人狼議事


197 獣ノ國

情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 エピローグ 終了 / 最新

視点:

全て表示


【人】 手伝い クラリッサ

ーーーーーーーーーーーーーーー
宛先:ルーカスさん
差出人:クラリッサ

明け方からごめんなさい。
おはようございます、クラリッサです。
昨日はありがとう、一緒にお食事は出来なかったけれどカフェテリアに入れた事はとても嬉しかった。

今貴方の家の前にいるのよ。ドアの所に掛かっていた袋は何かしら?これはルーカスさんが置いた物なの?
宅配だとしたら宛名と住所を教えて欲しい。
ちょっと中身を見てしまったけれど、この時計は大事な物でしょう。必ず届けるから。貴方から返信が来る前に届けちゃうかもね!

ps.今度はコーヒーを一緒に飲めればいいと思います。昨日は残してしまってごめんなさい。

ーーーーーーーーーーーーーーーー

(116) 2014/10/07(Tue) 20時頃

【人】 手伝い クラリッサ

[再び時計を箱に収める。
入れ替わるようにポストのなかに花の置物を入れて、バイクの持ち手にサボテン達を提げながら、…は次の配達先に向かった。

時計の針は軽やかに時を告げる。*]

(117) 2014/10/07(Tue) 20時頃

手伝い クラリッサは、メモを貼った。

2014/10/07(Tue) 20時頃


クラリッサは、ヤニクに貰った手紙をまだ読んでいない。

2014/10/07(Tue) 20時半頃


【人】 手伝い クラリッサ

―回想・商店街―

 悪い魔法にかけられたのなら、誰かに解いて貰うしかないわね。
 貴方に"そういう人"はいないの?
 貴方の名前を呼んで、好きと言ってくれる人は、いないの。

[名前なんてものに、ね。
いつでも会える人には"名前なんて"でしょう。
でも遠くに届ける手紙には、ちゃんと名前を書かなきゃ届かないのよ。

そして、手紙じゃないと–––––––]

(148) 2014/10/07(Tue) 23時頃

【人】 手伝い クラリッサ

 いいえ、貴方は……嫌な人。

[手紙を貰える人は「素敵な人」。
そういえば、そんな事を言ったっけ。小さな小さな声で独りごちる。
掌でくるり、くるり。小鳥が回る。]

 ふふ、いい子にしてたらご褒美をくれる人がいるのね。何でも好きな物を?貴方は何が欲しいのかしらね。

[それはラプンツェル、それとも飲みかけのコーヒー?

素敵な人だと言って手紙を寄越す>>9>>10、相手にとってはごくごく普通の仕草だろう。当たり前の事だ。]

 ねぇ、貴方に嘘を吐いたんだけど。
 手紙を受け取る人は「素敵な人」だって、あれ、皮肉なの。

[小鳥の体面の連絡先>>3:355に視線を落とす。
この子に手紙を書くのなら、文字の無い手紙を書こう。
掌に乗る小鳥は傷ついているようにも見えるて、大事にしなければという気にさせた。]

(149) 2014/10/07(Tue) 23時頃

【人】 手伝い クラリッサ

[閉ざされた口の理由は、次に持ち越そう。
透明な傘を受け取る。パタリと滴が手の甲に伝った。]

 この傘、明日にでも返すわ。
 ああ、本屋さん?私が行った時にはいなかったけれど。

[そうして男の白い後ろ姿を見送ると、彼が約束を破られた事も知らずに帰路につく。*]

(150) 2014/10/07(Tue) 23時頃

手伝い クラリッサは、メモを貼った。

2014/10/07(Tue) 23時頃


手伝い クラリッサは、メモを貼った。

2014/10/07(Tue) 23時頃


手伝い クラリッサは、メモを貼った。

2014/10/07(Tue) 23時半頃


―街中の喫茶店―

[あれから、開店直後の家具屋へと向かい。必要な家具を取り揃え終えたのは丁度ブランチの時間くらいだった。
大口の買い物を多くしたからか、店の店主が男の無理を快く聞いてくれたのは嬉しい誤算だ。頼んだ家具は、夕方には届けてくれるらしい。
それまでにせめて、あの埃まみれの家の掃除を終えておかねばならぬのだけれど――取り敢えずは珈琲が飲みたい、と。
しかしヤカンもミルも全て置いてきてしまったので、ひとまずは近くにあった喫茶店に入ってみたのだけれど。]

