72 人狼戦隊ウルフマン ーThe Movieー
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― 人狼殿 ―
[すれ違いざま、今まで気持よく挨拶をしてきたトラックの運ちゃんや運送屋の坊主どもがこちらを見返す。白い目だ。異形を見る目。指差す手。コソコソとささやく声は、生憎人狼の血の混ざった黒木の耳にはよく聞こえてくる]
――辛いねぇ。正義の味方稼業ってものは。
[シュウたちの殿をブラックファルコンにて走る。 カンッ。音を立てて空き缶が黒木のメットに当たった。 パシャッ。無慈悲なモバイルカメラが黒木たちの居場所をネット上に広める]
辛くない仕事なんかないとはいうけれど〜
[調子っぱずれの歌がメットの中の自分にだけ聞こえる。シュウたちとの間を信号に阻まれ、再び走り出そうとした時、一人の少年がブラックファルコンの前に立ちはざかった。右手に白百合仮面が配ったガンを握り、左手にはウルフマンの人形を大事そうに抱えている。照準は震えながら黒木を指していた。黒木はバイクに跨ったまま遠いものを見るように少年を見据え、メットを脱いだ]
――…おいガキ、俺を見ろ
(7) 2011/12/20(Tue) 01時半頃
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[黒木に見据えられ、子供はガンを取り落とす。子供の柔軟な心は洗脳に負けない部分を持っていたのだ。しかしそうした自分に気づいた時、自らを恥じたのか抱きすくめていたウルフマン人形を高々と振り上げて、がしゃん。地面へ叩き壊してしまった。小さなウルフブラックの首が捥げて、汚れた路上に転がった]
――……あんなガキまでが……
[ハッとした。羽沢夫人に託された少女が。眞子が危ない。慌てて電話をかけるも誰も出ない。その間も周囲にどんどん人垣ができ、シュウたちの姿が見えなくなってしまう。人狼族にすっかり洗脳された大人たちの群れは黒木を何重にも取り巻き、完全なる多勢の利を得たところで黒木にモノを投げつけ始めた]
……ぐっ、…――…ッくっ お前たち………やめ――…ハッ
[ハッとした。魔窟、人狼殿へと向かう穴の中に、意識を喪い怪人に連れ去られようとしているのは、あれは――…]
(8) 2011/12/20(Tue) 02時頃
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マコ!マコ――――――!!!!!!!ッ!!!
[遠い昔、胸に秘め人知れず想い続けた人妻、羽沢夫人の遺した子供たちのうち、少女の方だ。幼い眞子だったのだ。人ならざる怪人サイモーンの姿と化した男に、肩がけに背負われて今まさに消えようとしていた意識を失った眞子のうなじに醜くへばりついているのは水狼獣ハイドロリュコス。禍々しく蠢いているのがおぞましく、黒木の皮肉めいた顔に焦燥が走る。]
クソッ!てめえら、どけ!どけって! 俺は譲司と眞子を護る約束があるんだ!!
[怒りと焦燥に駆られた黒木は冷静を欠いた。変身前とはいえ全力で人垣を押しのけ始めたのだ。ウルフマンが実際に人を押しのけ傷つけるのを目の当たりにした人々は、ますます敵意をむき出しにしていく]
眞子!譲司!!――…眞子!!譲司!!!
[石で殴られ、女のツメで引っ掻かれ、それらを無視して突き進む黒木。人の輪からやっと出られた時、目の前でサイモーンに抱かれ眞子は人狼殿へと消えた。それを監督するように門前に居たのは]
(9) 2011/12/20(Tue) 02時頃
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[あの日、羽沢夫婦を手に掛けた白い耳の男―――……*だった*]
(10) 2011/12/20(Tue) 02時頃
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― 人狼殿 前門 ―
[黒木を取り囲む人々の怒声が、潮が引くように退いていく。洗脳されてなお、異様な闘気を渦巻き始めた二人の気配、人外魔境人狼殿の怖気に押されたからだろうか。黒木は敵のテリトリーへと足を踏み入れる]
変身――……
[静かに、黒木はウルフブラックへと変身する。硬い顔で一歩ずつ歩み寄る黒木に、>>2:16、>>2:18の稲妻が纏わりつき、黒いスーツが黒木の肉体に張り付いた] ……貴様。 6年前……研究所を襲った男だな――…
[白い耳の男が、仲間が映ったモニターを仰ぎ見る。闘いの中に身を置く仲間たちも、今はブラックの目には入らない]
(25) 2011/12/20(Tue) 23時頃
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[口汚い言葉で白百合仮面を応援する言葉が、背後のモニタ越しに聞こえてくる。ブラックの仮面はヒタと白い男の顔に向けられたままだ。だが。]
あの仔?
