313 【完全RP村】朝焼けの穹に、さあ一杯。
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[図らずも差し出された星の水に露骨に落胆した体になってしまった。>>95 違うんだ…いや違わない… むむむと小さく唸りつつ辺りを見回したその時、なぞの生物がわたしの目の前になんとカクテルグラスを運んできた…!>>@20
合ってる。 しかしこいつ何者だ。 彼…?も自分と同じくどうやら言葉は発しないようだ。 当然、テレパシーなどで何か考えていることがわかるわけでもない。 ということは、あのてしてしで全てを見切ったということなのか。
なかなかやる。 賛辞の意を込めて前羽を二回ぱたぱたした。]
(@1) 2022/08/07(Sun) 02時頃
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[しかしそれ以上のことは起こらなかった。 空のグラスを前にしてしばし佇む。 そりゃそうだ、彼…?に酒が入れられるなら正直自分にだって入れられる気がする。
ふと、少し離れたテーブルで、何かがぽふぽふと揺れている気配がした>>105 よく見えないが、どうも酒を飲んでいるまたしてもなぞの生物がいるようだ。 しかしこちらに向けて揺れた気がする… 自慢か。
抗議の意味で前羽を素早く五回ぱたぱたした。]
(@2) 2022/08/07(Sun) 02時頃
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[そんなことをしていると、カウンターの中の方で気配がしてまたそちらを振り返った。 先ほどから皆に飲み物や料理を提供している狐風の店員だ。>>0:119
そして目の前で、彼はとてもよく見覚えのあるサーバーを操作し出す。 思わず目が離せなくなりその様子をじっと見た。
やはりどこかで見覚えのある形のグラスに、サーバーから琥珀色のよく冷えていそうな液体が注がれる。 グラスの向きが縦になると同時に、細やかな泡がグラスに注がれた。
そしてそのままそのグラスは、自分の目の前に置かれる。 紛れもなく、ビールだ。 ずっと昔と何も変わらない。]
(@3) 2022/08/07(Sun) 02時頃
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『虐げられているんだ!』 『社畜やね』 『それにしてもほんとに宇宙旅行行くのか?大分金かかるだろう』 『今なら行ける!』 『いい体験なのはわかるけどコスパ悪すぎない?』 『でたコスパ』 『原価厨』 『いやさだって実際に行ってる期間って1月あるかないかくらいだろ。総額をそれで割ると一日あたり…』 『君も毎月相当カジノで摩っているとお聞きしますが』 『効率厨一言』 『人生は効率と…ひとかけらの浪漫で出来ている』 『やっぱり人生に浪漫は必要なんだ!NO浪漫NO人生』 『この人ら不安。でも好きにすればいいさ、ほら次が来た。乾杯』 『乾杯』『乾杯』
(@4) 2022/08/07(Sun) 02時頃
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[仕事のあとによく下らない話をしながら飲んでいた仲間たちは無事に人生を終えられただろうか。 まさかわたしがこんなふうに生き残っているとは思うまい。
ずっと以前はみんなや、故郷はどうなっているだろうかと考えることもあった。 しかしわたしは『あっち』に行かなければならない以上、もう二度と故郷の姿を拝むことは叶わないだろう。
そしてそんなことを色々考えている間に時は経ち、今はもう、考えることもなくなった。]
(@5) 2022/08/07(Sun) 02時頃
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[しかし我ながらよくもまあ今またそんな昔のことを思い出したものだ。 思うに自分にとってビールとは、密接に「労働」に結びついているのだろう。 この身体になってから、労働という労働を特にしたことがなく、思い出す時点が遥か昔になったのだろうなと分析する。
いや、違う。 むむっと唸る。 今だって、わたしは『あっち』に向かって頑張って飛んでいる…! これはちゃんとしたご褒美だ…! 労働の対価だ…!
