人狼議事


197 獣ノ國

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【人】 良家の息子 ルーカス

["糸"を見せてやったのなら、酷く平坦に呟かれた声>>142に。男の顔に初めて、微かな戸惑いの色が滲む。
触れる事を許された指先には、浮かべた笑みは微かに薄く、薄く。潰れた巣に、頬へと触れる手には、ほんの微かな緊張の色を。]

………、……

[紡がれる彼の"台詞">>143には、男は押し黙ったままに。
グラスの倒れる小さな音も、赤く染まったクロスも。しとり、しとりと降り始めた外の雨の雫だって、男の意識を奪うには至らない。
視線を逸らす事も叶わぬまま、その人の子を見つめる蜘蛛は。それはそれは、正しく魅入られていたのだろう。

――いっそ、もどかしい程に緩慢に重ねられた唇には…まるで"獲物に喰らわれた"ような錯覚を。
胸を締め付けられる痛みの中、触れた唇の先から香るのは。それは香しい香の香りでも花の香りでも無く、錆びた鉄の血の匂い。彼の事だから、香りくらいは纏うていたかもしれないが…真っ先に鼻についたそれは、きっと先程男の指先に着いた血を舐め取った時の物だろうか。]

(167) 2014/10/05(Sun) 22時頃

【人】 良家の息子 ルーカス

……く、くく。
あぁ、素晴らしい…それも"演技"かな。

[吐息すら感じるその距離の中で、男はまたその口に笑みを乗せる。何時ものような、食えない皮肉じみた笑みの中に――微かな安堵と、期待を乗せた小さな笑みを。

そうして吐いた言葉は、目の前の彼にとって、それはそれは不躾な物だっただろう。もしかしたら、少々怒らせてしまったかもしれない。]

――"君ならそれ以上を魅せてくれる"。
私は確かにそう言った。

そして君は見事に…"それ以上"を、魅せてくれたよ。

[頬へと触れる手で、ゆうるりと。目の前の瞳をひたと見つめながら、爪の無くなった指先でそっと唇をなぞり。
そうして男は、至極申し訳なさそうに、目を伏せて見せただろう――その顔は、酷く穏やかなものだっただろうけれど。]

(168) 2014/10/05(Sun) 22時頃

【人】 良家の息子 ルーカス


驚かせて…不躾な真似をしてすまなかった。

しかし、囚われて尚逃げるのを諦めるか。
何とも変わった奴だな、君は。
…巣の中で、羽根を捥がれた蝶の役でも演じてみるか?

[潰す前に巣を突つくその指先には、果たして如何なる意味が篭っていたのだろう――その時には、男には解らなかったけれど。気付きは、しなかったけれど。
しかし今となってなら、その指の意図も解りはしただろう。
揶揄るような軽口は、男の心情を隠す為に。それは男の、悪い癖でもあったのだが――齢三十を超えた今、そう簡単に直るものでもありはしない。]

(169) 2014/10/05(Sun) 22時頃

【人】 良家の息子 ルーカス


……"ヨハン"。
その名で居る時は…演じては居ないと。
俺は、自惚れてもいいのか。

綺麗な存在で居られないのなら、君のその白を穢すのは…俺でありたい。

[その見に纏う、真っ白な衣装に視線を落とし。汚れたコートは今や遠い椅子の上。
初めて言葉を交わした時のように、汚れ一つ無いその白の袖を指でなぞり、まるで歯の浮くような台詞と共に男は腰を持ち上げる。
そうして彼が、乗り出した身を収めてくれたのならば。彼の席の側に回り、その椅子の背に手を掛けて背を屈めはしただろうか。]

――いや、今更態々聞くまい。
"演じる事が出来ない"のなら…勝手に自惚れさせて貰うよ。

[そんな、傲慢とも取れる言葉と共に寄せた唇は。果たして、触れることは…叶うただろうか。]

(170) 2014/10/05(Sun) 22時頃

良家の息子 ルーカスは、メモを貼った。

2014/10/05(Sun) 23時頃


【人】 良家の息子 ルーカス

[蜘蛛は思う。
巣に捉えられた獲物の蝶が、こうも凛とした声で言葉を紡ぐものだろうか。その美しい羽根を毟られ、脚を千切られ、喰らわれんとする蝶だって、男が喰らう蜘蛛であるなら演じてやると言う言葉>>207に、微笑みに。その至極真面目に返された返答に、男は参ったように眉を下げて笑う――嗚呼本当に、やってくれるものだ。]

…君は人の期待を裏切るのが実に上手いな。
それも…"いい方"に。

俺の巣にかかったんだ、他の誰が捥ぐと言う?