[どっかで見たことがある気がする、それを聞いてブラックはゆっくりと後ろのモニタを振り返った。画面に今、大写しになっているのはウルフグリーン、羽沢譲司その子だった]
譲司。羽沢譲司だ。 てめえ、あの顔に見覚えがあるのか?
[それは譲司が羽沢教授の顔に似ているからではないのか。 羽沢夫人の顔に瓜二つだからではないのか。 白いグラブの中で、ブラックの拳がぎちぎちと音を立てて硬くなる]
覚えているのか!?6年前! お前が殺した女の顔を!
[黒いオーラと青白い稲光がブラックを取り巻く。重力を溜めたような重さのある動きで、ブラックは握った拳をミケイレーチェスに叩きつけんと飛び退った――……ッ!]
(28) 2011/12/20(Tue) 23時頃
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[白い男は白百合の末路を口にする。グリーンはレッドに見守られ、白百合仮面との局面を乗り切ったようだ。強張ったままのブラックが、僅かにホッと体の力を抜いたように見えた]
――なんだっけ……だと? てめえ、覚えてねーのか! 教授と……羽沢さんを殺したことを 俺にあの時力があれば……てめえをブッ倒してたのによお!
[マスクの下で歯を噛みしめる。青筋が立つのが自分でもわかる。だが白い男はあくまで平静で、拗ねたような顔さえしているのが憎らしい。大ぶりに振った拳は軽く避けられ、力余ってブラックは無様に体勢を崩してしまう。地に膝をついた姿勢から、憎々しげに白い男を見上げる]
(36) 2011/12/21(Wed) 00時頃
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あの時、羽沢さんが遺した子供がその……
[亜使徒サイモーンの方を指さした]
女の子だ! そしてウルフグリーン、羽沢譲司はその兄。 守るって……約束したんだ……
[最後の方は消え入るようだった。細身の鞭がブラックの仮面をせせら笑うように無視して、背後のモニタを叩き割る。ガラスが飛び散り、美しく光りながら落ちかかる]
躾?礼儀?知らねえよ。
[マスクの中で、怒りに固まる表情をぎしぎし音を立てるように笑顔に無理やり変える。それは悪魔のような笑顔だった。握った拳にキスをした]
俺は6年間……てめえと遊びたくて、 たまんなかったんだからよおっ………ッ!!
[鞭を持つ相手に真っ向から飛び込んでいく。無茶苦茶だった]
その子を……返せ――…!!
(37) 2011/12/21(Wed) 00時頃
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血を落とすのが大変で……って ――くっ
[ ――――…ドクンッ…――――― 今より弱く、地面を舐めるように這いつくばるしかなかったあの日。なすすべもなく紅で彩られた喪失を踏みにじる目の前の男に、ブラックの鼓動が一際大きく鳴った。]
てめえだけは赦さねえ 生まれ変わる隙間もねーほどボッコボコの、 ギッタンギッタンに、
[立ちあがり、素早く、かつ漲るパワーを感じさせる戦いの構えを見せる]
する!
[胸の前で斜めにクロスした拳に黒い稲妻が走る]
(49) 2011/12/21(Wed) 01時頃
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[その時、祈りが届いた。リーダーの声が聞こえるようだった。瘴気は消え去り、目を覚ました人々の祈りが戦士たちの心へと届く>>39]
『立ち上がれ戦士たちよ! 救ってくれ、ぼくらのこの星を!』
[ブラックの胸のウルフバスターが黒く、なのに明るく輝き始める。空、高くへと――… そしてここにも、見惚れるほどに美しい満月が。 ブラックの背には見事な満月が現れたのだ。 ブラックに力が湧いてくる。体が軽くなっていくようだ。 それは気のせいかもしれない。 だけれど、今はそれだけでいい。 仲間の絆が奇跡チカラ≠ヨ変わる]
(50) 2011/12/21(Wed) 01時頃
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悪の明日を狩る黒き牙!! 地球(ほし)をこの手で護りぬく!!
