298 終わらない僕らの夏休み!
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会長。『久しぶり』だな。
[――――『会堂航』。『9月1日』の記憶が無ければ、久しぶりなハズだ。]
(110) fuku 2019/09/13(Fri) 13時頃
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突然申し訳無ェな。ちょっと『貰いモン』したんだが、オレよりも会長にピッタリだと思ってな。
[オレはカバンから会長に差し出したのは、]
(111) fuku 2019/09/13(Fri) 13時頃
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ホラ、コロンとかオレのガラじゃねェだろ? いや、会長なら少しはさ。いい匂いだろ?会長イケメンだしなんとかさ。
[某有名ブランドのコロン。バラの花束に『スイートピー』のベースノートを感じるヤツなんだと。 こっそり岸に教えてもらったから遅くなったの、ここだけの秘密な。]
(112) fuku 2019/09/13(Fri) 13時頃
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ここだけの話、『ヒナコ』から貰ったヤツだからな。 お前大事にしないと『泣かれる』からな。 ま、よろしく頼むわ。
[『スイートピー』の花言葉は、『束の間の幸せ』 彼女の『束の間の幸せ』を埋めてくれた会長を、正直羨ましく思っている。オレは、鈍感過ぎて叶えられなかったから。 女性陣から総スカンだろうな。岸からは呆れられ、安住あたりは狐の面をつけたまんまで『また怒らせたんですか』とか言われても仕方無いな。]
(113) fuku 2019/09/13(Fri) 13時頃
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あ、あと従兄弟の彼にも『よろしく伝えといて』くれよな。ほいじゃ。
[オレは会長に『貰いモン』を半ば押し付けると。 オレは、人気の無くなったプールを見つめる。]
(114) fuku 2019/09/13(Fri) 13時頃
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あとは、颯成(アイツ)だよな…………
[気にかかるのは、宍井と親しげにしていた、少年の姿。 宍井を忘れないでいてあげるのは彼の『使命』だと、オレは思ってるけれど。
せめてキャッチボールくらい出来たら、*なんてナ*]
(115) fuku 2019/09/13(Fri) 13時頃
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俺…鹿崎って言います。 明加先輩は俺の事、覚えてないかもしれないけど…
[ただの墓石を前に、緊張している自分が可笑しかった。]
事故って…聞きました。
[聞いたのはそれだけではなかった。 自宅で謹慎させられていても、聞きたくもない噂を届けてくるヤツは居た。何かを飲み込むように、そして吐き出すように深呼吸をした俺は。]
(116) mononoke 2019/09/13(Fri) 20時頃
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夏休みの前…俺がもし先輩に告白して… それで先輩の未来が、ほん少しだけでも変わってたら…
[事故に遭わずに済んだかもしれない。そんな空想。]
だったら俺、死ぬ気で告白したのに……
[冷笑癖のある俺が俺を嗤っている。 号泣している俺も居るし、あろうことか先輩の下の名前を呟いてる俺も居て、心は千々に乱れた。俺はそれをなんとか黙らせた後。]
先輩。俺…先輩のこと好きです。 もう少しだけ、先輩のこと、好きで居させてください **
(117) mononoke 2019/09/13(Fri) 20時頃
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−9月12日−
[俺は職員室を出て、学校の廊下を一人歩いている。 出席日数は既にアウト。とはいえ残りの学校生活真面目にやれば見逃してやらなくもないと、その教師は少し悪戯っぽい表情で俺に告げた。
文字通り生殺しな気分で教室まで戻ると、そこにはガタイの良い3年生の有名人が、俺の名前を呼んでいる(>>103)。]
(118) mononoke 2019/09/13(Fri) 21時頃
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まる一年分たっぷり…
[俺はまず通じないだろう最新の留年ネタで返してみたけれど、この先輩は頓着もせずに話をつづけた(>>105)(>>106)(>>107)。俺はそれを聞いて目を見開きながら、その栞をロボットのような手つきで受け取るしかない。]
アザス…
[俺にはその理由がよくわからなかった。 全校集会のあの所業にほだされた一人なのだろうかとも思ってみる。それにしては何か俺をかき乱すものがあって、俺はようやく戸惑うように礼を言った。]
(119) mononoke 2019/09/13(Fri) 21時頃
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先輩…アザーッス!!!
