126 生贄と救済の果てに〜雨尽きぬ廃村・ノア〜
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―広場・ヴェラとの再会―
[直後、背後から聞こえた『くぅん』という声に、びくりと肩が跳ねる。 地面に立てたレイピアを引き抜き、振り向き様に構えたが、
…魔物が、『くぅん』などと鳴くわけもなくて。]
ヴェラさん…!
[見知った白い獣に、剣を収めて走り寄る。]
どこか怪我されてるんです?! 真っ赤…!
[白地に朱は目立つから。 赤い雨の存在も忘れて、咄嗟にそう勘違いしてしまう。]
(158) 2013/06/16(Sun) 18時半頃
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[怪我かという問いに白狼が首を振れば、 ほっと安堵し、思わずぎゅっと抱きつく。 濡れて張り付く毛皮、しかしそこからは温もりが伝わってきて]
(あぁ、大丈夫。この人はまだ、生きてる…)
[先の通信を受けてから、そう時は経っていないように感じたが、 ヴェラがここにいるということは、かなり時間を無駄にしてしまったようだ。
本来の目的を思い出し、狼を腕から開放する。]
(159) 2013/06/16(Sun) 19時頃
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ヴェラさん、ここに来るまでに ツェツィーリヤさんを見ませんでしたか? あの後、魔物の群れが廃屋を襲ってきて。 コリーンさん、ヤニクさんと応戦していたのですが、 彼女だけ一人、はぐれてしまって…。
最後に見た時、廃屋近くの崩れかけた小屋に向かっていたので そこからずっと村の中を探して、ここまで来たのですが…
…いないんです、どこにも。 怪我とかしてないと、いいのだけど。心配で…。
[ヴェラなら何か知っているかもと、そう問いかける。 掻い摘んで話したため、足りない言葉もあったかもしれないが。]
(160) 2013/06/16(Sun) 19時半頃
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もっと 心をこめてッ。
[怒りマークを頭に付けたまま、頬をつねった。>>147 握り拳は何だったのか。 否定の言葉には、ぽつりと。]
……貴方も、嘘くさいのよ。
[などと、憎まれ口を叩きながら。] 群れのためだけを、考えていたら。 貴方を探したりは、しない……。 私の手は、小さいもの。
[落としていた視線、右のてのひらを見る。 実際は、そう小さくもないけれど。 自分の力で全てを守る事などできないと、思っているから。]
(161) 2013/06/16(Sun) 19時半頃
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店番 ソフィアは、メモを貼った。
2013/06/16(Sun) 19時半頃
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[度が過ぎている>>149という言葉に、何かを思い出すように、少し視線を持ち上げてから。]
昔、ヴェラさんが嬉しそうに話してた事があるわ。 リーダーと、ヴェラさんと、もう片方の『腕』の話。 ……もしも、イアンさんがその人なら。 思い出とか、強い思い入れが、あるんじゃないかしらね。
[ヴェスパタインに会うと、一人で外へ出たイアン。 死因は、腹に開いた穴と鋭利な傷。 イアンの供物を知らないけれど、消去法では彼しかいない。 そして、イアンの血の匂いがすると言ったヴェラの言葉。
それでも、他の人が、私がまだ知らない供物を扱える可能性があるし。 『謎の魔物』がどんな魔法を使うかなんて分からない。 私は、みんなと離れている時間が長かったし。 彼がいつ頃、殺されたのかも分からない。 分からない事だらけだ。 ――……魔物の群れさえ、襲ってこなければ。]
(162) 2013/06/16(Sun) 19時半頃
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[退避>>150に小さく頷いて、外へ出る。 赤い雫が頬に落ちれば、一瞬片目を閉じて。 空を仰いだ。]
……うん。死んだら、ぶっ殺すからね。
[死んだら殺せないけど。 くすりと笑うと、相変わらずの言葉を言って。]
私は、イアンさんを探してみるわ。
[分からない事だらけだけれど、とにかく、彼と話をしたいと思う。 ただ、自分にはヴェラの様な嗅覚も、ヴェスパタインの様な通信手段も無いので、明後日の方向に走っている気もするけど。**]
(163) 2013/06/16(Sun) 20時頃
