182 【身内】白粉花の村
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――や、八つ当たり?
[何だそれ、あんまりじゃないか。あんまり過ぎて、笑ってしまいたくなる]
……残念だったな、私はあんたの玩具になるつもりは無い。 そういう役は、もっと相応しい奴が居るだろうよ。
[ざまあみろ、と。吐き出す様に言って、鼻を鳴らす。 瞬き細められた目を、いつまでも見ている事は出来ずに、すぐに視線は逸らしてしまったが。
逸らした視線の先、包帯の巻かれた自身の掌を見れば、思わずそれをぎゅうと握った。 先程までは、彼も確かに医師として接してきていた筈だ。 "医者としての彼"に抱いていた信頼の様な淡い感情は、既に無くなっていた。 彼に見せた弱い部分は、きっと……相手が彼だから見せたものだったのに。勝手に裏切られた様な気持ちに陥りながら、掌をいっそう握り込む。そこには未だ医師としての彼が居る様で、酷く忌々しく感じられたから]
(115) 2014/06/28(Sat) 20時頃
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……、
[吐き出された言葉に似つかわしくない表情に、ぞくりと背筋が震えた。嗚呼、人はこんなにも相反するものを両立させる事が出来るのか。 恐ろしい、と。心底そう思う。けれどその感情を素直に表に出せる程、プライドを捨ててはいない。だから精一杯の強がりで、しっかりと相手に視線を合わせた。
目の前の彼には、酷く馬鹿にされているのだと、見下されているのだと、今はもうよく分かっているから。だから、思い通りになんてなってやるものかという反発心が湧いてくる。 ……絶対に、屈してなんかやらない]
お前、本当に医者かよ。 ……ふん。顔だけは良いんだから、女でも口説いて生きてた方がお似合いなんじゃないか?
[言い負かされたくないと、その一心で挑発する様に言葉をぶつける。相手の反応なんて、思っている事なんて、考えもせずに。 思った事を素直に口に出して後悔した事は、今までも沢山あった筈なのだけれど]
(116) 2014/06/28(Sat) 20時頃
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へぇ。なら他に誰かオススメが居るなら教えてくれます?
[忌々しげに拳を握る彼>>115には、愉快に笑い揶揄るような問いを。 "そんなに強く握るとまた傷が開きますよ"、なんてまるで医者のような事まで言ってみせる。 此方の出した"本音"に、彼の瞳のその奥が微かに揺れたように見え、その心に傷を刻めたその事実に底知れぬ愉悦を感じながら]
(……"裏切られた"、とでも言いたげですね)
[今まで様々な人から、幾度となく向けられたその雰囲気に思わず嘲笑が漏れる。 嗚呼、何と滑稽な事だろう。表に見える表情から――君が焦がれてやまない"嘘の表情"から、此方の勝手な像を作り上げ、勝手に騙されていたのは君でしょうに]
お褒めに預かり光栄です。 生憎、女性よりも患者を口説く方が楽しいもので。 君だって、さっきまでは俺をそこそこに信用していたでしょう?