この飲み物は、きっとそう考えた方が、絶対美味しい。]
(@6) 2022/08/07(Sun) 02時頃
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[本当は、飲み物が出てきたら、またうまいことカウンターてしてし等で、深めの皿に移し替えてもらうつもりだった。 しかし、この飲み物にそんなことをしてはならない。]
むむ、むむむむむむっ
[再びの超低周波音が響く。 再びの"気合"の音だ。 次の時、わたしの身体はこぶし1個分くらいまで小さく縮んでいた。 しかしそんなによく見て居なければ、なんだかよくわからないが小さくなった気がする、くらいの変化だろう。
そして、その縮んだ身体でカウンターから飛び立つと、グラスの白い泡の上に降り立ち、そしてゆっくりと、零さぬように少しずつ液体をスポンジの身体で吸収しつつビールの中に沈んでいった。]
(@7) 2022/08/07(Sun) 02時頃
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[ビールの中は、ひんやりして、自分の周りから泡が立っていた。 少しずつ身体に吸収されていくそれは、苦いけれども、どこか元の植物の味が残っている。 それでもこの身体で最後まで飲み切るにはそれなりの時間がかかっただろう。
グラスの底まで着くと、グラスに少し寄りかかるように座った。 店の様子が琥珀色と泡の向こうに見える。 照明がきらきら光って、星のようだった。]**
(@8) 2022/08/07(Sun) 02時頃
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― bar ―
むう
[満足だ。 ビアグラスの中身はいつの間にか空っぽになっており、自分だけグラスの中でガラスに寄りかかった状態で暫く一休みする。 身体の大きさは変わっていないが、色は少し薄めの琥珀色になっていた。
朝焼けの時間も終わり、グラスの中からカウンター越しに日の上る姿を見た頃、ふわーっと羽をうごかしつつ浮いて、グラスの外に出る。
美味しかった。 謝意を示そうと狐風の店員の方を見た時、彼?は何やら時折何かを気にしているようだった。 視線の先には萎れた葉っぱがあった>>0:43]
(@18) 2022/08/07(Sun) 22時半頃
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むむ
[すべてを理解した。 彼?に頷く首がないので前羽を一回ぱさっとすると、次には羽ばたきを開始し天井へ。 そして列車の空いている隙間から外へと飛び出していった。]
(@19) 2022/08/07(Sun) 22時半頃
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[外はもうすっかり朝日に照らされていた。 小さい星とはいえ、見回せば岩肌の多い周辺の荒れ地の向こうには草原や低い山、木々の影のようなものも見える。
草ならあっちか… とりあえず低い山と木々のある方へと羽を向けた。
さて、今までは気が付かなかったが、この星にはいくらかの現地生物もいるようだ。 今見える生き物は大体ただ地面に丸くなったり、土を掘って何かを探して居たりするようだが、まあぶつからないに越したことはない。 ふあーっと高めの空中に浮きつつ、木々と山の方を目指し飛び続けた。]
(@20) 2022/08/07(Sun) 22時半頃
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― 外・森の片隅の方 草採取中 ―
[さて、それなりに飛び続け、木々の内に到達した後も、わたしは森の木立の中をふわふわ飛んでいた。 木立と枯葉はあるが、それっぽい草が生えていないところに来てしまったのだ。 そもそも列車から草の見本を持ってこなかったのは大失敗だった。 つい酔っ払いのテンションで飛び出してしまったのだ。
やむを得ない。 なんとなくそれっぽい草を持ち帰るしかない。 しかし木陰の中ではそれっぽい草もない。
そしてまたも暫く飛び続け…やっと森が少し開けて陽が当たる場所に出た。 低い山の下の方だ。 それっぽい草が、たくさん生えている。]
(@21) 2022/08/07(Sun) 22時半頃
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むー!
[そのまま上空から草地にダイブしようとしたその時、横から素早い動きで飛び込んできた何かにぶち当たり、自分の身体は吹っ飛ばされた。]
(@22) 2022/08/07(Sun) 22時半頃
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むむっ!
[ころんと地面に転がった後、くるりと振り返りながら立ち上がり体勢を整える。 そこにはいわゆる…小型の恐竜のような生物が5,6匹群れを成していた。 しかもみんなこっちを見て居る。 まずい。 思った瞬間前の3匹が一斉に自分の居た場所に飛びかかってきて、自分はばばばばば!と素早く羽を動かし素早く垂直に浮き上がった。
浮き上がった後に下の様子を見る。 どうやら彼らは高いジャンプをするというような技はないようだ。 しかし、ずっとこちらを警戒し続けており、気が付けばその群れ以外にも、少し離れて森側に2,3個の群れがあるのが見えた。 これでは落ち着いて草も取れない。
仕方がない。 "気"を抜こう。]
(@23) 2022/08/07(Sun) 22時半頃
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…むぅ
["気"を抜く。 一回り、二回り。 空中でどんどん身体が大きくなっていく。 同時に、スポンジぽくなっていた身体は、通常の皮に戻っていく。
このくらいでいいか。 丁度barの車両3つ分くらいになったあたりで、ひとつ"気合"を入れて、大きさを固定する。 直後、羽ばたきを止め、そのままどしんと地面に落ちた。 何かがぷちぷち腹の下で潰れている感触がする。
