214 サンタ養成学校卒業試験
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人
狼
墓
少
霊
全
時は来た。村人達は集まり、互いの姿を確認する。
パルックが無残な姿で発見された。
噂は現実だった。血塗られた定めに従う魔物“人狼”は、確かにこの中にいるのだ。
非力な人間が人狼に対抗するため、村人たちは一つのルールを定めた。投票により怪しい者を処刑していこうと。罪のない者を処刑してしまう事もあるだろうが、それも村のためにはやむを得ないと……。
現在の生存者は、ウォーレン、テッド、ギネス、朧、アシモフ、ポーラ、ピート、クリスマス、モニカ、イアン、サミュエル、アリス、ミナカタの13名。
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―校長室―
『ねえサンタのおじいちゃん、あのね。 わたしの周りの子達ってね、サンタなんていないって言うの。 でも他の…水の中のお友達なんかは、当たり前みたいにいるって言うの。なんでかなあ』
[どこの子か分からない迷子のアオイは、金平糖を与えられ。 着せられたセーターの裾を捲りあげ、サンタクロースと話していた]
ふぉっふぉっふぉっ。 サンタはのう、いないと思うと、見えなくなるんじゃよ。 いると思えば、見えるんじゃ。
[笑いながら言うサンタに、不思議そうに小首を傾ぐ。 そのお鼻を軽く摘ままれ、少女はぷきゃんと声を出した**]
(0) 2015/01/25(Sun) 06時半頃
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―練習場―
あーあ、トナカイが好きに動いちゃってるや。
[イアンの言うとおり、安全運転第一だ。>>187 そのトナカイに軽んじられていても、ソリの扱いに手を抜いてもダメ。]
あのトナカイの動き方だと…朧かな?
[友人たちの走行の癖を見抜いて、何となく当たりをつける。 ギネスだったらもう少し穏やかな走りになるし、 ミナカタであれば配達部の端くれ、 もっと暴走に対して早期にブレーキはかけそうだ。
考え事ばかりに沈んでいても仕方ない。 イアンに促されるのに頷いて、跳ねるように練習場へ。 それがまた犬っぽい、なんて思われるかもしれない。]
(1) 2015/01/25(Sun) 09時半頃
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若者 テッドは、メモを貼った。
2015/01/25(Sun) 09時半頃
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[暴走トナカイの後ろから、それよりは安定した走りのソリが夜風に乗って滑り出していた。>>1:248 あの走り方はピート、とその軌跡を指さす。]
イアン、俺らも早くいこ!
[負けてられないと、先を競うようにトナカイの元へ駈け込んでいく。]
(2) 2015/01/25(Sun) 10時頃
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Twinkle, twinkle, little star Like a diamond in the sky
[トナカイを撫でながら口ずさむ歌に、ふと思いついて ポケットにしまっていた、一枚だけこぼれたクリスマスローズの花弁を取り出した。
白い花に軽くキスして、おまじないのように囁く]
小さな小さなお星さま、 今夜も皆のもとに良い夢が降り注ぎますように
(3) 2015/01/25(Sun) 10時頃
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[ふわん、と白い花の上に浮かぶのは白い光。 呼びかければすぐにサンタのソリの光源になるように、 集まってくる光の友人たちに微笑んで ぽん、とその輝きへと合図を送る。
例えるなら、真夜中の小さな太陽。
それがぱっと散って、星の蛍のように夜空を舞った。
すぐに消えてしまうけれど、景気づけにはこんなもの。
願うなら、夢が明日も明後日もずっと続きますように。*]
(4) 2015/01/25(Sun) 10時頃
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―教室―
……うん。
[すまない、ごめん。 ぴんと張る髭も、ゆらり持上げられた尻尾も。 言葉より雄弁に、時には示していた。
きっと同じ気持ちもあるんだと、理解に努めようとする彼に、相槌を返し。>>1:267
――泣かないで。 けれど、涙腺から溢れた感情の結露は引っ込められなかった。 空を掻く手にまんまるに開いた眼の、その縁から溢れた雫は白の毛をしとりと濡らした。>>1:268]
(5) 2015/01/25(Sun) 11時頃
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ぁ
[四角い窓枠の向こうには夜空が広がり、いつもは賑やかで狭く感じる教室も今は一人と一匹だけ。
今まで、こんなに間近でアシモフの姿を見たことがあっただろうか。 トナカイとは異なる身体の構造。臍の在処、脚の骨、関節まで分かる距離。量の多い冬毛の艶が見て分かる距離。
今まで、こんなに間近で彼に触れられたことがあっただろうか。 髪に、涙袋にと触れた指。
恥ずかしさが伝染し、アリスの耳がひくひくと動いた。 姿は鼠でも彼は立派な成人男性なのだと、普段意識外に置きがちな事項に、左胸が騒がしくなる。 気恥ずかしさに耳先が焦げ付きそう。]
(6) 2015/01/25(Sun) 11時頃
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――約束だよ。アシモフ。
[今度はきっと。 先程まで屋外に居たのだと、おまじないのハンカチがなければ考え付いたかも知れない。 試験の為、日々の観察の為だと素直に受け入れ、アリスは手を振ろうとして。>>1:274]
あ、待って!
[手を降ろした彼を引き留める。 尻尾がぴたんぴたん。 トナカイ心理学で習ったことが過ったからだ。
けれど、引き留めた理由を他に探してハンカチマントの結び目を指差す。]
ちょっと弛んでる……から。
[結ばせて、とはにかみ混じりに指を伸ばした。]
(7) 2015/01/25(Sun) 11時頃
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[アシモフにも出来ることをかって出ているせいか。何気ないことの筈なのに、落ち着かせようとする作戦はかえって裏目に出たようだ。
飛び出した先の椅子、床に着地するまでの時間はあっという間。>>1:275]
……うん、どういたしまして。 きっと、きっとうまくいくよ。
流れ星に願いをかけなくても、ね。
[そのまま駆け出してしまうかと思い、浮かびかけた寂しさも繋がる視線で笑みに変わった。]
(8) 2015/01/25(Sun) 11時頃
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[いってらっしゃいと振った手を下ろす。教室の扉を見て、それから窓の外に視線を転じた。]
あ、あれ……? おかしい、な
[眦がやけに熱い。 鼠はトナカイに進化も変化もしないけれど。人間姿のアシモフを空想したら熱が加速。
耳ごと頭を抱え、暫く机と親睦を深めることにした。**]
(9) 2015/01/25(Sun) 11時頃
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そういやさ、試験に受かったサンタって やっぱり同じ年に受かった予報士や技師と組むと 効率がいいらしいよ。
同期で仲良いから頑張れる、みたいな感じなんかな?
[残念ながら連帯感、という言葉は思い浮かばず。]
そうだったら、やっぱり皆で受かって チーム組めたらいいのになー。
[甘えて寄ってくるトナカイたちを順に撫でながら、 そんな希望を話す。]
(10) 2015/01/25(Sun) 14時頃
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─ 廊下 ─
おまじない。か。
[きらきら、きらきら。 未だ輝きの余韻が残る、クリスの言葉。>>1:269 冷えた指先で、ひたりと痛みが引いた額を撫ぜ。 ふと思いついて、作業室に方向転換。
持ち出したのは生物学部が開発した塗料。>>1:291 明かりを灯す妖精や蛍を引き寄せる甘味を混ぜたそれは、 道先を標すには光量が足りないため、 ソリの見分けや目印に使用するもの。
缶と筆を片手に、再び廊下を歩く。]
(11) 2015/01/25(Sun) 17時頃
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ん…まあ、朧なら大丈夫だろ。 [>>1テッドの暴走ソリを朧の動きだとの予想を聞いて、そう言う。現にソリは校舎の方へに何とか不時着したようだ。とりあえず事故にはならなそうで一安心。
トナカイのもとへ駆け込む級友はやっぱり犬っぽいと思ったりする。にやける口元もとを押さえて、威勢よく返事をした。]
(12) 2015/01/25(Sun) 17時半頃
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─ ソリ置き場 ─
[厩舎の近くにある、ソリ置き場。 入学してからというものの。 暇さえあれば設計工学部の作業室と このソリ置き場を行き来していた気がする。]
…………あ。 校長せんせ。どうも。 試験勉強は、まあ。ぼちぼち。やってる。
[出入口で点検を終えた校長とすれ違った。>>1:84 試験のことを聞かれれば、のろのろと視線が泳ぐ。 芳しくないことはバレバレだろう。]
明日のおまじない。しようかなって。 これやったら、戻るから。
[見逃して、と首を竦めた。]
(13) 2015/01/25(Sun) 17時半頃
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[トナカイたちは寒さなどへっちやらだというようにふすふすと鼻息荒く、二人を迎える。今日もよろしく頼む、とトナカイの背中を撫でていると、聞こえてくるおまじない]
…テッド?
[テッドの囁きに呼応するように白い光は輝く。それはいつか見た光景>>272とよく似ていて、懐かしい気分になる。光たちが集まり、微笑んだテッドの周りは眩い光に包まれる。キラキラと夜空を舞うのには思わず感銘の声を上げた。
消えいる光に触れれば聞こえてくる願い。
――明日も明後日もずっと
一瞬で消えてしまえど、 確かにその光と願いはイアンの心に焼き付いていた*]
(14) 2015/01/25(Sun) 17時半頃
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[視界を過ったのは、廊下に点々と残る光の粒子>>0:71。 残滓を辿る道のりは、森の奥から自宅に帰る童話にも似て。
何度目かの角を曲がれば、青い髪と白い耳の彼女と、 何かを伺う気配の、如何にもな不審者が一人。>>1:251 何をしているのだか、と冷ややかな視線で横顔を撫で。]
まだ残っていたのか。 今日も実験室で何かを試していたようだからな。
お前の努力の結晶には及ばないが、助力させてくれ。
[目を合わせてそう言いながら、彼女の髪色の青三本と、清廉な水色に緑を一本ずつ編み込んだ紐を手渡し。
数秒の逡巡の後、ぽん、と軽く掌を彼女の頭に乗せる。]
ポーラ。また明日、な。 あとミナカタも。
[あからさまに付け足しをして、廊下の奥にと踵を返した。*]**
(15) 2015/01/25(Sun) 17時半頃
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[次に出会ったのは、軽やかに足音を鳴らす金糸の雀。>>1:270
目の前からやって来る彼女は、月光を辺りに散りばめて。 普段よりも軽い足取りは、今にも空に舞えそうに見えた。 きっと、夜空に上がった彼女は燦々と瞬く一等星だ。]
随分と機嫌が良さそうだな。 何か、良いことでもあったのか?
[擦れ違い様に声を掛け、突き出した掌から紐を落とす。 希望の橙を三本と、髪色の黄と黄緑を一本ずつの祈り紐。]
俺が作った物だ。 クリスのおまじないに比べれば、何の力も持たないけどな。
[明日、頑張ろうなと声を掛け、また廊下の奥にへと。*]**
(16) 2015/01/25(Sun) 18時頃
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[さっきのおまじないすごいな!と、ばしばしテッドの背中を叩く。ちょっと力が強かったのは、しんみりしているのを隠すためだったりする。]
なるほどなー、確かに皆とだったら、 いいチームになれる気がする。
[皆、一癖二癖あってもいいやつばかり。 信頼関係はサンタにも重要だよな、と大きく頷く]
俺も皆で一緒に仕事したいな… もちろん、お前ともな!
[トナカイたちを撫でるテッドににやりと笑って全面同意を示した]
(17) 2015/01/25(Sun) 18時半頃
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懐刀 朧は、メモを貼った。
2015/01/25(Sun) 18時半頃
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いってぇ…! もー、この馬鹿力。
[ばしばし叩かれた背中に思わず抗議の声をあげる。>>17 とは言っても、所詮は軽口の延長線上なのがお互い分かり切ったこと。]
俺もどうせなら今の皆と一緒に仕事したいな。
[だからこそ頑張らないと、と気合を入れ直す。]
(18) 2015/01/25(Sun) 19時頃
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アリスがトナカイの世話するだろ、 ギネスが光源の虫やクリスマス飾りの木を準備して、 で、サミュエルとモニカにソリの用意してもらって、 クリスが子どもたちからの手紙を集めて、 朧が欲しいプレゼント調べて、 ポーラがプレゼントを作って、 アシモフが天気と航路を確認して プレゼントを配るのは俺と、イアンとピートとミナカタ
[指折り、夢見る。 そんな未来が、明日から後もずっと続け、と。
光のおまじないに乗せた願いを、はっきりと言の葉に乗せる。]
(19) 2015/01/25(Sun) 19時頃
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― 親愛なるサンタさんへ ―
[故郷では、丁度今のクラスぐらいの規模の数の“家族”と 暮らしてきた。本当の両親のことはあまりよく知らない。
物心ついた時から当たり前の日々。 大人たちはみんなを優しく見守ってくれて、 子供たちは時々ケンカはしても強い絆で結ばれていたから、 寂しい思いをしたことはなかった。
クリスマスになれば、サンタクロースだってやって来る。]
はーい!ちゅうもーく! みんな、クリスマスのプレゼントに 何がほしいか、考えてきた?
(20) 2015/01/25(Sun) 19時頃
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今からじゅんばんに聞いて、わたしが サンタさんにちゃーんと伝えておくからね!
はい、じゃあまずはチェビイだよ!
[クリスマスが近づくと、子どもたちを代表して サンタクロースに手紙を書くという重大な役割を担っていた。
幼い頃から何かあればいつも積極的に手を上げていたし、 大きくなってからはみんなのお姉さんだから。
任された理由は実際はそんな所なのだろうけど、 当時は自分の言葉の力は遠い遠いサンタにだって届くのだと 幼心に本気で思っていたもので。]
(21) 2015/01/25(Sun) 19時頃
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『わたしがほしいのは プレゼントを うけとって よろこぶ みんなの笑顔です。』
[手紙に書き出すプレゼントの数は、 いつも子どもたちの数よりも一つ少ない。
クリスマスのご馳走や施設内での小さなプレゼント交換で 十分満たされていたし、何より自分はサンタクロースからの 返事がほしくて、他の物を望めば手紙は 貰えなくなると勘違いしていたから。]
(22) 2015/01/25(Sun) 19時頃
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『あとは サンタさんからなにか言葉を もらえれば とってもとっても うれしいです。
それでは よいクリスマスを! Christina=le=Fay』
[サンタクロースは返事の手紙だけでなく、 自分へのプレゼントも届けてくれた。
おまじないの力を増幅してくれる不思議な石のペンダントは、 最初にもらった贈り物で、片時も離さずに身につけている。]
(23) 2015/01/25(Sun) 19時頃
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[育った家から巣立たなければならない時はやってくる。 将来何をするかを考え出して、ずっと担っていた役割を サンタクロースの側から果たせる仕事があると聞いて。
気がつけば、海を超えた遥か彼方にある 養成学校の資料を取り寄せるべく走り出していた。 あの家の新しい兄弟のみならず、世界の子どもたちに。 希望に応え、願わくばその心を暖めることができるように。]
えっ、サンタクロースって一人で全世界にお返事書いて プレゼント配ってるんじゃなかったの!?
[養成学校の存在を初めて知った時、そんな勘違いを 披露したのは級友たちは知らない残念話。**]
(24) 2015/01/25(Sun) 19時頃
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[作業室からソリ置き場までの途中。 甘味に誘われた妖精たちが、ちょこっとだけ味見、と。 こっそり缶を、少しずらして。
ぽたり、ぽたり。
廊下に不規則な光の足跡を残したことには、 まだ気づかないまま。 校長の背中が見えなくなれば、作業に取り掛かろう。]
(25) 2015/01/25(Sun) 19時頃
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[点検を終えて、並ぶソリ。 よっこらせ。座り込んだのは前の方。ハーネスを括る横辺り。
缶の中の塗料に、筆を浸す。 さざめきだした好奇心旺盛のニンフ達が寄ってきて。 無色だった塗料に、鮮やかな色を乗せてくれる。
それは、赤と白。 描くのは、ポインセチア。 祝福を祈る、クリスマスの花。 皆の無事を。夢を。合格を。願う。
────おれからみんなへの、おまじない。]
(26) 2015/01/25(Sun) 19時半頃
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わりぃわりぃ
[全然、悪いと思っていない口調でにかっと笑いながら謝る。何気ないそんなやり取りも卒業という形で変わってしまうんだろうか、と不安がさっと過る]
…ああ。 そんな日がきっと来る。 信じなきゃ、叶わないよな。
[指折り仲間たちの名前を挙げるテッドをじっと見つめて、真剣な表情を覗かせる。今度は言の葉に乗ってはっきりと届いたテッドの願い。素直に嬉しくて、勇気づけられた。テッドの願いが届くのを信じたいと思えた。
トナカイは角を軽く当ててくる。アリスみたいに言葉はわからないけど遅いと言いたいのはわかる。]
よし、さっそく実習練習するか。 まずは、卒業しなきゃ話にならないもんな。
[手綱を自分の手にもって、そうテッドに促す。厩舎を出てから、置いてある練習用の一頭引きの橇を括り付け、準備を始めた]
(27) 2015/01/25(Sun) 21時頃
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大丈夫だって。 子どもたちに夢とプレゼントを配るのがサンタクロースで、 そのサンタクロースにはサポート役がたっくさんついてるんだからさ。
信じて進んでったら、ちゃんと同じとこにゴールできるって。
[これは父親と兄からの受け売りだけれど。 受け取った言葉に意味が本当に血肉として成されたのは、 皆と過ごした年月だと思っている。]
そーそー、まずは試験クリアしないと。 …徹夜して、本番で寝たりしないようにな。
[今日の遅刻騒ぎをからかって、に、っと悪戯っぽく笑って見せる。]
(28) 2015/01/25(Sun) 21時頃
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試験前にトナカイたちを疲れさせ過ぎてもいけないから、 ざーっと流すだけにしといた方がいいよな。
[そういえば暴走トナカイ超特急校舎不時着便はともかく、 随分先に出たはずのピートは未だ戻ってこない。]
頑張ってんだな、きっと。 俺も負けないようにしなきゃ。
[友人が方向音痴なのは知っていたが、校舎近くでまさかの迷子とは想像もせず。 イアンに倣ってテキパキと練習準備を始めた。]
(29) 2015/01/25(Sun) 21時頃
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よしよし、今日も良い子で頑張ってくれな。 本番は明日だから、お前も無理すんなよ?
[トナカイと目線を合わせて言い聞かせる。 分かっている、とでも言いたげに甘えて鼻先を寄せるその首を撫でて、ソリへと繋いだ。
動物の言葉が分かる、とアリスは言うけれど こうして目を見て、行動で雄弁に示されて伝わる感情がある。]
アリスはもっとお前らの気持ちとか言いたいこと分かってんだよな…。 あー…適性の違いかもしんないけど、やっぱちょっと悔しいかも。
[トナカイの気持ちや言葉が分かれば、もっとサンタクロースとして 出来ることが増えるかもしれないのに、と。 自分に出来ないことを出来る友人の長所は、羨ましくて、 同時に得難いものだからこそ、大切だとも思う。]
(30) 2015/01/25(Sun) 21時頃
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皆でいっしょにチームが組めますように…。
[これは光のおまじないには頼らない、 自分だけの願い事。
ちょっとだけ我儘に近い気がしたから、誰にも教えない。
すぐ傍で聞いていたトナカイが、訳知り顔に尻尾を揺らして、 物言わぬはずのソリの雪花草>>1:170が笑った気がした。]
(31) 2015/01/25(Sun) 21時半頃
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―いつかの思い出― [いつの間にか回収されていた自分と、修繕されたソリ。 助けてくれた相手が知りたくて、設計工学部のサミュエルやモニカにも聞いてみた。 けれど、二人とも、知らないと首を横に振るばかりで。
その時は少し落ち込んだ。
もう、お礼を言える機会もないのかなとか。 嫌われてるのかな、とか。
あんまり成績の良くない頭で、たくさんたくさん考えた。
けれど、助けてくれたことは揺るぎ無い事実で、 それなら自分がサンタクロースになって もっと沢山の子どもたちを喜ばせることが 一番のお返しになりはしないかと思いついた。]
(32) 2015/01/25(Sun) 21時半頃
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[本当は直に会って、お礼を言いたい。 叶わないなら、せめてもらった以上の幸せを広げたい。 そんな、小さな、願望。*]
(33) 2015/01/25(Sun) 21時半頃
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[窓の外で、光が散るのが見えた。>>4 しゃんしゃん、しゃんしゃん。 ソリの鈴の音が聞こえてくる。>>1:248]
実技練習中、かな。 ……いい音。たぶん、慣れてる乗り方。 テッドかな。イアン、ピート…それとも、ミナカタ?
[配達学部の顔が、頭の中でゆらゆら。ゆらゆら。]
(34) 2015/01/25(Sun) 21時半頃
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[サンタ養成学校に進学する時。 なんで配達学部じゃないの、と言ったのは誰だったか。 ソリを操るのは、不得手ではなかったから。 操縦が不得手で道を諦めた者の想いは、わからない。 おれはただ、ソリが作りたかっただけだから。
養成学校に来て、色々知った。 ただソリを小さくすればいいわけではないことも。 乗りやすいように。トナカイが引きやすいように。 プレゼントをたくさん運べるように。
そして小型ソリ一直線だった思考に変化を与えたのは、 級友であり、誰でも乗れるソリを考えているモニカだった。
乗れないからこそ、見える視点。 モニカの話にはいつも感心しっぱなし。]
……明日。ちょっとでも、上手く飛べるといい。
[筆記は問題ないだろう級友を、想い。描く。]
(35) 2015/01/25(Sun) 21時半頃
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―練習場― [妖精たちには何故か昔から好かれていて、 呼べば大抵は集まってくれる。
サンタと言えばソリに乗ってから溢れさせる光の欠片。 なんて思いついたのは、クールな顔つきのまま 階段上から粉雪よろしくプリントの雪を舞わせた同級生のおかげ。>>0:119
よくよく見れば視力でも悪いのか、手元から消しゴムが消え失せ、 ペン先からインクが出なくなっている本人にとっては、 過去の失態がまさかおまじないの閃きにつながったとは思うまい。]
(36) 2015/01/25(Sun) 21時半頃
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[出来ないからこそ思いつくこと。 出来るからこそ気がつかぬこと。
自分だから見えないこと。 自分じゃないから気がつくこと。
たくさん思い浮かぶそれはどれも大事で、大切な宝物で、 このまま同級生たちと離れたくないなと思わずにはいられない。*]
(37) 2015/01/25(Sun) 21時半頃
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若者 テッドは、メモを貼った。
2015/01/25(Sun) 22時頃
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−廊下−
[何から手をつけようかと考えて、まず思い出したのは昼間交わしたギネスとの会話]
幸せの青い鳥、ですか?
[見上げた目線が、やがて揃い>>1:282その体躯と迫力にほんの少しだけたじろいだのは大人の男性と話すのが若干気恥ずかしいからで、決して怖いからではない 彼が、心根が穏やかで常に周りを気遣っていて、それを主張することもないこと>>1:99>>1:100は知っているつもりだ
なので回答についても、なるほどと納得はしたものの。象徴的なものを挙げられて多少どころでなく戸惑った。同じ問いを返されては尚更だ]
う、ううーん……あ、……
[答えに詰まって、気づく。そもそも貰ったら嬉しいものや欲しいもの、でなく運べたら楽しいもの、というのはサンタクロースに求めるものとして何か違うのではと]
(38) 2015/01/25(Sun) 22時頃
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今、すごく大切なことをギネスさんに 教わりました ありがとうございます!