…珈琲を。豆は…

[カウンターに座り、注文を済ませ。豆の種類は、取り敢えずは目に付いたものを。
時間が時間だからか、人のあまり居ない店内に、レコードの音が静かに響くのが心地良い。煉瓦造りの壁の前で、コポリコポリと丸いフラスコの中で湯が湧く様をぼんやりと眺め、このひと時を堪能する。
火から降ろされたフラスコに、ミルで挽かれた豆が入ったロートが差し込まれれば。湧いた湯が、その筒を伝って上へ上へと昇って行く様は、何度みても面白い。
ゆうるり、ゆうるりと竹べらで回されていく豆と湯と共に香る豆の香りに目を細めていたのなら、ひとつ、ポケットが震えた。]


[取り出した携帯端末に表示されていたのは、先程手に入れたばかりのアドレスと"彼"の名前。思わず口元が緩んだのは、男の意識の外だったけれど。
――だけれど、その文面を見たのなら。柔らかく細められた男の目は、怪訝そうに見開かれる事となっただろう。]

――……殴られた?

["兄に殴られた"、と。その一文を見るなり、男の眉は至極不満げに寄せられる。
しかしすぐにそれの――殴られた理由を理解したのなら。嘆息と共に、こめかみを指で押さえはしただろうか。]

……"責任"、か。
そんな物は…幾らでも取ってはやるさ。

…帰りに氷を買っていくか。

[彼が、家を出ると言うのなら。それはきっと、渡したあの紙に書かれた場所へと――自分の居るこの場所へと、向かう為だろうから。
彼が自分を追い掛けてくれるのだと言うそのメールの文を、何度も、何度も目で追い。焦がれる想いを誤魔化すように、運ばれて来た淹れたちの珈琲を、一口口に含む。]



………、美味いな。

[はた、と。手にした珈琲を、もう一口。
珈琲を出す店は星の数ほどあれど、美味い珈琲を出す店は少ない。男の目に敵う珈琲を淹れてくれた店主を見たのなら、白髪の奥の瞳を小さく細め、柔和に笑っていただろうか。

嗚呼、遠く離れたあの國で、彼もまた今この時に…自分と同じく、珈琲を味わっていると知れたのだ。身を焦がす想いは強くはなれど、その小さな繋がりを感じたのなら、じわりと胸に熱さも広がろうと言うもの。
返事を打ちかけた手を無理矢理に止め、開いた返信画面はそのまま保存もせぬままに閉じ。本当であれば…彼のその声が、聞きたくて仕方が無いのだけれど。

――だけれどどうやら、彼は珈琲が苦手なようだけれど。最後に加えられた一文を眺めながら、またいつか会えた時は…彼にこの珈琲を、味わわせてやりたいと。
最初は、甘い物と共に飲むのが良いかもしれない。嗚呼しかし彼は甘い物は好むだろうか?
チョコレートケーキが好物だなど、男は未だ、知り得ない。

そうしてその時には、自分とあまり仲の良く無い堅物の兄の話でもしようか…そして彼の兄の話も、聞いてみようか。
――なんて。そんな事を、思いはしただろうか。]*


メモを貼った。


メモを貼った。


[そうして、淹れられた珈琲が無くなった頃。机の上に置いたままの携帯端末が震える音が、レコードの音へとジワリと混じる。
端末の画面を覗いたのなら、見慣れぬアドレスがひとつ。メールを開いてみればそこには、一昨日始めて話したあの小さな郵便屋の名前と…一通の文。]

…成る程、参ったな…手紙を入れておくべきだったか。

あぁ、すまない。同じ珈琲をもう一杯頂けるかな。

[書かれた文章には、困ったように肩を揺らし、浮かしかけた腰を戻して追加の珈琲を頼みながら。
何処か律儀な所がある彼女らしいと言えば、彼女らしいとも思うけれど。
このメールが来たと言う事は、あの家の時が止まった事は、知れてしまったのかもしれない。
自分が可愛がっていたあのサボテンとそのお友達も、彼女の手には渡ったのだろう。]