[相手の挑発>>116に一層笑みを強め。しかと視線を合わせて虚勢を張る様はむしろ愛おしくすらある。 腰を上げて彼の顎を掴むと、傍らの机に押し倒すように力を込めた。 その口を塞ぐように顎の傷へと指を食い込ませ、その口から痛みの呻きでも出るのであれば、この医者は舌舐めずりの一つもしたであろう]
(117) 2014/06/28(Sat) 21時頃
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…あぁ、そうだ。 折角他の人には無い病を持つ事が出来たんです。
[相も変わらず、温和な笑みを浮かべながら。 そうしてふと、まるで今思い付いたかのように目を見開くと掴んで居ない方の手を白衣のポケットへと伸ばす。そうして取り出した携帯用のナイフを、パチリ。刃を開かせると冷たいその刃の腹で、相手の滑らかな頬をそっと撫でた]
君が、外で表情を取り戻した時に…今までの苦難を決して忘れる事が無いように。 この病院で過ごした思い出を、その身に刻んで見るのも――良いんじゃないですか。
[出て行くのなら、せめてその身に決して消えぬ深い傷を。 笑う事が出来た時に、泣く事が出来た時に。その傷の引き攣れる痛みで、過去の全てを思い出せるように。
――君が刻んだその"無意味"な傷の上から、君がここで生きた証を刻んであげますよ。
そんな仄暗い呟きと共に、ナイフを掴む手にそっと力を込めた]
(118) 2014/06/28(Sat) 21時頃
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[>>114呼ぶ声が聞こえてそちらを向けば、頭上へ手を振るのが見えて。彼女の目に映る世界は何だろうかとは思いつつ、再び湿った土を掘る]
蝶々みたいだった。 そうしたら僕も嬉しいな… 窓開けて待ってる
[言った後に柄じゃないと後悔して苦笑いする。忘れてしまおうと朝顔を種を植えるよう促して、自身の身を少しだけ離して。そうすると朝顔が種を植えるのをジッと見守るだろう。
黒い小さな種、オスカーには朝顔の着物に描かれた薄紫の朝顔の花しか知り得なかったけれど。それと同じ様な花が開くのだろう。 もしかすると、回る少女のような赤い花かも知れないな、思い思いに想像して。
咲くだろうか。折角なら、その花はこの目に一目だけでも収めたいものだ]
(119) 2014/06/28(Sat) 21時頃
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[言葉の中から彼の強がりを悟りはしたけれど、それを追及することは出来なかった。 もし素直に弱音を吐かれたとして、自分にそれを慰める資格なんて無い。彼の苦痛は自分がもたらしているも同然なのだから]
……もう少し耐えておくれ。 そのうち――慣れるはずだから。
[それがいつになるか、自分にも分からないくせに。そんな風に上辺だけの言葉しか返すことは出来ない。 これまでは出来ていたのに、今は彼の傍らでそれを支えることすら出来ず、そんな自分が恨めしかった。 かといって、今此処にいる患者たちを見捨てるなんて、出来るわけがない]
ああ、また二人、そちらに行くよ。 貴方は話した事があったかな……。 朝顔くんと、ディーンくんと言うのだけど。
[彼の犠牲の上に成り立つ治癒だと、彼女らは知らない。それを伝えることは、患者たちの心を揺さぶってしまいそうで、簡単に出来ることではなかったから]
――ありがとう、カリュクス。
[小さな礼の言葉を彼に。もしかしたらもっと相応しい言葉は、いくらでもあったのかもしれないけれど。礼を言うだけなんて、自己満足かもしれないけれど。 ……それでも、滑り落ちる言葉を堪えることは出来なかった]
(*1) 2014/06/28(Sat) 21時半頃
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レティーシャはレティーシャ。 それで良いんじゃないかしら?
[裏表の判別が付かない、と思い悩む>>113少女に ふわり、とした笑顔で答える。 自分の中の二面性を理解しつつ、尚真っ直ぐで歪みのない性格。 それそのものがこの少女の核であり、そのもの自身なのだ。 汚れた世界を渡り歩いて来た自分とはまるで違うその澄み渡る純真な少女。]
あら、私はそんなレティーシャが好きよ?
[そう言うと先程の様に椅子を立ち、そのまま少女の隣に運ぶ。 そして再び腰掛けると、少女の頬に手を添えて、撫ぜる。]
だって、こんなに可愛らしいんだもの。 この姿を永遠に保てるなんて、なんだか嫉妬しちゃう。
[すべすべとした肌を確かめる様に、指を這わせる。 この少女にしてみれば不愉快な羨望だったかもしれないが]
(120) 2014/06/28(Sat) 21時半頃
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[数時間後、長い眠りから目を覚ますと大きく背伸びをしてフードを被り直し、その中で寝癖をなんとか直そうとする]
うにうに…。よく寝たにゃー
[自分に取って不都合な事は頭の隅に、とは思っていたがポケットに入っていた“それ”は隅に置いてあった記憶をど真ん中へと招待するチケットとなった]
あっちゃー、また盗っちゃったか…。これはディンさんの万年筆かな?
[手癖の悪さは自覚するほどだ。今回は恐らくディーンが常に持っていたであろう万年筆を盗ってしまったわけだが、前回自分がどれだけ大きな事をしたかを思い出すきっかけにはならなかったようだった]
ニハハ、まだちょっと眠いなぁ…。ハッカ…ハッカ飴……
[机の上に無造作に置かれた飴の中から一つ、手前にあった白い包み紙を開いて口に入れると爽やかな酸味が口に広がった]
〜〜!?
