309 【誰歓】【飛び入り歓迎】学園の七不思議3
情報
プロローグ
1日目
2日目
3日目
エピローグ
終了
/ 最新
1
2
3
[メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
視点:
人
狼
墓
少
霊
全
|
— 初心者コース —
[神妙に頷くジャーディンくん>>3:74に、あれ、なんか思ったより重く受け止められてるぞ、と瞬きして。 だるそーな雰囲気の一年生だけど、真面目に話を聞いてくれる、いい子なんだなあ。とあらためて思い、アイリスはくすぐったそうに笑った。]
気持ちはわからないでもないんだ?
[あはは、とちょっぴり意地悪げに言って]
でも別れて正解かー。そっかな、そう思う? …それならよかった。 うん、ありがとね!そう言ってくれて!
[自分の気持ちに嘘を吐いてまで誰かと付き合いたいとは思わない。だからアイリスは態度を改めるつもりはなかったけれど、やはり毎回振られる側に回れば、自分が悪いのかなあ、という気もしてくるもので。 ジャーディンくんがそう言ってくれたのは、嬉しかった。]
(0) choco 2021/01/03(Sun) 01時頃
|
|
[目に雪でも入ったっぽいジャーディンくん>>3:80に、お、と少し思わないでもなかったが、特に追及することはせず。]
そうそう!めいっぱい楽しんで、 あとのことはこれから考えよっ!
[そう言った。 気合いを入れてゴーグルを降ろしたジャーディンくんを見、自分もスキーをしっかり装着、ポールの握りを確かめて、万全の状態を整え]
もっちろん!勝ちに行くよっ!!
[一度子狼たちを見据えて、やるぜ後輩!と片方の拳を突き出しながらジャーディンくんを振り返れば、その拳は打ち合わされただろうか。 彼が初心者なのはわかっているけれど、気の持ちようは大切なのである。気合いだよ気合い!!勝てるとは言ってない。]
(1) choco 2021/01/03(Sun) 01時頃
|
|
[滑走中は、バランスを崩したジャーディンくんに上手い転び方を教えたり(超大事)、もちろん滑り方もアドバイスしたり。
同時に滑っていた部員がいれば声を掛けて、アイリスがアドバイスできそうなことがあれば何か言ったりしただろう。 あーーっ!オーレリアちゃん!!あーーーっ!フローラ!!!あーーっ!!あーーーーっ!!!!!とひたすら叫び声をあげていたかもしれないけれど。 ロビン先輩はさすがの三年生、ゆっくりではあるけれどしっかり滑っていたようで、オーレリアちゃんに声を掛けているのを見れば、彼がいてくれてよかったなあと素直に思った。
アイリスは、初心者コースだとやはり余裕があって。 滑りながら、時折並走する狼に近付いてみたりして、そんな時はまた、ジャーディンくんに「楽しいね!」と笑って声を掛けるのだった。]
(2) choco 2021/01/03(Sun) 01時頃
|
|
[下まで着いて、お疲れ!とあらためてジャーディンくんに声を掛ければ、もらった言葉>>3:83には]
ジャーディンくんはかっこいいよっ。 でも、たまにはかっこ悪くても、いーじゃない?
うん。なんかあったら愚痴らせてもらおっかな。 うわウザいって後で言っても知らないからね!
[そう言って、じゃあ別コース行ってくるから!と手を振りながら笑顔で別れた]*
(3) choco 2021/01/03(Sun) 01時半頃
|
|
— 上級者コース —
ちょ…、しんど…、いやまって…、ひどいぃ〜…
[ひぃひぃ言いながら山を登る。 初心者コースと違って急斜面。当然だが距離も長い。 アイリスは始まる前からダメな感じだった。]
で、でも今更…やめるなんて冗談… 制覇するったら…、する…んだっつーの!
[くそったれっ!と少々荒い言葉を吐きながら、一度足を止め、近くにいる成獣の狼をすがるように見て]
た…たのむ…、から、荷物…もって… お願いだからぁっ……!!
(4) choco 2021/01/03(Sun) 01時半頃
|
|
ついでにあたしのことも、引っ張ってってください…
[えーん。泣き真似しながら懇願すれば、アイリスのことも引きずって行ってくれただろうか。 一足先にグスタフ先輩が連行(?)されていたかもしれない。>>3:87 もし行き合えば死んだ目で]
あーせんぱ〜い…お疲れ様でぇ〜す…やってますか〜〜…
[と力なく手を振って声を掛けただろう]*
(5) choco 2021/01/03(Sun) 01時半頃
|
|
初心者コース行きましたよぉ〜… でもあたし…コース制覇しないと気が済まないんでぇ… 二回目はこっち来た…
[ずるずる引きずられながら、お仲間にご挨拶。 何故疲れてるのか?と聞かれれば、この山を登るあなたがそれを聞きますか、と半目になり。そのまま、ふっ…と遠い目をして]
そーかそーか、鍛えてる先輩にはわかんないんですねぇ。 アイリスちゃんのような乙女には、 この山、険しすぎるんですよぉ…! あたしは登山しに来たんじゃないんだってーの!
[つい語調が荒くなるのを、おっほん、とわざとらしく収め。
見かねたのか、手伝ってくれると言う先輩に、コロっと態度を変えて]
えーんありがとうございますーーっ。 押して押して! 先輩逞しいっ、頼りになるっ、さいこーっ!
(8) choco 2021/01/03(Sun) 03時頃
|
|
[そうして、やんややんや言いながら、頂上付近まで連れて行ってもらうと]
へえ、そんなに人狼さんいるんですか? そんないるんなら…
やっぱ狼ぞりで、上まで乗せて行ってくれたって、 いいじゃんね…!
