227 【完全RP村】Etude of NIGHTMARE
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― 『舞台』が変わる前 ―
……テメーはわざわざ口に出さねーと 気が済まねーのか?
[>>10後からいちいち、いちいち。 逆撫でするみてーに追ってきやがって、 眉間に皺を寄せる結果におさまった。
(『大罪』に選ばれたやつでも、 こいつやヘイヤみたいに 面倒なやつはそういなかったはずだぞ?)
頭に手をやりながら、 でも こいつもきっと‟役”のせーで、 それでも『随分なの』をさっき経験してたから ちょっとはマシってもんだとは、思う。]
( それでもイラつくもんはイラつくが! )
(43) 2015/06/20(Sat) 14時半頃
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[ まるで俺が『憤怒』にでもなったかのよーな、 そんな錯覚さえ思いながら。 ]
( …テメーもかよ )
[この国にゃあ、素直に物事を言えるやつが だーれもいねーのか ―― 、 と。
早くも鏡を潜って戻りてー気分になりながら、 待てよ と、『トゥイードル』の言葉にゃあ キレてみせるよりも ぽんっ、と手を打った。
… きらり 、
いう事いうじゃーねーかってばっかに 真っ青なサファイアを煌めかせて。 ]
(44) 2015/06/20(Sat) 14時半頃
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しらねーことを言うなっていいてー、が、 … そりゃいーな!
『そんな存在が居るなら』、 是非ともお会いしてーもんだ。
[ついでに、何か関係してそうなら、 ぶっ飛ばせばいーだけの簡単な話だもん。
ぴくぴく、動いてた眉が すぐに晴れやかな表情に変わって。
ころり ころり 子供のよーに色を七変化させてく。
そしてまた、 レディ呼ばわりなんかされた日にゃあ、 もーいっぺん 顔を引き攣らせて ―― 、]
(45) 2015/06/20(Sat) 14時半頃
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[一頻りの文句と言い分をぶつけたところで、 >>11気狂いっていうよりは、 やけに堅いのか鈍いのか。
そんな反応に、鳩が豆鉄砲食らったよーな顔に また ころり ころり、転がって。 ]
お、お〜 …? それならいーんだが、
[いや、だからよくはねーけど。
女には見えてねーっていう、 なんか方向のおかしい安堵みてーなもんと。 どこから突っ込んでいいのか悩んだ挙句、 名乗るタイミングはもーちょっと後になる。 ]
(46) 2015/06/20(Sat) 14時半頃
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…… さー、会いもしてねー 喋ってもねーのに。
『赤の女王』とやらが原因なら、 随分とそりゃー理不尽なこった。
でもそいつが原因っぽいなら、後で会いにいくかな。 女王様と話せるなら、すごいことだし。
[本物の女王と会ったことがある俺としては、 ( ……全力で文句と抗議をしに ) 別段凄くもなんともないんだが、 そう言うのは、「アリス」の方。
なんにせよ、心にはその『役』を留めておこーか。 ]
(47) 2015/06/20(Sat) 14時半頃
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ああ? 破れたって、俺のじゃねーし。 でも、勿体ねーか。
[>>13指摘されりゃ、そこでよーやく 握り締めたまんまのベールを思い出して あっさり 素直に手を離した。
そこにあったのは、『綺麗だから』よりも、 ‟何かに使えるかもしれない”だったが。
怪我してるやつが入れば、包帯の代わりに出来るし。 身形に気を使うよりは、‟他人の為”を考えてた。]
[ はらり、ちょっとくたびれた蒼が躍る。 ]
… 分かりにくいよりはよっぽどいーと思うがな!
(48) 2015/06/20(Sat) 14時半頃
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…… そーいうもの、なのか?