明日の試験、一緒に合格しましょうね
[ギネスが伝えたかったことの真意をくみ取れているか自信はなかったが、その答えがポーラに深く深く響いたことは間違いなくて
己の思い違いを恥じながらも語気を強く、そして深くお辞儀をしてその場を離れたのだった]
(39) 2015/01/25(Sun) 22時頃
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[ここで学んだことの集大成として、目指すべきものが見えてきた。あとはどう、形にするか……物思いに耽りながら歩いていたせいか、背後からミナカタに声を掛けられた時>>1:251は少し意識が散漫としていて]
こんばんは、ミナカタサ……ひゃあ! つつつ冷たいですよう
へへ。ありがとうございます
[話しかけられる際にはだいたいセットで頭を撫でられるから、意識して耳を伏せるようにしているのにそれが一歩遅れた。大人の、おおきな掌は簡単に両耳を捉えてしまう。 冷たさに怯えるのは触れる瞬間だけ。かたちばかりの抗議も、額に押しあてられた白金懐炉に吸い取られる]
はい。これから実験と検証を
ミナカタサンもこれから練習ですか? それとも、もう終わったとこです?
[懐炉を早速むき出しの尻尾や耳に当てれば、香水が反応してふわりと光る。夜は冷えて反応が鈍るからと少し多めにつけたものが、ミナカタの袖元にもほんのり移ったかもしれない]
(40) 2015/01/25(Sun) 22時頃
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そうだな…絶対に皆でゴールできる。 俺も信じるよ。
[力強く迷いを感じさせない言葉。 皆と過ごした年月を疑うようなことはしたくない。]
…さ、流石に今日は徹夜しないって。
[今日の遅刻騒ぎをからかわれれば、頭をかいて、バツが悪そうに苦笑い]
(41) 2015/01/25(Sun) 22時頃
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軽く試運転がいいだろうな。
[テッドには同意して、トナカイの角を撫で挨拶し、橇を括り付ける。ちらりと見えたソリの雪花草には首を傾げて、何だかわからないけど、それが持っている想いが伝わってくる気がする。
頑張ってんだな、と耳に入った言葉にはっとして]
でもさ、俺たち以外のやつもトナカイに 無理させるようなことはしないと思う。
…あれってピートだったよな。 まさか、迷子になったんじゃ…?
[方向音痴のピートのこと、ありえない話ではない。 ちょっと考えて、うんうん唸る。時間的にもう戻ってきてもいいし、空にピートのソリの姿はない。]
(42) 2015/01/25(Sun) 22時頃
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[次に出会った相手は、実技の練習から戻ってきたと 見える格好の朧。目が合えば手を振ってそちらへ近寄って。]
こんばんは、朧殿。 肩にまだ雪が…いえ、朧殿の場合は雪の精に 好かれているのかもしれませんね。
[肩の上にまだ純白の欠片が残っていることを指摘する。 払うかどうかは彼にお任せ。>>16 基本的に年中お花畑だが、 殊更のご機嫌顔を指摘されれば。]
(43) 2015/01/25(Sun) 22時頃
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イアンいなかったら寂しいだろ。 それにピートの方向間違いのフォローとかいるし。 ミナカタだってもうすぐ三十路だから体力のカバー役もいるし。
だから、何が何でも頑張ろうな。
[良い夢の訪れのおまじないが、 イアンの元へも安眠を運んでくれればいいと笑う。>>41]
(44) 2015/01/25(Sun) 22時頃
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…ふふー。 試験に自信を持って望めるような、そんな素敵な おまじないをかけてもらったのです。
あとは見落としや勘違いに気を付けて、 読める字を書くことにさえ注力すれば、 立ちはだかる壁などありません!
[その二つは壁としては決して無視できないのだが。 ケアレスミスや減点が少ない調子のいい時なら、 まあまあの点数がとれることは一応過去が証明してくれている。]
(45) 2015/01/25(Sun) 22時頃
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やっぱり、探した方がいい気がする。 テッドはどう思う? [ソリに繋いだトナカイはぺろりとイアンの頬を舐める。何を言ってるのかわからないのは不自由で、アリスの力が欲しくなる。決して手に入らないものだからこんな時はちょっと歯がゆい。
それでも、無力じゃない。 独りではできなくとも二人ならできるはず。 まずは、テッドの意見も伺ってみることにする。]
(46) 2015/01/25(Sun) 22時頃
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── 厩舎からの移動 ──
[その場にいない子達には後で食べられるようにと、全ての馴鹿に「おやつ」を分け与えては男は立ち去る。
シャンシャンと鳴り響く鈴の音に、今も変わらず胸を時めかせる。 昼間、問いに差し出した答えは、ポーラの支えになったらしい。>>39 何度も繰り返し伝え、また繰り返し耳にした言葉に。 男は一つだけ頷く。 ぎこちない笑みは、仏頂面を描かないように細心の注意。 それはそれで、違和感があっただろうが。]
俺に出来ることはこれ位しか出来ないから、な。
[雪を踏む音に、男が使う前照灯の夜鳥がひらりと舞い降りる。 もみの木を育て見守る学部は、明日の実技コースを下見する振りをして、おまじないを掛ける。]
(47) 2015/01/25(Sun) 22時頃
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障害物などで失敗しないように。 明日はよろしく頼む。
[生物学部に伝わる優しさは。 今年も人知れず静かに振りまかれていった*]
(48) 2015/01/25(Sun) 22時頃
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[そんなことを話していれば、突き出される掌。 きょとんとした表情で両手を差し出すと、 丁寧に編み込まれた紐がその上にはらりと落ちてきた。]
朧殿が、作られた…? ……色合いもきれい。とても素敵なものですね。
あっ、これはわたしがもらっても、というか 贈り物で合っているのでしょうか!
何かお返しできるものは……ええと、とりあえず 今は試験前夜ですので、終わってからでも構いませんか!?
[うっとりとした感嘆から今更すぎる驚き、 それから真剣かつ必死にお返しを考えて焦り。 表情は忙しなく、くるくると変化する。]
(49) 2015/01/25(Sun) 22時頃
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力、すごくこもっていますよ。 朧殿の優しさの結晶なのですから。
…………とっても気に入りました! ありがとうございます、大切にしますね!
[希望の星の色を掌に握りしめ、 やはり最後には浮かべるのは満面の笑み。
明日の健闘を祈る言葉には、勇ましく拳を天に突き上げて応え。 騒がしくも感謝は沢山込めて、彼と別れた。*]
(50) 2015/01/25(Sun) 22時頃
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元々ソリの試運転するつもりだったし。 ついでにピートも探しちゃえばいいんじゃない? ほっといたら風邪ひいちゃうかもしれないって。
[イアンの意見に即座に頷く。 放っておくなんて選択肢はない。 自分のソリに繋いだトナカイに、目線を合わせて聞いてみる。]
な、お前分かるか?お前の仲間が走ってった方向。 俺の友達もそっちにいるみたいなんだ。 迎えにいってやりてーんだけど。
[餌の時間も場所もきちんと覚える賢い生き物。 信頼関係も合わせて頼み込めば、まかせろとでも言いたげに蹄が雪を叩いた。]
(51) 2015/01/25(Sun) 22時半頃
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― 校舎・廊下 → 校庭 ―
[テテテテ、テ、テ。
深夜の廊下を疾走する四足は、ハンカチーフを靡かせる。 白い流れ星のように低空飛行、直してもらった結び目は固い。
いつもなら廊下を走ったりなどしないのだけれど、 妙に熱が篭ってしまった頭を冷やすには丁度良い。 雑念よりは確かで、煩悩よりは小さすぎる兆し。
校舎の出入り口から、びゅんっと風を切って弾丸マウス。 そのまま五体を広げて、雪の小山にダイブ。
決して自殺志願鼠ではない。 身体中を巡る体温を追い払う為の苦肉の策だ。
ぼすん。 柔らかい雪ではなく、ある程度固まった雪を狙った為に、 埋もれることなく、保護色で同化する。]
(52) 2015/01/25(Sun) 22時半頃
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道案内 ピートは、メモを貼った。
2015/01/25(Sun) 22時半頃
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[試験のソリ、一台一台に描いていくささやかな花。 きっと、気づかない者は気づかない。それでいい。
いつだったか修理したソリに描いた、雪花草。 あの後しばらくして。 壊れたのは、テッドのソリだと知った。>>32
訊かれても、何も言わず首を横に振ったのは、 やっぱりギネスが何も言わないから。>>1:290 おれが言うことじゃないと思った。から。]
ずっと、黙ってるつもりなのかな。 ……もうあの花、消えてるよね。
[幾度となく描き直されてることは、知らないまま。>>1:181 いっそ、ソリのように触れたら色々伝わればいいのに。
それぞれ裡に秘めたままの級友たちを、想い。 筆の先で、白いポインセチアが花ひらく。]
(53) 2015/01/25(Sun) 22時半頃
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サミュエルは、テッドのソリの音がした。気がする。
2015/01/25(Sun) 22時半頃
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―――へっぷしっ!
[くしゃみが雪の中に飲まれてゆく。 白い体を身震いし、微かな雪の欠片を払う。
前足で鼻先を拭いながら持ち上げ、 ぢゅぅ…と濁った唸り声を漏らす。] ……また、発熱だろうか。 鼻風邪で済ませられると思ったけれど、 誰かに移したら大変だ。
[十割自業自得だけれど、冬季ともなれば、 大なり小なり患っていないほうが珍しい。]
これは早めに寮に戻らないと。
[雪に前脚を乗せて、尻尾を腹に巻いて雪山を滑り降りる。 小柄な身体は学園中のショートカットを覚えている。 直線的に寮に抜けるなら、校舎裏を抜けるのが一番早い。]
(54) 2015/01/25(Sun) 22時半頃
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朧サンも、遅くまでお疲れ様です
[そんな会話をしていれば、ふらりと増えるもうひとつの気配>>15に会釈した。ミナカタへの冷やかな視線については、小首を傾げるに留め
自然と目線を合わせての労わりにとんでもないと首を振った]
最後の悪あがきというか、ここへきて急に やりたいことが増えてしまって
……? わあ、素敵。ありがとうございます 朧サンからの助力があれば100人力ですね
[各人が競い合う中、こうして他人を思いやることができる彼の懐の深さに敵う日は一生来ない気がしている]
(55) 2015/01/25(Sun) 22時半頃
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[テッドの即答にはほっとして、自信のない意見に自信がつく。こういうところはダメだなと思いつつ、意識はピートのことへ]
明日に支障が出たら困るもんな。 問題は場所なんだけど…──
[言い終えぬうちに、テッドが話しかければ、返事をするように雪を踏むトナカイ。自分もトナカイとはそれなりの信頼関係が築けているつもりだがテッドほどではないと思っている。いつもお世話になっているトナカイの頭を撫でると、何か言いたげに見つめるだけで]
んー、やっぱり信頼関係が足りないのか…
[本当は足りないのではなく、絆を確信できたならトナカイも応えてくれるのに、イアンは気づかない。トナカイは感情に敏感な動物。イアンの不安を察知して、委縮いるようだった。]
(56) 2015/01/25(Sun) 22時半頃
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や、今はそんなこと考えてる場合じゃないよな。 ピート探しに行こう。 …まあ、ピートだから事故にはなってないと思うけどな。
[ソリに乗り込み、ハーネスを引っ張る。準備万端。 あとは心だけ。すうと冷たい空気を飲み込んで、吐く。滑り出したソリは空へと駆け上がり、白い息が細長い線を生み出し消えてゆく。テッドのソリと並走しながら、それほどは高くまではいかないけれど、星瞬く空へ]
(57) 2015/01/25(Sun) 22時半頃
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[初めてソリに乗ったのは、父親の操るソリ。 眼下に広がった銀白を忘れたことはない。 次の思い出は兄の運転。荒っぽく飛ばしたソリに叩きつける向かい風。 やっと開くことのできた目に、飛び込んだ深い青の夜空。
いつか、自分一人で飛びたいと願ったことを忘れることはないまま。
トナカイを促して夜空を滑る様に浮かび上がる。
サンタクロース個人個人で異なる光源の色のなか、好むのは眩いばかりの白。 日中もっとも眩く陽光の色。 夜空を支配する月光の切っ先。 どちらにも共通する眩さを好んで、己のソリへと灯す。
朝でも、昼でも、夜でも。 幸せな輝きが誰かに届きますように。]
(58) 2015/01/25(Sun) 22時半頃
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― 校舎裏 ―
[昼間は脚を取られていた雪も、夜気に凍えてしまえば何のその。獣の四足は優秀なスパイクになり、 減速を掛けながら天然のスケートリンクを滑ってゆく。 生い茂る木々も、隙間を縫う身には障害物となり得ない。]
―――…、…? トナカイの匂いがする。
………迷子…、じゃないか。 アリスやギネス達がそんな杜撰なわけが無い。
[ふるるっ。 北風を払い、嗅覚を震わせた根源を探り、赤い眼を瞬かせる。 少し考えてから、おーい。と、夜の林に声を響かせた。
迷子なのはトナカイではなく、ソリの操り手。 花形候補のピートだと、知らないまま。>>1:261]
(59) 2015/01/25(Sun) 22時半頃
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― 校舎裏 ―
[不時着した衝撃からか、橇の行く先を照らしていた妖精たちは、皆何処かへ行ってしまった。残るはトナカイと仲のいい数人だけ。鼻先に止まって、ピートが困っているのを、面白そうに眺めている]
え、えと ちょっと待ってな あいつらの好きな、ええと ……ってないんだっ た あれ?
[ポケットは空だった、と気づくと同時に、指先に触れた柔らかい官職。掴んで取り出せば、長い紐のよう。 よく見えるように、とトナカイの鼻先に近づければ、顔を寄せ合って覗き込む体勢になるだろうか。トナカイの瞳が、存外つぶらなことを再確認して――]
(60) 2015/01/25(Sun) 23時頃
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ほら、イアン。早く行こ。
[抱える不安は知らない。 けれど、不安があっても拭ったりすることなら出来ると信じているから。 イアンとその相棒を笑って手招く。]
サンタの卵だけじゃ頼りないから、 お前も助けてくれよな?
[イアンのソリを引くトナカイにもお願いすれば、 少し緊張が解けたようにも見えた。 乗り手と同じで生真面目な性質はやはり己には持てないもの。]
ほら、あっちだって。
[トナカイの進みたがる方向を読んで、指さす。 思ったよりも近くへと飛ぶ気配を感じ取って、 小さく安堵の息を零した。]
(61) 2015/01/25(Sun) 23時頃
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[受け取った紐は早速右の手首に巻いて、自慢げに披露してみせる。繊細に編まれた糸はどれも好きな色だった。これだけで、明日の筆記試験は失敗する気が失せるほど力が湧いてくる]
朧サンの強さと優しさに助けられている ひとは、きっとたくさんいると思いますよ?
ハイ、また明日
[紅茶を振舞った時に発せられた一言>>1:104について。そんなことはないと返すのは簡単だけど、いま一歩説得力が足りない気がして何も言えなかった。 でもいまは、断言できる。まさに自分がそのひとりとなったから
珍しく頭を撫でられて、くすぐったそうに笑いながらお疲れ様です、と繰り返し告げて。ミナカタにも同じように挨拶をして目的地に向かう]*
(62) 2015/01/25(Sun) 23時頃
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[ピートの橇に集まってくれるのは、その髪に良く似たオレンジ色の妖精たち。冬にぴったりの蜜柑色だね、なんて言ってくれたのは誰だったか。 今は空の青みたいな紐を照らす、夕日のように輝いて……]
ん?
[おーい、と声が聞こえた気がした。 同じタイミングで首を傾げたトナカイと頷きあった。 青を紡いだ祈り紐は、さっそくピートに幸運を齎したようだ]
おーい! ここだここ!
[校舎裏という近さでなければ、ある程度様になっただろうが……仕方ない]
(63) 2015/01/25(Sun) 23時頃
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字が上手く書けるためのおまじないの品でも、 一足早い卒業祝いとでも、好きに取ってくれ。 それはクリスだけに作った物だ。
[受け取られた紐は、白い掌にしっかりと包まれて。>>49 感嘆の言葉には面映ゆさから首を僅かに傾ぎ、星の瞬きのような表情の変化を見つめては頷いた。]
お返しは特に期待していないが……甘い物がいいな。 といっても、その言葉達が甘くて腹一杯だ。
[満面の笑みを向けられ、降参だと片手を上げる。 滅多に言わない冗談であるが、茶化さなければ恥ずかしくて。
一転して勇ましく掲げられた拳を真似し、暫しの別れを。*]
(64) 2015/01/25(Sun) 23時頃
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[図書室にも足を運んでみたが、どうやら人影はないようだ。 クリスに指摘された肩の雪は、まだ乗ったまま。>>43 雪の精に好かれていると言われてしまえば、払うに払えない。]
誰に掛けて貰ったのだろうな。
[楽しげに、意気込む表情はきらきらと輝いていた>>45。 あまりに眩しすぎて、少しだけ目を伏せてしまう程で。]
感傷に浸ってどうする。
[どうにも聞こえない声が、ずっと耳を苛んでいた。 楽しい声もだが、不安がる声の方が大きい気がして耳を摩り。
足元に視線を落とせば、輝きの掠れた足跡ひとつ。>>25 気付けば、何処かに続くそれを辿り始めていた。]
(65) 2015/01/25(Sun) 23時頃
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[滑らかに並走するソリの動きに、 イアンもやっぱりじーちゃん先生にソリに乗せてもらったりしたのかな、なんて考える。
温かな思いの積み重ねがサンタクロースになるのだと、 言ったのは誰だったのか。]
おーい、ピートー?
[上空から声をかける。 声は雪が吸い込んでしまうから、 聞き逃さないようにしっかりと耳を澄ませて。]
どこかなぁ…。
[呟きながら、もう一度クリスマスローズの花弁に吐息を吹きかける。 先ほどよりは控えめな白い輝きがふわふわと浮かんで、ゆっくりと舞い落ちた。 懐いてくれる妖精たちへも助力を頼み、目を凝らす。]
(66) 2015/01/25(Sun) 23時頃
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[輝く足元は、外にまで続いていた。>>26 雪の上にも点々と残るそれは、足幅からして男だろう。
雪を踏み締める音を響かせ、ソリ置き場に近付いて行く。 ソリの前に座り込む背中は見覚えがあるものの、 気怠そうな横顔の印象が強い、隣人のものだった。
考え事に耽っているのか、独り言を呟いている。>>34 どうやらまだ気付かれてはいなさそうか。 彼用の紐を左のポケットに移し、摺り足で距離を縮める。
充分に忍び寄れば、無防備な後頭部をわしゃっと掴もうと。]
(67) 2015/01/25(Sun) 23時頃
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― 飛び立つ前 ―
[テッドの笑顔に気持ちも落ち着いて、見ればトナカイの表情を緩んだ気がする。テッドの言葉にトナカイは鼻息を荒くして、応えた]
悪いな、相棒。 ちょっと不安になってただけだ。 明日…頑張ろう。
[その言葉に此方を振り返った眼は、 一緒に練習してきた日々を思い出させる。]
テッド、いつもありがとな。
[こうやって落ち込んでいる時にいつも励ましてくれる級友の存在が、イアンの心を落ち着かせた*]
(68) 2015/01/25(Sun) 23時頃
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[夜の森には危険がいっぱいだが、 学園に程近い場所なら野生動物も近付かない。 モミの木にぶつかって反響する己の声に、耳を澄ませながら。]
ピートの声だ…! また妖精に悪戯されたのか、相変わらず好かれ易い。
[くるん、と長い尾っぽを翻し、返ってきた声を辿って雪を掻く。雪を四足で踏み鳴らし、橙色の柔らかな発光を目の当たり。 少し眩しそうに双眸を細めてから、彼と合流果たす。>>63]
こんな見通しの悪い場所へ着地するなんて、 枝にぶつかったら大変なことになるぞ。 [方向音痴さえ差っ引けば、決して彼の腕は悪くない。 着地する場所を選ばず迷子になれるのは、ある種の才能だ。]
(69) 2015/01/25(Sun) 23時頃
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[>>40外気に晒されてた指は予想より冷たかったらしい。 悲鳴をあげるポーラへ懐炉をくっつけ、詫びの代わりとする。 動く耳の一番柔らかい部分をふにりとしてから、悪戯な手は離れた。
懐炉を受け取り、耳や尻尾にくっ付ければ彼女の周りに仄かな光が灯る。 毎度のことながら神秘的な香水の効果を目で追って]
あー…やること多すぎて手いっぱいになってるとこだ。
[やりたいことが多すぎてなにからやればいいのか分からないていたらくを白状して、軽く手をあげる。 若い、というよりは幼いとすら言っていい彼女だが、その研究を思えば方向性は違えど才ある彼女へ僅かな羨慕を覚えたり。
上げた手の袖元、ふと光が灯った気がしてよく見る前に]
……げえ
[>>15噂をすれば影。振り向けばやつがいる]
(70) 2015/01/25(Sun) 23時頃
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[その反応だけで十分だとは言われたけれど、朧のお返しは 甘いものがいいという言葉はしっかりと心に刻む。 ちなみに料理の腕は100点満点中36(0..100)x1点といったところ。]
ふっふーん、どう使おうかなぁ…。 手首に巻いてもいいし、髪を結んでもいいし……
あー、明日までもうちょっと考えとこっ。
[もうサンタクロースから贈り物をもらう歳は 過ぎたと思っていたのに。先のサミュエルの言葉や 朧がくれたこの編み紐のおかげで、プレゼントを受け取って うきうきする子どもと大差ない様子。]
…………わぁ、きれい。
[窓から見える夜空は、いつもより輝く星が多く見える。>>4 聞こえるソリの音に心の中でエールを送り、 星明かりに手の中の橙色を翳した。]
(71) 2015/01/25(Sun) 23時頃
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懐刀 朧は、メモを貼った。
2015/01/25(Sun) 23時頃
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[案外あの毒舌がこなかったと思ったが、違うな。 これは無視という名の毒である。
あからさまな付けたしをして去って行く朧に、しっしと犬を追い払うような声を出し。 嫌そうな顔をしてみせるが、フリだけだ]
あいつもなあ、なんでもうちょい可愛げがないかねえ。
[朧が去った後、へ、と吐き捨てるように言って見せるが 朧のじゃれかたも別に嫌なわけではないせいか、声に冷たさは混じらない]
ああ、悪いな引き留めて。 それ、もってっていいぞ。
[>>62光を尾に、挨拶をするポーラへ緩く手を振ってから。 それ、と古臭い白金懐炉を指さす。 おっさんくさいと突っ返されれば受け取るが、まあんなことするやつはいないだろ。
朧以外]
(72) 2015/01/25(Sun) 23時頃
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[どっしりと雪を積もらせた枝葉に遮られて空からの声はまだ届かない。探されていることを知れば、ピートは再び自己嫌悪の渦に飲み込まれるが・・それはもう少し先のようだ。
それより今は駆け寄ってくる小さな足音に耳を凝らし目を凝らし]
アシモフ……!! よかった、死ぬかと思った
[祈り紐をぎゅっと握ったまま、微かな光の元、寒さにもこわばっていた肩の力を抜いた]
うん……一番危ないのはこいつらだよな ごめんな、ちゃんと降りてくれて、ありがと
[トナカイの肩あたりを優しく叩けば、ぐぁ、と開いた口が空の紐を狙って……間一髪。届かない場所まで腕を伸ばしてやった]
(73) 2015/01/25(Sun) 23時頃
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−厩舎−
随分、少ないですね……?
