231 獣ノ國 - under the ground -
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[顔色はそこまで悪くない。 口よりもよく物をいう目は、今は痛みを騙らない。 それでも騙されてしまったのは、 縋るように袖を掴んだ掌の所為か。>>52
彼は『コッチ』といわれるまま、 フィリップの背を支え、部屋までつれていく。 扉を開けば、いっそ気持ちが悪いくらい真っ白な部屋に ぽつんと孤独にベッドが横たわっていた。
とんとん、と胸元を叩かれたならば、 そうっと、フィリップをベッドに座らせて]
――冷えたのだろうか、布団を、…………
[顎を上げて、こちらを見据えた瞳は 鳥の真っ黒な目に似た濃紺の色。]
(78) 2015/07/10(Fri) 22時頃
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[薄桃の唇が紡ぐ詮索の言葉に、 (痛みを訴えてはいなさそうな表情に) 彼は一瞬、口を開いて
――は、と軽く息を吐き、瞬き一つ。 (瞼の裏に黒髪揺らし彼女が笑う) フィリップの兄が沈黙に差し込んできた 茶化すような言葉を聞いて失笑した。
彼はフィリップの前に軽く膝を折ると、 微笑を浮べて濃紺を見上げる。]
いまは、遠い天の向こうに飛んでいってしまったよ。 彼女に鱗はあっても、翼はなかったはずだが。
(79) 2015/07/10(Fri) 22時頃
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[天津風は天女がゆく道を閉ざすことはなかった。 ある朝、風のように消えてしまった彼女を思い、 少し、迷って]
……彼女は活発な人でね。 君たちのような獣人、または人種、職業、 なんであっても、平等に平和に暮らすべきだと そう、しきりに言っていた。 出会ったのは丁度私が君の歳くらいの時だったな。
[恋人というにはあまりにも離れた関係だったと、 さっきの兄の質問に答えてから、
薄笑いを浮べて小首を傾げる。]
……ところで。 腹は、実はさほど痛まないのかな?
[真っ黒な瞳にフィリップの顔を映し出せば 果たして相手は、どんな表情をしていただろうか。]*
(80) 2015/07/10(Fri) 22時頃
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落胤 明之進は、メモを貼った。
2015/07/10(Fri) 22時頃
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[この目の奥に、目の前の獣人は、何を見るのか。 彼にはわからなかったけれど ( 知らぬは罪だと、どこかの誰かの声が脳内で響く。) 問われるならば応えようと口を開いた。
フィリップの記憶の扉を叩く手は 此方が知らぬ間に無遠慮になっていたようで、 瑠璃色の目に張った薄幕を 少し、ぎょっとしながら見る。
伸びてくる掌を阻むことなく、 膝に触れるならばさせるがまま。]
…………。はっは。うっかり騙された。 ……君ね、
[あっけなく「実は」といわれてしまえば、 溜息をついて呆れる他無く、]
(120) 2015/07/11(Sat) 00時半頃
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[「からかうようなまねはあんまりしないで」と 言いかけた言葉を、彼は飲み込んだ。
夜の濃紺の湖に浮かんだ月は、ゆらりゆらり形が定まらず そこから光が零れるように ぽたり、ぽたりと 涙が落ちて、
それが彼の衣服に滲んだのだろうか。 いくつか、黒点を描く。]
どうして……。どうしてだろうなア。
[ふと彼は遠いところを見る。 目を閉じて、ゆるく首を振った。]
獣だから、殺されたんじゃあ、ないと思いたいけどね。 何しろ、私が彼女の訃報を聞いたのは ――……飛んでいってしまった夜の、翌朝だから。
[詳しい事はわからないのだ、と云う。]
(121) 2015/07/11(Sat) 00時半頃
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すべてのひとに平等を、と呼びかける行進の最中、 警察に止められる騒ぎになってね。
