさくてかなわないけれど、ベッドで寝るより気が楽で。
がしがしと後ろ頭を掻いて、息をつく]
……帰んなきゃ、
[言いかけて。ふと笑う。どこへ、帰ると言うのだろう? のそり、緩慢な動きで立ち上がって、「帰途」につく]
(30) 2013/08/31(Sat) 11時頃
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[重い足を引きずって、宿の自室へ向かえば。 キャロライナの泊まっていた部屋の前で、足を止め。
血の臭いに俯き、眉を寄せて。思い切るように戸を開ける。 ――ベッドの上には、無残な姿のキャロライナ]
……。どうして?
[わかんないよ――呟く声は小さく掠れて。 震える指で己を抱きしめ、その場にへたり込んだ**]
(31) 2013/08/31(Sat) 11時頃
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[監視の男に見つかれば、「どこに行っていたのか」と詰問されたろうか。 昨夜は監視の目を盗んで、こっそり時計塔へ行ったから。 行き先を正直に言ったところで、疑いが解消されるはずもなく]
勝手にうろついたくらいでそんなに怪しむんなら、 あたしに首輪でも付けて紐握ってりゃいいじゃないの。
大体、化け物だ何だって大騒ぎしてるけど。 か弱い婦女子の力で、大の男が殺せると思う? ……まさか本気で「首無騎士」が出たと思ってるわけ?
[はあ、とため息をついて。 息を切らして現れた、ろくに名も知らぬ女性の言葉に。>>33 睥睨してツンと顎を上げ、白い喉を晒して見せれば]
夢って……ったくどいつもこいつもオカルト集団かっつーの。 あのねえ、そんなんで人疑うって相当キてるわよ? ちゃんと寝てる? 栄養取ってる? お元気?
(34) 2013/08/31(Sat) 13時頃
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調べたきゃ好きなだけ調べなさいよ、ほら。 横から叩けば首が飛ぶかもよ?
[微笑んで、小首を傾げて。己の喉に触れてみせる。 勿論叩いたところで飛びやしないと、 自分が一番よく知っている*]
(35) 2013/08/31(Sat) 13時頃
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["知っている"――>>36 自信満々に言い切る女性を、じっと見つめる。 視線に込めるのはただ、憐れみの感情だけ]
あのね……自信があるのは結構だけど。 根拠が薄くて話にならないって言ってるの、分かる? ちょっと落ち着いてらっしゃいな、お姉さん。
そんな訳わかんないこと吹聴して回ってたら、 今日あなたが吊られるわよ?
死んだら悲しむ人の一人くらい、いるでしょうに。
[肩を竦めて。]
(39) 2013/08/31(Sat) 14時半頃
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[罪。死にたくないなら。神は、云々。>>37 続く言葉の数々には、ただ目を細めるばかりで]
あたしも、あなたが何を考えてここに来たのか知らないわ。 分かりたいとも思わないし、分かり合える気もしない。 あたしが何言っても「知ってる」「分かってる」じゃ、 こっちには何も伝わらないわよ。それは理解してくれる?
ただ、ね。 あたしはあたしの生き方を悔いたことなんて無いわ。 いるかどうかも分からない、神なんか知らない。 あたしの行動を罰するのも、許すのも、あたしだけ。
――君の道徳を押し付けないでくれるかな。
[ゆるり、首をかしげて。微笑んで、問う]
ねえ、「今日の処刑はどうにかします」? ――"あたし"の代わりに"誰"を殺してくれるって?
(41) 2013/08/31(Sat) 14時半頃
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それは、「罪」にはならないの?
[不思議そうな顔で、ただ静かに、*囁いた*]
(42) 2013/08/31(Sat) 14時半頃
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……具合、悪いなら、こんなとこ来ちゃダメよ。 あたしは逃げも隠れもしないから。 元気になったら、またおいで。
[それでも殺したいのなら、殺すといい。 憐れっぽく命乞いする趣味はないのだから。 それだけ、女性に言い置いて。]
[キャロライナの部屋を出れば、 ジョージを担いだドナルドに出くわすかもしれない。
ぐったりしたジョージに気付けば、顔色を変えて。 師には「あたしのベッド使って休ませて」と告げ、 ひとまず背後の扉をそっと隠すように閉める。
弱った少年には、今しばらく時間が必要だろうから。
目を覚ました少年が、自らキャロライナの部屋へ向かったならば ……それを止める術は持たないだろうけれど**]
(51) 2013/08/31(Sat) 15時半頃
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[どうしてこんなに必死なのだろう。 こんなに必死になって、死のうとするのだろう。 どう見ても彼女の身体は丈夫ではない。 放っておけば死んでしまうだろう、弱々しい姿。
責めの言葉を繰り返す女性に覚えたのは、 疑問と憐憫の情ばかりで]
自分は生きるのがつらいのに、死にたがるのに。 君は全くの善意で、他人に生きろと言うんだね。
それは、「罪」にはならないの?