[ふと気が付くと、俺は廊下のど真ん中で、白昼堂々衆人環視の中で、背を向けた先輩に咆哮していた。うわ……やめてくれないかな意識奪うの。これ以上やらかすと留年どころか退学になるんだけど俺。俺は俺に苦情を言ったけれど、俺の片割れはそれっきりまたそっぽを向いて何も言わなくなった。俺はこの最近現れた意味深な俺にイマイという仮名を付けることにした。それを見た冷笑癖のあるタドコロが俺達を嗤っている。それを囲むように、まだ名もない俺達がいっせいに肩を竦めるのが、俺には解った。*]
(120) mononoke 2019/09/13(Fri) 21時頃
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――9月2日――
[はっと目を覚まして、しばらくそのまま天井を見て、何回か瞬きをした。]
(121) mmsk 2019/09/13(Fri) 22時頃
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[何が起きたのか、わからなかった。 目が覚めたそこは、自分の部屋のベッドの上で、寝汗をじっとりとかいていた。
記憶と繋がらない、と思った。]
(122) mmsk 2019/09/13(Fri) 22時頃
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[9月1日のことだ。 公園でBBQをして、肉を焼いているうちに何だか頭がふわふわしてきて、足に力が入らなくて、座って分けられたぶんを食べていた。 食べるほどに飲み込むのがつらくなって、喉の奥に押しこむたび戻ってきそうだったけど、BBQやりたいって言った張本人だしって、ぐっとこらえた。 出口先輩から追加の肉がやってきた時は絶望に目の前が真っ白になりそうだった。目元が熱くなってきて、ぐるぐる回りそうで、ちゃんと話ができていたかもわからない。
それでも、川に願いを流すまでは、って思ったんだ。]
(123) mmsk 2019/09/13(Fri) 22時頃
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[だってそれは、一世一代の覚悟だった。]
(124) mmsk 2019/09/13(Fri) 22時頃
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[ひとりっ子だった。 けど、近くに住むふたつ上の姉貴分は、本当に本当のお姉ちゃんみたいで、口に出しては言わなかったけど、ずっと拠り所のひとつだった。
中学に入った時そうだったように、レイ姉のいる学校に入学する。 残り半分の中学生活を捨てる代わりに、戻ってきて同じ学校に通う。 それはいつも目指す場所で、帰る場所だった。]
(*3) mmsk 2019/09/13(Fri) 22時頃
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[だけどもう、宍井澪はいない。
夏休みを終えたあとの拠り所は、どこにもなくなった。 それがわかったとき、ああ死ぬんだ、って思った。 帰る場所、目指すところが"向こう側"になった気がした。]
(*4) mmsk 2019/09/13(Fri) 22時頃
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[ただ、反対に覚悟するだけの時間と思い出ももらったように思う。 こんなに楽しい夏休みは、今までになかった。 少し背伸びした新しい友達ができて、高校生活を先取りしたようだった。 疲れ果てるくらい遊んで、遊んで、遊んで。 それから最後に言葉を交わして、お別れを言った。 この日々が終わる時まで教えてもらった。
だから、覚悟を決めたんだ。]
(*5) mmsk 2019/09/13(Fri) 22時頃
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[手を離れた紙はひらひらと落ちて、水に乗った。 明日を迎えるために、9月1日を水に流している気分だった。
全部流れて、流れて、終わった、と思った瞬間にもう立っていられなくなったんだっけ。 とっくに地面を踏んでる感覚はなくって、橋の上にいられてるのかどうかもわからなかった。 川の上に浮いてるような気がする、なんて考えてたら、反対にずぶずぶ沈んでいく錯覚。 身体の中身がひっくり返って出てくるみたいに、食べたものを全部吐き出した。]
(125) mmsk 2019/09/13(Fri) 22時頃
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[ごぷ、と時々喉の奥に引っかかる。 あんまり噛めていなかった肉が詰まって、息も止まりそうで咳き込むと勢いをつけてまた溢れ出す。 せめて川に吐ければよかった、って思っても、場所を変えることも出来なくて橋の上を汚し続けた。
病院投げ込みかな、って過ぎって、そこから先の数時間の記憶はない。]
(126) mmsk 2019/09/13(Fri) 22時頃
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[だから、家の天井が見えるはずがない。 自分の部屋のベッドで、起きるはずがない。
さすがに東京で目が覚めるとは思ってなかったけど、近所の病院のベッドの上だと思ってた。 夏休み中でも急に具合が悪くなったら行くことが決まってたんだ。 だから、家のベッドのはずが、ないんだけど。]
(127) mmsk 2019/09/13(Fri) 22時頃