[鼻を通る刺激を予想して口に入れたクシャミにはこれが驚く他無く、慌てて捨てかけた包み紙の表面を見るとそこには小さく『レモン味』という文字と明らかに人を馬鹿にするために作られたのではないかというイラスト付きで書いてあったが、問題はそこではなかった]
れも…ん?
(121) 2014/06/28(Sat) 22時頃
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[今までは黄色がくすんだだけで済んでいて、少し黒い程度だった。が、今回はハッカの飴と間違えるくらいに“白かった”]
黒とかじゃなくて…白?
[机の上にあった飴を並べてみるとどれもモノクロであり、メロン、パイナップル、ネタ枠であろうブルーハワイさえも白と黒 だけで形成されていた]
は、ははは……。さすがに早くないかな…
[手のひらを片目に押し付けて考えてみるが、何も進展はなかった。眠気など遠に吹き飛び、己の病気を再認識させられる 『無色彩病』 症状が末期になると色がモノクロになってしまう。まるで病気が今まさに自分の寿命が尽きようとしてる事を目に見える形で示してくれたようだった]
…死ぬだなんて、あの人には言えないだろうなぁ
[成長しなくなったという少女。真っ先に思い出したのは彼女だった。笑う事で生きる希望が出来て、彼女が居るから生きようと思っていて、自分が彼女の希望になろうと考えていたのに]
…どうしてこうなるかなぁ
[起きたばかりのクシャミはベッドの片隅で体育座りをする事しか出来なかった]
(122) 2014/06/28(Sat) 22時頃
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……クソ、うるさい……うるさい! い、今更医者みたいな事言うんじゃない!
[質問に答える事はせず、続けられた言葉に激昂のままに言葉を叩きつける。 何処までも上から目線で、何処までも見下してくるその瞳が、態度が。忌々しくて堪らない。 こんな奴を少しでも信じていたなんて。そう思うと、勝手な事と知りつつも、その怒りを押し付ける事を堪える事は出来なかった]
褒められたと思ったのか、随分とおめでたい頭だな。
[睨みつけたまま、吐き捨てる様に言って]
……口説く? ハッ!お前、そういう――ッ、!?
[言葉の途中で机に押し付けられて、語尾に隠しきれない驚愕が表れる。 未だに彼が医師だとう意識が抜けきらないものだから、まさか危害を加えられるだなんて、思ってもいなかった。目を見開いて、信じられないという風に彼を見る。
傷口を抉られれば、唇を噛み締めても隠しきれない苦痛が洩れた。掌の傷も忘れ、顎に当てられた手を制止しようと右手を伸ばす。勿論、力なんてろくに入らなかったけれど]
(123) 2014/06/28(Sat) 22時頃
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……は、 なに、を。
[目の前に煌く銀色の刃物に、息が引き攣る。相手の言葉なんて耳に入らない。ただ自らを傷付ける為だけに引きぬかれたそれにしか、意識がいかなかった。 ――殺されるのか、と。半ば本気で考えて。けれどその考えをどうにか打ち消す。ただそうであってくれと、そう思っていただけだけれど]
い、いやだ、あ、頭おかしいんじゃないのかあんた、
[彼の意図がようやく分かって、思わず縋る様な視線を向けた。意味等無いという事も分かっている。けれど、他にどうすれば良いか分からなかった。 どうにか自由に出来る左手を、ナイフを握るその手の上に添えて。それを制止しようと、込められた力に抗う]
ッあ゛……ぐ、 クソ、や、やめろ……!
