人狼議事


224 Cнег дьявол〜凍ったケツ村〜

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【人】 お針子 ジリヤ

― 回想/ドロテアの店 ―

[そろりとワンピースの袖に腕を通す。
その場でくるりと回ってみせれば、丁寧に裾まで刺繍があしらわれたスカートが、振り返ったわたしの動きに合わせてふわりと踊った。]

素敵…です。わたしには、勿体ないぐらい…。
ありがとうございます、ドロテアさん!

[うっとりと目を細める。ドロテアに微笑んだ。
上質な布なのだろう。柔らかくしなやかな肌触りが心地良かった。]

(6) 2015/05/27(Wed) 14時半頃

【人】 お針子 ジリヤ

(―…もしも、わたしにお母さんが居たらこんな感じだったのかな。)

[ちょっとだけ、お節介だと感じることもあるけれど。村の子供達を優しく見守るドロテアはみんなのお母さんみたいな存在だった。ワンピースのように、ドロテアの好意に甘えてしまう事も度々あって、ドロテアがひとりになってからは大変そうな時はお手伝いをしようとして。手伝いをしながらそんな考えが考えを過ぎることがあった。
お下がりのお洋服を着せて貰って。浮き足立った足取りで、祭りへと出掛けていった。*]

(7) 2015/05/27(Wed) 14時半頃

お針子 ジリヤは、メモを貼った。

2015/05/27(Wed) 15時頃


【人】 お針子 ジリヤ

― 回想/樹の下で ―

[逃げる様に飛び出してしまったあの子を追いかけて、わたしも会場の外へと。走って、走って、ランタンが吊るされた一本の樹の下で彼女を見つけた。>>1:156]

ケイト!こんな、ところに居たの。

[そして、改めて彼女を近くで見て、
(かれが言えなかった、)心に浮かんだことを素直に告げる。]

…綺麗、ね。とても、似合ってるわ。

(13) 2015/05/27(Wed) 16時頃

【人】 お針子 ジリヤ

[ケイトは可愛い。こぼれ落ちそうな程大きなお目目、艶やかな唇に林檎みたいな赤いほっぺた。今のケイトは、まるで昔読んだ御伽噺に出てくるお姫さまみたい。]

とっても、とっても、綺麗。まるで、お姫さまみたい。

[それなのに、わたしは。せっかく、ドロテアさんのお洋服を着せて貰ったというのに。普段のとおり、化粧もしてない。紅の塗っていない、白い肌。連日の徹夜で、昨日も明け方まで針仕事をしていたせいで、身なりを気にする事も余裕もなくて、急いで編んだ三つ編みは所々跳ねている。]

(14) 2015/05/27(Wed) 16時頃

【人】 お針子 ジリヤ

[お姫様になれないわたしはお針子がお似合いで、それなのに一端のナイトを気取ってこうして彼女を迎えに来ちゃったりして。
本当に会いに来て欲しかったのはわたしじゃないかもしれないのに。
彼女にお似合いの素晴らしい騎士がきっと直ぐ現れる。脳裏に蘇るは先程の光景だった。]

(15) 2015/05/27(Wed) 16時頃

【人】 お針子 ジリヤ

あのね、ケイト…。わたし…。貴女の為に、ワンピースを仕立てた、の。
良かったら、受け取ってくれるかしら…?

[ケイトの為に仕立てた、彼女に良く似合う菫色のワンピースを籠の中から取り出す。そっと両手で抱えて目の前に差し出す。元は白い布だが、隅から隅まで紫色の糸で刺繍が施されていて菫色のドレスに見えるのだ。銀の針でちくちくと一針一針心を込めて縫い上げた。
ケイトが幸せになれるなら、わたしは針子で構わない、の。]

(16) 2015/05/27(Wed) 16時頃

【人】 お針子 ジリヤ

[――わたしの嘘つき。]

(17) 2015/05/27(Wed) 16時頃

【人】 お針子 ジリヤ

(…ああ、アニス。貴女に会いたい……。)

(18) 2015/05/27(Wed) 16時頃

【人】 お針子 ジリヤ

[吹雪は風に乗せ冷気と雪を運び、木々を震わせる。
ケイトの手へと自身の手を伸ばした。もしも、その際に赤くなった目元に気が付けれたのなら。「どうしたの?泣いてたの?」と穏やかに訊ねながら、ケイトの顔へと伸びて優しく触れただろう。]

さあ、吹雪が酷くなる前に戻ろう?

