301 十一月うさぎのないしょ話
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この村にも恐るべき“人狼”の噂が流れてきた。ひそかに人間と入れ替わり、夜になると人間を襲うという魔物。不安に駆られた村人たちは、集会所へと集まるのだった……。
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まさか……これは……?
真相が分かったわ! 日が出たらすぐ、麓の皆に知らせないと!
(0) 2019/11/21(Thu) 01時頃
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――そういうの、途中で襲われたりする人のセリフだよねえ。
[昼開店の直前。 タブレットで見ていたドラマのセリフに息を吐く。 明らかになったらしい『真相』が雲隠れしそうな予感とともに次回に続いたのをきっかけに、ディスプレイの電源を落とす。 さあ、仕事の時間だ。]
(1) 2019/11/21(Thu) 01時頃
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[店の入口にかかる、いぶし金のプレートをCloseからOpenにかけかえる。 11月にしては穏やかな風が、微かに頬を撫でていった*]
(2) 2019/11/21(Thu) 01時半頃
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吹牛方士 芙蓉は、メモを貼った。
2019/11/21(Thu) 01時半頃
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[紅葉した木々が、冷たくも穏やかな風に揺れた。 乾いた葉の触れ合う軽やかな音が耳を擽る。 暖房でのぼせた頭が澄んでいくような感覚に、思わず身体を伸ばすように腕を広げた。]
っ、はぁ……お疲れさまー。
[息を吐く音に似た声で隣に立つ後輩へ声をかけると、ハッとした様子で反応が返ってくる。]
本当に、お疲れ様。 一気に仕事増えて大変だったでしょ。 でも、これで一区切り。
[ガッツポーズを隠さない後輩の素直さが微笑ましくて、きついと言われることの多い目元を細めた。]
(3) 2019/11/21(Thu) 16時頃
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さて、久々にのんびりお昼が食べられそうなんだけど。 どうする? どこか食べに……ん?
彼女の。お弁当が。 あら素敵。
それならゆっくり味わわなきゃ。 私は外で食べてくるから、また会社でね。
[申し訳なさそうな表情を浮かべる後輩にむしろこちらが申し訳ない気持ちになりつつ、手を振って歩き出す。 アスファルトを叩くヒールの音が、等間隔で響いた。]
(4) 2019/11/21(Thu) 16時頃
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[打ち合わせのあったビルの通りから右へ逸れて、路地をひとつ、ふたつ、みっつ。 駅から続く静かな通りに足を踏み入れると、懐かしさに似た感情に歩調が緩む。]
この前まで、まだまだ暑いと思ってたんだけどなぁ。
[広告代理店に勤めて7年目、イベントプランナーとしての日々は目まぐるしい。 アシスタントにヘルプにと、担当するイベントが重なり、気づけば過ぎた路地と同じだけカレンダーを捲っていた。 元々月に3〜4回はランチに訪れていたのだから、3ヶ月振りの来店に感慨も一入だ。 特徴的な浅い朱色の外観を視界に捉えれば、ヒールの音色がワンテンポ速くなった。]
(5) 2019/11/21(Thu) 16時頃
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[Openの文字が刻まれた、いぶし金のプレート>>2の前で立ち止まる。扉に描かれたうさぎのシルエットは、記憶と寸分の狂いもない。 店内に入る前に陽に当たる外装を眺めた後、素早く周囲を確認してから口を開いた。]
久しぶり……あのね。 私、やっとメインでプランニングさせてもらえるの。
[既にイベントの準備は進んでいるが、他の仕事がひと段落した今日は二度目のスタート地点のようなもの。 嬉しさと、緊張と、やる気と、不安と。誰に言うでもないようなそわそわに、つい慣れないことをしてしまった。 軽い咳と共に恥じらいを払い、不審に思われる前にとドアノブに手を伸ばした。*]
(6) 2019/11/21(Thu) 16時半頃
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啓明結社 カコは、メモを貼った。
2019/11/21(Thu) 16時半頃