自分を殺して逃げておいて、 他人に生きて苦しめと言うことは、 食べるために殺すことより罪深いのではないの?
ごめんね。僕には分からないんだ。 ……ごめんね。もう、何も分からないんだ。
(*10) 2013/08/31(Sat) 16時頃
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[違う、僕は人殺しなんかじゃないと、 誰かに泣いて縋れるならどんなに良かったろう。
寄りかかる場所なんてなかった。 救われ方など、とうに忘れた。
路傍に這いつくばって、泥水を啜って生きた。 あらぬ疑いをかけられて、泥棒めと殴られて生きた。 ただ、真っ赤に色づいた林檎が、美しかっただけなのに。
そんなことを、言えば良かったのだろうか。
「助けて」>>49
そんな風に、――どうして、言えただろう、この"僕"が!]
(*11) 2013/08/31(Sat) 16時頃
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ふ、――ふふ、はは……ははは!!!
[わらう。嗤う。叫ぶように。喚くように。 可哀想自慢なんてしてたまるか、最後に残った己の意地が棘のように刺さって、痛くて、痛くて、痛くて痛くて痛くて!]
――何が悪だ! 何が善だ! 全部、全部!!
[生まれたことが間違いだったと言うのなら、 天に向かって罵声を浴びせ、地獄の果てで悪魔を食らおう!
ああ、殺した少女の最期の笑みが責め立てる、お前が食らうのはお前と同じ生き物だ、人間だ、お前とて人なのだ、どこまでも追ってくるそれが怖くて、怖くて、怖くて!!]
っ、ぅ、ぁあ、全部!! 決めるのは僕だ!!! 望みもしないのに産んでおいて、その上!!
――――その上、死に方まで決められてたまるか!!!
(*12) 2013/08/31(Sat) 17時頃
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[ふつり――……ささやかに守ってきた何かが、*「死んだ」*]
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(*13) 2013/08/31(Sat) 17時頃
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―→ 弦月の宿・キャロライナの部屋 ――
[あれから、気晴らしに外へ出ようかとも思ったけれど。 今の気分では、煩雑な街の喧騒に耐えられそうもなく。
軽い足音が駆けて行くのを聞いたのは、そんな時。>>59]
(……! 駄目だ、そっちは)
[反射的に後を追ったことが、冷静に考えれば不思議だった。 そう親しくしていたわけではない。会ったのは、ただの一度。 そもそも他人の為に何かを成すなど、善意の押し付け、傲りもいいところだというのが常の持論ですらあって。
だからきっとそれは、自分の為だったのだろうと思う]
……ジョージ。
[声を、かければ。 少年は答えることができたろうか]
(81) 2013/08/31(Sat) 22時頃
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[少年は、姉と慕った少女の変わり果てた姿に、何を思ったろう。 目を逸らさずにいられたろうか。涙は零れなかったろうか。
気丈にも立ち続けることができたのならば、傍らに立ち。
もしも彼女の姿から、泣いて目を逸らすようなことがあったなら、 少年の傍に膝をつき、無理やりにでも顔をこちらへ向けさせて]
坊や、よく見ておきなさい。忘れないように。 彼女の命が、たった一晩で奪われたことを。
大事なものを守れなかったと悔やむなら。
生きて欲しかったと願うなら。
生きた先に救いがあったはずだと、君が信じられるなら。
(83) 2013/08/31(Sat) 22時頃
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ぶつけておいで。 僕に、全て。 .
(*14) 2013/08/31(Sat) 22時頃
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守れなかった事実は変わらないけれど。 彼女は、きっと君のことを見ているよ――傍で。
[信じてもいないのに、そんな気休めを口にして。 本当に"彼女"がそこにいるなんて、知りもしないけれど]
……強くならねば。そうでしょう。
(85) 2013/08/31(Sat) 22時半頃
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本当の"ナイト"は、君なんだから。 .
