237 【リアル人狼RP村】蜉蝣の村【半身内】
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全
ー回想ー
[男はとても幸せだった。妻を亡くし稼ぎも少ないが娘の健やかな成長が何よりの幸せだった。世間から見れば男の幸せなど取るに足らないものだったのかもしれない。それでも男は十分幸せだった。それでも男は娘には申し訳なかった。せめて自分が確りとした職につけていたら。もっと収入があれば。妻の病気に気付いてやれれば。もっと同じ時間を過ごせたら。だから男は娘の幸せを奪う事だけはしたくなかった。嫁入りに百万もたせてやって式だってもっと思い通りにできたかもしれない少なくとも新生活の糧になるだろうに。でも一番いけなかったのはここに参加したことで、更にここで殺人者になるワケにもいかず生き残ったところで残酷な世間に呑み込まれる事が予想できるばかり。これでは、娘の幸せまで奪いかねないそれは嫌だ、嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ]
(春江、不甲斐ない父さんですまないお前だけはお前だけは、どうか、幸せに)
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―リーの部屋前にて―
[扉を叩き、暫くすると探していた人物が内鍵を開けて姿を見せた(>>74)。]
フィリッ、プ…?
[彼が無事でいたことを喜ぶ間もなく。ずるりと座り込む彼の姿に、何かあったのだと悟る。そうか、リーさんは陽介さんという名だったのか。そしてその人は、もう…。 優秀な彼が取り乱して、必死に紡ごうとする言葉に耳を傾けながら。彼の指す先を見上げると、毛布を掛けて眠る男の姿が見えた。 恐怖を浮かべた、今にも壊れそうなフィリップの表情が。不意に、姉さんのそれと重なった気がして。]
フィリップ、ご め… 俺、何も、できなッ…
[俺はリーを疑っていた。それでも、インターホンでその名を告げることすら、恐ろしかったのに。全てをフィリップに、背負わせてしまったような気がして。 "俺は彼の、フィリップの…友だちでいたい"のに。]
ごめ な、さ…
(16) 2015/08/27(Thu) 20時頃
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[『だめだよ、くぅ君。
くぅ君を愛してるのは、 あたしだけでいいんだよ。
くぅ君、くぅ君。 あたしがビョーキになったのは、
くぅ君のせいだよ。』]
(17) 2015/08/27(Thu) 20時頃
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[刹那、蘇る『あの人』の言葉。思えば、友だちと思いたいと願ったのは、何年振りだったろう。零れた謝罪は、誰に向けたものか。 耳に残る明るい声の幻聴を振り払うように、頭を振って。乾いた声を絞り出て、祈った。]
俺、“お前”のこと、 友だちだって、思いたい…
[その願いは、彼を困らせてしまうだろうか。気が付けば、目尻からは涙が零れ落ちていた。 フィリップの口からは、希望が騙られていたか(>>76)。その言葉に大きく頷いて、ふっ、と頬のこわばりを緩めると。力の抜けた顔に微笑みを浮かべ。]
いっしょに、でよう。
(18) 2015/08/27(Thu) 20時頃
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[それから彼が、己の手から流れる血を見て叱る(>>77)のには、一瞬、キョトンとしてしまっただろうか。 しかし、彼が自分の事を気にかけてくれているのだと理解すると、慣れない言葉を向けられたことに、くすぐったいながらも嬉しくて。]
…ヘヘッ、ありがとう。
[直後、なのだから、ひとりになる時間も欲しくなるものだろうか。一先ず、と自室に向かおうとする彼に、小さく頷いて。その場で、彼の背中を見送っただろう。]*
(19) 2015/08/27(Thu) 20時半頃
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徒弟 グレッグは、メモを貼った。
2015/08/27(Thu) 21時頃
─回想─
[懐からナイフを取り出し握り締めた
レティが手にしているメスを見れば]
あっちのがいいなァ
[などと。しかし食事用のナイフでも
充分に役割は果たすだろう
レティに抉られた脚
なんて魅了的な色、匂いをしている
間近のテカリ頭は汗が走っていたか
更には粗相の臭いもしたか
けれども何時ぞや覚えた嫌悪感などはなく
ただただ 喰べたい]
[彼は脚で自らは腕
また同じ振り分けになったと薄ぼんやり
床に押さえつけた一本にナイフを突き刺し
骨に沿わせるように走らせる
専用には出来ていないから
ギ、ギ、と止まってスムーズに行かない
其れでも力任せに抉れば血が垂れ
肉を削ぎ取ること叶った]
……美味いなァ