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[ランチタイムは、店長自身もよく表に出てくる。 染髪に長髪、飲食業界では得てして評判が悪いものだが、特に忙しいときなんかは背に腹は変えられない。 時たま、本当に時たま一見のお客さんに文句を言われることもあるけれど、店長と知れれば勢いも削がれてしまうらしい。
そして今日はといえば、それほど忙しくないのだけれど、忙しくなければないで、手持ち無沙汰で表にやってくる始末だ。]
(7) 2019/11/21(Thu) 19時半頃
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いらっしゃいませ――ああ、こんにちわ。 お久しぶりです。
[うさぎ穴からまろび出た>>6のは、ランチタイムの常連さんだった。 とはいえ、今日は少し間の空いたご来店。
お好きなお席へどうぞ、と案内してから、レモン水とお手拭き、メニューを揃えて彼女の傍らに。]
(8) 2019/11/21(Thu) 20時頃
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本日の日替わりは根菜とほうれん草の和風パスタと、チキンとかぼちゃのクリームパスタです。 ごゆっくりどうぞ。
[日替わり以外にも定番はあるし、決まってボロネーゼしか頼まないお客様もいる。 今日の彼女の気分は何に惹きつけられるだろうか。 注文を待つ間は、密かな楽しみ*]
(9) 2019/11/21(Thu) 20時頃
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――ランチタイム――
[ランチタイムはパスタが評判のレストラン"murmur coney"。 昼シフトの乙坂はこれまで数多くのパスタを手掛けてきた。
そう広くない店内において、ランチタイムで利用したい客が仕事の昼休憩に食べ損なうことがないように、提供はスピード勝負。 調理に時間を要するものや凝った盛り付けは出来ないけれど、己の腕で速くかつ美味く仕上がるパスタを客が嬉しそうに食べるのを見るのがこの上なく幸せで、これからもずっと己の持ち場はランチだと思っていた。
夜シフトの店員は食材に合わせて店員が腕を振るう形式になっているのは、客として何度か来店しているから知っている。
そういう「自由」に憧れはあるけれど。
いざパスタの括りを外すと果たして己に一から美味いものをランチのように手早く思いついて出せるかと自問すれば、このままランチの顔として生きる方が幸せだという答えになってしまうのだった。]
(10) 2019/11/21(Thu) 21時頃
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店長、連休許してくれてありがとうございました。 いや〜良かったですよ、レストランウェディング。 久々に後輩が作るメシも食えたし。
んでこの後ちょっと相談があるんですけど、良いですか?
[日替わりパスタ>>9の為にレンコンを薄く切りながら店長に声をかけたのはOpenの少し前。 昨日まで後輩の結婚式と専門学校時代の友人たちの店を巡る為に勤めてから初めて営業日に連休を貰っていた乙坂は、その数日の間に己に芽生えた気持ちをすぐ店長に伝えようと思っていた。
後輩と年上の奥さんが働くレストランもこの店と同様におすすめ食材を元に創作していくタイプの店で、製菓の専科に進んだ後輩は主にデザートを担当していたが、在学中に目を見張った盛り付け技術だけではなく、調理の手際も格段にレベルアップしていてかなり刺激を受けたのだ。
負けてられない、そう思った。
だから。]
(11) 2019/11/21(Thu) 21時頃
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[俺、この時間が終わったら告うんだ……]
(12) 2019/11/21(Thu) 21時頃
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[というフラグを立てて死なないと良いのだが。
「夜シフトにいくつか入らせて欲しい」
或いは
「通しで何日か入りたい」
元々社会保険に加入しているので勤務時間が増えるのは手続き上特に問題はないとは思うが、手が足りている日に無理矢理入る訳にはいかないので、勤務日を相談しようと。 言い出すのに緊張はするが、まずはランチタイムをいつも通りこなさねば。]
いらっしゃい、 お。久しぶりだね。
[数か月顔を見ていなかった常連の登場に、黒シャツ店員から思わず気安い口調が飛び出た。>>6*]
(13) 2019/11/21(Thu) 21時頃
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─ murmur coney 店内 ─
[客の出入りが早く、忙しないランチタイムの店内。 男が歩く度にカーキのエプロンの横、腰から尻尾のように覗く藤色のバンダナが揺れ。 客の視界を、ひらひら、ゆらゆら。]