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[目を開けた彼女は、珍しく驚いたような顔をしている。 彼女は傷ついた右腕へ視線を落とし、 抱き締めるように触る。
彼女を染めるは 天から降り始めた赤い雨とは違う、赤。 流れる血液が彼女の腕を濡らす。
この赤い雨が、伝承の女の涙のようだというのなら 彼女を汚す赤は、 だ。]
(164) 2013/06/16(Sun) 21時頃
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…あは、そっかー。
[返すのは乾いた笑い。 回避しようとしたのに向こうが近づいてくるのなら。 彼はあの現場から、何処までを知ったのだろう。 逃げても、自分の匂いを頼りに彼はいずれ自分の元に来るだろう。]
…やっぱ、逃げらんないか。 そっかそっかー。
[覚悟をする。 それは何の覚悟か。]
(*19) 2013/06/16(Sun) 22時頃
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[どちらとも分からない彼の返事には小さく笑って。 同族とはいえ、ホレーショーの行動に口を挟める関係ではない。]
はいはい。それでいいですよ。
[好きにして、と返しておいた。]
(*20) 2013/06/16(Sun) 22時頃
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記者 イアンは、メモを貼った。
2013/06/16(Sun) 22時頃
風来坊 ヴェラは、メモを貼った。
2013/06/16(Sun) 22時頃
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− 回想 −
[コリーンに頬を抓られながら>>161、 相変わらず棒読みで返していた]
こもってるひょもってる。
[一瞬で変化する表情を見ないフリのまま、 解放された頬を撫で面倒臭いと欠伸を漏らす]
嘘臭いなら、あんた可愛くないって事になるぞ。
[わざと茶化す様に話を引っ張りはぐらかす。 俺を呼んでいた事には答えないまま]
(165) 2013/06/16(Sun) 22時頃
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[>>136不意に、無言だった彼女からヴェスパタインの事について聞かれた。
−知っている。 だって自分が手を下したのだから。 猫の魔物を得物で切り裂きながら、どう答えるべきか迷う。 その沈黙が何を生むかは想像できない。]
…ヴェスさんが死んでるのを見たんですか。
[−その答えは、質問に噛み合っていないかもしれないが。]
(166) 2013/06/16(Sun) 22時頃
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イアンが片『腕』か。 そりゃ大事だな。
俺には判らん感覚だ。
[強い誘導はしない。ただ種だけ撒けたならそれでいい。 疑惑が芽吹こうが枯れ果てようが。 それは撒かれた土壌が決める]
面倒臭いからそんなに死にたかない。
俺はあんたが死んでも助けないからな。
[コリーンなりの檄>>163にはいはい、 とやる気のない返事をして彼女に向けるのは真実混じった手向け]
(167) 2013/06/16(Sun) 22時頃
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タスケテハヤレナイ
[どれだけ誰かを癒し、助ける力を求めて 魔物や人を喰らい続けてもその力は得られない。
代わりに助けたかった女性の記憶だけが消えていく。
まるで…代償の様に]
(*21) 2013/06/16(Sun) 22時半頃
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[>>148フォシャールは避けられる。 けれど右腕を傷つける事は出来たようだ。 彼女の血の匂いに思わず喉が鳴った。
>>164いつの間にか色を赤に変えた雨。
驚いたような顔−当たり前だ。いきなり切り掛かられたのだから。−をしたツェツィーリヤ。]
…ごめんなさい。
[それだけしか、語らない。 そして再びフォシャールを構え直す。]
(168) 2013/06/16(Sun) 22時半頃
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− 今 −
[紅い雨の中、耳の奥が酷く疼いた]
『死んだら』 『死なないで』 『シニタクナイ』 『シナセタクナイ』 『タスケラレナカッタ』
[ぐわんぐわんと警鐘の様に頭の中で鳴り響く]
うるせぇ!
