231 獣ノ國 - under the ground -
情報
プロローグ
1日目
2日目
3日目
4日目
エピローグ
終了
/ 最新
1
[メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
視点:
人
狼
墓
少
霊
全
|
モスキート! 今日がお前の命日だ!
2015/07/14(Tue) 02時頃
|
|
[ ゼロがイチに生る瞬間を。 ヒトがモノが造られる瞬間を。
恋い焦がれて 数百年の、 鶴がいるんだ。
だから、――― アマルテア。
” つくって ” よ ” 成功 ”させてよ 。
ずっと。ずっと。ずっと。ずっと! 僕は彼女に、 ――彼女たちに、そう願ってたんだ。
だってそしたら、出られるから。僕もここから、出られる。……かも、しれないから。 ]
ねえ、 …… 、だめ?
[ 僕はその白衣に、手を伸ばした 。 ――― そして、その指先は、 ]*
(0) 2015/07/14(Tue) 02時頃
|
|
[ 赤のいろ。 微睡みの奥。
矢張りくぐもって、ノイズに塗れた ” ぼく ”の音が、不気味にこぼれた。 ……洩れた息が、溶ける。
本の傷をなぞりながら、そしてまた、彼女――クラリッサも。「 なぞって 」――まるで従順に生きていた、そこに ]
君も。 欲しいの?
「 知りたい 」の?
[ ひとつ。新しく垂らされた ” いろ ”
白亜のキャンパスを濡らした、 ―――” 自由 ”を 。 ]*
(1) 2015/07/14(Tue) 02時頃
|
|
[ 僕はかちりと、口元のマイクを鳴らした 。 ひとり減った管理人に行き渡るように、 一文字ずつ丁寧に、 ]
>> from:kame
―――脱走者。 番号:xxxx. 種、鮫。
復唱する。脱走者。番号xxxx. 名前は、 ―――
( ――――どうか君が、外で長く、永く生きられるよう、 ) ( できるなら、” 僕と ”が良かった。 でも僕は、 きっと )
名前は、―――モスキート、 ( せめて君だけでも、 )
[ 僕の頬に、 しずくがこぼれた。 視界は、ゆがむ。 ]*
(2) 2015/07/14(Tue) 02時半頃
|
|
―――、 …僕も?
[ 行きたい 、
2羽の声が聴こえて、僕はひたりと耳を欹てた。
置いて行く? ――― 二人にも、 ” 置いて行かれる ” ? いや、 二人は ” 出ていく ” 。そらに唄うために? 先日も言っていた。『 ふたりでとぶ 』。なら、僕は、 ]
(*5) 2015/07/14(Tue) 22時半頃
|
|
でも …… 鶴が、 鶴が僕を恨むんだ。
[ むかしむかし。 海辺で誰かに虐められていた僕に、 ひとつの提案があった。
『 鶴の居場所を教えたら、もう虐めないであげるから 』
嬉しくて嬉しくて、救われたくて、僕は、
――――鶴の伴侶が死んだ、前の日のことだった 。 ]
(*6) 2015/07/14(Tue) 22時半頃
|
|
――――もすきーと ……。
[ ―――開けた過去の頁。 朧に塗れた脳内で、僕の意図の外で声が出た。 今はもう居ない ” 自由 ” になってしまった彼の名を紡いだ声が。
( さみしい。 ……さみしい。 )
君に喜んで欲しかった 。 だからたくさんを教えた。 そして君は出て行った 。 僕は少し嬉しかった。 ―――同時に君を、恋い焦がれた。 ]
(*7) 2015/07/14(Tue) 22時半頃
|
|
[ そうした思考の外で、誰かが>>*3困惑のようななにかを落とした気がした。 僕はこてりと首を傾げて、「 いま、なにか 」と赤い声で聞き返す。 ―――大扉の向こう、 射し込んだ光を狭まらせながら。 遠くなった彼の背中を見つめながら。
きっと、あの時鶴は、こんな気持ちだったんだ。なんて、今更 ]**
(*8) 2015/07/14(Tue) 22時半頃
|
|
しょばつ、
[ 僕は近く、>>5扉を開いた張本人に目を向けた。 施設の子どもを ――鶴の思惑をじゃました彼に、処罰を。 そうするのが当然。 きっと、正しいことなのだろう。 少なくとも、この地下では。
だからなのだろうか? 根付いた思考と規律が、僕を惑わせるのだろうか。 喉奥が熱くなって、しずくの落ちた目の端が、釣り上がるような心地がした。]
――………して 、
(39) 2015/07/14(Tue) 23時頃
|
|
…彼を連れ戻してくれよ! ……っ
[ そうして、言ってからはた、と気が付く。 これは所詮僕の欲――ちがう、施設の規律でしかなくて、 知っているんだ。” そう ”してはいけないのだろうと。
僕は言って、頬を掻いた。口元の機械を直しながら、ちいさく彼に言う。 ――「 ごめんね。 忘れて 」と。 どうせ僕も、 共犯なんだから。 ]
処罰、……か。 そうだなあ、
―――鸚哥を捕まえる。…とかかな?