[だけれど、耳まで赤く染めてまるで生娘のような反応>>208を返されてしまったのなら。やはり男の顔には、幾ばくかの意地の悪さは滲みはしただろうけれど。
――それがある種の"照れ隠し"だと、目の前の彼はきっと気付きはしないだろう。

近付いても尚、彼のその顔は上げられる事は無く。それに無意識ながらも僅かな寂しさを覚えていれば、言葉に答えるように上げられたその所作に、柔い表情を浮かべながら、男は…この上無く、満足した。]

(239) 2014/10/06(Mon) 02時頃

【人】 良家の息子 ルーカス


………、

[呟かれた愛の言葉>>209には、男は何も答える事は無く。悩まし気に眉を寄せては、言葉の代わりにもう一度だけ唇を寄せる。
小さく揺れる瞳に気付かれぬよう、軽く目を伏せて。触れ合う事が叶うたのなら、震える睫毛を盗み見るように、薄く目を開けながら。]

――……勿論。
君が俺の為だけに演じてくれるのなら、観客は俺しか居ないだろう。
そして俺の舞台に立つのも、君だけだ。

[肩口に埋まるようにして預けられた頭に向けて、僅かに低めた声で囁き。
聞こえた言葉>>210には――やけに切羽詰まった色の滲むその声には、男は大きく眉を寄せる。
そうして、彼に気付かれぬように。細く、長く息を吐き。言葉を聞いたその時に、まるで怯えるように一度だけ跳ねた心臓の音は、スーツの厚みのお陰で聞こえてはいないだろう…きっと。]

(240) 2014/10/06(Mon) 02時頃

【人】 良家の息子 ルーカス


……何をそんなに不安になっている?
君を置いて、一体何処に行くと言うんだ。

[そうして、男は"嘘"を紡ぐ。彼への言葉の中で、ただ一つだけ嘘となる言葉を。
夜明けには、蜘蛛はただの一匹でこの國を出るだろう。だけれどそれを、この蝶へと知らせる事は決して無い。
それは酷く、酷く残酷な所業かもしれないけれど――彼が真に、演じていないと言うのならば。]

――……、ヨハン。

[紡ごうとした言葉は、やはり二度目も空気を震わせる事は無い。そうして今度はその代わりに、ぽつりと彼の名を落とす――彼のその声に、負けず劣らぬ悲痛な声音でもって。

一夜限りの夢にしては、何とも大きな犠牲を伴うものだ、と。巻き込まれた彼に対し、申し訳なさが無い訳では無かったけれど。
狂わされた時計の針に、男はこそりと、頭の影で自嘲を浮かべはしただろうか。]

行かないさ、それに今日は…朝まで、一緒に居てくれと、君に頼まれたからな。

[未だ肩口にその頭があったのなら、ゆるりと白いその背を撫ぜて。先の悲痛な声音はなりを潜ませ、男の声は"何時も通り"の皮肉に満ちていただろう。]

(241) 2014/10/06(Mon) 02時頃

【赤】 良家の息子 ルーカス

□集え獣人
20xx年10月2日 mm:ss
蜘蛛の糸

そろそろ日が暮れる、か。
あぁ、そう言えば最近、首無しの鶴を見ないな?

>>*13見事な三行だ、感動した

>>*6 カナリア
>>煮干し<< せめて出汁にしてやってくれそれは、そして肉じゃがにしてくれ。
巣を抱えて移動、か。それは中々に面白い。
誤って、君の胃袋に移動させられない事を祈るよ。

反応、か。
片方は、まだ会ったことがないみたいだった。
もう片方は…さぁ、どうだったろうな。
その狼の話も、少し聞けたよ。やはり犬とは別物だったのか、ね。

(*14) 2014/10/06(Mon) 02時半頃

【赤】 良家の息子 ルーカス

>>*7 鹿
基本的に草が好きなのか?だが最近は野菜の値も上がって大変だな。
あぁ…熱燗か。それはいい。
君は酒は飲める口か?

