237 【リアル人狼RP村】蜉蝣の村【半身内】
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フィリップは聖歌隊員 レティーシャに投票した。
レティーシャは徒弟 グレッグに投票した。(ランダム投票)
ネルは鳥使い フィリップに投票した。
グレッグは聖歌隊員 レティーシャに投票した。
レティーシャは村人の手により処刑された。
時は来た。村人達は集まり、互いの姿を確認する。
犠牲者はいないようだ。殺戮の手は及ばなかったのだろうか?
全ての人狼を退治した……。人狼に怯える日々は去ったのだ!
「大丈夫ですか…っ!!!」
ガタン、という大きな音と共に男性の叫び声が聞こえる。広間に人が集まっていたのなら、全員「三宅」というネームタグを下げたその男を見ることができるだろう。
「……っ!!!!」
彼は全員の状況を見るなり驚いたように声を上げる。と同時に漂う異臭には顔を顰めて。そして、頭をまっすぐ下げた。
「……ウチの青山が失礼致しましたっ!!!……お詫びのしようもありません……」
しかしその顔は依然として要領を得ない。そして、重苦しい口を開く。
「……っ、皆さんの、血液を調べて……漸く自体を把握したんです…。それが、ちょうど2時間前のことになります。それ、で…チーフである青山に報告しようとしたんですが……、その姿がなくて…。
それで、初めてモニターを見ることができたんです。…急いで開けようとするにも、扉が開かなくて……パスコードが変えられてたのを、今戻して漸く……っ。
(#0) 2015/08/28(Fri) 02時頃
申し訳ございません……っ!!!」
床に額を擦り付けるかのように土下座して謝罪を口にする。それでも、到底許されることのないだろう。
(#1) 2015/08/28(Fri) 02時頃
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ー三枝友英の葬儀の後ー
[男の葬儀はとても寂しいものだった。 葬花も少なく弔問者も少なく、親族も娘の春江のみで本当にひっそりとしたものだった。 その葬儀で春江はただ呆然としていた。涙すら流れなかった。もう涙は流れて流れて枯れ果ててしまったのかもしれない。ただ、好奇の目を向けるマスコミが根掘り葉掘り心情を吐露させようと何人もやって来はしたが、春江はそれに対して拒絶の態度を示しそれを変える事はなかった。
春江は、愛する人がいた。 今度紹介したい人が居ると、将来を誓った人がいると父に言った時、父は寂しそうでもあり嬉しそうでもあった。貧しいながらも忙しいながらも片親ながらも自分を懸命に育ててくれた父。春江は父が大好きだった。だから、ただ生きて笑顔で見守ってくれていたらそれで良かったのに。
それでも、春江は大手製薬会社で起こった事件の"被害者の身内"となり、世間の好奇の目に晒された。 哀しみに暮れる暇もなく、ただ人々はこの猟奇的な事件に巻き込まれた父を、そしてその娘である自分を話題にあげ言葉で傷をえぐってきた。 そして、直ぐにそれは暴かれた]
(0) yumeneko16 2015/08/28(Fri) 19時半頃
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光彰さん…。
[葬儀を終え遺骨を抱え、好奇の目から逃げるようにして家に逃げ込んだ。 しんと静まり返る狭い部屋の中、喪服のままへたり込みその名を呼ぶ。 父はヨアヒム、その人はイアンと呼ばれていたらしい。 父は喰い殺され、彼は殴り殺されたらしい。 二人とも春江にとって唯一無二の存在だった]
(1) yumeneko16 2015/08/28(Fri) 19時半頃
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[春江は、高杉光彰の葬儀に出ることができなかった]
(2) yumeneko16 2015/08/28(Fri) 19時半頃
