156 カイレミネ島の雪
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マユミは、別に大事なことではない(真顔)
rito 2013/12/27(Fri) 00時頃
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−意識の海− [そこは不思議な場所だった。 眠っているはずなのに、外の世界のことが、過去・現在を問わず、まるで目の前で起こっているかのように流れてきた。 トレイルの想い、マドカの想い。抱えていた辛い記憶が、まるで自分のことのように突き刺さる。]
私。本当に、何もわかっていなかったね。 ごめんなさい。…本当に、ごめんなさい。
[勉強ばかりして知識をためていたつもりが、一番大切なことに気付けなかった自分の愚かさを悔やむ。 そしてそこでは、外の世界のことばかりでなく、眠った島民の意識も微かに感じることができた。]
ヒュー…ジリヤ。そう、だったのね。
[優しい男女の、互いを想う暖かな心。なんとも情けないことだが、眠ってから初めてわかることが、多々あった。 そしてそれは、もう一つ。]
……トレイルと、ミナカタ先生、が?え。ええと。どういうこと?
[ヒューの記憶の残滓。 そこから読み取れたのは、……二人がツキアッテイル?]
(11) rito 2013/12/27(Fri) 14時半頃
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[今思えば、自分は本当に子どもだった。 あの日図書館でモニカに子ども扱いされても仕方ない。 雪の中眠る彼を見て、いなくなってしまうと怯えたことで初めて。
―――ずっと彼が好きだったのだと、自覚するなんて。]
……。
[ヒューの言葉を念頭に、二人を見ると。 確かに初々しい恋人同士に見えて。 むしろ今まで気づかなかった自分に、頭を抱えたくなる。]
ええと、これは…失恋でいいのよね?
[可愛い女の子に負けるのなら、自分の努力不足だと諦めもつくのに…!と、見えないと分かりつつもミナカタに恨みがましい念を送る。]
まあ、それでも。
[ミナカタと一緒にいるトレイルは幸せそうな顔をしていて。 それは間違いなく、自分が望んだ光景だ。]
(12) rito 2013/12/27(Fri) 14時半頃
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なら、いいわ。 よかったじゃない、トレイル。
家族……できたじゃない。
[今度こそ幸せになりなさいよ、と目を閉じる。 トレイルのことは、今後ミナカタに任せれば大丈夫だろう。 さて。そうなると自分のやることは無くなってしまった。]
…今までずっと勉強し通しで疲れたし、寝不足だし。 失恋もしたし。
ここでだったら、マドカとも話せるかもしれないし。 ……もう少しくらい、休んでもいいわよね。
[そう決めると、目覚めるのを一時放棄する。 俗に言う、ふて寝だった。*]
(13) rito 2013/12/27(Fri) 14時半頃
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−雪解け− [意識が浮上するのを感じる。 ああ、この時が来たのだと。 モラトリアムの終わりを実感する。元々このままここで眠り続けていることも、本意ではなかった。
「そこ」にいる人達に、ひと時の別れを告げる。]
ん…。
[次に感じたのは、頬に触れる柔らかい物。 くすぐったいような、どこか安心するようなそれは、童話で読んだおとぎ話に出てくるものを連想させた。]
(え。ちょっと、待って)
[眠り姫を目覚めさせるために、王子様は口づけを―――。
王子様、と想像して咄嗟に一人を思い浮かべる。]
(で、でもでもでも、あいつはミナカタ先生と!)
(25) rito 2013/12/28(Sat) 00時半頃
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[心臓が早鐘を打つように鼓動する。動悸が止まらない。 このままだと、心臓が過労死してまた眠ってしまうんじゃないだろうか。]
(よ、よし!)
[意を決して目を開けると、そこにいたのは――――。]
…おはよう、モニカ。
[少女の姿に、ホッとしたような、少し残念なような気持ちを抱く。 しかし。]
(ああ、そうね)
(どんな大変な時でも、元気で、明るくみんなを引っ張り、照らし続けた。その姿はどれだけの人の心に勇気を与えただろう?)