赤頭巾…それはまた奇怪だな。お婆さんではなく、赤頭巾に化けるとは。
…私が聞いたのも、きっとその狼だろう。

>>*8
気遣い痛み入るよ。
後はそうだな…煮干し以外のデザートが欲しい。

(*15) 2014/10/06(Mon) 02時半頃

【人】 良家の息子 ルーカス

[肩に預けられたその頭をすりと擦り寄らせながら吐かれた言葉>>246に、男は小さく息を詰める。だけれど、すぐさまふ、と息を吐いたのなら、眼前に見える彼の耳に向けて、言葉を注ごうとはしただろうか。]

喜んで貰えたのなら光栄だ。
喜んだ時の君の反応を見るのは嫌いじゃあない。

…だが。
かく言う君も、君の"台詞"が何れだけ俺を喜ばせたか…俺を魅せたか。
気付いてはいないだろう?

[彼だけでは無いのだと。そう伝えるような言葉は、果たしてどう受け取られはしただろうか。覚えた安堵を逃がさぬようにと少しだけ力の篭る腕に、小さく苦笑しながら息を吐く。
小さく広がる怯えにも似た思いを、彼が感じ取っているなど。男には知る由もなかったけれど。]

………、

[彼の名を呼ぶ声は、思いの外悲痛じみてしまって。その事に舌を打ちそうになるのを堪えていれば、腕の中でビクリと震える身体>>247を感じる。
そうして再び落とされた言葉に、答えられぬのが何とも歯痒い。嗚呼、何と歯痒い事か。
もしもこの時計の針が狂うたので無いのなら――必ずや、望む言葉を返してみせただろうに。]

(295) 2014/10/06(Mon) 14時頃

【人】 良家の息子 ルーカス

[――嗚呼、本当に。これがただ一夜の夢であるなら良かったのに。
彼は本当に、此方の期待以上のものを、見事に魅せてくれるものだ。
常ならば感嘆すら覚えるそれだけれど、今は歓びと共に少しだけ――恨めしい。]

朝までと言わず……、いつまでも。

――共に行ければ…、

[零れた言葉は、願いから出る半ば無意識のものだっただろう。小さな小さなその声は、彼に届いたかは、定かでは無いけれど。
それに気付いたのなら、男はハッとしたように目を見張りはしただろう。そうして内心の動揺を隠す為に、身体を離して肩を竦めて笑っては見せただろうか。]

…あぁ、すまない。料理が冷めてしまうな。

――クロスが汚れているのが実に気にはなるが…どうしたもんか。
今はどうにも、他人をこの部屋へと入れたくは無いんだ。

["だからどうか、このままで許して欲しい"、と。眉を下げて頼んで見たのなら、彼はその願いを聞き入れてはくれただろうか。
聞き入れてくれたのなら、男はそのまま彼のグラスにワインをつぎ、食事を進めようとはしただろう。]

(296) 2014/10/06(Mon) 14時頃

【人】 良家の息子 ルーカス


…少し休もうか。
柄にも無く、そこそこに緊張はしていたらしい。

[食事が終わったのであれば、男は苦笑と共にそんな一言を零し。手を差し出してみたのなら、その手は取って貰えただろうか。
取って貰えたのなら、赤く染まった指先をまた、ゆうるりと撫ぜるくらいはしたかもしれない。

そうして男は、約束の通り。この夜が明けるその前まで――彼の、隣に居ようとしただろう。]

(297) 2014/10/06(Mon) 14時頃

良家の息子 ルーカスは、メモを貼った。

2014/10/06(Mon) 14時半頃


【赤】 良家の息子 ルーカス

□集え獣人
20xx年10月2日 mm:ss
蜘蛛の糸

>>*16 イルカ
君の名前のせいで駄目になった珈琲の詫びをしてもらいたい。

>>*19
ししゃも15匹は流石に食えんだろう、そんなまとめ売りはいらん一匹で十分だ。
外見的な詳しい特徴までは聞いていなかったんでね。

>>*20
何だ、居たのか。ししゃもいるか?
いや、先日君を騙る輩から、何とも気味の悪いメールを受け取ってね。
後でもう一度確認したら消えていたから、白昼夢でも見たのかも知れんが…な。