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[しばらくベッドの上でぼうっとして、ようやくひとつ思い当たる。 "この世界は、誰かの明日を犠牲にループしてる"っていうこと。
ループした時はリセットされる。 財布の中身も返ってくるし、適当に放り投げたスマホがループと同時に充電器に戻ってたのも見た。 つまり、ループと同時に「別の場所に行ったものは、戻ってくる」んだと思う。 そして、昨日は未練が晴れるだけでなく、"宍井澪の明日が犠牲になった"と言えるんじゃないだろうか。]
(128) mmsk 2019/09/13(Fri) 22時頃
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[これはあくまで推測でしかないし、誰かが自宅を突き止めて連れて来てくれたのかもしれない。 その頃には少し熱が落ち着いて、夜だったのも含めて自宅で様子を見るだけになったのかもしれない。
ただ、あんまり不思議なことがある夏休みだったから、最後にまた少しだけレイ姉のことを思えるような、そんな奇跡があってもいいんじゃないかと思うんだ。]
(129) mmsk 2019/09/13(Fri) 22時頃
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[とはいえ一晩眠ったくらいじゃ倒れるくらいの熱は下がりきらなくて、シーツが湿るくらい汗をかいても、見た目から病人だったらしい。 起きるなり熱を計れと言われて、液晶を見せた結果連れて行かれたのは、東京じゃなく少し先の総合病院。
もともとしばらくは療養で、本格的な治療はまだはじまらない予定だったから、その"しばらく"の部分を夏呼町で過ごすことになったらしい。 向こうの病院に連絡をしているのが見える。 夏休みのロスタイムから、引っ越しのロスタイムに変更だ。]
(130) mmsk 2019/09/13(Fri) 22時頃
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[ベッドに寝転がりながら、点滴の落ちるのを見ている。 つまんない、と思ううち、いつの間にか眠っていた。
大丈夫。 もう覚悟は出来てるから、大丈夫**]
(131) mmsk 2019/09/13(Fri) 22時頃
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― 9月2日:学校・校門 ―
[校門の前にたどり着けば、そこはすでに学生服を着た生徒達で賑わっていた。 だるそうだったり、夏休み中にあったことを話したり、日焼けを比べたり、お土産を渡しあったり。 皆それぞれに校舎へと吸い込まれていき、それで夏が終わる。 昨日の静けさが嘘のようだと思いながら、校門を抜ける。 私の夏はまだ終われていないのかもしれない]
(132) sizu 2019/09/13(Fri) 23時半頃
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― 9月2日:学校・全校集会 ―
[ぼんやりとした意識をはるか遠くへと持っていかれそうになる、校長先生の話。 ただ今回は少しばかり、いやかなり様子が違う。 長いのは変わりないけれど。 休み中の交通事故で亡くなった生徒の話]
[彼女、明加さんとは同学年ではあるけれども、接点はほぼ無いと言っていい。 住む世界が違った、といっても良いくらいだ。 だから、私は彼女の事を何も知らなくて。名字が明加だというのも今知ったぐらいだ。 学校という狭い空間の中ですら交わる事のなかった私と彼女。 だけれど、ひょっとしたら、ほんの少しのきっかけでもあれば交わる事もあったのかもしれない 黙祷をしながら、そんなことを思った]
(133) sizu 2019/09/13(Fri) 23時半頃
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[今度は生徒会長である会堂くんが、壇上で話をしている。 たしか、明加さんと同じクラスなんだっけ。 校長先生の話と同じように通り過ぎていく言葉。 だけど、その一言だけは耳に残った。
『亡くなった人は、戻ってはきません』
胸に熱く痛みが走ったような気がした。 その言葉は当然で、当たり前で、わかりきったことで。 どうしようもなく正論で。 だから私は、その言葉を受け入れるしかない]
(134) sizu 2019/09/13(Fri) 23時半頃
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[気だるげに教室に戻ろうとする人の波が、ふと堰き止められる。 何か騒ぎが起きているようだ。 あれは、二年生の列の方だろう。 聞こえてくるざわめきを拾うと、どうやら明加さんに関する揉め事のようだ。 人の隙間を縫って、その場を立ち去る]
(135) sizu 2019/09/13(Fri) 23時半頃
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― 9月2日:学校・廊下 ―
[お花を摘み終えて、手を拭ったハンカチをしまう。 教室へと足を向ければ、聞こえてくる噂話。 固いものを壁に打ち付けたような音が廊下中に響く]
わかりました、先生に伝えておきます。 出口くんは、昨日生焼けのお肉を食べすぎてお腹を壊したようなので早退しますと。
[昇降口の方へと去っていく背中に、そう返答をした。 彼らはああして、感情を発露することができる。 それを酷く羨ましく思えた]
(136) sizu 2019/09/13(Fri) 23時半頃
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