その時、振り上げられた警棒の当たり所が、 悪かっただけ 喧騒に紛れて ……助けられるのが遅れただけ。
どんなに偉大な思想を掲げたところで、 命というのは、あっけなく散ってしまうのだよ。 人も、獣も、ね。
[彼女が亡くなった時の事を軽く説明して]
……獣人だから殺されたわけじゃないよ。
[半ば自分に言い聞かせるように言う。]
(123) 2015/07/11(Sat) 00時半頃
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( …… 「外」でも、 きみたちがいきていく術はあるだろうよ
なんて、口にしたところで、 どうする)
[それは屹度気休め以下の酷い言葉にしかなるまい。 そう思ったから、それ以上は応えることができない。]
君は、……「外」がこわいのか? どうしてそんな顔をしているのかな……。
[潤む瞳を見かねて そっと、その目元を袖の先で拭おうとしながら 小さな穏やかな声で問いかけた。
「泣かないで」と云うことはできなかった。 涙を止められるほどの理由をもたぬゆえ。 ただ、悲しむならそれに静かに寄り添うくらいしか、*]
(124) 2015/07/11(Sat) 00時半頃
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[そう、本当は勘付いていた。 彼女が何故死ぬまで放置されなければならなかったのか。 原罪を唆したといわれる蛇の鱗は、 彼女に「異端」という罪を押し着せたことを。
彼と我とが同じものであったなら、 屹度「外」はもっと優しかったのだろうが。]
[事実から目をそらしながら、誰かの涙を拭う。 他人の涙で袖を濡らし、 彼はただ悲しみを湛えた湖を眺める。
外が怖いのかと問いかければ、 フィリップは 悲しみに、くしゅりと顔をゆがめた後
ふ、と翠の腕をこちらに伸ばしてきた。
背筋が一瞬強張った。拒む事はしなかった。 彼は目を見開いては、すぐに睫を下げて、 聞こえるうわ言のような嘆きに眉尻を下げる。]
(148) 2015/07/11(Sat) 03時頃
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( どうしてそんな「ことをする」? ……でも、そとは兄さんを「奪った」)
[彼はちらり、赤い鸚哥に視線をやる。 あれは本当の「兄」ではないのだろう。恐らくは。 それでも、フィリップは あの生き物に縋らざるをえなかったのか。]
――、 あゝ、…………
[小さなうわ言は、彼の心を大きく抉る。 それは目の前の獣人の腕が 子供のように伸ばされているからかもしれない。]
(『……おれは卵をやぶつた。 愛と悦びとを殺して悲しみと呪ひとにみちた仕事をした。 くらい不愉快なおこなひをした。……』)
[脳裏に過ぎるは一片の詩]
(149) 2015/07/11(Sat) 03時頃
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……すまないな …………ごめんなあ、
[口をついて出たのは謝罪の言葉だった。
こんな場所に閉じ込めたのは他ならぬ人で 彼自身、獣人に自分を許して欲しいとは思っていない。 (それはあまりにもおこがましい願いだ) それなのに、謝罪の言葉しか出ないのは。 こんなにも「外」に怯え、「外」に焦がれる仔の手をとり 「外」に連れ出すことは”ならぬ”としっているから。
( ――檻の中に手を差し伸べすぎてはいけない ) ( 壊れてしまうから ) ( お互いが苦しいだけだから )
冷静に警鐘を鳴らす脳を無視して、 彼は、縋るフィリップの背を片腕で抱くと、 もう片方の掌で、そっとその髪を撫でた。]
(150) 2015/07/11(Sat) 03時頃
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[ 熱が篭れば人と獣の境は曖昧になる。]
『 どうしてそんな顔をしているのかな 』
[問いは鏡のように返る。] [答えは水面のように震える。]
私は、
([平等を掲げた彼女の事を知りながら、 獣人を管理し彼らから平等を奪う施設に勤める。 その矛盾を選んだのは、ただ己が狂っているからだ])
