156 カイレミネ島の雪
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[マユミと話していれば、ミナカタが現れる。マユミを挟んで立って]
ああ、先生、さっきワンダさんが…って、…うん じゃあすれ違ったんだな、ジリヤのこと報せに来てさ
そ、か。冬将軍の仕業、か じゃあやっぱ、薬出来たらまず俺が飲んでみますよ …ジリヤと最後に接触したの、どうやら俺っぽいんすよね ヨーランダとも最近会ってるしさ
トレイルまだ具合悪そうなんかな、うん、行ってら 薬は、順調っすよ…また、明日の昼に
[近付かないままミナカタを見送る]
(145) 2013/12/21(Sat) 23時半頃
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…何それ初耳なんですけどー
[冗談だと思いつつも本当に島中の女の子が泣いてしまったら>>142なんて見る目のない女性ばかり育んでしまう島なのだろうと乾いた笑いを溢して それ以外の言葉のことは考えないようにした]
いやいや、大丈夫大丈夫。 むしろ会えて嬉しいよ。最近マドマドと話してなくて寂しかったし
[眉を下げるマドカ>>143気を使わせたかと慌ててそう言う マユミの従姉妹なのもありそれなりに彼女とも親しくしてると自分は思っている、口にしたのは嘘ではなかった]
(146) 2013/12/21(Sat) 23時半頃
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マユミ、最近何だか忙しそうだもんねえ。 マドカは家には誰にもいないんだっけ?
でも、今はあまり出歩かないほうがいいと思うよ。
[>>143 マドカに答えてから、ぶるっと身震いする]
寒いい……。 トレイルさん、ご、ごめんあの……。 お手洗い借りてもいい?
[さすがに小声になった]
(147) 2013/12/21(Sat) 23時半頃
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[──何、あれ。少女のかたちの思考がさざめく] [近寄りたくない。あれが話していた“邪魔をする”方法なのかしら] [ああもう本当に──眠りの無い世界は忌々しいことだらけだわ] [贄のこの男も、邪魔なこのふたりも] [“仲間”はこの邪魔なふたりの存在を知っているのかしら] [──教えたいけれど、あたしには聲がないのよ]
(148) 2013/12/21(Sat) 23時半頃
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[早くこの島が冬に閉じ込められたらいいのに] [声なき聲であの歌を歌いながら、さざめく少女は眠りに夢をみる*]
(149) 2013/12/22(Sun) 00時頃
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うん、どうぞどうぞ。 えーと入って廊下の突き当たりにあるよ。
[少し遠いのだが、自分が案内するにもモニカは異性だ>>147 まあ迷う構造ではあるまい]
(150) 2013/12/22(Sun) 00時頃
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そっか、よかった。 なかなかタイミング合わないや……マユちゃんとは会ってる?
[と、今はいない従兄弟について話題を出してみる。]
家にはいないねえ。 ほんと、寂しいよ。
(寂しい、寂しい、ああ寂しいなんて最低な感情よ!)
[憤りながら、モニカの小さな声は聞かないふり。]
(151) 2013/12/22(Sun) 00時頃
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― → トレイルの家 ―
[着いたのは、ワンダがトレイルの家を去った後くらいか。>>136 家の前で、ポケットの小瓶を取り出して眺める。 もしかしたら、余計なお世話なのかもしれない。先ほどナイフを手に取った時の反応と、苦しい言い訳。>>113 朝、冬将軍について診療所で会話をした時のことを、思い返す。
この香にどれほどの効果があるかは、わからない。 ただ少女ながらに頑張っているマユミの"お願い"と。 例え望んでいたとしても連れて行かせたくない。ここで、連れて行かせてはいけない気がした。 小瓶を握り直し。再び、歩き出す。]
ただいまー戻ったぞー。
[玄関をくぐれば、何やら話し声が聞こえてくる。 抑えられていない高めの少女の声は、耳に届きやすい。マドカとモニカの声だとわかれば、トレイルがいるはずの部屋へと向かった。]
(152) 2013/12/22(Sun) 00時頃
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『じゃあやっぱ、薬出来たらまず俺が飲んでみますよ』
[その言葉に、軽く眉を潜める。>>145]
なによそれ。それじゃあ、次に飲むのはきっと私ね。
[自分が薬を飲まなければならないかもと、怯える島民に配慮した言葉だと分かっていても。 つまらない冗談だわ、と不満を顔に出す。 だって飲んだら、そのまま眠ってしまうかもしれないのだ。 自分が死ぬ覚悟でもなければ、そんな言葉は言えはしない。
優しい青年の、不器用なジョーク。
その時は、そう思ってた。]
(153) 2013/12/22(Sun) 00時頃
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そんなこと、本人を前にして言うわけないじゃない。
[>>146 トレイルの軽口には澄ました声で]
カイレミネの女性は素直じゃない系が多いって、師匠が言ってたよ。 マユミもそんな感じだよね。
[一見しとやかそうな少女を思い出して、くふっと笑う。 トレイルの乾いた笑いはよく目にするものだ。 胸に小さな波が起こるような不安を呼び覚ますような、笑み]
ありがとうーー。お邪魔します!