[人間の食事はあんなに不味いのに
まるで細胞から書き換えられてしまったよう
コレを喰べる為に産まれてきたみたいだ]
[レティから差し出された腹肉も>>*11
有難く受け取り口に運び味わった
腹が膨れて行くにつれて
飢餓を乗り越え楽になるにつれて
昏い気持ちになっていく
どうしてこんなことをしているんだ
仲間だった筈のいきものを餌に
そう迄して生きて何になる
脳裏に浮かぶは一人の尊い存在
彼に知られてしまったら、己は──…*]
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―リーの部屋にて―
[彼(>>22)と別れた後、リーの部屋で眠るリーを眺めていた。 手を合わせようとした時、怪我のない方の手から、少し溶けたチョコレートが。どうやら、ずっと握り締めていたらしい。]
…渡し損ねたッスね。
[つい先ほどまで、この場に居た彼の事を想う。 あの幻聴(>>17)が聞こえた時。手を取られ、希望の言葉を与えられたことが、あの声を振り払うのにどれだけ支えになったことか。]
りお、理央…。
[去り際に聞いた彼の名(>>24)を何度も呟いて、チョコレートは大切にポケットの中にいれた。]
(32) 2015/08/27(Thu) 22時半頃
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[リーの亡骸は、これまで見て来た亡骸と比べれば、かなりキレイで穏やかな死に姿。手を合わせれば、彼も同じことをしていたと、ようやく思い出して。 彼もまた、この狂った舞台の上で、必死に生きようとしていたのだろう。今更になっては、キレイごとにしかならない想いが溢れては、空に消えて。]
リーさん…ごめんなさい。 …俺、最後まで戦うッス。 青山と…この、イカレタ会社と。
[リーに直接手を下してないとは言えど、自分は彼をインターホンで指名しているのだ。もしもフィリップが手を下さずにいたのなら、彼に手を掛けたのは自分だった可能性だって、十分にあり得た。…いや、きっと殺していただろう。 眠る彼に誓いを込めて、その場を立ち去ろうと。]
(33) 2015/08/27(Thu) 22時半頃
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―某出版社の一室―
[人々が忙しなく出入りしたり、パソコンを打ったり、打ち合わせをしていたり。
様々な音で賑やかな部屋の中で二人の男が話していた。]
『おい、今日高杉は?』
「あ、なんかいいネタが掴めそうだからって出張扱いてどっか行ってます。」
『はあ?……でもここにスマホあるぞ?』
「……ああ、なんか潜入取材するからうっかり素性バレて追い出されないように置いてったみたいです。」
『これがここにあるんじゃ連絡もとれないじゃないか!
それに、潜入取材って……ヤバイとこに首突っ込んでないだろうな……?』
「さあ…、おれも聞いたんですけどにやにやするだけで教えなくて。」
『あいつ、変なとこ抜けてるからなー。』
「まずいことになってないといいですけどね……。」
[その会話がなされていたとき。すでに話題の人物はこの世から旅立った後だということを二人は知らなかった。]*
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―廊下にて―
[リーの遺体に手を合わせ、廊下へと出たところで、再びフィリップ(>>27)に出会った。差し出されたタオルは、温もりを帯びていただろうか。受け取ると、感謝の言葉と共に、微笑んで。]
俺、そろそろ、戻るッス。
[彼がリーの部屋へと入ろうとするならば、「広場で待ってるッス」と彼を見送ろうとして。]
あ、これ。 ちょっと溶けちまったけど。 ……俺、結局。今日食べたもので、 “美味しかった”って思えたの、 これだけだったッスよ…
[苦笑を浮かべて差し出せば、最初のあの頃のように、チョコレートを受け取ってくれるだろうか。 彼と別れたら、宣言通り、広場へと向かうだろう。]
(34) 2015/08/27(Thu) 22時半頃
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―広場にて―
[広場に戻れば、そこに先程ネルの元で涙を零していた中性的な、名はレティーシャといったか、その人は居ただろうか(>>30)。 女性的な人は苦手だった。どうしても姉さんを思い出してしまうから。姉さんは、俺が女性と居るのを嫌がる。かつてほんの僅かな期間、通っていた時に女子学生から声を掛けられたそのあとのことなどは、思い出したくもなくて…
これまでは、レティーシャのことも、無意識的に避けてしまっていたのだろう。その人と出会えたならば、始めてになるか。声を掛けてみようか。]
あ…どうも、ッス。
[声を掛けるも、そのまま反応なく通り過ぎて…よく見ると、その身体は少し震えていたか。不思議に思い後に続けば、箱からメスを取り出し、それを、―――。]
だめッス!!!