[ケチ!と悔しがるアイリスは、グスタフ先輩の心配に反して、全く物怖じしない子であった。]**
(9) choco 2021/01/03(Sun) 03時頃
|
|
[『先輩』はできたのか>>11、と聞かれると、にかっと笑ってVサインを作り]
いや〜、グスタフ先輩にも見せたかったな〜っ。
[と偉そうに言った。 実際それほどかというと、そうでもないと思うのだけれど、とりあえず大口を叩くお調子者なのである。
でも、『後輩』って可愛いから、『先輩』も悪くないかもなあ。とは思い始めている。 小中学校では色々あったため、アイリスにとって、こういう体験は初めてのことだった。]
(17) choco 2021/01/03(Sun) 17時頃
|
|
そっか、人狼は二足歩行か〜…。 四足の方がスピード出そうですけどねぇ。 でもま、手伝ってくれるなら二足でも全然歓迎〜。
[人狼が全く怖くないのかと言われれば、そんなことはないのだが、言葉が通じる分、野生の熊なんかよりも安全だろうと思っていた。
そんなわけで、頂上に着けば、背中を押してくれた先輩と、一応引きずってくれた狼さんにもお礼を言って。 少々呼吸を整えてから、アイリスも上級者コースに挑むのだった。]
(18) choco 2021/01/03(Sun) 17時頃
|
|
[さて、いざ滑走開始である。 下から登ってくる時に薄々感じてはいたが、コースの状態はあまり良くない。人の手が入っていない、という点で。
アイリスがターンを決める度、ズシャッと雪が跳ね上がる。]
――重いっ…!もうちょい整えといてよ…!
[思わず愚痴をこぼしたが、狼に何を求めているのか、という話である。
アイリスは毎回上級者コースにチャレンジしているが、それは普通のスキー場でのこと。それでも時折ずっこけて、大笑いしているようなエンジョイ勢だ。 こんなコースは荷が重すぎる、見誤ったな。と思ったけれど、一度山を登ったからにはどうしようもなかった。下りなければ。]
…ああっ…!もう……!
[雪があると言っても、この程度の量でブレーキになるような、そんな生易しい勾配の坂ではなかった。 グスタフ先輩ほどの脚力があれば、さほど問題にならないのかもしれないが、アイリスの脚では、雪の重みと急勾配を曲がる負荷、両方を長くは耐えられず。 しばらく滑ったところで、ターンを曲がり切れずにひっくり返ってしまう。]
(19) choco 2021/01/03(Sun) 17時頃
|
|
あーー無理だこれは……!
[アイリスは悟った。雪合戦と初心者コースを経た上で、さらに上級者コースまで滑り切るのは、無理。 むくりと上体を起こして下を見ると、傾斜が緩やかになるのはまだまだ先の方で。転びながら、だましだまし滑っていたのでは、辿り着くのにいつまでかかるかわからなかった。
ちらりと並走していた狼を見る。 すると、その程度か?と小馬鹿にするような目を向けられた気がして、アイリスはかちんと来た。]
舐めんなっつーの。
[そう言って立ち上がり、すうっと息を吸って気合いを入れる。]
(20) choco 2021/01/03(Sun) 17時頃
|
|
いくぜ野郎どもっ。ついて来な!!
[一体どこの筋の者なのか。狼に向かって吠えたアイリスは、スキーの先を、斜面に対し垂直に向けて。
この際、女は度胸である。 一直線に滑り降りることにした。
アイリスは恐怖心が薄い。全くないわけではないけれど、 高い場所は平気、ジェットコースターも大好き。 妖にも気軽に話しかけるし、Gはスリッパでぶっ潰せる。
だけど、それゆえか、時折無謀であった。]
(21) choco 2021/01/03(Sun) 17時頃
|
|
[御しきれないスピードは危険でしかない。 途中、小山に気付かず乗り上げて、人生初のスキージャンプ(小)を経験してしまった。世界がスローモーションに見えた。 なんとか着地できたからよかったものの、下手をすれば大怪我をしていただろう。 あれにはさすがのアイリスも肝が冷えた。
事前に聞いていた所要時間を大きく縮め、ぶっちぎりで麓に辿り着く。 アイリスはしばし呆然として、はあはあと息を整えていたものの、後ろから追いついてきたかのように突然ぶわっと汗が吹き出し、視界がじわりと滲んで]
わ、めずらし…
[久方ぶりに襲う感情を他人事のように味わいながら、アイリスは指先で拭った涙をじっと見つめた。]**
(22) choco 2021/01/03(Sun) 17時頃
|
|
あ、そっか。 先輩たち、もう引退しちゃうんですよね。
そっかー。なんか、ちょっと……
[スキー部の本格活動時期は冬だから、本番はまだまだこれからと思って、先輩方の引退については、これまで深く考えてこなかったのである。 でも、いざ合宿が始まれば、すぐそこに終わりが見えてきたような気がして。
後輩はもちろん可愛いけど、先輩だって…
ふっと湧いた気持ちを言葉にしたくなくて、アイリスは口を閉じた。]
んーん。なんでもない。 わかった、できるだけがんばるね! 先輩は進学だっけ?就職だっけ?そっちもがんばってね。 卒業しても時間ある時は遊びに来てよね〜〜っ。
[そう言って、いつもの調子で笑う。]
(42) choco 2021/01/04(Mon) 00時半頃
|
|
はーい。先輩も気を付けてね! お先にいってらっしゃい!
[と、一足先に滑り出す先輩を見送って。
滑走一回目のグスタフ先輩が、まさかそんなに人狼まみれになっていたとは知らず。 見ていたらちょっと笑ってしまったかもしれない。先輩、犬とかに懐かれやすい方なんですか?なんて。]
(43) choco 2021/01/04(Mon) 00時半頃
|
|
[グスタフ先輩が滑り終えた頃、アイリスはスキーもポールも投げ出して、地面にべたりと座り込んで空を眺めていた。
アイリスにとってこの勝負、すでに勝ち負けなどないスリル満載アトラクションと化していたから、大負けしたと言っている先輩には、「?」マークを浮かべ。]
グスタフ先輩はスキーの向上心すごいですねえ。 あたしは、生き残ったから勝ちでいいや。 とりあえずお疲れ様〜。
[イエ〜イといつものようにハイタッチをしに行く気力は無かったので、その場で手をあげてふにゃふにゃ振っておいた。 そしてふう、と息を吐くと、ちょっと口をとがらせて]
先輩。もう歩きたくない。
[とぼやく。 別に腰が抜けたわけではなかったけれど、なんだかもう、気分は駄々っ子だったので。 もうここから一歩も動けない、とでも言うように、ぶすっとした顔をした。]
(44) choco 2021/01/04(Mon) 00時半頃
|
|
[そう言っているうちに、次の放送が流れて。]
あ、もう帰れるんだ?全員?マジで?? やったーーー!!
