168 LOVEorDEATH2〜死者は愛を知りたいようです
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[暫く黙ってしまったまま、あたしは彼の姿をまじまじと眺める。 何だか、新鮮だ。 こんな街中で、この人と出会うっていうのは、なんか。 そこまで考えて、唐突に、実感する。 …あぁ、現実なんだ。]
…ふふ。
[一緒に、帰って来られましたね。
声をかけられたという事は、覚えているのだろうと判断したあたしは、そんなことを呟くのだった。 この世界でもう一度、生身の姿で出会えたという事が、とてもとても、幸せなことだと思うから。]
(55) だいち 2014/03/31(Mon) 01時半頃
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[物語を語り終わった暁には、少年は女性へと手を伸ばす。 水面に映った赤い月に手を伸ばすことなく、 人の紛い物であるなどという間違った認識を持つことなく、 少年は、一歩を踏み出す。 他人に踏み入る勇気がなかった、今までとは違い。]
(―――でも、手ぐらいじゃ……)
[この胸の熱さは、伝えきれないじゃないか。 だから、この鼓動を。ズキズキと痛いくらい疼く胸の内を。 感じてほしい。 その一心で、女性を―――須藤のことを、抱きしめる。 掴みたいと思っていたのは、届かない月などではなく。 離したくないとすら思ってしまうほど好きな、好きな人の存在で。]
(56) housenka 2014/03/31(Mon) 01時半頃
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(―――思い出して、ください…!)
[若干、抱擁に抵抗するそぶりを見せたものの、 腕の中の彼女はすぐに動きを止め。]
『――真墨、くん……!』
[聞きたかった声で、真墨を認識した証の言葉を、口にした。]
(57) housenka 2014/03/31(Mon) 01時半頃
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愛莉、さん…!
[その声に、答える。 一度その声を聞けば、その瞳を真っ直ぐ見られれば、 湧き出てくる感情は抑えきれなくて。]
『ありがとう、私を見つけ出してくれて。』 ありがとう、ボクの心を気付かせてくれて。
『ありがとう、私の心を救ってくれて。』 ありがとう、ボクのことを思い出してくれて。
『――本当に、ありがとう。』 ……こちらこそ、ありがとう。
[お互いに、感謝の言葉を交わし合って。 やがてタクシーが停車する。 名残惜しくも、心残りの無いお別れの時間だった。]
(58) housenka 2014/03/31(Mon) 01時半頃
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[離れる手のぬくもりの代わりに、握らされる一枚のメモ。 そこには、"未来"を紡ぐための連絡先。]
また会えるって…信じててください。
[タクシーに乗り込んだ須藤を見送る。 須藤は真墨の方を振り向かないけれど、 真墨にはそれでも彼女がどんな気持ちか想像するまでもなく分かった。]
(59) housenka 2014/03/31(Mon) 01時半頃
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[彼もまた、顔に本物の笑みが浮かんでいたのだから。**]
(60) housenka 2014/03/31(Mon) 02時頃
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[振り向いた。 長い髪がさらりと揺れる。驚いたようなその表情は、直ぐに花が綻んだみたいな笑顔に変わって。
もうそれだけで息が苦しい。心臓がぎゅうと縮む。形の良い唇が、確かに自分の名前を呼んだ。涼やかな、澄んだ声。知ってる。この声を、もう一度聞きたかった。
立ち止まってしまった自分との距離を、彼女がいとも簡単に詰める。 あと数歩。手を伸ばせば届く距離感に、破裂しそうなほど鼓動が早まって。彼女はすべてを覚えてるのだろうか。なにを言うべきなんだろう。どうしたら。]
……『何回だって、君に恋をするよ』。
[意思を通さず口をついて出たのは、あの日の約束。 そうだ。生きてたって。死んだって。忘れたって。そうだ。なにも変わらない。もう一度、何度でも、始めれば良いんだ、──彼女と、ふたりで。]
きみの名前を。…教えてください。
[声が滲む。涙脆いのなんて、きっととっくにバレてる。 いつかみたいに、手を伸ばした。指先で、手のひらで、ゆっくりその艶やかな髪を撫でる。 ──『いつかみたいに』? ああ、覚えてる。無くしてなんかいない、きっと、なにひとつ。]
(61) roki 2014/03/31(Mon) 02時半頃