[肉を引き裂かれる感覚に悪態を吐く。傷口から流れ落ちる血液と、恐れと痛みに溢れた涙が机を汚した。
けれど自分が力で勝てるわけがないという事は、自分が一番よく分かっていた。だが、だからといって抵抗しないなんて選択肢があるわけも無くて。必死に彼の腕を、そのナイフを退かそうとするのだけれど、意味はあったかどうか]
(124) 2014/06/28(Sat) 22時頃
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[こんな分かりやすい拒絶の仕方、いつもの事だろうに。 わざわざ口に出された確認めいた言葉>>111。自分に何か返してほしいのか、何か思ってほしいのか、それともただ口にしただけなのか。 どれにしたって今更にも程がある。 目尻に残った水分を雑な動きで拭い取った。]
…、じゃあ今死んでよ。 そしたらすぐに追いかけてやるから。
[つられてこっちまで溜息が出る。 嫌だなんてそんな主張だけ押し付けられても、自分にだってどうしようもない。 嫌だと言った所でどうにもならない事があるのを充分な程学んだから。
溜息ついでに告げた言葉には戯れも、呆れも、怒りも、そうゆうのが全部少しずつごちゃ混ぜになった末にやけに淡々とした響きになった。 どうせ出来ないだろ。多分求められている事も、そういう事ではないだろうから。 それでもそこまでしてくれたんなら。惰性で続けた時間の区切りをつける程度の認識でしかないから、冗談にも本気にもしてやれるんだけど。 結局これも、突き詰めれば内包してるのは、自分の為に何かしてほしいなんていう、子供の甘えに過ぎない。]
(125) 2014/06/28(Sat) 22時半頃
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いい加減みとめてよ。 死ぬって言ったのはアンタ達医者でしょ。
[穴なんだか潰れたんだか抉れたんだか、自分でもよく分かんない事になってる右腕に処置がされていくのを眺めながら、幾らか憮然とした表情を浮かべてそう言う。
痛いとか何だとかは零して身動ぎ程度はするだろうけど、治療をされること自体にはもう抵抗しない。し、ついでだから。既に自分で包帯を巻いた後の手の甲も、こっちも痛いって指さすくらいはした。]
別にいい、これくらい。
ねえ。何に謝ってんの。 何が悪いと思ってるの?ほんとに悪いと思ってんの?
[頸筋に残るだろう鬱血の痕なんて、僕にとっては先程傷つけたばかりの右手や、今日までに自ら作った痣や傷跡と同じで何ら特別な意味をもたない。 それなら首に包帯なんて邪魔くさいだけ。 それより、今は、もうひとつ鬱陶しいものがある。
先程から何度繰り返されたか分からない謝罪にはそろそろ辟易させられる。]
(126) 2014/06/28(Sat) 22時半頃
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え、……マリーさん……?
[アルコールと隣で頬を撫でる彼女が醸す甘い香りで身体の力が抜けそうになり、身体を逸らす。それでも彼女の手が身体から離れることはなく、擽ったさから表情を歪める。]
こんな身体、何も良いことない……。
[肌が綺麗だったとしても、誰に見せるわけでもない。仮に見せるような、触れさせるような相手ができたとしても、その相手との時間のズレに苦しむことになるのに。 ーー彼女は何も分かっていない。じわり、と黒い感情が心に滲むのが自分でもよく分かった。]
成長するあなたには、分からない。絶対に。
[強い口調で言い放てば彼女の腕を掴み、動きを止めて。互いの病気を理解するなんて無理だったんだ、と俯いた。]
(127) 2014/06/28(Sat) 23時頃
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[花壇の前にしゃがみ込み、スコップなんてないから指先で穴を掘る。
小さな穴が4つ空いたなら、その中に順繰りに黒いタネを落として行く。]
これはゆうちゃんの、こっちはあさがおの。 こっちはホリーおねーちゃんで、こっちは………
[手を繋いでここまで来てくれた『お兄ちゃん』
この病院に入院して、一番たくさん話して、一緒にいる時間も一番多かったと思うのに、そういえばまだ名前を呼んだことはなかった。 なんて気がつけば、なんとなくはずかしくて、名前を呼ぶのをためらってしまう。]
こっちは、オスカーおにーちゃんの。
(128) 2014/06/28(Sat) 23時半頃
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…医者ですから。 患者の心配くらいしますよ。
[投げつけられた罵声と、苦悶に呻く声>>123に白々しくそう答えながら。机に押し付けたまま、当然だと言うように肩を竦めて見せる。 相手の挑発には、"その調子です、もっと挑発して御覧なさい"、なんて煽り返しつつ、さも楽しそうに此方を睨む無表情の顔を見つめる。 屈しまいと必死に足掻くその様に、抵抗しようと伸ばされた力の籠らないその腕に、どうしようもなく胸の中を擽られる。それでも少し手に力を込めてやれば、引き攣ったような息を漏らす唇に小さく吹き出した]
頭がおかしいって…酷い事を言いますね。 安心してください、殺しはしませんよ……でも、抵抗したら痛いのは君ですよ?
