144 ロマンチックメイカー
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狩人も立ち入らない深い森の奥からやってくる、“人狼”は、ひそかに人間と入れ替わり夜になると人間を襲うという。隣国の出身でありながら戦功名高く、Sirの称号を賜った若き英雄、Cointossと配下の聖貨騎士団は、この魔物の噂を重く見ていた。
恒例になりつつあった臨時徴税を収めた村人たちは、水車小屋で招集の命令を受け、不安を覚えつつも集会所へと集まるのだった……。
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ちゃんとご注文通り、さまざまな人たちをお呼びしましたよ。 いたるところから…そう、地平の果てや、宇宙の彼方からも。
中には、主様を消してくださるような方もいらっしゃるかもしれません。
(0) 2013/09/13(Fri) 02時頃
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淡い、ピンク色の綿雲が 空をゆっくりと流れていく…ねぇ、素敵じゃない?
[耳をすませば聞こえてくる、木々のざわめき]
世界の息吹が私を包んでいるわ。 このまま世界に抱かれて眠りたい―――
夢は覺めてしまえば過去に変わる。 けれど、それは確かに存在した記憶。
海馬のどこかで――そう、私は覚えている。 夢は現実。現実は夢。 その境界線なんて曖昧なものでしょう?
(1) 2013/09/13(Fri) 02時頃
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消えゆくものがあるとすれば それは風化という、避けられない事実。
けれどどこかで覚えている。 愛と死に刻まれた思い出は、簡単に褪せはしないの――。**
(2) 2013/09/13(Fri) 02時頃
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―― 薔薇の荘園 ――
[村の隅にある白い家の、小さな庭。 そこには多くの薔薇が咲き誇っている。 庭の樹の幹からロープでぶら下げたブランコ。 きち、きち、とロープが少し軋んで危なっかしい。 女はブランコに揺られ、青空を見上げていた。]
雲の数をかぞえていたら眠ってしまいそうだわ……
[ふぁ、と小さな欠伸を噛み殺し、 とん、と軽やかなステップでブランコから降りる。]
(3) 2013/09/13(Fri) 08時頃
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[輪からはみ出すように咲いている薔薇を見つけては その一輪に近づいて体を屈ませる。]
……はぐれちゃったの? そう、私みたいね。
[白い指で薔薇を撫ぜる。 ちくりとした痛みは予測の範囲内だった。]
輪に入れず一人ぼっちで健気に咲くけれど その影には小さな毒も含んでいる。
[朱が滲んで 一滴 堕ちた。]
(4) 2013/09/13(Fri) 08時頃
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甘い ――
赤い ――
あなた。
[棘が薔薇の花の影にあるように 仄暗い表情を浮かべたのもほんのつかの間。]
朝一番でお手紙が届いていたのだったわ。 集会場への招集令だったかしら。
[すぐに柔和な笑みに変えて、薔薇の荘園を後にする。 地面に堕ちた緋は、次第に黒へと変化し その存在を、なかったことにするかのように じわりと、地面に融けていく**]
(5) 2013/09/13(Fri) 08時半頃
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―――おちる砂は、時を刻む。
[招集令の手紙を手にしたまま、 家族が遺した砂時計をひっくり返しては眺める。]
それはまるで 海に波が打つように 空に雲が流れるように
必然であり、自然でもある。
だけど何かしら。
[とん、と軽く指で弾いて砂時計を倒した]
この招集令に応じたくないのよね…。
(6) 2013/09/13(Fri) 22時頃
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草原にいけば穏やかな風が吹いて、 花畑には鮮やかな彩が一面に広がっている。 空を飛べばきっと気持ちがいいし 深海を泳げば魚が神秘の世界を醸す。
だけど―――この村は退屈だわ。
(7) 2013/09/13(Fri) 22時頃
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退屈。退屈ね。
ならば探しに行けばいい。
[ひらりと手の中の招集令を捲って 綴られた文字を指先でなぞった]
“人 狼 事 件 の 容 疑 者”
取り方によっては つまらないくだらない本当にふざけた手紙。
けれどそこにロマンはあるのかしら?
(8) 2013/09/13(Fri) 22時頃
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さあ 、 物語を始めようか―――
(9) 2013/09/13(Fri) 22時半頃
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そして
―――終わらせてしまおう。
[くしゃりと握るのは、招集令が綴られた手紙。]
(10) 2013/09/13(Fri) 22時半頃
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……まったく。
[面倒くさいと肩を竦め、寝泊りしている宿屋のフロントに向かう。女将に招集令の話はしなかったが、少しの間、この宿には戻らないかもしれないとだけ残した。]
(11) 2013/09/13(Fri) 22時半頃
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[記憶に揺れるのは過去の在りし日。 人狼の騒ぎは何もこの村に限らない。 そもそも人狼という言葉が生まれたのは 自身が生まれるよりもずっと前のことだ。
そう、各地で人狼の被害は相次いでおり、 その度に魔女裁判のようなことが行われてきた。]
忌まわしい手め。
[呟いたのは微かな懺悔。]
(12) 2013/09/13(Fri) 22時半頃
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忘れたいのにな。
[ふ、とシニカルな笑みを浮かべて、 宿屋を後にし、村の路地を歩く]
―――忘れられるはずもないか。
[呟いては、胸ポケットから取り出した煙草に火を点けた。]
(13) 2013/09/13(Fri) 23時頃
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―――どうも。
[男に渡したものと引き換えに得たものを、箱に入れる チャリンと涼やかな音がした]
…見たかんじは普通のひとだったけれど。 あれはどう使われるのだろうね。
誰かを護るかもしれない 何か大きなことを起こすのかもしれない 糧を得るのに使われるのかもしれない ただ、殺すのかもしれない
…まぁ、もう関係のない事では、あるのだけど。あれの命題を果たしてくれるよう、祈ろう。 ――斬る、裂く、突く、たたく……
[そうぶつぶつと、販売したものに暫し想いを馳せてふぅと息をつく]
(14) 2013/09/13(Fri) 23時半頃
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[そしてはたと、一つのことに気がついた]
そういえば、何か令状が届いていた。おとうさんが、何かむずかしい顔をしていたな。 確か、後で読むようにってここに…あった。
……"人狼事件の容疑者"。
―――ああ、それで、か。 今日、"銀の弾丸はないか"と尋ねてきた人があったのは。
…売れる訳がないじゃないか [そう、ひとこと呟いて、腰のホルスターの中にある銃に触った]
(15) 2013/09/13(Fri) 23時半頃
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――会えるものならば、会いたいものだね
[そう言いながら、淡々と外出の準備を進める。その眼に宿る色は恐怖より好奇心と、喜びの方が大きかった 父親には告げずに店を出る。既に読んでいるなら既知の事であるだろう 読み進めると、其処にはきっちりと"代理人不可"の文字だってあったのだから]**
(16) 2013/09/13(Fri) 23時半頃
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[荷物は最小限。 一つ嵩張るといえば、路銀を稼ぐ為のヴァイオリン。]
……相棒。お前は全てを視てきた。 俺の人生の全てを識っている。
ならば俺の死すら、――お前は見届けるだろうか?
[ケースに触れ、少しの瞑目。 人狼の容疑者と謂れ、無事で帰れる人間は ――そう多くはないという、事実を知っていたから**]
(17) 2013/09/14(Sat) 00時頃
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奏者 セシルは、メモを貼った。
2013/09/14(Sat) 00時頃
奏者 セシルは、メモを貼った。
2013/09/14(Sat) 00時頃
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―― 集会所 ――
来たわよ。
[さぁ、と風のカーテンを開くように 扉を開けて中に入っては開口一番 訪問を宣言したのだが、そこには誰もいなかった]
……。
[一寸首を前に曲げ、集会所の床を見つめては その薄ピンクの唇から吐息を漏らす。]
世界の隔たりが私を拒んでいるのね。
(18) 2013/09/14(Sat) 19時半頃
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――死というものは、甘美な誘惑であり、同時に誰もが恐れる毒でもある。
[暗い部屋、窓際に飾られた蝋燭の炎を少女は眩しそうに見つめて呟いた。]
(19) 2013/09/14(Sat) 21時頃
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終わりは始まり、始まりは終わり。
[宝石のように輝く美しい銀髪を揺らして、少女は一度目を閉じた。]
それを無理に人の手で行うことは、ひどく愚かしいことだわ。
[そして再度目を開き、見つめるのは手紙。 集会所への、招集令だ。]
人狼事件の容疑者……えぇ、聞いたことはあるわ。
[独り言を呟きながら、部屋の扉を開ける。 重苦しい錆びた音に顔を顰めた。]
(20) 2013/09/14(Sat) 21時頃
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人の手で滅ぼし合うような行為は、醜さ以外のなにもないわね。
――果たして神や世界は、それをお赦しになるのかしら?
[ぐしゃり。 握りつぶされ皺だらけになった手紙に、ひどく満足そうに笑った。 それが一瞬だけのものと知りながら―]
すべての終わりを、私は見たい。 これは終わりへの招待状? そうだとしても、人の手で行われるならそれはただの――……
[愁いを帯びた目。若干青い顔。 白い肌に青い顔はよく映えた。銀の髪が風に揺れ、小さな桜色の唇から零れた溜息。]
(21) 2013/09/14(Sat) 21時頃
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……行きましょうか、そうしなければ事態は進まないものね。
[生物の手により訪れる終焉ならば望まない。 自分が欲するものは、人ならざる存在の手により訪れる終焉だ。
世界の終わり、それはきっと死よりも甘美。
崩れる世界で見る夢は、きっと美しいから。]
あぁ、でも。
私が死ぬ時の世界も、それはそれで美しいのでしょうね。
[そういうと彼女は、集会所の扉を開けた]
(22) 2013/09/14(Sat) 21時頃
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奏者 セシルは、メモを貼った。
2013/09/14(Sat) 21時半頃
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[無音の時間は長く、照明すらまだ灯っていない室内で じっと床を見つめていたが、 背後から開かれた扉に、はっと振り向いた。]
……ぁ
[逆光で顔は見えず、神秘的な立ち姿に、 まるで絵画を見ているかのような錯覚に陥る。]
――…天使様?