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教えてください。 俺が、きみを、どんなふうに好きになったのか。
[さらさらと指をすり抜ける髪。後ろに流すように梳いて、そのまま、そうっと背中に腕を回して。大切に、大切に、確かめるように、華奢な身体を抱き寄せて、鼻先を髪に埋めた。
触るのが怖い、なんて意識は何処かに吹っ飛んで。 きっと触れれば、身体はまた怖がるのかもしれない。でもそんなのどうだっていい。鳥肌立とうが、震えようが、知ったことか。
服越しに伝わる体温が酷く焦れったい。 ああ、もっと、触れたい。触れていたい、この温度に、きみの肌に。
顔を離して、額を寄せる。 間近から覗き込んだら、彼女はどんな表情をしていただろう。前髪が触れる。そこで止まらずに、そっと額を合わせた。]
それから。それから──もし、きみが嫌じゃないなら。
(62) roki 2014/03/31(Mon) 02時半頃
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もう一度。俺と、恋に落ちてください──。
[今度は、ちゃんと。扉一枚くぐったら終わってしまう恋ではなくて。
抱き締める腕に僅かに力を込める。 腕の中の細い肢体が、すこしだけ震えた気かした。]**
(63) roki 2014/03/31(Mon) 02時半頃
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[口にされる“約束の言葉”、それはどういう意味だろう。けれどその言葉、あたしだって覚えている。 忘れてしまったとしても、もう一度、何度でも。貴方に恋をする、と願ったのは、誓ったのは、あたし自身。]
『きみの名前を。…教えてください。』
[だから、口にされた質問に、あたしは首を少しかしげて笑う。
もう一度、始めよう。 いいえきっと。 もう、始まっている。]
美千代です。本田、美千代。
[けれど、少しだけ、ずるしちゃおう。この人に呼んでもらう名前は、名字じゃなくて、名前が良い。 髪を撫でてくれるその指先がくすぐったくて、小さく笑う。 もう一度、その指先に触れたい。安易に触ってはいけないことは、もう知っているのだけれど。]
(64) だいち 2014/03/31(Mon) 03時頃
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『教えてください。 俺が、きみを、どんなふうに好きになったのか。』
[そぅと背中に回される腕に身を任せ。 抱き寄せるその力が、優しいのに、力強くて。 どうやら白い部屋のことを覚えていないらしいこの人が、ためらいなく自分の懐に“他人”を入れてくれる。 たとえ忘れてしまったとしても、“特別”は変わらない、そのことが、とても。嬉しくて。それを、きっと分からないだろうことが、ほんのちょっぴり苦しくて。 間近になったその顔を、苦味を押し隠せるほど器用でないあたしは、少し複雑な顔で見返してしまう。 けれどそれも、触れ合った額を感じた瞬間、驚きに塗り替えられた。]
『それから。それから──もし、きみが嫌じゃないなら。』
[口にされた言葉が、ちくりと胸を刺した痛みなんかかき消すくらい、甘く強く、脳にしみ込む。 まるで、もう二度と逃がさないとでもいうように、強く抱きしめるその腕に、吐き出した吐息が小さく震えた。]
(65) だいち 2014/03/31(Mon) 03時半頃
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…槇村、さん。
[もう一度もなにも、あの部屋で重ねた短い時間の事を、全てはっきりと覚えているあたしにとっては、これはその延長で。この震えるほどに恋しい感情も、既に馴染みの物であるのだけれど。]
もう一度、なんて、ケチな事、言わないです。
[何度でも、何度でも、新しく恋を始めよう。それは、まっさらという意味ではないけれど。]
あたしの覚えてる限りのこと、全部お話します。 その代り…貴方の事、もっともっと教えてください。
[躊躇いながら、その背にすがるように手を回し。男のひととこんなに近づいた事の無いあたしからしてみれば、案外広いその背中と温もりに何だか満たされたような心持で。]
…まずは、貴方の名前から。
[くすりと笑って口にした言葉に、彼はもしかしたら驚くんだろうか。だってあたし、よくよく考えたら槇村さんの名前、知らないんだ。その名を聞いた時、あたしはまだまだそれどころじゃなかったから。 それからそれから。]
(66) だいち 2014/03/31(Mon) 03時半頃
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[それから、それから。
どこに住んでいるの。 好きなものは? たべものとか、おんがくとか。 あぁそうだ、もっと大事な事。 あたしはどこまで貴方に触れていいですか?