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[父親も恋人もあの事件で殺されるなんて何の運命の悪戯だろう。 だから無理しないでねと父には言ったのだ。 彼はどこに行くなんて言わなかったけど、危ないことだけはしないでといつも言っていたのに。 そんな、大切な人を同時に2人も亡くした春江に向けられたのは、同情と同じくらいの好奇心。 彼が生業にしていた仕事だから嫌いたくない、けれど、情報の世界はとてもとても残酷だった。 だからだろう。 彼の家族はこれ以上好奇の目に晒される事を嫌い、春江の参列を断ったのだ。 それは分かる。父の葬儀でも何度も聞かれた。彼の葬儀でもきっと、何度も心無い事を聞かれるだろう。そこに自分がいれば、更に質問の嵐に巻き込まれるに決まっているのだ。 一人きりになって漸く、もう枯れたと思った涙がつう…と溢れてくる]
(3) yumeneko16 2015/08/28(Fri) 19時半頃
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父さん……光彰さん……。 2人とも、大バカよ……。
[ただ、普通に暮らしていくだけで良いではないか。 父も今まで通りでいて慎ましい幸せを保っていれば良かった。 お金なんてそんなになくて良い、笑って生きていられるだけあれば。 彼も、手を繋いで生きていられたらそれで良かったのに。仕事熱心な人と知っていた、そんなところも好きだった。だけど、こんな無理をするなんて。 もしかして、焦らせたのは自分だろうか。結婚の二文字が、彼には責任を負わせ父には見栄を張らせたのだろうか。 そんな後悔すら胸に湧いてくる]
光彰さん、父さん、……バカ。
(4) yumeneko16 2015/08/28(Fri) 19時半頃
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[はらりと涙がこぼれるが、部屋に呼鈴が響き思わず両耳を塞ぐ。 また心無い問いを重ねに来たのだろうか?それとも、好奇心だけの哀れみを? お願い。 お願いだから、今はただ静かに哀しませて]
[このままでは彼に御線香をあげる事もお墓に言葉をかけにいくのすら、何時になるのか分からない。 いっその事、
]
(5) yumeneko16 2015/08/28(Fri) 19時半頃
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―舞台の幕切れ―
[握り締めた両手は、その中の彼の手(>>4:62)が冷え切っていくのを伝えていた。 気が付けば、フィリップたち(>>4:68)が赤で満ち満ちてしまった広場へとやって来ていたようだ。 彼の悲痛な叫びが耳に届く。抑えようとしていた涙はぼろぼろと零れて、赤い海に僅かな波紋を立たせた。
それから、どれ程の時間が経ったか。 ガタンと大きな音(>>#0)に視線を上げる。そこには見知らぬ男性が立っていた。その男が青山とどのような関係なのか。彼が頭を下げたところで、錯乱した頭ではすぐに理解することなど叶わなかった。 すぐ傍に落ちていた血濡れのメスを手に取ると、握りしめ。彼をまっすぐに睨みつける。]
あ お、やま…ゆる、さな…
[それから彼が土下座をし、青山の失踪を理解するまで。力一杯に亡骸を抱きしめながら、メスを握り続けていただろう。]
(6) omelette_kan 2015/08/30(Sun) 19時頃
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[どれだけ叩いても開かなかった扉が開く音>>#0。 望んだはずのその音は、それでも嫌に空虚に響いた。
繰り返される謝罪の言葉はあまりに現実めいていて、非現実から引き上げられたばかりの身には、まるで遠い世界の言語にすら聞こえる。 自身が身を置いていたのは、正しく"そちら側"の、筈だったのに。
半ば呆然としながらその言葉を聞いて、下げられた頭>>#1にも、到底声を掛ける気にはなれない。 茫洋と彷徨わせた視線は、亡骸を抱えたままのグレッグ>>6へと。 歩み寄っては、真っ赤に染まったメスを握りしめた、同じく血塗れの手へと。ゆるく手を重ねた。]
……グレッグ、 も、…いいから。
[もう終わっただとか、そんな冷静な言葉を告げるつもりもない。 ただ彼の手に――いつか繋いだ暖かなその手に、人を傷付ける為の凶器が握られているのが、厭だと。 それだけ。]
(7) g_r_shinosaki 2015/08/30(Sun) 20時頃
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[それからその腕にしっかりと抱えられた、喉から顔から、潔白の衣服まで。朱に染め上げられたレティーシャ>>4:62へと。 恐る恐る手を伸ばしては、一度握り込んで――それから改めて、緩く触れた。