[小首をかしいで、人物にそう小さく問いかけた。]
(23) 2013/09/14(Sat) 21時半頃
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……天使?
[集会所に一歩踏み入ったその瞬間、先に中にいた女性が自分にそう問いかけてくる。 今ここには、自分と彼女しかいない。 ―天使と呼ばれたのは、自分で違いないだろう]
魂をあの気高き空に連れ、純白の穢れ一つない翼をもつあの天使のことかしら。
[天使というものは、魂を連れ行くだけで終わりを与える存在ではない。 嫌いではないが、好きだと思えるものでもなかった。]
ごめんなさいね、私はカリュクス……力もなにもない、望むだけしか出来ない人間よ。
[まさか天使に間違えられると思わなかったのか、いつもの無表情ではなくほんの少しの苦笑いで答える。]
(24) 2013/09/14(Sat) 21時半頃
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……?
[ぼんやりとした眼差しで、天使――そう見えた存在を見つめていたが、彼女に空を舞う翼はなく、また言葉だって自分と同じ言語を話し、何よりも彼女自身が否定した。]
そう。ごめんなさい。とても綺麗だったから。 天使様ってきっと貴女みたいな姿かたちをしているのではないかしら。
[ふわ、と柔和な笑みを浮かべて]
ローズマリーです。 ここに来た理由はおそらく同じよね。
[照明を灯すと、逆光の時の神秘的さこそ薄れたものの、カリュクスと名乗った女性の、尚美しい容姿に薄く目を細めた。]
(25) 2013/09/14(Sat) 22時頃
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…あら、光栄だわ。ありがとう。
[自分よりもほんの少し身長が高いだろうか。 胸が少し強調される衣服を身にまといながら、柔和な笑みを浮かべた彼女はローズマリーというらしい。]
えぇ、おそらく同じでしょうね。 全く美しくないわ。
[憂鬱げに髪の毛を手で靡かせるように遊ばせて、小さな口から溜息をまた零す。]
とても可愛らしいイメージをなさるのね。 天使だなんて、初めて言われたわ。
[自分があまり外を出歩かないせいもあるのだろう。 けれど明らかに異質な自分の見た目を、そう言われたのが少しくすぐったく感じた。]
(26) 2013/09/14(Sat) 22時頃
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―― 村の広場 ――
やれやれ…… 宿屋の女将に集会所の場所を聞いておくべきだったな。
[背負っていた荷物を、広場の隅で下ろし 辺りを見回す。 雑貨屋を見つけて、ふらりとそちらへ足を向けた]
田舎町の雑貨屋というのは、貴重なものがあったりもする。 それが運命的な出会いであれば尚の事 喜ばしいのだがな……。
(27) 2013/09/14(Sat) 22時頃
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いいえ、どういたしまして。
[無邪気な笑みを浮かべて、カリュクスに握手を求めるように差し出した手。 その白い手には幾つかの小さな刺し傷や切り傷がある。 自宅の庭の薔薇の刺に触れた時に抵抗がなかったのは、どうせその傷に紛れてしまうからだ。]
……ごめんなさいね、あまり綺麗な手ではなくて。 裁縫で生計を立てているのだけど、まだこの有様。
[微苦笑を浮かべて、自分の職業も併せて名乗った。]
綺麗だと思うのよ?これは素直な感想。 でも、その、恥ずかしいお話だけど 世間知らずだと言われるから、価値観が人とは違うのかも。
[こちらもくすぐったそうに、はにかんでみせた。]
(28) 2013/09/14(Sat) 22時頃
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―― 雑貨屋 ――
[少しごちゃごちゃとしている店内の様相は 宝探し気分にさせる効果を狙っているのか否か。 軽く顎に手を当てながら品定めをする。]
――…
[一寸、思うところがあり店主を見遣っては 一人で小さくごちる。]
俺もどうかしているな。 今から行くのは娯楽の場ではないんだぞ。
[自分を叱咤するように、呟いて 店主に二つの問を投げかける]
この店に楽器はありますか? それと――この村に、武具を扱っている店は?
(29) 2013/09/14(Sat) 22時頃
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…?
[差し出された手の意味が一瞬分からず、内心で首を傾げた。 そして意味は少し間が空いた後分かって、自身も手を差し出す。 あまり出歩かないせいか雪のように白く、簡単に手折ることが出来る花の茎のように細い腕だ。]
いいのよ、何かを作りあげた証があるというのは羨ましいことだわ。 私はいつも、部屋で考え事をするしか出来ないし。
[そういうと彼女の手を握り、自分はどこからか送られてくる仕送り金で暮らしていることを思い出す。]
……世界というものは、どこかで歯車や景色が違うものだわ。 人と違うというのは、素晴らしいことではなくて?
[世界を構成し動かす歯車が、全てかみ合うのではつまらない。噛み合わない方が、ずっとずっと素晴らしい。 全てが崩れ落ちたとき、世界は終わるのだろうか。]
私は貴方の価値観は良いと思うわよ。
[そういって手を離し、じっと彼女を見つめた。]
(30) 2013/09/14(Sat) 22時半頃
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[細くて綺麗な手。強く握ると折れてしまいそうだ。 少しの間は気にすることなく、カリュクスから差し出された手をそっと握って微笑む。]
ありがとう。 そう言ってもらえるとお仕事をしている甲斐があるわ。 考え事って……ね、どんなことを考えているの?
[裁縫の時は無心でやらなければならない。きっと自分よりも、彼女は色んなことに思惟を巡らせているのだろう。その断片に好奇心を抱き、問いかけていた。]
人と違うことが、素晴らしい。 そっか。そうなのね、うん、なんだか嬉しい。 確かに皆が同じ絵を見て、同じ感想を抱いていたら面白みの欠片もないものね。
[離れた手を、今度は自らの胸元で組み合わせ、微笑を浮かべる。この無防備な仕草は、性格的なものだろう。それも彼女のいう価値観の違いの一つ。]
(31) 2013/09/14(Sat) 22時半頃
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[店主は楽器の話には目を輝かせたが、続く問いには、ここから少しの場所に武具屋があるとだけ答え、すぐに楽器の話題に入る。 店主曰く、古の精霊セイレーンが使っていたという笛があるらしい。話を聞きながら現物を見て、店主に合わせるように作り笑いを浮かべた]
そんな笛で演奏をしたら、多くの女性が幻惑出来そうだ。 しかし、品は確かですね…
[楽器の作りは笛という名だが、フルートのそれ。 弦楽器を得意とするが、管楽器も弾けないわけではない。店主に演奏の承諾を得て、そっと唇を近づけた。]
(32) 2013/09/14(Sat) 22時半頃
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…終わり。
[どんなことを考えているのか、きっとその問いかけは純粋な好奇心なのだろう。 カリュクスはぽつりと呟き、微かな苦笑を浮かべた。じっと見なければ気付かないようなものを。]
世界の終わりや、死について考えているの。 …後はそうね、人間についても。
[暗い部屋の中、蝋燭だけを灯して闇を見つめて考え続ける。さながらどこかの研究者のような生活を、飽きることなく毎日。]
死も終わりも、自然に訪れるから美しいと思わない?
[微笑を浮かべながら自分の胸元で手を合わせる姿はどこかの絵画のようだと、漠然と思った。己を守るように茨で包むようで、けれど幾らでも隙がある。 どこか眩しそうに赤い目を細め、同意というより意見を求める様な問いを投げた。]
(33) 2013/09/14(Sat) 22時半頃
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――終わり?
[小さな呟きを復唱し、彼女の続く言葉を聞いた。 美しい、という形容詞には軽く首を傾げた]
わからないわ。 五年前に母が死んだけれど、その死は…
[思い返すように視線を浮かせたが、すぐに苦笑混じりにかぶりを振った]
覚えてないの。死を受けて何を思ったか、何を感じたか。 それは美しかったかもしれないし醜かったかもしれない。 あるいはどちらでもない―――淡々としたものかもしれない。
でもね、イエスキリストの死のお話はとても美しいと思うし、逆の死のお話もあった気がして、その終わりはやっぱり人によって違うんじゃないかしら。
あなたは、美しく死にたい?
(34) 2013/09/14(Sat) 23時頃
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[音色は美しかった。店主が自慢げに語ってくるだけはある。こういった伝承は後から付随されたものであろうが、セイレーンの笛という名称は気に入った。]
値段は?
[店主は両手を出して、指を立てる。 苦く笑うと、店主の指を二本ほど下ろして]
これで許してくれないか。
[店主は渋い顔をした。交渉の始まりだ。]
(35) 2013/09/14(Sat) 23時頃
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…私?
[ローズマリーの返答には、やはり価値観の違いを感じると同時に満足感も得られた。 今まで自分のこういった話を、まともに取り合ってくれた者などいないに等しかったから。]
私は、そうね……自然の手により与えられる死ならば例えどんなに醜くたって、構わないわ。
[ゆるやかな死も、美しい死に際もいずれは朽ちて人の記憶からさらりと抜け落ちる灰となるのだから。 人はいずれ、世界から消えて最初からいなかったことになる。 新しい生命が誕生するとき、同時に誰かの存在も終わっているのだ。終わりは始まりへ進み、始まりは終わりへ進んでいく。]
……ごめんなさい、変な話をしてしまったわね。 そうだ、貴方のことを聞かせて。さっき裁縫と言っていたけれど、どんなものを作っているの?
