情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 6日目 7日目 8日目 エピローグ 終了 / 最新
[言われてから、気づいた。
位置からして、そこは自分の部屋ではなかった筈なのに……。
やっぱり熱がまだ酷いのかもしれない、なんて冷静な考えもぼんやりと過りつつ。
熱っぽい頬を、更に赤らめた。]
……いいよ。来る、よ。
その、まだ、見に来たこと……も、なかったし。
[以前ならば、普通に遊びに行けたかもしれない。
今は……どうしても、この先のことがあれこれと想像されてしまって。
しどろもどろになりつつも、ただ頷いて。
そして彼の部屋の扉の前で、立ち止まった。]
[からかいと冗談の煽りが、いいよ、と受け止められてしまえば。
逆に瞬いたのはこっちだった。]
……あんま、変わんねえぞ。お前んとこより少し広いくらい。
[先程より赤らんだ頬に、熱の上がりを心配しながら。
自分も顔が熱くなる気がして、慌てて視線を逸らし自室の前まで少し歩みを早めた。]
[扉を開けても、静谷はそこにはいない。]
……そう、なの。
[少し広いくらい、と聞いてほんのちょっとだけ期待が外れたところで……目を逸らされた。
ちらっと顔色を覗いてみて……なんとなく、その色を察した。
互いにこんな真っ赤になってしまっているのが、なんとなく居た堪れないような……。
そうしているうち、着くなり部屋の中を見回した。]
いない。
……さびしい、ね。
[確かに少し広くは見えて。その分、空虚に感じた。]
じゃあ、とりあえず、横になる……。
[ベッドの前に立つまでは、繋いだ指先を離さない心算だったけれど。
その上に倒れ込んでからは、どうだったか。
目を閉じればいずれ、浅い眠りへと誘われて**]
メモを貼った。
静谷が、広い部屋がいいっつってた。
確かに広い分には不便ないけどな。
[部屋の話をするなら、意識を逸らせるとばかり昼の話をした。]
……いない、な。
[ただ、その話題の本人の不在を確認すれば首を横に振って。どこかにはいるのだろうとその場で慌てることはしなかったが。]
[横になる、とベッドに蓮端の身体が倒れ込めば、それを見やって。
それから、だいぶ自分も消耗していることに、ようやく自覚が沸いた。
数刻前から、疲れた、だの言っていたが。
昼から結局何も口にしていないし、走り回って、濡れて。
それこそ、自分の方が倒れてしまいそう、だった。]
……な。
ちょっとだけ、俺も……
[いいか、と問う前に。
本能に負けた身体が、蓮端の隣に寄り添って。
抱きあうように、ひとつのベッドで眠りについた。
浅い眠りに引き込まれる蓮端とは逆に、こちらは深く、遠く――**]
メモを貼った。
【人】 薬屋 サイラス―自室― (92) 2011/05/20(Fri) 11時半頃 |
【人】 薬屋 サイラスじゃあ、やめるのか? (93) 2011/05/20(Fri) 11時半頃 |
[うつらうつらとしていたところで、俺も、と聞こえてきて。
やがて間近に感じる、寄り添う熱。
瞼を開けずとも、そこに居るのが誰なのかは解る。
けれど照れるとかそういうのではなくて……ただ、暖かくて安心できて。
抱き合うような形で。そっと、哲人の肩に腕を回した。
触れても、目を覚ます気配はなくて……。
彼も本当にひどく疲れてたんだ、と察した。
……今、この人に歩き回らせなくて良かった、と思った。]
ごめん。
[深い眠りに就いている相手には届かないだろう声量で、小さく呟いた。
ちゃんと気づくことができてなかったまま、ぎゅっとしてだの何だの子供みたいに強請っていたことを恥じた。
「あとでな」とあの時伝えられた訳は、周りの視線があったから、だとは思うけれど。
そう、皆で食べに行こうとしていたお昼ご飯も結局まだのまま。
調音や成人が作ってくれたカレーとか、焼きそばとか……。
この場所にはそれらが無いことも知らないまま、ただぼんやりと思い描いていた。]
[此処に来るまでに哲人が話していた、悠里のこと。
広い部屋がいい、と言っていたという彼。
その話を聞いた時は、そうなんだ、と軽く頷く位だったけれど。]
……ユリにお礼、言ってなかったな。
[ふたつのホットミルクのマグのこと。
思い出されて、小さく零した。]
[その時夢うつつだったものだから、その音に気付かなかった。]
[ひた]
[ひた]
[それは雨音に交じり微かに響く、人の足音。
そして足音は、扉の前まで来て、止まった**]
メモを貼った。
【人】 薬屋 サイラス[野久の反応に、口端を引き上げて悲しそうな笑みを浮かべた。 (144) 2011/05/20(Fri) 20時頃 |
【人】 薬屋 サイラス―階段― (146) 2011/05/20(Fri) 20時半頃 |
【人】 薬屋 サイラス……おんな、なんて。 (152) 2011/05/20(Fri) 21時頃 |
【人】 薬屋 サイラス―階段→― (165) 2011/05/20(Fri) 21時半頃 |
[呼びかける声。扉の外から、響いてくる。
「おきゃくさま……」
「ごゆうしょく の、したくが……」
「かつきさま も おいで、で……」
