314 突然キャラソンを歌い出す村5
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迷い人 ヘザーは、メモを貼った。
2022/09/02(Fri) 22時頃
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ー桃園学園 3年教室ー
まだ時間もあるし、みんないないよね。
[久しぶりに来た教室は、クラスメイトの姿はまばらで。 無理もない。3年ともなればギリギリの時間に登校してくる生徒も多いだろう。
文句を言おうとしていた化学部の部長、柊木の姿も勿論無い。]
(8) 2022/09/02(Fri) 22時頃
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あ、新学期早々申し訳ないんだけど、今日は早く帰ろうと思うのよね。
[夏休みで持ち帰っていた辞書をロッカーに入れながら同じ文化祭実行委員の女子生徒に話かける。]
管財部の許可印、『しっかり申請している部活』は1学期のうちにしっかり押してるし。
[地味な女子生徒は地味なりにしっかりと、人には見えない所で仕事を終わらせるのである。 文化祭実行委員会地味チームの面目躍如、と言った所である。]
(9) 2022/09/02(Fri) 22時半頃
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ちょっと今日、行きたいところあるんだよね。
[行きたい所とは『フラワーカフェ』。やらなくてはいけないことは山積みである。
そんなことがあったのが、朝の話。]
(11) 2022/09/02(Fri) 22時半頃
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ー桃園学園 3年教室 昼休みー
午後の授業は理事長先生かぁ…… 抜き打ちのテストとか多いのよね、あの先生。
[みなみはため息をつきながら国語の便覧を机に置く。]
(16) 2022/09/02(Fri) 22時半頃
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我豊太郎ぬし、かくまでに我をば欺き玉ひしか――――
[みなみが口にしたのは『舞姫』の一節。]
(19) 2022/09/02(Fri) 22時半頃
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♪ どんな甘い 言葉を重ねても どうせ裏切られるのなら 気づいてしまう前に 上手く 騙してね わたし馬鹿のふりするから
(21) 2022/09/02(Fri) 23時頃
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♪ あなたがそばに いない現実に 直面するくらいなら 気づいてしまう前に 何も知らず狂うわ わたし強くなんてないから
(22) 2022/09/02(Fri) 23時頃
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♪ 手にしたものに当たり散らして 布団を噛み締めて泣くの あなたの残り香 姿の見えないあなたを求め くるくるのたうち回る わたし舞姫
(23) 2022/09/02(Fri) 23時頃
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やだ。ちょっと顔洗ってくるね。
[気がついたら涙が零れていた。 みなみは照れくさそうにトイレへと向かう。
この涙を拭わねば。 午後の授業が始まってしまう前に――――――**]
(24) 2022/09/02(Fri) 23時頃
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迷い人 ヘザーは、メモを貼った。
2022/09/02(Fri) 23時頃
迷い人 ヘザーは、メモを貼った。
2022/09/03(Sat) 00時頃
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─ 昼休み、桃園学園、3年教室前 ─
…………どうして涙がこぼれたんだろう。
[トイレで顔を洗い、軽くファンデーションを塗り、リップを整え、教室へ戻る。 メイクの方法は変えてないが、この夏にコスメを変えた。
量販店で買えるプチプラではなく、デパートで購入したのは、社会人が使うようなブランド。 少女がどこか背伸びをするかのように。]
(116) 2022/09/03(Sat) 08時頃
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いけない、もうすぐ授業始まっちゃう……!