…届け物なら、もう届いているんだが…どうしようか。

[昇る湯を見ながらポツリとそんな一言を。困ったように呟かれたその声は、何故だか何処か楽しげなもので。
サボテンも、その友達も――そしてあの時計も。確かに彼女の言う通り、大切なものだが、それはどれも他でも無い彼女へと宛てたものだったのだけれど。]


[――そう、彼女は郵便屋。
宛名が無い荷物は、きっと届ける事は出来ないだろう。
そして宛名を書かなかったのは、自分の失態に他ならない。]

…君には。
礼を欠いてばかりだな…クラリス。

[彼女がくれた花の贈り物が、あの時の止まった時計へと贈られた事など、遠く離れた地に居る男には知る由もなく。
幾日経っても届く事の無いその花を見て、彼女が何を想うのか――それすらも知り得ないのは、それは酷く残酷な事かもしれないけれど。

初めて言葉を交わしたのは、あの最初の休みの日。向けられた反応が愉快で、ついからかってしまったあの日。
二度目は同じく玄関で。まさか菓子折りを持って詫びに来るとも思わずに、借りを作ったままにしてしまった。
――そうして最後に、宛名の無い贈り物。
結局、あの"優しい郵便屋"への礼は、最後まで…出来なかったのかもしれない。

…だけれど、きっと彼女は自分を見つける事は出来ないだろうから。
その間、あの時計はずっと彼女の手の中で時を刻むのだと思えば――それもそれで、悪くは無かった。]*


メモを貼った。


―自宅―

[郊外にある自宅に戻り、まず行った事。それはスーツの上着を脱ぎ、袖を捲り上げる事だった。
箒に雑巾にモップに。一通り買い揃えて来た掃除器具を手に持ち、気が遠くなる惨状から目を逸らさずに掃除を始める。
人を雇う、という選択肢は最初から男の中には無い。自宅に人を入れる事を、男はあまり好んで居なかった。
うず高く積まれた埃を払い、床を磨き。日が傾く頃には漸く、全ての部屋を掃除し終えただろうか。
そうして運ばれて来た家具を受け取り終えた時には、もう日はほとんど暮れかけてしまっていたけれど。]

………、歳かな。

[シャワーを浴び、身体に付いた埃を落とし。バスローブを羽織ったまま、ソファに身体を沈める。
そのまま数分、軽い微睡に身を任せてはいたけれど。新しく買ったヤカンの湯が沸いてきた音が聞こえたのなら、立ち上がり棚から珈琲の豆を取り出す。
昼間に行った喫茶店で買った豆だ。ミル等も、あの店で揃えさせて貰った。
未だ手に馴染まないそれでガリ、ガリリと豆を挽きながら、ふ、と。あの友人に借りた本の事が、頭に浮かんだ。]



……"外"に、誰か居たかな。

[異国の言語で綴られたその本を思い返し、男は豆へと湯を注ぎながら訝しむ。ここは最早、國の外なのだ。多少は読めはするものの、やはり訳が欲しくはあるもので。
――最悪、自分で訳すか。
興味のあるものに対しては、そんなものはさして苦にもならない。
男からの返信が来ぬ事を、きっとあの友人は訝しんでいる事だろうけれど――返信は、そこそこに豆だったものだし――今や、どうする事もなく。
まるで神隠しのように消えた自分を、彼は果たしてどう思うかと苦笑しながら、ソファに再び身を沈めながらこの地で初めて淹れた珈琲を味わう。]

――……む。

[――嗚呼、少しばかり温度が低かったらしい。新しい地で、新しい道具で。今迄通りとはいかないものということだろうか。
そうして溜息をひとつ。少々味気ないものになってしまったその液体に、男は小さく、肩を竦めた。]