[わーい!と両手をあげて喜ぶアイリスは、元気を取り戻し、今度こそお疲れのハイタッチ!とそのまま両手をグスタフ先輩に向けて。 このまま帰してもらえるのなら、校舎まで歩かなくていいんじゃん、ラッキー。などと思うのだった。]*
(46) choco 2021/01/04(Mon) 00時半頃
|
|
いやあ、あたしは、普通に滑り切れそうもなかったから。 ショートカット使っちゃったっていうか…
[先輩にタイムを褒められたけれど、真っ当に滑ったかというとそうでもなかったので、少々視線を泳がせて。 それでも人狼たちが満足気な顔をしていたと聞けば、苦労した甲斐があったと思う。 少々機嫌は良くなったが、あえて不機嫌顔のまま、頭に延ばされた手が置かれるのを待った。]
えっ、先輩、やっぱり背中痛めてたの!? やっぱり〜〜??フェルゼ先輩の雪玉すごかったもんね! あの時も気になってはいたんだけど…
大丈夫?重症ってどれくらい?? いっぱい守ってもらっちゃってごめんね…!
[そして重症の言葉にうろたえた。 怪我人に山上りも手伝わせちゃったよ、どうしよう、と焦ったが、ひとまず大丈夫そうだと見て取れば、おどかさないでよ〜と情けない声をあげただろう。]
(52) choco 2021/01/04(Mon) 04時頃
|
|
[風が吹けば、アイリスの髪も巻き上げられ。 とぐろを巻いてまとわりつくような雪風の向こうに、グスタフ先輩の顔を見て、]
うん、また、すぐ後でね!
[と笑って言うと、彼の姿は見えなくなった。]
(53) choco 2021/01/04(Mon) 04時頃
|
|
[残りの短い時間の中。 アイリスは妖たちに向けて、最後まで一方的に声を掛ける]
まー色々あったけど、楽しかったよ! もうちょっと穏便に誘ってくれるなら、 ここのこと、知り合いに紹介してあげてもいいけどっ?
雪像は任せといて!ウエダさん500周年おめでと〜っ。 仲良し夫婦で羨ましいな。末永くお幸せにね!
[そんな風に、友達に向けるような笑顔を浮かべて、じゃあね〜っと手を振った。
ちょっと思っていたのだ。 遊びで溜まる生気って何だろう。信仰って何だろう。 その定義はアイリスにはわからなかったけれど。 持ちつ持たれつで、長い間、人間のそばで暮らしていた妖たちなら。食事がどうとかだけではなくて、寂しかったりするのかなって。 そう考えると、最初は腹の立ったお稲荷様の態度も、捨て犬が拗ねているようで可愛らしく思えてきたのだった。
もしそういうことなら、次の遊び相手を紹介するのも吝かではない。そうは言ってもやはり、妖相手に安全の保障はないので、誘う相手は慎重に選ぶだろうが。]
(54) choco 2021/01/04(Mon) 04時頃
|
|
[ところでアイリスは、注射される時ガン見するタイプである。 よって、吹雪に包まれた時も、わくわくしながら目を開けていたのだが、結局目に雪が入って「あっ!」と目を閉じた瞬間に、もう元の世界に戻ってきてしまった。]
あっ、あーっ…!ずるい!今のなし〜もっかい!! いややっぱいいです。うそうそ、ごめんなさい。
[などと呟きながら、立っていたのは元いた廊下。 窓の外の夕日が見えて、終わったんだなあ、と息を吐く。
周囲にスキーなどは落ちていなかったので、そちらも元々置いてあった場所に戻ったのかもしれない。そこはサービスいいな。最後の挨拶の効果があったのだろうか。 しかし、酷使した足のだるさはしっかり残っており、あれが現実だったのだとアイリスに告げていた。]
(55) choco 2021/01/04(Mon) 04時頃
|
|
[とりあえず。]
ただいまーーーっ! みんな、帰ってきたよ〜〜〜〜っ!!
[と声をあげ。 うん、と一つ伸びをして、疲労を感じさせない軽快な足取りで、アイリスは駆けて行った。]
(56) choco 2021/01/04(Mon) 04時頃
|
|
— →調理室 —
[あの時みんなどこにいたんだっけ、と廊下をそのまま走って行けば、調理室付近に後輩二人の姿を見付けて>>28>>39]
二人とも〜〜っ!ただいまおかえりーーーっ!!
[二人の肩を抱けそうなくらい、大きく両腕を広げて突撃すれば、二人か、どちらか片方だけでも、アイリスの腕に捕まってくれただろうか。 下手をすると、身長差などの都合で、ジャーディンくん側には首元にラリアットかましたみたいになってしまったかもしれないけれど。]
いや〜よかったね〜〜!早めに帰ってこれて! ほんとお疲れ〜、もう他の人にも会った??
[そうして軽〜く挨拶すると、調理室の方を向いて]
あ、あたしちょっと調理室行ってみるね!
[と、嵐のように去って行くのだった。]
(57) choco 2021/01/04(Mon) 04時頃
|
|
[調理室の扉を開けば、中に先輩たちの姿は見付けられただろうか。>>45 外で後輩に声を掛けていたから、グスタフ先輩よりも入室は遅かったことだろう。>>51 みんなに会えたなら、笑顔で「ただいま!」と言って。
そうして、アイリスの視線はある一点に吸い込まれる]
……ああ〜〜〜〜っ!!?!?
[咎め立てるような、鋭い叫びが辺りに響き]
な、ない…
ケーキが……
はんぶんっ…………無くなってる!!!
[がーん、とショックを受けたアイリスは、手近な机の上に突っ伏した。]
(58) choco 2021/01/04(Mon) 04時頃
|
|
楽しみにしてたのに…ひどいっ… 一体誰がこんなひどいことをっ……!!
[フェルゼ先輩は、ヨアヒム先生の自供について>>+10話を聞かせてくれただろうか。 そうじゃなくても、なんとなく、犯人の目星をつけて]
…まあ…半分だから……許すっ。仕方ない! 非常事態だったんだから、 ここはアイリスちゃんが大人になりましょう!