そうね。あなたは立派な王子様だったわ。
[起こしてくれて、ありがとう。 そう言って目の前の少女の頬に、お礼のキスを贈る。*]
(26) rito 2013/12/28(Sat) 00時半頃
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-旅立ち前日-
[生まれ育った島を離れる。いざその時が来ると感慨深いものがある。 だが足を止めている暇はない。自分にはまだまだやらなければならないことがある。 あの騒動は彼女に一つの目的を果たさせたが、別の目的も生み出した。
いざ長年目的を果たして気付いたことだが、自分は思ったよりも欲張りだったようだ。 トレイルが、彼さえ幸せになればいい、そう思っていた。 だけれど。]
それだけじゃ足りないわ。 マドカも、ジリヤも、ヒューも。 全員起きて幸せになってもらわないと…私、嫌よ。
(28) rito 2013/12/28(Sat) 01時頃
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[あれから祖母の本を何度も読み返したが、結局冬将軍に取り入られ、眠ってしまった人を起こす方法は書かれていなかった。]
でも、それは無いってことには、ならないわよね。
[ここではその方法は見つからないかもしれない。 でも、外になら、あるかもしれない。]
…だったら、今その方法が無いからって、諦める理由にはならないわ。
[もともと自分は諦めが悪いのだ。こんなことくらいで、諦めてなんてあげない。 一つの決意を胸に、少女は窓から海の向こうを睨みつけた。*]
(29) rito 2013/12/28(Sat) 01時頃
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マユミは、もう二重投稿はスルーするのよ…orz
rito 2013/12/28(Sat) 01時頃
マユミは、ヒューニヨニヨ
rito 2013/12/28(Sat) 14時半頃
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-船着き場- [見送りの人とあいさつを交わしていると、その中に一つの影を見つけ、走り寄る。]
ミナカタ先生。来てくれたのね、ありがとう。
[彼とは最後にもう一度話しておきたかった。ちょうどよかったと安堵していると、手渡されたのは一つのブランケット。]
…そう、ジリヤの。ありがとう、励みになるわ。
[ぎゅっと握りしめる。 これを絶対に彼女に返して見せると、決心を新たにする。]
そういえば、あなたには、前もセーターを貸してもらったわね。
[思い出すのはあの騒動。 少しずつ人々の記憶から過去のものにありつつあるが、当事者たちにとってはまだ風化するには…少し遠い。 同時に、彼に伝えておきたかったことを思いだす。少し躊躇うが、やがて思い切ったように顔をあげると、彼の耳を口元に寄せる。]
…最後に言っておくわ。私ね、トレイルのことがずっと好きだったのよ。
(40) rito 2013/12/28(Sat) 22時半頃
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[彼は一体どんな反応を返しただろう?気にはなったが、決心が鈍らないうちに言いたいことを言ってしまう。]
でも、あなたならいいわ。 …トレイルのこと、お願いするわね。
[それは目覚めてから、二人を見ていて嫌でも思い知らされた。彼と一緒にいることで、トレイルはどんどん笑顔が増えていた。 悔しいけれど、きっと自分では、無理だった。そう思う。
その言葉でミナカタに自覚があることが分かったなら苦笑し、まだのようだったら、「自分の気持ちもわからないなんて、先生もまだまだね」と相変わらず自分のことを棚に上げたことを想うだろう。 ただどちらにしろ、自分が彼に望むのは一つだ。 これは彼らの問題であって自分には関係ないことだとはわかっている。]
(でも、少しくらいいいわよね?…長年片思いしていたんだもの、これくらい)
私が帰って来た時、もしトレイルを泣かせていたら…一発、覚悟してもらうんだから。
[そう言っておどけたように殴る真似をすると、彼の顔の前で拳をピタリと止める。 さあ、これでおしまい。 彼女が幼い頃からずっと抱いていた想いに、静かに終止符を打つ。 心の中で涙を流すのはこれが最後。そう決めていた。]
(41) rito 2013/12/28(Sat) 22時半頃
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[そのままミナカタと少し言葉を交わすと、そのまま彼と別れる。]
(…私は、本気なんだから)
[今までの私は、学ぶことが知識に偏りすぎていた。これからはもっとバランスよく学んでいこうと思う。 そう、たとえば――]
(島の外に出たら…勉強しながら、体を鍛えるのもいいわね。例えば…図書館の本で見た、ムエタイとか、ブラジリアン柔術とか!)
[思いが叶わなかったことは辛いが、自分にはまだまだやることがある。 挫けている暇はない。]
(もしものときは、覚悟してもらうんだからね。先生!)
[そうクスリと笑って顔をあげた彼女の心は、もう泣いていなかった。*]
(42) rito 2013/12/28(Sat) 23時頃
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モニカ。
[ミナカタと別れると、次は別の少女に向かって手を振る。 思えば目覚めてから、彼女にはずいぶん世話になった。 目覚めの時もそうだが、 マドカが、ずっとそばにいた少女が苦しんでいたことに気付かなかった。 その事実に自分を責め続けていたとき。それを救ってくれたのも、彼女の明るさだった。]
私がいない間、マドカのことお願いね。 あの子、寂しがり屋だから。
(43) rito 2013/12/28(Sat) 23時頃
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[彼女の両親はもとより。眠った当初はともかく、月日が経った今となっては、彼女たちの元を訪れる人も少なくなってしまった。 仕方ないことかもしれないが、もしも眠る彼女の周りが賑やかだったら…もしかしたら、そのまま起きてくれるかもしれないじゃないと、そんなことをつい思ってしまう。 そしてそれなら適任は、やはり彼女なのだ。
微笑みながら頬をつかれれば一瞬驚くが、すぐに微笑を浮かべる。]
よろしく頼むわね、王子様。
[これはお礼よ、とばかりに彼女に頬に軽く口付けをする。 いつも彼女には驚かされてばかりだから。 最後くらいは驚かせたらいいわね。そんな悪戯心を胸に秘めて。*]
(44) rito 2013/12/28(Sat) 23時頃
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