[今度は明らかな苦笑を浮かべ、次に比較的穏やかな笑顔で問いかける。]
(36) 2013/09/14(Sat) 23時頃
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そう…… でも、でもね、やっぱり。 死ぬことよりも私は 美しく生きたいわ。
[彼女の考える死を否定するつもりはないのだけれど、言葉がそういうふうに取られてしまいそうで少し不安げに告げた。 終わりに向かっている世界、すべてのものが終を迎える運命だとしても、その過程でどんな道をたどるかによって終わり方も違ってくるのではないだろうか。]
裁縫のお話? お洋服とかよ。この私の服も自分で作ったの。 ……少し布が足りなくて売り物にならなかったし。
[別に見せつけるために胸元が開いてるわけじゃないと、自然と胸を強調してしまう衣服を示しては恥ずかしそうに笑った。]
立派なものは作れないけれど、この村だと材料費が安くてね?意外とお金になるのよ。
(37) 2013/09/14(Sat) 23時半頃
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[結局指一本を折らせることで、お互いに妥協した。 金を渡し、袋に入ったフルートを受け取る。 礼をして雑貨屋を出ると、辺りを見渡し]
武器屋はこの近くだったな。
[楽器を手に入れていい気分であることも、握りつぶして尚ポケットに入れている招集令の手紙を思えば、少し下降する。 武器屋に向かう足取りは決して軽やかとは言えないが、重々しいそれでもないのは、どこかしら麻痺しているのだろうか――]
……あそこか。
[看板のかかった店に歩み寄り、そっと店内を窺った。]
(38) 2013/09/14(Sat) 23時半頃
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……ふふ、そうね。素晴らしい考えだわ。
[美しく生きる。――生きる。 どこか諦めもあった自分には、考え付かなかった答えであり、彼女を少し羨ましく思った。]
洋服……いいわね、そういうのを作れるのは。 その服も、とても素敵。
[彼女と話しているうちに、自ら胸を見せたがるような人ではないことは何となく気づいていたためか、恥ずかしそうな弁明にクスっと笑った。]
自分で稼ぐというのは、やはり大変なのかしら?
[考え事をしているだけでお金が勝手に入ってくる身としては、そういったものが想像できなかった。 勿論コストや材料費を上回る稼ぎがなければ生活が厳しいことなどは理解しているのだが。]
(39) 2013/09/14(Sat) 23時半頃
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―少し前・武器屋―
――人狼。じんろう…ジンロウ。 ああ、この機会に売れるかもしれないな。幾つか持って行こう。 使われないままでは、かわいそうだもの おとうさんに褒めてもらえるかもしれないし、ね。
[準備をしながらぶつぶつと、繰り返し呟く。 そして幾つかの武器を見繕い、纏める。 自分の命まで危ういことはまるで蚊帳の外で、商売の方があくまで思考の優先順位を占めた]
(40) 2013/09/14(Sat) 23時半頃
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――…うふふふ。 ほんとうにいたんじゃないか。 ほら?嘘つきじゃなかったでしょう。
[作業をしながら頭に巡るのは、幼馴染との追憶。 彼女が読んでくれた人狼の絵本のことを思い出し、誰に語るでもなく語り、ひとりでに笑った]
――『あるところに、じんろうという、 それはそれはおそろしい、ばけものがすんでいました。 そのばけものは、ひととかわりがないようにみえるのですが ほんとうのすがたは、きばをはやしたけもののすがたなのです。 あるとき、ひとりのひとがころされているのがみつかりました みんなは、じんろうのしわざだ、と、おおさわぎです ひとりのひとが、いいました。このなかからじんろうをさがして、ころしてしまおうと。 みんなはとまどいつつも、そうせざるをえなくなりました。』
[ぼくの話なんかどうせだれも聴かないだろう。 そう思いながら、絵本の内容をぶつぶつと呟いた 終わった頃に、外からの視線を感じた気がした]
(41) 2013/09/14(Sat) 23時半頃
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ありがとう、良かった。
[否定されるのが怖かった、と口にはしないものの顔に出ているかもしれない。同時に、死に確執する頑固者というわけでもないのだと、カリュクスの一面を知っていく。]
ふふ。でも母がしていたことを習って、亡くなってからは一人でしているだけだから、独学と……しいて言えばセンスなのかしら?
[稼ぐことは大変だと思う。それは深く頷いた]
けれど、楽しい。カリュクスがこの服が素敵だと言ってくれたように、頑張った成果を認めてもらえるのはとても嬉しいことだわ。
[今言ったセンスというものが、自覚はないがそこそこあるらしく、自分の作った洋服は都会にも需要がある。なので生活苦というわけでもないし――ただ]
一人暮らしは家事がね……。
(42) 2013/09/14(Sat) 23時半頃
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料理も苦手だし、お掃除もあんまり好きじゃないの。
[そう言いつつ、集会所を改めて眺めるけれど、やはりこの空間はある程度放置されていたようで、埃が薄らと溜まっている。 それも時間の経過であり、人々が集まって相談する必要のなかった平和な時間だったと思えば、今こうして集められていることに複雑な思いを抱く。]
……良かったら、掃除……手伝ってくれない?
[今から来る人に埃アレルギー……病的にホコリを拒絶するような人物がいれば、まず話が始まらないだろうと苦笑して、掃除用具の扉に手をかけた*]
(43) 2013/09/14(Sat) 23時半頃
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[死というものも終わりというものも、決して好かれるものではない。 ローズマリーは何かが不安だったのか、それが顔に現れていた。何がまでは、自分には分からない。]
センス。センス、…私には程遠い言葉だわ。
[家にある服はすべてが白か黒のみ。おしゃれも何もない自分には、きっと縁が遠すぎる言葉だ。]
―…眩しいわ、ね。
[無意識に呟いていた言葉は、小さすぎて聞き取れないだろう。 そして家事については、自分も苦手だと頷いた。]
私でよければ、手伝うわ。 何をすればいいかしら?
[ローズマリーの頼みを快諾し、自身も掃除用具入れへと近寄って。]
(44) 2013/09/14(Sat) 23時半頃
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[武器屋の中から聞こえるつぶやき。 人狼の物語のようだ。 それはどこか耳に痛いものでもあった。]
……君は、その物語 好きなのかい?
[そっと武器屋に身を滑らせるように入り、 少し暗めの店内を見回しては 少年に歩み寄る。]
(45) 2013/09/15(Sun) 00時頃
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埃をはわいて、雑巾をかけて…… うん、大雑把でいいと思うの。
[へら、と少しいたずらっぽく笑って 神経質な人が来たらそれはそれで その人に掃除を擦り付ければいい、なんてことまで考える。
大雑把な掃除でも、キレイになると心もリフレッシュする。 ただ、女はこれからこの集会所が具体的に何に使われていくのか まだ、知らない**]
(46) 2013/09/15(Sun) 00時頃
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[これからきっと、色んな目に見えない悪意などでここは穢れ行くのだろう。 白が全てに染まりやすいように、人の心もまた─]
分かったわ。適度に埃を掃くことにするわね。
[窓を開ければ、別の世界が広がってはいないだろうか。 無駄な期待だと知りながら、けれど願わずにいられない。]
─他には誰が来るのかしらね?
[この話し合いと称した、さながら多人数で行う拷問のようなものの参加者は他に誰が来るのか想像を巡らせる。 …面倒くさい人物が来なければいい。自分は面倒な人が苦手だから**]
(47) 2013/09/15(Sun) 00時半頃
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[追憶にしばし身を任せていると、扉の開く音にも気付かなかったようだった 好きなのかい?という問いによりようやっと来客に気付き、そちらを見ると、端正な顔立ちの青年がそこにいた。 いつもは厳つい彫刻のような者が多いが、この人は陶磁器のような気品がある。とぼんやり考える]
――あぁ。いらっしゃい。といっても、もうすぐ閉めるのだけれどね さっきの話、聞いていたのか。 ――好き…。好き。すき。
…ぼくの"すき"はこの物語には最適化されていない。 メリアだ。メリアがはなしていた物語なんだ。だからよく覚えているんだ。
もう、いないのだけれどね。でも、こうして覚えているならば、そこに意味はあるだろう。 [何処か遠くを見る様な表情を浮かべながら、眼の前の男に幼馴染との話をした]
(48) 2013/09/15(Sun) 00時半頃
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閉店間際だったか。 ならその前に、ひとつ短剣を見繕って欲しい。 いい品はあるか?
[金はあまりないが、と先程の楽器で軽くなった財布を取り出しながら]
そうか……人づてに聞いた、話か。 もし君がその物語の登場人物になるとしたら どんな気持ちだい?
楽しいか――怖いか―――?
