40 おおかみさんが通る
情報
プロローグ
1日目
2日目
3日目
4日目
エピローグ
終了
/ 最新
1
[メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
視点:
人
狼
墓
少
霊
全
|
[そう、悲鳴はこの場所まで届くはずがない。 普通の人間ならば聞き取れるはずもない。 其れが表情を曇らせたのは、耳に疳高い悲鳴が届いていたから。 其れは溜息を口端に、眉を潜めた。]
いい年明けには、なりそうもないな。
[呟いた言葉は白い雪景色の墓地の中、眠るような静寂に吸い込まれていくばかり。]
(*0) 2011/01/01(Sat) 01時頃
|
|
[男が持つ金にこびりつく赤黒いナニカ。 面白半分につけた名前は「ねなしぐさ」
着込んだ着物も、季節はずれのような下駄も、 どれもこれも、ある意味お古。
勿論、お古といえど、使っていた人の時は既に止まってはいるのだが。
墓の中で。]
(*1) 2011/01/01(Sat) 17時頃
|
|
[下駄の男はせかせか歩く。 そして大通りに至れれば、すれ違う大柄の男人に、 ぴくりと眉を動かして ちらりとその姿を見れども声かけることはない。
だって顔見知りでもなかろうし]
…こわぁいお人ですナ
[ぼそりと聞こえぬように呟いた。 見えれば尻尾がぴりりと逆立つ]
(*2) 2011/01/01(Sat) 17時頃
|
|
[噂話になったなら、と念うがおかしな事であろうか。 噂に上る“人狼”が、己自身であると謂うに。
滑稽であろうか。 戯言であろうか。
けれど其れは、矢張り他人事のように“人狼騒動”を眺めていた。]
………。
[耳はよく、鼻もよい。 こびりつく赤黒の鉄の臭いか同族の匂いか、嗅ぎつけたのはどちらだろう。 此方が認識したのなら、互いに其方も認識したはず。 擦れ違う下駄の音に季節外れの着物に、黒檀を向けて無言刺す。
眉根潜め、珍しく険しい顔であったか。]
(*3) 2011/01/01(Sat) 18時頃
|
|
[手にした銭は人のもの 身にする着物も、人のもの 己のものは名前だけ。それも勿論、でたらめで]
不思議なお人に出会ったものよ。 あれはきっと物の怪よ。 かの人は油なめる狐か否か。 狸としてはでかすぎよう 友とするには…可愛くナイ。
噂の根元は己か否か 害なきを如何にか見極め 如何にか問おうか
わが身かわいさ、この上もなく 無駄に触れては……
[謡い屋のように呟く言葉 同類同士の言葉にも聞こえよう]
(*4) 2011/01/01(Sat) 19時頃
|
|
[不思議な唄が風に乗る。 唄の歌詞まで鮮明には聞き取れぬ。]
同族、か。 “人狼騒動”は彼奴の仕業か。 …どちらとて構わん。
平和に暮らせれば、それで佳い。
[其れはただ積もる雪の反射に眸細め。 夢物語のような言を呟いた。]
(*5) 2011/01/01(Sat) 21時半頃
|
|
…アタシは新月に尻尾を出す人狼だったんだけどナァ。 明るい下で毛皮なんぞ出してしまったら とっ捕まってしまうでしょう
満月に尻尾出す狼とは聞いたこともないですヨ。 お侍だって月明かりに辻斬りはなさらんでしょしサ。
[髪に隠れて見えぬ小さな犬耳がひょこりとゆれる。 豆茶…おおっと、これはこーヒー?といっていた。 映る影には犬歯が一つ]
……。文明開化してからか。 ずぼんとやらは尻尾がとても、隠しにくい。
[呟く独り言。コーしー?だけが、吐息でゆれる]
(*6) 2011/01/01(Sat) 22時頃
|
|
……。さぁてさて。 アタシはそんな騒ぎになるようなこと、 した覚えがないんだけどネ。
誰だろうなぁ、こぉんな、問題起こしたの。 あのお大人?まさかぁねぇ?