>>*21
いつの間にか私は空に浮かぶ綿菓子になったらしい。
あぁ、そうだ。甘味の事だ。成る程果物か…そろそろ柿が出てくる季節だな。

(*23) 2014/10/06(Mon) 14時半頃

【人】 良家の息子 ルーカス

[腕の中の、震える身体に気付かぬ訳では無かった。自分の失言に対して問い詰めもせずに、ただじっと絶望に耐え、笑顔すらも浮かべて見せた彼には、男は強く、強く奥歯を噛み締めはしただろう。

――嗚呼。この歳になれば、素直さなんて露と消えてしまうものなのか。
自分がもう少し若い頃なら…例えば目の前の、彼くらいの歳であったのなら。
我儘を通すくらいは、きっと、きっとやってのけはしただろうに。
歳を追うごとに、我儘を言う事が、こうも恐ろしくなるだなんて。]

………、…

[手を握り、やはり笑って見せる彼>>302には、男は笑みを返すしか出来ず。震える声に気付く事はあれど、彼の望む言葉を渡す事も出来やしない。
――なら何故、彼を此処に連れて来たのか。何故、糸で結われた爪を剥がして見せたのか。
半ば諦めと共に彼へと明かした秘密に、期待以上に応えてくれた彼への礼すらも、果たせぬ自分が口惜しい。

――だけれど。]

(321) 2014/10/06(Mon) 20時頃

【人】 良家の息子 ルーカス


……"君の傍に居られたのなら"、

[――どんなにいいか。
ポツリと零された彼の台詞>>303に、男は静かに言葉を続ける。その声の中、小さく動いた彼の唇を…その全てを読み取る事までは、出来なかったけれど。
だけれど、拾った小さな言葉の欠片は、男を"諦めさせる"には、十分なものだったさもしれない。

――嗚呼、駄目だ。
役者相手に演技など――はなから、無謀だったのだ。]

…君の演技力には、参ったよ。
俺の負けだ、君に挑む自体が間違えていた。

[握る手に込められた力は、まるで離さんとするように。その力を感じたのなら、男は指の腹でゆるりとその手を撫ぜただろう。
先に、失言をしたのは此方なのだから。ならばいっそ――最後まで、我儘を貫いて見せようか。]

(323) 2014/10/06(Mon) 20時頃

【人】 良家の息子 ルーカス


今から君に、至極…手前勝手な我儘を、言おうと思う。

[男にしては珍しく、何処か言い辛そうに言葉を発し。握った手はそのままに、一度だけ彼の方へと視線を向ければ、胸ポケットから小さな手帳を取り出し、片手で器用にその一枚を千切り、何かをそこへと記してゆく。]

もしも君が…俺の為に"ジャニス"の名を捨ててくれると言うのなら。

[ぴた、と。文字を書く手は、一度だけ止まりはしたけれど。
だけれど何とかその全てを記し終えたのなら。]

今日を夢にしたくはないと、俺と同じく君も思ってくれるのなら。
そして君がもしも、この國から出る事が…叶う時が来たなら。

――……その時は、此処に来てくれ。

[そうして、紙の下に最後にひとつだけ書き加えたのなら、彼の方へとその紙を差し出しはしただろう――この國を出たその先で、向かう地の事を。]

(324) 2014/10/06(Mon) 20時頃

【人】 良家の息子 ルーカス


"Lukas Valery"

[男の独特な字で書かれた、その全ての名と共に。]

知りたがっていた、Vの続きだ。
俺を識別するのには必要無いだろうが…"探す"のには、必要だろう?

[差し出した紙は、果たして受け取っては貰えただろうか。男はやはり戯けたように言ったなら、握る手に力を込めて、そっと目を伏せはしただろうか。]

さて、他にはどんな話をしようか。
夜が明けるまで、俺の時間は全て君のものだ――君の時間も、そうだろう?

[柔く、柔く笑いながら。彼に対して、他の何も隠す気など無いと言わんばかりに、繋いでいない方の手を軽く上げて見せて。そうして、握った手を引く事が許されたのなら、仄かに赤ののった彼の指先に唇を当ててはみただろう。]

残念ながら、今日は月が出てはいないが…なぁに、君への想いを月になんて誓ったりはしないさ。

君もそれは嫌だろう――"ジュリエット"?