(49) 2013/09/15(Sun) 01時頃
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うん?短剣、か。使う意味と理由によってその姿と名はさまざまだ ナイフ、ダガー、ククリ… [そう呟きながら、壁にかけてあるものを取ってカウンターへ置いた 色々な用途に使えそうな小型のもの、刃の幅が広く殺傷能力が高そうなもの、湾曲した武具然としたものが並んでいる]
君がこれらをもってして何をしたいのかを、問おうか。 もしも秘匿したいなら詮索しない。好きなものを手に取ればいい ―――金銭の相談は、後からでもできる。
[カウンターに手を置いて少し上目遣いに男を見やる]
(50) 2013/09/15(Sun) 01時頃
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[そして、物語についての問いがなされる 登場人物ならどう思う、という主旨のことだった]
――…ぼくはじんろうかもしれないし、にんげんかもしれないね。しぬかもしれないし、ころすかもしれない。 そうだな。しぬかもしれないというのは、…どうなのだろう。でもきっと、ぼくは怖いといえば、それは嘘だ。 死んだことがないからわからないけど、そうわるくないものだとかんがえているよ。 ぼくがいなくなってこまるひとは、ここにはいないから [ぶつぶつと、また何処かを見ているように言葉を紡いで、はっと気付いたように眼を丸くする]
――そうだ。問いには"楽しい"も、あったね。 それで言えば、楽しいというよりかは、うれしい。の方が正しいのかもしれない 死ぬ側になっても、殺す側になっても。 [それは殺す為にうまれたもの達に意味が与えられるという事でもある、と店内を見渡しながら付け加えた]
……君は、どうだい? [好奇心を含めて少しだけ口角を持ち上げて、眼の前の男に逆に問うてみた]
(51) 2013/09/15(Sun) 01時頃
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……身を守るため、そして獣から人を護るためだ。
[これが答えでいいか、と少年に視線を向けて。 獣なら殺傷能力が高そうなものを選ぶべきだと判断し、少年が並べた短剣の一本を指差した。 そして続けて投げた問いに返す少年は、どこか狂気すら感じさせる雰囲気を漂わせており、黙って少年の言葉を聞いた後、問い返されればシニカルに笑う。]
俺は嬉しくはないが、怖くはある。 命が消えることを嬉しいと思える感性は持ち合わせていない。逆に命が奪われる恐怖ってやつは、備えてるのが人間の本能だと思うがね? いや、まぁ――そこがひん曲がってるやつもいるだろうさ。
[少し皮肉めいた口調で言うが、だが、と小さく付け加えるように]
俺も路銀が尽きれば野垂れ死にするような生き方だ。 ……いつ死んでもおかしくない、そんな覚悟は出来てるよ。
(52) 2013/09/15(Sun) 01時半頃
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金に関してはこの財布の中から、必要な分だけとってくれ。足りなかったら……まぁ、後で体で払う。
[冗談とも本気ともつかぬ口調で言い、展示されたタガーを手にとり、その煌きに目を細めては、そっと鞘に仕舞って懐に入れた。]
閉店間際にすまないな。 ありがとう。
……君とは二度と会わないことを祈ろうか。 最後に、集会所への行き方を教えてくれないか。
[彼が人狼の話をしていた、それが意味することは大体が察せられる。集会所への道を尋ねた故、少年にも同じことが言えるだろう。]
……我武者羅に生きてきた人生を散らしたくはないが、 誰かの盾になるなら、それもまた悪くはない。
[最後の言葉は独り言か。武器屋を後にすると、少年に聞いた通り、集会所へと足を向けた**]
(53) 2013/09/15(Sun) 01時半頃
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奏者 セシルは、メモを貼った。
2013/09/15(Sun) 01時半頃
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[――ぱたぱた。 埃をはたく音がする。窓ガラスや棚などには少し埃がたまっていた。]
…けほっ
[体が埃を拒絶するわけではないが、この埃っぽさに慣れていないせいか少し咳き込んでしまう。]
…もう、少しくらい手入れをすればいいのに。 まるでここだけが、隔離されたみたいだわ。
[村から隔離されて、忘れられたような。 そんな感覚を受けながら、やがて掃除を終えるとふぅと息を吐いた。]
(54) 2013/09/15(Sun) 12時頃
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…君が与える命題は、それか。 [青年からの答えに頷き、視線に応える。 言葉に返された反響に対しては、どこかシニカルな笑みを浮かべて返答をされた]
―あぁ。そうだったね。 このものたちが使われるときは、命がおわるときでもある。 それが大事なものだったり、ヒトだったら簡単にはいかないのが、世の常だ 恐怖することが本能だと言えるきみは、ぼくよりはまともであるらしい。少し、うらやましいかもしれない
(55) 2013/09/15(Sun) 16時頃
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[ひん曲がっているやつもいるだろうさ、と青年が結論づけると、カウンターに置かれている選ばれなかったナイフとククリとを見つめて]
――ここにあるもの言わぬものたちでさえ、千差万別だ。 ましてものを言って歩く事ができるもの達であれば、尚更だろうね [そう呟いた]
[言い終えれば青年は、路銀が尽きれば野垂れ死にするような生き方だ、いつ死んでも覚悟はできている。そう小さく言っただろうか それならば何故そのような生き方を選んだのだろう。珍しく、他人へと興味がわいて]
…なぜ。 [と、短く問うた 答えは返っただろうか]
(56) 2013/09/15(Sun) 16時頃
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[金に関しては、と切り出され財布を渡される。先程路銀が尽きれば、と言っていたようにあまり安定した生活は送っていないらしい。見ると確かに、少々足りない金額だった だが、勝手に割り引けば怒鳴られるのだろうな、と思いながら思考を巡らす 続いた足りなければ体で払うとの言葉には首を傾げ、どういう意味だろうか。手伝ってくれるのか、それとも試し斬りの相手にでもなってくれるのかと考えるが口には出さなかった]
…足りないから、ひとまずあるだけ貰っておくよ。 この村には質屋みたいなものもあるから、そこで持ち物を何か売ってみるのもいいかもしれないね [そう言いながらダガーを鞘に入れる様子を見守る。 最後に、集会所への行き方を尋ねられる]
……………。 ここを出たら右に路地を進むといい。 そのうちに左に広場が見えてくるから曲がって真っ直ぐに進めば、見えてくる筈だ [カウンターに置いてあった伝票の裏に簡単に地図を書き、渡した]
……君の祈る対象がなんであれ、下される決断がいつだってぼくらに都合のいいものだとは限らない。 ―――君が盾であるとき、僕は剣であるのだろうか。 [青年をドアまで見送りながら、そう小さく呟いた]
(57) 2013/09/15(Sun) 16時頃
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Hello, a lovely girl. Is it in a good mood? I am somewhat sleepy. I would like to see your dream.
[小さく口ずさみながら雑巾がけをする。 小鳥の囀りのような軽やかさと、 それでいてどこか甘さを含んだ歌声。]
ふぅ…
[しっかり雑巾がけをするつもりはないから、 まだ少し足りない、といった程度で切り上げた。
集会所の台所に向かう。少し汚いが使えなくはない。 お湯も沸かせそうだ。 ただ、食器は洗わないと使えそうにはない――]
(58) 2013/09/16(Mon) 06時半頃
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…剣は嵩張るな。やめよう [青年が出ていった後、手元を見つめ、そう呟いて纏めていた荷物を解いた 手頃だし扱いやすいだろうと、幾つか短剣を見繕って鞘にベルトを巻き付けて腰に下げた]
人と狼。 ――終焉は、どちらによりもたらされるのだろうか だが願わくば、死こそが救いであれ。少なくとも、ぼくにとっては。 [もう二度と床を踏まないかもしれない武器屋の中を見つめながら、同居人には何も告げないまま、扉を閉めた]
(59) 2013/09/16(Mon) 16時頃
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同じように死ねたなら、 君のもとに行けるだろうか もしも終わりが違うなら、 来世に夢を見るべきか。
[路地の石畳を見つめ、意識して落葉を踏みしめながら歩く ふっと、空を見上げれば地上の騒がしさとは裏腹に、気層の中を積雲の一団が渡っていくのが見えた]
君に会えるならば、君をころしたものと同じにでもなろう。 ――否、既に。 [広場を抜け、集会所への道に入っていく。 そうして愈々、その建物を見つけた 近付いて、扉に手をかける]
…きっと、武器や、つめや、きばを持ったもの達だけじゃない。 だれもがひとりの、修羅なんだ。 [扉を開き、中へと入っていった]
(60) 2013/09/16(Mon) 16時半頃
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―集会所―
[この建物が長く使われていないことは自身も把握していた。だから湿った匂いと、埃が舞っているのだろう。 だが、それにしては量が多い。まるで先程まで掃除をされていたみたいな――]
………ん。
[中を見回すと、自分と同じくらいの背丈の少女がいる事に気がつく。 髪も肌も服も、全身が白く、ともすれば人ならざるもののようにも見えた 窓から差し込む陽光によって埃がきらきらと照らし出され、却ってその神秘性を増しているように思えて]
……きれいだな。 [思わずそう呟いていた]
(61) 2013/09/16(Mon) 17時頃
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…新しい人のお出まし?
[誰かが入ってきた気配と、呟かれた声。 その方向に顔を向けて、小さく会釈をした。 自分と同じくらいの背丈だが、年齢は自分より下だろうか。]
……初めましてよね、私はカリュクス。 貴方は?
[少年を見つめる赤い瞳。 赤色にすべてが隠されているようで、無表情の人形のように整った顔がどこか浮いていた。]
…きれいでしょう、先ほどまで掃除をしていたの。 しばらくは舞った埃があるかもしれないけど、ごめんなさいね。
[きれいの対象が自分と知らず、この部屋のことだと思ってそんなことを言い放った**]
(62) 2013/09/16(Mon) 17時半頃
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[先にこの空間に存在していた者から会釈をされると、はっと気付いたように自身も軽く頭を下げた 眼の前の少女が名を名乗り、問いかける 声を聞くとまるで白百合でベルをこさえたような音色だな、とぼんやりと考える]
――僕は、オスカー。 [返答をしながら開けた部屋の中へ カリュクスの返事を聞きながら、内装を見渡した 彼女は部屋の中のことについてきれいだと返事を返した。つまり言葉の波長が上手く合わなかったということだが、特に気にはしなかった]
…なるほど。きれいという言葉の度合いにもよるけれど、手入れされた跡がある。
[そうして、カリュクスの近くにくると彼女の顔をじっと見つめた 近くに寄れば尚更きれいだなと感じる。真っ白い風貌に紅い眼 まるで極限まで研ぎすまされた剣と―――]
――でもね、さっきのは、君に言ったつもりだった。 …君は、何故ここに? [ここに来る者であらば、その理由は共通している だが"人狼事件の容疑者"という言葉と結びつき難く思い、問いを投げた]
(63) 2013/09/16(Mon) 22時半頃
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オスカー、ね。呼び捨てで構わない?
[愛想笑いの一つでも出来ないものか。 ビスクドールのように無機質で、けれど美しさが損なわれない顔がオスカーを見つめる。]
えぇ、埃が嫌いな人もいるでしょう? オスカーは平気?