[咄嗟に、身体は動いていた。勢いよく駆け出し、メスを握る手首を強く叩こうとすれば、そのメスを弾き飛ばすことは叶っただろうか。]
(42) 2015/08/27(Thu) 23時頃
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徒弟 グレッグは、メモを貼った。
2015/08/27(Thu) 23時頃
グレッグは、>>42訂正:通っていた時→学校に通っていた時
2015/08/27(Thu) 23時頃
グレッグは、フィリップに話の続きを促した。
2015/08/27(Thu) 23時頃
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[まさか、自分が“美味しそう”だなんて思われているとは思いもよらず(>>43)。手から離れたメスに再び伸ばそうとする腕を、掴む。 掴んだ方の手は、未だ先程の傷が塞がりきらず、動かしたことで開いた傷口から血を流し始めただろうか。その血は、レティーシャの腕にもぬるりと付いてしまったかもしれない。]
ど、してッスか…! もう、直に終わるッス! 早まったらダメッス!!!
[流れる赤など気にも留めず、叫んだ声は相手に届いたか。]
(45) 2015/08/27(Thu) 23時半頃
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[赤を見るレティーシャの目は、どこか見覚えのあるそれ。自分も嫌というほどに体験してきた、“飢え”を示して揺れる瞳。 無意識に、ぞくりと背筋が冷えたのも束の間、抵抗する腕を必死に抑えていれば、 突如落ち着いた彼から紡がれた言葉と零れた涙に、言葉が、出ない。 カフカの話は、姉さんから聞いたことがあった。レティーシャが、毒虫…? 毒虫が死ねば、まわりは笑って、幸せに…?]
なれないッスよ… あんたが死んで、笑って、 幸せに、だなんて…
[だって、ヨアヒムさん、イアンさん、サイモンさんに、リーさんも。彼らの命が亡くなって、俺たちは幸せか?そんな…はずない。 掴んでいた手は刹那、緩んでしまったか。
終わりなのだと信じたかったのだ。だから、信じたくはなかった。 絶望はまだ終わっていなかった、悪食は目の前の【レティーシャ】であると。]
(51) 2015/08/28(Fri) 00時頃
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徒弟 グレッグは、メモを貼った。
2015/08/28(Fri) 00時頃
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―回想・フィリップと―
[チョコレートを渡せば、あの時と同じように此方の分を気にする彼(>>36)。]
そう言うと思って、ほら。 ちゃんとあるッスよ。 …ありがとう。
[ポケットに入れていたもう一つのチョコレートを彼に見せ、再びポケットに戻した。 フィリップは甘いものが好きだ、というところまでは考えが及んでいなかったが。 共にチョコレートを食べた時の彼の表情は、進んでお茶を配ったり、配膳を行っていた時のそれよりも、ずっとずっと柔らかで、“らしい”ような顔に思えたから。
例えこの惨劇が終わり、生き残れたとして、最早あの時のように甘みを手放しで喜ぶことはできないだろう。それでもきっと、そうなれば、生きていかなければならないのだ。]*
(57) 2015/08/28(Fri) 01時頃
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[瞬間生まれてしまった隙は、グレッグ、否。空詩の弱さの証だった。 ごめんなさいと謝罪を繰り返して、レティーシャがメスを壁に突き立てる様子(>>54)に、手を伸ばすけれども足が動かない。]
ぁッ…、や、 め……ッ!
[声にならない乾いた音を、何度も口から出して、叫ぶ。 彼の白い喉は勢いよくメスに向かって、赤く、染まるのだろうか。]
(58) 2015/08/28(Fri) 01時頃
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徒弟 グレッグは、メモを貼った。
2015/08/28(Fri) 01時頃
─死に際─
[喉元を圧迫され視界が暗まる最中
彼の事が思い浮かんだか
メスを握り屠り無邪気に笑っていた彼
しかし脳裏に描けるのは悲しげな顔
腹を空かせて大喰らいで残酷でそれでも
ひとりでは踏み切る事の出来なかった
唯一の 仲間]
(独りにしてごめんな)
[置き去りにする道を選んでしまった事
自分だけ解放へと進みながら悔やみ
彼にも安らぎが訪れる事を
彼方から 心から 願う*]
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[目の前に広がる不条理。結局俺は、それを見ているだけ。 何も変えることは出来ないのか? 涙を零して嘔吐きながら、彼の喉が、服が、床が。赤に染まるのを、見ていた。
べしゃり、
海の中央へと彼が身体を沈めると、ようやく我に返った足を引き摺るように動かして、自らも海の中に入り、彼の身体を抱きしめて、その手を両手で握りしめる。 子どものようにしゃくり上げて涙が零れるのを必死に抑えながら、彼の手を強く握る。]
あんた は、毒虫なんかじゃ、ない。 わらったり しない…。 だって、あんたは人間だ。 最期までずっと、間違いなく、人間だ。
[何も出来なかった自分を許せだなんて、謝罪の言葉も出ない。 ただ、どうか…どうか、 彼が救くわれますようにと、祈った。]
(66) 2015/08/28(Fri) 01時半頃
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グレッグは、フィリップに話の続きを促した。
2015/08/28(Fri) 01時半頃
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