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ヴェスパタイン! 今日がお前の命日だ!
2011/01/05(Wed) 02時頃
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[考えるべき事は更に深まり、考えねばならぬ事へと変わる。 “人狼”である己は一体何をするべきか。
『待っていて安穏得られる等在りはせんのが当たり前。 それを歎き哀しむ暇があるならば、何を信じ何を守るか、己が今すべきは何か考えるが先であろう。』 そう、偉そうに抜かした己の言葉が頭を廻る。 何を信じ何を守るか。]
生き辛い、世の中よ。
[そうだろうと声が届いて居るならば同種の男に呟いた。 何かを信じ何かを守るには、其れの掌は小さすぎた。]
(*0) 2011/01/05(Wed) 03時半頃
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[己が息子のような弟子、久しく見付けた獣の同胞、七坂町での“人”の生活、時代に霞む唐傘造り。 守る為にはどうにか紛れ、威かす者現れたなら威しの一つもせねば成るまい。
からころ下駄が鳴り響く、其れが向かうはどんな道。 曲がりくねった獣道。 決意の眸は黒檀の奥、朱い燭滾らせて。
深夜人の子ら寝静まる時、闇に紛れて狼が啼く。 銀の銃弾持つやも知れぬ、異国の男を傷付ける為。]
(*1) 2011/01/05(Wed) 04時頃
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アォォ―――…… ン……
[遠吠えを七坂町の人々は聞いただろうか。 己が往くと知らせるを同胞は聞いただろうか。
黒銀の毛並み持つ耳と尻尾の生えた“人”の姿。 爪と牙は鋭く長く、けれども完全な獣ではない。 そんな姿を見たのなら、矢張り人々は畏れるのだろうか。
其れを“物ノ怪”だと謂って**]
(*2) 2011/01/05(Wed) 04時頃
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守備は如何でしたかしらん?
[夜明け頃、お大人が狩りをしていた頃かどうか。
毛玉のような狼が教会で寝そべっている。 人狼の姿よか獣のカタチの方が表面積が小さくてぬくぬく。
同族がやるというなら邪魔はしない。
くわぁ、とあくび一つ]
(*3) 2011/01/05(Wed) 19時頃
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気分佳いものではあるまいよ。
[丁度狩りを終えた頃“狼の姿をした人”は一つ愚痴を毀した。 風に乗り、その声は同族へ届く。]
少しは人も懲りてくれようかな。
(*4) 2011/01/05(Wed) 20時頃
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[ひょこり。髪に隠れた耳が揺れる。 音が聞こえるのはこないだの弟子のものじゃない]
…お大人、いらっしゃるのかしらん?
(*5) 2011/01/05(Wed) 23時半頃
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済まんな店に来ていたようで、手紙も読んだ。 あんな高価な…弟子が驚いて居った。
[応える声は同胞の、と謂うよりは傘屋のそれであったろう。]
気に入るものを拵えて、必ず一本渡してやろう。 好みは朱か、柄はなんぞと詳しく話も聞かねばならん。
此方は店に。
[心なしか、声は幽か喜ばしげに。]
(*6) 2011/01/05(Wed) 23時半頃
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高価なのかしらん?
[そういえば、獣の自分を見た人が、勝手に財布を落として逃げるから。それを集めて金とやらにかえただけ。 だから価値なぞ欠片も知らぬ]
そンでもそれで傘見つくろって頂けるなら嬉しい限り。 じゃ、今からお店に行きましょ。
なぁんか…変な娘が熱出してるらしいのよねン。 助ける気にはどうにもならんのですけどもサ。
(*7) 2011/01/05(Wed) 23時半頃
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余りおいそれと他人に渡すものではないぞ?
[軽く驚いた表情をして見せたが、声に乗って届いたかどうか。]
熱? これほど寒くある中で、熱も在るのに歩き回るとは。
叱る人は居らぬのかな。
[頭に浮かんだのは翠の事であったが、まさか同一人物とは念ってもいまい。 彼女は其れに、ごめんなさいと謂ったのだから。]
待っている。
[傘を造る手は止める事なく。]
(*8) 2011/01/06(Thu) 00時頃
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さぁてネ。 人の好意を無駄にするようなンは知らんですヨ。
(*9) 2011/01/06(Thu) 00時頃
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人の好意、厚意。 難しいものさ。
[翠に対するそれのようで居て、他に対するもののようで在る。 売れず時代に霞んだ傘達。 長い間紛れてそれでも倖せに暮らしたこの七坂町。 好意を、厚意を持ってしても。
感慨深くなるのは歳の為すか。 小さく、小さく呟いた。]
(*10) 2011/01/06(Thu) 00時半頃
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あ〜…やっぱり、アンタさんでしたかいナ。
[いつぞやにすれ違った御人。 どこか感慨深げに]
いいお顔をしていらっしゃる。 よい暮らしをされていたのかしらん?
