人狼議事


239 名探偵の館

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言うて今日で終わりなのか。
じゃあ幽霊探偵のキルロイさんと一方的にお喋りしようと思います。


ヘルズエンジェルさんは墓前にサインください!


メモを貼った。


だめか……ちっ……


小道具:チョコレート

あぁ〜プロローグで書いた好物だ〜



はい!



あっ!そういう!?マジで!?
いっいやだぁぁあキールに話しかけてもらえない48時間なんていやだぁぁぁああ


そうだよ……メルヤってさ、私の名前じゃなくて、あの、車に乗ってた本物の名探偵の名前なんだ。

あのひと生きてるのかな。
男なのか、女なのか、どこの国の人なのかも知らないや。帰ったら一度謝ろうかなって思ってたんだ……。

……枕元にでも立つか。



あっ、それは……ボスからもらったMintendo2DS(特に立体視機能などはない)……!


ジョージ……。



頼むよ……せめてジョージを死なせないで……。
あの子を助けてあげて。

あなたのその、命亡きものと対話する力──

生と死の境界線(アヴァントゥリガ・ジャベリン)で……。


>紳士に真摯な
>紳士に真摯な
>紳士に真摯な


キルロイを問い詰めた。



オーレリア……やっぱり……。

……でも、昨日私をなだめてくれたの、あれが演技や嘘だったとしても嬉しかったよ。人に慰められたのなんて、すごく……久しぶりだったからさ……。



あれは……孤高の決闘士ヘルズエンジェルに与えられし100の神託(オラクル)のひとつ──!

[本来ならばドローしたカードを場に出すとき、その風圧で相手を威嚇し瞬時に心理を読むという技である。人狼戯王においてはカードの強さのみならず、決闘士たちの一挙手一投足にも重要な意味があるのだ。]


天使は笑わない(ノッキング・オン・ヘブンズドアー)……!


ナナオの技名を解説した。


……続けて『決闘精神注入(ロスト・パラダイス)』だって……!?

[それは「ヘルズエンジェルと相対している」という事実に、相手の決闘士が戦意を喪失してしまったときに使われる神託(オラクル)である。

ヘルズエンジェルはいかなるデュエルにも本気で取り組む。
例えそれは相手が名探偵だろうと、雌豚(仮)だろうと、名状しがたき生物だろうと変わらないのである。
高潔な戦いへのマインド──それがヘルズエンジェルの強さの一つでもあるのだ。]


生きているときに……見たかったな……。

[ゴーストは語れない。]


オーレリアのカミングアウトにそっと目を伏せた。


[オーレリアの肩を掴んだとき、自分が不自然な態度を取らなければ、彼女は、いや彼は──]



そっち……?



……あのさ……私、あのときは唐突だったからちょっとびっくりしたけど……オーレリアなら別に……いや、なんでもないんだ。……もう意味のない話だよ……。


【前回までのあらすじ(ナレーション)】
「きっとここに来れば楽しめる」──"普通の人間"とのコミュニケーションに膿み、刺激を求めて招待状にまねかれるまま、人狼館へとやってきた名探偵兼決闘士(デュエリスト)、天使ナナオ。

そこでひとつの事件が起きる──シェフ・パルックが殺害されたのだ。
謎の仮面の決闘士(正体は全く分からなかった……あのときは)との戦いを終えた後、それを知ったナナオは真実を求め奔走する。

明らかになる遺体の謎。
披露される名探偵たちの推理。
狂気に陥る人物。


館の外を舞う怪物?
夢の中の国?
名状しがたい存在に連れ去られた?

そんなものあるわけがない、自分"は"おとぎ話でもゲームでもマンガでもない。
ここにいるのは人間だ!

確かな知能と、鋭い観察眼と、決して消えぬ闘争心を兼ね備えたナナオ。その姿は名探偵でない者にはまるで非の打ち所のない超人に見えたであろう。

メルヘンでもファンタジーでもない真実を──。
彼女もまた、自分の視ている"現実"だけを確かなものとする普通の少女だった。

これは自分の"現実"の証明だ。ナナオは駆け出した。

次回、急展開。君は魂の物語を知る。


最終回「聖なるバリア──ミラーフォース──」

来週(※明日)もお楽しみにねっ!


監視カメラに(生きていれば)映るような位置に立って両手でピースをしてみた。



……映らないか。そりゃそうだな。

そういえば、ジョージか誰かが言ってたような気がするけど、あんた俳優なんだってな……。私はテレビ見ないから……見れないから知らなかったけどさ。

私も『名探偵に為れ』たらなぁ。


幽霊も暇だな。

死んだときのこと全く覚えてないから犯人も伝えられないし……そもそも本名じゃないからキールに見つけてもらえないし……。


集中するシメオンをつんつんして回った。


[つんつん]



ジョージ、それ以上はダメだ……!
お前がそこまで知ったことを連中に知られたら……!

