231 獣ノ國 - under the ground -
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[私の得た情報は、獣たちに共有されるべきだろうか。 しばし悩んで、結局答えは出せない。 確かに月見は暖炉の中に消えたけれど、そしてそれは、獣たちには知らされていない“どこか”への通路なのだろうけれど、必ずしもその行き先が、外の世界とは限らないのだ。 考えなしにその情報を伝えて、例えばジリヤが、例えば“誰かと出て行く”ことを呟いた鮫>>1:*29が、暴走した挙句捕獲され、殺されてしまったりしたら。 私はそんなことに、責任を持てない。 自分が無表情で、無感動でよかったと思うのは、こんな時だ。 私は、とても隠し事をするのに向いている]
(*0) 2015/07/12(Sun) 03時頃
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[ひとまず、保留にして、口をつぐむことにした私は、まだ気づいていなかった。
いつも自分が通う第二図書館に、この施設の地図がある>>1:245ということを**]
(*1) 2015/07/12(Sun) 03時頃
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―― 一間 ――
[ 独り感想じみて投げていれば、返答がなくとも構わなかった問いに。聡明な>>1:*32梟の声が届けば、これまた無意味かもしれないが、ぐる、とそちらを向く。]
…――あたまは、多い方がいいから?
[ 大人しくここで過ごすことも、抗うことへも。誰かに口出しなんてするつもりもなく。また自ら“うみ”をのぞむからと、力添えを貰うだとかそういった事も毛頭、期待して投げたつもりもない。 単に同じ目的を持つ者がいるなら、1人で動くよりは、と。疑問を口にしたのみだった。
――ふ、と流れでゆるく、梟へと意識を向けかける。無感情な奥、彼女が口を噤んでいる>>*0ことには気付かないまま。]
(*2) 2015/07/12(Sun) 03時半頃
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一緒にでてみる?
[ ――そらへ、と語る先ほどに噓は見えなかった。 ただ、といつかどこかで聞いた”愚か”の響きを思い返しながら。勿論、容易なんて考えもなく、その先の保証すらできず。種族的な問題も自身あれば、本気で誘い込むつもりもなかった。断られたにしろ、そうか、と頷いたのみだろう。
――もし梟との会話が続いたなら、そういえば、と。”かあさま”の響きを思い返しつつ。以前誰かを呼んでいたか、と。聞き慣れない「なまえ」に首を傾げては、軽く投げながら。]
(*3) 2015/07/12(Sun) 04時頃
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[あたま、という回答>>*2は私に不穏な印象を与えた。 頭数が多い方が、脱走の成功率が上がる。……囮に、できるから。 そんな印象はきっと被害妄想で、私は自分が思った以上にナーバスになっていることを悟る。 隠し事のせいだろう]
行かないわ。 ……少なくとも、今は、まだ。
[だから、続いた誘いの言葉>>*3にも、私は乗らなかった。 私は、外に出たい。外の世界に行ってみたい。 その気持ちは本物だけれど、だからこそ、軽はずみな行動は避けなければならない。 私は、抗うために抗っているジリヤとは、違う。 私が行動を起こす時、その行動は手段であって、目的ではない。 だから、計画は周到に練られなければならないのだ]
(*4) 2015/07/12(Sun) 13時頃
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[そんなことを考えていたのに]
私が、誰かを呼んでいた? いいえ、知らないわ。
[人との接触は少ない方がいいと考えている私が、誰かの名前を呼ぶなんて、考えられない。 問い>>*3の意味がわからず、私の声には微かに不審が混じる]
何のことを言っているのかしら。
(*5) 2015/07/12(Sun) 13時頃
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[ 殆ど予想していた梟のこたえ>>*4には、ただ1つ頷くにおさめた。ひり、とその声の間に硬い色を覗けば、それも当然だろう。とのみ、奥、彼女の“心”の状態には意識も向けられないまま。
“すくなくとも、――”と、慎重に足した梟に、 いつかは。とそらをとびうたう2羽の姿を思いめぐらせる。 いつかは。彼女だけでない、他の「同胞」たちも、“手段”をとるときがくるかもしれない。
――うみに標を立てるように。失敗するにしろ、成功するにしろ。何かしら“そと”へのそれを残していけるだろうか。 ……ただ。それが必要かも、”いい”結果を結ぶかも分からず。ましてそんな余裕があるかすら知れなかった。*]
(*6) 2015/07/12(Sun) 17時半頃
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……、気のせい?