[嫌がる素振りがなければ彼女の手を握って帰途についた。けれども、ごうごうと吹き付ける吹雪に、祭りの会場へ戻ることはなく、宿屋へとふたりは逃げこんだ。*]

(19) 2015/05/27(Wed) 16時半頃

【人】 お針子 ジリヤ

― 回想/いつかの ―

[「あのね、しめおん。」かつて、ランタンを片手に一緒に夜道を歩いたとき。わたしはシメオンに教えたんだった。傍にそっと囁く。まるで、内緒話するみたいな声色で。
「あの子はね、わたしの大切なお友達なの。辛いとき、寂しい時、何時も側に居てくれた。
いつか、しめおんにも会わせたいな。アニス、に。」
些細な異変にはわたしは気付けず無邪気に笑った。くすり、くすり、笑い声は雪に吸い込まれて――音は、消える。手のなかにある温度だけが全てだった。]

(20) 2015/05/27(Wed) 18時頃

【人】 お針子 ジリヤ

― 回想/宿屋 ―

[宿屋へ着くやいなや、疲れているだろうにパルックの手伝いをしようとするケイト。
わたしは見ていられず、]

だめよ、無理しないで。
貴女、疲れてるじゃない。

[そう、声を掛けたが。ケイトは休もうとはせず、あまつさえ自分の事を気遣い厨房へと消えてしまった。]

(21) 2015/05/27(Wed) 18時頃

【人】 お針子 ジリヤ

[暖炉の近くの椅子に腰を降ろしてホットサングリアを受け取る。
窓の外を見る。吹雪は弱まるどころか更に勢いを増していた。]

(22) 2015/05/27(Wed) 18時頃

【人】 お針子 ジリヤ

[もし、吹雪が晴れて雲の隙間から夜空が覗くようになったならば。東から冬の星座たちのにぎやかな顔が見られるようになるだろう。そう、澄んだ冬の空には、合計7個もの1等星が燦々と輝く。そのなかに、ふたご座のカストルとポルックス。二つの星がある。
そう、それはわたしとAのようだ。その星までの距離は、此処から2800光年。だからわたしが光の速度で飛んで向かっても、辿り着く前に、死んでしまう。あの子に会えるなら焼け死んだってわたしはかまわないのに。星はわたしをそこへ連れてってくれない。]

(23) 2015/05/27(Wed) 18時頃

【人】 お針子 ジリヤ

[わたしが吐いた息は、寒さに白く凍った。激しい吹雪のせいで自宅に戻る事が出来ず宿屋に泊まった。
部屋の中と言えども深夜は大分冷える。手を伸ばしても、星を掴めそうにはなかった。伸ばした手は薄い、一枚の壁に阻まれて。
わたしはひとり、窓硝子に手をついて外の様子を眺めている。思い出すのは、昼間聞こえて来た村人達の噂話し。ふるり、身体が震える。]

アニス、貴女に会いたいよ…。

[外は暗くても家の中は明るかったから、窓にはわたしの姿が映る。掌と掌が重なる。黒い瞳のわたしが、笑った。]

(24) 2015/05/27(Wed) 18時頃

お針子 ジリヤは、メモを貼った。

2015/05/27(Wed) 18時頃


【人】 お針子 ジリヤ

怖がらないで。私が傍にいるわ。
貴女を、護ってあげる。

(37) 2015/05/27(Wed) 20時頃

【人】 お針子 ジリヤ

[細められたひとみが、瞬かれ、開いて。
ぱちり、透明なブルーのなかで ひとつのほしが輝いた。]

[わたしは、眠ってしまった。窓辺から離れて、テーブルに置かれた籠の中から銀のナイフを取り出す。
優しい、ケイト。幼馴染みの彼に、兄のように慕っていたアラン。母のように気に掛けてくれたドロテア。
だけど、私は知っているの。

誰も、護ってはくれない。]

(38) 2015/05/27(Wed) 20時頃

【人】 お針子 ジリヤ

[氷雪の様に、冷たい印象を与えるナイフ。
ナイフの握りを左手で持ち、そっと右の親指を刃に垂直に当てて刃の具合を確かめる。滑らかだが硬い刃の感触が皮膚の表面を伝わってきて。]

(「わたし」は私の手で護る 。)

[ふっ、と息を吐くよに 薄い笑み。 鈍く光るソレに 睫毛を伏せた。*]