[そう言えたのは、半分になってしまったケーキでも、切り分ければどうにか一切れくらい、自分の分も確保できそうな大きさが残っている気がしたので。 ロビン先輩ではなくアイリスがこんな反応なのは、大げさに思われるかもしれないが、一度おあずけを食らった分、ど〜〜しても食べたくなってしまったのだ。]
見てたら食べたくなるから、あたしも出て行こ… 夜になる前に雪像作りに行きたいし…
[だんだん空いてきたお腹を撫ぜて。ここは誘惑が多すぎる、早く出ようと、ケーキに背を向けた。 調理室の面々にしおしおと手を振ったアイリスは、木枯らしのように去って行くのだった。]
(59) choco 2021/01/04(Mon) 04時頃
|
|
― →グラウンド ―
[まだ近くに後輩たちがいたのなら、来た時よりも力なく手を振っただろう。 そうして外に出れば、見渡すはまっさらなグラウンド――ではなく。]
あれ、先輩たち何かしてたのかな。 ヨアヒム先生の足跡じゃないよね?これ。
[グラウンドには大きさの違う足跡が残されていて、先に戻っていた先輩たちが何かしていたのだろうと窺い知れた。 周囲に雪玉が落ちているのを見れば、雪合戦の続きかあ、先輩達元気だなーっ。と一人ニコニコ微笑んで。]
よーし、あたしもやるぞーーっ。 あたしはこっちから行こっと。
[先輩達の軌跡(?)は避けるように、まだ誰も踏んでいない雪の上で、ころころ雪玉を転がし始める。 何を作るかは決めていないが、雪像を作るにはとりあえず、雪の塊が必要だろうから。]
(60) choco 2021/01/04(Mon) 04時頃
|
|
[ある程度大きくなったところで、小休止。 そういえばスマホは、と覗き込めば、元通り使えるようになっていて。何か新着通知は入っていただろうか。しばし画面をスクロールする。
一通り確認すると、アイリスは自分が転がした雪玉と、その跡、自分の足跡からなるミステリーサークルを撮影して、SNSに写真をアップした。]
『#雪像建設予定地!』
[外には電灯もあって、夜の作業も可能かもしれないが、明るいうちに基礎くらい作っておいて損はないだろうと、その後もせっせと雪玉を転がした。]**
(61) choco 2021/01/04(Mon) 04時頃
|
|
— グラウンドに出る前:調理室 —
[フェルゼ先輩に優しく慰めてもらって>>72、アイリスの心の傷はいくらか回復し]
そっか…おいしかったか〜… うん、食べるのが楽しみですね……
[へへっ…と笑った。
先輩方の間で、雪合戦の後の話は出ていなかったのだろうか。 もし色々話した後のようだったら、「雪像って、ウエダさんの500周年祝いのことですよ〜」と説明しただろうし、まだそこまで聞いていないようだったら、事情も含めてかいつまんで説明し。]
あ、お茶用意しててくれたんですか? ありがとうございますっ。
[と、その一杯はありがたくいただいて。 染み渡る温かさにほっとしつつ、一時的にではあるけれど、いくらかお腹も満たされて。 嵐のようなアイリスは、木枯らしに変化しながら外に出たのだった。]
(82) choco 2021/01/05(Tue) 02時頃
|
|
— グラウンドに出る前:一階廊下 —
[木枯らしアイリスはとぼとぼ歩いていた。 フェルゼ先輩に慰めてもらって、温かいお茶で癒されたのは一瞬のこと。 一人になるとどうしても、あの大きさじゃ…一人当たり…と考え出してしまい、ヨアヒム先生の腹を高速でつつきたくなる欲求が抑えられなくなってきたのである。]
…あれ、ロビン先輩?
[そんなところに、かの先輩の姿>>78を見かけてしまえば]
せんぱ〜〜い!! ちょっと聞いてくださいよぉ〜〜〜!!! あっ、おかえりお疲れ様でっす!
[と怒涛の勢いで押し寄せて]
(83) choco 2021/01/05(Tue) 02時半頃
|
|
実は、ひどい事件があって……! 大事なっ…大事な大事なアレがっ……! あたしっ…守れなくってぇっ……!!
[やたらと意味深長に前置きつつ…]
先輩のケーーーキ!!! ヨアヒム先生が半分食べちゃったんですよぉ、 信じられます〜〜〜〜〜!!?
[と爆発した。 まだ、近くに先生はいたのだろうか?アイリスは気付かない。気付かない方がお互いのためだ。]
(84) choco 2021/01/05(Tue) 02時半頃
|
|
あたし、お預けで我慢していい子で待ってたのに〜〜!! 許すけどっ!許したけどっ!! 先輩も慰めて〜〜〜〜〜〜っ!!!
[お預けした責任者として、ぜひ、荒ぶるアイリスを鎮めるのに一役買って欲しかった。とんだとばっちりである。
しかしなんだかんだ言って、愚痴を吐いてスッキリすれば、高速腹つつきの欲求も治まって。 ロビン先輩と別れる頃には、機嫌を直してグラウンドに向かったのに違いない]**
(85) choco 2021/01/05(Tue) 02時半頃
|
|
— グラウンド —
[何作ろっかなー。何作ろっかなー。何作ろっかなー。 何作ろっかなー。何作ろっかなー。何作ろっかなー。 何…………]
だめだ、なーんにも思いつかない…!