【人】 手伝い クラリッサ

―回想・朝の商店街―

[商店街の入り口にバイクを置いて、昨日不在票を置いた本屋へと爪先を向けた。

手には、無色透明な雨傘。
此方の端末の番号だけ渡して、いつ出会うか分からないのだから。

遠目からはどうやら本屋は開店していないように見える。この時間はいつも開いていた筈なのだけれど、まるで時計の家と共に動きを止めてしまったようだ。

行き来する人混みに混ざって、本屋の前にあった端末を操作する白>>88>>89と黒>>105の人影の前を通りすぎる。対照的な二つの色をチラリと見やると、双方とも鳶色の目を持っていた。
もしかしたら、金髪の少年が言っていた「最近出会った人」というのは、彼らのうちの何方かかもしれない、と想像する。
後でメールだけでも入れてみようか。
"貴方の友人"が本屋前で待っていると。]

(278) 2014/10/08(Wed) 20時半頃

【人】 手伝い クラリッサ

[昨日、本屋に向かった彼>>218は目的は遂げられただろうか。
周囲を見渡しても赤いフードは見当たらない。そもそも赤い目印どころか、小石の一つも無かったっけ。

全て私が拾ってしまったせいで。
昨日の小石>>162>>163の行く先に待っているのは、お菓子の家か別の何かかは分からないまま。]

 綴った文字の一つ一つは簡単に嘘が吐けるけれど

 「それで何が伝わるの?そんなの私は知らないわ。
 相手が感じた事が、伝わったことなんでしょう。
 手紙で伝わるのは人の気持ちじゃない。」

 ……だから、嘘でも楽しめた方がいいんじゃないの?

[思い出すのはスプーンでくり抜かれた心臓の穴>>0:348
うん、でも。]

 最低っていうところだけは、同感よ。

[道端の小石を、軽く蹴った。]

(279) 2014/10/08(Wed) 20時半頃

【人】 手伝い クラリッサ

[ああ、またも花屋はお留守らしい。
これで仕事は終わってしまった。

帰りし、公園で「手紙」でも書こう。まだ彼に頼まれたカナリアへのメールすらしたためていないのだから。*]

(280) 2014/10/08(Wed) 20時半頃

手伝い クラリッサは、メモを貼った。

2014/10/08(Wed) 21時頃


【人】 手伝い クラリッサ

―昼下がり・公園―

[公園の駐輪場に二輪を置いて、時計とサボテンが入った袋、ビニール傘を持って噴水近くのベンチに腰掛ける。

指を滑らせると、発光する端末の画面。
すぐに文面が思いついた金髪の彼のアドレスから入力し始めた。横に書かれた住所は、見て見ぬ振り。]

――――――――――――――
差出人:クラリス
宛先:シメオン
――――――――――――――
件名:ハローハロー
20xx年 10月3日
――――――――――――――

こんにちはシメオン君、こちらはクラリスのアドレスです。

アドレス登録ついでに、本屋の前で貴方の友達らしい子が待ってたと伝えておくわ。
白い子と黒い子の二人がいたけれど、どちらが友達?
余計なお世話だったらごめんなさいね、一応報告だけ。

(297) 2014/10/08(Wed) 23時頃

【人】 手伝い クラリッサ

ps.貴方と恋人との報告、いつでも待ってます。
――――――――――――――

[まずは、此方のメールを送信。
相手がどんな状況であるかも知らない…は呑気に微笑む。昨日話した時には、彼は嬉しそうに口元を上げていたから。

そして、赤ずきん……もう、赤ずきんの皮は脱いでしまったようだけれど。彼がくれた鳥の便箋>>2:369を開く。
青色のそれからは、昨日の雨の名残が香った。]

 黒鹿、金糸雀、キュウと鳴く動物?比喩かな。

[それとも、彼と同じ獣人のことなのだろうか。
素敵な人、というのは皮肉だと伝えた。つまり、自分は「素敵な人」だという事だ。]

 ……あの後、何を言いかけたのかしら。

[別れ際に言い淀んだ相手>>11は、何を言おうとしたのだろう。何が欲しいのか、その答えも聞いていない。

あの耳を見た時に、感じた感情は何だろう。侮蔑ではなく、庇護欲を唆られた訳でもない。この傘を返す時になったら、分かるだろうか。
連絡の仕様がないのだけれど。]

(298) 2014/10/08(Wed) 23時頃

【人】 手伝い クラリッサ

[何と無く便箋を裏返す。彼に頼まれたお便りの宛先>>10は、確かこの手紙にも書いてある金糸雀ではなかったか。]

 急に送っていいものなの、か…な?