(39) 2015/05/27(Wed) 20時頃

【人】 お針子 ジリヤ

― 翌朝 ―

[針仕事を終えた。昨夜は、良く眠れた。
髪を梳かしていく。丁寧に、銀色の髪を編み込めば、鏡を見つめて微笑みかける。]

おはよう、――。

[部屋の外が騒がしい。扉を開けた。]

(41) 2015/05/27(Wed) 20時頃

【人】 お針子 ジリヤ

[部屋の外にはケイトが居た。>>12
何故だか酷く慌てた様子。何かに怯えているよう。]

どうしたの、ケイト?
何があったというの。

[(怯える、…何に? 既に起きた惨劇も知らずに、)宥めるように柔らかな亜麻色にそっと手を掛けた。
優しく撫ぜて、ケイトから離れてみんなの集まる厨房へと。]

(42) 2015/05/27(Wed) 20時頃

【人】 お針子 ジリヤ

[自然と、明かりのついた方へ引き寄せられた。人の声がする方へと足は向って。
厨房に入ったわたしの視界に飛込んで来たのは、捲られた毛布から覗いたポルックのすがた。]

きゃあ…!

[悲鳴を、あげた。無惨にも、その臀部を凍らされていた。まるで、雪鬼の仕業とでもいうように。]

(46) 2015/05/27(Wed) 20時半頃

【人】 お針子 ジリヤ

[顔からは血の気が引き、震えるからだ。さめざめと嘆く。]

まさか、本当に雪鬼が現れたと言うの?
ああ、恐ろしい。

――このまま みんなは雪鬼の手によって凍らされてしまうというの?

(47) 2015/05/27(Wed) 20時半頃

【人】 お針子 ジリヤ

[リーと、馴染みのないの少女の会話が聞こえて来た。
雪鬼の伝承を知らないとは、余所者なのだろうか。>>44]

そんなことも、知らないのね。
それじゃあ、 知ってる…?

(48) 2015/05/27(Wed) 20時半頃

【人】 お針子 ジリヤ

[自分の身体を両腕で抱きしめるようにして、呟く。]

雪鬼が現れたら、退治するまで吹雪は止まないの。
また、雪鬼の犠牲者も日々増えていくのよ…。

[つまり、雪鬼に殺されたくなければ――。口に出さずとも、暗に示されていて。
部屋を出て行った少女の耳にも。きっと、届いた。**]

(49) 2015/05/27(Wed) 20時半頃

お針子 ジリヤは、メモを貼った。

2015/05/27(Wed) 21時半頃


【人】 お針子 ジリヤ

>>69
…疑わしき者を処刑するしかないって訳ね。

[小さな、嘆き。口にするのも恐ろしい。]

(71) 2015/05/27(Wed) 22時半頃

【人】 お針子 ジリヤ

…3人の能力者か。
…ん、なんだったけ。雪鬼を見つける事が出来る者と…処刑した者を…。駄目、思い出せない。
ねえ、リー。貴女、そういった本を良く読んでたでしょう…?
どう、貴方、知らないかしら…?

[ずっと昔、教会から借りた伝承について纏められた本に書かれていた気がするのだが記憶があやふやだ。
意外にもリーが読書家である事を知っていた。同じ厨房へいる男へ質問を投げ掛ける。]

(72) 2015/05/27(Wed) 23時頃

【人】 お針子 ジリヤ

[周囲を眺めて、人が一人足りない事に気が付く。
彼女は無事なのかとわたしの足はドロテアが泊まる部屋へと。]

ドロテアさん?いますか?
起きてますか?返事を、してください… !

(79) 2015/05/27(Wed) 23時頃

お針子 ジリヤは、メモを貼った。

2015/05/27(Wed) 23時頃


【人】 お針子 ジリヤ

[どん、どん、と扉を叩いて懸命に呼掛ける。今朝のケイトのように。
次いで出て来たドロテアの姿に胸を撫で下ろす。]

ドロテア、さん…!よかった。いきて、た…っ。
聞いて、下さい。…雪鬼が、現れたんです…!

[涙ぐみながら、起きた惨劇を伝えた。]

(84) 2015/05/27(Wed) 23時頃

【人】 お針子 ジリヤ

[背中を撫でられて、グズっとなる鼻を啜る。俯いた顔はくしゃりと歪んだ。
良かった。ドロテアさんも冷たくなってないかと、怖かった。もしかして、ケイトが怯えていたのも…。]

[顔をあげて、厨房へと向うドロテアを追おうとして。]

みんなは話し合いをしてて…。
化け物がいれば、対抗ができる能力者もいると。

…ドロテアさん?