[ついに音を上げたアイリスの周辺には、中小様々な大きさの雪玉がゴロゴロと無様に転がっていた。 重くて辛くなってきたら次に乗り換えたため、大サイズは存在しない。中小を適当に組み合わせて隙間を埋める方が、自由な形にできていいではないか、アイリスちゃん賢い。と自分に言い訳をした。
しかし転がしても転がしても、作りたいものが思い浮かばない。そもそも、雪像とはどうやって作るのか?大きな彫刻なんて挑戦したことすらなかった。]
(86) choco 2021/01/05(Tue) 22時頃
|
|
飽きたーーっ!!もういい! またあとで、誰かの雪像見て参考にさせてもらお…
[ぺいっ!と投げ出した雪玉が転がるのを見て、少し考え。 自作の雪玉たちを、適当に一か所に集めてから、パシャっとスマホで撮影する。]
よーし!あとはこれを…
[撮った写真を、雪像建設予定地>>61の投稿の下に繋げてアップ。]
『雪像素材。ご自由にお使い下さい( ⁎ᵕᴗᵕ⁎ )』
[誰か、お手本を見せてくれますように。]
(87) choco 2021/01/05(Tue) 22時頃
|
|
最悪、でっかい雪だるまでも作ろっかなぁ…
[それしかないのか、と自分でも思うけれど、今のところ本当にそれくらいしか思い付かない。 一旦休憩しようと校舎の方に向かいつつ、雪合戦でオーレリアちゃんに投げた雪だるまのことを思い出す。
やっぱり簡単な接着じゃもたなくて、一時はただの雪玉に戻ってしまったけれど。>>2:101 その後、顔が付いて、しっかり個性を放っている雪だるまくん>>2:110を観客席に見つけて、こっそり喜んだっけ。可愛いなぁって。 それを考えると、なんだか雪だるま作りも悪くないような気がしてきた。]
そういえば、あの雪だるま、どうなったんだろ? あっちに残ったままなのかなぁ。
…あ、そうだあたし、 オーレリアちゃんお部屋に誘うの忘れてんじゃん!
[帰ってきた、ということにあらためて意識を向けた時、来る前に考えていたことをようやく思い出して。 オーレリアちゃんに会った時に聞けばよかった〜!と後悔しても時すでに遅し。
今頃カレー作りの真っ最中かな。よし、と思い立って、再び調理室に向かうことにした。]
(88) choco 2021/01/05(Tue) 22時頃
|
|
— 調理室:カレー作り中 —
お疲れで〜す!やってる〜?
[ひょっこり顔を出せば、そこは戦場か、それとも和気藹々とした空間だったか。 アイリスは鼻をひくつかせながら顔を出し、誰にともなく声を掛けた。
調理班の人手は足りていただろうか。 アイリスはじゃがいもニンジンがゴロンゴロンしてるタイプのカレーしか作ったことがなかったので、もしまだキーマカレー作りの席が空いていたとしても、誰かに任せられるものなら任せたかった。 なので、手伝えなくてごめんね〜、そのかわり、と前置いて]
フローラ、あたし、先に部屋行って みんなの分も布団敷いておくから。 荷物とか動かしちゃってもいーよね? 適当に、はしっこ寄せとくっ。
[今夜のベッドメイクを買って出た。 荷物は動かすだけ。中身に触るわけではないので、特に問題ないだろうとは思っているが、一応声を掛けて。]
(89) choco 2021/01/05(Tue) 22時頃
|
|
あ、それでさ、オーレリアちゃん! 今日のお部屋なんだけど――
[と声を向ければ、その件については話がついている>>2:54>>2:61ことを教えてもらえただろうか。 もしオーレリアちゃんがまだ部屋に荷物を運んでいないようなら、「ついでに運んでおくよ!荷物どこに置いてある?」と尋ねて、運び手を請け負うつもり。報酬はもちろん、おいしいカレーです。]
(90) choco 2021/01/05(Tue) 22時頃
|
|
— 廊下 —
[そうして、部屋に行く道筋で。]
そういえば、オスカー先輩に お部屋までエスコートしてもらう、 なんて話もしてたっけ。>>0:226 先輩、今ごろ何してるかなー?
[と、オスカー先輩の姿を頭に思い描いて。 四人部屋になると、先輩の腕が足りなくなっちゃうから、一度に全員エスコートは無理だな。ここはやっぱり、抜け駆けしちゃおっかな〜? なんて、ふざけ半分で考えた。]**
(91) choco 2021/01/05(Tue) 22時頃
|
|
— グラウンドに出る前:一階廊下 —
ケーキは大事ですよ! 大事でしょ!? めちゃくちゃ大事っ!!!
[大事だもーーん!!!!と、ロビン先輩のツッコミに対して大事四段活用で主張すれば、なぜか先輩は表情を和らげて。 あたしのリアクション、そんな傑作だったかな?と一瞬考えたものの、いやいや、それはないな…と思い直し]
そうですよっ。あたしはちゃんと待ってたのに、 ヨアヒム先生ときたら…! そんなだからあんなお腹になっちゃうんですよっ…! あ、今の先生には内緒で。
[先輩が聞いてくれるものだから、ついそのまま、ぐちぐちと続けてしまって。 困った様子の先輩の思考は覗けないから、さすがに言いすぎて呆れらたかな?と思ったけれど]
(106) choco 2021/01/06(Wed) 00時頃
|
|
え、作り直し?豪華に?? トライフル……!?
[続いた言葉に目をきらきらさせて]
トライフル!! が! いいっ!!!
[全力で食いついた。
はい、許した。ヨアヒム先生完全に許しましたーー。 むしろありがとう?いやいや、そこまでは…。]
(107) choco 2021/01/06(Wed) 00時頃
|
|
[すっかり笑顔になったアイリスは、そのまま上機嫌で先輩と別れ…るかと思いきや――]
あ、そういえば先輩。 あのケーキ、本当はロビン先輩が作ったとか?
[違う?と、さも確信したかのような顔で、カマをかけてみた。 実際は、確信というほどでもなかったけれど。
先輩がダッシュで誤魔化して逃げないのなら、こう続けてみようか。 探偵気分でフフフ…と胡散臭く笑いつつ]
本当は色々、おかしいなーと思ってたんだよね〜。 ロビン先輩、『お手伝いに慣れてる』の範疇、 超えてないかな?って。 先輩はさ、ちょ〜っと色々、出来すぎるんだよねぇ…
[なーんて。 逃げられちゃうなら、仕方ないけれど。 アイリスが疑問を持ったことだけ、今は気付いてもらいましょう。]*
(108) choco 2021/01/06(Wed) 00時頃
|
|
— 廊下 —
[オスカー先輩のことを考えていたら、まさかのご本人登場>>100で。アイリスはぱっと顔を輝かせ]
オスカー先輩!ただいまーーーっ!!
[と、こちらも走って近付いて。 その時、手にはオーレリアちゃんの荷物を持っていた>>104ので、一度止まって丁寧に荷物を置き。]
先輩もお疲れ様っ。イエ〜イ!