[まずは手っ取り早く試せることとして、トナカイに香水が流用かどうか確認に訪れるも、どこか閑散としていた。留守を預かっている一頭にペコリとお辞儀をすると、懐炉を手首にあてて香りを立たせて近づく
別段、嫌な顔はされなかった。なあにこれ?と不思議そうにつぶらな瞳が揺れたくらいか 続いて、指先に垂らしたひとしずくを蹄にそっと押しあてるも]
ううーん、光りません 困りましたね、トナカイさん [体温の違いか、成分によるものか。そもそも用途が違うせいか。膝を抱えてしゃがみ込み、のの字を書くように尻尾をくるりと回転させながら原因と打開策を思案する]
(74) 2015/01/25(Sun) 23時半頃
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[甘味の香りに吸い寄せられた妖精。 ほわ、と優しい光がポインセチアに灯る。
隣の席の、能面みたいでちょっと意地が悪い級友。 そのくせどこか抜けていて。 昼間もトナカイに遊ばれていた、揺れる尻尾。
あれは入学したばかりの頃の実習だったか。 短期を起こして切り落とそうとしたのを見て、驚いた。>>1:255 慌てて鋏を止めたのはなんとなく。 勿体ない。そう思ったから。]
……トナカイの気持ちはちょっとわかる。かも。
[筆を止めて、一息。 ゆるりと指先が辿るのは、記憶の曲線。]
(75) 2015/01/25(Sun) 23時半頃
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ぎゃっ!?
[徐に頭を掴まれ、飛び上がった。>>67 振り返ったそこには、記憶から抜け出たような級友の姿。]
……はー。 おどかすなよ。
[まだ心臓がばくばくいってる。 大きく深呼吸を一つ。二つ。]
(76) 2015/01/25(Sun) 23時半頃
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ところでアシモフ、ひとつ聞いていいか
[雪の上、膝をついて何も持たぬ手のひらを、足裏を冷やさぬようにとアシモフに差し伸べながら深刻な表情]
此処、……何処だ?
[不時着時に木々から払い落とした雪のおかげか 指に触れる雪は、ふんわりもふもふだった]
(77) 2015/01/25(Sun) 23時半頃
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おーい、ピート!
[テッドに倣って、自分も声をだし、ピートを探すが、 雪に吸い込まれてゆく声に効果はあったか。]
…あれって
[夕日のように輝くオレンジ色にはどこか見た覚えが。 テッドの妖精たちの白い輝きの助けもあって、目を凝らせば、橇とトナカイと…そして、ピートの姿]
あ、ピートだ!いたぞ!
[並走していたテッドに呼びかけてから、 二人で着地するのにはちょっと狭い気がして、どうしようかと考えながら、鈴の音色でピートに此方の存在を知らせてみる。そこにいる小さなサンタの卵には気づかぬまま。]
(78) 2015/01/25(Sun) 23時半頃
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[イアンの声の向く先に 自分に纏わりつく妖精たちとは違う色味の光を見出し そちらへと意識を向ける。]
よかった。 この辺なら歩いてでも帰れそうじゃねえ?
[そう判断しても、 ピートの無事を確認するまでは立ち去る気にはなれないで、 イアンと同じく鈴の音色を降らせた。]
怪我とかしてないといいけどな…。
[腕や足に何かあれば、当然実技試験には響くだろうし、 最悪試験が受けられない、なんてことにもなりかねない。 どうか無事で、と胸のうちで祈る。]
(79) 2015/01/25(Sun) 23時半頃
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[ぴく。丸い耳が上空から降る声を拾う。 雪のようにひらひら落ちる音色は、学友のものだ。>>66]
もしかして、練習中に迷ったのかい? 大丈夫、死にそうな場所に彼らが君を降ろす筈が無いだろう。
[ちゅぅ、と笑みを噛み殺し、彼の相棒たるトナカイを示唆。 ソリに引っ掻き傷などつけぬよう、慎重に攀じ登ると、 そのまま彼の肩へと毛玉が着地。>>73
視界を舞う祈り紐の色合いに眼を丸く変え。]
ああ、さっきの光はそれか。 随分と綺麗だね、温かい色をしている。
(80) 2015/01/25(Sun) 23時半頃
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――廊下――
さぁー むいなぁ、しかし。
[完全に自業自得である。しとりと濡れた背中は校舎内に入っても冷える一方で、ノートごと両腕を抱くように背を丸めて歩いていた。 自分に足りないのは間違いなく、そり乗りの練習だ。けれど今から、今更付け焼き刃で練習したところで、何も実らないだろうというのも重々承知。 ならば新そりの発表に重きをおきたい。足が向くのは、資料室。 今までのそりの設計図から、接合部のアイディアをパク……もといインスパイアしたい。軽量化のため、縁部分を簡易化したものがあったはずだ。]
うぅー……
[小声で漏らすのは弱音の呻き。]
(81) 2015/01/25(Sun) 23時半頃
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……あや。
[なんだこれ。 下向きうつむき歩いていたら、不意に目の前が明るくなった>>25。 妖精のもたらすほの明るい足跡が、廊下の奥へと続いている。]
よし、よし、行ってみよう。
[モニカは、掃除中に見つけた漫画は読んでしまうタイプだ。]
(82) 2015/01/25(Sun) 23時半頃
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ぢゅっ。
[彼の一言に、思わず驚愕の泣き声が零れた。>>77
迷子だと思っていた。不時着したのだとも。 だが、まさか、所在を知らぬままだとは思わなかった。
北極星の導きも、彼の羅針盤には適わない。 星の動きで大凡の緯度と経緯を知る身は、 恐る恐ると前脚で、冬の大三角形を指し示し]
………校舎裏…、だ、よ。
[彼の肩から漏らした声は、知らず知らずの内に震えていた。]
(83) 2015/01/25(Sun) 23時半頃
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ソリに悪戯とは感心しないな。 今ならまだ間に合う。自首してこい。
[飛び上がる反応に、つい大声を上げ掛けた。>>76 が、何とか堪えると掴んだ頭を前後に揺らし。
ソリに咲かせていた花を見ては、わざとらしく嘆いた振り。 細やかな級友達へのおまじないは、夜空の下でも輝いていた。]
ソリに夢中になるのも良いが、明日の試験は大丈夫か?
[深呼吸を邪魔するように、額へ取り出した紐を押し付ける。 隠れた情熱の赤三本と、白と緑を一本ずつの平五つ編み。
座る彼の上から覗き込めば、調度三つ編みと並んでいた。]
(84) 2015/01/25(Sun) 23時半頃
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もしかして、空を駆け出せば 違う反応が見えるでしょうか
[例えいま光ったとしても、ソリを引いている時に消えては意味がない。通常より粘度の高い液体は香りが控えめな代わりに持続時間は長いが宙を蹴る足でどれだけ飛散するか、空中の運動量でトナカイの体温がどれだけ変化するかデータで検証する時間はない
実践で、試すのが一番だ
今なら条件が揃っているし、試してみたいと少し先のソリ置き場に向かえば、やはり閑散としている]
ワタシとしたことがこんな当足り前のことに 気が付かないなんて……
[トナカイが単体で遊びに行くはずがない。足りない数=ソリを引いている数だ。つまり、検証を依頼できる配達学部のひとも出払っているということ]
(85) 2015/01/25(Sun) 23時半頃
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[しかして、行き先は校舎奥から再び外に向かうよう>>67。 外はやだなぁ、と二の足を踏む。 やっぱり図書室、資料室を巡ろうと足を戻して、本来の道先行けば金色の>>71。]
クリス? なぁーに、してーん、の?
[窓辺で星明かりを見る級友に、声を。]
(86) 2015/01/25(Sun) 23時半頃
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まあそうなんだけど 凍えそうになったらもう完全に委ねようかと
[肩にのったアシモフは、意識しないとその足取りすら掴めないくらい軽い。無意識に頬を寄せるように首が傾くせいで、少しだけもふもふがくすぐったくもある]
そう、綺麗な紐だろ? なんだろ、サンタからのプレゼント、なわけ――
[厩舎でひっくり返した時は確かに空だった。 その時、一緒にいたのは、つまり―― へくしっ、とくしゃみで思考が途絶える。 まずは暖かい所にいかねば、と恥ずかしさを堪えて居場所を聞いたわけだが……まさかの事態である]
(87) 2015/01/25(Sun) 23時半頃
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[アシモフの鳴き声は、いつだったかモニカに踏まれた時に出していたものと響きが似ていた。 短い前足の指し示す先。 晴れわたった、祈り紐に編みこまれた藍色みたいな夜空に浮かぶ、第三角形]
………………え
[ぱかん、と口をあけて固まった。 しゃんしゃんしゃん、と橇につけられた鈴の音が聞こえてくる。 忘れて欲しい、と願ったが、さすがにそれを口にする勇気はなかった]
(88) 2015/01/25(Sun) 23時半頃
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[実習の一環としてソリには乗ったことは、ある。トナカイが牛に変わったかようなスピードなら操縦は可能だが、それでは正確なデータは得られない
何より、ポーラがひとりでソリに乗るには足に重石を巻く必要があって、この時間しかも試験前日にそんなリスクを抱いてソリに乗り込むのは本末転倒のようにも思う]
そのうち、戻ってくるでしょうか ここで待たせてもらってもいいです? トナカイさん
[せっかくだからこの間に、小分けの実験を済ませようと。事前に"泡の種"から"ガムの種"に変えた球体を取り出し、ぷうと息を吹き込む
シャボン玉より強度があって、大きく膨らんだ袋が現れた。まあるいフォルムは誰かの後頭部>>0:57を思い出させて、知らずくちびるが弧を描く]**
(89) 2015/01/26(Mon) 00時頃
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……あれはイアンとテッドかな…? 二人と訓練していたのか。
[片手で庇を作って空を仰ぐ。 夜色に浮かび上がるソリ二台なんて豪勢だ。>>78>>79 その上、妖精の加護を受けたかのように淡い光が散っている。]
―――……格好良いなぁ。
[思わず、短絡な感想と溜息が零れた。 鼠は空の機嫌を知っていても、泳ぐことなど出来はしない。
特に満天を背景にした二人は、輝くよう。 胸の奥に収めた憧れが、心臓を強く握りこんだ。]
(90) 2015/01/26(Mon) 00時頃
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[逆転しかかる視界に入る、男にしては随分と長い髪。 洗髪や乾燥に時間は掛かるわ、馴鹿達に弄ばれるわ。 いくら綺麗に整えようと、撫で回し乱してくる阿呆がいるわ。
他の級友らのように切ってしまおう、と鋏を手に取って。 しゃき、と数本切れたと同時に掛かった制止の声。>>75 入学当初から怠そうな彼が見せた、珍しく慌てた姿。
何故止めたのか、と。理由を聞いてもはぐらかされたが、 必死な顔が妙に面白かったからと、仕方なく手を引いた。
それ以来、定期的に痛んだ毛先は整えてはいるが、 切っても精々二、三センチ。
あまり切りすぎないようにしているのは、 結った時の質量が足りないと、均衡が取り難いだけだからだ。 …………多分。]
(91) 2015/01/26(Mon) 00時頃
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── 校舎裏 ──
[実技コースを巡り、室内へと戻ろうとした最中。 ドワーフ達のざわめきが気になり辿り着いた先に。]
………大丈夫か?
[視界に入ったのは、級友達の姿。>>87,>>83 また、かと思っても零すのは胸の裡のみ。 それは迷いやすい級友に対するものではなく、過去に似たような姿を見たからである。]
(92) 2015/01/26(Mon) 00時頃
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おーい、生きてっかー?
[まったくひどい問いかけである。 けれど心配は本音。
さらにアシモフがいたと分かれば、 小さな体が凍えてしまうと焦りは倍増したことだろう。]
(93) 2015/01/26(Mon) 00時頃
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[袖を見れば、やはりポーラの香水が移っていたらしい。 体温から遠い所為か、じんわりした明かりだけをもたらし。 どういう成分なのかと問うてもファンシーな材料がぽんぽん入ってるとしか分からないだろう香が、微かに匂った]
似合わねぇ。
[自虐ではない。真実だ。
さて、では己は予定通り図書室にでも……と思っていたのだが。 すぐ近くまで来ておいて、立ち止まったのは図書室から漏れ聞こえる同級生たちの声の所為。 多分のコンプレックスが、自分より頭良い年下たちが集まる中へ入るのをためらわせた。
へ、と笑ったのは、今度こそ自虐。
まあ、図書室に今更行っても、という理由も込みで。 何でもなさそうな顔をして、廊下でボロイプリントの束を捲る。 ソリの乗り方、トナカイの扱い方――まあ、どれも実技のための基礎の話だ。
朧以外にも同級生どもが練習でもしているのだろう練習場へ窓辺から視線を向ける。>>88どこからか鈴の音もした。 ニンフたちが妙に浮足立っているのか、ソリ置き場がふわりふわりと光っていた]
(94) 2015/01/26(Mon) 00時頃
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……悪戯じゃないし。 だから無罪。
[嫌な奴に見つかった。>>84 光の妖精を集める花は見られたけど、詳細は黙秘。 おまじない、とか言ったら笑われる。気がする。
ぐらぐら、ゆらゆら。 前後に揺れる頭。離さない掌を、ぺち、と叩く。]
勉強はこれ終わったら。やる。 そっちこそ、実技練習は──… わぷ。
[見上げている額に落ちてきた紐に、目を瞬き。 筆を持たない方の手を伸ばす。 掴んだのは、紐ではなく三つ編み。]
(95) 2015/01/26(Mon) 00時頃
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……いつもの尻尾じゃない。
[額から紐が落ちる。 三つ編みに指を絡めて呟く声は、不満混じり。]
朧はさ。 なんで情報理工学部に入ったの?
[答えてくれるまで三つ編みは人質。]
(96) 2015/01/26(Mon) 00時頃
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[頭上を見上げると、他にも級友たちの姿。>>78,>>79 降りてこられるようなら、彼らに任せて置こうかと思うが。]
…………。
[今傍にいるのは小さな級友のみである。 万が一軽いけがをしていたのならば運べないだろうし、空にいる級友達が、着地に無理があってもいけない。
男は邪魔にならないように、地に居る級友達の様子を伺った。 手助けが不要であるならば、その旨受けた後にまた校舎内へと歩みを進めるだろう**]
(97) 2015/01/26(Mon) 00時頃
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モニカ嬢、こーんーばーんはー。 おつかれさまーですー。
[彼女のテンションにつられて語尾がのびるのびる。>>86 こちらも外から帰って来た様子のモニカに労いの言葉をかけ。]
うーんと、明日の代筆のテストに臨む上で色々と 参考になる資料がないか、図書室の方に行っていました。
(98) 2015/01/26(Mon) 00時頃
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…でもわたしにとっては、素晴らしい文法を勉強するよりも、 お友達のみなさんと語り合って元気をもらう方が 明日より良い結果を出せるんじゃないかと、気づいたんです。
[卒業試験を前にして出した結論がそれでは、 あまりに呑気すぎると受け取られるだろうか。 しかし娘の言葉には一切不安はなく。]
こちらの紐は字が綺麗に書けるおまじない… あれ、早めの卒業祝いでしたっけ。
とにかく朧殿にいただいたんです! まるで一流の職人さんみたいですよね。
[無邪気にはしゃぐ様子はさながらプレゼントを貰った子供か、 お気に入りの玩具を見せびらかす犬か。
嬉しさは隠さない性分のため、にこにこ笑いながら 彼から貰った編み紐をモニカにも見せた。]
(99) 2015/01/26(Mon) 00時頃
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[憧れ、だけではないような。複雑な色をした声が耳元で聞こえた。ピートはぎょろりと大きな瞳を瞬かせて、向かってくる橇を見た。 いつか、自分も。 彼らみたいに。いつか見た、サンタみたいに。 憧れられる存在になりたい。
今みたいに、心配されて、手を差し伸べられるだけじゃなくて]
……あ、ギネス なんかこう、あったかいもの持ってない?
[カイロとか・・と言いつつ、肩にのったアシモフをちらり。 これで意図は伝わるだろう]
(100) 2015/01/26(Mon) 00時頃
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……はぁ、なんかこう うん
[すぅ、と息を吸えば、冷たい空気に胸のあたりが震えた]
生きてっぞー!!
[テッドの声に応えてから、急な大声はアシモフを驚かせたか、と反省し、さて大丈夫だろうかと視線を向けた]
(101) 2015/01/26(Mon) 00時頃
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ピートには毛皮がないのだから、 無茶をすると凍傷になるよ。 耳だってこんなに冷たいじゃないか。
[もふ、と腹の柔らかい毛を押し当て、イヤーマウス。 さわさわと外耳を擽る毛並みはきっとこそばゆい。]
サンタの――…?
! それって、つまり。 サンタにもサンタクロースが来るってことかい?
[ハッと察する驚愕に事実。>>87 もそもそ動けば更に擽ったいだろうが、聞き逃せない。]
(102) 2015/01/26(Mon) 00時頃
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ピート、もしかして……さ。 君、地上の地図だけで飛んでいるんじゃあ…。
[空を往く為に必要な図は二つ。 地上を見下ろす為の地図と、空を仰ぐ為の星図。 まさか、まさかと声を絞るが、彼の横顔を覗けば、 嫌な予感は尻尾の先から背中まで這い上がった。>>88]
(103) 2015/01/26(Mon) 00時頃
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こんばんわぁー、おつかれさまぁー。 てもー、わたしはまだあんまり何したってわけじゃない気もするんだけど。
[やったことは女子会よろしく夢と理想を語ったことと、外で背中を濡らして冷やしたことくらいだ。 外にいた時間はそれなりに課題は進んだのだけど。]
おぉ、じゃあ入れ違いかな。 わたしも設計関係で何か役に立つものないかなって、図書室に行くとこぉ。
……の前に、教室でさっきのタオル回収しておけばよかったかなーと、ちょっと思ってるけど。
[せめて背中に乾いたタオル一枚入れられれば、冷えはだいぶ緩和されよう。]
(104) 2015/01/26(Mon) 00時頃
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[脚よりも遥か下方から聞こえてきた声は元気そうで、 安心してほっと息を漏らす。
級友の無事な様子にイアンと顔を見合わせて、笑った。]
救助がいるか聞いてきてくれるか?
[白い光の妖精に頼み込めば、するすると橙の光を目指してそれは降りていく。]
(105) 2015/01/26(Mon) 00時頃
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おや、随分と反抗的だな。 これは自白を取って、直々に校長へ突き出さなくては。
[嫌な奴だと語る視線を受け止めて、>>95 にぃ、と口端だけを持ち上げた。 乙女趣味だな、とは認知出来るギリギリの囁き声で。 尤も、紐に祈りを籠めた自分が言えた話ではないのだが。
見た目より形の良い後頭部は良い玩具で、 揺すっていれば抗議の手。痛い、と呟く声は棒読みだ。]
典型的な言い訳だな。戻ったら疲れたから寝る、か?
[実技の成果は、押し付けた紐で黙殺し。 掴まれた三つ編みに今度はこちらが目を瞬かせた。]
(106) 2015/01/26(Mon) 00時頃
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ソリに乗って来た帰りだからな。 そんなに、何時もの尻尾がお気に入りなのか?
[不満げな声を指摘し、記憶の欠片が脳裏を過る。>>96 柔く引かれた力に従い、体を落として目線を合わせてやり。]
……たった一人の子供の声を、誰かに伝えるために。
[答えにしては、不充分な理由だろう。 故郷のことも碌に話さず、ずっと曖昧に誤魔化してきた。 皆が作っていた輪に、自分が押し入ってはいけない気がして。]
詳しく話せば、長くなるぞ。
[付け足した言葉は、短い返答を咎められた気分に陥り、つい。]
(107) 2015/01/26(Mon) 00時頃
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[空ばかりを仰いでいた鼠は、地上の音色に遅れを取る。 ザクリ、と己の足跡を踏みしめ現れたのは、 尻尾がお揃いの大人びた学友。>>92 彼とは同年である筈だが、暢気な自分より余程しっかりしている。
鼻先を持ち上げ、尻尾を振って、ちゅぅ。と会釈。]
空に戻れば、二人が居るから大丈夫だと思うけれど…、 ピート、此処からって飛べるのかい?
[加速機も広いスペースも無い。 その上、上空には木々が魔手のように伸びている。]
(108) 2015/01/26(Mon) 00時頃
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── 校舎裏 ──
[前照灯替わりの猛禽を肩に乗せ、願われた物に近い物を鞄から探し当てる。>>100 大声には小さな級友よりも、恐らく大きく驚くが表情には現れず。 サーチライト代わりに空へと前照灯を羽ばたかせたならば。 空の級友達にも男の存在は示されるだろう。
小さな級友には手を挙げ挨拶と代える。 今日は随分と冷える場所に出会しているように思える。 風邪など引かないようにと、気まぐれなコボルトに願いを言いつけ、傍で小さな発熱灯を持たせよう。>>108]
……ほら、これを使え。 それとこれもどうだ。
[木炭の粉が入った不織布を手渡し、序でに小さな水筒を渡す。 中身は保温された紅茶だ。温まるといいのだが**]
(109) 2015/01/26(Mon) 00時半頃
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…校舎裏だしな。
[相変わらず方向音痴なのにはちょっぴり苦笑して、誰かに話しているように見えるピートは落胆しているようだが、一先ず声は聴けて一安心>>101。テッドと顔を見合わせ笑って]
うーん、見る限り怪我とかはなさそうだけど。
[妖精に頼み込む様子のテッド。 イアンは妖精には悪戯されてなかなか頼み事できない。 仲がいいのは今もとなりにいる数人の青い光の妖精たちか。 彼女たちの光は美しいけれどぼんやりとしていて。 ソリを引くときに光源がもう少しあったらいいな、なんて>>85]
(110) 2015/01/26(Mon) 00時半頃
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[ギネスとピートの顔を見比べ、ピートの耳裏をもふもふ。 毛皮で擦って、凍傷を起こさぬように少し血行を促進。 最中に響いた大声には、ぢゅっ!と驚愕の声も挟み。>>101
そうして過剰積載は、ピートからギネスの肩へと跳躍。>>97 宙に尻尾とマントを靡かせ、ソリの重量を僅かながら軽減。]
これで飛べそうかな? ピートは着地が上手いから、 どんな場所にでも往けるサンタになれるのかもしれないよ。
(111) 2015/01/26(Mon) 00時半頃
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[イヤーマウスは帽子よりも温度は低いのに、もふもふくすぐったくて、とても暖かく感じられた。でもやはりこそばゆくて肩をもぞもぞさせてしまう。危ない、落とさないようにしなくては]
俺らだって、プレゼント欲しいもの 手紙書いて、さ
いつかさ、お互いにプレゼントとか出来たら―― 楽しいな、って今考えた
[そう、今みたいに。 サンタ(見習い)がやってくる姿は、否応にも心を躍らせる。 サンタ養成学校生の特権として、そこに誇らしさもプラスして]
(112) 2015/01/26(Mon) 00時半頃
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記者 イアンは、メモを貼った。
2015/01/26(Mon) 00時半頃
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あれ? ああ、それ、クリスももらったの? 実は、ほら、わたしも。
[朧にもらった紐>>99、と見せてくれたのは、暖かな橙。 自分の手に持ってみせたのは、緑色。 何だか特別なプレゼントのように言っていたから、もしかしたら言わないでいたほうが良かったかも、と思ったのは口に出した後だった。]
あ、あのさぁ。 それ、結んだげるよ。手首につけとくと願いが叶うとか、言うじゃない。 代わりに、わたしのも結んで。
[編み紐と手首を、同時に出した。 クリスと交換が叶えば、まずはクリスの手首に紐を結ぼうとする。]
(113) 2015/01/26(Mon) 00時半頃
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[ギネスが羽ばたかせた前照灯が、空中でテッドのそれと再会するのが見えた。 ピートの目はけして悪くない。 それでもどうにも迷うのは――地図学よりも苦手なもの。 天文学科は、好きなのに、どうにもピートを好いてくれやしないのだ]
そ、れ、より、も!