[埃は状況と見方によれば、綺麗に見えなくもない。 太陽がヴェールのように部屋を包み込むとき、埃が舞う様はまるで天国を描いたようになるだろう。 顔をじっと見つめられれば、動じもせずに見つめ返した。 深い青のような髪、近くで見れば幼さの残る顔立ちをしている。]
あら、ありがとう。嬉しいわ。 ……察しはついているのではないかしら、きっとあなたと同じ理由よ。
[綺麗だという言葉は自分に向けてと言われても、照れる様子一つなく。 理由を問われれば、そう返して]
(64) 2013/09/16(Mon) 22時半頃
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"人狼事件の容疑者"。
[ぽつりと、呟くように。]
全く美しくないうえに、おかしな名目で呼ばれたものだわ。
[そういう顔は、少し不機嫌だった。 オスカーに同調を求める様な瞳を向け、貴方はどう?と言わんばかりに首を傾げる。]
(65) 2013/09/16(Mon) 22時半頃
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あぁ、構わないよ [紅い双眸が見つめ返すのを見ながら、問いに頷きを返した]
埃か。別に嫌いじゃないな。こういうのは慣れてるから。 うちは武器屋なんだけど…普段使ってる部屋や、店の倉庫なんか、こんな感じだ [そう、特に気にするでもなく返した そして此処にいる理由をぽつりと告げられればやはりそうなのか、という風に目蓋をほんの少しだけ持ち上げた そして彼女はそれを"おかしな名目"と形容した]
………。 [ポケットに入れておいた、召集令が書かれた紙を取り出して、見つめる その向こうにカリュクスの問いかけるような視線と、首を傾げる動作が見えた]
(66) 2013/09/17(Tue) 00時頃
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――そうだな。 容疑者として呼ばれたからには、きっとぼくらは罪を問われる。 じんろうの可能性に関しての、罪だ。 …同時に、罪の無い人間なんていない、とも思うのだけれどね。 ただ、ぼく自身はその容疑自体を、否定することができない [そうしてまた何かを思い出すように窓から遠くを眺め、そしてカリュクスへと向き直る]
――君は、自分の罪に、心当たりは? [カリュクスの不服そうな表情を見つめ、再び問うた]
(67) 2013/09/17(Tue) 00時頃
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武器屋を営んでいるの? …すごいわね。
[身のまわりは働く者ばかりらしい。 自分が異質のように思えるのも、仕方ないだろう。]
そうね、生まれ落ちたことが罪──…… まるで天から突き落とされたような人間もいるわね。
[さながら、聖書のイヴのような。 罪を負わない人間など、いてはたまらない。]
私、……私は…そうね。 強いてあげるならば、この異様な姿かしら。老人でもないのに白い髪と、さながら血のような瞳の色。
人狼のように、無理に命を「終わらせる」のは嫌いだわ。
[暗に人狼の罪はないというような言葉を返す]
(68) 2013/09/17(Tue) 00時頃
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奏者 セシルがいたような気がしたが、気のせいだったようだ……(奏者 セシルは村を出ました)
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……。
[迂闊だった。 小さな村だからと、 荷物を置きっぱなしにした自分を悔いた。>>27]
やられたな……
[盗られたのは、長旅用のランタンや雨風を凌ぐコート。 別に高級な品ではないが、 これらがなければ次の町では旅立てない。
自分の相棒であるヴァイオリンを持ち歩いていたのは幸いだった。尤も、これを放置してどこかに行くということはまずないのだが。]
(69) 2013/09/17(Tue) 09時半頃
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[路銀だってとうに尽きている。 財布とは名ばかりの草臥れた茶色い入れ物は 少年に渡したままだし、 当分、この村から遠ざかれそうにない。
果たして、この小さな村に、己の演奏で心を満たし、演奏を買ってくれる者がいるだろうか。 食事の面は、どこかの民家に世話になって礼に演奏をするというのはよくやる手段だが、しかし自分には行かなければならないところがある。
集会所。 己の命を護る為、或いは獣の命を奪う為、 少しだが持っていた金を手放してまで、購入したタガー。]
(70) 2013/09/17(Tue) 09時半頃
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今を、
生きなければ。
[ぽつり呟いて、少年に教えてもらった通り 集会所への道を歩みだした**]
(71) 2013/09/17(Tue) 09時半頃
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奏者 セシルは、メモを貼った。
2013/09/17(Tue) 09時半頃
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ー墓場ー
…196個目の愛は、きっと青い空。 揺蕩う雲と流れる風が私を攫う。
[彼女は空を見る勇気もないままに、そう紡いだ]
(72) 2013/09/17(Tue) 14時半頃
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[チャリ…と首から掛けたペンダントに触れる]
愛って、なに?
[ゆるく瞳を閉じれば、浮かぶのは 見る事が叶わなかった両親の笑顔]
私がいなければ、きっと笑っていたのでしょう。
[潤む目に瞼を開けられず、 右手をきつく握りしめて]
それでも、私は傍にいたかったのです。
[懺悔を綴った]
(73) 2013/09/17(Tue) 21時頃
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ー回想・少し前ー
[彼女の元に届けられた手紙。 白い封筒、白い便箋。 それに名前はなく、ただ宛名のみが書かれていた]
私に手紙なんて、珍しいこともあったものね。
[友人などいない彼女に、 手紙が送られてくるわけもなく。 少しの不安、少しの期待。 手近にあったナイフで、封を切った]
(74) 2013/09/17(Tue) 21時頃
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容疑者……
[文面を読み進めて呟いたのは、 そんなことで]
私が独りだから……?
[思考を巡らせて得た答えは、 そんなことだった]
(75) 2013/09/17(Tue) 21時頃
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[不思議と悲しみは訪れなかった]
私は生きていても無意味だから。
[一番身近な存在に否定された子供は、 存在する意味を見出せない]
195個目の愛は、きっと咲いた花。 赤、橙、黄…。 それはそれは、たくさんの。
[手紙をそっと、ローブのポケットに閉まった]
ー回想終了→現在ー
(76) 2013/09/17(Tue) 21時頃
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ー現在・墓場ー
[ローブから件の手紙を取り出す手は 憂えるような、諦観するような、]
行かなければいけないわね
[もし生きていたとして。 こんな時に心配などしないとわかっていても]
[彼女の中にいる両親は 憂えるような、諦観するような、]
大丈夫よ。きっと戻ってくるから。
[にこりと墓石に微笑んで、ヨーランダは立ち去った**]
(77) 2013/09/17(Tue) 21時頃
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――集会所・台所――
誰か来たのかしら。
[カリュクスに広間の掃除を任せたまま、 台所の掃除をし、湯を沸かした。 人の声音。会話の欠片。 全てを聞き取れるわけではないけれど まだ見ぬ人に少し口角を上げた。
出会いは楽しいものだ。 ファーストインプレッションが最悪ということは早々ない。]
(78) 2013/09/17(Tue) 21時半頃
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――集会所――
……ここか。
[やっとたどり着いた。 荷物も路銀もなくなって、 己の運命を決めるのはこの場所だと言わざるを得ない。]
自警団の連中はいないのか。
[物騒だな、と呟きながらも 小さな村だから仕方ないかと思い 扉を開けて中へ足を踏み入れた。]
(79) 2013/09/17(Tue) 22時頃
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…すごくないよ。 ぼくはただ売ってるだけだもの。それが役割だからね [カリュクスからの賞賛の言葉に、ゆるりと首を振って否定の意を示した 続く、彼女自身から紡がれる自虐のような言葉には少し首を傾げて]
…君は、その"生まれたことが罪"というものが、自分にも当てはまると思っている? 外見は、どうしようもないものだ。それが問題だというのなら、何かの罰ではあるのだろうか。 君の瞳がその色でなければ、ぼくはきれいだと言わなかっただろうけどね。
[カリュクスの瞳を再びじっと見つめながら、呟くように返答を投げる 人狼については、何処か毛嫌いするような言葉が返ってきた]
人狼が、無理に命を「終わらせる」。 あるいは人狼の命を無理に「終わらせる」――。 …君は、抗いたいと思うのかい。 [持参した、腰から下がっている短剣のひとつの柄に手を置いて、尋ねた]
(80) 2013/09/17(Tue) 22時頃
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[ティーポットに紅茶を。 カップは一先ず三つで良いだろうか。 人が増えれば、また淹れればいい。
台所から広間に顔を出すと、武器屋の少年の姿と 今、扉から入ってきた様子の見知らぬ青年の姿。] ―――…
[うっかり零しそうになった言葉を、 唇をしっかり閉じて漏らさないようにするけれど 白いスーツに黒の外套を纏った青年、その顔立ち まるで…――
王子様みたいだ、と、 乙女の心が揺さぶられる。]
(81) 2013/09/17(Tue) 22時頃
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[小難しいことを言う声には聞き覚えがあって。 武器屋の少年の姿に軽く瞬いた後 近づいてぽんと頭に手を置いた。]
また会ったな。 残りの金を払わずにトンズラしようと思ったのに全く残念だ。
[冗談めかしたつもりだが、顔が笑っていないので冗談のように聞こえないだろう。 ん、と顔を上げると、女が湯気の上がるティーポットやカップをトレイに乗せ、運んでくるところだった。 その姿は、まるで…――]
……風俗か、ここは。
[思わず女の、開いた胸元に目が行ってしまう。]
(82) 2013/09/17(Tue) 22時頃
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[トンズラ?余り王子様に相応しくない言葉を青年の唇が奏でる。 少し様子を窺っていると、青年の視線が此方へ向いた。 但し、顔ではなく、胸の方へ]
……な
[咄嗟に胸元を隠そうとしたが、 トレイのせいでそれもままならない。]
風俗って……わ、私に言って……?
[トレイをテーブルに置くと、そっと両手で体を隠しつつ まだ抱いた幻想に、前言撤回を期待した。]
(83) 2013/09/17(Tue) 22時頃
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…私には、出来ないもの。
[否、やる気がないともいう。 散々この容姿のせいで、人から除け者にされてきたせいもあるだろう。 それでもそんな商売をするより、考え事をする方がよっぽど自分に合っている。]
……そうね。 この容姿を綺麗だとか、瞳の色を褒める人間なんて今までいなかったんだもの。 それどころか、化け物なんて呼ばれるくらい。
[ほんのりと浮かべたのは、自虐染みた笑み。 瞳をじっと見つめられて、初めてどこか所在なさげに目線がうろついた。]
抗いたい、……そうね。 どんな対象であれ、自然に終わらないものは、私の望む「終わり」じゃないから。
[そういったところで、新しい人物が来て。 少し目線をやったけれど、人との関わりが全然なかったカリュクスは口を開きかけて閉ざした。 風俗だなんて、と少し顔を顰めてしまう。]
(84) 2013/09/17(Tue) 22時頃
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他に誰が?
