191 忘却の箱
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[それは、彼女がずっとずっと、望み続けた物だった。 望んで望んで、手に入らなかった物だった。
左手をかざすようにして、くるくると舞うように、四角い空を見上げる。 月明かりが、優しく彼女を包み込む。]
すてき。すてき。
[ざぁ、と吹きこんだ風が、彼女の髪を撫でる。
かつてその髪を撫でた手を かつて笑いかけてくれた顔を かつてその唇が紡いだ誓いを 過ごした時間を 交わした想いを 全て、全て、忘れてしまったけれど。]
(86) 2014/09/13(Sat) 00時頃
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私、今、幸せよ!
[彼女は笑った。 得られなかった誓いの指輪を愛でながら。
記憶が、思い出が、頭から消えてしまっても。 そこに感じた思いは、幸福は、心がきっと覚えている。
月明かりの下、くるり、回った拍子にスカートが風を孕んで膨らんだ。
ざぁっと風が彼女を包む。 ぶわりと舞い上がった花びらに、その姿が包まれて。
錦の風が通り過ぎた後、中庭の片隅に遺されていたのは、 枝に蔦を絡みつかせた、林檎の若木。 傍らに、控えめな紫の花をわずかに添えて…**]
(87) 2014/09/13(Sat) 00時頃
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センセイ、────ずっと、ありがとう。
[ずっと言えなかった言葉を、口にした。]*
(88) 2014/09/13(Sat) 00時頃
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