[そんな、何とも"可笑しな"台詞と共に。]

(326) 2014/10/06(Mon) 20時頃

良家の息子 ルーカスは、メモを貼った。

2014/10/06(Mon) 20時頃


良家の息子 ルーカスは、メモを貼った。

2014/10/06(Mon) 20時頃


良家の息子 ルーカスは、メモを貼った。

2014/10/06(Mon) 20時半頃


ルーカスは、錠は今頃どうしているか、とふと考えた。

2014/10/06(Mon) 22時頃


【人】 良家の息子 ルーカス

[思わず続けた言葉に歪む、その顔に。唐突に顔を伏せるその所作>>346に、それを追う事も出来ずに。
だけれど、一度決めてしまえたのなら。彼には申し訳ないけれど…少々、吹っ切れはしただろう。
戸惑いながらも告げた言葉に、再び上がったその顔に。少しばかりの嬉しさを覚えた事など、知らせるつもりも無いけれど。]

――……そう、言ってくれる気は…していたよ。

[何だって、捨てても良いと。その言葉はきっと、演技でも何でも無いのだろう。だから男も心のままに、酷く自惚れた言葉を吐いて見せはしただろうか。
その言葉を聞きたくて――そして、聞くのが怖かったのだと。そんな情けない言い訳は、胸の内だけに。]

お褒めの言葉、痛み入るよ。
…こんな狡い"オジサン"にひっかかってしまった君には、少しばかり同情する。

[慈しむような口振りで、此方の名をなぞる彼の唇>>347に。言葉には皮肉を、だけれど向ける眼差しには…愛おしさを込めて。
そうして返された、演技では無い微笑みには、男もまた漸く安堵の息を吐いて見せはしただろうか。
"答え"は、どうやらこの場では貰えないようだけれど。だがそれは、此方とて同じ事。]

(358) 2014/10/06(Mon) 23時頃

【人】 良家の息子 ルーカス


彼の言葉に返すそれを、告げてしまいたくはあるけれど。だがそれは、次へと取っておこうか――例え一夜限りの夢が覚めたとしても、それが夢にならぬ希望が…見えたのだから。

…それはまるで、次への約束に縋るような。
小さな小さな…願掛けのようなものでもあったけれど。]

そうとも。
移ろい変わり行く不実な月になど、誓わなくとも。

[クツリと漏れた笑みには、此方もつられるように肩を揺らし。そんな言葉遊びを交わしながら、寂しげな声に応えるように、今一度指先へと唇を寄せる。
そうして教えられた彼の姓には、す、と目を細め。小さく唇だけで反芻したのなら、一つ頷いて視線を戻す。]

クリストフ、成る程。
確か君の名もまた、キリストの弟子の一人と同じものだったと記憶しているが。

いいじゃあないか。聖人達の祝福のお陰で、君には悲劇が訪れないのなら。

[やはり戯けたように、それは何とも罰当たりな事を言って見せながら。繋いだ手はそのままに、男は腰を上げると彼の方へと歩み寄って行く。]

(359) 2014/10/06(Mon) 23時頃

【人】 良家の息子 ルーカス


こうして手を繋いで話しているのも良いが…

君との間にあるこのテーブルが至極邪魔だと思うのは、これも俺の我儘かな…ヨハン?

[先程口付けた時のように、椅子の背へと手をかけて。屈んで顔を近付けてみたのなら、彼は今度は、顔を上げてはくれただろうか。
もしも、上げてくれたのなら。その唇に触れる事が許されたのなら、ほんの少しだけ長い口付けの後に、彼を何処へと誘おうか。
何にも邪魔される事は無く、二人寄り添って――朝まで他愛ないお喋りを交わせる所へと。]

(360) 2014/10/06(Mon) 23時頃

【人】 良家の息子 ルーカス

[その形の良い唇を釣り上げながら告げられた言葉>>374に、男は小さく苦笑を浮かべはしただろう。
本来ならば、こうして手渡す事など――我儘を、通す事などするつもりでは無かったのに。
だけれど、今宵の夢を夢のままで終わらせるなど、とうに出来よう筈も無く。堪え性の無い自分に嫌気のひとつもさしはしたけれど、それでも彼の――その顔を見れたのであれば、もうそれで良かった。

彼のその名を呼んだのなら、しかと見つめてくるその瞳に笑い。今度は下げられなかった顔に満足し、きつく握られた手>>375は、負けじと握り返しはしただろう。]

そうか、俺だけの我儘で無いのなら良かった。

――……ヨハン。

[そうして彼の同意を得られたのなら。
その手を引いて、柔らかなベッドの上に誘いはしただろうか。
雨の音は、未だ続いていたか、否か。それすらも意識の外へと追いやり、ただその白に包まれた身を抱き。ゆるり、ゆるりと時折髪を撫ぜながら。]

(392) 2014/10/07(Tue) 00時半頃

【人】 良家の息子 ルーカス

それには同意する、が…すまないね、少々浮かれて居るらしい。
例えここで君と一度別れの時を迎えたとしても…君は俺を見付けてくれるんだろう?