[その笑みを目の端に捉えながら、家の中に飛び込んだ]
(154) 2013/12/22(Sun) 00時頃
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[>>144マユミの言葉に、ふ、と笑って]
悔しさなんか感じなくていいんだぞ マユミはマユミに出来ることをする為に奔走してたじゃねーか それぞれが、それぞれに、出来ることをすればいいんだ
俺や先生じゃ、マユミの言う読めない本は、分からなかった 先生は色々忙しいから、薬の材料を摘みに行けなかった 俺は本も読めないし診療も出来ないから、花を摘みに行った
それでいいんだよ
また、明日な。…冬将軍、見つけてくれよ
[離れるようならその背を見送る]
(155) 2013/12/22(Sun) 00時頃
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[モニカが去った後。 テンションが高い「私」は、新たな気配に気付かず目の前の青年に近づいた]
ねえ、私寂しいのよ。
とてもとても、寂しいの。
だから、ね?
[──そしてその体を抱き締める。 優しく、幼子を抱くように]
大丈夫、怖がったりしないで。 ゆっくりゆっくり……眠っていける。
(156) 2013/12/22(Sun) 00時頃
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嫌ってぐらい会ってるよ。怒られてばっかりさ マミィもマドマドぐらい慎ましかったらねぇ
[くすくすと笑ってそんなことを言う 寂しいと彼女が言えば、そっと頭に手を伸ばして撫でようとした>>151]
……寂しいのは、嫌だよね
[そう小さく呟いた時だったか、先生の声が聞こえたのは]
(157) 2013/12/22(Sun) 00時頃
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[>>153別れる前、マユミの言葉に、声を出して笑う]
次に飲むのはきっと私ね、って マユミ、俺が冬将軍だって可能性まるで考えてねーのかよ
[不満を顔に出す、少女だとはもう言い切れないマユミに、どこかくすぐったさを感じながら。厭がられないならその頭を撫でる。 眠りについては、それで死ぬことがあるとか、そういうことはあまり思考にない。 自分が薬を飲むことで、誰かの役に立つのならば。 もしかしたら冬将軍が見つかるのならば。 それならば受け入れよう、そうしてこの島に返すことが自分の人生なのだから。薬を飲む時でさえ、そう言って、自分は笑うだろう*]
(158) 2013/12/22(Sun) 00時頃
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[──────寂しいなら、誰かを無理やりにでも。]
(*0) 2013/12/22(Sun) 00時頃
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負傷兵 ヒューは、メモを貼った。
2013/12/22(Sun) 00時頃
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え……?
[その手は空を切って、マドカに抱き締められた>>156]
マド……君は、誰?
[自分が知っている彼女はさみしいからと付き合ってもいない男を抱き締めない それに彼女の言葉は、まるで……そう思い至ればふっと笑った]
嬉しいな……
待ってたんだ、ずっと。
(159) 2013/12/22(Sun) 00時頃
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[手に入れたい] [離れていかないひと]
[だから、眠らせるの]
[寒い世界で暖かな夢を見ましょ?]
(*1) 2013/12/22(Sun) 00時頃
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[聞こえた気がした声のことを忘れて俺は微笑し、目を閉じて体を委ねた]
(160) 2013/12/22(Sun) 00時頃
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