[ “知らない”とキッパリ>>*5言われてしまえば、自らの聴覚にすら首を傾げる。確かに、(最近のあれそれは別として)施設で窺う梟の傍に、あまり人影も獣影も見つけたことはなかった。それでも、たしかに聞こえた言葉は。
あれは――、と思い返すうちに。もし彼女が意識を逸らしたり、また会話を閉じることがあれば、それまでに留めただろう。]
“ かあさま ”。
[ ――やがてぽとり、と。その「なまえ」の意味すら知らなければ、不完全な音程で落としたそれは、届いたのだったか。 よんでいる、と自分は思ったけれど、もしかしたらなまえですらないのかもしれない、と巡らせながら。もし彼女が声に含めた不審を一層濃くするようなら、それ以上を切り上げる事も考えつつ。]
(*7) 2015/07/12(Sun) 17時半頃
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[私の質問に、返ってきたのは長い沈黙>>*7だった。 勘違いか何かだったのだろうか。というか、そうとしか思えない。だって私は、誰かを呼んだ記憶などないのだから。 そこで、話は終わったのだと、そう思った時に、不意にその言葉は落とされた]
[“かあさま”]
[それは、初めて聞く言葉のはずで、私には縁のない言葉のはずで、それなのにどうして私は、こんなに衝撃を受けたのだろう。 どくりと、心臓が脈打ったのだろう。 私のどこかが、警鐘を鳴らす。言ってはいけない。いや、その言葉で“呼んではいけない” それなのに、私の唇は。口数の決して多くないはずの私の唇は、その言葉を鸚鵡返した]
………………かあさ、ま。
[初めて口にする言葉のはずなのに、妙にしっくりとその言葉は私に馴染んで。 そして私の唇は、聞いていない言葉まで勝手に綴る]
とう、さま。
[何だそれは。そんなもの、私は知らない。 知らない、はずだ]
(*8) 2015/07/12(Sun) 18時頃
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― 寸刻 ―
………どうしたの? 両親が、恋しくなった?
[ 僕にとっては 特に珍しくもないふたつの単語>>*8 博識なはずの梟が 譫言のように呟いたのを聞いて 僕はまさか「知らない」なんて想像だにせず 軽率に、ことばを投げる。
そういえば僕も両親の顔は知らないな、って そばに居てくれたのは ”兄さん” で
兄さん。 にいさん。
記憶の靄はまだ晴れずに 背中だけがほうやり浮かぶ。 赤い鸚哥が 僕の傍で 『 ガア 』と啼いた。]
(*9) 2015/07/12(Sun) 19時頃
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[ 鸚鵡返しに落とされた“なまえ”>>*8の響きに、音程にふ、と意識を持ち上げる。先ほどのじわりと警戒を帯びたそれとも。平生の聡明なくうきとも、どこか異なるいろだった。
黒い瞳の奥底で、警鐘が鳴らされているとも知らず。同じ声音から溢れたそれにやはり、聞き間違いではなかった、と思いながら。 容量を超えた水があふれるよう、つづいたあらたな“なまえ”を、自らも口内で転がす。とうさま。*
だれかの名前だろうか。 もし彼女が少しでも、己の踏み込みじみた言葉を避けるようであれば。と、面体の下口を噤み。
――それでも、彼女が未だ耳に自分の声を届かせたなら。本に触れ、“おおく”をしる梟へ純粋に尋ねるように。
“ かあさま ”“ とうさま ”
と、微かに低い己の声に反芻しては、
――それは誰のこと? と、初めてしる“なまえ”に、首を傾げただろう。ここのだれかだろうか、それとも、と。レンズ越しの目を細めながら。]
(*10) 2015/07/12(Sun) 19時頃
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[フィリップの声>>*9に、はっと私は我に返る。 そう、それは、両親を意味する言葉で。それくらいは、私も知っていて。 そして、私には縁のない言葉のはずだった。 だって、私はそんな対象を知らない。そんな風に呼ぶ相手を知らない。知らない、はずだ。 “父”でも“お父さん”でも“お父様”でもなく、“とうさま” 甘えたようなその呼び方。意図せず唇から零れた言葉に頭の中は嵐のようだ]