[愉快、愉快。次第に縋るような色へと染まるその眼差しの甘美さに、知らずのうちに笑みが強まる。まるで赤子をあやすように柔らかい声音でそう呟くと、顎の下へと当てたナイフをゆっくりと横へ引く。 添えられた彼の左手>>124のせいで少し目算が狂ったが、痛いのは彼であって自分では無いのだから、特に問題は無い――死ななければいいのだ、死ななければ]
(129) 2014/06/28(Sat) 23時半頃
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[それでも、普通な表情をして名前を呼び、タネの上に土をかける。 赤くなった頬っぺたには気がつかないふりで。]
あさがおのつる。 おにーちゃんのへやのところまでのびるといいね。 そしたら、おへやからでも、おはながみられるもんね。
[本当は、朝顔が咲くよりも早くに、会いたいのだけれど。
オスカーの言葉>>119になんとなく、それは難しいような気がして]
なにいろのおはながさくかなー。 あさがおがちょうちょになったら、たしかめにくるね。
[オスカーの顔を見上げ、笑った。]
(130) 2014/06/28(Sat) 23時半頃
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……こんな時でも本当に変わらないんですね。 不思議なものです、君の病は。
[痛みに呻き、涙しながらも決して歪む事の無いその顔を見ながら、不服そうな溜息を。もがくように伸ばされた腕にチラリと邪魔くさそうな視線を投げつつ、顎を掴む力を強める。 ――嗚呼、残念だ。実に残念だ。今この時、君の病が治癒していたのなら。きっと素晴らしい顔が見れたでしょうに]
あぁ、そうだ。 退院したら、俺が外へ出た時には見舞いにくらい行きましょうか。 君は何が好きです?
[僅かに首を傾げ、この行為とは到底似つかわしくない話題を投げつつも、返答を求めるようにまた少しナイフを傷へと食い込ませる。 そのまま刃を抉るように動かせば、どぷりと鮮血がその喉を濡らす。 ――決して殺しはしない。そんな勿体無い事などするものか。 滴るその赤い血で自らの手すら汚しながら、涙を流すその目元へと唇を寄せ。 そうしてもう少し、と容赦無く肉を抉った]
(131) 2014/06/28(Sat) 23時半頃
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[若く、美しく、華やかでなければ生き残れない。そんな世界に身を投じる彼女はその少女が煩う病に嫉妬すら覚える。本来であれば地味な暮らしを望む彼女がどうしてこんな身なりをし、興味の無い努力をし、心とは裏腹の世辞を吐かなければならないのか。強く拒絶をした>>127少女にはその苦痛を理解する事は不可能だろう。と悟る]
―レティーシャ。 貴方は良いわよね…綺麗な世界に居て
[聞こえないかのような小さな声で囁く。その声が耳に届く事は出来れば避けたかった。彼女の純白の心に穢れた物は持ち込みたくない。そう願い。]
(132) 2014/06/28(Sat) 23時半頃
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さて、今度は私の番。
[少女の病の正体を告げられたなら、自分も言わなければフェアじゃないか。「何故切る?」の答えにも繋がるだろうか。彼女は懐から折り畳みの剃刀を取り出しその刃を宙に輝かせる。]
見てて頂戴? [剃刀の刃を左の人差し指につぷ と宛がうとじくじく と流れ出す赤い雫。 アルコールで体が熱いせいか、普段よりその勢いが強い]
こんな事をしても、何も感じない… いえ、感じるのは「虚しさ」だけ…
[その指を自分の分のグラスの中に着けると、赤い模様が琥珀色の中にふわふわ と伝う。 本来ならそのアルコールに痛みが染みるのだろうか?失った彼女には何の感覚も無い。]
私、痛みが解らない病気なの。
(133) 2014/06/28(Sat) 23時半頃
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[とても小さな声で細やかれた言葉に唇を噛む。彼女は聞こえないと思ったのだろうか、それとも聞こえないようにしたかったのだろうか。静かな室内で至近距離……聞こえないわけがないのに。どちらにせよ、深く問い詰めることもないだろう、と思ったことを心の中に押し込めて。]
……、
[彼女の告白を聞き終えれば、赤い液体の滴る手を力いっぱい握る。アルコールのせいか勢い良く吹き出るそれを放置するのは彼女の身体に良くないことくらい専門知識のないレティーシャでも理解出来た。]
はやく、止血しないと……!