ありがとうございました。 またのお越しをお待ちしてます。
[愛想のいい笑みを浮かべ、会計を終えて出て行く客を見送り。 猫のようにするりとテーブルの間をすり抜けたなら、空の食器手早くまとめて厨房へ戻ろうか。]
(14) 2019/11/21(Thu) 22時頃
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[元々、洋菓子屋に勤務していたのだが。 店主だった親父さんが高齢によって店を畳むことになり、職を失ったところ。 隠れ家的な佇まいに惹かれるまま、うさぎの穴ぐらに居ついてそろそろ一年になる。
まだまだ駆け出しではあるが。 一応主にデザート担当で夜シフトに入っている店員の一人だ。
そして接客も好きなので。これまでも手が足りない時には厨房と接客のヘルプ要員として昼シフトに入ることもあったものの。 何故かここ数日は、ランチタイムに連日顔出していて、常連客に、おや新入りかい?、なんて揶揄られる始末。 それもこれも。]
カズさーん。 レストランウェディングの料理写真、撮ったんでしょ? 俺にもあとで見せてくださいよー。
あっもちお土産も期待してますんで。
[昼シフトの先輩店員が不在だった穴埋めである。>>11]
(15) 2019/11/21(Thu) 22時頃
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[店長と話している先輩の横を通り過ぎざま、しれっと連休の土産を強請りつつ。 注文が途切れた隙に、溜まった食器を洗っておこう。
本日のランチ用に作った、ホワイトチョコムースと抹茶ムースはどちらも評判上々。 上機嫌に片していれば、外の空気と共に店内に入ってくる来客の足音に気づき、顔を上げた。>>6]
いらっしゃいませー。
[カズさんと店長の口調から察するに、常連客だろうか。>>8>>13 濡れている両手を拭きながら、ひとまず案内は店長に任せつつ。 カウンターからひょこりと店内を覗き、カッコイイOL風の女性客が見えたなら、愛想よく笑って会釈をしよう。*]
(16) 2019/11/21(Thu) 22時半頃
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おー、直、不在中悪かったな、こっち回って貰って。 夜シフトとの調整は大丈夫だったか?
[今回結婚式の為の1日ではなく連休を取ることができたのは、こうして代わりを快く受けてくれる後輩が出来たからだ。>>15 接客をする為に生まれてきたような愛想の良さは、腕の良い料理人には中々備わりにくいものだというのが専門学校時代からの印象だが、店長を始めとしてこの店の店員は概ね料理の腕だけではなく客とのコミュニケーションが上手い者が多い。]
勿論写真撮りまくって来たよ。 人前式は二人ともタキシードとドレスだったんだけどさ、式が終わったら二人とも厨房に立ってゲストに振舞ってくれたからな、すげぇ贅沢な時間だったよ。 あのオクテな後輩が一目惚れしたっていう奥さんの料理も堪能できたし。
[ほうれん草を茹でるのは水洗いした水分だけで大丈夫だというフライパン。 茹で時間も短縮されるし色も綺麗に仕上がる。 冷水でアクを取って色止めしたほうれん草をザク切りにして一人前に使う分量をラップに包みながら、ちゃっかり土産を強請ってくる洗い物中の後輩の肩を肩で小突く。]
(17) 2019/11/21(Thu) 23時頃
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結婚式の土産っつったら引き出物くらいしかねぇよ。 プチギフトの焼き菓子詰め合わせはもう食っちまったし。
シフト替わって貰った分はまあ、今度奢ってやるよ、あいつのとこで。 製菓卒だし、デザートのこととか聞けるんじゃねぇの。
[ニヤリと笑って作業に戻る。 カウンターの向こうに出された抹茶ムースに舌鼓を打つ客を見て、ふっと嬉しそうに微笑んだ。 美味そうだな、賄いまで残っていると良いけど、なんて思いながら。*]
(18) 2019/11/21(Thu) 23時頃
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― 最寄駅より ―
[木枯らしが足元を駆け抜けていく。 空は秋特有の、濃い水色を刷毛で塗ったような凹凸の無い晴天だった。
重いロングコートを纏う五体は北風にもめげないが、四つ折りにした紙片を摘まんだ指先からは色が抜けていた。冬の足音が近づく11月にあって、指の末端まで血熱を送り届けるには若さが足りていなかった。]
寒いですねぇ、耳の奥がキーンと鳴ります。 [電車から降りて十分も経っていないのに音を上げる。 骨の芯まで冷やした冷気は、肺から呼気を追い出したように咽喉からも独り言を搾り上げた。耳の中まで北風に洗われているようだ。 自分よりもゥンと薄い紙片はピラピラ、ペラペラと悲鳴を上げっぱなし。 読み辛さに眉尻を下げ、黒革のビジネスバックを小脇に抱え直すと路傍で紙片を拡げた。