[ ぱ と、拳を開けながら、 >>13『顔に出やすい』は余計なお世話。 でも、その観察力を同じだけの持ち主に 出会ったことがねーので、 どーにも奇妙な感覚と面食らった顔は拭えねーまま、
それが更に おおきく ぱっきり。 ひとみは見開いた。 ]
…… か、かわいい ? そーいうからかいはいらねーっての、ばーか! 褒め言葉にもなんねーしよ、
[誰が『かわいい』って言われて喜ぶ男が居るか。 惑いに片眉をあげつつ、真剣なのか冗談なのか 分からねーよーに見えんのが性質が悪い。 ]
[ ‟睨めっこ”の‟羨み”には、気付かねーまま。 ]
(49) 2015/06/20(Sat) 14時半頃
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… 見ねーほーがいーぜー?精神削るだけだ。
[そろそろ最初から勢いがよすぎたせーか、 疲れてきたよーな溜息をひとつ。
兎に会いたいなんて酔狂にゃ、さらっとそう返し。 途切れた音を怪訝そーに見たが、追う気力はない。]
…… 大差ねーっつーが、そりゃ。 下手したら殴り合うより大変じゃねーの? 一人になってまで、争いなんかやめりゃいーのに!
[手持無沙汰に、ショールの皺を引っ張りつつ。 一人と『一役』でも大変なのに、 それはそれで ぞっとしない話だこって―― 、]
(50) 2015/06/20(Sat) 14時半頃
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[そう思いながら、手を腕輪をまた しゃらり 鳴らしたところで、>>16見張る視線。] …… 文句は『決めたやつ』に言え! は〜…。本当に『いい加減』にも程があるぜ。 食われた牡蠣よりゃそりゃマシだとは思うがよ!
[ だって、食われちまったら。 死んじまったら『そこで仕舞い』で掬えもしない。 真っ向から、いちいちを斬り返しながらも、
‟チェス”>>16という単語に、またたきは、ゆるり。]
…… ――― チェス? … ああ、そういや。 女王様にも早くあわねーと、
[ さっき出てきた『役』に誰だよ、と 内心の悪態とは反して、何かを待つよーに 睫毛を花壇の方へと、つい と上げて、 ]
(51) 2015/06/20(Sat) 14時半頃
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[ 斜に揺れて、
褐色の頬に白金が映えりゃあ しゅるり 指が伸びて、払われてく。 ]
…… そーか? ――― そりゃ、شكراً جزيلاً. (どーも)
[まさか ‟色っぽい”だとかなんとか 思われるとは、露もしれねーで。
… 三年前にも‟別の褒め言葉”を受けた時に 返した異国語が ぽんっと口をつくのは、 (『かわいい』はともかくとしてだな)
こういう褒められ方をするのは悪い気はしねーけど、 素直に礼を言うのも、何か気恥ずかしいから。
だから、その‟まねごと”の指先を見つめつつ 濁すよーに口ん中で転がして、 ]
(52) 2015/06/20(Sat) 14時半頃
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…… ――― 、
[ その折角悪くねー気分も。 >>17‟無駄な義務感”で台無しになりかけた、
そんな時。 ]
[ バ キ ン ]
…… え?
[ >>#1鏡の割れる、おと。
――― 直後、浮遊感を感じたあとに 落ちてく。
( どこまでも、そんな気がした。 ) *]
(53) 2015/06/20(Sat) 14時半頃
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― *舞台移動中* ―
…… ――― ッ、 今度は、 なんの ――― 、
[ 落ちた照明 降りた幕。 (なんとも‟奇妙”が浮かんだよーな?>>#3)
漆黒へ 闇へ なーんも見えねー世界へ、 風も空気もねーのに、落ちる感覚だけある不思議。
… 不愉快だったのは、 そんな気持ち悪さよりも、…。 ]
( 『 そーいえばよ。 鏡の中なのに、テメーは ‟逆”になってねーのは可笑しくねーか?
…… なあ、‟鏡映しの俺”。 』 )
(70) 2015/06/20(Sat) 18時頃
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[世界から自由落下してく、合間。 嫌な怖気が ぬるり 背を撫でてく。 ]
…あ? お呼びじゃねーよ、黙ってろ!