[それは誰の声なのか。 コリーン? 御者? 俺? それとも──……]
(169) 2013/06/16(Sun) 22時半頃
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―村の広場で―
[駆けて行く狼は、この場所で立ち止まる>>144。 その場所には、フードを外し、祭壇の後へと跪くソフィアの姿>>156が。 唯一の武器、レイピアを地に差し黙祷を捧げる姿から分かる。 近くに死体がない以上、おそらくは、先の自分の通信を知り>>155、ヴェスパタインの冥福を祈っているのだろうと推測できた。
2人の関係は分からない。 ただ、危ういな。と、狼は思う。
死者への哀悼は、死者の気持ちを汲みはかり、その冥福を祈るもの。 思えば彼女は、初めて会った時も、魔物>>1:38や動植物>>1:39についても知りたいと願っていた]
(170) 2013/06/16(Sun) 22時半頃
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[以前、ヴェラはコリーンに、『頭』と『腕』の話をしたことがある>>162。 「あいつが『頭』で、私は腕のようなものだ。対になるならば、あいつだな」 指示語ばかりの上、イアンを知らないとなれば、せいぜいヴェスパタインについて勘付かせるのがせいぜいだったが。 そんな間柄と思う相手でさえも、知らぬままで構わないと>>44、受け入れるやり方だってある。
おそらく、イアン同様、心根の優しい者なのだろうとは思えども。 ヴェラはこうも思っている。 割り切ることをできないまま、強く『知りたい』と願う気持ちも、高じれば時に欲望となり得ると……。
一つひとつ言葉で語るつもりはないにせよ。 放っておくことはできず、近づこうとしたところで、ソフィアが天を仰いでいる>>157ことに気がついた。 いつの間にか、異質な雨の臭いが、さらに異質な臭いへと変貌している。 つられるように空を仰げば>>154、そこには、ヴェラは由来も知らない、赤い雨>>154]
(171) 2013/06/16(Sun) 22時半頃
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―広場・ソフィアとの再会―
[事情が分からないまま、思わずくぅんと鳴いてしまった。 魔物の攻撃とは思えないが、白い毛を染める赤い染みは、これまで以上に視界を奪い、臭いを潰えそうとしているように感じてしまう。 体を赤く染めながら、やっかいだな、視線を戻した時にはソフィアを剣を構えずにこちらに走り寄っていた>>158。 「使いすぎは良くない」>>5と言われてしまったこともあるが、見知ったものしかいなだろう地では、もはや不要の心配だろう。
問いかけに、ううん、と首を振った>>159。 ぎゅっと抱きしめられる感触は、なでなでと比べても悪くはない。
怖かったのか。それとも安心したのか。 彼女の心中も推し量りつつも、答えは求めず、舌の届く範囲で舐め、染まった赤を落としてやった]
(172) 2013/06/16(Sun) 22時半頃
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ヴェラは、ソフィアの多分首辺りになるのだろうか。赤い雨の味は、微かに鉄の風味がした気も……
2013/06/16(Sun) 22時半頃
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[腕から解放されてから、魔法を解除する。 もはや何度も濡れている。体が重く、供物の消耗も激しくなれど、雨の下の人の姿は、覚悟の上だ]
……いや、私は見ていない。 もしかしたら、という痕跡ならば見ないでもなかったが。
[首で崩れかけた廃屋、すなわちヴェスパタインの死体がある方角を示し、「あそこでだ」と、内容を説明する>>113。 矢尻と思しき傷を持つ、木の魔物の死体。そこにヴェスパタインの死体があったことも含めて。私はあそこから来たのだ、と。 上がった名前を聞き、ホレーショーがその場を離れたのは、ツェツィーリヤの前なのだろうと推測できた]
少なくとも、あいつ(ツェツィーリヤ)の血の臭いは、残ってはいなかった。 あいつ(イアン)の血の臭いは、残ってはいた気がしたんだが。
[怪我について心配している様子を見れば、負傷はしていないだろう旨を伝える。 ついでに、「私はあいつ(イアン)を探している」とも]
(173) 2013/06/16(Sun) 22時半頃
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ヴェラは、「あいつ」が分からない場合、名前を聞いて確認してくれれば、「それ」と頷くことだろう。
2013/06/16(Sun) 22時半頃
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ピキッッ…パキッ………
[周囲の水溜りが、雨がたちまち凍りつく]
俺は……。
[もう誰にも心開かず、誰にも心燃やさないと決めた。 彼女の死体と『聖杯』の前で]
イノチガホシイ……。
[氷の鱗と凍気を纏い、 数メートルはある氷の刃の付いた太く長い尾と、 鞭のように鋭く撓る細い丈夫な舌と鋭い鉤爪を持った 氷蜥蜴の魔物が紅い雨の中姿を見せた]
(174) 2013/06/16(Sun) 22時半頃
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[>>108>>109ランプを使ったヴェラからの声は耳に届いていた。 名前を呼ばれたのには驚いたけれど、一方通行のそれに答える事はないし、応えるつもりもなかった。