[と、ギネスの肩に乗り移ったアシモフへ、小さな発熱灯を持たせ、今一度周囲を見渡した。少しでも丘になっている開けた部分があれば、飛べなくはない。たぶん、きっと……いや、信じなければ]
(114) 2015/01/26(Mon) 00時半頃
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[ギネスの双肩に一羽と一匹。>>109 頼れる縁の下の力持ち然と彼を証明。
ピートが空に戻るならそのまま見送る心算。 ギネスの行き先が寮であるのなら、同伴を申し出る心算。
空への憧れ振り切って、前脚で抱える発熱灯。 見ること。聞くこと。最低限の精霊の導きは感知出来るが、 彼らのように関与したり、願いを叶えて貰うだけの力は無い。
出来ることは数限られていて。 己の髭と、頭に詰め込んだ天地の地図で、 空に見えない道を描くだけだ。
ギネスの肩を借りたのも、その道を少しでも近くで見る為。 直ぐに降りるから。と、彼に頭を下げ、 白い息を細く吐き出し、やはり鼠は夜空に焦がれていた。]
(115) 2015/01/26(Mon) 00時半頃
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[降りてきた妖精には、なんとか笑顔と一緒にこう伝えた]
大丈夫、ありがとう、って伝えて
[妖精にありがとうを伝えるものがなくて、今日何度目かの凹み――は少しおいておこう。 少なくとも、ここからすぐに飛びたてなくともトナカイがいればなんとかなるのだ。そう、トナカイさえ、いれば]
……アシモフはさ、ううん、アシモフもさ 皆褒めるの上手いよなぁ
[何処にだって、いければいい。 行きたい。何処にでも!誰のところにでも! プレゼントと一緒に幸せを運びに! その願いは、想いは今も、常に胸の中。 貰った言葉とその決意。混ぜ合わさって熱くなれば、大きな瞳が少し離れた林の中、丘を見つけた]
(116) 2015/01/26(Mon) 00時半頃
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道案内 ピートは、メモを貼った。
2015/01/26(Mon) 00時半頃
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[ふ、と話す間にも意識が飛んで行くのは悪癖のひとつだ。
やりたいことが出来たと、静かに熱意を燃やした北極星。>>55 勝負に出るのだと、笑い声の小枝を揺らした大樹。>>1:271 受けた以上の光を放つ、煌びやかな金色雀の一等星。>>50
迷うことを振り切った、決意の眼を持った夕陽。>>1:205 一回り上の年齢の癖、子供よりもガキな若年寄。>>70
ソリの設計図を描く手に、大事そうに握られた紐、>>1:271 難解で、温かみのある文字を生み出す掌に包まれた紐、 嬉しそうに結んだ紐を見せてくれた彼女らに胸を温め。>>62
押し付けた時の間抜け顔は、今となれば笑えてきた。>>1:220 こっそり忍ばせた紐は今頃気付いているのだろうか。 僅かに双眸を撓め、口許に自嘲の笑みを刷く。
温かい彼らから距離を取ってしまうのは、自分の因果。 共に笑い合いたいという願いは、流れ星でも叶えられない。*]
(117) 2015/01/26(Mon) 00時半頃
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[揺れる前照灯が、空中で白い妖精たちを出迎える。]
んーっと、ギネスでもいるのかな。
[扱えそうな友人の名を上げながら、ゆっくりと上空を旋回する。 一人でなくてよかったと、またひとつ、小さな安心。]
最初のプレゼントが遭難救助って、…笑えるな。
[それも、級友の。 なんだか未熟な自分たちらしくて、 それと同時にサンタの卵であるが故の誇らしさも加わって、 小さく笑いが零れた。]
(118) 2015/01/26(Mon) 00時半頃
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!
俺もそう思う。 俺の欲しいものは、沢山此処で貰った。
俺はサンタに憧れて入学したけれど、 ずっと、返したい―――いや、届けたいって思っていた。
そうかぁ、サンタにも届けて良いのか…!
[パッと赤い瞳に喜色が差す。>>112 届ける喜びは、きっと届けられる喜びと表裏一体だ。 何度もしきりに頷いて、彼に全面的な同意を示す。]
(119) 2015/01/26(Mon) 00時半頃
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―――…大丈夫、きっと飛べるよ。ピート。 [彼の威勢と意欲を肌で感じ取り、息を飲むより早く声を吐く。 飛べると断言したが、飛んで欲しいと募る感情の方が強い。
彼に己の憧れを押し付けるなど、恥じる行為だったが、 己の描いた道を渡るのは、何時でも希望をソリに乗せた彼らだ。 発熱灯を握り締める前足に力が篭り、幾度か言葉を失墜させ。]
風は北から南、真っ白な星―――、シリウスを目指せ。 君に乗れない風なんて無いさ、何処だって行ける。
(120) 2015/01/26(Mon) 00時半頃
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[能面が笑った。>>106 何をしていたかわかっている口調だ。 意地の悪い笑みに。囁きに。棒読みの呟きに。 くい、と人質の三つ編みを引っ張って仕返しする。]
なんだ。もう実技練習してきたんだ。 うん。いつもの方がいい。
[ソリに乗ってきた、と言っても。 誤魔化そうとする仕草に、 最後の実技の成果は悪かったのだなと推測する。]
(121) 2015/01/26(Mon) 00時半頃
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[一つだけ、仄かな光が手元に舞い戻って、 明滅を繰り返す。 訴えかけるようなそれに、切羽詰ったところはなく、]
ピートが無事、だってことかな?
[確認すれば、一際大きな輝きを見せて、くるくると舞上がった。
同時に、クリスマスローズの花弁に寄り添って、数回きらきらと瞬く。 その意味だけは分からなくて、少し首を傾げた。
雪道で助けてくれたひとがいるよ。 そんなメッセージだとはまだ気がつかないで。]
(122) 2015/01/26(Mon) 00時半頃
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[それでも。
サンタだって、与えるだけじゃなくて、 与えられているのだって。
それだけは分かっていた。]
(123) 2015/01/26(Mon) 00時半頃
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子供の声? 誰かって、誰。
[それだけじゃ、わからない。 おれも言葉が足りないけど、この級友もかなり足りない。 これまでちゃんと聞いたことがなかった。 聞いても誤魔化されてばかりだった。
三つ編みを引いて下がってきた目線を、じっと見る。 折れたのは、朧の方。]
……じゃあ、隣。 おれも、もうしばらくここにいるから。 長くなっても大丈夫。
[三つ編みから指を解いて、空いている隣を指した。 落ちた編紐を拾って。塗料の缶の横に置く。
筆を再び、塗料に浸して。 描きかけだった花を描きつつ、隣を促した。]
(124) 2015/01/26(Mon) 00時半頃
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世界の図を、もっと広げて。
[世界中の何処かで待っている誰か。
親ではなく、兄弟ではなく。 煙突が無くて、ソリが入れなくても。
きっと、必ず、プレゼントを届けてくれる仲間が居る。 そう信じるのは、小さな胸を焦がし、熱くさせるほど―――、
とても、
とても、
わくわくすることだった。**]
(125) 2015/01/26(Mon) 01時頃
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サミュエルは、朧の飛んでった意識が戻ってくるのを待って。筆を動かす。
2015/01/26(Mon) 01時頃
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図書室は見た所、目ぼしいものは 殆ど借りられているようでしたが…
あ、でも貸出禁止の本棚にはまだまだ 沢山本が残っていましたよ! 大判のソリの資料集なんかも見かけました。
[モニカを落胆させてはいけないと付け足したが、 前半の言葉は貸出禁止なのだから完全に無駄な情報。>>104]
タオル? 外に行った際にお体を冷やされたのですか? お休みになる時は暖かくしてくださいね。
[正面から見たモニカは朧と違って雪の精と仲良くしている 気配はないが、彼女の態度で表に出難いだけなのかもと。]
(126) 2015/01/26(Mon) 01時頃
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モニカ嬢もなのですね! ……わぁ、可愛い。この若葉みたいな緑色、とても モニカ嬢って感じがしてわたしすごく好きです!
[一方の娘は、他の人に言わない方がなどと 気を回す心遣いがあと一步、二歩、いや三歩ほど足りない。 色違いの紐の登場にますますヒートアップして。>>113]
……付けておくと、願いが叶う。 それは初めて聞きました。
ぜひとも!お願いしますっ。
[モニカの編み紐を大切に預かり、それから自身の橙色を 彼女の手に。そして手首を差し出した。勝手がわからず まくれる限り腕まくりしようとしたら、止められるだろうか。]
(127) 2015/01/26(Mon) 01時頃
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[トナカイの目の色はいつもと変わらない。 きっと校舎裏だってわかっていて、不安になることなんてなかったのだろう。それならよかった、と角の間を柔らかく掻いてハーネスを確かめる]
トナカイを、信じて――
[祈り紐を手首に巻きつける。 晴れた日の空。真昼の空、そして夜空の色。 空を、見上げて]
シリウスを、目指して――
[橇が放つ柔らかな光。 その向こうの、微かな光は まだ読み取れないのが悔しくなるほど ただひたすらに美しい空の地図]
(128) 2015/01/26(Mon) 01時頃
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─研究室へ─
[アリスの元に翔んできた紙飛行機は、今は彼女の手の内で折り畳まれていた。>>1:285
もう一方の手には齧りかけの白茸が入ったコップ。 慎重に破られたノートから窺えた性格とその筆跡から、送り主を知った。 それに、内容的にも生物学部に限定される。
文字から伝わることはアリスの知りたいこととドンピシャで。凄い偶然だと思わざるを得ない。
だからこそ、ギネス自身用のメモのように見えて、アリスは研究室に向かうことにした。]
(129) 2015/01/26(Mon) 01時頃
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[ピートが無事に飛び立てるのかをじっと見守る。 こんな時には自分一人だけならどうとでもなる実技の成績なんて、 ちっとも役に立ちやしない。 祈るだけ。]
うー…予想してない場面だと、 サポート役のありがたみがひしひしと分かる…。
[滅多にない弱気な言葉を吐きながら、眼下を窺う。]
(130) 2015/01/26(Mon) 01時頃
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[髪を引かれた分、痛みを軽減しようと頭を動かして。>>121 結果として顔同士が近付いたが、相手は同性だ。 照れる理由も怖がる理由もない筈だが、視線が惑った。]
……我が儘だな。
[まるで髪を切るなと食い下がった、あの時のように。 実技には敢えて触れなかったが、察せられているだろう。 そういうことばかり、無駄に勘の鋭い男なのだから。]
(131) 2015/01/26(Mon) 01時頃
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誰かと言われても、明確に顔や名前を知ってはいない。
[分からないと訴える目と、言葉以外の微かな声。>>124 真っ直ぐに真っ直ぐに見つめてくる目は、 いつもの気怠さはどうしたんだ、と茶化しも出来ない。]
風邪を引く前に、引き摺って連れ帰るからな。
[やれやれと、と拘束を解かれた三つ編みを掴み。 指し示された隣に座り込む。 帽子を外し、三つ編みを解けばいつものような尾っぽを作り。
ゆっくり語る言葉に合わせて揺れる尾は、緩く波立っていた。]
(132) 2015/01/26(Mon) 01時頃
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もしピートが飛べる状況じゃなかったら俺が一度着地するから、 そしたらイアンは地上側からソリで迎えに来てくれねえ?
[万が一の事態も考えて提案する。 理由を問われたら、けろりとした表情で言った。]
だって複数人乗せるんだぞ? 体力的に考えて俺よかイアンの操縦のが安定してるだろ。
[認められてないサンタの癖に怪我人抱えて空中を飛ぶ気はない。 ピートが無事な可能性と、 イアンへの信頼を込めた応え。]
(133) 2015/01/26(Mon) 01時頃
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テッドー!!イアーン! もう大丈夫、飛べそうだから ……だから 待ってて!一緒に飛ぼう!
[空への声と同時にぐるぐる回した腕に光る水色。 橙色の光が一匹、ふわりとそこに降り立つ。
広場までは、身を屈めればなんとか潜り抜けられそうだった。 あとは雪さえ落ちてこなければ、と 不安になるのは一瞬。 皆がくれた自信が、今はもう、ほとんどが自分のものだ]
(134) 2015/01/26(Mon) 01時頃
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ピートは、テッドの視線の下、橇に再び乗り込んだ。
2015/01/26(Mon) 01時頃
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[ギネスにも、少し離れてて、と身振りと共に示し 普段とは違い、最初から座った状態で手綱を持つ]
よく知らない道だけどさ、大丈夫だよな ……任せたぞ
[目的地だけ示せば、あとは力は入れずにトナカイの鼻先を信じる。 簡単なこと。 こうすれば迷うことなんてない。 ちゃんと飛べるか、という不安はやっぱりどうにも拭えないけれど、自分ひとりで飛ぶわけではないのだ。
そして、ゆっくりと一呼吸、二呼吸、慣らされていない道、跳ねる橇から振り落とされないよう、前を見据えたまま息を吸って――]
(135) 2015/01/26(Mon) 01時頃
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[ギネスもいるならば凍えてしまうことはないだろう。 テッドが旋回するのに合わせて、自分も大きく旋回する]
最初のプレゼント…うまいこというなあ。
[テッドと同じタイミングで笑顔を零して、 一生忘れないプレゼントになりそうだと目を細めた。]
ピート、無事なんだな! ――…よかった
[安否を聞けば安心とともに白い一息をつく。青い妖精たちも何だかイアンに寄り添って、言葉はわからずとも、気持ちは伝わる。大きな瞬きを見せる白い光はテッドとよく似ているとぼんやり思った。]
(136) 2015/01/26(Mon) 01時頃
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つっても、テッドの方が上手いんじゃ…
[テッドの提案にそう言いかけて、飛べそうだというピートの声に気づく。>>134 ソリに乗ったピートを見て、何度目かの安堵の息を]
(137) 2015/01/26(Mon) 01時頃
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[木々の影の奥から、聞こえた声に思わず笑顔がこぼれた。>>134]
分かったー。 待ってるから、早くこいよー。
遅れたら、罰ゲームなー。
[付け加えた冗談に、イアンと顔を見合わせて笑う。]
焦って失敗しなきゃいいけどな。
[勿論、そんなことはないと信じているが故の軽口。 言葉とは裏腹に友人の無事を見るまでは帰るつもりのない姿勢。
試験前の一夜の冒険と呼ぶには少々刺激的すぎる体験であるかもしれなかった。
それもみな、雪に塗れて笑えば、思い出に変わっていくこと。]
(138) 2015/01/26(Mon) 01時頃
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−少し前、廊下で−
わかります。ワタシも、今頃なんだか ソワソワしてしまって
[何から手をつければ、というミナカタ>>70に同意しながら、付け根のやわらかい部分を揉まれて目を細めた。くすぐったい、より気持ちいいと思う程度には凝り固まっているのだろう
途中現れてそして去っていった朧に"可愛げ"を求めるほど歳が離れ、経験豊富だろう彼でも時間が足りないなんて、配達部員にはそれほどのものが求められるのかと。根気強く挑戦を続ける姿勢を常に尊敬のまなざしで見守っている
なんて言えば眉間の皺が深くなりそうなので、本人に告げたことはない]
いただいて、いいんですか? これから外に行くんで助かります ミナカタサンも、あったかくしてくださいね
[朧へ向けた、かたちだけの悪態>>72は口角を上げるだけで否定も肯定もしないまま、渡されたレトロながら機能的な懐炉を握りしめて、もう一度ペコリとお辞儀をしてその場を離れた]
(139) 2015/01/26(Mon) 01時頃
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か、貸出禁止じゃなぁ……写し取り、持ってきたらよかったかも。 一応、筆記試験対策とかじゃあなくて、設計図を見たいだけだから、めぼしくないほうに引っかかってるかもだし、探してみるよ。
[落胆はしなかったが、苦笑いが出た。 それでも今更この期に及んで設計図、なんて人も少なかろう。 クリスの目>>126には目ぼしくなくても、探す価値はある。]
あ、あはは、さっき気分転換ついでに外で設計描いてて、そのまま雪にダイブしたら背中びしょ濡れになっちゃって。 そうだねぇ、暖かくしないとねぇ。
[風邪をひく、ということはあまり考えていない。 元から割と丈夫な方で、本番にも強く生きてきた。 身体の強さとサンタとしての技術レベルはなぜ比例しないのかわからないとよく嘆いていた。]
(140) 2015/01/26(Mon) 01時頃
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クリスマスは、イアンも、今頃ソリに乗って空高く飛んでいるのだろうかと思いを馳せ。
2015/01/26(Mon) 01時頃
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[トナカイの大きな角が伸びて迫ってくるような感覚。 高度を一気にあげた時のこの感覚が、少し怖くて、好きだった。 今もそう、実際来てみれば森の広場は飛び立つには狭すぎる。 この空間を、木々が伸ばす枝葉をすれすれに蹄を大きく前へ進ませる。角は軽い枝をひっかけて、吹き飛ばしてしまった。 そのうち積もった雪を蹴飛ばして、それを機に雪の塊が落ちるのが聞こえた。
つまり、今、ピートとトナカイは――]
(141) 2015/01/26(Mon) 01時頃
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よっし、じゃあ、結んじゃうよ。 そそ、腕出して。
[どこまで目一杯腕まくりされても、つけるのに上げすぎで邪魔になることはない。 またまた苦く笑いつつも、自分がお手本になればいいかとそのまま手首にちょんと結んだ。 もういいよ、といえば袖は下がるだろうか。]
わたしの番ね。
[軽く腕をまくって手首を見せる。 これくらいで結ぶには充分だろう、と若草が結ばれるのを待ちながら。]
(142) 2015/01/26(Mon) 01時頃
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……飛べた!!
[思わず片手であげたガッツポーズ。 夜空を切り裂く流れ星より早く、鋭い軌跡を描いて手綱へ戻る。 油断大敵、安全運転、勉学第一、全部、重要。
僅かしか残っていなかった橙色の妖精たちが、 何に惹かれたのか、そこらじゅうから集まって 今、ピートの橇は、今までの授業より、どんなときよりも確実に輝いていた**]
(143) 2015/01/26(Mon) 01時頃
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道案内 ピートは、メモを貼った。
2015/01/26(Mon) 01時頃
ミナカタは、ピートの声が聞こえたような?
2015/01/26(Mon) 01時半頃
ミナカタは、クリスマスの由来とサンタの関係について書かれた本を閉じて、校舎裏を窓から覗く
2015/01/26(Mon) 01時半頃
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あ…。
[視線の先、眩いほどに橙の光が集まって――ソリが光の軌跡を残しながら、>>141
とんだ。>>143
それはやっぱり、幼い日のあこがれのままのサンタクロースの姿で。]
やっぱ、かっこいいよなー。
[なんて感想をぽつりと零してみせた。**]
(144) 2015/01/26(Mon) 01時半頃
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[テッドの冗談>>138には思わず、顔を見合わせて笑う。]
俺も待ってるから、早くこいよ、ピート! 罰ゲームなら俺も一緒にやってやるから心配すんな!
[きっと、ピートなら大丈夫。それは確信できる。 故にイアンも軽口をたたいて、 笑顔でピートを迎えようとしたその時、
――流星の如く…いやそれ以上に早く空を駆ける橇
その様子に思わずイアンもガッツポーズをしていた**]
(145) 2015/01/26(Mon) 01時半頃
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若者 テッドは、メモを貼った。
2015/01/26(Mon) 01時半頃
記者 イアンは、メモを貼った。
2015/01/26(Mon) 01時半頃
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[なにやら妙に校舎の裏側が騒がしい気がして。 窓から身を乗り出してみれば、明らかに実技の練習でもしている同級生の姿。
だがさて、なにゆえ校舎裏に?と。 事情を知らぬ大人は首を傾ぐばかりである]
おおっ?
[建物の陰から美しい軌道を描いて飛び出してきた光に、目を丸くして。 輝く顔を視界が捉え、少しばかり言葉を見失った。
ガキみてえな顔しやがる、と。 金の手紙を教科書の上から押さえながら、口の端で笑う]
かっこいいじゃねえか、ピート。
[窓に凭れて、軽く声を頭上にかけておいた**]
ようサンタども。そんなとこでなにしてんだ?