[足元に来たのは、白い猫。
片手間で柔らかい毛並みを撫でてやるとニャアと鳴いた。
さて、どうやったら怪文ではないものが捻り出せるだろう。]

(299) 2014/10/08(Wed) 23時頃

[日もすっかりと沈み、町の喧騒も遠く消えた頃。あのぬるい珈琲を渋々と楽しんだのなら、男は寝室へと向かう。
バスローブから着替え、部屋の小さな灯りを灯し。机の前の椅子に座り、ふう、と息を。
――本当なら、もう少し小さなベッドで良かったのだけれど。
近くに見える、大きなベッドに視線を移せば、小さく、小さく笑い。年甲斐も無く、彼が此処へと来るのを楽しみにしている自分に、少々呆れもするけれど。]

……明日か、明後日か…、来週…来月。

[もしかしたら十年、二十年後かもしれない、と。朝に届いたあの二通のメールをもう一度開きながら、そんな呟きをひとつ。
この文面を見る限り、そう遠くないうちに会えるのだと、ついつい期待はしてしまっているのは事実だけれど。
――嗚呼、一日千秋の思いとは、こう言う事を言うのか、と。浮かんだその考えに、男は部屋で一人、小さく吹き出した。]


……まさかこの歳で、そんな初々しい事を考えさせられるとはな。
俺に責任を取れと言うなら…取ってやるとも。
だが、君にも取って貰うぞ…ヨハン。

[画面に浮かんだその名を、慈しむように指でなぞり。呟いた"恨み言"は、彼には届きようも無いけれど。]


[――嗚呼、嗚呼。彼をもしも再び、この腕の中へと迎える事が出来たのならば。
そうしたら、今度こそ。嘘偽り無く、きっと離しはしないのに。
移ろう月のように、この気持ちは決して変わったりはしない。例え彼がここに来るのが十年の後だとしても、百年の後だとしても。
この生ある限りは、焦がれに焦がれながらも彼の姿を待ち続けてやろうと。]

――……我ながら、執念じみている。
だが、余りに来ないようなら…迎えに、行ってしまいそうで怖いよ。

[クツ、と一つ喉を鳴らし、キチリと響いた指からは細い糸がたらりと垂れて。
獲物が巣に掛かるのを待つではなく、待ちきれずに獲物を追い掛けて行くなどと、何とも《蜘蛛》らしくは無いとは思いつつも――それもまた悪くない、と。]

……綺麗な月だ。

[そんな想いを胸に密かに滲ませて、男は部屋の灯りを消す。
窓に見える仄かな月の姿にあの白を重ね、愛おしいあの姿を重ね。
"嗚呼今宵の月は何と美しいのだろう"、と。
――そんな事を、思いながら。]*


手伝い クラリッサは、メモを貼った。

2014/10/08(Wed) 23時半頃


手伝い クラリッサは、メモを貼った。

2014/10/08(Wed) 23時半頃


ー回想•昨晩、一時過ぎー


[気がついたら銀河鉄道に乗っていた。


(…気がついてみると、さっきから、ごとごとごとごと、ジョバンニの乗っている小さな列車が走りつづけていたのでした。ほんとうにジョバンニは、夜の軽便鉄道の、小さな黄いろの電燈のならんだ車室に、窓から外を見ながら座すわっていたのです。)



ベネットは窓の外を見た。ああほんとうにまるで銀河鉄道の夜みたいに、ジョバンニみたいに、青白く光る銀河の岸に、銀いろのすすきがもうまるでいちめんさらさら さらさらと波を立てていたので、ここは銀河鉄道だった。

銀河ステーションもカムパネルラも、黒曜石でできたりっぱな地図もないけれど、ここは銀河鉄道だった。


銀河鉄道だった。


銀河鉄道ーーー…?



[はた、とベネットはそこで思いとどまった。そうだ自分は、黒髪の少年と、銀色の少女とバイトの話をして、それから…………それから?