[もうひとりの女――白い髪の少女は、別にそういう雰囲気は纏っていないことは、誰が見ても同じだろう。]
見せているんじゃないのか? その服。
いや別に悪いとは言わないが。 むしろ俺は歓迎だが。
[悪びれた様子もなく、その胸に詰まったロマンについて思いを馳せている。]
(85) 2013/09/17(Tue) 22時頃
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[淡く抱いた王子様の幻想が音を立てて崩れていく。 どちらかというと下卑た男を感じさせる物言いに]
……さ 最低ッッ!!
[顔を真っ赤にして、そっぽを向いた。 確かにこの服で男性の視線を感じたことがないわけじゃない。 ただ、ここまでストレートに言われると 恥ずかしさで顔から火が出そうだ。 ロマンなんてない。 あるのは胸いっぱいの羞恥心だ。]
(86) 2013/09/17(Tue) 22時半頃
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なんだなんだ。 自分で見せておいて最低とは。
[その紅茶もらえるのか?と軽く女に近づいて]
恥ずかしいなら着るな。 見られたくないなら見せるな。 それだけの話だろう?
視界に入るものに視線を遣ることになんの罪があるんだ。
(87) 2013/09/17(Tue) 22時半頃
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…化け物か。それは、僕には短絡的な言葉だ。 ひとよりももっと、研ぎすまされたものに見えるのにね。
[カリュクスの瞳がうろついても、ぼうっと見つめていた 「終わり」についての返答が返ると、軽く頷いて]
そうか。…もしもその"手段"が欲しければ、言うといい。 [そう言ったところで、扉の開く音がした]
(88) 2013/09/17(Tue) 22時半頃
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[見やると、先程会った青年の姿。 そして、反対側からも足音が聞こえてくる。振り向けば、薔薇園のある家に住む、ローズマリーという女性だった 確か行商との交渉の帰りに赤い薔薇が綺麗で見とれていた時に多少話した憶えがある]
…ローズマリー。…? [胸元の大きく空いた服を着た彼女を見つめていると、頭に手を置かれた感触 その主は、トンズラしようと考えていた、と本気とも冗談ともつかぬ事を言い放った]
…もし本当にそのつもりだったなら、僕は君を何処までも追うことになるだろう。地果て海尽きるまで。 …まあ、それは冗談として、僕が怒られることにはなるんだろうな。いくつ殴られるのかは知れないが [同じく、冗談のようなことを本気のような目つきで返した そして、ふいに何かを思い出したような顔になる]
…あ、そう言えば。返しそびれていた [そうして懐から茶色の財布を取り出して、差し出した 尤も、もう中身は入っていないのだが]
(89) 2013/09/17(Tue) 22時半頃
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…下劣。
[ぽつり、呟いた言葉と目線はセシルへと。 すぐさま再度オスカーのもとへ逸らされた為、気づかれたかは分からない。]
……おかしなひと。 でも、貴方の感性はすきだわ。
[手段とはなんなのか、尋ねようと口を開きかけ。 ――それを一度、踏みとどまった。]
そうね、必要になったら…頼らせて頂くわ。
[ふわと笑いかけて、すぐさま無表情に戻る。]
(90) 2013/09/17(Tue) 22時半頃
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それは……その……。
[売り物にならなかったから着ているだけだし、 確かに売り物にならないくらい大胆なのは認める。 ただ、こう、言われたくないのだ。 矛盾している、と自分でも思う。]
あなたに淹れた紅茶はないわ。
[近づかれると本当に端正な顔をしていると思うのに その口から吐く言葉は女の心を折らせてばかり。 紅茶をあげない、という些細な復讐。 笑みをカリュクスとオスカーに向ければ]
紅茶、よかったら飲んでね。
[二人に向けた表情と、青年に向ける表情は 別人のようでもあり、それが女の本性とでも言えようか。]
(91) 2013/09/17(Tue) 23時頃
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[ローズマリーが持ってきた紅茶をひとつ拝借し、二人のやり取りを見やる 一瞬、傍にいるカリュクスがセシルの方を見て何事か呟いたように思えたが、内容までは気付かなかった そして、カリュクスがこちらへ向き直り、幾つか言葉を紡ぐのを、静かに聞いた]
…………。 [一瞬、彼女の表情が多少柔らかくなりかけただろうか どのみち、どちらでも構わない。返礼のつもりで、少し口角を持ち上げた 伝わったかどうかは、分からない]
(92) 2013/09/17(Tue) 23時頃
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[紅茶が貰えないなら用はない。 その復讐に軽く舌打ちして、女から離れると]
……ああ。 返さずに質にでも入れてくれれば良かったのに。 まぁそれで金にする質屋がいれば余程老眼が進んだ年寄りの営む店だろうがな。
[少年から財布を受け取った後、 殴られるという言葉には一寸考え]
君の商売の邪魔をしたことは素直に謝る。 それと一つ情報をやろう。
[女二人には聞こえないように、そっと少年に耳打ちする]
容疑をかけるだけかけて、冤罪だったら何もなし、というわけじゃない。きっとこの騒動を終えれば、それなりに謝礼金は入るはずだ。そこから借金の倍……いや、三倍は返す。それで許してくれないか。
[この村の自警団が能無しでなければ、と小さく付け加えた。]
(93) 2013/09/17(Tue) 23時頃
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ー集会所前ー
とうとう着いてしまったわね。
[無意識に辿るは、胸元に輝くペンダント]
…197個目の愛は、きっと薄暗い建物の中に。 訪れる未来は困難なれど、それが人生なのだ と、人は言う。
[彼女は扉を開けた]
(94) 2013/09/17(Tue) 23時頃
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[ん?と白い髪の少女に視線を遣る。 何か言われた気がしたが、内容は聞こえなかった。 ただどこか余所余所しい態度に気づいて ぽんと手を打ち]
そうか、自己紹介をしていなかったんだな。 俺はセシル・レム。旅の途中の吟遊詩人だ。 怪しい者じゃない。
[別の部分で女性陣から反感を買っていることには気づかずに、しかしながら自己紹介にも決して笑みなどは伴わない。 信頼回復は難しそうだ。]
(95) 2013/09/17(Tue) 23時頃
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[セシルという青年に財布を渡せば、何やらひっそりと耳打をされた どうやら、ダガーの料金についてあてがあるらしい だがそれは、この騒動が終わったら、という主旨だった]
…命と金を天秤にかけるわけか。 この村の自警団が有能なればそもそもこんな事になっていただろうかと疑問は残るけど…良いだろう。 [そう言うと、頷いて了承の意を示した]
(96) 2013/09/17(Tue) 23時頃
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[少し前の騒動など知らず。 凍りついたような空気に首を傾げる]
えっと…
[戸惑いつつも、端の椅子に座った。 椅子の上で蹲ると、かさり…と紙が鳴る]
(そういえば、ここに集められたのは…)
容疑者?
[呟くように声を落とした]
(97) 2013/09/17(Tue) 23時頃
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ああ。 そういうことで宜しく頼む――
[……人狼騒動は、未だ幕を開けていない。 しかし狂悪の序章は既に鳴り響いているのだ。 一つの足音然り、一つの存在然り。
この中に既に、其れが――居る可能性だって。 そして、それは自分自身にも言えること。 護る―― 少年にそう告げたが護るとは果たして か弱きものを護ることか、或いは強さをも打ち砕く強さを抱くための剣なのか。]
(98) 2013/09/17(Tue) 23時頃
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[そして、紅茶を飲みながら狼狽するローズマリーを眺める]
…ローズマリー。君の着ている服は、いつも何処か不格好だ。 だけれどね。その傷ついた指のぶん、布の集合体に意味を与えている 捨てられる筈のものを使い続けることは、尊いと思うのだけれどね
…男と女の姿が違うことだって、その延長線上だろうか。 [最後の方は独り言のようにぶつぶつと言っていたが、ふいに扉の開く音を再び聞く 見ると、長い銀髪に白いローブを着た、儚げな女性が佇んでいた 多少、カリュクスに似ているな。だけど違う。そう思考する]
…うん、容疑者だね。みんな。 [女性の呟いた声に呼応して、返事をした]
(99) 2013/09/17(Tue) 23時頃
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え、ヨーランダ?