(146) 2015/01/26(Mon) 01時半頃
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……そ、そういえば付ける箇所は手首でしたね。 わたしったら、また早とちりしてしまいました。
[腕まくりの七割ほどは無意味だったと気づき、 少し恥ずかしげにいそいそと袖を元に戻した後。
モニカに向き合って、丁寧に頭を下げる。>>142]
ありがとうございました、モニカ嬢! 次はわたしが結びますね。
(147) 2015/01/26(Mon) 01時半頃
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[惑う視線の意味は、掴み損ねる。>>131 よほど、言い難いことなのか。
我儘なんて、今更だろう。 同い年なのに、自然と周囲を子供扱いする級友の目は、 いつも少し大人びて。 一歩引いていて。
混ざろうとするのを拒否してるような。気がしてた。>>117]
じゃあ、風邪引かない長さで。まとめてよ。 引き摺られたくないし。
[ちらりと見た隣。 三つ編みの跡が残る尻尾が、揺れる。>>132 通った我儘。思わず口元が緩んだ。]
(148) 2015/01/26(Mon) 01時半頃
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[預かっていた紐を近くでじっと見れば、 若葉色の他に森を思わせる深緑や橙色も入っていた。
同じ橙色でも自分のものとは少し異なる色が 編まれていることに、作り手の拘りを感じて。]
……モニカ嬢のお願いが、叶いますように。
はい、出来ました!とてもよくお似合いですよ。
[結び終わる直前、小さな声で音に乗せるのは 願掛けにも似た言葉。それからお揃いを示すように、 少しだけ手首を見せて、自分の橙色を翳した。]
(149) 2015/01/26(Mon) 01時半頃
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−厩舎とソリ置き場の間くらい?−
……えっ!? な、何事でしょうかトナカイさん
[一体どれくらい、小分け用の袋を用意できた時か。ふいに校舎裏の方から何やら不穏な叫び声>>107が聞こえて、思わず振り返り、傍らの動物に声をかけるが当然返事はない。なあに?とつぶらな瞳が問い返すくらいだ]
ううーん。心配です
[夜が深くなるにつれて冷え込みも増す中、懐炉で耳を温めながら検証はもう諦めるべきかと立ち上がり、煌めく夜空を見上げて白い息を吐く。ほどなくして一筋の光>>143が駆け上るのが見えた 流れ星が逆流した、というよりは、一足先に太陽が顔を覗かせたような、暖かく眩しい橙色]
……うん。ワタシも もう少し、がんばりましょう
[いいなあ、という羨望は励ましに変えて。再びぷうと息を吹き込む。こころなしか、今までより大きくそして丸い、頑丈な袋を作ることができた]**
(150) 2015/01/26(Mon) 01時半頃
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クリスマスは、さっきから妖精の声が賑やかで、ちらりと窓の外を見る。**
2015/01/26(Mon) 01時半頃
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腕にも、つけられたけど。 一応ジンクスは手首だし。
[なんて笑いながら、下ろされる袖>>147の先、自分の手首を差し出した。 結ばれるまでの僅かの間、今自分がクリスマスに結んだ紐を見る。 ひとつの色を編んだわけでない、それぞれ違う色遣い。 男性が編んだ、と考えたら、なんだか意外でおかしかった。 同じように、束の間クリスマスも自分の紐の色遣いを見ていたとも知らず。 きゅっと結ばれたその紐に触れれば、じわりと暖かいような、不思議な気持ちがした。 妖精の光は見えない。気のせいだ、と思いつつも、勇気づけられる気がして、何度か頷く。]
クリスも、お似合い。
[翳された手首に目を細めながら、自分の手も翳してみる。 窓越しに、さっき見たのと同じ夜空が見えた気がした。]
(151) 2015/01/26(Mon) 02時頃
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なーんか、練習にみんな精が出るみたいだねぇ。
[窓の外、光がざわつく。 星明かりだけじゃないそれは、妖精の轍だ。 空を駆け上がる光が視界を過ぎって、やってるなぁ、と練習場と同じ感想を。 ――あっちは練習場だったかな、と方向感覚の違和は覚えるも、些細なこと。]
(152) 2015/01/26(Mon) 02時頃
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さぁて、わたしは図書室と資料室、漁ってくるねぇ。 クリスは外、行ってみたら? レッツ級友との語らい、レッツゲット元気。 ピートとか練習してたよ。
[そのピートがちょうど今しがた、校舎裏から飛び立ったとは知らず、クリスマスの背を押し。 おそらくクリスマスの来た道だろう図書室への道程を見据えると。 急にまた寒くなった気がして、背中丸めつつ歩いていく**]
(153) 2015/01/26(Mon) 02時頃
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お、ミナにーさんだ。ミナにーさーん。
[ついでに道すがら、窓から顔を出しては誰かに声をかける姿>>146も見えたもんだから、ちょいと背伸びしてその後ろから外を覗いてみようとする。 さっきは星空とそりの轍が見えただけだが、この位置からなら誰だかを認識できるのだろうか**]
(154) 2015/01/26(Mon) 02時頃
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──…俺は、山奥の集落で育った。 子供は俺一人だけ。一番近い年頃でも一回り上の年齢で。 父と母は年に一度しか帰って来なかった。
[すう、と目を細めながら、語らずにいた過去を口にする。 うちの伝統的な民芸品のひとつだ、と紐を指差して。]
幼少期はサンタを信じていなくて、与太話だと思っていた。 だが長老の、サンタ養成学校の話を聞く内に興味が湧いた。
情報理工学部を選んだのは……手紙も書けない子供を、 周囲に遠慮して願いを口にしない子供を、救えたらと。
[押し殺した本当の願いは、叶えられないとしても。 夢の中で素直になった彼らの、小さな願いは叶えてやりたい。 とまでは、言うに言えない話ではある。割愛。
妙に気恥ずかしくなり、寒さ以外で頬に熱が集まった心地に掌で顔を叩き、必死に冷静を装って。 隣に座る彼の表情を、ちらりと盗み見る。]
(155) 2015/01/26(Mon) 07時半頃
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[緩んだ口許が見えた途端、視線を引き剥がした。>>148 笑われている類ではないと解ったが、こそばゆさに目を伏せ。]
昔話は、これで終わりだ。 ……サミュエル。笑うな。
[さっさと帰るぞ、と。 彼の後頭部を掻き混ぜながら、咲いていく花を眺めて。
描き終わったのを見計らい、手首を捉えると自らの首に招く。 案の定、動かずにいた彼の手は氷のように冷えきっていた。]
全く、寒さ対策くらいしておけ。 自分のことくらいは面倒臭がるな。
[冷たさに顔を顰め、手に体温が戻るまでは暫くそのまま。 帰るぞ、と再度口にすれば、未だ出払っているソリにも描きたいのか渋られ。ここにいれば見付かるぞとつついてやる。 また後に来れば良いだろう、と宥めすかしてやってから。
立ち上がり、帰り道を辿れば、輝く太陽が真上を*過った。*]
(156) 2015/01/26(Mon) 07時半頃
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懐刀 朧は、メモを貼った。
2015/01/26(Mon) 07時半頃
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―研究室への道すがら―
へぇ、ぬけおちって言うんだね、きみは。
[茸に話し掛けるも、残念ながら言葉が返ってこなかった。 動物の言葉なら、分かるのに。何がしたいのか、分かるのに。>>30>>46]
……採取サンプルに、なる…かな?
[この形は確か、辞典で見掛けたような、ないような。曖昧な記憶に首を傾げる。
角を曲がろうとして、ふと立ち止まった。窓の外、トナカイ達の声が聴こえた気がして。SOSかと耳がひくりと動く。
眼を凝らしても見えるものはなく、アリスは気のせいだったと息を吐いた。]
(157) 2015/01/26(Mon) 09時頃
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[そして、モミの木を見て思い出す。モミのそりを見せて欲しいというモニカとの話を。>>1:24
サミュエルから聴いたのかと尋ねた問いは、同じ設計に携わる者なら知っててもおかしくないと空中分解。
『乾燥室に置いてあるから、後でね』
具体的な時間を決めていなかった。やはり試験前の方が良いだろうと考えながら、一歩前へ。]
(158) 2015/01/26(Mon) 09時半頃
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あ、きれい。
[流れ星ではない、トナカイとそりの産み出す空の軌跡。
立ち止まり、暫く見惚れていた。**]
(159) 2015/01/26(Mon) 09時半頃
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[校舎の窓からかかる新たな声>>146に、くるんとトナカイが反応を示す。]
実技のれんしゅうー。 一緒に飛ばねえ?
[もう一人のサンタ候補へも見えるように、 ぶんぶんと大きく手を振った。
夜空に妖精の光がこぼれて、校舎の窓を仄かに照らす。 サンタクロースを空へと誘うように。*]
(160) 2015/01/26(Mon) 13時半頃
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若者 テッドは、メモを貼った。
2015/01/26(Mon) 13時半頃
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やっぱり、配達学部の皆さんは実技試験の方で 良い結果を収めたいのではないでしょうか。
[ソリが練習場とは違う方向に向かっていったことに 先程の妖精の語らいを重ねれば、もしかしたら ちょっとしたトラブルが起こったのかもしれない。>>152]
…月や星や妖精たちも、彼らが実りに恵まれるよう 祝福してくれているようです。
[しかし不安が湧き上がってこないのは、空に架かる 導きの光がとても優しく暖かったから。]
(161) 2015/01/26(Mon) 16時半頃
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[ソリの操縦技術だけでなく、何か起こっても仲間たちと 乗り越えられるチームワークも大切だと思っている。 その点なら、彼らの結束はあの星の光に負けないぐらい強い。]
はいっ。 …出来れば元気をもらうだけでなく、 皆さんに与える側にもなりたいです。
[節目となる日の前夜に言葉を交わしていない級友たちは まだまだ存在する。寂しいことだけれど、この学び舎に 皆が揃っていられる時間は残り少ない。
それでもできるだけ多くの思い出を。落ちる砂と共に 刻みたくて、モニカの提案に元気よく頷いた。>>153]
(162) 2015/01/26(Mon) 16時半頃
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いってらっしゃいませ、モニカ嬢。
わたしたちの思い出の集大成で、これからの 架け橋になれるようなソリが完成すると、信じてます!
[そのために素晴らしいアイデアが降ってきますようにと、 心の中でお祈りして。一見のんびり屋なようでいて、 向上心と職人魂溢れる彼女に激励の言葉を。
此処から外へ向かうなら、中庭を経由した方が一番早い。 モニカと別れて走りながら軽く腕を振ると、手首に付けた編紐も 踊り、ソリに似た鈴の音が聞こえた気がした。**]
(163) 2015/01/26(Mon) 17時頃
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[移動を促したが、別方向を行くのであれば止めはしない。 昔話はしたものの、渡した紐の説明をし忘れたことに気付き。]
──…ああ、それと。 着けると多分、サボり癖が治るぞ。
[そう言ったのは、塗料缶の横の紐を掴んだ時に。>>124
面倒臭そうにしているが、こうしてこっそりと人目を忍んで 努力や下仕事をしていることは知っている。 突いてやるのも良いが、素知らぬ振りの方が大打撃かと。
ふ、ふ、と手の甲で口許を隠し、意地悪く笑ってみせた。]
(164) 2015/01/26(Mon) 20時頃
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─── くしゅっ!
[ソリ置き場から、夕陽が見えた位置への移動の最中。 くしゃみをしたのは、寒さではなく何かの悪意を遅れて受信。 可愛げなぞ、恐らく母の腹の中に置いてきてしまった。>>72
いつだったか、似たような状況でミナカタから白金懐炉を手渡された時もあったが、加齢臭が移るからと突っ返した。
寒さで鼻の頭を赤くしていた癖に、熱源を手放すなど。 人の心配をする前に自分を心配したらどうだ、と。 無言で、蔑みの色で覆い隠した双眸で睨み付けた冬の一夜。
自分のことに貪欲にならないから卒業が出来ないのだと。 遠巻きに見えたアホ面に、密かな嘆息を吐き出した。>>146]
(165) 2015/01/26(Mon) 20時頃
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懐刀 朧は、メモを貼った。
2015/01/26(Mon) 20時頃
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[不思議そうな顔を浮かべたイアンには>>137 悔しいから言ってやらないことがある。
空の上でなら意のままに滑らせるソリだけれど、 どうやら生真面目な大地の精霊たちは、同じく生真面目なイアンが大のお気に入り。 はるか上空を飛ぶ時には、届かない助力を、 彼に気づかれないように、いつでもそっと贈りたがっている。
あとは――単純に、 そう、本当に単純に。
身長差に見られる体格とか、体力、腕力、そんなごくごく細やかな彼の優位点。 そればかりはどうしようもないけれど、羨ましくて。 妬んだりするとなんだかみっともない気がするし、 イアンは良い奴だから大好きだとも思っているし。
詰まるところ、素直にすごいんだと思いはするけれど。
矮小な自尊心ゆえに、素直に口に出すのを躊躇うことは許してほしい。]
(166) 2015/01/26(Mon) 20時頃
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若者 テッドは、メモを貼った。
2015/01/26(Mon) 20時頃
若者 テッドは、メモを貼った。
2015/01/26(Mon) 20時頃
若者 テッドは、メモを貼った。
2015/01/26(Mon) 20時半頃
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ようモニカ嬢。見るか?
[>>154背後から声をかけられ、ちょいと背伸びをする様子に窓を占領する体をずらして。 その毬のような頭にぽふりと手を置いて、そういや過去問貸す約束してたな、と思い出す。
>>160窓の外から無邪気に手を振られ、あー、と気の抜けたような声を出し]
行きてえが、ソリ余ってんのかねえ。
[実技もしたいが、それが問題だ。 ぼやきながら、モニカの首の後ろに丸めた過去問プリントを突っ込んでおいた。
きらきら光りやがる妖精の光と、軽く高く飛ぶソリに目を眇める。 早く高く飛ぶのが主流な飛び方になりつつあるが、己は大抵低めに堅実に飛ぶ。 まるでそういう競技みたいだ、と揶揄される程度には面白味のない飛び方だが。 小回りがきくから住宅街向きだ、などと言われたのは、さていつだったか]
(167) 2015/01/26(Mon) 20時半頃
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[ソリの余りを気にしているなどと思いもせず、>>167 無邪気に手招く。
じっくりと腰を据えるようなミナカタの飛び方は安定していて、 トナカイも落ち着いていることが多い気がする。
もっと走り回りたい、と目で訴えてくる自分のソリを引くトナカイとは大違い。 ――それはそれで可愛いし、いい相棒だと思うけれど。
自分には出来ないことが出来る相手に抱く憧れは限りない。]
(168) 2015/01/26(Mon) 20時半頃
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─ 校舎裏 ─
[空に舞う級友達へ手を振り、夜を明るく照らした橙色>>143が飛び立った箇所に足を運ぶと、一人と一匹の姿。>>109>>125
宛がわれたらしい懐炉と肩から垂らしたハンカチのマント、水筒から温かい何かを飲む姿に、冷えたりはしてなさそうだ。]
コースの下見か? それとも、ここから離陸した誰かを見ていたのか。
[二人に声を掛けつつ校舎裏を覗けば開けた空間はあったが、よくぞここから離陸出来たな、と感嘆するしかない。 光の色からして、ピートだろうと予想はしていたのだが。 やるじゃないか、と緩く口端だけを持ち上げた。]
しかし、相変わらず手馴れているな。
[肩に乗った前照灯の夜鳥は大人しく、彼に従っている。 馴鹿と違って髪に執心はしてこないだろう、とは願望の底に。
念のため、つつかれないよう手は出さないでおこう。 もふもふとした冬毛に指を埋めてみたくは、あるのだが。]
(169) 2015/01/26(Mon) 20時半頃
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[生物学部の管轄は、光源灯から飼料と幅広い。>>1:284 手ずから餌を与えた場面も、何度か目撃していた。>>1:289
幅広い知識を持ち、動物や人と分け隔てなく面倒見の良い癖、 それをひけらかすことをしない謙虚さ。 ひっそりと撒かれた種は、優しさの苗となり静かに根付く。
夜のように音もなく、常に優しく見守る強固な千年樹。 そんな級友に向け、拳を突き付ける。]
一足早い卒業祝いだ。 ギネスが積み上げた原石が、無事に輝くようにと。
[強い意思を示す黒二本に、灰二本、青を一本の祈り紐。 自分の仕事に直向きな彼への、細やかな贈り物だ。]
(170) 2015/01/26(Mon) 21時頃
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── 校舎裏 ──
[小さな級友は男の肩に移動する。>>111 先を照らす灯りと、未来を信じる存在。 両肩に乗せて向ける視線の先は、やはり未来を継ぐ級友の姿。>>114 出来ない事など無いのだ。 力強い視線が、立ち上がろうとする級友の、大きな瞳に宿る。]
……重くはない。それに一緒に見守ろうじゃないか。 ピートの姿を。
[遠慮がちに囁かれた申し出には、短く否定を込めて肩を貸す。>>115
「いつかお互いにプレゼントを渡せ合えたら」>>112。 たった今思いついた言葉の意を借りるのならば、そのタイミングは今この瞬間ではなかろうか。 為らば一番の特等席を確保しようと、男は小さな級友に目配せをして、ピートを見守る。
大丈夫、きっと飛べる。 アシモフの力強い言葉に賛同して。>>120]
(171) 2015/01/26(Mon) 21時頃
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馴鹿も、雪車も雪も植物や動物、それに妖精達も。 俺達の味方だ。迷うことがあっても助けてくれるだろう。
[不安を口にする姿には、信じる強さを伝え───]
なぁ、アシモフ。聞いてくれるか。 俺は、サンタクロースからとびっきり素敵なプレゼントを貰ったような。 今、そんな気持ちで胸がいっぱいだ。
[飛び上がった軌跡を目を細めて見守りながら。 肩に乗せる小さな級友に、胸の裡を吐露していた*]
(172) 2015/01/26(Mon) 21時頃
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[憧れたって、羨んだって。 それは彼らの努力の跡であって、 努力の積み重ねもないままに得ようなんてことが出来るわけもないから。
自分だって何度も何度も練習を繰り返す。 丁度、薄れてしまう前に輪郭を描き直すソリの雪花草のように。
誰かに見せびらかすのではなくて、 積み重ねたことをちゃんと自分が覚えているため。
出来ることはたくさんあるけれど、 出来ないことだって山のようにあるから。]
(173) 2015/01/26(Mon) 21時頃
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アシモフにはこっちを。 最初は皆と同じ物を、と思っていたが…… 作っていたら、冬なのだしこちらの方が良いと思って。
[彼の毛色の白を三本、瞳の赤と尾っぽの桃色を一本ずつ。 毛糸に近い紐の種類は、他の級友の物より空気を含みやすい。 首に掛ける形で手渡し、紐先で鼻をくすぐる素振り。]
お前も子の星、導きの北極星だからな。 雪には紛れてしまうが、夜空なら誰しも目を惹かれる。
[体は小さくとも、その心と器は誰よりも大きい。>>125 真っ赤な丸い瞳を見ながら、指で耳の付け根を撫でてやる。
手を伸ばした際に落ちた、紐にも満たない何かを拾い上げ。 何事もなかったようにポケットに仕舞い込んだ。]
(174) 2015/01/26(Mon) 21時頃
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[――クリスマスの夜空に、プレゼントを届けられるのは、 サンタクロースだけのおかげじゃないって分かっているから。]
ん、やっぱ皆一緒がいいな。
[羨望や嫉妬よりもはるかに強く強く、願う思いを、 もう一度呟いた。]
(175) 2015/01/26(Mon) 21時頃
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懐刀 朧は、メモを貼った。
2015/01/26(Mon) 21時頃
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―研究室―
まっかなおっはっなっのー、トナカイさーんーはー きょおーもみーんーなーのー、わぁらぁいーもーのー
[トンたたんと、歩いているうち口が開いてクリスマスソングを紡ぐ。
アレルギー持ちの人とすれ違い、もう少し音量を抑えてくれと忠告を受けた。
素直なアリスは良い子の返事をして、歌い直す。]
まっかな、おっはっなーのー
(176) 2015/01/26(Mon) 21時半頃
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── 校舎裏 ──
[シャンシャンと鳴り響く音がまた一つ増えた空を見上げていると、足音がひとつ追加される。>>169 馬の尻尾は変なうねりを揺蕩わせている。>>132]
……大まかに言えば下見、だな。 後者については、中らずと雖も遠からずという所だ。
[まさかおまじない序でに遭難者を見つけたならば、遭難者はサンタクロースになって空を飛んでいった、等と蛇足は言えず。 男は短く肯定を重ねる。
敏い級友である。言わずもがな、全てを手中に収めていることだろう。 手馴れた、とは一瞬小さな級友の事かと首を傾げるも。 夜鳥の事だと気付けば、頷くだけに留める。
試験範疇内と言えば、それだけの関係かと思われるのが腑に落ちず。例えばアリスなど馴鹿と言葉を交わせる程に想い通ずる級友が、とても気の毒になる。]
(177) 2015/01/26(Mon) 21時半頃
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[───とは言っても。 笑まない級友が馴鹿に弄ばれながらも、馴鹿を決して邪険に扱わない事からも、それだけの関係だと思わない事位、男も理解をしているのだが。]
………触ってみるか。冬毛、温かいぞ。
[視線を感じたならば、前照灯代わりの夜鳥を。 ひょいと目の前に差し出そうとするか。]
(178) 2015/01/26(Mon) 21時半頃
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[しかし差し出されたのは、握り拳。>>170 随分と男前の反応だなと、目を瞬かせて反応を見守る。 開かれた掌には濡羽色と烏羽色、桔梗鼠に豆がら茶、そして鉄紺が織り成す祈り紐がちらりと。]
そいつぁ、もう……。 明日の試験落ちるなって言ってるもんだな。
[苦笑を浮かべてみても、表情乏しい顔には仏頂面しか浮かばなかったが。 似たような表情の級友の気遣いに感謝しながら受け取り、また自らも小さな花を手渡そう。]
(179) 2015/01/26(Mon) 22時頃
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冬には咲かないんだがな。さっき研究室に行ったら気まぐれで咲いてた。お守りくらいにはなるだろう。
[白いガーベラ。意味は、希望。そして律儀。 ポーラの技術が発達を遂げ。色々な物がプレゼントとして出回ることになるのならば。 冬に咲かない花を感謝の意として運ぶサンタクロースも。 いつか現れるのではないかと、心待ちにする欠片を覗かせ*]
(180) 2015/01/26(Mon) 22時頃
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――廊下――
見る見る、誰?
[答えはミナカタ>>167からもらうより、顔を出してしまうほうが早く得られる。 少し空いた隙間からひょいと首を出せば、きらきらと散る妖精の燐光の中、テッドの乗るそりがあった。]
ぶつかってもいいならぁー、飛ぶぅー。
[断られることを前提にして、手を振るテッドに答えを返す。 おそらくはミナカタに言ったのだろうそれに、ミナカタ自身の答えを確認するとそり置き場を思い返す。]
たぶん、今回の試験に出る人たちくらいなら、全員出ても大丈夫なくらいはあるんじゃないかなぁ。 相性はともか……ひゃぁっ!?
[背中、背中になにか入った! 素っ頓狂な声を上げて、わたわた背中に手を伸ばす。紙の筒なことに気づくと、右手で引っこ抜く。]
(181) 2015/01/26(Mon) 22時頃
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……過去問? わ、もう用意してくれたの。 ありがと!
[突っ込まれたところがほんのり湿気ってたわんだけれど、乾けば問題ない。 ぱらぱらその場でめくってはみたが、夜の廊下では文字を読むには暗かった。 資料室に行ってからにしようと、再びくるくる手の中に丸める。]
(182) 2015/01/26(Mon) 22時頃
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おっまっえっの、はっながー やっくっに、たっつーのさー。
[エルフを脅かさないよう、下げ札の通りに控えめなノックをする。 二つの扉を開き、研究室内部に顔を出したが、ギネスの姿は見当たらなかった。]
……こんばんわー。
ギネスが何処に行ったか知ってる?
[近くに居たエルフに問い掛けても知らないと首を振る。]
(183) 2015/01/26(Mon) 22時頃
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美術家 ギネスは、メモを貼った。
2015/01/26(Mon) 22時頃
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― 中庭 ―
[見上げた夜空、星座を見つけ出すようにソリの姿を探し、 足は自然つられてそちらへ向かう。
中心には春になれば満開に咲き乱れる花時計、 校庭よりも校舎裏側の外周を通って。]
〜〜〜♪ …………あれ?
[そう遠くない校内から聞こえてきたクリスマス・ソング。 どこか聞き覚えのある歌声に重ねて鼻歌を歌っていたら、 急に途切れてしまった。>>176]
(184) 2015/01/26(Mon) 22時頃
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そっかー。 お仕事の邪魔をしてごめんね。
これ、ギネスに渡しておいてくれる? えーと、差出人不明で良いよ!