……くるっているから
[ごくごく簡単な理由をこじつけて、唇をゆがめ笑うと、 彼は、ようやく、心の平静を取り戻して]
(151) 2015/07/11(Sat) 03時頃
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そして、なにも、できないから。 君らや他の人が哀しんでいても、 こうしていることしかできないから。
[だから笑っているのだと、 自嘲をひとつ、零した。]
……こんな卑怯な人間に、 泣き顔を曝すのはおやめなさい。 私は君の兄の居場所を知らない。 ――森に帰してやることもまた、できないのだから。
[そう言葉だけで突き放して、 ひとつ、その背を撫でた。*]
(152) 2015/07/11(Sat) 03時頃
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落胤 明之進は、メモを貼った。
2015/07/11(Sat) 03時頃
落胤 明之進は、メモを貼った。
2015/07/11(Sat) 03時頃
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[ひく、としゃくりあげる音がする。 それをなだめるように彼は熱を与え、頭を撫でる。
即席の優しさで取り繕い、 握り締めた拳の指を一本一本を解いて 殴れなくするような卑劣なやり口に、 彼自身反吐が出そうになりながら、 それでも、優しさを与え続ける。>>155]
[赤い鸚哥>>157の言葉が彼の心を抉っていく。 くりかえし、くりかえし、くりかえし。抉っていく。
即席で設置した心のバリケードは今や見るも無残な様子。 内心の汚いものを流さぬよう押し留めるので精一杯]
(158) 2015/07/11(Sat) 08時半頃
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『じゃあアキラは なにができるの。 アキラは、何をするために此処に居るの。 ……卑怯なのは、ぼくもおなじだ。』
[その言葉を皮切りに ベッドへと丸くなるフィリップを見て (離れる己より熱い体温に小さく息をつき)
彼は部屋の床に座り込むと、ベッドの側面に背を預け 立てた片膝に片腕をぞんざいにおいた。 シーツが擦れる音がした。
ふと わらう。]
何をするために、か …………未練だよ。 それも酷く個人的で、自分勝手な未練の為だ。
(159) 2015/07/11(Sat) 08時半頃
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[兄さんをつれてきて、といわれても、 この施設内でフィリップの兄はあの赤い鸚哥しかいない。 ならば、どうしようもない。 彼は息を吐いて、]
君はどうして自分を卑怯だと思う……。
[高らかに唄を歌う姿を思い出しては、 卑怯と云う言葉の似合わぬ男に向けて、 問いをぽつりと落とした。*]
(160) 2015/07/11(Sat) 08時半頃
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― ― [(「わたしはみんなが等しく幸せであれる世界がいい」 )
( ―― 私は、君を人でも獣でもなく、 ただ君としてみていた。 それでは足りないのか。) (私は君を視ているのに) ……浅ましい疑問は、口にすることができなかった。 (彼女に軽蔑されるのが怖かった) だからできるだけそばにいたのだけれど。]
[あの時彼女を引き止められなかった私は、 今ここで獣人達を施設内から逃がさぬよう、 管理人をしている。 けれども、ここの獣人達はあのひとではなく 私自身、これで何が満たされるわけでもない事を よく、知っていた。」
(161) 2015/07/11(Sat) 08時半頃
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[何か高邁な理想ゆえに心を鬼にするでもなく、 偽善ですらなく、未練を引きずる 浅ましき愚劣漢。 その癖獣人達が「外」に焦がれるのを見れば、 その悲痛さに心を揺さぶられる。 ――それでも、彼らを解き放つ事は無い。
( だって、ひきとめなければいってしまうのだろう?)