[扉を開けて入ってきた人物に一寸目を丸くして]
貴女も呼ばれていたの、ね。
[墓守である彼女は、母の墓も守ってくれている人物であり、五年前に他界した母の墓へは今も足繁く通っている。墓守の彼女には感謝をしているし、小さな村だ、見知りといって違いないだろう。]
紅茶淹れるわ。待っててね。
[先程の紅茶よりは淹れたてが良いだろうと、ヨーランダに柔和な笑みを向けた後、台所へ入っていく。]
(100) 2013/09/17(Tue) 23時半頃
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[同意>>99を得られたようなので、軽く頷く]
私だけだと思っていたのに。 何故…
[それを問うのは無意味だろうか]
[しかし人は好奇心の虜]
[問わざるは人に非ず]
[しかし]
なんでもないわ
[答えなどないのだから]
[軽く首を振って、問いを取り消した]
(101) 2013/09/17(Tue) 23時半頃
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え、ぁ……
[オスカーに不意に言われた言葉に、 立ち止まっては少し照れくさそうに]
……有難う。 自分の手で生んだものに命を宿したいのね、きっと。
[売れない衣服は着ればいいという思考は、 価値観として一般的ではないのかもしれない。 でも、カリュクスが言っていたように、 一般的価値観を定義することは難しく、 ならば全てアイデンティティなのだろう。 それを批判する人もいれば、肯定してくれる人もいる。
セシル、そう名乗った青年のそれは批判とは違うが、 男の本能的な部分を垣間見たようで、何だか――気恥ずかしい。]
(102) 2013/09/17(Tue) 23時半頃
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[ローズマリーに会ったことに、ヨーランダも驚いた]
(彼女は愛されていたのに、どうして)
[台所に向かう彼女>>100の背を見送ると、しばし考え]
ローズマリーも同じなのかもしれないわね。 他の大勢にとっては。
[ひとり者ということには変わりないのだろう と、結論を出した]
(103) 2013/09/17(Tue) 23時半頃
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……なぜ。
[ヨーランダと呼ばれた、墓守だという女性に問われたことを鸚鵡返しのように反芻する そして暫し沈黙した後に、口を開く 付け加えられたなんでもないという言葉は、思考の渦に呑まれて頭の中をすり抜けていった]
あるいは不安の矛先が向いた あるいは純然たる理由があった あるいは意味など無く、槍玉に挙がった… ただ言えるのは、人狼は実在して、 この中にその可能性が高い者がいる…という事実のみ…。
[ぽつぽつと自身で確認するように、呟いた]
(104) 2013/09/17(Tue) 23時半頃
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……容疑者か。
[少年が新たに来た女性に頷いたので、こちらは呟くにとどめたが、紅茶を貰えない己は椅子にどっかりと座ると腕を組んで考える。
人狼とは何か。そもそも狼と人とは何か。 視線の先に見えるこの女性は何者だろうか。 消極的そうに見えるが、独身だろうか。 若そうだから独身だろう。 ローズマリーと呼ばれた女は親しげに話しかけたが どういう関係なのだろうか。 女同士の関係はわからない。 そもそも女という生き物自体が度し難い――]
……。
[脱線した思考を改めるように、軽く鼻の付け根に指先を押し付けた**]
(105) 2013/09/17(Tue) 23時半頃
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奏者 セシルは、メモを貼った。
2013/09/17(Tue) 23時半頃
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[一歩ずつ確かめるように呟かれた言葉>>104を拾い]
可能性が高いというだけで、断定ではない。 この中に人狼がいない可能性も、ある。 それなのに私たちだけっ!
[ガタンと椅子から立ち上がった。 が、呼吸を整えて椅子に座り直すと]
理不尽は、いつものこと。 祈りが叶わないことも、いつものこと。
[泣きそうな声だった]
(106) 2013/09/17(Tue) 23時半頃
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ねえ
[紅茶を淹れて、台所から出てくると 素朴な疑問とばかりに口を開く]
人狼の容疑者って言われたけれど 何故自警団の人たちは来ないのかしら?
私たちは、その 簡単な取り調べじゃ、帰して貰えないの……?
[人狼事件のなんたるかを知らないし、人狼という存在の知識だって、母が怖い話として聞かせた程度しかない。 ヨーランダの前に紅茶のカップを置いて、 少しの逡巡の後、そっとセシルの前にもカップを置き ヨーランダのそばに腰を下ろす。]
(107) 2013/09/18(Wed) 00時頃
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…197個目の愛は、きっと諦めの後に。 涙が涸れ、心が枯れてから、 愛は染み渡るように訪れる。
[ぽつり]
[数え唄のように紡がれたそれは、 言葉遊びのような、 祈りのような、]
馬鹿な願いね…
[薄く笑い、再び膝を抱えた]
(108) 2013/09/18(Wed) 00時頃
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[椅子の上で身体を丸めている彼女に、 ローズマリーが紅茶を差し出した>>107。 少し微笑んで感謝をすると、質問を考える]
わからない…けど、 自警団の人が来ていないのにも 意味があるのでしょうね。
この世に意味のない事など、ないのだから。
[そう言う彼女自身は、 生まれてきた意味を探せずにいる。 だから、最後の言葉は願いなのかもしれない]
[紅茶に口をつけて、熱さを感じれば、 ふぅふぅと息を吹きかけて冷ましてみる]
(109) 2013/09/18(Wed) 00時頃
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……うーん、そっか。
[この場違いな女の問いに対して、 セシルやオスカーから視線を感じたかもしれない。 しかしそれは気づかないまま]
大丈夫よ。 きっとすぐ終わる。 理不尽な呼び出しにだって、 意味はあるのだわ。
……それが有意義であるか否かはわからないけれど。
[無知とは罪でもあるが、良いことだってある。 例えば、こうしてのんびりと紅茶を啜る時間を楽しめること。 自警団の訪れを待って、まだ来ない、などと文句を言いながら 生きている今を過ごすこと。 ―――それすら叶わなくなる未来の、可能性を知らぬまま**]
(110) 2013/09/18(Wed) 00時頃
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すぐ終わる…
[ローズマリーの台詞>>110を繰り返し、 肩の力が抜けるのを感じた。 知らずに緊張していたらしい]
貴女は、素敵な人ね。
[本心からの賛辞。 そして、少しの嫉妬]
[愛されて育った人は輝いている]
(もし、自分が愛されていたら、 彼女のように煌めけるのでしょうか)
[IFの世界は甘美で魅力的だ。 しかしそれは幻想の産物にすぎない]
(111) 2013/09/18(Wed) 00時半頃
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[でも]
(少しなら、私も素敵になれるかも)
[そんな淡い期待を胸に]
そう、すぐ終わるわ。 誰も人狼なんかじゃないもの。 だから…
大丈夫。
[言葉を紡ぐ]
[それは、糸を手繰るような 微かな希望に縋っているだけだと、 この時ヨーランダは*知らなかった*]
(112) 2013/09/18(Wed) 00時半頃
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[コンコン]
[それはとってもとっても、小さな、音]
[誰の耳にも届かないかもしれないほど、小さな音でした]
(113) 2013/09/18(Wed) 01時半頃
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[宿の扉の前で。
手には飾り気のない手紙を一つ握りしめたまま。 不安げな顔で、少女は瞳を伏せます。
朱と蒼。
二つの色が異なる、異相の瞳を]
(114) 2013/09/18(Wed) 02時頃
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お針子 ジリヤは、メモを貼った。
2013/09/18(Wed) 02時頃
お針子 ジリヤは、メモを貼った。
2013/09/18(Wed) 02時頃
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ん…
[ゆらり揺れる草の穂が瞳に写る。]
んーっ!ふぅ…
[背を伸ばすと全身に気だるさを感じた。
どうやらよく寝ていたらしい。]
(115) 2013/09/18(Wed) 15時半頃
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[耳を澄ませると、さわさわと木々の声が聴こえる。
ここは村から少しだけ外れた野原。
メアリーは花を摘みに毎日ここに来ている]
夢…思い出せないや…
[虚ろな顔のままそう呟いた。]
またね、お父さん。
そしてお母さん。
(116) 2013/09/18(Wed) 15時半頃
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[少しだけ景色を眺めて、野原をあとにする]
早く帰らなくちゃ、今日はお話し合いがあるものね。
[別れを惜しむように少しだけ風が頬を撫でた。
メアリーはくすりと笑う。
歩調は軽やか。気だるさはもうないようだ]
(117) 2013/09/18(Wed) 16時頃
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…カリュクスよ。
[セシルがあいさつしたのを聞けば、自身もそう名乗っただろう。 オスカーが少し口角を持ち上げたのを見て、なんだかほっとしたのだが無表情に隠れてきっと見えない。]
……
[無言のまま、新たに訪れた女性の悲痛な声、ローズマリーとの会話を聞いた。 それでもなお無表情であるのは、きっと、カリュクスの中に何の感情も芽生えはしないからだ。
自分たちだけ、そんな理不尽はいつものこと。
人狼がいない可能性、そんなの追っても疲れるだけ。 どうせ事実は分かるのだから、どうしてその時まで待てないのか、不思議そうだ。]
(118) 2013/09/18(Wed) 17時頃
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[――回る]
[―――まわる]
[廻りだす]
……うんめいの、いとぐるま。
[ぽつりと呟いた言葉は、近くにいた者なら聞こえただろうか。 やはりその赤い瞳からは何も読み取れないまま。 何処か他人事のように、様子を見つめていた。 希望も不安もなにも持たない、美しいだけの人形のように**]
(119) 2013/09/18(Wed) 17時半頃
|
お針子 ジリヤは、メモを貼った。
2013/09/18(Wed) 18時半頃
お針子 ジリヤがいたような気がしたが、気のせいだったようだ……(お針子 ジリヤは村を出ました)
|
―― 集会場前 ――
[猟銃を腰に据えた女は、長い髪をさらりと流す。 此処が、人狼が命の終わらせる場だと思うと 高揚する気持ちを抑えれきれない。
女は、"容疑者"ではなかった。 その腕には、国政派遣警官の腕章がある。]
あちらこちらで起きている人狼事件。 この村の事件を解決すれば全てが終わるわけじゃない。 けどさぁ――滅ぼされた村は人狼が人間を喰らい 逃げては別の犯行を繰り返しているわけでしょ。 つまり一匹でも多くの人狼を、
殺さないとね。
(@0) 2013/09/18(Wed) 22時半頃
|
|
入りますよ。
[扉を開け、集会所内の様子をぐるりと見渡す。 既に容疑者と思しき人々は全員ではないが 集まっているようだ。]
どうも。
[余裕ありげな笑みで人々に会釈し、 細めた眼差しが人の皮を被った狼ではないか、 そう睨みをつけるように、一人一人注がれて]
(@1) 2013/09/18(Wed) 22時半頃
|
|
…………。 [紡いだ言葉に、ヨーランダの抗議の声が上がるが、直ぐに落ち着いた様子で、湿った声で言葉が紡がれた]
……ああ。いつもの、こと。 [自身とて、いつも眼の前の不条理には、そのようなものだと思っていた だけど何故だろうか。今回ばかりは、胸のあたりが、焼けるように熱くなるのは]
(120) 2013/09/18(Wed) 22時半頃
|
|
……?