[と言って、両手でハイタッチを向け。さらに許されるのなら、ぎゅっと抱き着いてしまおう。]
ああ、スキーは、最短コース突っ走っちゃってぇ…。 転んだりもしたから、競技とかだったら多分、全然です。 でも、そう言ってもらえるとやっぱ、嬉しいですねっ!
[えへへ、と照れつつも喜んで。 部屋に?と聞かれれば、そう!と返事をし、またオーレリアちゃんの荷物を持ち上げる]
(114) choco 2021/01/06(Wed) 01時頃
|
|
先にみんなの布団敷いちゃおうかなと思って。 …あ、エスコート。 先輩覚えててくれたんだ!へへっ。
じゃあ、お願いしちゃおうかな? 頑張ったご褒美ってことで、みんなに抜け駆けっ。
[と言って、差し出された手に飛びつこうとしたものの。 一度止まって、空いている手で自分の服の端をつまみ、下手くそなカーテシーをして見せ。 …世界一のお姫様らしくしてみようと思ったのだけれど、やっぱり立派なレディのようにはいかなくて、もう一度照れ笑いを浮かべながら、先輩の手ををきゅっと握りしめた。]
(115) choco 2021/01/06(Wed) 01時頃
|
|
そういえば先輩、あたし、 先輩に話したいことあって!
あのね、雪合戦の時のことなんだけど。 あたし、チームがどうとか言ったわりに、 先輩の役に立ちそうなことできなかったなーって。
オスカー先輩すごい狙われてたでしょ? あの時フォローに入れてたら、先輩だってもっと 攻撃に集中できたのにな〜、とか考えちゃって。 せっかく同じチームになれたのに、 役に立たなくてごめんね〜っ。
[と、歩きながら話しかける。 気になっていたことだったので、ぺらぺらと良く口が回った。]
(116) choco 2021/01/06(Wed) 01時頃
|
|
向こうももっと、あたしのこと 狙ってくれたらよかったのに。 相手にされてないみたいで、 今考えるとちょっとむかつくかも〜。 まあ、集中砲火されたらそれはそれで、 文句言いそうですけどね。あはは。
…オスカー先輩は昔から、 手加減されたりはしなかったの? 最初はやっぱり、男子に遠慮されたりしてた?
[ふと思ったことを尋ねてみたけれど。 そういえばオスカー先輩は、いつから今のオスカー先輩だったのだろう。]**
(117) choco 2021/01/06(Wed) 01時頃
|
|
あ、荷物!ありがとうございます。 先輩にはいつも甘えちゃうな〜っ。
[とびきりのエスコートを受けたら、とびきりの笑顔で返したいから、アイリスは込められるだけ、精一杯の気持ちを込めて、オスカー先輩にありがとうの笑顔を贈ったつもり。
しかし、その後の行動は予測できなくて]
(126) choco 2021/01/06(Wed) 03時頃
|
|
え、え!? せせ先輩、あたし重いから!! 重い…からっ…ひえっ……
[アイリスは拒まなかった。けれど大混乱に陥った。 添えられた手の感触は細い。 まずい!ととっさに思って、少しでも負担が軽くなるよう、先輩の肩に手を置いてバランスを取れば、こちらも細くて。
筋肉はあるのかもしれないけれど、でも、細くって。
(※ここから読まなくてOK) アイリスは、アイリスは、アイリスのふわふわボディはそりゃ自慢のあれですけど、今冬に向かってふわみを増してきたわけで、でも冬に蓄えるのは生物の基本的な生存戦略であるからして、アイリスは後悔しないし正しいし夏までに痩せるつもりだし、だからつまり、 (※ここまで)
――先輩はもっともっと食べるべき!!(結論)]
先輩、今日のカレーはおかわりしてくださいね…
[作った人間でもないのにそう言った。]
(127) choco 2021/01/06(Wed) 03時頃
|
|
…ほんと、先輩には甘えちゃうんだから。 もう、甘やかしすぎですよ〜っ。
[その後続けられた誉め言葉に、ほんのり頬を染め。 雪原より輝いていただなんて、自分には大げさなのはわかっているけれど、先輩が心から言ってくれてることもわかるので、素直に受け取ってしまう。
…のだけれど、やっぱりこの体勢は恥ずかしいので、そう、自分の重みが心にくるので… 先輩の肩にぎゅっと抱き着いて、堪能させてもらってから]
もうそろそろ自分で歩きます。 満喫させてもらったので…!
[そう言って、降ろしてくださいと頼めば、聞いてもらえただろうか。]
(128) choco 2021/01/06(Wed) 03時頃
|
|
えーと、あたしが言いたかったのはですね、 オスカー先輩とも共闘したかった、ってことですっ。 あと、どう考えても先輩の方が輝いてるから…!
[と続けながら、平常心を取り戻し]
そっかー、覚えてないくらい小さい頃からなんですね。 ならちょっと、納得かも…
[先輩の周囲の男子、その距離感について、アイリスの違和感が若干解消された気がした。 ほんの小さい頃からそういう関係を築いてきたなら、同室で寝泊まりするくらい今更何だ、ということになるのかもしれない。
それでもやっぱり、オスカー先輩の、女の子としての魅力に気付いている男子もいるわけで。 ちらりと後輩の顔を思い浮かべた。秘密は守ると言ったから、たとえ当事者のオスカー先輩相手でも、彼の話題を出すことはしなかったけれど]
(129) choco 2021/01/06(Wed) 03時頃
|
|
でも、先輩もたまには、女の子っぽいこと したくなったりしないんですか?
ほら、対等に扱われたい時もあれば、 べたべたに甘やかして欲しい時もありません? そういう矛盾した気持ちって、男女関係なく、 みんな普通にあるんじゃないかって思うんですけど…
[つい先ほど、雪合戦の狙い方について、矛盾したことを言ったばかりのアイリスは、「あたしだけですかね?そんな我儘言うの」と首を傾げて]
なら王子様にも、お姫様気分な時が、 あってもいいんじゃないかなーって思ったんですよね。
[人が持っているのって、一つの顔だけじゃないから。 素朴な疑問です!とそれをぶつければ、オスカー先輩は何と返してくれるのだろう。]**
(130) choco 2021/01/06(Wed) 03時頃
|
|
― グラウンドに出る前:一階廊下 ―
イエ〜イ!トライフルーーーっ!!