しかしまだまだ辺りに何匹いるかわからない。 わたしもまだまだ本来の大きさには程遠いが、今ならこの辺り一帯に音を響かせられるくらいの大きさはある。
身体の前から見て斜め下あたりにある丸い口を開く。 ぎざぎざの歯が口内を囲っている。 ちょっとだけ歯をかちかちとした後に、また口を開いた。]
(@25) 2022/08/07(Sun) 22時半頃
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[そして、『音楽』を奏でた。 どんな星でも、大気の有る地上に住むある程度進化した生物で、『音』に影響をうけない者は早々いない。 様々な周波で、この身体の知っていた、そして自分が旅をする中で知った『音』を奏でていった。
潰されなかった辺りの生き物がぱたり、ぱたりと倒れていく。 気持ちよく眠っているのか、それとも苦しくて倒れているのかはよくわからないし、どうでもいい。 ただ、『音楽』を奏でるのは、やはり気持ちがよかった。 きっと、この身体の本能なのだろう。]
(@26) 2022/08/07(Sun) 22時半頃
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[さて、久々の『音楽』を奏で終わったころ、辺りに動く影はなかった。 むっ、と"気合"を入れて、何となく前と同じくらいの大きさまで身体を縮める。 やはり何匹か下で潰れていた。 ついでにそれっぽい草もいっぱい潰れていた。
まずいまずいと潰れなかった部分の草の方に飛んでいき、いくらかの草を摘んでいく。 この草が、barのお代替わりになるようなものならいいのだが…
前足いっぱいに草を握ると、再び空へと飛び立った。]
(@27) 2022/08/07(Sun) 22時半頃
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― 帰り道 ―
[空へと浮くと、さっきよりさらに高く飛ぶ。 遠くへ宇宙列車の姿を確認すると、そちらへと飛び始めた。
しかし、目線はそこから少しずれた、やはり森の中の少し開けた場所へと移る。 あれは…
前足いっぱいの草を握りしめたまま、そちらへとスピードを上げて降りて行った。]
(@28) 2022/08/07(Sun) 22時半頃
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むむむっ
[やはり、である。 森の中の少しだけ開けた場所。 そこには綺麗な水が湧いていた。 辺りには現地生物もいるが、さっきの恐竜みたいな生物はおらず、みなそれぞれに水を味わっているようだ。 そして水場は少し大き目なものと、あと一つ、小さめのものがあった。
あれはもしや… 小さめの水場にゆっくり飛んでいく。 そして、真上まで来たところでそのままゆっくり降りていき、身体を浸した。 やはり… 温泉だ…]
(@29) 2022/08/07(Sun) 22時半頃
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むう…
[足や腹についた体液も流れて気持ちがいい。 全く朝のひと風呂は最高だ… 握ったそれっぽい草を、一度近くの石の上に置くと、こんどはちゃんと全身沈むように、お湯に浸かった。 水はとてもきれいで、お湯はぽかぽかと温かかった。
温まったら冷たい方の泉に入って、またスポンジっぽくなろう。 そしてととのうまで出入りを繰り返すのだ…
わたしはこの星を思う存分堪能していた。]**
(@30) 2022/08/07(Sun) 22時半頃
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― 温泉のある泉 ―
[何度かお湯と冷水の交替浴を繰り返した後、木陰の石の上でころんとなって一休み。 穏やかな風にちょっとうつらうつらして、いやいやいかんとふっと力を入れて体勢を立て直した。
別の石の上に並べて置いてあったそれっぽい草を取りに行くと、再び両方の前足で握り、次には泉から飛び立った。
大分お湯と水に浸かったせいか表面の皮がしわしわになってしまった。 でも、また空を飛ぶときに切る風が心地よい。 そのまま真っ直ぐ宇宙列車の方へ帰って行った。]
(@47) 2022/08/08(Mon) 21時半頃
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― 宇宙列車 ―
[宇宙列車の隙間から再びbarへと戻ってくる。 そして、カウンターに降り立つと、キツネ風の店員にわかるように、それっぽい草を持っていた分だけカウンターに並べた。
自分の見た目はしわしわになってしまったが、さっきビールを入れた生き物と同一種であることはわかってもらえるだろうか。 そして、それっぽい草は果たして店員の求める草と同じ草だっただろうか。 草を並べた後、様子を窺うように狐風の彼?を見上げるようにちょっとだけななめになった。]*
(@48) 2022/08/08(Mon) 21時半頃
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[さて、カウンターやそのまわりをぐるりと見回すと、わたし以外にもなぞの生命体がいくつかいるようだ。 その中でも、身体が黒くなったり黄色くなったりしている生物や、身体に集めたごみを捨てたりしている生物が何人…何匹か居る。
そうだ、この星に温泉がある旨伝えるのもいいかもしれない。 どうやってかというと…絵だ。
自分には幸いものを掴める足がある。 あとは紙と描くものがあればよい。 よいのだが。]
むむ
[また辺りを見回した後、紙らしきものを持っている女性>>200の方に近づくと、気づいて貰えないかと軽くカウンターをてしてしした。]*
(@52) 2022/08/08(Mon) 22時半頃
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