…だからかな。俺にはさっきまでの絶望は、もう無いんだよ。
今はただ、君とこの時間を楽しめる事が…何よりも嬉しい。

[言葉と共に伸びた指は、彼の顎を擽るように。
そうして男は、まるで寝物語を語るように、胸にその身を抱いたまま、飽くこと無く他愛もない話を続けはしただろう。
自分が珈琲が好きだと言う事。時計を集めるのが趣味だと言う事。兄が一人、居る事。
そんな話は、夜明け近くまで続きはしただろうか。

やがて、夜明けが近付いた時――別れの時がやって来たその時は。
彼が眠りの淵へと落ちていたのなら、ゆっくりとその身を横たえ、その頬を愛おしげに撫ぜはしただろう。
もしも、未だ彼の瞳が自分を映していたのであれば。まるで少しばかり出掛けてくるのだとでも言うように、"行ってくるよ"、と一言彼に告げただろう。

――何方にせよ。
暫しの別れの口付けは、名残惜しげに…交わしただろうけれど。]*

(394) 2014/10/07(Tue) 00時半頃

【人】 良家の息子 ルーカス

[夜の帳の中、車のエンジン音が静かに響く。自宅への道すがら、少々道を逸れたのであれば。縁側のある、見知った家へと辿り着いただろう。
道の脇へと車を停め、玄関の前に立ち。インターホンを押そうとした指は、すぐにまた降ろされる事となったけれど。]

……、流石に寝てるか。

[丑の刻も過ぎたこの時間だ。あの友人と言えど、起きてはいるまいと。
まさかこの家に、別の客人が来ている事など、男には知り得なかったけれど。
そうして男は手にした紙袋の中から、包みの剥がれた本を一冊取り出し。
家の前のポストへとそれを入れたなら、小さく小さく夜の闇にカタリと音が響いた。]

いっそ、返さない手もあったんだがな。

[踵を返しながら、呟くのはそんな言葉で。あの友人の事だ、物を見れば自分からの物と分かるだろう、と特に手紙の一つも無く。
――今更奴に手紙など、逆に照れ臭いものもあったから。

そうして、扉を閉める乾いた音に次ぐように、車の音は徐々に、徐々に遠ざかっていっただろう。]

(396) 2014/10/07(Tue) 00時半頃

【人】 良家の息子 ルーカス

[そうして、家に着いたのなら。未だ昇らぬ陽に僅かに安堵しつつ、慣れた玄関を潜る。
そうしてトランクに、少しばかりの荷物を詰めたのなら、沸かして置いたヤカンの音が小さく鳴った。
嗚呼、だけれど。まだ湯は注ぎはしない。ランプ一つの仄暗い部屋の中で、男は取り出した珈琲の豆をミルの中へと一掬い、入れて。

ガリ、ガリ、ガリリ。
豆を挽く心地良い音を聞きながら、ゆっくり、ゆっくりと手を回す。]

………、

[そうして、ふ、と。丁度冷めた頃の湯を注ぎながら、ある男の顔を思い出す。
彼と初めて会うたのは、果たして何処だっただろう。珈琲が嫌いだと言う、赤い頭巾の男と会うたのは。
部屋に満ちる珈琲の良い匂いを嗅ぎながら、そんな事を思い出す自分は――思いの外、この國を離れ難く思うてはいるのだろうか。]

……あぁ、美味いな。

[湯の温度は83度。長年守ってきたその温度通りに淹れられた珈琲に、男は一つ、満足げに頷いた。]

