237 【リアル人狼RP村】蜉蝣の村【半身内】
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フィリップは記者 イアンに投票した。
リーは記者 イアンに投票した。
ヨアヒムは童話作家 ネルに投票した。
イアンはろくでなし リーに投票した。
レティーシャは記者 イアンに投票した。
ネルは賭場の主 ヨアヒムに投票した。
グレッグはろくでなし リーに投票した。
イアンは村人の手により処刑された。
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ヨアヒム! 今日がお前の命日だ!
2015/08/26(Wed) 02時頃
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時は来た。村人達は集まり、互いの姿を確認する。
ヨアヒムが無残な姿で発見された。
現在の生存者は、フィリップ、リー、レティーシャ、ネル、グレッグの5名。
淡々としたアナウンスが響く
「皆さんそれぞれ疑う人が違うようですね。公平性を強いて、投票なんてしてみますか?皆さんの意見を私が聞いて発表、という形が一番公平でしょうか。ええ、皆さんにお任せします。もしも投票制にするならインターホンで言ってくだされば。」
(#0) 2015/08/26(Wed) 02時頃
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[若者たちが付いてくる気配>>113>>114 背中に感じながらも 付いて来るなとは終に言えなかった
一人で背負い込むのが怖かったのだろう 情けない話だ]
(0) 2015/08/26(Wed) 07時半頃
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イア、ン……済ま……な……ッ
[相手は自分達を喰い殺すかも知れなくて そうでなくともメスを持っていて
殺さなければ殺されていた
自分がやらなければ 未来ある若者たちが手を汚すことに
だから仕方ない 仕方ない 仕方ない
頭の中で何度も何度も言い訳を繰り返す
徐々に体温を失っていくイアンに 手を合わせることも忘れて*]
(1) 2015/08/26(Wed) 07時半頃
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……やっぱり付いて来る奴が居たなァ この後も死体の確認で騒がしくなるか
[酷く冷たい声だ 自分のとはとても思えない
一体どうしてしまったのだろう 人を"殴り"殺したのは初めてで とても恐ろしい事をした自覚はある
しかし惹かれるはたらり滴れる赤にばかり 罪悪感や後悔より空腹が勝利して
目の前の肉を食べられない事が ただただ残念だ]
(*0) 2015/08/26(Wed) 07時半頃
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[どれ程そうしていただろうか イアンの部屋を出るとき周りに人は?
居たならビクリと震えて……目を逸らし 横をすり抜ける様に去っただろう
どんな事をしても"殺人をした"という 事実は変わりはしない 言い逃れするつもりもない 青山が取るという責任に期待もしていない
其れでも人の視線は 此方を見る瞳は 例えそのつもりがなかったとしても 追い打ちをかけて責めてくる様で
怖かった
そうして隠れる様に個室に篭っただろう]
(2) 2015/08/26(Wed) 07時半頃
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[……自分の個室では、無いけれど
ヨアヒム、彼の部屋は何処だったか 扉を開けておくと言っていたか
イアンの部屋を探すよりも ずっと簡単に見つかるだろう]
あーー……腹減ったなァ……
["お仲間"はどうしていたか もしかしたら部屋を出る際に合流したか 其れとも先に"食事"を始めていたか
一人でも二人でも 向かう先は一つ]
(*1) 2015/08/26(Wed) 07時半頃
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─アナウンス>>#0を聞いた自室─ [まるでゲームのサポート気取りか 淡々とした声で告げられた内容は
殺し合いの続行を意味していた]
……まだ、終わらねェんだ……
[浮かぶは絶望の二文字]
(3) 2015/08/26(Wed) 08時半頃
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[まだ対象が生存しているという事を 会社側は把握しているのだろうか
イアン以外の死体が発見されたなら 納得できたかも知れないが 部屋の外と運営の中で どんな情報が行き交っているか知らない
短時間で巡るましく変わる状況 刺激を求めに来てまさに理想通り なのに嬉しさは欠片もなかった]
……イアンは……悪食じゃ……ッ
[独りごちるも声が掠れて言葉にならない]
(4) 2015/08/26(Wed) 08時半頃
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[目の前に広がるイアンの赤を目の当たりにしながら、食欲の唆るソレには薄っすらと唇が弧を描きそうになるのを止める。恐らくもうすぐ2時間が経過するのだろう。あまりにもいろんなことがありすぎて、時間の感覚などとっくに狂っていた。
……それでも、体の方はどうやらそうじゃあないようだ。
(……おなか、すいた……)
イアンの部屋からふらりと立ち去ると向かうは仲間と話したあの場所。部屋の外で合流することなく歩いていけば、たどり着いたのはこちらが先か?もしかすると、その部屋の前で合流したかもしれないが]
……あの、ヨアヒムさん……
[それでも迷う視線は、引き摺る罪悪感から。きっと一人で辿り着いたところで、何もできやしない。……ぐう、と腹がなった]
(*2) 2015/08/26(Wed) 09時半頃
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[――どれ程そうして蹲っていただろうか。 意識を飛ばしてもいないのに、混乱した思考は寝起きの脳めいて。 ぼんやりと顔を上げれば、ゆっくりと立ち上がって歩き出す。
それは結局見送ることのなかったリーのその後であったり、――イアンの、その後であったり。 いっそ見ずに置けば良いのに、なぜ中途半端な事ばかりしてしまうのだろうと。 自嘲する気にもなりはしなかったけれど、代わりに無理やり視線を上げて、]
………、
[ふと、視界に入った扉の名前は。 誰の物だったか。]
(5) 2015/08/26(Wed) 10時半頃
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―ヨアヒムの部屋前―
[良く覚えがある。 広場での騒ぎの中、早々に離れて個室に篭った男。 ご丁寧にも、鍵はかかってない、なんて申告付きで。]
……ヨアヒム、さん?