……。気狂いの所業だ。**]
(162) 2015/07/11(Sat) 08時半頃
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落胤 明之進は、メモを貼った。
2015/07/11(Sat) 08時半頃
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[足を止めた理由は、彼自身わからなかった。 ただぼんやりと、薄暗い部屋の中浮く己の手足を見つめ 後ろで泣く獣人の息遣いを聞いている。]
そう……
[投げかけられた否定の言葉を小さな相槌で受け流す。 それ以上に、己の汚い面を露呈するのは憚られた。 すり、と衣擦れの音がする。 やがては背中に触れるものがある。 影を負った背はひくりと身じろぐものの、拒む事はなく ぬばたまの黒髪は未練のように指に絡まる。]
( ……おかしな仔だ )
[離れたかと思えば、 飼い主の顔を覗きこみにおいを嗅ぐ 子犬のような仕草をする奴だと思った。]
(192) 2015/07/11(Sat) 20時半頃
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[何が卑怯なのだと問えば、 また言葉>>178は繰り返される。 さりながら二度目の「兄さん」は少し違った響きで
彼は、振り向けないながらも僅かに、 首をベッドの方へ向ける。
――おいで、と呼び ――ごめんね、と謝る声が聞こえた。
あの鸚哥に謝っているのか。
己も相手も 自分の思いを押し付けて 真っ直ぐにそのままに 相手を見られていないならば ]
( ――……同じじゃないか )
[そう思う。 十は下の相手と同じというのも、 些か大人気ないと彼自身思うが。]
(193) 2015/07/11(Sat) 20時半頃
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[とん、と背中に何かが押し当てられる。>>179 衣服を通して、先程よりは控えめな熱が、 体温の低い体に滲む。
微かに心拍の音を聴いた。]
……なるほど。
[ここに「連れてきて」。 「探す」とはいわないから、立ち止まったままだから。 己は卑怯だと。――そういうことか。]
それはほんの少しだけ「卑怯」だね。
[私の卑劣ぶりと比べたなら、 きっと私の方が勝つだろうけどさ。
茶化すようにそう云って、笑ったところ、 とん、と鸚哥が腕に乗ってきたから、 その頭をもう片方の指先でとんとんと撫でた。]
(194) 2015/07/11(Sat) 20時半頃
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[先ほどからこの鸚哥は、ヒトよりよほど 誰かの心情を読み取るのが上手いと見える。 外に「行きたい」が「行きたくない」――。>>180]
はっはっは。 ……晴れずとも、いつかは切れる日がくるだろうさ。 いやあ、十年ばかり引きずってきたものだから、 わからないが……ね。
[滲む熱に息を吐く。額を預けられたままだったならば、 離れるように、よっとベッドの脇から背を起した。
腕に留まった鸚哥をフィリップのもとに返しながら、 数瞬、瑠璃色の瞳を見下ろす。
――湖の、もしくは、海の深淵に似たそれを見て 先ほどの意趣返しと、こつんと白い額に額を寄せた。 それは子の熱を測る大人のように。]
(195) 2015/07/11(Sat) 20時半頃
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[そうして、瞼を下ろせば 見えるのは、 ]
( ――……荒津の海潮干潮満ち時はあれど…… ) [内心で呪文めいた言葉を吐いて、 それから、何も言わずに額を離した。
ここに居ない誰かを想い哀しむ「孤悲(こい)」の道を、 いつか外れられたならば―――― 。
彼はゆるりと立ち上がる。]
「また」具合が悪くなったら言いなさい。
[そう云って 黒髪揺らし、 白に塗り潰された部屋を後にしようとする。*]
(196) 2015/07/11(Sat) 20時半頃
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落胤 明之進は、メモを貼った。
2015/07/11(Sat) 20時半頃
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[額に額を寄せて、伝わる温度に何の意味があるのか 彼は知らない。
ひたり、と合った視線に、彼は唇を閉ざしたまま。 ついと目線をそらそうとすれば ふと投げかけられた言葉に ざあ、と宵の海は音も無くざわめいた。
フィリップに対し 一度も”兄はどこにいる”と聞かなかった事。 ”どうして君達は別れてしまったのか”と聞かなかった事。 ――それらの意味は、]
……いいや、卑怯だよ。