聞きたいことは、たくさんある。 そんな新しい一つ一つを、重ねて積み上げて。 貴方との時間を紡げますように。]
(67) だいち 2014/03/31(Mon) 10時半頃
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とりあえず、どこかでお話しません?
[そこは道のど真ん中だったわけだから、ちょっと注目を浴びてしまう気がして。 そんなことを言って誘っては、少し上気した頬で、ほんの少し困ったように笑って見せるのだった。
どこかでお茶でもしたいなぁ、手袋したら手、つなげるかな、なんて考えながら。**]
(68) だいち 2014/03/31(Mon) 10時半頃
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─5d回想・槇村と進村─
──あ。おはよう、?…すすむら君。
[自室の扉を開けると、ちょうど隣室の主と出くわす。こちらを向いた少年──進村の黒い瞳に、取り敢えずの挨拶を送った。
彼とは食事なんかの席で会話をした程度で。そして、自分がここに残していくことになる人の、ひとり。 それは罪悪感じみたものを当然含むのだけれど、何よりも年下でまだ子供である進村を置き去りにすることが、単純に心配でもあった。]
そういや、朝メシ。ありがとね。
[進村が気を利かせてさいとう氏に頼んでくれたらしいのを思い出し、礼を述べる。 挨拶に応じる相手の顔へ視線を上げて──ぎょっとした。
肩越しに見えた、進村の部屋のなか。内装が不自然な立体感で、真ん中にぽつんと椅子がある。それ以外は、多分、見間違いでなければ──]
ちょ…、進村くんの部屋、なんか…その、変じゃない…?
[思わず疑問が口をついて。 困惑した目で見つめれば、目の前の少年はどんな反応をしただろうか。]**
(69) roki 2014/03/31(Mon) 11時半頃
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―5d回想―
[自室を出た瞬間、隣から声をかけられた。 振り向けば、須藤とは逆隣の部屋から、部屋の主である槇村が出てくるところ。]
おはようございます。 といっても、あんまり実感ないですよね。
[目が覚めるから、朝。 この空間で目覚めを迎えること数度、朝の認識なんて、その程度だった。]
[朝食の件について礼を述べられれば、真墨は居心地が悪くなり、]
…いえ、自分の分の…ついでですよ。
[と、口内で呟いて目をそらす。 反射的に身をよじると、一歩足が後ろにずれて自室の扉を蹴飛ばしてしまう。]
(70) housenka 2014/03/31(Mon) 21時頃
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『ちょ…、進村くんの部屋、なんか…その、変じゃない…?』
[それは、他人には見せたくなかった己の歪み。 う、と口ごもり、かといって誤魔化すこともできず、正直に話すことにした。]
これが……ボクの部屋ですよ。 家具も無い、本も無い。 全部それらを模して壁に描かれただけの―――紛い物ですよ。
[その言葉選びは、己を嘲る意味も多分に含んだ意図があった。 この奇異なる部屋構造こそが、真墨を『表す』部屋なのだと。
それが真墨の『望んだ』ものであるとは、真墨は気付かない。*]
(71) housenka 2014/03/31(Mon) 21時頃
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――――― さようなら♫
[パタン。 手をつないだ二人の背中に、小さく返す告別の言葉。(>>6:40) その姿が向こう側へ消えると共に、残っていたすべての扉が消え、真っ白な空間へと戻っていく。]
(72) maru 2014/03/31(Mon) 22時半頃
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[――…… ブゥン]
[水たまりのように、床にまあるく切り取られたような穴があく。 赤い獣は、そのさらに奥を覗き込むように、しゃがんだ。]
(73) maru 2014/03/31(Mon) 22時半頃
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[その向こう側に映るのは、どこかへと駆け出す少年の姿。(>>10) まだあどけなさの残るその顔に映るのは、焦燥の色。
やがて、彼が辿りついた駅で。 線路に落ちた女性。止まる電車。そして、手を伸ばす少年の姿を見れば]
うん。 大丈夫そうだね♪
[満足したように、一つ頷いて。]
(*0) maru 2014/03/31(Mon) 22時半頃
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……まがいもの?