[良い暮らし。金だけがよいくらしではなく。 満ち足りたものが垣間見えるその様子]
この生活に、生きがいはありますかしらん?
(*11) 2011/01/06(Thu) 00時半頃
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…………。
[暫く声は出せなかった。 其れの胸を占めるのは、締めるのは何と謂う念いであろう。 長く生きて来はしたが、相応しい言の葉を知らぬ。 自然に向けるは笑みそのもの。]
矢張り、あの時の。
佳い暮らしか、どうだろう。 人に紛れ人を喰い、裕福ではない暮らしなれど… …此れのお陰で。
[爛漫とした弟子の頭を一つわしりと撫で回し、問いには頷き応えるだろう。]
生き甲斐さ。 傘も、此れも……御前もきっと。
[群れるは疎ましがられようか。]
(*12) 2011/01/06(Thu) 01時頃
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[じぃ、とその顔を見やる。 なんと人臭い表情をするのだろう。 長く溶け込んでいればこうも変わるのかと思えば、 群れぬ己には新鮮で]
そのお弟子さんも、お大人が人狼としったら どう変わるンでしょうネ。
(*13) 2011/01/06(Thu) 01時頃
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[見上げる顔を見て返すは少し困った表情。 弟子が其れを知ったなら。 幾度考え、幾度悩み、幾度打ち明けてしまおうかと揺らいだ事は数知れず。
けれども其れは謂わずに在った。 秘め事が心に重くとも。]
さあ、どうだろうか。 蔑まれるかな、憎まれるかな。 すぐに突き出されてしまうやも知れん、その場で殺されてしまうやも知れん。 泣くだろうか、怒るだろうか。
どんな反応でも構わんさ。 彼奴が“人らしく”あってくれれば。
[緩やかな声で呟いて。]
それが、親ってぇもんさ。
(*14) 2011/01/06(Thu) 01時頃
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いやはや。 お大人は今の生活を壊しちゃいけませんヨ。
一人、人狼てのが捕まったら、流石にもうおっかけられはしないでしょう。
あぁ心配ご無用。適当に騒ぎが収まったら逃げますからネ。
[かんらかんら。笑い声だけが風に乗る]
(*15) 2011/01/06(Thu) 01時半頃
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捕まれば、とは…。
[表情に陰差したろう。 同胞の身を案じぬ者が何処におろうか。]
なんの為に… 此方一人程置いて、御前だけでも逃げれば佳いこと!
[けれどもからりと笑う声、相手に届きはしないこときっとどこかで解っている。]
(*16) 2011/01/06(Thu) 01時半頃
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いやいや勘違いなさるなヨ。 アタシは死ぬ気もないですからサ。 逃げます逃げます、ご安心を。
アタシはここからどこかに流れてもかましませんけどサ、 お大人はそうもいかんでしょう。 可愛いお弟子さんじゃぁないスか。 大事にしてやればいいンですわ。
(*17) 2011/01/06(Thu) 01時半頃
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[流れてしまっても、そんな声に曇らせたのか。 感情といったものは難しい。 難儀で難儀で、どうしようもない。]
ならば、必ず逃げ仰せ。 それから傘を取りに来い。
でなくば、可哀相であろう。
[造った傘が、…そして。]
犠牲には成るな、約束だ。 同胞の屍なぞ、もう見たくはないのだから。
[念う約束は一方的なれど、届いてくれればと背に投げた*]
(*18) 2011/01/06(Thu) 02時頃
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なかみ:大変申し訳ない、襲撃に関しては俺がやってから警察にいったとか、ねつ造してくれて構わない。 とてもやりにくい形で落ちにしてしまったから。
本当にすいません、お先に。
(*19) 2011/01/06(Thu) 02時頃
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