遠くない記憶の中、作り物めいた儚さで笑った表情と、赤い唇は。 血色を失った今でさえ、変わらないように思えて。]
おわった、…らしいです、よ。
[濡れた唇を震えた指で拭いながらの彼への言葉は、同じく自身へ言い聞かせるように。 そうしてしばらく、その場の収拾が付けられるまで。 急に吹き込んだ外気に、眩暈めいて蹲っていた、だろうか。]
(8) g_r_shinosaki 2015/08/30(Sun) 20時頃
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[その後あの臨床試験は、どうなったのだろうか。どちらにせよその先の物語を、レティーシャ……いや、一条蛍介が知ることはない。
死んだ者が生き返るなどということは、絶対にあり得ないのだから。]
「……愚息がご迷惑をおかけしました。」
[低い声に紛れて聞こえるのは、女性の啜り泣く声。低い声の持ち主も、その言葉とは裏腹 何処と無く悲しげな…そして怒りに満ちた顔をしていた。 それもそのはず、高校を出た後 家族全員が望む大学に進学することなく家を出た息子が……7年もの年月を経て、漸く帰ってきたのだ。それも、冷たく動かない体になって。
蛍介は家族に本音を吐露する事がなかった。何も話さず、何も告げず。それでも笑顔を見せていれば、それが偽りだろうと家族は気にかけることはなかった。 蛍介が何を抱えていようと、それを気にするだけの余裕も無かったのだろう。何かあると気づいた時には、息子の姿は無くなっていた。
7年の溝を埋めることなど、もう叶わないのだろう。それでも、出来ることなら……たった一人の馬鹿息子の声を、もう一度聞きたいと願う。]
「…………この馬鹿が。」
[寂しげな呟き。その手には……幼き日の写真が握られていた]
(9) purin3 2015/08/30(Sun) 20時半頃
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[赤く冷たい海の底に、“名”を呼ぶ声が届いた。強張っていた腕は、小刻みに震えながら降りていき、握られていたメスが、カラン、ピチャリ、と音を立てて海に沈んだ。]
フィ、リ ップ…
[赤い水面には、見慣れた顔。存在に何度も救われてきた、その人。ぼやけた視界をなんとか凝らし、叶うならば血に濡れた手を彼の頬に当て、その顔を見上げる。]
生き、てる…?
[非現実に支配されていた空間は、徐々に現実的な風が入り込んできていただろうか。徐々に悪い夢から覚めた心地になれば、自分の目の当たりにしてきた悪夢が、現実だと思い知らされて。]
ご めん、なさい…ごめん、 ごめんなさいッ ゆる、して…
[まだ目の前に彼が居たならば、彼に縋って子どものように泣きじゃくっただろう。]
(10) omelette_kan 2015/08/30(Sun) 21時頃
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― →広場 ―
[揚げ足めいた反論>>4:67は聞かないふり。それよりこの手を離して欲しくて。]
いや…っ行きたくない…
[抵抗虚しく。彼に手を引かれるがままに足を進める。強い力には抗えない。どれだけ経験を重ねたとて、基礎能力までは化けられない。
だって広場には『生』はない。数時間前、絶望したあの場所には、もう行きたくない。部屋に篭っていた方がマシだ。
それでももう、広場は目前。]
っ――――
[開いた扉の先。聞こえてしまった。見えてしまった。またひとつ、『生』が消えていく音>>4:62を。『無機物』へと成り代わる瞬間を。]
(11) ainsel00 2015/08/30(Sun) 22時頃
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[やっぱりくるんじゃなかった!!!激昂したくなる自分を理性でとどめて隣の彼>>4:68を見れば酷く狼狽えた様子で。今やっと手が解放される。 今更解放されたところでなにもならないのに。
血の海に沈んでいる身体、それはレティーシャだったもの″。そして傍に立つ彼の手を確認したのは反射的。そこに血がついていない。倒れる彼女のそばには凶器と思しき銀色>>10が。
と、いうことは、つまり。]
…っ!!!