[子供の手では力が弱すぎて出血の勢いを止めることは難しいと悟れば、彼女に問う。部屋の主の彼女ならばなにか思い付くだろう。]
痛みが感じられないから、切るの?
[ぽつり、と呟く。彼女にとってはこの行為が答えなのだろうが、それでもレティーシャには理解することができなかった。もしかしたら死ぬかもしれないのに、自らを傷付ける彼女の気持ちが。]
(134) 2014/06/29(Sun) 00時頃
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あ、あ、あ゛……ッ!
[罵倒でも何でもしてやりたいのだけれど、口を動かす度に深く痛むそれに耐え切れず、喘ぎの様な悲鳴を洩らす。 依然変わらないその笑顔に、常なら抱いていたであろう安堵も既に無く。むしろ今この状況で見るその笑顔は、ただディーンの恐怖を煽るだけだった]
や、ぅ……ッ! っぐ、うう、
[嫌だと、やめてくれと。言葉にしようとしても口に出す端から悲鳴に塗り替えられる。 抵抗するなと言われて、はいそうですかと了承出来る筈も無い。表情こそ変わらないが、痛覚は変わらずあるのだ。……そんな事、目の前の医師はよく分かっていると思うけれど。 とはいえその制止に腕の力が抜けたのは確かで。結局は震える手をただ彼の手に添えるだけになる。傷つく事より、下手をして死ぬ事の方が恐ろしくてならなかった]
[変わらない表情にため息を吐かれれば、心の中でだけ当然だと悪態を吐く。 今更何をそんな当たり前の事を言っているのだろう。その病のせいで此処に来て……そして目の前の男にこんな無体をはたらかれているのだ]
(135) 2014/06/29(Sun) 00時半頃
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ぃやだ、やだ、やめ……!
[より深くを目指す切っ先に悲鳴をあげる。彼の言葉自体は聞こえているけれど、それを思考する余裕等無かった。(恐らく、後で思い出して酷く怯える事になるのだろうけれど) いっそ許しを乞えばこの場を抜け出せるのか。そんな思考が過ぎったけれど、かといってそれを口に出すくらいなら死んだ方がマシだ。
喉元まで垂れた血に、嗚呼また服が汚れてしまう、なんて。場違いな事を考えて。結局はされるがままに肉を抉られる。 目の前に近付いてきた彼の顔に、その晒された首筋に。噛み付いてやろうか等と考えるものの、この体制でそれが実行出来るわけも無い]
こ、ろして、やる……!
[殺してやる。 既に傷など構う事無く、魘される様にそう繰り返す。そうして震える左手を彼の首筋に当てて、精一杯の力を込めた。勿論その掌に、彼を殺すだけの力が込められるわけも無いが]
(136) 2014/06/29(Sun) 00時半頃
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病状の事は…言われるまで知らない振りでもしておこうかな
[前まで少しあった色まで見えなくなったとなればバレるのは時間の問題だし、もしも親しい仲の者が居るのならばきっとすぐに知られてしまうだろう。それでもクシャミは自分の病気が進行した事、そして寿命が近い事を悟られないようにした]
…ちょっとは、動かないとね
(137) 2014/06/29(Sun) 00時半頃
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[カーテンを開けると曇天が広がっていた。ただし、その表現は間違っていて青空が灰色に見えるだけなのだが熱量と光の強さでしか晴れと気が付けなかった。 下を見てみれば和服の少女と黒い青年。元々は藍色だったのだろう、と想像は付くが今クシャミの目に色など映らなかった]
…楽しそう、だな
[ボソリと呟いたそれは誰の耳に入る事もなかっただろう。ましてや自分に用のある人物など居ない。部屋を訪ねてくる者すらクシャミには想像出来ないものだった]
ニハハハ、神ってのが居るなら一発殴らなきゃいけないのかにゃー。なんちゃって
[あんな小さな幼女だって頑張っているのに自分があと少しで死ぬからとめげていてどうする。と己に喝を入れると窓の外の人物に気付かれないように部屋の奥へと移動した その幼女が、治る見込みが出来たなどとクシャミは知る由も無く]
(138) 2014/06/29(Sun) 00時半頃
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万年筆…返さなくっちゃ