[気まずそうに告げる進村の双眸をじい、と見詰め、反芻した。 意図した事だろうか、なんだが敢えて自分を貶める言葉選びをしているような。 進村の黒い瞳は想像していたよりも虚ろな色はなく、困惑なのか嫌悪なのか自戒なのか、よくわからない色が浮かんでいる。
まがいもの。 もう一度口内で呟いて、すい、と彼の横をすり抜けた。 勝手に部屋に入られた事に進村は不快を示すだろうか。その辺は敢えてあまり気にせず、ズカズカと歩を進める。 そうして、ぽつんと中央に置かれた椅子を、ちょいと指でさした。]
ねー、じゃ、コレは? コレも最初っからあったの?
[その質問の意図は、進村には正確には伝わらなかったかもしれないが。]
(74) roki 2014/03/31(Mon) 23時頃
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[すい、と自然な足取りで部屋の中に侵入する槇村を止めることもできず。 真墨は、恥ずかしいものを見られた子供のように忙しなく目線を左右に振りながら、槇村が室内を眺めるのを傍観する。]
『ねー、じゃ、コレは? コレも最初っからあったの?』
[届いた声は、椅子を指さしている槇村のもの。 ちなみに床にベッドが描かれてる位置に布団も敷いてあったのだが、やはり部屋の中で唯一立体感を持っている椅子が目を引くのだろう。]
そ、それは…こんな部屋じゃあ生活できないし、 流石に椅子ぐらいは……ボクだって、必要だし…
[真墨の答える言葉は弱々しい。床に座れば椅子など必要ない。 本当は部屋に何も無い状態を許容できなくて。 つまるところ―――そこにあるのは孤独感だ。]
(75) housenka 2014/03/31(Mon) 23時頃
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…じゃ、コレは、『きみが欲しかったもの』ね。 成る程成る程。
[言い訳を述べるみたいに歯切れの悪い進村の答えに、寧ろ上機嫌に答える。 それからコレもかー、楽しげな声音で布団を指差して、断りも無しにそれを掛け布団ごとばふっと三つ折りに畳んだ。 制止の声があったかもしれないが、構わず端っこに寄せて、立ち上がる。]
進村くんさ。 須藤さんとなんかあった?
[それは、もしかしたら彼が問われたい内容では無かったかもしれない。別段勘やら何かではなく。単純に四つしか個室が無い現状、扉の前で会話をされると漏れ聞こえしまうものもある訳で。
最初の日、死んだ魚みたいな目をしていた進村と、若干印象の違う理由が気にはなるところではあった。]
(76) roki 2014/03/31(Mon) 23時半頃
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ミルフィは、/*まっきーを正座待機している。
だいち 2014/03/31(Mon) 23時半頃
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[なるほどなるほど、と納得しながら部屋の中を歩き回る槇村に、居心地悪く入り口に棒立ちする真墨。 布団も三つ折りにされて部屋の隅に置かれてしまい、ただでさえ物がなくて広く感じる部屋がさらにがらんどうになる。]
『須藤さんとなんかあった?』
[おもむろに、槇村の口から出てきた名前に、ビクリと体が反応する。 何か、あったどころの騒ぎではない。 その名前が他人の口から出てくるだけで、心臓が跳ねあがるほど衝撃的で。]
う……! あー…いや、別に、なにも。 槇村…さんは……その、須藤さんと……どんな感じ?