[それは、ポケットの中に仕舞い直した元紙飛行機のように。 蛙の配達員の手を借りずとも、アリスに届けられた紙飛行機は今までに25機。
不思議なことが起きるんだよ、と感心してばかりのアリスに、エルフ達はくすりくすりと笑っては肘でつつき合っていた。ほら、今も。]
(185) 2015/01/26(Mon) 22時頃
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[ミナカタの隣でぴょこんと顔を出した影から声が届く>>181]
ぶつかる前に避けるっつーの。
[そのくらい出来て当然とばかりに笑い声まじりに返す。]
机やノートとばっかり仲よくしてると ソリとトナカイが拗ねちゃうからさ、 息抜きに出て来いって。
[器物にも魂が宿る、なんて話もある。 そこかしこにあふれる妖精たちの気配を感じればそれも当たり前のことのよう。]
ご機嫌損ねて、試験の時に悪戯されても知んねーぞ。
[勿論、そんな性悪妖精なんていないと思うけれど。 冗談に妖精たちがさざめくように笑う気配は、月夜に広がって穏やかな風を運んだ。]
(186) 2015/01/26(Mon) 22時頃
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記者 イアンは、メモを貼った。
2015/01/26(Mon) 22時頃
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― 校舎裏 ―
[世界中を渡る流星群。 聖夜に降る星は、ソリの軌跡だと知っている。]
わぁ……、
[煌きが集まって、光の渦が巻く。 重力を振り切り、粉雪が舞い遊ぶ。 夜に投じるソリは、昼の実習とも違う。 うっかり冬眠から目覚めてしまった夜に見た奇跡と同じ光景。
空を往く、サンタクロースのソリ。 飛び出したピートを追いかけ、開いた口を塞ぐのも忘れた。]
サンタクロースだ…。
[綺羅綺羅と輝かせる赤い瞳。 真っ白の星を目指して飛ぶ背中が、逞しい。 息が苦しくなるほどの高揚に、小さな身が打ち震えた。]
(187) 2015/01/26(Mon) 22時頃
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[机の端っこに茸入りを置いて、退出しようとするアリスに待ったがかかった。]
見て欲しいって、なぁに?
[手招きに応じて、とことこりと辿り着くのは鉢植えの前。白い花弁。ガーベラ。]
わぁ、珍しいよね? 美人さんだぁ。
[にこにことした笑顔は、シャワーになるだろうか。*]
(188) 2015/01/26(Mon) 22時頃
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見たかい、ギネス。 あんな場所からも飛べるんだ。
[若干興奮気味に、静かなる隣人に語りかけ。 そこで、空から降ってくる声に忙しない鼻先が動く。>>146]
ミナカタ…! 今し方、ピートが此処から飛んだんだ。 今なら俺も飛べそうな気がするくらい凄かったよ。
[それは余りにも無謀と言う感覚だ。 軽い身体が万一吹き飛べば、洒落にならない。 けれど、ミナカタに掛ける声に一片の偽りも無い。
空には三台のソリ、星に混じって輝いている。 仰ぐ鼠の目には、高い位置の彼とて同じく見えた。 サンタクロースの卵は皆、星の光に近い。 孵化の時とて、刻一刻と迫っている。]
(189) 2015/01/26(Mon) 22時頃
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ぶつかる大前提か……。
[>>181手を振るモニカの答えに苦笑交じりの呟きを思わず漏らし。 教科書を手にしたまま、プリントを丸める。 もう何度も歴代の生徒に貸出し、自身でも読み返したボロ紙を複数枚まとめてモニカの首元に突っ込むと、素っ頓狂な声が上がった。
素直な礼の言葉には、へいへいと素直じゃない返事をして、手をひらつかせた]
あー、じゃあちょっと行ってくるかね。 お前もくるか?後ろ乗せてやるぞ。
[悪戯好きな小人たちがなぜか自分がソリに乗ると勝手に乗り込んでくるものだから、少々狭いかも知れないが。 >>186息抜きついでに一緒にどうかと、誘いをかけてから。
朧がまた冷ややかな視線で見てやしないかと、つい辺りを見回した。 >>165生憎と、此方を見ている視線は暗くて見つけられなかったが]
(190) 2015/01/26(Mon) 22時頃
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[先程よりも小さくなっていいたけれども、 再び歌声が聞こえだせば、ふふりと微笑んで。 自分も鼻歌を再開しながら歩く。
この辺りにある部屋は、確か研究室だったか。 窓越しにちらりと廊下を眺めた。]
いーつっもなっいてたー トナカイさーんはー こぉよいこそはーとー よろこびまーしーたー
[こちらの言語に直すとこんな歌詞、だったはず。 少し発音やリズムが変になっていたかもしれないが、 誰かに聴かれているとは思っていないため気にしないまま。]
(191) 2015/01/26(Mon) 22時半頃
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道案内 ピートは、メモを貼った。
2015/01/26(Mon) 22時半頃
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― 校舎裏 ―
[口を開くたびに口腔へ寒気が滑り込むが、 暖かい発熱灯を抱えた身は肺腑を冷やさない。
いつの間にか豪華な装備を携えていた鼠は、 またも接近する人の気配に気付くのが遅れた。>>169]
朧、君こそこんな所で逢うなんて珍しい。 丁度今、ピートがね、
[学友を自慢するように胸を張り、彼を出迎えた。 自身の目的である寮へのショートカットなど忘却済み。 人の成功を見れば、俄然気炎も上がる単純鼠。]
(192) 2015/01/26(Mon) 22時半頃
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[されど、彼がギネスに向かって差し出す拳を認め、 小さな頭でもピンときた。>>170]
……もしかして、朧。 皆を探していたのかい…?
[ピートから聞いたサンタの元へやってくるサンタクロース。 時期はやや過ぎてしまったが、 皆が欲しがる共通のプレゼントは、卒業の二文字だ。]
(193) 2015/01/26(Mon) 22時半頃
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[後ろ乗せてやる>>190、の誘いに目をまんまるに見開く。 空は好きだ、大好きだ。]
おぉっ、いいの? いいの? 配達学部のそり捌きー、乗りたいなぁー、乗りた……いけど、この過去問とその他諸々置いてくるから、あと上だけでも着替えてくるから、ちょっと待ってて!
[さすがに室内にいる今はいいとしても、外をそりで飛び回るともなれば冷えは避けられまい。 今でも寒いと思っているのだから、なおさらだ。]
練習場で会おう、そうしよう。
[一方的な約束を取り付けて、ぱたぱたと廊下を後にしようと。 本格的に課題に取り組もうと思ってこちらまで来たのに、そんなことはすっかり抜け落ちている。]
(194) 2015/01/26(Mon) 22時半頃
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[口元にむずむずとした笑気が込み上げる。>>172 気恥ずかしいような、満ち足りたような。 自分に足りない自信を空と大地から分けて貰うような。]
―――…俺もだ、ギネス。 なんだか、上手く行く気がするんだ。 単純すぎるかな、でも、俺はあの光を追いかけたい。
何時か躓いて、転んで、前のめりに倒れてしまっても。 俺は―――…、皆と届けたい。
[今、胸の内に満ちる輝くものを。 感覚論の言葉は野生的で、理知に欠ける。 けれど、彼に語る鼠の目には、強い志が湛えられていた。*]
(195) 2015/01/26(Mon) 22時半頃
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―研究室の窓から―
[距離のせいか、合唱というよりも輪唱の如き赤鼻のトナカイ。>>191
窓の外、見えた金髪に手を振るも、残念ながら声が届かない。
だから、アリスは窓際に寄り、コンコンとガラスを叩いた。]
(196) 2015/01/26(Mon) 22時半頃
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!
[わくわくとギネスに渡される彼の誠意を見ていたが、 水が此方に向くと、肩の上にも関わらず跳ね上がった。>>174]
俺のもあるのかい? 貰ってしまうよ、返さないよ?
[しっか、と前脚で受け取る軽い――軽いマフラー。 首を通して胸の前で器用に結べば、なんて小洒落た都会派だ。 朧流コーディネート術に、鼠の髭が膨らんで揺れた。]
あ、待、ちょっと待って…! [わたわた。 撫でてくれる掌に慌てて、前脚で自身の耳を拭う。 ぽろりと落ちた何かには、視線で追いかけたが、 カシャ、と耳に下げたプレートが外れ、意識を彼に向け直す。]
(197) 2015/01/26(Mon) 23時頃
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ほわっ!?
[当人が用事を終えて廊下に戻ってきているとは 思いもしていなかったから。硝子を叩く音の不意打ちに、 素っ頓狂な声をあげ。>>196]
す、すみません、わたしそんなに騒いで……あっ。 アリス嬢ではないですか!こんばんは!
[先生か他のクラスの真面目な生徒に自身の浮ついた言動を たしなめられるのかと条件反射。しかし窓辺にいた姿を 見とめるとぱたぱたとそちらまで駆け寄った。
声を発する度に白い息が硝子に当って曇るけれど、 本人は寒さなど全く意に介していない様子。]
(198) 2015/01/26(Mon) 23時頃
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[>>189小さな体から出す声は、体格に比較すると大きい。 ちゅうちゅう声が下からここまで聞こえ、窓に凭れていた体をぐっと下に乗り出した]
そりゃあいい。さすがピートだな。
[なぜ台もないのにそんなとこから飛んだのかという疑問は頭に浮かべつつ。 興奮したアシモフの声に、にっと笑って返事をする。 外から見上げる分には、廊下の明かりがあるから見えるだろうが、中から外は暗くてよく見えない。 それでも、白い毛皮は目を凝らせば光っているように夜闇に浮かび上がっていた]
おう、じゃあ適当に来い。
[>>194自身は先ほどまで屋上での寒中勉強をしていたせいで、防寒バッチリだが。 室内にいる女をこのままの服装で連れ出すのはさすがに酷だろう。 一方的な約束を取り付けていく背中へ、気軽な声をかけて まるっこい頭を暫し見守った後、自身はソリ置き場の方へ足を向ける。
ソリに乗るらしいと知った小人たちが、歩く足を追い越して行った]
(199) 2015/01/26(Mon) 23時頃
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お返しにならないけれど、朧。 これを持っていて居てくれ。
君も―――、君も、俺達の仲間だ。 来年のクリスマスは、もっとちゃんと用意するから。 君の元にも、サンタクロース(俺達)が往くから。
[小さなプレートは、入学以来、ずっと下げてきたものだ。 他の野鼠とは違う符牒、目一杯の夢を詰め込んだ学び舎の証。]
君は俺の頼れる親友だが、 俺だって、君の頼れる親友になりたいんだ。朧。
[昼に告げそびれて、風に浚わせた本音を今更。 ずい、と彼に差出し、大見得切って、鼠はちゅぅ。と微笑んだ。]
(200) 2015/01/26(Mon) 23時頃
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[重厚な声は低く、それでいて温かみが胸に残る。>>177 尾っぽに留まった視線には、口を閉ざし僅かに首を傾ぐだけ。]
日夜問わず精が出るな。 それに、夜に何かを見付けるとは、中々に運が良い。
[肯定は短くとも、言葉の裏に某かの声は聞こえる。 深くは掘り下げず、そうか、と首肯を示すのみ。
おまじないをしていたとまでは解らなくとも、試験前夜だ。 普段から縁の下の力持ちな彼が、ソリに細工を施したサミュエルや自分のように何かして回っていたことは想像に難くない。
試験の範疇内だとの答えは、何とも彼らしい。 特性を、彼らの好物を、習性を学んだ結果の集大成。 決して言葉だけの意味ではないことくらい、容易に察せる。
そして自分の性質も、きっと見抜かれているだろう。>>178 目の前に差し出された夜鳥がその証拠だ。 敵わないな、と目を細めて眩しそうに明るい鳥を眺めて。]
(201) 2015/01/26(Mon) 23時頃
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[渡した反応は一見薄いが、同種にのみ解る変化。>>179 彼の実直な髪色と同じ紐は、無骨な掌にもよく馴染む。]
当たり前だ。夢を待つ者を待たせる気か? 失敗なぞ、した後にだけ気にすれば良い。
[苦笑を払うように手をひらめかし、臆病風かと茶々を一滴。 原石がいくら崩れようと、隠れた輝きは失われない。
手渡された小さな花に、今度はこちらが瞬くことになる。]
(202) 2015/01/26(Mon) 23時頃
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お守りくらいとは、また謙遜を。 押した以上に、背中を押されてしまったな。
後でニンフにでも頼んで形を保ってもらわねば。
[掌に在る白は、温かくなければ咲かない花。>>180 大方、周囲の温かい声に季節を勘違いでもしたのだろう。
くるりと掴んだ茎を回し、花弁が夜空に翻る。 律儀な男から贈られる律儀とは、随分と洒落が効いている。
花を持たぬ手でもふ、と夜鳥の腹を撫で、冬毛を堪能。 髪を啄まれさえしなければもっと幸福であったのに、無念。*]
(203) 2015/01/26(Mon) 23時頃
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― 校舎裏 ―
[一度飛び立った橇は、どこまでも、遥かな高みへと行けそうだった。トナカイの良識がなければあるいは、ピートは空高く飛んでいったかもしれないが、幸い高度は瞬間的なもので、あとは穏やかなもの。 水平に戻った橇の上。 同じ高さになった二人に再びのガッツポーズを見せながら 暫くの間は月に向かって笑いかけたり 初めての宙返りにも成功したかもしれない。 トナカイの協力があれば、だが]
ミナカター!
[窓に見えれば、手を振って、 おいで、とでも言うように手招きを。 ピートのテンションは最高潮。 出来た!という事実が、何よりの自信に繋がり 今なら明日の試験だって、合格する気しかしないのだ]
(204) 2015/01/26(Mon) 23時頃
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[気付いてくれたら。そんな期待は外れなかった。>>198
こんばんわ。
唇の動きだけで伝わる言葉は少ない。 白い息がすぐに口許を隠そうとする。
だからアリスは二重窓を開けた。]
こんばんわ、クリス! ねぇ、何処に向かう途中?
(205) 2015/01/26(Mon) 23時頃
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─ ソリ置き場 ─
[描きかけだったポインセチアの影に楕円形を一つ。 細くて長い線を一本、ちょろり。 先っぽを持ち上げたのは、それをいつも見てるから。>>1:192
いつかのモミの木ソリの端っこにも、これを描いたっけ。>>158 空に夢見る、小さな小さな勇者の姿。
筆を動かし。隣から聞こえてくる、淡々とした声を聴く。]
……朧が大人びてるのって。 だからなのかな。
[ずっと、大人たちに囲まれてたから。 親にも、甘えて来れなかったのだろう。>>155]
(206) 2015/01/26(Mon) 23時頃
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なんで黙ってたの。 誤魔化すような話じゃないのに。 でも、ソレを口にしないとこ。朧だよね。
[なんとなく。 口にしない子供が、朧の姿と重なる。 おれは口にするの、遠慮しないから。朧じゃないから。 ほんとのことなんて、わからない。けど。]
……どうかした?
[何かを叩く音に、筆を止める。横を見た。 無上表のままで、頬だけ赤い。初めて見る。]
(207) 2015/01/26(Mon) 23時頃
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おれ、笑ってた? わぷ。ちょっと。花、ゆがむ。
[後頭部に触れる掌。ゆらゆら、ゆらゆら。 先に行けばいい、と言うのに。 待っててくれること、わかってる。]
よし、できた。 つぎは──……朧?
[描き終わって次に。と。 移動する手を取られて、目を丸くする。 触れた肌の下。とくとく、とくとく。鼓動が響く。]
(208) 2015/01/26(Mon) 23時頃
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――女子寮――
[逸る気持ちは足も早める。 ぱったぱったと早足で女子寮に向かい、扉を開け。 ノートに過去問を挟むと机においた。 無造作に脱いだ服もそのままに、冷えた体を包むあたたかなトレーナーに、防寒コートを着こむ。]
おお、そだ。
[差し入れのクッキーも連れて行こう。 待たせるのは良くない、と部屋に来るのも出るのも、当社比最速タイムを叩きだした。]
(209) 2015/01/26(Mon) 23時頃
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……あったかい。 これは、しかたないの。 手袋してたら、描きにくい。
[顰める顔に、首筋を指腹でなぞってくすぐった。 離すぞを睨まれても、やだよ、と駄々捏ねる。 散々渋って、宥められ、手があたたまるまで甘えて、 立ち上がった。 気づけば塗料も残り少ないし、おしまいにちょうどいい。
鮮やかな赤。混ざる緑と白。 軽くなった缶と一緒に編紐を取り上げると、 余計な一言を思い出す。>>164 やっぱり意地が悪い。]
おれ、サボってないし。 面倒なだけ──…あ。なんか光った。
[歩きながら左手首に結ぼうと四苦八苦。 外に出ると、頭上の空で駆けるソリが輝いた。>>143]*
(210) 2015/01/26(Mon) 23時頃
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[女子寮から練習場へは、真下に非常階段を降りて外から回るのが近い。 冷えたノブを掴んでぐるりと回すと、外階段を駆けていく。]
モニカさんもいるよぉー。
[機嫌と調子が最高潮らしいピートの声を聞いて、手を大きくあげて振る。 声は届いたか、届かなければ上にあがってから、届けよう。]
(211) 2015/01/26(Mon) 23時頃
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―→練習場へ―
[ごっつんごっつんこちらに頭をぶつけて攻撃してくるトナカイたちをいなし、比較的おとなしい奴らを連れ出して。 なかなか手綱を付けさせないでうろつくトナカイを宥め賺し、時にバカシカどもと短気を起こしつつ。
なんとかソリに繋ぐ頃には、すでに疲れていた]
お前らなあ…これも審査に入るんだって知っててやってんのか。あ?
[無垢な黒い目でふんふんと此方の手を嗅ぐトナカイの首を掻いてやりながら、苦情を漏らしておく。 なぜお前らは俺の時ばかり従わない。ナメられているのだろうか。
ため息吐いて、ソリの方を向けば、ワクテカ顔で小人がもっさり乗っていた]
でええいっ、退け!
[摘まみだしても摘まみだしてもキリがなく、なんとか二人分のスペースを確保したとこで諦める。
荒れてる時には近寄ってこなかったくせに、最近はどうもこいつらは馴れ馴れしい。 鈴の付いた赤い帽子をかぶった小人たちにうんざりした顔をしながら、落ちないようにプレゼント用のベルトに掴まらせ、大きくため息をもうひとつ]
(212) 2015/01/26(Mon) 23時頃
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――練習場へ>>190――
ミナにーさん、お待たせ。 これ、エルフとトナカイたちにもやって。
[差し入れのお菓子袋には、トナカイのおやつや妖精のための蜜玉も入っている。 二人乗せて飛ぶのだから、それくらいのいたわりはあってもいい。 とはいえ、自分やミナカタの分が多くを占めるのだが。]
(213) 2015/01/26(Mon) 23時半頃
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ん?
[と、その時。 甘い匂いがした気がして、辺りを見回す。 見れば、ソリの周りに居た小人たちが何かを舐めていて]
……花?
[>>26鮮やかに描かれた、ポインセチアの絵。 優しい灯りは気付くか気付かないかという程度で。 控え目に描かれた、守り札のようなそれを指で触ろうとして。 まだ乾いてもない気がして、やめた。
誰が描いたとも分からないそれは、しかし。 確かに誰かが見守ってくれているのだと伝えるようで。 先程貰った朧からの紐に触れてから、凍った息を吐いた]
(214) 2015/01/26(Mon) 23時半頃
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ありがてえなあ……。
[ささくれだった心がじんわり癒されていくのを、ここ一年何度も感じていた。 それを今日もまた甘受しながら、歳とって緩くなった涙腺を数秒押さえる。
モニカが駆けて来ればゆるく手を上げ、もういつもの顔をしていた]
(215) 2015/01/26(Mon) 23時半頃
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[ギネスがスマートに花を差し出す仕草を目の当たりにし、 ぢゅ、と鼠が小さく鳴いた。>>179 気は優しくて力持ち、彼は大地に根付く大樹に似ている。]
決まっているなぁ…。 俺と大して年齢も違わないのに、ギネスはダンディだね。 [動植物と近しい彼は、何処か達観も見える。>>180 少し首を捻りながら、彼の横顔を至近距離で不躾ながら、 まじまじと赤い瞳で眺め。]
君も格好良いね、ギネス。
[言葉を知らない御蔭で、空を仰いだと同じ感想になったが、 鼠は鼻先をきゅぅと鳴らして、笑気で咽喉を転がした。 短い顎毛が綿毛のように揺れ、自慢の学友だ。と囁いた。]
(216) 2015/01/26(Mon) 23時半頃
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[間近で見ていた分、その迫力に圧倒されたのだろう。 自分のことのように自慢げに話す声は、至極力強い。>>192 真っ赤な炎を背後に背負う姿を、幻視してしまう程に。
やはりあれはピートだったのだと、彼の言葉に正解を認識。
ギネスに紐を手渡せば、流石にその意図に気付かれた。>>193 ポケットに潜ませていた紐を探り、手触りを確認して。]
探していた、とまではいかないが……。 渡せるのならば、せめて夜の内にと。
[素直とは言い難い発言だが、事実ではある。
配達係を気取る訳ではないし、贈呈品の用意も管轄外だ。 教室の机に置いてもサンタの真似事にはなっただろうが、 一度手渡してしまえば些末な欲は瞬く間に膨張してしまった。
例えば、紐を注視する姿が今くらい見られないように。]
(217) 2015/01/26(Mon) 23時半頃
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おーう、モニカー!
[手をぶんぶん振れば、橙に照らされて、青い祈り紐が見えただろうか。 サンタクロースからの贈り物だ。 皆を、それぞれに思ってくれた物。 皆の元へ。
くるりと元の位置へ戻った橇は、二人のものに並び浮かぶ。 トナカイたちが挨拶している音が聞こえた。 橇から少しだけ身をのりだして、先ほどまで自分がいた辺りを見下ろす]
(218) 2015/01/26(Mon) 23時半頃
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[窓が開けば、アリスの姿もくっきりと見える。>>205]
先程、校舎裏の森の方が賑やかだったらしいので。 そちらに行けば誰かと会えるのではないかと思ったんです。
でもアリス嬢にもお会いできてよかったです! 今まで一緒に頑張ってきた皆さんとお話する方が、 一人でじっと勉強するよりも自信を持って 明日に臨めそうですから。
…そういえばアリス嬢、体調などは問題ありませんか? あの、朝とても寒い思いをされたでしょう。
[それから、少しだけ気にかかっていたことを尋ねる。 授業中や放課後に見かけた彼女はどこかぼうっとしていた。
調子が悪いなら救護室に行くよう声をかけようか迷って、 結局チャンスを逃したままだったのだ。]
(219) 2015/01/26(Mon) 23時半頃
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−ソリ置き場−
[10袋目まで作り終える頃には、すっかり息が上がっていた。11個目は掌サイズで、つまりここが己の限界ということだろう ヘリウムの精の力を借りてぷかぷか浮かぶ袋を引き連れて移動すればソリ達が心なしか浮足立っている気がした>>53]
? 何か、いいことでもありましたか?