[ 「 なんて 」。 僕は戯けて見せた。 いつの間に入っていたのか、喧騒>>35をBGMに聞きながら。 彼が「処罰」を聞いても聞かずとも、僕はまた鶴の元へと行く準備をと――暖炉の下へ身を滑らせようとすることも、あっただろうけど。 ]**
(40) 2015/07/14(Tue) 23時頃
|
|
―――行けたよ。
[ 声の先で、>>*9息を呑んだ音がした。 朧な思考の、遠い場所 。 >>*7呆然として彼の名を呼ぶ前に、>>*2梟の彼女が僕に聞いたことを思い出しては。
――” 生 ”くことはまだ、わからないけど。
まるで懐かしむように、また惜しむように吐いた僕の声は、誰にまで聞こえただろうか? >>*3誰かの流した空気を気に掛けながら、僕は言った 。]
―――警備、 強くしなきゃ……でも、
[ そら。と、うたうとり。 僕は何を戸惑っているんだろう 。 ]**
(*11) 2015/07/14(Tue) 23時半頃
|
|
[ → モスキートのへや ]
[ >>40鸚哥を彼に預けてから、どれほど経っただろう? 僕はするすると梯子を降りてから、図書室へ足を踏み出した。>>35途中、誰かに見付かることもあれば、僕はそちらへ顔を向けることもあっただろうけれど ――― ]
(130) 2015/07/16(Thu) 00時頃
|
|
[ 彼の部屋へ入る。 思ったより殺風景な、部屋だった。 昔に僕が彼に見せた” うみの本 ”は、あっただろうか? 見かけたらそれを手に取ることも、あったかもしれない。
すん、僕は鼻を鳴らした。僅かにこの場に残った彼の香が、鼻孔を擽る。 ―――僕はなんだか、物悲しくなった。 ]
……ぼくも、
[ 「 外へ出たら、 迎えに来てくれるのかな 」 出る間際、>>2:273彼が僕に差し伸べたてのひらを思い出しながら。( 僕の肌が傷付いてでも、取りたいと思ったてのひらを ) 僕は彼の布団の上に寝転んだ。 ただ少し、眠くなった。 ……だけ、なんだ。 まくらに頭を預けると、やはり彼のにおいがした。 ぼうやりとして、間抜けな僕の頭に、昔の記憶が流れてくる。 彼と初めて出会った日の、 ことを。 ]
(131) 2015/07/16(Thu) 00時頃
|
|
―――――そと。
[ 僕は寝転んだまま、そらを見上げた。 地下の空。 真っ白なそれ。 何色にも塗られない、病的なまでのしろ。 外の世界では見られない、作り上げられたしろ。 もう、何年も。何百年も。包まれた。 ―――だから ]
………、
[ すん。 僕は彼の枕に顔を埋めて、もう一度だけにおいを嗅いだ。 肺いっぱいに溜め込んで、がばりと起きる。 そう、僕はこれから、鶴のところに行くのだから。少しの勇気を分けて欲しかった。だってもうここには、…―――もどりたくない。
かちりと鍵束が鳴った。 僕を咎めるような、音だ。 「 そとにいきたい、 」 ―――もう、良いよね? ]
(134) 2015/07/16(Thu) 00時頃
|
|
[ 僕は鍵束を、 彼の布団の上に投げ出した 。 ]*
(136) 2015/07/16(Thu) 00時頃
|
|
[ 数刻前 ]
「 いつか、 」?
[ >>*10問い、問われた声を僕は鸚鵡返しした。 ―――いつか、許されると思った。 それは紛れもない事実で、僕もまた、そのつもりだった。 許してくれると思って、思って、 ……いや、願っていたのかもしれない。
だってそうしたら、僕の罪は、赦される。 ]
(*24) 2015/07/16(Thu) 00時頃
|
|
―――でも、 …それは、 ” いつ ”?
[ 僕の潰れた声が、彼らに聞こえたかは解らない。 幾ばくもの「 消えた光 」を見てきた。 そうして今回も、そうだと思った。 だってそれが、 「 正しいこと 」だと思ってた。 なのに、
これじゃあまるで、 僕が間違えてるみたいじゃあないか! ]
…………、
[ ついぞ僕は声を発することはなかった。 欹てていた耳にすら、音が入らなくなる。 沈黙。 世界が僕をあざ笑う。
―――「 地下の僕 」を組み立てる、 土台が脆く崩れた気がした。 ]*
(*25) 2015/07/16(Thu) 00時頃
|
|
[ 塔に登る前 ]
[ ――>>117” たすけ ”を呼ぶ声が、聞こえた。 僕はかつりと踵を返して、開け放されたばかりの――もうすぐ閉じてしまいそうだけれど――扉を見る。
実験。 …アマルテア、の。
―――” 人 ”が、 ……できた? ]
―――……
[ 僕は急いで本部に連絡を取った。 これで間も無く、地下に” 救援 ”が行くだろう、けれど。 鶴の野望と、 あるひとりの獣人の願い――が叶って、僕は
とても複雑な、気持ちだった。 ]*
(151) 2015/07/16(Thu) 01時半頃
|
1
[メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
情報
プロローグ
1日目
2日目
3日目
4日目
エピローグ
終了
/ 最新
視点:
人
狼
墓
少
霊
全
トップページに戻る