[止めれば良いと、脳の何処かが本能じみて叫ぶ。 それでも昨日、彼と親しげに話していたのは――リーとイアンだったのではないか、なんて。 罪滅しか責任感か、今更そんな物に何の意味があるのかも理解らないけれど、扉に掛けた手は、退かない。]
お気持ちは、分かりますけれど。 あまり一人で篭っているのも、どうかと、 …………ヨアヒムさん。
[今ならまだ戻れると、本能じみた声は止まない、けれど。 力を込めれば、何の抵抗もなく開く扉。 ――鼻に触れたのは、想像通りの異臭だった、か。]
(6) 2015/08/26(Wed) 10時半頃
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――ッ、あ、あ…!
[引き攣る悲鳴は何処まで廊下に届いただろうか。 確かに自分が言葉を交わした男の、変わり果てた姿は。 ろくに会話もしなかった初めの犠牲者よりもずっと、更に。 より鮮明に、現実を突き付けてくるようで。
――先まで生きていた人が、確かに死んでいる。
だから言ったじゃないか、なんて侮蔑も。 標的になったのが自分じゃなくて良かった、なんて安堵も。 今ばかりは出て来ずに、ただ呆然と立ち尽くした。]
(7) 2015/08/26(Wed) 10時半頃
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……なんで。 イアンさんは、……、
[震える声で絞った言葉は、続きを吐き出すことはできない。 だって、考えたくもない。 自身も手を下すかもしれなかった相手が、殺害の片棒を担ぐかもしれなかった相手が。 ――とんだ的外れだったかもしれない、なんて。]
……す、みませ、
[反射めいて上がった謝罪は、果たして誰に向けたものか。 部屋に踏み入って手を合わせてやる事はできずに、結局はまた、中途半端なまま。 しばらく、濃い死臭の中の薄い空気を求めて喘いだ。**]
(8) 2015/08/26(Wed) 10時半頃
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[仲間は既に到着していて>>*2 言葉もなく鍵の掛けられていない扉を開くと 先に中に入れさせ自分も入り扉を閉めた
餌の名を呼び彷徨う視線を見物 腹を鳴らしながらも覚悟は未だらしい]
……喰いたくねェのか?
[なんて耳元で囁いてみる 差し出された軽食>>+2の事ではないのは レティには良くわかるだろう
男の腹もまたぐぅと鳴り ヨアヒムに向けて彼と同じへらり顏を見せ]**
(*3) 2015/08/26(Wed) 12時頃
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[美味しい食事を目の前に、それでも引き摺られる罪悪感から視線を彷徨う。怯えたように後ずさる様にはますます胸が締め付けられるようで…ああ、この人は確か娘が結婚するのだと話していたっけ、なんて決心が揺らぐ言葉ばかりが浮かんでは消える。
おびえた様子で、それでもへらりと笑って"お腹をすかした"自分に食事を差し出す様には、思わず苦笑。
そして悪魔のような囁き>>*3。ああ、彼はいつだって自分の躊躇いを消すような天の声をくれる。]
……すみません、ヨアヒムさん。それ、美味しそうですね。僕、すごくお腹が空いていて…
[迷いながらもゆっくりゆっくりと、呟いていく。表情はどこか悲しげで、罪悪感に塗れていたが……ああ、でもこの先の食事を思えば唇は弧を描くか。]
……凄く凄くお腹が空いて、今すぐ何かを食べたいのに、それで満たせたらどんなに良いかって思うのに、でも……食べれないんです。……娘さんの、結婚式……あるって、知ってるのに……ごめんなさい。
[迷いながらも一歩ずつ"食材"へと歩みを進め。枕が飛んできたとしても大した痛みを生まず、動くこともないだろう。]
……ごめんなさい、……ヨアヒムさん、すごく美味しそう。
(*4) 2015/08/26(Wed) 14時頃
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[ふらりと歩いてきたのは自室。また呆然とその中でうずくまる。イアンの死は自分が招いたんじゃあないか なんて後悔。メスのこと、"もしも"と続けた言葉、あれがなければイアンは死ななかったのでは?…だとしても、それを回避したとして自分が死んでしまうのかもしれない、と考えれば安堵してしまう。]
……っ、ごめんなさい…、ごめんなさい……っ!!