それは眼前にツェツィーリヤがいる事もあったが。
−小屋から離れたのは、彼から離れる為でもあった。 彼はヴェスパタインの死の真相を嗅ぎ取ったかもしれない。
それならば少しでも離れたいと、少しでも対峙する時を遅らせたいと思ったのだ。 もう戻る事は出来ないけれど、彼やヴェスパタインと過ごした時は自分にとって大切なものだったから。]
(175) 2013/06/16(Sun) 22時半頃
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[−ごめん。
ヴェラさんの方には行かない。 何であんたまで呼ばれてしまったんだろうな。 …ヴェスさんもいて欲しくはなかったけど。
頭を殺したのがもう片方の腕だなんて。 …皮肉な話。]
(176) 2013/06/16(Sun) 22時半頃
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― 回想・小屋で ―
貴方が嘘つきかどうかは別にして。 可愛くないのは、ほんとーですから。
[つーん、と顔を背けて。>>165 別れ際。>>167]
助けてくれるとか、思ってませんー。 っていうか、私の魂食べるんでしょ? 死ぬ前に、他の人に先越される前に。 ちゃんと、見つけてよね。
[ふふっと笑む。 思い出したのは、ヴェスパタインを探しに廃屋を出る時に、言っていた言葉>>0:173。]
(177) 2013/06/16(Sun) 22時半頃
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[心を凍らせて、命を閉じ込めて、取り込んでいくと決めた姿は 人間だった時とは正反対の氷の魔物。 氷蜥蜴は見つけた魔物を片っ端から舌で捕えて口に収めていく。 邪魔なものは尻尾を振って叩き付けて捕食する。 そのくせ動きは四足の獣には及ばないが速い。
躊躇い無く走るその先に、 約束を果たす様>>177に近付いて行った]
(178) 2013/06/16(Sun) 22時半頃
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[何の疑いもなく二人と並べていたあの時は楽しかった。
−でも、 もう戻れない。
だって俺は、それを自分で選んだから。
…ジョージを失う事よりも辛かった事は、俺にはきっと存在しない。*]
(179) 2013/06/16(Sun) 22時半頃
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[名乗った時と同じように、彼女は僅か焦点の合わない目で イアン>>168を見つめている。]
……何を
[その後に続く言葉は、その場に合わない笑みで。]
謝るのでしょうか?
[彼女は光を失った左目で、イアンを見つめる。]
(180) 2013/06/16(Sun) 22時半頃
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― 現在・一人で ―
[イアンを、ツェツィーリヤを探して走りながらも、その姿を見つける事はできず。 魔物が途切れて、誰も居ない雨の中、胸元を指先で少し広げて覗き込む。]
ヴェラさん、私の事、怪しく思わないのかな? [小さく首を傾げる。 兎は『つがい』でないとは言ったけれど、強く執着している物を持つ事、彼は知っている。 ヴェスパタインの傷は、自分の扱う供物と同じく、刃物で裂かれた物でもあるし。 イアンの血の臭いが残っていたとは言っていたけれど……。**]
(181) 2013/06/16(Sun) 22時半頃
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記者 イアンは、メモを貼った。
2013/06/16(Sun) 23時頃
ヴェラは、赤い雨の影響か、臭いは非常に捕え辛くなっている……。
2013/06/16(Sun) 23時頃
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[イアンが武器を構えるも彼女は動かない。
短くも長い沈黙の後、イアンが答えたこと>>166。 彼女はそれに、答えなかった。
それが答えだというように。]
(182) 2013/06/16(Sun) 23時頃
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−現在・村の奥−
[>>180得物を油断なく構えながら、投げ掛けられた問い掛けに答える。]
−その意味は。 ツェツィーリヤさん、知ってるでしょ?
[−だから、わざわざ言葉にする必要はないだろう、と。]
(183) 2013/06/16(Sun) 23時頃
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―広場・ヴェラとの再会―
[抱きしめていた腕を解くと、人の姿に戻るヴェラ>>173. ツェツィーリヤを見てはいないと言うものの、その痕跡から怪我はなさそうだと教えてくれた。 2度目の『あいつ』という言葉には、行方の知れない魔法使いの顔を浮かべて推測し]
…イアンさん、ですか?
[そう尋ねて、肯定の返事をもらった。]
(184) 2013/06/16(Sun) 23時頃
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