[‟あの試合”の‟一回死んだ時”に聞こえてきた、 俺を闇へと引き摺り込もうとする笑声は あの時とは違って、‟俺”の口と言葉を借りたもの。 (それは『悪夢』の 闇の気配に誘われて、) ]
[ 闇の中で 金の髪が揺らめいて、 漆黒へ それからまた白金へ。 ]
[檻から抜けだそーとする ‟負の力”を振り払ったつもりで、 そんな色の揺らめきがあったことも気付かずに、
――― その内 思いっきり尻餅をついた。 *]
(71) 2015/06/20(Sat) 18時頃
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― → クロッケー場 ―
…… ッ、いって …… !
[その‟衝撃”に、 蒼いショールがはらり 、 肩からひらめいてこーとするのを 右手で抑えるも 触れてねー右肩から落ちるだけ。]
あーもー、 次から次へ!! 今度はいったい、なんだってんだの……!
[ どこに向けていーかも わからねー悪態を一拍 吐いて。
モノトーンの地面に、 さめざめとした彩を咲かせる さざ波が広がるよーなベールの端っこを 「少女」には程遠い、指が掴んだ時 ―――、 ]
(72) 2015/06/20(Sat) 18時半頃
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[ 耳元を、音を載せた温い風が掠めてく。>>26 ]
…… あ?
[すこーし向こうから、 泣きごとめいて弱々しく聞こえた ‟助け”でももとめるよーな、それに瞬いた。]
[ そっからは、あんまり間を要さない。 ] [ 肩口から覗く褐色の肌を、 摘まんで蒼布で覆ってから、
(丁度、座り込んだ体勢になっていたもんだから)
打ち付けたよーに じんじん響く、 臀部の痛みに手を添えりゃあ 顔を顰めながらも腰を浮かして。 ]
[ 『まだ』 白金のままの髪は しゃなり 、そっちへ躍る。 ]
(73) 2015/06/20(Sat) 18時半頃
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[ チェス盤みてーな 固い地面を サンダルで踏んで、 (あいにくクロッケーなんて知らねーもんだ)
ぺたり ぺたり
靴裏が場内を掠める微かな音を発しながら、 歩みを進めた先は、
どーにも、そこに居るのは今まで一緒にいた 一人二役のあいつとは また毛色の違うやつ。 ]
…… ―― おい、 … だいじょーぶかよ?
[ ちょっと警戒するよーに、 碧眼をゆるく細めはするけども ――、 ]
(77) 2015/06/20(Sat) 19時頃
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[いい大人が這いつくばって、 よわっちい声を発したところを、 わらう趣味も 見て見ぬ振りをする趣味もない。
… あるのは、 ‟困ってるやつを救う”趣味くらいだ。
黄金色の (さっき見た兎とちがって) 耳の生えたあたまを見下ろしてた世界から 片膝をついてしゃがみこんでみせりゃあ、]
…… ほらよ、
[足許のグラスへ伸ばされた手に気付いて、 とん と、 その眼鏡をそいつの方へ 人差し指で弾いてやるよーにすりゃ、
そいつは 『鏡の国には居ない』兎は、 どんな反応をしただろーか? *]
(81) 2015/06/20(Sat) 19時頃
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ヤニクは、ルーカスという『もうひとり』の存在は、勿論知るはずもなく。
2015/06/20(Sat) 19時半頃
ヤニクは、ルーカスを知るのはたぶんもう少し先*
2015/06/20(Sat) 19時半頃
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そーんなよわっちい声で、 だいじょーぶには到底みえねーんだがさ。
[しゃがみこんで覗きこむよーにした、 地を向いて碧眼に映る唇は、 ぎゅう と、噛み締められていて。
警戒の糸を敷いていた蒼が 傾きかけていた心配のほーへ秤を倒し、 波紋を揺るがしていく。 ]
…… っと、わりーわりー。 眼鏡って、これだよなー?