最寄り駅に丸が付けられ、更にそこから赤いインクが蛇行し、路地へと向かっている。]
(19) 2019/11/21(Thu) 23時半頃
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徒歩十分でも余裕で迷えちゃう才能に嫉妬しますね。 えぇっとぉ…? [自らの悪癖を省みることもなく、元々細い目を糸のように絞ると呼気が白く弾んだ。目指す場所まで遠くない筈なのに、曲がった路地の先には目印になるだろうと目論んでいた店が無かった。ミステリーの始まりである。
しかし、始まったばかりだと言うのに、手首を飾るクロノグラフの秒針は我が身を急きたてる。約束の時間はもう程なくだ。 これでも余裕を持って出発した心算だったが、五分早く出れば五分迷い、十分早く出れば十分迷う。世の中の世知辛さが身に染みる。
消えた赤い外装のレストラン。 あわよくば、約束の時間までにランチでもなんて考えていたが、どうやらうさぎに追いつけるのは水色ドレスの洋ロリだけらしい。]
(20) 2019/11/21(Thu) 23時半頃
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murmur coney…ね。
[目印候補の店舗名。 見知らぬ土地の、見知らぬレストラン。 見つけられないうさぎのあなぐら。
店名由来のひそひそ話をするのはうさぎでは無くて風ばかり。穴が開くほど見つめていた地図で赤くなった鼻頭を覆い、小さく吐息を漏らす。
遅刻はいただけないが。 ―――― ちょっとだけ、愉快そうに眼を細めて。**]
(21) 2019/11/21(Thu) 23時半頃
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まーそこは店長がなんとか。 起きる時間慣れなくて、一度遅刻やらかしましたけど。
[低血圧なので、とにかく寝起きは滅法弱い。 それも含めて早目にアラーム設定してたはずなのだが。血の気が引いた顔でバックヤードに駈け込んだあの日は、店長に平謝りした記憶がある。
そんな記憶を思い返して、苦笑しつつ。>>17]
うわーなにそれすげぇ見たい。 写真じゃなくて動画ないんすか? ふは。それって一目惚れした上に、 まんまとそのまま胃袋掴まれちゃった感じっすか。
[あ、ほうれん草それで茹でられんの?うわーなにそれすごいいい色してるし、早すぎでしょ。今度真似してみよ。
こじんまりした店だ、店員は皆、各々手際がいいけれど。 昼シフトの時だけ見れるカズさんの調理スピードは、ピカイチだ。>>10 間近で見れる生の技術に目を輝かせ、横からチラチラ盗み見ていれば、徐に肩を小突かれて少しよろけた。]
(22) 2019/11/21(Thu) 23時半頃
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うおっと。 ちょっと、何するんすかー。
えっ引き出物の菓子がどんなか気になってたのに。 もー、じゃあ奢り約束っすよ。 カズさんが絶賛してた、後輩さんが作ったデザートも 是非食べてみたいし。
[上機嫌にニカッと笑い返して。>>18 よいしょ、と拭き上げた食器を持ち、棚に片して戻ってくればカズさんの視線の先に目が向いた。
おや、もしかして。]
(23) 2019/11/21(Thu) 23時半頃
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カズさーん。
今日のムースなんすけどね、 ちょっと形崩れちゃったやつ冷蔵庫入ってますんで。 よけりゃ、あとで食って感想ください。
[早い者勝ちだけど。 店員一人一個くらいはあるんじゃないかな。たぶん。*]
(24) 2019/11/21(Thu) 23時半頃
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― ランチタイム・murmur coney ―
[ドアに描かれたうさぎに話しかけてしまいました――なんておくびにも出さずに店の戸をくぐる。 目に飛び込むのは、見慣れた店内の光景だ。 広めに取られた通路の両側にあるいくつかの席も、カウンターの向こうにあるキッチンも、包丁やフライパンが踊る音も、胃をくすぐる匂いも。]
こんにちは、芙蓉さん。 お久しぶりです。
[出迎えてくれたのは、柔く掠れた優しい言葉>>8。 一見お店のイメージとは異なるように感じる服装も、店長の雰囲気が合わされば、あっという間に差異の輪郭が蕩けてしまうようだ。 最初は敬意を込めて店長さんなんて呼んでいたのだが、ランチタイムに通う内に芙蓉さんと声をかけるようになったのも、その雰囲気によるものが大きいのかもしれない。]
(25) 2019/11/21(Thu) 23時半頃