うんうんと思い出そうとしても、しろいもやがかかったようで思い出せない。目をつぶれば暗闇にちりばめられた緑や橙や青の光がじゃまをして、なんにもわからないのだった。

ああでも、容姿がほんとうに少女がカムパネルラで、少年がジョバンニのようだ。二人が来たから、もしかしたら二人の今生の幸いのために自分が代わりに連れ去られてしまつたのかもしれない。
なんて、馬鹿馬鹿しいけれど。

不思議と逃げ出したいとは思わなかった。ただただ、放置して来てしまった二人のことが心配だった。困惑しているだろう。嗚呼ヤニクとの約束も、こちらが破ってしまった。性格がよろしいとは言えない彼だから、怒っているかもしれない。本をどれでもひとつもっていっていいから赦してくれないだろうか。伝える機会もないけれど。


メモを貼った。


クラリッサは、錠からの連絡を局に帰ってから知ることになるだろう。

2014/10/09(Thu) 00時頃


汽車のなかに自分はひとりだ。

カムパネルラが姿を現さなければ、ジョバンニはずっと、ずうっと、白鳥の停車場にも、プリオシン海岸にもいけず、北十字も見られず、鳥を捕る人にも会えずにくらい銀河のなかを走り続けてゆかねばならないのかもしれなかった。]


ひとは誰もが、自分だけのカムパネルラを探している


[そう喩えたのは誰だっただろう。自分の暗闇を照らす唯一の光を、照らして手を伸ばしてくれる誰かを探している。

そのカムパネルラが、どこまでもゆこうと言った途端に消えてしまうのだ。銀河鉄道は、そうゆうことを表しているのであり、カムパネルラもまた、人間だったのだ。

賢治のカムパネルラは妹のトシだった。


カムパネルラーーー信仰を一つにするたったひとりのみちづれが消えてしまうそのことに、何度胸を打たれただろう。

黄玉(トパーズ)や青宝玉(サファイア)を散りばめたような賢治の世界が、窓の外に広がっている。



孤独の散乱する、綺麗な空だった。


けれども自分には、カムパネルラはいないのだ。
いつだって、いまだって。



このまま何処へゆくんだろう。


大声で泣いた。少しだけ笑った。

このまま何処かへゆくんだろう。



ことんことんと、振動音だけが響いていく。]


【人】 手伝い クラリッサ

―昼下がり・公園―

[猫を可愛がり可愛がり、端末の画面をボンヤリ眺めながら、金糸雀への文面に頭を悩ませていた。
何分が経っただろうか。公園の時計を見れば、また別の人物が顔を出す。]

 ルーカスさんからの返信も来ないのよねぇ……何かあったのかしら。

[と心配をしても、頼りになるのは名刺一枚とアドレス一文。残ったものはサボテンと懐中時計。
おつかいに持って行く物としては、ちょっとな。

彼の知り合いといえば……一人だけ心当たり>>302があった。メールを書いたら、大学まで足を運んでみよう。
端末が震えたのは、ちょうどその時。]

 ルーカスさん……?

[それとも、さっき送信ボタンを押したシメオン君?
目に飛び込んだ件名に、思わず眉を顰める。
約束を果たしに……後ろ……後ろ?]

(324) 2014/10/09(Thu) 00時頃

【人】 手伝い クラリッサ

 ––––––––……っ!

[降って湧いた声>>306>>307に背筋に針金が張った。猫もビックリして何処かへ逃げ出してしまう。
血がなみなみ注がれ始めた心臓を抑えて、後ろを振り向く。]

 ……ちょっと、そこまでお使いに行く所だったの。

[半ば睨むように見上げた顔は、見慣れてしまった顔。]

 昨日は傘をありがとう。それとお使いも、今金糸雀さんへの手紙に何て書こうか悩んでいた所よ。

 ……今日も耳が生えているのね。

[最早隠す気はないらしい、その耳を少し柔らかくなった目で見つめた。]

 それ、いつ取れるの?……誰かにあげる事とかできないのかしら?