[捨てる神あれば拾う神ありと言うが、この場合、食べる神あれば作る神ありというところだろうか。全然違う気もするけれど、とりあえずアイリスは喜びを表現してぴょんと跳ねていた。 しかし、わかったわかったと宥められれば>>123、一応、高校生らしく落ち着きを取り戻す。アイリスもそろそろ大人ですからね、はい、ええ。
さて、沈黙は肯定の証である。 その辺り、アイリスよりロビン先輩の方が理解していたのだろう。続いた言葉には、言外の意味が込められているようで。 彼の視線や声の調子から、アイリスもなんとなく感じ取って、ふうん、と曖昧な返事をしたものの、しばし考え]
わかった〜。そういうことにしとくね。
そのかわり、って言うのも何だけどさ。 『いつもお菓子を作ってくれる人』に、 伝言お願いしていいかな?
(180) choco 2021/01/06(Wed) 22時頃
|
|
今度直接お礼を言わせてください、って。 そう言っといて!
[にっ、と笑いながら。 どーしても無理なら、コレでもいいから!と、スマホを振って見せる。]
会ったこともない『先輩のお姉さん』より、 顔を見てお礼を言える人に作ってもらえる方が、 あたし的には嬉しいんだよねっ。
ついでに、リクエストも聞いてもらえたら、 も〜っといいんだけど!
[ちゃっかりした一言も付け加え。 じゃ、よろしく〜っ!と手を振りながら、ロビン先輩に背を向ける。
色よい返事が貰えても、そうでなくても、どちらでもよかった。 夕食の後、トライフルを食べたアイリスが言う『ごちそうさま』は、昨日までよりもっと、先輩に届くはずだから。]*
(182) choco 2021/01/06(Wed) 22時頃
|
|
― →部屋 ―
ふーん、そっか〜。 あ、全然、無理に女の子っぽくしてほしいとか、 そういうことじゃないんですよっ。
[オスカー先輩の返答>>144を咀嚼しつつ。アイリスは自分の言葉を思い返し、少々押し付けのように聞こえたかも?と慌てて、まずその辺りを否定した。]
でも、もしちょっとでも興味あるなら、 色々試してみてもいいんじゃないかな〜と思っただけで。
別に、いつか誰かのために着る洋服が、 パンツスタイルでも全然いいと思うし。 何なら先輩が相手の服選んじゃってもいいと思うし!
(183) choco 2021/01/06(Wed) 22時頃
|
|
うん、そうですね。どっちでもいいんです! どっちを選ぶのがいいとかじゃなくて。 今日は王子様、明日はお姫様、 明後日は全然別の先輩でも、先輩は先輩だし。
[アイリスは我儘だから、男子へ対等に扱ってほしい対抗心も、女子として扱ってほしい乙女心も、都合よく使い分ける。 王子様にお姫様扱いされて夢心地になるのも、先輩と肩を並べて雪合戦に参戦するのも、どちらも捨て難い。 それってずるいかな?と少しの間考えてはみたけれど、別にいいじゃん、と開き直るのがアイリスだった。
だから先輩だって、両方取っちゃえばいいのに。 そう思ったのだ。]
(184) choco 2021/01/06(Wed) 22時頃
|
|
あ、部屋着きましたね。 荷物ありがとうございました!
[話しながら部屋に到着すれば、先輩の降ろした荷物を見てお礼を言い。]
エスコート、嬉しかったです。 オスカー先輩、お姫様にしてくれて、ありがとうね。
[ちょっとしんみりしてしまったのは、先輩が『未来の王子様』なんて言うから。 いつかの未来、アイリスのそばに寄り添ってくれる人のことなんて、今は想像できなくて。 それよりも今、身近な未来として考えてしまうのは、先輩たちが卒業してしまう春のこと。 けれどやっぱりアイリスは、それを言葉にすることができなかったから]
(185) choco 2021/01/06(Wed) 22時頃
|
|
…もし何か、女の子っぽいこと チャレンジしてみたくなったら、 あたしにも言ってくださいねーっ!
とりあえず今夜、パジャマパーティーしてみるとかっ。
[そんな風に笑いながら、先輩の背を見送った。]**
(186) choco 2021/01/06(Wed) 22時頃
|
|
— →グラウンド —
[部屋でみんなの布団を敷いて、女子会の準備を万端に整えた後。 そろそろ誰か、いい感じの雪像作ってないかなー?と窓から見下ろせば、部員たちが雪像作りに精を出している姿が見えて。
フェルゼ先輩とは、校舎へ戻る時すれ違って>>132。慌ててはいたものの、手くらいは振って挨拶をしたのだが。 彼の雪像に注目すれば、あれから作り始めてもうあんなに進んでいるのか、と驚いてしまう。スマホを覗けば、どうやらアイリスの素材を使ってくれたようで、書き込まれたお礼の言葉に、イイネを付けておいた。
アイリスも再びグラウンドに足を向ける。 作業の邪魔をしないよう、そろっとみんなの雪像を見てまわり、ほうと漏れる溜息と共に、呟いた感想は]
うわあ、すっごい…
で、できる気がしない…
[なんか、めっちゃ、本格的だった。 まだ作業中だったかもしれないけれど、繊細な花の彫刻(花びら細か〜いっ)>>118>>119や、今にも羽ばたきそうな鳥の彫刻(バランス絶妙〜っ)>>133。 雪だるまでもいっか〜!なーんて考えてた自分、どうする。マジどうする。と冷や汗が流れる。]
(197) choco 2021/01/06(Wed) 23時半頃
|
|
[ここに来てもアイリスは、自分の作りたいものがわからなかった。
だって、正直に言って。 五百年も続く縁など、信じられない。 人間だったら、百年、いや十年だって繋ぐのは難しいのに。
あまりにも特別で、眩しくて、 アイリスにはなんというか、 まさに『世界の違う』お話であった。
そんな相手に自分から、何を贈れるというのだろう。]
(198) choco 2021/01/06(Wed) 23時半頃
|
|
[わからない自分が上辺だけ取り繕っても、何も響かない気がして、手が止まってしまうのだ。 任せてなんて安請け合いをしておきながら。笑ってしまうではないか。 苦笑を浮かべたアイリスは、形にならなかった、自分の雪像の残骸たちを見て。