[違和感を感じる。
さほど、パルックの死に驚きを感じていない様だった。まるで、その死を知っていたような。]

(87) 2015/05/27(Wed) 23時半頃

【人】 お針子 ジリヤ

[いつもなら、安心する微笑みを見ても、
表情は曇ったままで。]

ごはん、ですか…?ひとがころされた、ばかりなのに…?
わたしは…、とてもじゃないですが、食べる気にはなれません。

[言ってから、我に返る。]

ごめん、なさい。
オスカーが狩って来た肉もドロテアさんのお料理も、好きなのに。
こんな事をいうつもりは…なくて。
はい、他の方は、元気が出るかもしれません。…行きましょう。

(94) 2015/05/27(Wed) 23時半頃

ジリヤは、[ドロテアとふたり、皆の集まる部屋と戻った。**]

2015/05/27(Wed) 23時半頃


【人】 お針子 ジリヤ

[謝罪の言葉に首を振る。自分こそ、パルックの死はショックが大き過ぎて過敏に反応し過ぎた。>>100
背中の古傷に触れられそうになると知らず無意識に身体が緊張する。]

そうですね。スープぐらいなら…、なんとか。何故だか、寒くて仕方ないんです…。
ありがとう…ございます…。わたしも、お手伝いしますね…。

[自分を労ろうとする言葉は優しく、背中を抱く手のひらは暖かくて。強張った身体から力が抜けた。
ドロテアと一緒にみんなが集まる場所へと戻り、ケイトを気に掛ける彼女の姿を見る頃には、報せた時に抱いた違和感は消えていった。]

(126) 2015/05/28(Thu) 08時半頃

【人】 お針子 ジリヤ

[ドロテアが厨房へと入ればわたしも後に続いて。何時もの様に、彼女の手伝いをしようとする。
ドロテアがキッチンに立ち水を入れたケトルに火にかける傍ら、わたしは芋やソーセージを切り始めた。]

[くつくつ煮こむ音、温かなスープの匂い。日常が戻ったような錯覚を覚える程に穏やかだった。**]

(127) 2015/05/28(Thu) 08時半頃

お針子 ジリヤは、メモを貼った。

2015/05/28(Thu) 08時半頃


【人】 お針子 ジリヤ

[キッチンに響く、野菜を刻むリズムにスープを煮込む鍋の音。どれも耳に馴染んで心地よい。けれど、それは仮初めにしか過ぎず、平穏に思い描いていた筈の日常はいとも簡単にひび割れた事はきちんと理解していた。
一枚足りないお皿を数えてはきゅっと眉を顰めた。>>131]

(169) 2015/05/28(Thu) 20時頃

【人】 お針子 ジリヤ

[ふるふる、頭を振る。]

いいえ、お手伝い、したいんです…。
ドロテアさんこそ、お辛そう…。こんな時まで、無理なさらないで。

[手伝いの最中に普段は真っすぐ前を見ているドロテアの視線が落ちているのを垣間見ていた。心配で、ひとりきりにさせたくなかったから。それに、ほんの少しばかり罪滅ぼしもあって。
どうして、こんなに優しい人を少しでも疑ってしまったんだろう。恥ずかしさに滅入ってしまいそうだった。まさか彼女が自分の事も疑ってるとは露知らず。*]

(170) 2015/05/28(Thu) 20時頃

【人】 お針子 ジリヤ

[ドロテアと一緒に用意したスープと茶を皆の居る場所へ運んで行く。
其処では物騒な話し合いが続いていた。]

(今夜にでも処刑が始まるのかしら――。)

[殺されたくなければそうするしかないと言ったのは他の誰でもない、わたし。
けれども、雪鬼を探そうにも手がかりはなにもないに等しくて。なのに、どうやって雪鬼を探せば良いというのだろう。――今日の処刑先は誰?]

[私の脳裏に浮かんだのは――、幼なじみの顔だった。
大好きな人はたくさん居るのに。真っ先に死んで欲しくないと願ったのは――ただ、ひとり。**]

(172) 2015/05/28(Thu) 20時頃

【人】 お針子 ジリヤ

[――が処刑されるのだけは、嫌。
いつの間にか俯いていた顔を上げれば話し合う村人達の姿が見えた。疑心暗鬼に陥る人達、このまま話し合いとも呼べない罵り合いが続くのだろうか。ともすれば、今夜の処刑先が誰になるかも知れず。もし、あの人が処刑される事があったりしたら?
その可能性まで思考は及んでわたしは愕然とする。そんなのは、嫌!]