[堂々とした女性が入ってくる。 彼女も容疑者の一人なのかと思うが、それにしては何かが違う。 滲む覚悟のようなものや、その雰囲気。 まるで鋭利な刃物。 獲物を切り裂くまで逃がさないかのような、 そんな危うさを感じさせた。]
(121) 2013/09/18(Wed) 22時半頃
|
|
[そして、ローズマリーから疑問の声が上がる。それには多少、頷きを返して、しばし思考してから口を開いた]
…取り調べ。どんな風にやるんだろうね。 人と見分けがつかないのなら、時間がかかりそうなものだけど [そして、理不尽な呼び出しにも意味はある、とローズマリーが紡ぐと]
……ある筈だ。どんな事だって、ね。 [そう、頷いた その時近くにいたカリュクスが何かを呟いた。――いとぐるま、と聴こえただろうか だがあくまで無表情を崩さない凛とした――ともすれば無機質な佇まいに 尚更美しいな、とひっそりと思うのだった]
(122) 2013/09/18(Wed) 22時半頃
|
|
[>>121女性からの視線を感じては、 きりっとした真摯な表情を浮かべ 片手を腰に、片手を胸に当てて姿勢を正した。]
国政派遣警官、ジェニファー・ブラウン。 国からの命を受け、この村の事件の警備にあたります。
…言ってみればあなたたちの監視役よ。
[姿勢を普通に戻すと、 指をくるりと自らのこめかみ辺りで回して]
まぁ空気だと思ってくれてもいいわ。 容疑者がその責任を果たしているかを見張るだけだからね。
(@2) 2013/09/18(Wed) 23時頃
|
|
………。 [再び扉の開かれる音。また容疑者のひとりだろうかと見ると、笑みを浮かべた勝ち気そうな女性が立っていた その背には、猟銃。そして、見覚えのある腕章。―――あれは、国政派遣警官の――]
けいさつ。けんりょく、しゃ…。
―――…う、
[女性の細められた視線に射抜かれると、一瞬、立ちくらみのように眼前がぐにゃりと曲がり、机に思わず肘をつく あれは――…あの時の。否、メリアを―――たのは…あの人じゃない。違う。だけど――]
……きらいだ、な。 [やっとそれを言って、彼女のいる方とは反対側を向いた 国からの命を受けたとの自己紹介が聞こえると、机の下でひっそりと拳を握った]
(123) 2013/09/18(Wed) 23時頃
|
|
[新しい人物の来訪に、少しだけ顔をしかめた。 人が多いのは苦手なのだ。]
……
[不愉快だといわんばかりに、ジェニファーを一瞬見つめた。 フードを被ればどことなく安心する自分がいる。 オスカーの隣は、彼の雰囲気からかひどく落ち着いた]
……人が多いわ。
[自己紹介をしっかり聞いているのに、名前を名乗らずそう言う様は彼女からすれば大分失礼に見えたかもしれない。]
(124) 2013/09/18(Wed) 23時頃
|
|
[新しく入ってきた女性>>@1を、ちらりと見て、 再び膝に顔を埋める。 彼女の自己紹介を聞いてはいたが、 ヨーランダは何も語らず。 ただ、そこに在るだけ]
198個目の愛は、きっと監視の中で。 捕らわれた者達が哀れに舞う。 その中に、私も。
[数え歌は現を映す]
[密かに胸元へ手をやり ペンダントを確かめると、 そっと息を吐いた]
(125) 2013/09/18(Wed) 23時頃
|
|
[腕を組んだまま瞑目していたが、 はきはきと自己紹介する声に顔をあげ]
……。 いい女が増えたな。
[それなりに熟れてもいる、などと勝手に評論している。]
なぁそこの姉さん。……ジェニファーか。 ジェニファーは監視にきたとは言うが、 お前さんだって人狼にやられる可能性もあるだろう? その猟銃で返り討ちにでもするつもりか?
(126) 2013/09/18(Wed) 23時頃
|
|
[人が多いとの言葉>>124を聞けば、 ゆるくあたりを見回して]
確かに、多いわね…
怪しい人をとりあえず放り込んだような、 そんな印象を受けるわ。
嫌な感じ。
[それは自警団への不満だったか。 それとも、この村への疑惑だったか]
(127) 2013/09/18(Wed) 23時半頃
|
|
[まぁ案の定といったところだろう。 自分に対する反応は芳しくはない。 >>123少年が机に肘を付く姿には軽く目を眇め けれど深入りはせずに、小さく笑う]
嫌ってくれて結構。 むしろ好かれてしまうと困るね。
[旦那がいるからね、と左手の薬指を軽く撫ぜた。 >>124名乗らない少女にも、別段気にした様子はなく、持ってきた鞄から書類を取り出す。 容疑者の一覧だった。]
(@3) 2013/09/18(Wed) 23時半頃
|
|
それは ありえない。
[青年――セシル・レムという名簿の名前をなぞりながら、人狼に殺される可能性という彼の問いに断言する。]
何故と言われれば答えられない。 それは私の秘密だから。
ただ、私と同じ方法で危険回避をしたくても それは不可能だとだけ言っておこうかな。
(@4) 2013/09/18(Wed) 23時半頃
|
|
[ヨーランダの、怪しい人をとりあえず放り込んだよう、という言葉をきくとゆるりと周囲を見渡しながら]
…ぼくらがいなくなれば、何かが変わるのだろうか。 共通する事柄があるとすれば、そこかな。 [呟くように、言葉を紡いだ ジェニファーが左手の薬指を撫でる様子が見えると、今までこの場所の者には見せたことがないような昏い目つきで彼女を見詰めた 尤も、本人は容疑者のリストを見つめていて視線には気付かなかっただろう]
(128) 2013/09/18(Wed) 23時半頃
|
|
[あの女性は、強い人だ。 自分にもカリュクスにもヨーランダにもない、 強さを確かに抱いた人だ。
それは経験や年齢といったものもあるだろうが ただ、それだけではないなにか。 彼女の自信はどこから齎されるのか。
羨ましい。ちくりと胸がいたむ。 人間はないものねだりの生き物だ。 彼女が指にはめたマリッジリングの淡い輝きが とても眩しく思えた。]
(129) 2013/09/18(Wed) 23時半頃
|
|
〜♪
[野道を歩き、鼻を鳴らす。いつものことだ 日常に溶け込んだ景色。しかし先日届いたお便りはそんな日常とはかけ離れたものだった]
”人狼事件の容疑者 ”
〜♪
[話には聞いたことがあった。 あまりにも非現実的な話だ。人が、狼になり、人を、食べる]
(130) 2013/09/18(Wed) 23時半頃
|
|
〜♪
[集会所に近づく。 ふと、横に目をやると数日前に届けた花束。 頑なに閉ざされた扉の前で色を無くしていた。]
・・・
[流した目を正面に戻し、集会所へと急ぐ。 日常が遠ざかる。 気持ちとは裏腹に笑みがこぼれた。 朽ちた花びらがさよならを告げるように舞う。]
(131) 2013/09/18(Wed) 23時半頃
|
|
いなくなって変わること…
[オスカーの声に視線を向け、 しばし考える]
[しかし]
わからないわ。
だって私は、最初から居なかったのだもの。
[両親から愛を与えられず、無視され続けた。 彼女は両親の中では"いない"ことになっていた]
[だから]
[自分が生きていることで 何かをおよぼしている、なんて 想定の範囲外]
(132) 2013/09/18(Wed) 23時半頃
|
|
ふむ、そうか。
[深く詮索するだけ無駄だろう。 こういうタイプの女は簡単に根っこを出さない。 ジェニファーの薬指の指輪に気付けば 軽く舌打ちして、視線を逸らす。
ふと、少年に向いた視線が その昏い瞳を一瞬捉えて。>>128 憎しみなのか……悲しみなのか…… 仄暗い色を灯した理由はわからないが それを詮索するほど野暮じゃない。 静かに視線を下ろした。]
(133) 2013/09/18(Wed) 23時半頃
|
|
[指輪。あいの、あかし。]
くだらない
[吐き捨てるように言った顔は、やはり無表情。]
どうしてかしら。
あなたは嫌いな部類だわ。
[なにも、色づかない顔は、瞳は。
全て諦めたような、 全て絶望したような、
──悲しんで、いるような。]
(134) 2013/09/18(Wed) 23時半頃
|
|
[セシルの問いに答えたジェニファーの断言する様な答えに、ざわりとしたものを感じる こういった類いの人種は――いつだって、高い所から、みているのだ 例え、容疑をかけられた者が、どうなろうと―― そのうちにヨーランダからの視線に気付くと、視線を合わせる]
いなかった、か。 [同意でも否定でもなく、言葉をそのまま反芻した]
――ぼくがいなくなれば、どうだろうか。 むしろ喜ばれるか、何も変わらなければ、いいなぁ。 [ずっと自分は必要のない存在なのだろう 人手が足りないから仕方なく生かされている。そんな風に考えるが故の、言葉だった]
(135) 2013/09/18(Wed) 23時半頃
|
|
[視線の先から投げられた言葉>>135に]
私は…
そんなの嫌だな。
[ゆるく頭を振って、呟いた]
[一度、言葉にしてしまえば、 あとは堰を切ったように溢れ出し]
私は、認めて欲しいし、愛して欲しい。 居なかったことにされるのは、 もう嫌なの。
[心の悲鳴を晒した彼女は、 無意識にペンダントを触れる]
(136) 2013/09/19(Thu) 00時頃
|
|
[視線の先から、再び声が返る 相手はペンダントに触れ、ともすれば縋るような言葉であったろうか]
…ごめん。 得たいと思っても、何処に行けば良いのか、わからなくて。 そのうちに探すのをやめてしまって、あっちにしか無いように思えてきてしまっていた。 [口をついて無意識に、謝罪の言葉が出た そして続いて、言葉が溢れた]
(137) 2013/09/19(Thu) 00時頃
|
|
哀れんで欲しい? 同情して欲しい?
そんなことないでしょうね。 同じ空気を吸うのも嫌でしょ?
[警察はそういうものだと軽く笑った。]
本当は弱きを守るのが私の仕事だけどね。 お国のやり方には逆らえんよ。
[そうカリュクスに軽い口調で返しながら名簿を眺めていて、一人足りないことに気づく。 集会場の扉を開けて外に出ると、>>131少女の姿があり]
メアリー・カトランズさん。 あなたで最後よ。
(@5) 2013/09/19(Thu) 00時頃
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