(397) 2014/10/07(Tue) 00時半頃

【赤】 良家の息子 ルーカス

□集え獣人
20xx年10月2日 mm:ss
蜘蛛の糸

>>*24 イルカ
それは一体何の準備だ。君の珈琲が吹かれた所で、私には何のメリットも無い。
そのまま川にカエルか。

>>*28 カナリア
ちょっと待て、アーモンドフィッシュはツマミにはなるがデザートにはならんだろう。
甘味をくれ、甘味を。

>>*30 首無しの鶴
あぁそうか。奇遇だね、その夢のメールの主もまた、私をそう呼んでいた。
何故だろうな、もうすぐお前に会える気がするよ。

(*37) 2014/10/07(Tue) 00時半頃

【赤】 良家の息子 ルーカス

>>*32
なんだ、私はてっきりデザートに綿菓子をくれる意図かと思ったんだがな?
デザートは柿にするよ、やはり季節のものは美味い。

>>*34 鹿
日本酒アイス…?それは初めて聞いた。
是非一度食ってみたいもんだな…
葉野菜か、ならロールキャベツなんかはどうだ?結構、好物なんだが。
成る程、なら飲む時は付き合おう。これでも酒は結構好きでね。

中身が狼の赤頭巾、か。
…ああ、だが赤頭巾なら少しだけ覚えがあるな。連絡先すら知らん奴だが。

(*38) 2014/10/07(Tue) 00時半頃

【赤】 良家の息子 ルーカス

□集え獣人
20xx年10月2日 mm:ss
蜘蛛の糸

暫し離席するよ。
ししゃもは、餞別に頂こうか。

(*39) 2014/10/07(Tue) 00時半頃

【人】 良家の息子 ルーカス

[――カタン。
空の――空と分かっている郵便受けを確認し、男は自宅の門を閉める。そうして一度だけ、携帯端末を操作したのなら。
最近良く見ていたあの赤い掲示板に、少しだけ顔を出しはしただろう。]

…しかしこれで、明日からこの家は時を刻む事が無くなる訳だが。

[昼に、郵便屋の少女に言われた"渾名"を思い出し、男は小さく笑う。この家に住んだその間に、一日たりとも朝の日課を欠かした事などありはしなかった。
決められた時間に、決められた事を。そう考えれば、彼女の付けた『時計の家』と言う名前は、何ともこの家を表しているではないか。]

(400) 2014/10/07(Tue) 00時半頃

【人】 良家の息子 ルーカス

[そうして男は、手にした小さな袋を門の所へと掛ける。中には出窓に飾ってあったサボテンと、その"お友達"が一つずつと――小さな懐中時計の入った箱が、ひとつ。
時計を集めるのは、男の密かな趣味であったから。そのコレクションも、この家と共に置いては行くけれど。
そしてその中の一つ、手紙を運ぶ鳩を模した懐中時計。小振りなそれなら、彼女の手にも余る事はあるまい――例え売ったとしたのなら、そこそこの金にはなるだろうし。
詫びの品としては少々不満が残るものの、この時間に開いている店などあるはずもなく。
トランクに入れた菓子折りは、向かった先で味わわせて貰うとしよう。

気付かれないなら、それでいい。烏に攫われてしまったのであっても、それでいい。
――彼女がこれを、持ち帰るのなら。
それもそれで、構わない。]

(401) 2014/10/07(Tue) 00時半頃

【人】 良家の息子 ルーカス


――……さて、行くとするかな。

[未だ空は宵闇のまま。冬に差し掛かろうとするこの季節、日が昇るのはまだ少しだけ遅い。暗い空の下、冷たくなった風が男の帽子をゆらりと揺らす。
持つのは小さなトランクが一つ。必要なものは、そこに全て詰め込んでおいた。
家も、家具も。この國で得たものは、揃えたものは。全て、全て置いて行こうか。

――嗚呼それでも、唯一つだけ。
この夜の夢だけは持っていこう。この闇に紛れる事の無い白を、その白の温もりを。
男は頭に鮮明に思い描きながら、そう思う。

その行く先にはまるで死神のように、昏い昏い首無しの鶴の姿が――もしかしたら、見えていたかもしれないけれど。

――キチ、キチリ。
癖である爪を鳴らしながら、男は外灯の照らす道を行く。何処へともなく、國の"外"へと。
唯の一人を除いては、誰にも知らせる事も無く。人知れず、こっそりと。

闇に紛れる、一匹の《蜘蛛》の如く。]*

(402) 2014/10/07(Tue) 00時半頃

良家の息子 ルーカスは、メモを貼った。

2014/10/07(Tue) 01時頃


良家の息子 ルーカスは、メモを貼った。

2014/10/07(Tue) 01時頃


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