[酒癖の悪さからか、 もしかして酔っ払った間にしでかしたことの一つだろうか。 しかし記憶がなければ思い出す訳もなく。 まぁだ頭を一ひねり]
(*7) 2011/01/01(Sat) 22時半頃
|
|
[“平和に暮らせれば” それこそなんと滑稽な言か。 世迷言か御伽話か、そんな類だろうか。 下手をすれば己でも嘲笑が毀れよう。
人の肉の味を知らぬ訳ではない。 腹が減らぬ訳ではない。 この町で人を襲った事が無いと謂えば嘘になる。
極力襲わず、極力腹を減らさずに。 事に及ぶなら人の寝静まる深夜。 上手く立ち回る度に、己の性に嫌気がさす。 平穏を望む、それが難しい事であると解るから尚。]
―――――。
[吐き出した言は葉なることも赦されないのか。]
(*8) 2011/01/01(Sat) 22時半頃
|
|
[青年の皮を被った狼は、人の少ない通りで暫し思案。
喉を震わせて、遠吠えをする姿は人のそれ。 しかし地の影は耳尻尾もついでに写す。 それは人というには少し滑稽。「少し」で留めるのは、 手に生えるツメの鋭さゆえに。
人の姿では出すことも聞くことも出来ぬ声は街に満ちる]
「アォ───ォ………ン」
[近くにいるなら返事くらいはよこせという意図載せて。
自分は狼の弾かれもの。いまさら群れるとするには余りにも人に慣れ過ぎてはいたけれど さぁて自分以外に騒ぎ起こす狼は在るか否]
(*9) 2011/01/01(Sat) 22時半頃
|
|
[町に満ちる声、満ちる声。 久しく聞かぬ狼の声。 耳に、神経に、頭に、心臓に、ビリリと駆ける。]
ぅ… ぁ…
ウォ――――……ン……
[何時ぶりにか出した遠吠えは低く高く響く音。 届くだろうか、呼応出来たろうか。 平穏願う心の隅に、消せぬ獣の血が騒ぐ。]
(*10) 2011/01/01(Sat) 23時頃
|
|
[返ってきた遠吠えに暫しきょとんとしていたが」
………。
いるし。
あらまぁ、誰だろーネ。
(*11) 2011/01/01(Sat) 23時頃
|
|
[仲間?というか同属がいるとわかればこの声も聞こえよう。 人狼と呼ばれる物の怪であれば言葉の答えが返ってくる筈。 とりあえずニホンオオカミもエゾオオカミも、 とうに全滅しているとは思うし]
申し上げる申し上げる、 おたくは人のナリした狼かい? それとも逃げ延びたニホンオオカミ?
号外に乗るような悪さしちまったのはおたくですかネ?
[青年の皮被るオオカミは、もう一人の苦悩なぞ知る由もなく。 酷くあっけらかんとした問いを声に乗せる。 人の言葉を載せたのは、人狼か、タダの狼か、見極めるためのソレ]
あのお大人とはよもや思いもしないけれども]
(*12) 2011/01/01(Sat) 23時半頃
|
|
―大通り・奥―
[久しく出した遠吠えに、肩は揺れて息は幽か上がる。 歳もあろうか、或いは興奮抑えられぬ所為か。
呼応するには訳もあった。 矢張り其れの意思は変わらず、平穏願うもの。 己ではなく先の遠吠えの主か、将又他に未だ狼があるのか知らぬが“人狼騒動”を起こしてしまったのは事実。 警鐘打ち鳴らされたこの町に、無事過ごすには互いの手助けも必要になるだろう。 最悪の場合は―――。]
(*13) 2011/01/01(Sat) 23時半頃
|
|
他に仲間が居ろうとはな。 人の成りをした狼…―否、狼の如き人やも知れぬ。 獣のオオカミの類ではない事は確かだろうな。
[呟いた言葉はその耳へ意外なる音を届けたか。 あの大人と念わぬ者の声が低く緩やかに聞き取れよう。]
あの騒ぎは此方ではない、見付かるようなヘマはせん。 あれは其方ではないのか?
[違うのならば他にも居ろうか。 ただの野犬の仕業だったのだろうか。]
(*14) 2011/01/01(Sat) 23時半頃
|
|
おや。おや。
これはこれはお初にお目に…というのもおかしいか。 声だけですのにな。
ハジメマシテ、アケマシテオメデトウ。
[人の世界の新年とは未だなれぬ。 周りでこういうことを話しているからサル真似に過ぎず]
おたく、やっぱりお仲間でござんしたか。 アタシも同じようなもんでネ。 もしかしてお見かけしたお大人かしらん?