[罪悪感と、後悔。しかも自分が招いたそれを リーが行ったのだ。ガタガタと体が震え、歯が噛み合わずに音を鳴らす。 瞳からは雫が溢れ、零れていた。……後悔したところで、もう取り返しがつかない。]
……っ、ごめんなさい……イアンさん……!
[それでも僕は死にたくない、と。呟きは誰に届くこともなく消える。]
(9) 2015/08/26(Wed) 14時頃
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[閉じ込められた空間で、遺体の丁寧な扱いなんてしてやれるはずもない。 結局ヨアヒムの部屋には踏み入らないまま、その場を後にする。
もしも誰かとすれ違っても、言葉を交わすこともできなかったけれど。 人の死を、口にするのも恐ろしくて。 それが良かったのか、悪かったのかは、理解らない。]
…………、
[毒吐く言葉も無くしたまま、廊下を歩いて。 本当ならば全てを避けて個室に閉じこもってしまうのが、正解なのではないかと思う。 それをしなかったのは、疑われるのが恐ろしかったからか。 もしくは――どこかで一人になるのを忌避していたからか。
後者、だったとするなら。 ひとつの部屋の前で足を止めたのも、自然な事だろうと。 自身を納得させることは、できたのか。]
(10) 2015/08/26(Wed) 16時頃
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リーさん。 ……その、
一服、…如何ですか。
[足を止めたのはリーの個室の前。 彼はまだ、部屋に籠ったままだったろうか。 インターホンを押しては、声の出し方を忘れたように掠れた声で呼び掛けた。
先の出来事は未だ網膜に、記憶に、残っている。 それを責めることも、――肯定することも、出来る気はしなかったけれど。
それでもしばらく、扉の前で立ち尽くして。 応えを待つのだけは、止められなかったか。**]
(11) 2015/08/26(Wed) 16時頃
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―広場・リーを追って―
[穏やかな笑顔(>>104)を残して広場を立ち去るリーの背中が小さくなるのを立ち尽くす。すぐに彼を追った方が良いに決まってる。人数が多い方が、錯乱し個室へ閉じ籠る彼も、それ諌め取り押さえようとする彼も。どちらも守ることが出来るのだから。
それなのに、 ―――『あたしはくぅ君を愛してるから』 どうして? ―――『くぅ君はあたしのためだけに生きればいいの』 身体が重い、身動きが取れない。
椅子を手にしたまま、見えない力に全身が押し沈められているかのように動けないでいると、またしても「名」を呼んだのは彼だった(>>111)。 困惑めいた彼の声と表情。フィリップも迷っている。そう察すれば、震えた深い息が肺の奥から抜け出して。]
…い、こう、フィリップ。
[椅子を持つ手に力を入れ、空いた片手は握手を求めるかのようにフィリップの前に差し出して。そうしてフィリップの覚悟が決まるのを待ち、リーの足取りを追った。]
(12) 2015/08/26(Wed) 17時半頃
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―トイレの個室から広場へ―
[その“現場”を見届けたか、目撃したか。 とにかく先程まで共に談笑し、食事をしていたヒトの死を理解してからは、ほとんど記憶がない。
気が付けば、共用トイレの個室の便座の上に座っていた。 便座に寄りかかって数十分程度、眠っていた、というより、意識を失っていたようだ。 そのまま全てが終わるまでそうしていられれば、どれだけ幸せだっただろう。 薬で引き出され湧き上がる身体の欲望は、それを許してはくれなかった。
ふらり立ち上がり、個室を出ると。 『生きる』ために広場へと向かう。]
(13) 2015/08/26(Wed) 17時半頃
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―それは悪夢か、幸福な現実か。―
[うちは母子家庭で大変だけど。それでも幸せだ。 だって母も姉も、そして俺も。みぃんな明るくって、食卓はいつも3人家族とは思えない程に賑やかなのだから。
かあさんの口癖は、「わたしはひとりの人しか愛せないのよ!」。 何かの歌の替え歌のように、いつも笑顔でそう歌う。あの日まで、姉さんがまれに落ち込んでた時、母がよくそう歌って励ましてたのをボンヤリ覚えてる。
姉さんがビョーキになった“あの日”。流石にみんな落ち込んだけど、すぐに2人とも元気になった。 あの日まで俺にばかり過保護にしていた母は、今度は姉さんに過保護になった。ビョーキなのだから当たり前。 それからあの歌は、かあさんと姉さんが俺に向けて歌うようになった。
この前姉さんに紹介してもらったバイトは、結構良い給料がもらえたから。今頃姉さんは、美味しいものをたくさん食べているといい。トイレに吐き出されるのを見るのは、辛いけど。 それでも“俺たち”は、幸せなんだ。