(175) 2015/05/28(Thu) 21時頃

【人】 お針子 ジリヤ

[いま、わたしの目線の先にはヨアヒムという男が居た。
――穢らわしい。男を見た第一印象はそれだった。>>0:98 男から向けられた笑みは吐き気を催すものだった。見るに堪えがたく目を逸らしてしまった。
わたしは、分からない振りをしたけれども。わたしは、あの笑みの意味を知っていた。あの、ぞっとするような視線は見に覚えがある。 忘れた振り 、 知らない振り 、をするのは昔から得意だった。]

(176) 2015/05/28(Thu) 21時頃

【人】 お針子 ジリヤ

[例えば、もし。
おとこがわたしに襲いかかっている場面を目撃されれば。おとこへの不信感は募って疑いの目が向くだろうか。それに、おとこは余所者。男と女の立場もある、ずっと昔から村に住んでいるわたしの言葉の方が信用され易いだろう。
よこしまな思惑がふと浮かんだ。*]

(177) 2015/05/28(Thu) 21時頃

お針子 ジリヤは、メモを貼った。

2015/05/28(Thu) 21時頃


【人】 お針子 ジリヤ

[頭を振る、何を馬鹿な事を考えているんだ。
わたしは議論へと意識を戻した。]

[メルヤがアランに質問をしていた。それは疑っているように傍目からは見えて。>>158]

メルヤさん…と、言いましたね?
あなた、アランさんを疑っているんですか…?

アランさんは優しい人なの。
周りの人達のことを気に掛けていて、困っている人がいたら手を差し伸べてしまう、そんな人。それは、わたしが知ってるわ。ずっとむかしからね。

[アランが占い師だと名乗り出た時は驚いた。
けれど、アランが占い師だとして、自身が危険に晒されるかもしれないのに名乗り出たことについてはすんなりと受け入れられた。だって、アランおにいちゃんだもの。]

心が凍ってしまってた貴方と違うのよ…。

[「死にたくない」といった彼女の呟きをありありと覚えている。>>83]

(183) 2015/05/28(Thu) 21時半頃

【人】 お針子 ジリヤ

[「会って間もない人間の何が分かるっていうんだ。」というシメオンの言葉に静かに頷く。
長い間、一緒に暮らして来た村の人達のことをわたしは疑えない。(…今は、まだ。)]

[シメオンが断たれた電話のコードを取り出した。
シメオンの視線の先を追って、ヨアヒムを見た。]

(186) 2015/05/28(Thu) 21時半頃

【人】 お針子 ジリヤ

[電話のコードが人為的に切られてたと言う。状況から言って、犯人…「雪鬼」の仕業で間違いないだろう。
…ずる賢い奴は頭が回る。口も良く回るこの男が雪鬼だというのだろうか。
その可能性は否定出来ない。ただし、シメオンの言う事はあくまでも憶測に過ぎない。確証が足りなかった。

だからと言って他の誰かを疑えば良いのか。手掛かりはあれど少な過ぎる。
「誰も疑おうとしないなんて、ね。」という指摘はわたしにも当てはまって。]

ねえ、誰かを信じるって、そんなに悪いことかしら…?
信じる誰かを探して雪鬼を見つけようとするのは間違えてるのかしら…?

[ふたりの顔を交互に視線が行き来して、シメオンで止まった。彼はこちらを振り向いただろうか。]

(197) 2015/05/28(Thu) 22時半頃

【人】 お針子 ジリヤ

[シメオンを見つめる透明に近いブルーの瞳に、切なげな光が瞬いて、揺れた。]

わたしは――。貴方を、信じたい。

[希いに近かった。
結局、交わした約束は叶わなかった。一緒に祭りを見て回るという夢は破れたが。
それでも、「昔の様に貴方と共に過したい。」という希望は捨てれず。むかしと変わらず、目の前のそのひとを信じようとして。
瞳の中の星は 瞬く。]

(199) 2015/05/28(Thu) 22時半頃

【人】 お針子 ジリヤ

……同じ様に、アランさんのことも。アランさんが人間だと言う、リーのことも信じたいの。

[ちらり、とヨアヒムを窺う。]