[自害は嫌いだった。『生きる』ことができるのに、わざわざ『無機物』に成る意味がわからなかったから。 それに彼は『死にたくない』>>4:20と、言っていたじゃないか。どうして、どうして。 なぜ諦めてしまったんだ。なぜ『死』以外の道を選んでくれなかったのか。置き所のない『感情』その遣る瀬ない思いに目を伏せる。
『感情』が好きだ。なんでも大好きだ。 ――――ただ、『生』を感じられるものならば。こんなにつらいのは、いらない。『死』の匂いのするものなど。]
(12) ainsel00 2015/08/30(Sun) 22時頃
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[金属が床に落ちる冷たい音と、途切れ途切れに呼ばれる仮の名前>>10。 頬に当てられた手は、温い鮮血で僅かに滑りはしたかもしれないけれど。]
そう、――だよ、生きてる。 俺も、君も。 まだ、…いや、ちゃんと、…生きてる。
[眼前の血の海に広がる、生と死とのコントラスト。 けれど手のひらから伝わる熱は、彼の言葉は。確かに、生を伝える物に他ならない。 乾いた自分の手を頬の上に重ねては、震える指先にだんだんと力を込めて、強く握った。
繰り返される拙い謝罪を聞きながら、――"彼"の前ですら流さなかった涙は、今更流れはしないけれど。]
……なんで、 君が――謝ることなんて。…何もないだろ。
[大丈夫だから、と。 まるで子供をあやすように――そんな事、一度もしたことはなかったのだけれど――何が大丈夫かも解らないまま、繰り返した。 それでも彼のその手が、何にも汚れる事がなくて良かったと。ならばまだ、――大丈夫だと。 言い聞かせる言葉は、彼へと、自分へと。]
(13) g_r_shinosaki 2015/08/30(Sun) 22時頃
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[身寄り無き男の遺体はしかし 無縁仏として処理されずに済んだらしい]
村上、陽介が……亡くなったと、聞きました ……私はその、彼の……
[戸籍にひととき名の乗った女性 彼女が引き取ることにした故
密葬にて現在の夫の手握り返す力は極弱い]
私が……悪いんだわ……
[四角い枠に納められた写真 まだ二人がともにあった頃のもの
箱の中で眠る顔はやけに老けて見え ──否、相応の年月が経っていた 二度と会う事もないと それもまさかこんな形]
(14) ながれん 2015/08/30(Sun) 22時頃
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[仕事に真面目なだけの詰まらない男と 夜遅くの帰宅を待つ日々に飽きを覚え 嘗て切り捨てはしたけれど
手料理を喜んで食べてくれた そんな初期の事ばかり思い出される 判りにくい表情もあの時だけは、嗚呼
新居を引き払い男が移り住んだアパート 小さく汚い其の部屋に残されたのは一通
今回に限らず覚悟はあったのだろう 其れを握り締める力は 極強い]
恨んでくれて良かったのに……!
["君を幸せにしてやれなくて済まなかった"
枠内、箱内の表情は不可解な迄に穏やかで 間の出来事を何も知らぬ事 ただ嘆くばかり*]
(15) ながれん 2015/08/30(Sun) 22時頃
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[ふらふらと近づく彼>>7に、表情を歪めていた彼>>10が、子どものように泣き出して。寄り添う二人、彼らはちゃんと『生きていた』。それがただ、自身を保つ。『死』が匂い立つこの広場で、唯一の『生』を感じることができる。
自分は慰め役には向いていない。慰めるには彼のことを知らないし。慰めるための言葉も知らないし。 ここまで連れてきてくれた彼は一発殴りたいくらいだから、慰めるには程遠い。
だから自分はそれを眺めるにとどめておいて。 なれば、自分はこちらを『慰め』ようか?]