[当然ながら返事はない。そういえばトナカイ達も随分ご機嫌のようだった>>47 モノや動物と意志疎通を取ることはできなくても、こうして話しかけたり大事に扱えば何となく返ってくるものは、ある]
(220) 2015/01/26(Mon) 23時半頃
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[考え込んだようなテッドの表情>>166は普段はあまり見ないものだった。長く一緒にいても、彼の思いを完璧に読み取ってあげることはできない。
それでも、テッドはどんな感情もひっくるめて力にできる強い男だと知っている。体格や年齢が優っていたとしても、テッドの持つ強い心はイアンとって見習うべきものだ。いつも励まされてばかりなのは恥ずかしくもあるけど、こうやって互いの足りない部分を補っていけたらいいと思う。
聞こえてきたテッドの言葉にそれをまた確信して>>175]
――俺もそう思うよ。
[呟いた言葉は月夜の風に流れてゆく。]
(221) 2015/01/26(Mon) 23時半頃
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なんだわざわざ持ってきたのか。
[>>213差し入れを渡され、礼代わりに頭を撫でておく。 トナカイに、ほれほれと与えれば袋ごと取られそうになったり、妖精に差し出せば無限に集まってきたりと忙しなかったがともかく配給を終えて。 小人にも自分の分を分け与えてから、モニカに袋を返す]
悪い、こいつらが勝手に食わねえように持っててくれ。
[どっこいしょっとおっさんくさい掛け声と共に、運転席に座り。 本来ならばプレゼントを置く場所を指さし、モニカを促す。
いまいち集中してないトナカイを、なんとか飛ぶ姿勢にさせて。 やれやれ、まだ飛んでないってのに一苦労だと、ため息を吐きながら、膝や肩に乗ってくるニンフたちを好きにさせておく]
落ちるなよ。
[モニカと小人たちに、声をかけておいた]
(222) 2015/01/26(Mon) 23時半頃
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[同じ高さになったピートに>>204親指を立てて笑う。 宙返りでもすれば、試験前なんだから気をつけろよ、と 声をかけたけれど、止める気にはなれない。]
ミナカタとモニカも来るかな。 あー!もう、試験前じゃなきゃ競争とかしたいのに!
[こんな良い月夜に皆が揃って飛べるなんて、滅多にない機会。 むずむずとソリを走らせたい欲求を、薄い理性の壁で抑えても 悔しそうな声音だけは隠せやしない。]
(223) 2015/01/26(Mon) 23時半頃
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さて、あとは運転手さんをスカウトする だけですが……ふわぁぁー…… ううーん。もうこんな時間ですか 参りましたね
[時計を見れば、とっくにベッドの中で夢の世界へと羽ばたいている頃。健康第一、少しでも身長を伸ばそうと日々規則正しい生活を心がけているポーラの身体は、試験前日とはいえ普段通り眠気を訴えかけてきた]
ぶっつけ本番、は怖いですが 致し方ありません
[風船型のプレゼント袋はそのままソリ置き場の端にくくりつけて置くことにした。飛行実験の結果を見ることは叶わなかったが、耐久実験にはなるだろう
最後に作った、小さな袋に星型の飴を詰めると、それを引き連れて寮へ踵を返す。これくらいの大きさなら余裕で運べるのになあ、とため息をついて]
(224) 2015/01/26(Mon) 23時半頃
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はーい。
[勝手に食わねえように、と落ちるなよ、に>>222あわせて一つで返事をした。 赤いリボンを結んで口を閉じてしまう。袋の中身に妖精たちは興味津々で何度もつついたり歯を立てたりしているが、その程度で傷つく袋でもない。 しばらくしたら諦めたのか、頬杖をついて荷台に転がってしまった。
空に飛び立つのを、今か今かと荷台で待つ。 どきどきする。わくわくする。 自分で飛ぶときはまた別種のどきどきがあるのだが、今日のは純粋な期待だけ。 空を駆ける感覚は、大好きで、憧れだ。]
(225) 2015/01/26(Mon) 23時半頃
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Twinkle, twinkle, little star…
[気分が良くなって、口ずさむのはおまじないのような歌。 けれど、ふと思いついて。
メロディだけ同じで、意味は全く異なる歌を、唇にのせる。]
L'autre jour, dans un bosquet De fleurs il fit un bouquet Il en para ma houlette
[それは恋の歌だけれど、浮き立つような気持は良く似ていた。 大好きな人もないままにどうやって過ごすの?なんて。
級友たちとの歳月を思えば、なんとなく歌いたくなってしまった。]
(226) 2015/01/26(Mon) 23時半頃
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─ 移動中 ─
[紐を結ぶのは一旦保留。あとでやる。]
風邪引いても、引きずって連れ帰るの。 おれはやだよ。朧重そう。
[隣のくしゃみに、さっきの仕返しを。>>165 しかめっ面に、くすりと笑い。のろのろ手を伸ばす。 まだ癖のついたままの尻尾の先っぽ。つん、と引っ張った。]
じゃ。おれはこれ戻してくる。
[軽くなった缶を持ち上げ。道を違えることを伝え。]
朧の願いもさ。あるなら言ってみたら。 叶うかわかんないけど。 飲み込むより。たぶん。ずっといい。
[お節介を投げて、尻尾の先から指をするりと。離した。]*
(227) 2015/01/26(Mon) 23時半頃
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[夜の森から抜ける風も、今宵は寒く感じない。 ハンカチーフの外套に、軽い襟巻き、 それに柔い温もりを抱えていれば当然だ。
小さな身体に余りあるほど受けた温もり。 己が欲しかったものは、この学び舎に詰まっていた。
唯の鼠で居られなくて、夢を追いかけて。 先程ミナカタに告げた決意が高まっていく。 この仲間達と、一緒に同じものを目指したいと強く思う。]
ミナカタ、君も飛ぶんだろう。 心配してない、けれど、気をつけて。
―――…君は、君の飛び方があるのだから。
[ぱたぱたと尻尾を振って見送った。>>199 空を飛ぶように滑るのとも違う。 彼はドライブのように、路地を縫える。]
(228) 2015/01/27(Tue) 00時頃
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[誰しも、自分にしか出来ない仕事があるのだ。 世界中の何処にだって、サンタを待っている煙突がある。
そう痛感できることが、 小さな胸に、掛け替えない喜びを灯していた。*]
(229) 2015/01/27(Tue) 00時頃
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−学生寮−
あれ?何でしょう
[出る時には気づかなかったが、何かが扉近くに置いてあった。>>1:76包みから漂うふわりと甘い香りは、モニカからもらった差し入れともまた少し違う]
もしかして…… もしかして、サンタさんからの?
[プレゼントです?と問いかけることはしなかった。否定の言葉が返ってきたら悲しいから。きょろりと左右を見渡し、落し物でもなさそうなことを確認すると包みを手に部屋に入り]
ありがとうございます、サンタさん [包みを掲げてくるくる回る視界には、手首に結ばれた紐も写る。暖かい部屋に戻ったことと興奮で全身がきらきら光っていた。誰かが誰かを、皆を思いやっている、今日いちにちでたくさん受け取り、感じた何ものにも代えがたいギフト
自分もいつか、必ず。それを贈れるひとになろう まずは明日の試験に合格して
よし、と気合を入れると貰った菓子類を少し頑丈なしゃぼん玉で包み、明日の準備を済ませてベッドに潜る。気持ちが高ぶってなかなか眠れない――なんてことはなく、数分もしないうちにすよすよと寝息だけが室内に響いた]**
(230) 2015/01/27(Tue) 00時頃
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[歌声につられて集まる小さな精霊の光。
近づいてくるミナカタとモニカの姿に、 まるで冬の祭りの日でもあるかのように心臓が高鳴った。 同じ高さでソリを駆るイアンとピートの姿と、 雪の上から見上げているであろう友人たちの元へ。
もう一度願いよ届けとばかりに、 白い光が雪に紛えて彼らに降り注ぐ。
夜空のダイアモンドには遠く及ばないけれど。 飴玉みたいに甘い、ちっぽけな、それでいてとても身近な願い事。
降り注ぐそれを見て、満面の笑みを浮かべた。**]
(231) 2015/01/27(Tue) 00時頃
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若者 テッドは、メモを貼った。
2015/01/27(Tue) 00時頃
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[冬夜の澄んだ空気を、吸って 吐いて 手綱を持ち、慎重すぎるくらい慎重に、トナカイへ合図を出す。
しゅうっと軽い音がして、凍った雪の上をソリが滑り出した。 急発進でありながら、座席に叩きつけられるようなことはなく。
暫しの助走の後、一瞬の浮遊感。
飛んだか飛んでないか意識しないと分からない程度に、離陸は好調であった]
うっし。
[軽い声を出して、成功を喜んでおく。 10回に7回の確率の大成功。モニカを乗せてる時にできたのは幸運であった]
こら、褒美は降りてからだアホども
[トナカイが褒めて欲しそうにわちゃわちゃしだすのを、慌てて止めて。なぜだか気安い調子の獣たちに、ため息。 さて、テッドたちはどこかとゆるく辺りを見回して。 モニカに、ひとつくれと菓子袋を指さした時、テッドたちのソリをみつけた]
(232) 2015/01/27(Tue) 00時頃
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校舎裏、かぁ。 何をしてるんだろうね?
[暖気と冷気もこんばんわ。
ねぇ、さっき。一緒に歌ってたよね。白い吐息は二人分に増えた。]
それってクリス。 勉強してラストスパートをかけるよりも、精神的な方を選ぶってこと……かな。
わたし、にも?
[そうなの?とぱちりぱちりと瞬く。>>219 体調不良にはなっていない。なりかけたけど、あれはきっと別物。 見えない窓を拭くように両手を振る。]
あの、あれは……何というか。 寒いとかじゃなくて――
[落ち込んでいたんだ。きっと。]
(233) 2015/01/27(Tue) 00時頃
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[飛び立ったピートの橇は自分たちと同じ高さにくるとやったな、とにこにこしながら、言う。]
…おーい、気をつけろよ! 普段よりも何倍に感じるピートのテンション。 月をバックに宙返りしたのには 心配性なのもあって、注意の声をかける。]
ミナカターモニカー!
[見えた級友たちには手を振って、挨拶。 知らず知らずの内にイアンのテンションも上がっていて、 風をきる感覚が気持ちが良い。]
(234) 2015/01/27(Tue) 00時頃
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── 校舎裏 ──
[ピートの撒いた魔法は、級友達の心を弾ませる。 頭上に向かって声を上げる年嵩の級友に手を振り>>146、 雪車のデザインへ携わる級友の賑やかな声に、口許を緩める>>181。
此処はサンタクロースになる為の学校である。 通う者総て、サンタクロースに成っても良いじゃないか。 仏頂面の級友が小さな級友に差し出す希い紐を見ては>>174、ピートを準うように物々交換の花。 紐にも満たない小さな希いがこぼれ落ち、拾われる様を男は見て見ぬふりをして。]
仲がいいことは善き事、だな。
[プレートを外し届ける小さな級友との友情を、男は微かに眦を下げながら胸を熱くする。>>200]
(235) 2015/01/27(Tue) 00時頃
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── 研究室にて ──
[花はただ可憐に咲くだけではない。 言葉を持ち、意味を抱くことで見た物の励みになるよう咲き綻ぶのも、花。
もし、その場に誰かがこっそり訪れていたのならば。 そして季節はずれの白いガーベラに気を取られているのならば。 悪戯好きのニンフが、エルフの影からこっそりと一輪差し出すだろう。>>188 「あなたにはこっち」と言わんばかりに。
デンドロビウム。 意味は華やかな魅力と、思いやり*]
(236) 2015/01/27(Tue) 00時頃
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あん?
[テッドたちの方向へ、近づく前に。 どこかからか、菓子の匂いともインクの匂いとも違う、甘い匂いがして辺りを見回す。 同時に、妖精たちの輝きでも小人たちがはしゃいでまき散らす星屑とも違う優しい光が漂い始めて]
なんだぁ?
[トナカイの蹄から、ふわり、ふわりと光が漏れ始めていて、目を丸くした>>74 光の小さな玉が夜空に零れ、尾を引いていく。 月の欠片のように、輝くそれは道しるべとして夜空に浮かび上がった。
ポーラのつけている香水によく似てはいたが、なんだってこんなとこに? ぽかんと口を開けて、モニカを見てみる。
さて、反応はあったろうか]
(237) 2015/01/27(Tue) 00時頃
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ん、それなんて歌?
[聞きなれたメロディーの、聞きなれぬ歌。 テッドが口ずさむそれに首を傾げれば、トナカイも同じタイミングでくい、っと傾げた]
なあ、俺、さぁ
[しゃんしゃん、と新たな鈴の音が聞こえてくる]
皆で受かる、そんな未来しか見えない
[月を見上げて言う。 二人の目は見られなかった。 我に返れば恥ずかしくなること間違いなしだったから]
(238) 2015/01/27(Tue) 00時頃
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アシモフ。これは、お前の大切な物じゃないのか? たったひとつしかない物を俺に預けるとは。 ──…空を読むのは上手いのに、人選は苦手らしいな。
[体勢を戻し、視線を上げれば差し出された頂点の数字。>>200 ずっと彼の耳に在った、彼の徴とも呼べる物。 失せ物と縁の有りすぎる自分っ手に渡るには、あまりに長大。
ちゅぅ、と耳を擽る鳴き声と撓んだ双眸、浮かんだ笑み。 受け取る手が震えたのは、寒さが身に染みたせいだろう。 ずっと着けていたプレートは、仄かに体温が残っていた。]
やれ、やれ。全く、今日という日は何とも調子が狂う。 お前が俺を親友と呼ぶなら、俺もお前の親友だろうに。
それ以上を望まれようと、俺はそれを拒めんさ。
[誰かに、彼に。親友と言われる日が来るとは思わなかった。 面映ゆさと切なさが綯い交ぜになった胸中は言語化が難しい。]
(239) 2015/01/27(Tue) 00時頃
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[思考の整理に天を仰ぎ、白を闇夜に混ぜながら。 ガーベラの花を簪代わりに頭へ挿し、片手を開ける。
ポケットから再度探り当てるのは、置いてきたはずの物。 赤い糸だけで織り込んだ、5cmにも満たない細長い紐だった。
握り締めたプレートを落とさぬよう、彼の手首に二周させ。]
卒業後の恋愛運も、ついでに付与してやろう。 はは、似合ってるぞ、色男。
[何かを自分に括り付けるには、短すぎる織紐。 祈りを籠めるにも細く、あまりに脆弱な赤い糸の集合体。 だが彼ならば、馴鹿を操る手綱にも何にでも変えられる代物。
くく、と咽喉を鳴らし、相好を崩して一頻り笑った後。 ちゅぅ、と鳴いた鼻先をつんとつついた。*]
(240) 2015/01/27(Tue) 00時頃
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皆に? 君は相変わらずだな。 態見立てて作ったのに、真正面から渡した相手は少なそうだ。
[何食わぬ顔で言葉を連ねる彼に、つい指摘が伸びた。>>217 自分も余り器用では無いが、彼はとある面で酷く不器用だ。 言葉は余程上手く操るのに、こんな所は少し子供っぽい。
彼が優しいのは知っていた。 思いやり溢れる男だとも知っている。 涼しい顔に反して、とても暖かいことも。]
ありがとう、朧。 こんなことを今告げてしまうなんて、気が早いが、 俺が此処までこれたのも、君の御蔭だ。
俺はまだ君に何も返せて居ないけれど、 やっぱり君に沢山を返したいって思うよ。
―――…ありがとう、朧。
(241) 2015/01/27(Tue) 00時頃
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── 校舎裏 ──
[夜に何かを見つけることが、果たして運が良いのかは置いておき。>>201 中々素直に成らない仏頂面の級友が、夜鳥を見て目を細めた姿の方が貴重で運が良いのではないかと思うが、それもまた胸の裡。 編みこまれた紐の色の違いに気付けば、どうしてこの級友が冷淡だと言えるだろうか。 ちょっとばかり不器用なだけの、根の優しい級友なのだ。]
容赦なく痛い所を突いてくるな。それが朧の魅力だが。 そうだな、今は未来を信じて明日に挑むのみだ。 まあ、押す背中があるだけ俺としては嬉しいがな。
[揺れる、白い花弁が揺れる。 抱く願いを再確認しては、謙遜ではないと首を横に振る。>>203 プレゼントは貰うだけではない。男もサンタの端くれなのだ。 赤い服は似合わぬとも、真心を配って歩いてもバチは当たららないだろう。
差し出した夜鳥の冬毛は温かい。 その柔さを堪能している最中───…]
(242) 2015/01/27(Tue) 00時頃
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[設計工学部の作業室。 塗料の缶を戻すと、壁際に並べた模型が目に入る。 入学して、初めて作った小型ソリの模型。
ソリの設計基準とか小難しいことを、知らない頃。 夢と。想いと。我儘と。希望と。 それらを詰め込めるだけ詰め込んだ、 両手に収まるサイズの模型。スチレンボード製。
昼間作ってたのはまだ完成していない。けど。]
……見てくれるかな。
[模型を手に、再び廊下へと。]
(243) 2015/01/27(Tue) 00時頃
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朧、お前さん、何か動物におちょくられる要素でもあるのか。
[普段は誰に対しても大人しい前照灯が、悪戯を始める。 仏頂面の級友は、何かを持っているのかも知れない*]
(244) 2015/01/27(Tue) 00時頃
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[空を見上げれば、気持ちが良さそうに舞う花形の一人。>>175 馴鹿に寄り添い、彼らと空の旅を楽しむテッドの目は良い。
級友達の飛行の癖を見抜き、馴鹿の表情を読む。>>1>>168 人の表情も同じことで、時には足りない元気を補ってくれる。
そんな彼には恥ずかしい所を何度か目撃されている。>>36 悉く鉛筆の芯を折り、縋ったペンはインク詰まりを起こし。 残りの授業を記憶だけに頼ろうとした時、鉛筆を渡されたり。
階段で意識が遠くに飛んだ際、手から溢れた白紙の群れ。 下から見上げていた彼が見蕩れたような表情を浮かべ、次第に何かを思い付いた顔に変わる様をぼんやり眺めていた。
それから暫くして、夜行飛行に星が舞うようになった。>>4 煌めく光は夜闇に溶けても、消えない祈りは降り注ぐ。*]
(245) 2015/01/27(Tue) 00時半頃
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[すぅ、と冷たい空気を肺いっぱいに吸い込んで、そのまま目を伏せている。 真っ暗な視界が夜と一体化したような気がして、気分がいい。 ミナカタの呼吸の音すら、澄んだ夜にはよく聞こえて。 身体を何のためらいもなく、任せてしまう。 吐息と蹄の鳴る音は、一瞬雪すべりを伴って、ふっと消えた。 くらりとくるような浮遊感。それもすぐに、身を切る風と一体化する。]
飛んだ、飛んだ!
[成功を喜ぶ声>>232に、目を開ける。 スムーズに空を舞う感覚は、自分の操縦ではそうそう得られない。 上下左右をきょろきょろ見渡しては、子供のようにわぁわぁ騒いでいた。]
テッドー! ピートー! イアーン!
[自分の手柄であるように思い切りまた手なんて振ってみたりして。 操縦しているのは完全にミナカタの力だ。]
(246) 2015/01/27(Tue) 00時半頃
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[すぅ、と冷たい空気を肺いっぱいに吸い込んで、そのまま目を伏せている。 真っ暗な視界が夜と一体化したような気がして、気分がいい。 ミナカタの呼吸の音すら、澄んだ夜にはよく聞こえて。 身体を何のためらいもなく、任せてしまう。 吐息と蹄の鳴る音は、一瞬雪すべりを伴って、ふっと消えた。 くらりとくるような浮遊感。それもすぐに、身を切る風と一体化する。]
飛んだ、飛んだ!
[成功を喜ぶ声>>232に、目を開ける。 スムーズに空を舞う感覚は、自分の操縦ではそうそう得られない。 上下左右をきょろきょろ見渡しては、子供のようにわぁわぁ騒いでいた。]
テッドー! ピートー! イアーン!
[自分の手柄であるように思い切りまた手なんて振ってみたりして。 操縦しているのは完全にミナカタの力だ。]
(247) 2015/01/27(Tue) 00時半頃
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── 校舎裏 ──
[男が級友に花を差し出せば、小さき友人が興味深そうに小さく鳴く。>>216 賛辞を耳にすると首を傾げるも、嗚呼と思い出したかのように。 円な赤い瞳でジッと見つめる級友にも小さき花を差し出そう。]
俺が格好良いと言われるならば、アシモフはもっと先に言われるべきだと思うが?
[ふわふわの冬毛が揺れる。 とても愉し気に躍る綿毛のようだと想う。 ダンデライオンの咲く季節、この花は小さき級友の纏う色によく似合うのではなかろうか。
自慢の学友はまた等しく想いを重ねる。 差し出す花は八重桜。 希少で珍しい花の持つ意味は、豊かな教養*]
(248) 2015/01/27(Tue) 00時半頃
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[手を降った方向へ、接近するその少し前。 お菓子袋からジンジャークッキーをミナカタに渡そうと前に乗り上げて見えた、ほろほろきらきらと落ちる、光の粉。]
……? もしかして、
[ぽかんと空いた口>>237はクッキーを突っ込んでほしそうだったので、放り込んでから。 空を駆るトナカイの足元を、ぎりぎり身を乗り出してじっと見る。 ポーラのこぼす燐光によく似たものが、トナカイの蹄から。 香りは夜に紛れてよくわからないが、確かに妖精の星灯とは様子が違う光だった。]
(249) 2015/01/27(Tue) 00時半頃
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[事情を知る様子の自分に、ミナカタが改めて状況を聞いてきたら、自分がポーラに頼んだことを告げる。 トナカイの行き先を、もっと長く空に残しておきたいという実験の一環だと。]
(250) 2015/01/27(Tue) 00時半頃
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いえ、部屋に戻ったら見直しぐらいはする…んじゃないかと。
[同室のアリスの前で宣言するからには、誤魔化しでなく必ず 実行しなければならないのだが。手をひらひら振って。>>233]
ただ…そうですね。わたしの場合は、どんなことを書けば 子どもたちの心に響く手紙になるかということに、 重きを置いていましたから。
……でも、言葉は気持ちがないと響かないという、 大切なことを気づかせてくれた方がいたんです。
[ソリを見に行くと告げて別れた彼の顔を思い浮かべる。
これは勝手な予想だけど。もしかしたら彼も またおまじないをかけにいったのかも、なんて。]
(251) 2015/01/27(Tue) 00時半頃
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[アリスが言い淀んだその先を促す言葉はかけない。 何となく、昼間見せた顔の理由がわかってしまったから。]
……アリス嬢にとって、この養成学校で 過ごした一年はどうでしたか?
[代わりに投げかけるのは、一つの問い。 彼女と初めて顔を合わせた時は、言葉遣いは もっと不自然で拙かった。そんなことにも、 一年という月日の経過とその中での変化を感じながら。]
(252) 2015/01/27(Tue) 00時半頃
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[サンタクロースを目指すのだから、皆聖夜に特別な想いがある。 例えば、この静かな学友の特別な想いとは何だろうか。>>235
森を育て、動物に囲まれる姿は誰より良く似合うけれど、 それでも、たった一夜の奇跡に従事するのは特異な例だ。]
―――…ギネス、 君は、どんなサンタクロースになりたいんだい?