みんなはヨアヒムさまの人間らしいと言うけれど…、わたしにはヨアヒムさまは、「どうすれば、自分が助かるか」ばかり。…優先しているように見える、の。…それは雪鬼も同じじゃない、かしら。

ごめんなさい…。ヨアヒムさまの言う様に、わたしは貴方の事を何も知らないから。信じるのは難しいの。――だから、

あなたのことをもっと知りたい、と思ってます…。

[途切れ、途切れ、思いを伝えた。
目を伏せれば小さな雫が零れ落ちる。熱に浮かれたように、目元はほんのりと赤かった。]

(200) 2015/05/28(Thu) 22時半頃

【人】 お針子 ジリヤ

[メルヤの言葉に頷いた。
他になんの証拠もないのなら、という言葉に。>>198]

…そうね。

だって、彼らを疑うにも何の証拠もないでしょう…?

(206) 2015/05/28(Thu) 23時頃

【人】 お針子 ジリヤ

[気が狂れた人間、という単語が耳に引っ掛かる。
それもまた、昔読んだ本に書かれて気がした。]

それじゃあ、聞くわ。

[スカートの裾を踊らせて回ってみせて、
その場に居る人々に問いかける。]

もし、本物の占い師がいるなら今直ぐに出て来て欲しいわ…。
アランさんが偽物だと証明出来るのは、きっと。本物だけ。
…、違うかしら?

万が一に。
後になって、出て来た人を…わたしは信じられないと思うわ…。

(207) 2015/05/28(Thu) 23時頃

【人】 お針子 ジリヤ

[ぴたり、足は止まって。遅れてスカートの裾もふわりと舞って、落ち着いた。
対峙するは、濡れ羽色をした少女。>>203]

わたしの名前は、…ジリヤよ。
ziliya suvorova(ジリヤ・スヴォロヴァ)

[誰にも媚びない、懐かない。
警戒した、その様は。――まるで黒猫、みたい。]

(208) 2015/05/28(Thu) 23時頃

【人】 お針子 ジリヤ

[耐えられずに目を伏せる。
黒曜石を見つめていると罪の意識に捕われそうで。]

…ごめんなさい。わたしの言ってることは、貴女にとって酷い言葉ばかりだったわよね。
ねえ、…わたしだって、罪のない人間を殺したいと思わないの。貴方が雪鬼でないと言うなら、わたしは貴女を殺したくない。

手遅れになる前に、雪鬼を見つけなければ、
大好きな人達も雪鬼に殺されてしまうのだから。

(214) 2015/05/28(Thu) 23時頃

【人】 お針子 ジリヤ

[――…信じてくれるとは言ってくれないのね。>>213
一人勝手に裏切られた気分になる。]

[希いも、想いも、ジリヤだけのもの。]

(219) 2015/05/28(Thu) 23時半頃

【人】 お針子 ジリヤ

[シメオンの星もまた遠いところへあるんだろう。
どうやっても重ならない。…彼の隣で、輝くのは。]

ごめんなさい…。わたし、…また、戻りますから。

[目には薄らと水の膜が張る。
隠す様に顔を手のひら覆って自室へと。**]

(223) 2015/05/28(Thu) 23時半頃

お針子 ジリヤは、メモを貼った。

2015/05/28(Thu) 23時半頃


【人】 お針子 ジリヤ

[矢張り今夜から処刑を始めるらしい。
疑わしき人物の名前を書けと言われた。用意された白紙に書くという事は、
――その人物を殺す事に等しくて。]

ぐず、ぐず。…やだ、…怖いよ。

[信じるだけでは、雪鬼は見つけられない。部屋から泣き声が漏れる。]

(244) 2015/05/29(Fri) 00時頃

【人】 お針子 ジリヤ

[誰が雪鬼だとか、じゃないだとか。知らず知らず、疑心暗鬼に呑み込まれて
は苛まれて。疑い目を向けられるのは怖くて、人を疑うのは恐ろしかった。罪の意識に溺れていく。
先程、黒い少女と対峙した時も。本当は、膝が笑っていた。嗚咽は止まらない。]

[だけど、わたしは――。死にたくない。 あの、黒猫の瞳に見抜かれてはいないだろうか。わたしの、嘘を。**]

(245) 2015/05/29(Fri) 00時頃

お針子 ジリヤは、メモを貼った。

2015/05/29(Fri) 00時半頃


お針子 ジリヤは、メモを貼った。

2015/05/29(Fri) 00時半頃


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