(16) ainsel00 2015/08/30(Sun) 22時半頃
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[フィリップの頬に当てた手は、彼に握られ震えが止められる。強く、強く握るその手は、どくん、どくんと彼の鼓動を伝えていた。]
フィ リッ、プ…… り、お… りおが、いきててよかッ…
[繰り返される優しい声に、緊張の糸が解かれていく。何年も使っていなかった涙腺は馬鹿になってしまったように、緩んだまま。涙を流す、視界はどんどん霞んでいって。 弱々しい微笑みと共に、心からの想いを目の前の彼へ吐露すると、そのまま意識は途切れていった。]*
(17) omelette_kan 2015/08/30(Sun) 22時半頃
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[にっこりと、『笑顔』を作って]
『大丈夫』? だから、ボク、それ嫌いなんですってば。 思ってもいない定型文返すの、面倒ですし。
[それか、もし大丈夫に見えてるなら病院に行ってくださいね、と付け加えつつ、『かわいそうなくらい』床に額を擦りつけて謝罪する男>>#1に近づく。まぁ、『かわいそう』だとはこれっぽっちも思えないけれど。
ちなみにネームプレート>>#0を見れば『三宅』とあるが、覚える気がないのでどうでもいい。]
(18) ainsel00 2015/08/30(Sun) 22時半頃
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[彼の傍に近づいて、しゃがみこむ。肩に手を当てれば彼は顔を上げたろうか。あげたなら好都合。
ひゅ、と風が鳴る音。パァン、という心地よい音は広場に響いたか。]
『お詫びのしようもありません』? そりゃあ、そうですよね。 それだけのこと、してますし。
[立ち上がって三宅とやらを見下ろす。脚が出ないだけでも感謝して欲しい。]
…早くここから出してください。 そして、彼らを。
[無意味な弁解などに耳を傾ける気は甚だない。自己満足自己満足。状況を説明したからといって、被害者から同情をもらえると思っているのなら考えが甘すぎるし、理解してもらえると思っているのなら性質が悪すぎる。 ここで聞いているのも馬鹿らしい。それにこれ以上子どもたちに聞かせていいものでもないだろう。
そうそうに話を切り上げて。早く自分たちを――――部屋で眠る彼らを含め――――ここから出せと、催促した。]
(19) ainsel00 2015/08/30(Sun) 22時半頃
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―すべてが終わって―
お世話になりました。 我が儘ばかりで、 すいませんッした。
[かつてのそれに比べれば随分弱々しいが、それでもかつての面影を残した明るい笑顔。 木暮空詩は、病院の門を出た。 一時的な極度のうつ状態が認められ、本人が帰宅どころか家族との面会を頑なに拒んだことで、数週間入院をしていたのだ。 その為、他の生存者や遺族のように、あの事件についてマスコミから追われることはなかったが、代わりに、あの事件の犠牲者たちの葬儀に参列することもできないでいた。
本人の強い要望で、退院の際に家族は迎えに来ないことになった。病院側の配慮もあり、マスコミ対策もされていたのだろう。穏やかに一歩を踏み出すことが出来ていた。
晴れやかな空の下でも、思い起こされるのはあの日の惨劇。薬を服用していなければ、今にでもあの時の臭いが、冷たさが、吐き気が、まざまざと思い起こされ、発作が起こってしまいそうだ。
空詩は、明るい日差しに眩暈を覚えながらも、一歩を踏み出していた。]
(20) omelette_kan 2015/08/30(Sun) 22時半頃
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[呼ばれる自分の名前>>17。あれほど厭っていたはずの名前も、今はただ安堵を覚えることしかしない。]
……ん、うん。 俺も――よかった、 よかっ……、
[此処へ来てからずっと笑顔でいた彼の、子供じみた泣き顔に、――まるで自分の代わりに泣いてくれているようだと。ただの感傷に過ぎなかったかも、しれないのだけれど。 透明な温い雫が一滴、二滴と、落ちるたびに。血の匂いの立ち込めた部屋が、少しずつ澄んでゆく感覚。 血に濡れた手を引き寄せては、彼の額に自身の額を当てて、深く息を吐いて。]
……ぐれっぐ、?
[不意に ふ、と力の抜けて重くなる身体に、ぱちりと目を瞬いては焦りの滲んだ声で名を呼ぶけれど。 慌てて引き上げた顔から薄く呼吸を感じ取れたなら、短く吸い込んだ酸素はゆっくりと吐き出す。]
…………、はは、
[やはり子供みたいだ、なんて。 気の抜けた掠れた笑いと共に、眉を歪めて下げた。*]
(21) g_r_shinosaki 2015/08/30(Sun) 23時頃
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[そうして耳に響いた鋭い音>>19。 ゆるゆると顔を上げれば、先の乱入者と――それから此処まで引きずってきた"彼女"が、その上げられた手のひらが、目に入っただろうか。
無理やりに腕を引いた時の、嫌に弱々しい声>>11は最早見る影もない。 こんな時でもすらすらと言葉の出る彼女を、グレッグを抱えたまま、しばらく呆然と見遣って。 それから笑いだか、呆れだか。どちらともつかない表情に、顔を歪めた。]
……お願いします、
[彼女の言葉で、広場には数名が踏み込んだだろうか。
抱えたままのグレッグと、それから血の海に沈むレティーシャとを。 あの放送の主と同じ場所の人間だと思えば、些か躊躇われはしたけれど――それでも託して、ゆっくりと立ち上がった。]
(22) g_r_shinosaki 2015/08/30(Sun) 23時頃
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