それでも作ろうとした。そのことに、きっと意味があるんじゃないかな。そう自分に言い聞かせながら、途中で放り出した雪玉を再び、転がし始めた。
結局、完成したのは雪だるまである。 アイリスに作れる限界の大きさまで頑張った。 フェルゼ先輩のパク…真似ではないけれど、少し大きさを変えた雪だるまを二つ並べて、夫婦にして。鬼のツノを付けた、にっこり笑顔のめおとだるま。]
末永く、お幸せにね。
[もう一度述べた言葉は本心から。 羨んでも、憧れても、手が届く気はしないけれど。 どこかに存在していると知れるだけでも、自分の中の、何かが救われるような気がして。]
(199) choco 2021/01/06(Wed) 23時半頃
|
|
[しかし、やっぱり。ただの雪だるまである。
アイリスは、フフっ…と達観したような笑みを浮かべて、誰かに感想を言われる前に、そそくさとその場を逃げ出した。]
あ〜、雪玉、余っちゃってるよね〜。
[途中で自作の素材置き場から小さな雪玉を拾い上げて、戯れにくっつけてみる。 今日四つ目の雪だるま。こんなに作ったのは、小さい頃以来だった。]
おまえも、あやかっておいで。
[なんてね。と笑いながら。 みんなの気持ちが込められた雪像の並ぶグラウンドの中、ひっそりと雪に埋もれるように、子供のような雪だるまを残して、アイリスはその場を離れた。]*
(201) choco 2021/01/06(Wed) 23時半頃
|
|
[届いた評価はきっとこんな感じ]
ウエダ評価 ・全体のバランス 9点 ・デザイン 1点 ・精密さ 16点 ・独自性 19点 ・ウエダの好み 15点
奥様評価 末小吉[[omikuji]]
(202) choco 2021/01/06(Wed) 23時半頃
|
|
— 元音楽室 —
[アイリスは隙間時間に、元音楽室を訪ねていた。出し物のための楽器を探そうと思っていたのだ。>>0:207 しかし、やはり以前の音楽室そのままとはいかないようで、『あちら側』で探した時のように、17もの楽器を見付けることはできず。
でも、どうにかこうにか、部屋の隅にぽつんと取り残されているギターを発見して。]
そう、これこれ!これが欲しかったんだよーっ。
[と喜んで手に取った。 アイリスが唯一、まともに弾ける楽器だった。趣味程度のレベルではあるけれど。
誰かが、宿でのレクリエーションにでも使えるように、と残しておいてくれたのかもしれない。 けれど、ここで探し物を見付けるのは二度目なので]
…もしかして、チトフくん? なんて、そんなわけないかな。 でも、もしそうだったら、ありがとうねっ。
[と、笑いながら手を振って部屋を後にしたのだった。]
(203) choco 2021/01/06(Wed) 23時半頃
|
|
— 懇親会:出し物 —
[夕食を終えてしばらく後。 懇親会が始まれば、他のみんなの出し物は盛況だっただろうか。 ヨアヒム先生の歌と踊りはばっちり撮影して。 アイリスも周りが落ち着いたのを見計らい、舞台となっている場所に椅子を運び]
じゃ、次あたしーっ。一曲歌います! お喋りしてても全然いいので、 ゆったり聴いてくださ〜い。
[と軽く挨拶してから、ギターを抱えて椅子に座る。 リラックスした姿勢で一音二音、調子を確かめてから、アイリスはゆるゆるとギターを爪弾き始めた。]
(204) choco 2021/01/06(Wed) 23時半頃
|
|
[奏でる曲は、有名な青春映画、少年たちが死体を探しに行く物語の主題歌である。 アイリスのパパはこの映画が大好きで、ギターを教わった時、一緒にこの歌も仕込まれたのだ。 映画の方も見せられたけれど、アイリスはまだ幼くて、途中で眠ってしまい、結末は知らなかった。
曲自体は、なかなかロマンチックな歌詞で、
――恐れはしない。泣きはしない。君がいてくれるなら。 だからダーリン、そばにいて――
そんな感じの歌だ。
昔の歌だから、みんなが知らない可能性もあるけれど。 アイリスは即興で何でも弾けるほどの実力はないので、仕方ない、もし場が白けたら、笑ってごまかせばいいや。と気楽に構えていた。]
(205) choco 2021/01/06(Wed) 23時半頃
|
|
[アイリスの歌は、華やかに歌い上げるような歌唱ではなく、聞き手に話しかけるような、時に囁きかけるような歌声で。 所々かすれたり、鼻にかかったりする声は、失敗ではなく味というものなのです。
最後の音のあと、しばらく余韻を残して。 アイリスは伏せた目を上げると、ゆるく微笑み]
終わりっ。ありがとうございましたぁ〜
[と、談笑の邪魔をしない程度に軽く挨拶をして、席を立った。 もし熱心に聴いてくれた観客がいて、その人と目が合うなら]
せんきゅー!愛してるっ!
[なんて、百万人のファンを前にしたアーティストのように、堂々とした態度で投げキッスを贈り、舞台を下りただろう。]**
(206) choco 2021/01/06(Wed) 23時半頃
|
|
[映画の結末は知らない。
大人になって、それぞれ別の道を行き、 今は遠く振り返るだけの、少年時代の友情について。
アイリスは知る気になれなかった。 離れてしまったものに、何を思うかなんて。
だけどなんとなく、今なら。 あの主人公がどんなことを考えていたのか、 考えながら見てみるのも、いいかもしれないな。 そんな風に思った。]
(224) choco 2021/01/07(Thu) 00時半頃
|
|
[アイリスも、高校を卒業したら、 みんなとは別の道を歩むのだろう。
だけど冬になって、ふと振り返り、 心の中に、今日の日の雪花が咲いたなら。
風の噂の届く距離まで。また、帰ってこようかな。]**
(225) choco 2021/01/07(Thu) 01時頃
|
1
2
3
[メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
情報
プロローグ
1日目
2日目
3日目
エピローグ
終了
/ 最新
視点:
人
狼
墓
少
霊
全
トップページに戻る