(*15) 2013/08/31(Sat) 22時半頃
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[ふと、口の端をつりあげて、微笑んで。 挑戦的な笑みは、いつもの「クラリッサ」らしく]
さあ、銀の剣も竜の盾もないけれど! 勇者様がそうやっていつまでも落ち込んでちゃ、 悪者退治なんて一生できやしないわよ!
あなたの武器は、強い腕力でも大きな身体でもないの! 見て、聴いて、歩き回って考えて――
……倒しに行くんだ。君の仇を。
[芝居がかった口調で、おどけてみせて。 ぽん、と少年の頭を叩いたろうか。
それから少年が立ち直るまで、小さな背を撫でて。 彼が何か話したならば、黙って聞いただろう。 何があろうと、少年の気が済めば、その場を後に。 ――――己とて、長居したいところでは、なかったから**]
(88) 2013/08/31(Sat) 22時半頃
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――ちょっと前:キャロの部屋――
[見えるはずもない、信じてもない、そう思っていたけれど。 ふと聞こえたのは明るく元気な――死者の声>>+8]
……やだなあ、僕も死期が近いってことかな。
[言葉の割に気にした様子もなく、そんなことを呟いて。 捻くれ者は、少年に気付かれない程度に、そっと視線を上げると]
殺されといて、よく殺人犯に声かけようと思ったよね。
どうしたの? まさか死んでもお腹空いてるとか? それはさすがに僕の手には負えないから自分で何とかしてよ。
……ああ、それから。 心配しなくても、僕は君ほど腹ペコじゃない。
[鼻で笑って囁き返し、ちら、とジョージを目で示す。 取って食いやしないよと、いつか言ったなと思い出しながら**]
(*16) 2013/08/31(Sat) 23時頃
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[返事>>*16をするのがちょっとばかり、遅かったろうか。 泣きじゃくる姿に>>+9、どこか安堵を覚えつつ。 心底自分はどうかしていると、不意に笑いが込み上げて]
そうだね。君は弱かった。弱すぎた。 ちょっと驚くほど弱かったから、僕も反応に困った。
[少女の嘆きにとどめを刺すようなことを言いながら、 はは、と笑って]
だけどこの子はきっと強くなるよ。 君の屍を乗り越えて。
僕に辿り着くかまでは……分からないけれど。
――この芽は君が育てたんだ。誇っていい。
[いっそ清々しいまでに、静かに、呟く**]
(*17) 2013/08/31(Sat) 23時頃
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(……まあ、今を乗り越えられればの話だけどね)>>*17
[――そんな本音は、胸に仕舞って**]
(*18) 2013/08/31(Sat) 23時頃
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―― ??? ――
[目を瞑れば緩やかに、目蓋の裏で歯車が廻る。 ごとり、ごとり――大時計の針が、重い音を立てて動いて。
捨てられた布や藁をかき集めて、寝床を作ったっけ。 意外に隙間風が吹くものだから、冬は寒くて仕方なくて。
清掃用の出窓があるのは、数字の12のすぐ下で。 明け方の空、蒼に染まった星屑の棺桶。 沈黙に満たされた、深海の街を見下ろすのが、好きだった。
規則正しく鐘が鳴るよう、手入れをしたのが化け物だとは、 おそらく夢にも思うまい。
――思われたくも、ないのだけれど]
(*19) 2013/09/01(Sun) 00時頃
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[目を開く。暗闇の中で、拳を握る。 きつく眉根を寄せて、――強く、叩きつけた]
[――理屈にもならない思い込みなんかで]
……処刑なんか、されてたまるか……
[――義理だの情だの、そんな訳の分からない理由なんかで]
命拾いなんて、してたまるか
[――群れるしか脳のない、弱い人間共になど]
――殺されて、……たまるか!! っふざけるな!! 僕はッ! 僕は認めない、認めたくない!! そんな終わり方、絶対に!!
僕は望むように! 望む場所で! 死ぬんだ!!
[悲鳴のように。渇望の、声]
(*20) 2013/09/01(Sun) 00時頃
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[叶うのならば、化け物でもなく。人間でもなく。 それから、「クラリッサ」でも、「俺」でもなく――]
僕として、……死ぬんだ。
[ぽつり、弱々しく。顔を覆って、]
[――行く先は、既に決めてある**]
(*21) 2013/09/01(Sun) 00時頃
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