[>>88制そうとするのを包む、その手袋に >>87紅が滲んでいることを気付くよりも先。
その指が伸びるほう、サンダルのすぐそば。 惑いながらあげられた双眸を見ながら、 眼鏡を傍へと押してやった。 ]
(94) 2015/06/20(Sat) 21時半頃
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どーいたしまして! 気にすんな、困ったときはお互い様ってやつだしよ
[礼を言うが早いが、眼鏡を掛けるが早いか。 耳へと掛けながらの所作に咎める気もなく。
起こしてた膝に肘をつけば、 その手に頬を凭れかからせて。
強張りって糸が解けたみたいな姿を見りゃ 気障というよりはお固い人間のよーに感じる、
二枚のグラスの嵌った顔に、 にっ と、わらいかけた。]
…… ん?
[ が。 ]
(95) 2015/06/20(Sat) 22時頃
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[ そして燃え滾る色とは対照のサファイアから、 喜色が薄れてったのもすぐのこと。]
[ …… ―― ヒュ 、 風が擦り切れる、そんな息の音。 ]
[ ぱちん と、 なにかと思って瞬きゃ。 その顔の顎の傷に一瞬目を潜らせつつも、 それより虎に睨まれた兎のような、 微かに震え出す姿に驚きを窶す。 ]
[ そのみっともなくも見えるザマに よくスラムや路地裏で見てきたみたいな、
傷つけられて人に怯える、 救うべきガキの姿を幻視して …… すこし、心が痛む。 (俺は、悪くねーんだとしても。)
睫毛が下を向き、碧がちょっと翳ってった。 ]
(96) 2015/06/20(Sat) 22時頃
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( … いや、俺はでも なんもしてねー、よな?
―――― なら、 )
[ けど、そんなヤツを前にしてるからこそ。 はっ、と笑い飛ばすよーな笑顔を作る。 ]
なーんだよ。 だれも、取って食いやしねーっつーの。
[その身体を必死で守ろうとする様にゃ、 まるで俺が弱いやつを喰らう獣になった気分がして、 なんもねえのに後ろ暗ささえ感じちまうけど。
そんな内面は一切見せる気もなくって、
目も合わせてもらえてねーんだとしても それでも「何か」あるんなら 執拗に追ったりする気も無い。 ]
(97) 2015/06/20(Sat) 22時頃
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[ ただ 問い掛けられた、
か細い、 簡単に途切れてしまいそうな糸>>90を 辿るよーに、明朗な微笑みと 三日月は昇ったまんま。
先に役名を名乗りそーになるのを堪えて、] 俺は、…アルヤス。 ここでは「アリス」とも言うみてーだけどな。
――― アンタは?
[まずは、震えを落ち着けさせようと、 首を十五度程傾けりゃ、 柔らかな調で名乗ることにした。
その帽子の乗っかった頭へ まっすぐ腕を伸ばせば、恐がらせちまうだろうか?* ]
(102) 2015/06/20(Sat) 22時頃
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[膝の上の頬杖を内側を倒し 三連の腕輪をしゃらら。
手首へ引っ掛けるみたいに詰まる 白の輪っかへ 目を落としてみりゃ。
そのまんま目線で円でも描くようにして、 再び真ん前へ。蒼色を見守るよーに据える。 ]
[その奥にある苛立ちだとかなんとか持たれても 寂しいとか哀しいとか以外には疎いので、
(元の世界で 送られ続けた‟嫉妬”も、 ‟嫌悪”も、 それこそわからなかった程に。)
都合よく、気付きゃしないまんま。 ]
(155) 2015/06/21(Sun) 00時半頃
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人違い?
…… なんもしてねーと思ったのに、 妙に恐がられるからそりゃー吃驚したぜ! ま 俺のせーじゃねーなら、何より良かったぜ。
[ 腕を広げて見せれば、 今度は輪が逆方向に音を立てて流れてく。
白黒の地面に裾のついたベールにも >>122笑みの浮かばねー、 凍り付いたみてーな顔にも
特に気を遣わず 気にもせず。 ]
[ ただ、『それならいーや』って 放っておく気にもなれねーくらいには 偽善者でもないし、俺はお節介なもんなので。 ]
(157) 2015/06/21(Sun) 01時頃
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[降ろされないままの庇うよーな手を見つつ、 翳りは揺れて、宝石は照らすための光を戻してく。
恐ろしいものを見るようなソレが、 >>124縋るみたいな色に変わったなら、 海を映したサファイアは燦然と輝いて綻んで、
腕を、 ゆるり、持ち上げていた。 ]
[ でも、目の前の口から飛び出た 怪訝そうな色には軽く口を尖らした。 ]
いや、似合わねーのは分かってるけどよー? こーんな状況で嘘なんかつく必要あるかよ?