あのビラのやっちゃね。おたくでないなら、アタシかもなぁ。 ちぃと酔っ払って、覚えてない夜があってサ。
[見つかること、人を食うことに「悪い」と思わぬ風来坊は、 さらりとそれらを肯定した]
(*15) 2011/01/02(Sun) 00時頃
|
|
[記者に見られたその夜は、 呑み慣れぬ狼、ぢょか一つの酒を平らげ前後不覚。 帽子に袴であったにも関わらず、耳と尻尾を隠さずふらり。 時が移れば「まにあ」という人種が黄色い悲鳴をあげそうな天然物の耳尻尾、 この時代では物の怪以外の何者でもあるまい。
ちゃらりと持つ銭に、黒い何かがこびりついてたのは きっとその夜の稼ぎだったのやも知れず]
(*16) 2011/01/02(Sun) 00時頃
|
|
…はじめまして、新年明けましておめでとう。
[声の主は何やら飄々と掴めぬ思考のようである。 同じ類と謂っていたが、狐に化かされて居るんじゃないかとさえ念う。 が、俗世に馴染んで長い其れは挨拶には挨拶で返してしまう。 律儀と謂おうか、堅物と謂おうか。]
然様か。 其方だとしても此方だとしても、騒ぎとなっては最早問題はそこに在らず。 今以上に住みにくくなる、その一点のみ。
[責めるつもりはないのだが、責める様な物言いになってしまっただろうか。 さて、これからどうするのかと無言のままに問う。]
(*17) 2011/01/02(Sun) 00時半頃
|
|
いやぁ。アタシはかわらず人を頂戴しますよ。 明日も一人、明後日も一人。
正月あたりの人の肉は、なんでも御利益があるとかきいてまして。 も少し食べたら、もーちょいマシな変化もできましょ。 少なくとも耳尻尾は隠せそうな気もしますンで。
住みにくい世の中は、自分で住みやすくしないとナァ。
[相手には見えやしないが、ちょいちょい、と自分の耳を引っ張りつつ]
折角のご縁でサ。どこかで一つ、お会いできませんかね? そちらさんがよろしければ、ですがサ。
(*18) 2011/01/02(Sun) 00時半頃
|
|
そうか。 人を喰らうを止める気はない、本来の姿なればそれで佳い。 此方が平穏に暮らせるならばそれで構わん。
だが、そうさな。 其方が宜しいならば、危うくなったら頼るなり使うなり。 鬱陶しいやもしれぬがな、同種に会うのは…いや、まだ声だけであるが久しい事に代わり無い。 こう…なんだ……いや、止しておこう。
[懐かしき遠吠えに、同種の声に、謂いかけた言は途中で切った。]
此方も動かぬ訳ではない。 安穏脅かすが人間たれば、喰うまでせずとも襲いはしよう。 そう、ならぬが願いだが。
[其れは少しだけ哀しげな音で、そう呟いた。]
(*19) 2011/01/02(Sun) 01時頃
|
|
会うなれば、町に残る時代遅れの唐傘屋。 わからなければ女学生にでも「唐笠爺の住は何処ぞ」と聞けば直ぐにでも教えてくれようぞ。 その時、後ろ指さされる事になるやも知れんが。
耳も尻尾も失さした狼でよければ訪れるといい。
[からり、響くは下駄の音。]
(*20) 2011/01/02(Sun) 01時頃
|
|
狼狼……
そうさネ。 どうでしょ、狼避けのホラでも吹聴してやったら 人はこぞって手に入れたがるのかしらん。
アタシはあんころもちが嫌いだから 玄関にあんころでもおいてくれれば
人は食わないかもしれンですがサァ
[けらけら。店員と異人を目の前に言葉と全くつながぬことを考える。 秋と春の彼岸の時、少し齧った牡丹餅お萩、妙に気に入ったらしい。 どうやら聞きかじった落語では 餡子で人を殺すことを「あんさつ」というとかかんとか]
(*21) 2011/01/02(Sun) 23時頃
|
1
[メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
情報
プロローグ
1日目
2日目
3日目
4日目
エピローグ
終了
/ 最新
視点:
人
狼
墓
少
霊
全
トップページに戻る