[しかしそれを遮ることはできない。]


[大豆業界の闇は深い──暗澹と食卓の上で静かに佇む、小瓶の中の醤油のように]

ボスは……中毒性のある大豆の開発に成功したんだ……それを使って国民を操ろうと……。

[まずは大豆に慣れ親しんだ庶民の心から掴む。文字通り胃袋を掴むのだ。そしてゆくゆくは、彼ら庶民の手によってつくられた食品を食べるであろう、政財界の人間をも侵食しようと──]


[自分はアメリカの過激大豆ギャングS.O.Y(Soldier Of Yakionigiri)の末端の人間だった。あの夜に一体何が起こったのか。]

私の父さんと母さんは……大豆中毒で死んだんだ……依存症が治らなくて……。
でも、だから、仇を取ろうとかそんなこと考えてるわけじゃなかった。私は何の力もない弱い人間だ……できるわけない。

かと言って逃げることもできなかった。まともに学校にも行けなかったし……大豆ギャングの下っ端としてせせこましい悪事を働いて……。


でも……あの夜、知ってしまったんだ。
父さんと母さんは、ボスが開発したあの大豆の実験台にされて死んだんだって……!!

そんなことしたら、絶対すごく怒られるし、絶対殺されるって分かってたはずなのに……手が止まらなかった……。

[声がわなわなと震える。]


あの夜、私は、大豆畑に火を付けたんだ……!


両手で顔を覆った。


それからあとはよく覚えてなくて……追いかけられて……。

そしたら、あの、本物のメルヤさんが私を轢きそうになって、慌てて避けて……。

……ジョージが、パルックさんづてに探索者の日記を手に入れたことを知られたら、「お前を豆腐にしてやろうか!?」と脅されて殺されてしまう……豆腐工場の攪拌機に突き落とされて……。

おねがい……だれか……ジョージを私みたいにさせないで……。



……!

[何か聞こえた気がした。]

……闇に……? NINJAの技で……!!


な……なんだって!!?


[自分は既に死んでいた──それに気付いていない幽霊だった。そんな物語もあったか。しかしそれは重要ではなく]

……本当なのか、ジョージ……?

[聞こえるはずもないが、確認せずにはいられなかった。]


病院!!?


くっ……頭が……!

[おかしな話である。幽霊になっても痛みを感じるなどと。]


頭を抱えてしゃがみこんだ。


[今の叫び声は自分が知らず知らずのうちに封じ込めていた記憶が甦ってしまったからであり、自分で勝手につけた設定の大豆ギャングと病院の整合性に困ったからでは決してない。]


[オーレリアの性別と性癖をアーサー……の飼い主である所長……の影武者である影野氏が指摘する際、あまりに高度に文学的な表現だったために、非現実的な話をしていると早とちりしてしまったナナオ──しかしその目にはもう迷いも動揺もなかった。あれは……]

戦闘準備が整ってる……!
ヘルズエンジェルの『審判の喇叭(エンゼルハイロウ)』だっ!!

[ヘルズエンジェルが決闘開始のときに呟く一言のことだ。これ自体は神託(オラクル)としての力はないが、この一言を聞いたものは自分に下された審判の結果を悟ることとなる──最早お前は負けたのだ、と。]


[そう、自分はあの地獄のような病院の入院患者だった。入院中の記憶は暴力と痛みに彩られていて、あまり思い出したくもない記憶だ。だから、せめてこの時だけは自分は無関係でいようと──病院のことは一言も口にしなかった。なのに。]

探偵って、残酷だな……。でも、いいんだ。
死人にくちなし、を覆すにはそれしかない……。

……そうだ……。
ボス……いや、院長は大豆を栽培するに当たって、どこで労働力を確保したか。……入院患者を使っていたんだ……!


ボスは、あの中毒性のある大豆を使って違法な加工食品を作ろうとしていた……それは例えば、戦争に向かう兵士達に恐怖を忘れさせ、限界以上の力を振り絞らせる……そんな。

兵士ならまだいい、それをもっと国の上層の人間に食べさせたら……?
他の国が意のままになる?
……あの兵器のスイッチを押させることも?

ボスの最終的な目的がなんだったのか、結局は分からなかった……。
でも、穏やかなることは考えていたに違いなかったんだ。


[窓の外で見た焼け野原──大豆畑の跡を思い出す。
そして、そのときに自分がまたあの病院の下に戻ってきたことを理解し、この世のものならざる存在に遭遇したかのように恐怖したことも。]

畑に火を付けたあと……山を下りた。
途中、ここにたどり着かなかったのは、山の反対側に下りたからなんだろう……。


で、出た!ヘルズエンジェルの勝利宣言──

『孤高の女子高生(ライド・オン・ダブル・バインド)』だ!

[ヘルズエンジェルが相手に完全勝利したときに告げる台詞だ。
全盛期(今も全盛期だが)には勝負する前からこれを告げられると失神する者もいた。時には口を開こうとしただけで「参りました」と土下座する決闘士も。]


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