……聞こえてはきたけれど、まだ浅い眠りの中に居たものだから。
夢の中でだけ、なんとなく呼び声に応じた気になってしまっていた。
きっと目が覚めた瞬間に忘れてしまうような夢の中で。]
【人】 薬屋 サイラス[織部の声に後ろを振り返って、直ぐ其処までおんなが近づいてその毒に染まった顔が見える。 (174) 2011/05/20(Fri) 21時半頃 |
メモを貼った。
メモを貼った。
【人】 薬屋 サイラス[扉に凭れていないと、震える体が崩れて落ちそうで。 (188) 2011/05/20(Fri) 22時半頃 |
メモを貼った。
【人】 薬屋 サイラス――よかった。 (200) 2011/05/20(Fri) 23時頃 |
―自室らしき部屋―
[肩に回される腕も、謝る声も、眠りを妨げるには至らない。
消耗もあったし、安堵もあった。とかく疲れていたし、蓮端が最低でも傍にいること。規則的な呼吸音だけさせて、ただ、ただ、静かに眠っていただろう。
はじめの、うちは。]
[そのうち深い眠りは、知らぬ世界の夢を呼び起こした。
この屋敷の、野薔薇の絡むトンネル。まだ踏み入ってもいないそこに、自分は立っていた。
甘い薔薇の香り。濃いけれど、まだ青い茂りの瑞々しさも残すそれは、野薔薇特有のものなのだろう。
花に詳しくない自分はよく知らないが、きっとそうなのだと思った。
そして、そう思うからこそこれが夢だとも思った。
晴れた庭。知らない香り。薔薇咲くトンネル。そこに立っていて。
その、野いばらの蔓に、絡めとられる。
息苦しくて、呼吸が浅くなる。
手を、伸ばして、そこにあるものを、つかむ。]
[つかんだものは、何だっただろう。温かくて、近くにある、もの。
悪夢に魘されるように、すぐ傍らの蓮端の身体に縋りつく。
苦しげに、強く、目の前の細い身体に力をこめた。]
【人】 薬屋 サイラス[どっと汗が溢れた気がして、袖で額を拭う。そういえば風呂も夕食もすっぽかしているが今何時ぐらいなのか] (220) 2011/05/20(Fri) 23時頃 |
[ふと、意識にはっきりとしたものが戻った。
それは緩やかに寄り添っていたところだったのが……急に、強く縋られたためだった。]
テ、ツ?
[瞼を開いた。苦しげな哲人の姿が判った。
思わず、瞬いてしまった。
いつかのあの時、おれは哲人に繋ぎとめて貰いたくて、ぎゅっとして、と願った。
けれど今は逆に、彼の方から求められているような……。]
……テツ、大丈夫。
[だから、肩に回していた方の手で、その背中を、緩く擦った。
握っていた甘味の袋が、掌から零れてベッドの下に落ちた。]
大丈夫……おれ、ここにいるよ。
う、ぁ……
[小さく呻いて、は、と荒く息を吐いて。
背中に触れる感覚に、意識が覚醒する。
目を見開いて、肩で息をして、しばらく、そのままで。]
[それからもう一度、ぎゅう、と強く縋った。
行くな、ではなくて、いる。その確認に似た、体温の絡め合い。]
【人】 薬屋 サイラス大須も、ころされた?何故。関係ないん、だろ? (242) 2011/05/20(Fri) 23時半頃 |
[彼の目が覚めた。そう、思った。
だから、少し弱弱しくではあったけれど、笑ってみせた。
怖いことなんてないから、と示すように。
もう一度、縋られた。
今度はおれも、哲人をぎゅっとした。強く、抱き締めた。]
……だいじょう、ぶ。
[……吐く息が身体に触れる度、ぞくっとして、熱い。
もうそろそろ熱っぽいのも引いてきたと思ってたところでの、そんな感覚。
手は無意識に彼の顎の方に伸びて……顔と顔を合わせるような形になるように、軽く力を加えた。]
ゆう、き……
[力なく唇から漏れるのは、蓮端、でなく。
荒い吐息交じりのそれは、艶を帯びて、広い部屋の空気に消えていく。]
[縋りを抱き締め返されて、ようやく、少し落ち着いた。
呼吸も緩やかに規則性を取り戻し始めたところで、顎に手が触れる。
拒否する意識もない、その顔は簡単に上向くだろう。]
【人】 薬屋 サイラス[ぎゅっと抱きしめる、じたばたされても解放しない。 (264) 2011/05/21(Sat) 00時頃 |
[名前を、呼ばれた。
前までであれば、哲人からはこのように呼ばれた覚えがなかった。
嬉しかった。嬉しくて……煽られも、した。]
テツ。
……良かった。ちょっと楽になったのかな。
[彼が落ち着いてきたところで、顎に触れたまま、その瞳を見つめた。
どきどきした。それは哲人に対しても、自分の行動に対しても。
少しの間の後、そっと、唇を寄せた。]
情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 6日目 7日目 8日目 エピローグ 終了 / 最新
sol・la
ななころび
下記の場所以外では、人狼議事内キャラチップ
の利用を許諾しておりません。ご了承ください。
議事総合トップ
人狼議事lobby
人狼議事morphe
人狼議事cafe
人狼議事perjury
人狼議事xebec
人狼議事crazy
人狼議事ciel
SoyBean
Sangria
@hello_giji
@7korobi