[ほとんど一対一で話したことのない相手、槇村とどう会話をすればいいのか分からず、当たり障りのない会話を返す。]
須藤さんって、不思議な…人だよね。
[槇村は須藤をどのように見ていたのだろうか。]
(77) housenka 2014/03/31(Mon) 23時半頃
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『美千代です。本田、美千代。』
[腕の中の彼女が、そう言った。 ほんだ、みちよ、さん。ちいさく繰り返す。頭の角で、また白い光がチラついて。]
…「心身ともに健康で、まっすぐである、こと」。
[唇から自然と言葉が落ちた。知っている名前。覚えていないけれど、確かに、知っている。 額を離して、目の前の少女を見詰める。自然と、顔が綻んだ。]
きれいな名前だね、…美千代さん。
[そう呼ぶことは許されるだろうか。きっと、大丈夫。ゆるく抱き締めた彼女は、笑ったまま。まずは、貴方の名前から。同じ問いを自分にする。]
(78) roki 2014/04/01(Tue) 00時頃
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[槇村さん、とさっき呼んでくれた。でも、そうか、きっと名前で呼ばれた事は無かったのかもしれない。
綺麗な髪を一筋、掬い上げて、そこに唇を押し当てた。 知っている匂いと、感触。]
俺は、コウタです。槇村、康太。
[名乗った名前を、彼女は呼んでくれただろうか。 心臓が早鐘を打つのは、さっきまで触れていた肌のせいだけじゃない。 住んでる場所は? 好きなものは? 互いを知る為の言葉を重ねた彼女が、ふと周囲を気にするように身を捩った。 はたと周りを見渡せば駅に程近い道端で、結構な注目を集めている。 ガッと顔に血が登って、慌てて抱き寄せていた身体を離した。]
ご、ごめん、…こっち。
[どこかでお話しませんか、と微かに頬を上気させた少女が笑う。 同じように苦笑いひとつして、道の先へ促した。]
(79) roki 2014/04/01(Tue) 00時頃
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[この先に、とびきり美味しいお茶とケーキを出す、お気に入りのお店があって。長居をするならもってこいなのだ。 きっとそこは、彼女も知っている場所なのだろうけれど。]
そ、だ。 さっきの。俺が無理!ってなるまで、…繋いでてもいい、かな。
[少し後ろを歩く本田を振り返った。パーカーの袖を手の甲まで引き上げて。指先だけなら、きっとちょっとくらい、大丈夫。
こちらを見上げるその少女に左手を差し出して。この手を取ってくれたなら、いつかみたいな笑顔で。]
一緒に、行こ。──本田さん。
[口をついたその呼び方と、重なったその手は、確かにあの青い扉の前での二人で。
終わった筈の物語は、彼らの姿が消えていった小さなカフェの扉の向こうで──また、始まるのだろう。]*
(80) roki 2014/04/01(Tue) 00時頃
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[べつに、なにも、とこれまたいやに歯切れが悪い進村の回答。 お人形みたいに動かなかった表情が、今になって狼狽を見せる。
自分が須藤とどんな感じか、と質問が返ってこれば。 なんだか、なんとなく。なんとなくだけれど、勝手に、口の端がにやあ、と上がる。]
べっつに、なんもないよ俺は。 すどーさんとはほとんど喋ってないからわかんないなあ。…進村くんはイロイロ知ってるみたいだけど。
[なんかあったほうが良かった?意地悪く笑って、聞いてみた。ちょっとの安堵感。そうか、この子はこんな表情をするのか。 お人形みたいなんて思って、悪かったと心中で謝罪する。]
個人の部屋ってさ、本人の希望通りってかみさま言ってたよね。 進村くん、もしかしてこのイカした壁紙お気に入りだったりするの?
[彼の抱えたものが何なのかは分からないが。放っておけないと思うのは、たぶん、皆の輪から少し距離を置き続けたこの少年が、それでもその場から去ろうとはしなかったからだ。
それは自分にも覚えのある感情で。]
(混じらないのと、混じれないのは。…違うっしょ。)
(81) roki 2014/04/01(Tue) 00時半頃
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[色々知っているみたいだけれど、という槇村のその言い方が、 真墨を試しているようで。何故だか、チリッと小さな炎が体の中を焦がすような感覚があった。]
『進村くん、もしかしてこのイカした壁紙お気に入りだったりするの?』
[続くその槇村の言葉に、何かが…真墨の心に、ひびを入れる。]
そんなわけ―――ないでしょう。
[いつか、獅子の居る部屋を訪れた時と同じような、冷たい感覚。 冷たくて―――とても心が冷えるのに、頭だけは熱い感覚。 表情を形作ることはなくても、その目だけは…語っていた。 否、断じて否と。]
こんなの……ボクの望んだ部屋じゃ、ない…!
[否定する言葉は、弱々しい。 一方で、怨嗟のごとき強い意志を秘めていて。
じっと、槇村から目をそらしながら、リアルに部屋を描いた壁紙をにらんでいた。]
(82) housenka 2014/04/01(Tue) 00時半頃
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[槇村くんと共に店に来ていたのは本田さんだった。 さっきまで手を繋いでいたということは…なるほどそういうことか理解した。]
いらっしゃいませー。
[声を掛けながら、おれは彼等の席に近付いていく。 あの時彼等が食べた、苺とベリーのタルトを二切れトレイに乗せて。**]
(83) bluesheep 2014/04/01(Tue) 00時半頃
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