[さり気なくベンチの隣を空けたけれど、相手は座るだろうか。]

(325) 2014/10/09(Thu) 00時頃

手伝い クラリッサは、メモを貼った。

2014/10/09(Thu) 00時半頃


クラリッサは、カリュクス(カナリア)への文面をどうしようか思案中。

2014/10/09(Thu) 00時半頃


【人】 手伝い クラリッサ

[引き結ばれた口元。視線の先>>330を辿っても逃げる白い後ろ姿があるだけだ。]

 そんなに怖い顔しないでちょうだい。せっかく被ったおばあさんの皮が剥がれるわよ、狼失格ね。

 誰かれ構わず手紙を振りまく程尻軽ではないので……これで充分です。

[悪戯そうな笑みを浮かべて、端末の後ろに付いているレンズを相手に向ける。

パシャ。水溜りに態と踏み込んだ時と似た音が響く。…から見える液晶画面には、相手の顔が映り込んでいるだろうか。
映り込んでいたのなら、端末をそそくさとポケットに隠してしまって。……後でこの写真をカナリアさんに送ろう。
下手な文章よりも、何倍もいい筈だ。

恐らく、相手の顔は嘘ではないだろうから。]

[写真が撮れようが撮れまいが、端末は仕舞う。
言い訳が欲しいのか>>332という問いに、浅く息を吐き出した。
目の前では、噴水が落ちてはけたたましい音を立てている。]

 言い訳が欲しいのは貴方なんじゃないの?
 もう耳を隠さないのは、誰かに自分の事を糾弾して貰いたいから?

(344) 2014/10/09(Thu) 01時頃

【人】 手伝い クラリッサ

 目に見える呪いを貴方は手に入れたのよ。誰にも解けない呪い。
 たぶん貴方だけでは、貴方の望む物では、もしかしたら他の誰にもどうすることも出来ない………

[言い過ぎた、と。
視線を伏せて隣を見る。]

 ………代わりたいわ、貴方の全てと。
 貴方は、今、その姿で幸せ?

(345) 2014/10/09(Thu) 01時頃

[月の光の差し込める薄闇の中、ぼんやりと月を眺めてどれ程の時間が経っただろう。
傍に置いた懐中時計の針を見たのなら、思いの外時間が過ぎていて――"とんだ時間泥棒だ"、と月に喩えたかの人へと捧げる恨み言を胸に。
そうして漸く、その月から目を離したのであれば。図ったように、携帯端末が音を立てて震えはしただろうか。]

……、土産か。
それは嬉しい。どんな時計を…贈ってくれる?

[そろそろ見慣れたその名とアドレスに、知らずのうちに顔を綻ばせ。返信の代わりにぽつりと言葉を零しながら、眉を寄せて目を伏せる。
――嗚呼、折角。今宵の月が、恋しさをほんの僅かにだけ慰めてくれたと言うのに。
このタイミングで送って来るとは…これじゃあ本当に、ひと時たりとも彼を浮かべぬ事など出来ないじゃあないか。]



………、あの時は、太陽が昇らなければ良いと思ったものだが。

[あの夢の一夜へと、想いを馳せて。あの時話したささやかな趣味の話を、彼が覚えてくれていた事に歓びを。
彼のくれるという時計は、果たして如何なるものなのだろう。年甲斐も無く踊る心を宥める気など、今はとてもありはしなくて。
全て置いて来たあの時計達も、また集め直さねばなるまい。そしてその最初の一つが…彼からの土産であるのなら。
それは何と、幸せな事だろう。]

……今は、太陽が昇るのが…何よりも、待ち遠しいよ。

[呟いた声に、最早皮肉も余裕もありはしない。只々その身を焦がす恋しさだけを滲ませて、最後にひとつ呟いた名は、月明かりの中へと溶けて行きはしただろうか。]*


情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 エピローグ 終了 / 最新

視点:


トップページに戻る


← ↓ ■ □

フィルタ

注目:クラリッサ 解除する

生存者
(10人 90促)

クラリッサ
20回 注目

種別

通常
内緒
仲間
死者
客席
背景

一括

全示
全断
反転

ツール

クリップボード

ピックアップ

>>【】
(0.109 CPUs)
SWBBS V2.00 Beta 8 あず/asbntby
あっぱれ、うっかりアイコン by 小由流
人狼議事キャラセット by りりんら
管理 sol・laななころび