[ぽろりと口から出た疑問。 彼なら、立派な12月25日の聖人になれるだろう。 けれど、聞いてみたくて。問うてみたくて、声に出た。
沢山の夢を知りたくて、それが力になるような気がして。 サンタクロースは一人では無い、そんな当たり前のことを、 卒業試験前夜に、小さな鼠は大きな理解で包んでいた。*]
(253) 2015/01/27(Tue) 00時半頃
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大切じゃないと意味が無いだろう。 俺は君みたいに、気紛れなんて誤魔化してやらないからな。
[もう生徒でなくなるから。と、告げた言葉に隠す決意。 気象学部の出席番号一番ではなく、サンタクロースの端くれに。
彼は沢山のものを己にくれた。 同情ではなく、哀れみではなく、一人として数えてくれた。 それは彼にとっては息をするように当然のことでも、 己がクリスマスでもないのに受け取った大きな奇跡である。]
撤回しないぞ、朧。 君が存外流され易いのは知っているんだ。
―――…だから、君は。 俺の永遠の親友だ。
[ちゅぅちゅぅ、と笑気を含めた鳴声が夜を渡る。 嬉しそうに撓めた紅色は一層濃く輝き。>>239]
(254) 2015/01/27(Tue) 00時半頃
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[しかし、満足顔で笑んでいたところに降って来たのは赤い糸。 手首に巻かれて、ハッと気がつく鼠脳。>>240]
……俺が更なる都会派に…!
[若干ずれた鼠の呟き。 されど、続けられた言葉には、脳裏を過ぎる少女の顔。 カッと染まる鼻先は、若さ所以。]
待、ち、違う。 俺はそんな、―――そんな不埒じゃないぞ。
[慌てて弁明するが、鼻先突かれて頭がぐらり。]
(255) 2015/01/27(Tue) 00時半頃
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── 研究室へ ──
[小さき級友は、親友の証を交わした仏頂面の級友に預けて、男は再び研究室へと向かう。
扉を開けば、客人の姿は有ったかどうか。 なかったとしても、其処には確かな伝言が残されているだろう。 二十五機の信書を載せた飛行士は、伊達ではないのだから。>>185**]
(256) 2015/01/27(Tue) 00時半頃
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大体、アリスは、いつも、可愛いじゃないかっ!
[自分で掘った穴にすっぽり嵌り、 友垣の笑い声に講義する鼠の声は、いつまでも長く響いていた。
他愛無いことで笑い合える仲間こそ、 靴下を満たす山盛りの胡桃より欲しかったもの。
この場所で、彼らがくれた、大事な大事な、宝物。**]
(257) 2015/01/27(Tue) 00時半頃
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[しゃんしゃんしゃん、と近づいてくる鈴の音。 練習場の方から――校舎裏とわかれば、音のおかげでそれと知れる――現れた橇は、光の轍を描いていた。 ピートはぎょろりとした瞳を瞬かせ、妖精たちとは少し違う、その光に、クラスメイトの一人を思い浮かべた。それは光の正体に気づいたわけでもなく、無意識に]
……って結構な夜更かしだけど イアン、だいじょぶ?眠くない?
[ふわ、と欠伸しながら問いかけて さて呼びかけが聞こえれば、もう一度大きく手を振った。 息を吸い込んで、名前を呼んで、笑いあって 明日の今頃も、また、こんな風に。 次のクリスマスは、皆で――初仕事だ!**]
(258) 2015/01/27(Tue) 00時半頃
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[口に入れられたジンジャークッキーを、もぐもぐごっくんと食道に送って。 >>250なにか知ってそうなモニカへ首を傾げば、事情を話してくれた]
へえ……なるほどねえ……
[ほろり、ほろりと夜空に尾を引く光の香は、確かにトナカイの行先を彩ってくれていた。
「ねえミナカタなにこれなにこれミナカタなにこれ!!」と後ろを向いてくるトナカイへ、いいから前を向け、落とす気かと指示をして。 光の玉の幻想的な光景を、思わず目で追った]
(259) 2015/01/27(Tue) 00時半頃
|
道案内 ピートは、メモを貼った。
2015/01/27(Tue) 00時半頃
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── 校舎裏 ──
[小さき級友に尋ねられた問いに、男は目を瞬かせる。>>253 口には出来ない、訳ではないが。 今口にしてしまっては、夢が遠のくような気がした。
男は逡巡した後に、小さく口許を緩めながら。 小さき級友を見つめて言葉を紡ぐ。]
そうだな、何れ忘れられる存在であっても。 いつかは再び存在を必要とされ望まれる、 そんなサンタクロース、*だな*
(260) 2015/01/27(Tue) 00時半頃
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[空に飛ぶ前、テッドが口ずさんだメロディ。けれど、違う歌が聞こえてくる。ピートが首を傾けると同じくイアンも不思議そうにする。けれど、]
…すっごいな。
[メロディに乗せられた想いは確かに届いていた。雪のように降り注ぐ光はソリやトナカイにもかかり、星のように瞬いて空をかけるソリたち。思わず自分も口ずさんだ想いは夜空を流れて]
If you did not twinkle so, He could not see which way to go, Twinkle, twinkle, little star, How I wonder what you are!
[星は、年月を共に過ごした仲間たち。
お祭りのような瞬間が終わりを迎えるのが寂しくなる。けれど、何があっても絶対にこの思い出を忘れることはない。ピートの言葉には大きく頷いて]
(261) 2015/01/27(Tue) 00時半頃
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やっぱ……お前ら、すげえなあ。
[ふ、と。 純粋な憧れの言葉を口にして、そして。
こいつらと働こうと、ごく自然に、そう思った。
それから気を取り直して、テッドたちへ大きく手を振る]
おおい、俺も入れろ。
[貰った紐が、手首で揺れていた**]
(262) 2015/01/27(Tue) 00時半頃
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美術家 ギネスは、メモを貼った。
2015/01/27(Tue) 00時半頃
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もちろん、 ──…俺もそんな未来を信じてる。
って、よそ向いてんなよな。
[目を逸らしたピートが何だかおかしくて、笑い声が月に昇る。欠伸しながら、尋ねたピートには元気よく問題なし!と返した。
いつまでも、なんて、欲張りだけど、お星さまにお願い。一筋の流れ星がサンタクロースの卵たちの上を横切った**]
(263) 2015/01/27(Tue) 00時半頃
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記者 イアンは、メモを貼った。
2015/01/27(Tue) 00時半頃
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じゃあ、一緒に見直しをして、一緒におやすみなさいをしよう。
[同じ部屋で、おはようとおやすみなさいを言える日々も終わりが近いから。>>251]
言葉……内容よりも、書く側の見えない気持ちってことか。
――ねぇ。 それって、だぁれ?
[純粋な疑問。幾人か、思い当たる人物は零ではないけれど。]
(264) 2015/01/27(Tue) 00時半頃
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─ 廊下 ─
[外の空は、賑やかだ。 窓から見えるソリの軌跡。 あれは、配達学部の未来のサンタクロースたちと。]
モニカ?
[思わず、窓を開けて目を凝らす。>>247 それは二人乗ってるソリが珍しいからではなくて。
点々と光りの玉が尾を引く。>>237 トナカイの蹄の跡に残る軌跡が、夜空に浮かぶ。]
(265) 2015/01/27(Tue) 00時半頃
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サンタクロースの、ソリだ。
[子供の頃、こうして空を見上げて。 ずっと願ったもの。夢のように思い描いていたもの。
軽やかな鈴の音。 落ちてくるきらきら星。>>261 見上げたまま、白く煙る息を霞ませた。]
(266) 2015/01/27(Tue) 00時半頃
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そうそう、ちょっと試しにね。やりたいことがあって。 でもぉ、こんなに落ち着きなくなっちゃうんじゃ、まだ到底実用段階じゃないかなぁ。
[>>259たはは、と頭を掻きつつ、一面零れまわる星々みたいな金平糖を口に放り込む。 ニンフが目ざとくこちらを向いてきたなら、一粒くらいはおすそ分けしよう。]
――When you wish upon a star, Make no difference who you are, Anything your heart desires,Will come to you――
[サンタのたまごたちの歌う声、声。 それらとは違うメロディを、歌詞を。夜空に重ねるように紡ぐ。 心を込めて願うなら、きっと願いは届くと、歌う。 自分の夢も、皆の夢も、叶えばいいと思う。 そのためには、明日を無事に――**]
(267) 2015/01/27(Tue) 01時頃
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はいっ、一緒に頑張りましょう。
[普段の定期考査なら遅くまで付きあわせないよう 早めに切り上げて寝るより、先に寝ていてもらう方を 選んだかもしれないが。おやすみなさいを言い合えるのが 残り少ないことを思えば、瞳を細めて頷いた。>>264]
えーと……他人に言わないよう口止めはされてないから、 お名前を挙げても問題ないとは思うのですが。
サミュエル殿です。 わたしの言葉はよく響くと、言って下さいました。
[普段の明るい笑顔とは少し印象の違う、 どこかはにかんだような表情を浮かべた。]
(268) 2015/01/27(Tue) 01時頃
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痛い所じゃなければ、突いても面白くないだろう? 問題は、押しすぎて落ちることだが、早々落ちんだろう。
[しれっと言い放ち羽毛に指を絡めていただけなのに>>242 頭皮に容赦なく刺さる嘴は、馴鹿よりも凶悪だ。>>244
この謎の被襲撃っぷりの所為で、生物学部や動物学部の適性がないと分かったのは有り難いような、悲しいような。 頭髪の心配をするのなら、せめて早くても十年後が良い。*]
(269) 2015/01/27(Tue) 01時頃
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――歩きながら話そっか?
[そう言って。アリスは窓枠に足をかけた。お行儀の悪いことだけど、ここにはエルフもニンフも先生も、他の生徒だって居ないから。
貰ったばかりのランの花。白と紫の色を胸元に。>>236 雪の上に落とさないようにと手を添えて。えぃっとジャンプ。>>252
クリスは深くを聞かなかった。 きっとそれで良かったのだ。
ぽろと零してしまえば、表層に出してしまえば。どんな顔をして顔を会わせて良いのか分からなくなるから。]
(270) 2015/01/27(Tue) 01時頃
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[永遠とはまた、常に先頭を走る彼は大きく出る。>>254]
なあ、我が親友アシモフよ。汝は知っているだろうか?
[顔色の代わりに染まる鼻先は、照らす先も明るかろう>>255 光源は自らの墓穴掘りにも、一役買っているらしい。>>257
いつも澄ましている彼の、狼狽える様が面白可笑しくて。 仰々しい口調では、笑いを噛み殺すのに効果がなかった。]
それはな、人の薬指に合うサイズなんだ。
[ぼそりと付け足す、意地の悪い言葉の爆弾。 全身が桃色に、誰かさんと同じ毛色になっただろうか。
見届けた後、ついでに渡してくれとサンタ役を任命する。 優しい桃色三本と、雪と遊ぶ姿から白を二本の飾り紐。
掌に握らせ、未だ残る紐を届けに、二人から離れていく。*]
(271) 2015/01/27(Tue) 01時頃
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…はい、アリス嬢がよろしければ。
[窓から外へ行こうとする彼女が必要とすれば、力添えに。 なくても、開けた窓を閉めるぐらいはとしただろう。>>270
建物からこちら側を飛び越えた瞬間、 アリスが大事そうに持っている花の香りがふわりと漂った。]
(272) 2015/01/27(Tue) 01時頃
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うんっ、頑張ろう! 一緒に!
[一緒に。だから。 クリスの手に手を添えて、アリスは跳ぶ。>>272
踏み締められて、固い雪の上に着地した。閉まる窓の音、アリスのココロの窓は開いたまま。
校舎裏の方にと二人で歩く。 寒いね、と小さく呟いて、アリスはクリスの腕にぴたりと寄り添う。]
(273) 2015/01/27(Tue) 01時半頃
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………っくちん。
[くしゃみがでた。 空を駆ける級友達にひらひらと手を振って、窓を閉める。
まだ夜空に残る、サンタクロースのソリの跡。 きらきら、きらきら。 運んでくるプレゼントは、きっと。]
(274) 2015/01/27(Tue) 01時半頃
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さっきの話だけど、ね。
クリスは言葉をちゃんと選ぼうとするから。そんなところを、サミュエルは知っていたのかも知れないよね。
[サミュエルといえば。 彼のソリを欲しがった理由は3つあった。ひとつは、気難し屋のT-633号が一目惚れしたから。もうひとつはフォームが美しかったから。最後は――ないしょ。>>206]
(275) 2015/01/27(Tue) 01時半頃
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――この1年は、そうだねぇ。
[さっきは即答出来なかった。>>252 今も考えている。]
あ、クリスの言葉がちゃんと分かるようになった!
……違うね。 クリスがちゃんと頑張ったんだ。
わたしは、……頑張れた、かな。
約束を果たして、次は此処で頑張ろって思ったけど。
トナカイの一部だけど、ね。 どんなに言い聞かせても角で人を突いたり、髪の毛を食べちゃうんだもの。
いいじゃないかって、言われるの。
(276) 2015/01/27(Tue) 01時半頃
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……それって、調教師失格じゃない?
[それとも、ソリを引く時だけ、サンタクロースの言うことを聴いていれば良いの?
言葉が通じるのに通じなくて。 泣いた夜もあった。
だからミナカタは、諦めきったおっさん臭を時々発するし、朧は冷たい言葉を口にするし。
自信を無くす昼も、あった。]
(277) 2015/01/27(Tue) 02時頃
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─ ソリ置き場>>206 ─
さあ。どうだろうな。 案外、普通の家に生まれていても同じだったかもしれん。
[描かれる流星の軌跡。動く筆を横目に見ながら。 分からないのは事実だ。環境で全てが決まってはつまらない。]
……話す程のことでもなかったからな。 面白くも何ともないだろう。
[こちらを見てくる目は、級友達は、誰も彼も純真だ。>>207 己が持ってない輝きを見るのは、少しだけ気恥ずかしい。
頬を叩いたのは悪手だったようだ。一度外れた視線が集まり。 赤いと言いたげな目には、眉間に皺を刻み無言の抗議。 慣れない自分語りと、顔を叩いた所為以外に何があるのか。]
(278) 2015/01/27(Tue) 02時頃
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ああ。だらしない面をしていた。 歪む? それくらい何とかしろ。
[頭を揺らすのは、筆がソリに触れない時に。>>208 ゆらゆらと揺れる声を聞き、先程の鬱憤を晴らしつつ。
冷たい指が首筋をなぞり、上げ掛けた悲鳴を噛み殺す。>>210 人の善意を何だと思っているのやら。 離すぞと凄めば、捏ねられる駄々。同年とは思えない。]
手袋もそうだが、手が悴んでも描きにくいだろう。
[至極真っ当な意見を口にし、温まった手を首から離す。 立ち上がった彼に倣う形で腰を上げ、下肢に付いた雪を払い。]
大事なことならな。それをもう少し他に……は、蛇足か。
[四苦八苦する姿に、言えばやってやるものをと呟いて。 余計な一言は、輝きに飲み込まれただろうか。*]
(279) 2015/01/27(Tue) 02時頃
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─ 研究室 ─
[研究室前。 アリスとはたぶん、すれ違い。>>270 中のエルフを脅かさないように、小さなノックを。 来訪を告げ、扉を開く。]
……ギネスは、不在?
[働き者のエルフに、聞いてみる。 首を振る姿に、そっか、と短く息をつく。
ふわふわ、ふわふわ。 何をもってるの?と手の周りにじゃれつくエルフに、首を竦めた。 空いていた本棚の隅に、そっと模型を置く。]
(280) 2015/01/27(Tue) 02時頃
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これ。ここに置いていいかな。 おれが初めて作った模型なんだ。
[卒業が決まっても、ここに残ることは知っているから。>>1:286 面倒見がよく、さり気なく気遣うのが上手く。 仏頂面だけど、人一倍情が深い級友へ。>>1:52 残すなら、この場所がいい。]
あのさ。 ギネスに伝えてくれる?
[何かをねだるエルフの目に、ポケットを探る。 飴玉があった。これがお駄賃。 喜んで跳ねるエルフに渡して、伝言を頼む。]
(281) 2015/01/27(Tue) 02時頃
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──……「ありがと」って。
[昼間伝えられなかった感謝を。 クリスの時のように、ほんの微かな声だったけど。 それは校舎裏から戻った級友へ、届くだろうか。>>256]*
(282) 2015/01/27(Tue) 02時頃
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─ 移動中 ─
[根に持つ男は嫌われるぞ、と横目でちらり。>>277 自分のことは棚上げだが、言わなければ気付かれもしない。]
当然だ。凍死されては卒業どころの騒ぎじゃなくなる。 はっ、筋力のなさを露呈したな。
[とはいえ、本当に倒れられたら運べるかどうか定かではない。 鼻で笑っていれば髪が引っ張られ、ぐりんと揺れ動く視界。 缶を持つ姿には、引っ張ることはないだろうにと不平を溢し。]
何とも年上面だな、同輩の癖に。 夜が明ける間くらいは覚えておく。
[だが、髪を引っ張られた恨みは忘れてなんかやるものか。 作業場に戻るであろう彼の背中に手を振り──。 軽く握った雪玉を投擲して、逃げ去った。*]
(283) 2015/01/27(Tue) 02時頃
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[見た所実技の練習がすぐできるような服装でもない。 それでも一緒に行こうとしてくれることに感謝しつつ、 接地面積が多くなるようこちらも身体を近づけて。>>275]
…サミュエル殿が。 わたしが適切な……いえ、綺麗…も少し違いますね。
自分では、相手に心地良い言葉が使えているかは わからないのですが…そうだったらいいなと、心から思います。
[適度な距離を保ちながらも、級友たちのことを よく見ているサミュエルだから。
自分の長所を見つけてくれていたなら嬉しい。 それをアリスが肯定してくれるのも、更なる嬉しさに繋がった。]
(284) 2015/01/27(Tue) 02時半頃
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[約束、という言葉は何を指すのかはわからなかったけれど。 動物学部を志望したのは、トナカイに特別な思い入れが あったのではないかと頭の中で想像する。]
トナカイたちにとって、アリス嬢は 自分たちの言葉がわかる数少ない存在ですから。
…だからこそ、甘えているのかもしれませんね。
[そのファミリーネームに違わず幼い頃から妖精と 心を通わせることに長け、言葉に力を込めることで ささやかながらおまじないが使えた自分。
だけど人語を習得していない動物とは会話できなかったから、 自然にそれをやってみせる彼女を羨ましいと思う日もあった。 本当は、彼女だって悩んでいたのに。
少しの間目線を下に落として、再びアリスの顔を見つめる。]
(285) 2015/01/27(Tue) 02時半頃
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将来、どうするかを決めるのはアリス嬢ご自身ですけれど。
…わたしは、真剣に悩めるということは、 決して生半可な気持ちで調教師を志しているわけではないと。
だから、続く道は開かれて然るべきだと、思います。
[道の先へ進まないという選択肢を取るなら、 残念に思うけど非難は出来ない。>>277
たとえ技術面での具体的なアドバイスは難しくても、 伝えたい言葉は次から次へと口をついて零れ出た。]
(286) 2015/01/27(Tue) 02時半頃
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調教師の道に進まれるなら、今後も 悩まれることもあるかもしれません。
わたしはそれに対して有益な助言は出来ませんが。 アリス嬢が一人で悩まないよう、こうやって お話を聞くことは出来ると、どうか覚えていてください。
……もちろん、この学校を卒業してからも、です。
(287) 2015/01/27(Tue) 02時半頃
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それに。 他のクラスメイトの皆さんも……きっとわたしと、 似たような気持ちなのではないかと思うのです。
[優しくて仲間思いな自慢の級友たちなら、 アリスの悩みを親身になって聞いてくれたり、 悩みを解決しようと尽力するんじゃないだろうかと。
その絆は試験を越えて学び舎を卒業した先にも 続いていると、信じきっている声だった。
標のように、夜空から淡い白銀の光が降り注ぐ。>>231**]
(288) 2015/01/27(Tue) 02時半頃
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[さて、残りは二本。正確には以下略。 渡すべき相手は未だ空の上で、楽しげな空中遊覧の最中。 邪魔をするのも悪いからと、練習場の入り口に佇んで。
低空飛行を続けるミナカタは見えたり木々に隠れたり。 姿を見る度に、何かを探す仕草も今は見られない。>>190 あれば逆に、何を馬鹿な真似をとつついてやるだけだが。
きゃあきゃあと燥ぐ声はモニカのもの。>>246 まさかソリに乗って危ない飛行を、との危惧は一瞬。 ミナカタの隣に座る姿に、良かったとひと安心。
──そうか、二人乗りという手があったか。 あれならば彼女も、時折馴鹿に自由を許す自分も楽しめる。 自分の力だけで解決しようとした頭の硬さに目眩を覚え、石段にへたりこんでは己の未熟さを嘆くばかり。>>1:260
それを掻き消すような、雪に似て、温かい光の粒子。>>231 降り注いできたひとつを摘まんだ振りをして、口に運んで。]
(289) 2015/01/27(Tue) 02時半頃
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……甘い。
[味を感じはしなかったが。何となく、そんな気がした。
腰を下ろしたまま、頭に白花を咲かせたまま。 ポケットから、半分しか形を成していない紐を取り出した。
何か嬉しいことや、発見がある度に織っていった。 白、赤、桃、橙、黄、青、藍、水色、緑、黄緑、黒、灰。 使った色は12色。級友達より細めの糸で、紡いだ思い出の刻。
完成させるなら、今しかないだろう。 悴む手に叱咤を入れ、皆が降りてくるまで指を動かす。 カシャ、と先端に括り付けたナンバーが揺れる度に頬を緩め。]
(290) 2015/01/27(Tue) 03時頃
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お帰り。テッド、イアン、モニカ。 馴鹿と……ミナカタ。
[降りて来た彼らを迎えながら、残った二本を手渡した。 テッドには活発な赤三本と、癒しの緑と黄緑を一本ずつの紐。 イアンには緑を三本と、理知的な青と水色を一本ずつの紐。]
動いたら腹が空いた。 残ってないか?
[部屋に戻れば甘味はあるが、外での級友からの甘味は別腹だ。 まだ甘味が残っているならモニカに分け前を強請りつつ、 何か言いたげなミナカタの視線には、ぺしりと腹に拳を付け。
急に動いた所為で落ち掛けたガーベラを、慌てて*押さえた。*]
(291) 2015/01/27(Tue) 03時頃
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懐刀 朧は、メモを貼った。
2015/01/27(Tue) 03時頃
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[後頭部が冷たい。 ちょっと前にぶつけられた、雪玉のせいだ。>>283]
……さむ。 明日雪だっけ。
[トナカイに引っ張られても恨まないくせに。 逃げて行った、大人びた子供の悪戯。
編紐を、なんとか左手首に括りつける。 足首とかなら、両手で括れるから楽だけど。 見える位置につけたかった。 なんとなく。]
(292) 2015/01/27(Tue) 03時半頃
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戻って復習。しなきゃ。
[きらきら、きらきら。 まだ空を駆けている、サンタのソリ。目を細めた。 明日は、きっと。
寮の部屋には、要点の凝縮されたノートが待っている。]**
(293) 2015/01/27(Tue) 03時半頃
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