[ ―― まるっきり違う方向へ、‟勘違い”して! ]
吐いたところで、『一人』しか いねーんだからすぐバレちまうだろーが。
(159) 2015/06/21(Sun) 01時頃
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[まさか ‟もうひとり”‟もうひとつの国が” あるなんつーのは知る訳も思う訳もないから
( 疑ってるわけじゃねーならなんなんだよ? )
なーんて ヘイヤやトゥイードルのやつに 向けたのとはまた違う、
(そーいや双子は二人の癖に一人だったけど。 …… あいつもこっちに居るんだろーか。 ヘイヤは寧ろ会いたくねーから居なくていい。)
拗らせたよーな、粘りつく視線で なにか考え始めようとした兎を見てたけど。 ]
[ そ 、っと 手を伸ばす。 ]
(160) 2015/06/21(Sun) 01時頃
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[白金と青布が ふわり 、 肩口を擽る感触を感じたけど 腕はひっこめず、
俺よりもハッキリして濃い色の 黄金の髪へと 褐色の手を埋めるみたいに (帽子は落とさねえように気を付けて) そっと、撫でよーとした。]
[ 怒声を受けりゃ、きょとん。 丸めた目は、ただひたすら素直。 ]
……ん?
なーんか、まだ 怖がってることがあんのかなーって思ったからよ
[ 悪気も嫌味も無く、口角を吊り上げて。 ]
(161) 2015/06/21(Sun) 01時頃
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[ 一度、慣れてしまえばこの距離感は 俺には『フツー』だったからこそ、 振舞いには、疑いさえする気もなかった。
( ガキや子分と一緒の扱いをしてたのは、 まー否定できねーんだけども )
掌から伝わる 兎のからだの震えは、 いつの間にか収まってたもんだから。
吼えられんなら、 元気そーだし だいじょーぶそーだなって、 昏い世界でも艶めいた金から手を浮かせて。 ]
嫌なら、突っ撥ねりゃあいーのに。 … はいはい、わかったぜーっと。
(163) 2015/06/21(Sun) 01時頃
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[体を守っていた、手袋を嵌めた人の手が、 顔を覆ったなら満足そうな光を蒼石に湛えた。
( その奥の朱の差した色は見えない。 …… ―― 残念なことにな! )
ふ と、そのときに漸く。 覆う手袋に滲んだ赤色に気付いて。 もっかい腕を伸ばすよりも先に、 >>126返ってくるのは不躾な問い。 ]
[ また、ちょっと眉根が寄った。 『大事なこと』は、一旦頭を通り過ぎて。 ]
…… だから言ってるだろー? 不本意だけどな。
それに、嘘をつくならもっとマシな、 …… えーっと、
(166) 2015/06/21(Sun) 01時頃
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[ 手繰る知識は、 元からあるもんじゃねーので時間がかかる。
頭の側面で、白金を巻き付けるみたいに くるくる 人差し指を回るように躍らせれば ぽん ぽん と頭に浮かぶのはふたつの駒。 ]
そう!
[ 頭があんまり良くなさそーに、 電球でも点ると一斉に、思考は飛び出てく。] それこそ白の王や赤の王って言うね!
…… って、 はあ?
[ わざわざ女役なんか飼ってでるもんか、って 本当に不満気に不愉快に竦めてから、
どっか焦燥の籠った聲の、 突飛もない話に角度づいた首を更に 横へ倒す。]
(167) 2015/06/21(Sun) 01時頃
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