[教室へ戻ると、背の高いモジャモジャ……もとい五十鈴が話しかけてきた。(>>88)
みなみのことを『ミナミン』と呼ぶ彼は、一言でいうと『やさしいひと』]
(117) 2022/09/03(Sat) 08時半頃
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五十鈴くん、久しぶり。 相変わらずのゆっくりなご出勤で。
[午前の授業にきっちりと来るタイプではない彼に小言のような返すと、みなみを見た彼の率直な感想(>>89)には]
(118) 2022/09/03(Sat) 08時半頃
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…………そうかな。でもありがとう。
[少し戸惑いを受けた表情で返してしまう。
そんなみなみの反応を見た五十鈴は気まずそうに席へ戻ってしまう。(>>90)]
(119) 2022/09/03(Sat) 08時半頃
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そういう所だぞ、五十鈴くん。
[聞こえないくらいの小声で呟く。 物言いに軽さはあるけれど、とても『やさしいひと』。 同じクラスの柊木に比べるのは気の毒ではあるが、背も高いし彼女の一人くらい出来てもおかしくないとは思うけれど。
残念ながら五十鈴にそんな噂を聞いたことはない。少なくともみなみの耳、には。]
(120) 2022/09/03(Sat) 08時半頃
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[そして、平澤みなみは頭を悩ませていた――――]
(121) 2022/09/03(Sat) 08時半頃
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─ 桃園学園、3年教室では授業中 ─
うーん、和歌。和歌ですか…………
[国語の授業で出されたのは和歌の課題。 いまいちピンとこないみなみは頭を*悩ませている*]
(122) 2022/09/03(Sat) 09時頃
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― 桃園学園・授業中 ―
うーーーーー
[平澤みなみは悩んでいた。和歌なんて全然出てこなかったのだ。 次々と作品を提出する生徒を横目に声にならない声をあげ、真っ白な紙とペンに向かって自問していた。
どうして詠うんですか?と。]
(300) 2022/09/03(Sat) 22時頃
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在りし日の 夏の想ひ出 弔いて 曼珠沙華の 鮮やかな紅
[苦悶しなから書き綴った句は、悲壮感をも感じる句だった。 テスト用紙を提出した後も、少し疲弊した様子で。]
(304) 2022/09/03(Sat) 22時半頃
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…………えっ、ありがとうございます。 ちょっと深く考えすぎちゃって。大丈夫です。
[理事長先生から声をかけられ(>>67)、謝意を伝えると。 みなみは机に突っ伏す。]
(307) 2022/09/03(Sat) 22時半頃
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…………ごめん、ちょっと保健室行ってくる。 少し疲れてるだけだから大丈夫。ありがと。
[みなみはふらふらとしながら保健室へと向かう。 時刻は放課後を迎えた所だろうか。]
(315) 2022/09/03(Sat) 23時頃
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迷い人 ヘザーは、メモを貼った。
2022/09/03(Sat) 23時頃
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― 放課後 保健室 ―
…………失礼します。放課後に来て申し訳ないんですが、少しだけベッドを貸してもらっても、いいですか?
[今日はフラワーカフェにいく予定だったが、この様子だと行けそうには無さそうだ。 まさか、そのフラワーカフェで今まさにデュエルの火蓋が落とされようとしていることは想像だにつかないのであるが。(>>339 >>340)]
(341) 2022/09/04(Sun) 00時頃
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― 放課後 保健室 ―
…………あ、ちょっと気分が優れなくてベッドを借りに来ただけですので。 少し横になったら帰りますんであまりお気になさらずに。
[養護教諭の若林先生こと、ケイちゃん先生が様子を見に来る。(>>373)]
(420) 2022/09/04(Sun) 08時半頃
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…………あー、やっぱ酷い顔。
[保健室のベッドに横になる前に、自分の顔を見たが血の気が引いた酷い様子で。 クラスメイトの追儺さんが心配そうな顔をしていたことを思い出した。和歌が出てこなくて困っていただけ、ではあるが。]
(421) 2022/09/04(Sun) 09時頃
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フラワーカフェ、彼女を誘ってみようかしら。 沙羅ちゃん、確か華道部だったし。
[心配をかけた埋め合わせではないけれど、沙羅をフラワーカフェに誘ってみようかと思った。]
(422) 2022/09/04(Sun) 09時頃
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迷い人 ヘザーは、メモを貼った。
2022/09/04(Sun) 09時半頃
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…………気分転換にスマホでも見ようかな。
[みなみが開いたのは『キモニク』というWeb漫画。『キモ』いけど『ニク』めないおじさんという略称である。 画風とは裏腹に社会風刺が利いているゆるふわ系Web漫画で一部界隈に人気である。]
(423) 2022/09/04(Sun) 09時半頃
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『 キモニク、まさかのNotes of Five Linesとコラボ!!! 』
[みなみは大きなため息をついて、スマホを*閉じた*]
(424) 2022/09/04(Sun) 09時半頃
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