そんなことは……ないわ。 私には、そんな人……いた記憶が、ないもの。
[そんな返事をしながら。どこかから、訴えかける声がする。本当に? 本当に? 本当に? 胸の奥がぎゅっとするような感覚に襲われながら、私は表面的には平静を装い、無邪気な質問>>*10に返事をする]
母親と、父親。両親のことよ。 私たちを、この世界に、送り出した人のことよ。
(*11) 2015/07/12(Sun) 19時頃
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―― 一間前 ――
[ だれ、と投げる寸刻前だっただろうか。 うたう彼の声>>*9 に“りょうしん”、と心中に落とし込みながら。綴りは知っていたかもしれなかったが、馴れない耳にきく発音に鈍く、頭を傾けた。
――だれのことをはなしているんだろう。鳥の2人がしるのだから、“ここ”のだれかだろうか。と勝手な憶測を巡らせる。
もし彼女の意識がそちらへ向くのを確認したなら、最後の問い>>*10はただ腹の奥に沈めつつ。
2羽の会話から、そのだれかをしることはできるだろうか、と。声をかけられでもしなければ、以降は黙って、ただ耳をたてていたことだろう。*]
(*12) 2015/07/12(Sun) 19時頃
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うみじゃ、ないから。
(*13) 2015/07/13(Mon) 08時半頃
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――……さみしい、 ……
(*14) 2015/07/14(Tue) 01時半頃
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[さみしい、と声が聞こえた>>*14。 少し前までなら、理解できなかっただろう。私は、何よりも孤独を愛していたのだから。 からからに乾いた心では、自分がさみしいことにも気づけない。 さみしいというその声の主は、きっと願いがあるのだと思う。 満たされない何かがなければ、さみしく思うことは、ないのだから]
どうか、したの。
[返事をしてから、気づく。 この声の主は「鍵」を持っているという獣ではなかったか]
(*15) 2015/07/14(Tue) 01時半頃
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―――……、
[ あれ? いま僕は、なにと言ったのだろう? >>*15同じものにしか聞こえない声が届いて、僕は眉を顰めた。 「 さみしい 」―――僕はもう一度そう言った。 しくりと、胸中蟠るなにかが頷いた気がする。
「 さみしい 」 『 どうして? 』
―――どうしてだろう 。クエスチョン。 アンサー。 ……それは、 ]
(*16) 2015/07/14(Tue) 02時頃
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どこかへ、 行ってしまうから
[ 『 誰が 』と、『 なにが 』と。 僕は続く言葉を並べることは、できなかった。 ただひたすら、 ” ” 。 ]
(*17) 2015/07/14(Tue) 02時頃
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―――君も何処かへ、行ってしまうの?
[ 「 いきたいの、 」 なあんて。 僕は平生と同じ錆色を灯して、声を奥に投げ込んだ。 ]*
(*18) 2015/07/14(Tue) 02時頃
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[ どこへ? 何処かへ。 とおい空へ?
チェビィのことばはどこか 遠くにあって 無言の隙間から 「鍵」がちらついて見える。
『 だれが 』 とも 『 どこへ 』 とも聞かず
( だって、ここでない何処かなら それだけで十分なんだ。 そら、さえあれば )]
ぼくは 行きたい。
………… きみは、 行かないの。
(*19) 2015/07/14(Tue) 02時頃
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