[手に持った万年筆は元はと言えばディーンの私物である。心の不覚にあった良心は気まぐれにも働き、ディーンに返しに行こうという決断を下した 元々このタイプの万年筆はインクをつけなければただのガラクタに過ぎず、今時インクと万年筆を持っている堅物などディーンくらいのものだろう]
さ、それじゃいきますか
[部屋から出るのに頬を数回叩くと、部屋を出て廊下を歩き始めた]
(139) 2014/06/29(Sun) 00時半頃
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[おろおろと狼狽え傷口を押さえながら右往左往する>>134少女に、彼女は色の無い声で答える]
平気よ… 体の傷は、すぐ治るわ。 放っておいても、ね。
[彼女はその人差し指から流れる鮮血を静かに見つめる。そういえばこの指は新米の彼の白衣に縋るようにしがみ付いた指だった事を失念していた。恐れ多くも罪作りな事をしてしまっただろうか。彼ならこんな時どう処置するのだろうか。興味心からそんな事を考えて。]
痛みでしか…実感出来ない事もあるのよ。 この病気は、そんな私からそれすらも奪った。
[ふ と視線をその指先から手首の腕輪に移し、その彫刻を確かめるように指でなぞる。 その物憂げな瞳は、かつての事を思い浮かべるも還らないその日々を思う]
だから私は痛みに縋るかのように、切るの。 望んだ通りの痛みなんて得られないのは解っているのに。
(140) 2014/06/29(Sun) 00時半頃
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…!
[楽しそうに遊ぶ幼子>>114に手をふられれば、驚いたように目を見開くが、ちゃんと手を振り返す。 幼子のあどけないこちらを呼びかける声が、とても愛らしかった。]
(デメテルに妹がいれば、あんな風にしてくれるのだろうか)
[そこまで考えて、家族の事を思考の繋がりで思い出す。 …優しい母様、父様、兄様。 ……もう、戻っては来ないけれども 沈んだ気持ちは、睫毛と共に落ちていった]
(141) 2014/06/29(Sun) 00時半頃
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[>>128四つの種が穴に埋められながら名前を呼び上げる朝顔に、そういうことかと感心して。最後に間を置いて種が沈められれば、ああそういえば、と頬が緩む。名前なんか特に拘りも無かったのだが。
気など使えないから、>>130その横顔を眺めて。気付けばあっという間に種は土に埋れて紛れた]
二階まで届くのか、朝顔って大きいんだな 小さくても見に来るよ。
[オスカーは朝顔を知らず、全てが大きく見える彼女ならではかも知れないし。 どんな花かも知らない、朝顔と同じ名を持つ花に、無意識に少女の姿を重ねて]
赤だといいな… お前が見に来るまで守るよ
[少なくとも、花が永らく咲き誇るようにそれを約束して。 その笑顔に、つい頭を撫でてしまいたくなったけれど、それはやめた。ちょっとだけ口角を上げて笑って見せた(苦手なのだが)]
(142) 2014/06/29(Sun) 00時半頃
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[弟の涙>>125も、ずいぶん久しぶりに目にした気がする。生理的なものならまだしも、前に見たのはいつだったろうか。 そんな事を考えながら、深追いはせずに手を戻した。]
僕は、認めない。 研究は進んでるって、そう言っただろ、
[駄目押しのような言葉>>126は、相変わらず往生際が悪い。自分を差し置いてそんな事を考えながら、言い聞かせるように呟いた。 処置の合間に落とされる文句にだって、とっくに慣れた。曖昧に頷きながら、手を緩めることはしない。――何より自業自得だろう。 巻き終えた包帯を留めてから、差し出された手も受け取る。]
それに、……おまえに死なれたら、困る。
[包帯に覆われた、この歳にしては幾らか頼りない手の甲を睨み付けながら落とした言葉は、――結局のところ、それが全てだ。 自分よりも幼くてちっぽけで哀れな弟が、訳の理解らない可笑しな奇病のせいでいなくなってしまったら、自分は一体どうすればいいのか。想像すらしたくなかった。 浮かんでしまった嫌なビジョンを振り払うように、恐らく骨折しているであろう赤青く腫れ上がった手も、手早く包帯で固定し直す。]
(143) 2014/06/29(Sun) 01時頃
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