だからきっと。“あの日”、姉さんがとても嬉しそうに笑ったように見えたのは、きっと俺の、思い違い。]
(14) 2015/08/26(Wed) 18時頃
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―回想・個室にて―
「…ああ、そうだ。そろそろ家に、帰らないといけないッスよね。」
[便座の上、目が覚めた時。なにやら悪夢を見ていたような気がしたのに、その内容は覚えてなくて。ただただ自然と、歌うように。そんな台詞を呟いていた。]
(15) 2015/08/26(Wed) 18時頃
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―回想・広場での逡巡と―
[グレッグへと視線を向けた時、彼はどんな表情をしていたのだったか>>12。 仮初の名を呼ぶのは、一度で済んだか。
たとえばこんな時。"本当の名前"を知っていたのなら――それを呼べたのなら、何か違ったのだろうか、なんて。 それしか知らぬ名を繰り返しながら、そんな事を思う。
ひたりと動かぬその様子に。まるで知らぬ何かに留められるような、その様子に。 縋ろうとしたのか、――烏滸がましくも、取り返そうとしたのか。 思わず手を伸ばしかけて。]
……あ、ああ。
[深く吐かれた息と伸ばされた手を、合わせて薄く嘆息しながら掴んだ。 自分よりも傷んだ労働を知る手。緩く力を込めてから――じわりと強く。
それもまた、子供じみた行為のようで恥ずかしくはあったけれど。そんな去勢だって、今ばかりは見ぬふりしても許されるはず、と。 僅かに汗の滲んだ手のひらへと伝わる熱に、脚を上げるのもまた、早まったか。*]
(16) 2015/08/26(Wed) 18時半頃
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[口から溢れる謝罪は当然本物ではあった。それでも "らしく"聞こえないのは 彼が美味しそうに見えてしまうから。だってまたあの味が味わえるのだと思えば、構内には唾が自然と溢れ、それを飲み込むとごくりと喉仏が動く。]
ぅ、わ……っ!!!
[それでも 突進されてしまえばその大きな体に敵うわけもなく、どさりと尻餅をついてしまう。すり抜けて扉に向かおうとするならばその手を掴もうとしただろうが。
ふと、手の中に先程あの箱からメスを取り出していたことを思い出す。と同時にまた迷い。
(ああ、でも……オナカスイタ)
空腹を超えた飢餓。 本当に空腹を抱えた人間は、食べ物を得るためになんでもするのだという。…まさしく今がそれだろう。]
ヨアヒムさん、待って…っ!
(*5) 2015/08/26(Wed) 18時半頃
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[枕のシーツを剥ぎ、それを乱雑に丸める。騒がれたら面倒だということは承知済み。言葉と共に右ポケットにしまっていたメスを取り出す。キャップ付きのもので良かった。
そこまでの手つきは今まで躊躇していた人間とは思えないほど鮮やかで、滑らか。
ああ、食べるならどこが美味しいだろう。やはりまるまると膨らんだ腹部か。それでも背を向けられていれば、臀部が良いだろうか。なんて。
動きを緩めるためにとりあえずメスを彼の足、アキレス腱辺りに刺すことは叶うだろうか。本当は首が一番だが、血で汚れるのは面倒で。]
(*6) 2015/08/26(Wed) 18時半頃
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徒弟 グレッグは、メモを貼った。
2015/08/26(Wed) 18時半頃
グレッグは、フィリップに話の続きを促した。
2015/08/26(Wed) 19時頃
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― その、前 ―
[目の前で行われたことが、モノクロに視えていた。現実味なんてこれっぽっちもなくて、冗談だったと言われた方が、よっぽど納得できた。
それほど異常で異質な空間。 何が正しくて何が間違っているのか。 そもそも正解なんてあるのだろうか。]
…、ッ、
[殴って止める、という彼>>2:97を止めるための言葉は出てこない。インターフォンへと向かう背中を支えてあげることができたなら。
しかし、穏やかな笑顔>>2:104を視界に入れてしまえば、彼に甘える選択をしてしまった自分にそんな権利があるのかと。綯交ぜになった感情が足を縛り付けた。 その背中を追うように出て行く彼ら>>2:100>>2:113。自分はそれを、見送るのみ。]
(17) 2015/08/26(Wed) 19時半頃
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