[彼はそう云って、ゆるりと首を振った。 フィリップは――この繊細な心の獣人は、 とても優しいと思った。]
(231) 2015/07/12(Sun) 00時頃
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[どうして「また」と言ったのか、 その深い理由もわからぬまま 彼は、こくこくと頷くフィリップに柔らかく微笑む。
それから着物の裾を翻して、 白い無機質な部屋を歩き去る。
『マタネ!』と叫ぶ鳥の声に、上をみあげて「ああ」と答えた。 ふわり落ちてきた赤い羽根を掌で受け止めて、
がちゃん、ぱたり。 ――フィリップの部屋の前で、 白い掌に落ちたそれを、一度、
柔く握った。]
……卑怯なのさ。
[もう一度、呟いて 彼は白い施設内を、歩きだした。*]
(233) 2015/07/12(Sun) 00時頃
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落胤 明之進は、メモを貼った。
2015/07/12(Sun) 00時頃
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[『衣がなくては天に帰れません』 『どうかお返しください』
そう嘆願する天女を宥め賺し、騙して、 地上に留め 夫婦となりし男を題材に 話を書いたことがある。
天女に置いていかれる者の気持ちは、 とてもよくわかる気がしたからだろうか、 いつもよりは早く筆が進み、 出来も悪くなかったように思う。]
『この羽衣がお前に天を思い出させるならば 迦具夜が着た天の羽衣のように おれと通わせた情まで喪わせるならば――』
(241) 2015/07/12(Sun) 01時頃
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[男の妄執は狂気の沙汰にまで至る。 けれども結局、衣を見つけ、 天に還る彼女を留めることはできない。
彼女が行ってしまった後は、 空しき朝が地上を照らし出す。 男は取り残されるばかりだ。]
[握り締めた掌を開く。 赤い羽根がそこにはある。 鳥の獣人はこの施設内に何人いただろうか。
( ……願わくば…… )
彼らが逃げ出せればいいのに、と、 ――彼は只、静かに思う だけ。*]
(242) 2015/07/12(Sun) 01時頃
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― 第二図書室 ―
[廊下を抜け、においのしない花々を視界に収め 庭園を抜けてその部屋へ。 彼は、扉を開けたとたんに、ぱちりと瞬きをして それからそこで眠る人の姿に 少し肩の力を抜いた。>>220]
ノア君。 ……こんな所で寝ては、風邪を引くよ。
[第一、鼻がつまったりしないのだろうか。 呼吸器が丈夫なのだろうか。 薄く埃の積もった本の数々を見渡せば、 禁止されているはずの本もそこにはある。
彼はそれらを「見ないふり」をして、 一旦は踵を返すと、 施設の備品入れからタオルケットをとってきて そっとその男の体にかけておいた。]
(244) 2015/07/12(Sun) 01時頃
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[ノアが起きるころには、ずり落ちて 見えないところにいっているかもしれないが、 ……まあ、ないよりはマシだろう。
きっと疲れているのだな、と同僚を思ってから、 ふと部屋の中の地図に視線を転じた。 施設内の地図。
……一瞬、隠してしまおうかとも思ったが ふるり、首を振って、その妄執を取り払うと 一冊の本に手を伸ばし、抜き取り、 そのまま図書室の外へと静かに出て行った。*]
(245) 2015/07/12(Sun) 01時頃
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――→第一棟 第一図書室 ―
[もう陽は落ちた頃だろうか。 時間がわからないこの地下では いつ夜がくるかもまた、わからないのだけれど。
彼はそのまま管理室に戻る気にもなれず その手前、暖炉がある図書室で足を止める。 見回りはした……といえるのかどうか。
椅子をけだるげにひくと、 静かに腰掛け、手にした本を開いて、 ――そうして、しばらく活字の海に溺れる。]
(250) 2015/07/12(Sun) 01時半頃
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[内容自体にあまり興味を惹かれないのは、 彼自身が元々「外」の人間だからだろうか。 そんな事を、その本を読みながら思い、
何の異変もなければ、 暫くした後、暖炉を潜り梯子を昇って、 管理人の部屋に向かおうとしただろう。]
(252) 2015/07/12(Sun) 01時半頃
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