[素早く、かつ漲るパワーを感じさせる戦いの構えを見せる]
地獄の番犬、ウルフブラック!! 剛狼天生!!
[雷が鳴り、腹に響くような肉食獣の唸り声が響いた]
(52) 2011/12/21(Wed) 01時頃
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[スーパーウルフブラックとなったブラックの仮面は、願いの月の銀に縁どられデザインを変えていた。肩のアーマーに銀の光が跳ねる。胸の宝玉は他の戦士たち同様変化していた。残酷な遊戯のような白い男の鞭捌きに、裂けた部分に光が溜まる]
一度入れば二度と帰れねえ獄の墓場《ゲヘナ・ネクロタフィオ》か。 手厚い歓迎だな。 マコには幼稚園でのいい土産話が出来たってわけだ。
[願いの月の加護にあるといえ、強かに叩きつけられた鞭の痕が痛む。仮面があって良かった。苦しむ顔を誰にも見せないで済むのだから。金銀の瞳をもつ男のダメージを図ろうと不敵に睨みつける] てめえら人狼族は終わりだ。 人との共存を無視しててめえらだけで生きて行こうなんざ もともと無理だったんだよ。 いたずらに喪った命の分はキッチリ償ってもらうぜ!
[もう一度、持てる体術のすべてをかけて男に向かう。拳を後ろに引き、気を溜めて……]
(55) 2011/12/21(Wed) 01時半頃
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シュウ、マコト、ゲンタ、アンナ、ジョージ ……
[一人ひとりの顔が笑顔でこちらを振り向くイメージが黒木の目の前に広がる。頼もしい仲間たちだ]
弱音なんか吐きたくねーけど、 ――……歳かねぇ。 俺はここらで退場かもしんね。 さすがに人狼族の幹部サマサマだけはあるってか。 [この男相手に、自分一人だけで立ち向かうには月の光を借りても無理がある。鞭の一打はブラックの膝を折り、骨を砕き血を撒き散らす。ウルフスーツの力と、何よあり己の気持ちの力を借りてようやく挑み続けることができる黒木なのだ]
――…みんな、俺に力を貸してくれ。 俺たちウルフマンの力を……
[はちきれんばかりの拳が黒いプラズマを纏って震える。ブラックの背中で、銀色の大きな月が優しい光を彼に投げかけていた]
(57) 2011/12/21(Wed) 01時半頃
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[祈るような願いは叶っただろうか。 やがて黒木はその拳を唸らせるだろう。 渾身の力と想いを込めて――……]
必殺!!! ……ウルフ……トルネ――――ド!!!!
[重力を凝縮したようにバカでかい質量を持つパンチが真空を作り、空気を切り裂き、渦巻く剛風を伴って白い男に向かい繰り出されようとしている――ッ!! 肉を切らせて骨を断つ。 *身を捨てこそ、浮かぶ瀬もあれ*]
(58) 2011/12/21(Wed) 01時半頃
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― 回想>>57前 ―
ミケイレ……チェス、ね。 ミケレ……ミケって覚えとくよ。 今からブッたおす奴の名前くらい覚えとくのが 礼儀≠チてやつだろ?
[表情が見えない分、人差し指で頭をトントンと叩くジェスチャーで軽いからかいを表現して見せた]
どんな奴が統べなすってんのか知らねーけど、 そのツラ見てみたいね。 どうせ女やてめえみたいなガキに仕事任せてんだ ろくでもねえスカポンタンに決まってら。 [拳と鞭が応酬しあう。月の光を借りて実力はやっと拮抗していると言えるのか。少しずつ確実に傷は増えていく。強がる声に掠れたものが混じりだす]
おっと
(61) 2011/12/21(Wed) 02時頃
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[理知的に、整然と攻撃を繰り返してきたミケイレーチェスが挑発に乗ったか。鞭を捨て掴みかかってきた。白い耳がマスクごしにブラックの顎をくすぐる]
……やっぱガキじゃねえか。 こっちはいつまでもガキとは遊んでらんねえんだよ
[こちらも胸元をつかみ押し返そうと、ミケイレーチェスの胸の宝玉あたりを掴もうとした]
(62) 2011/12/21(Wed) 02時頃
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