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[お好きな席へと促され、歩を進めるのはいつものカウンター。座る位置には特にこだわりはない。 人と間を空けた席を選び、薄手のコートから袖を抜く。 縦に半分、それから横に半分。皺にならないよう折り畳み、椅子の背へかけた。]
乙坂さんもお久しぶりです。 ちょっと仕事が立て込んで来られなくて。 ここの味が恋しくなって来ちゃいました。
[椅子に腰かけながら、店長に軽く頭を下げる。 準備してくれたお手拭きへ手を伸ばしながら、懐かしい顔>>13に返事をした。 お昼休みは時間との勝負。美味しいものは食べたいが、午後の業務に遅れる訳にもいかない。 乙坂>>10の手から生まれる料理は味はもちろん、そんな悩みを吹き飛ばすように手速い。 カウンター越しに料理が出来上がる過程を眺めるのもまた、ここに通う理由のひとつだった。]
(26) 2019/11/21(Thu) 23時半頃
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うーん、どうしようかな……。
[日替わりパスタ>>9を耳にしながらメニューを開く。 和風パスタ。根菜のチョイスに心惹かれる。 寒くなったこの時期だからこそ、かぼちゃやクリームソースの誘惑が強い。 久々に来た以上、定番のボロネーゼも捨てがたく。]
んー……んー。
[叶うなら、全部食べたい。 また来ればいいとかそういう問題じゃないのだ。
今、全部食べたい。]
(27) 2019/11/21(Thu) 23時半頃
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[臨戦態勢の食欲に蓋をして、息継ぎをするようにメニューから顔を上げる。 見慣れた景色の見慣れない人>>16に視線が向いた。]
あの……新しい方? 何かおすすめあります?
[来店した時にひょこりと覗かせた笑みに、人懐っこい印象を受けた。だから、気軽に声をかけられたのかもしれない。 ここ数日のランチタイムの定番>>15を踏襲しているとは知らず、名も知らぬ彼に助力を乞おうとした。*]
(28) 2019/11/21(Thu) 23時半頃
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啓明結社 カコは、メモを貼った。
2019/11/21(Thu) 23時半頃
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[カウンター越しに会釈をしたら。 メニューと真剣な顔でにらめっこしてた目が、こちらを向いてきょとんとした。>>28 わぁこれは目力がある美人さんだ。]
はい、宇都木です。 うーん今日のランチはどっちも捨てがたいっすけど 俺のおすすめは、かぼちゃクリームっすね。
最初はそのまま食べて、途中からお好みで パルメザンチーズや黒胡椒で味を変えるの。 一皿でいくつもおいしいっすよ。
[新人か問う声には、数度瞬いてから。 曖昧に笑い、ここ数日の慣れでさらっと流して。
迷っている風の彼女におすすめの食べ方をひとつ添えてみる。]
(29) 2019/11/22(Fri) 00時頃
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おいおい、危なっかしいなぁ。 誰かモーニングコールかけてくれる奴いねぇの。
[店長のことだからそう酷くは叱らなかっただろうが。 遅刻のエピソードに呆れ声を出す。>>22 朝が苦手なら起こしてくれる相手と住むのが一番だが、それを言うのは同性同士でもセクハラに当たるか、と飲み込んだ。]
(30) 2019/11/22(Fri) 00時頃
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動画取ってたら食うタイミング逃すだろうが。
そうそう、客として入った店で惚れて、そのまま押しかけて店員になって、っつってたな。 学生時代はバレンタインチョコの講習会を女子にせがまれて開いてもその女子たちから義理のひとつも貰えなかったという伝説のモテない君だったやつに先を越されるとはね……。
俺だって楽しみにしてたし、気づいたらぺろりだったよ。
[根菜と呼ばれる野菜は多くあるが、パスタにした時に食感を楽しむなら芋類は合わせない。 和風の味付けなら尚更だ。 下茹で済のタケノコを水の入ったタッパーから取り出してレンコン同様薄く切っていく。 シャキシャキ感を出したいので穂先は今回お留守番だ。
喋りながらも包丁はトトトトト、と小気味よいリズムで俎板を叩いていた。>>22>>23]
(31) 2019/11/22(Fri) 00時頃
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[それからちょっとだけ身を乗り出せば。 実はね、とこそこそとうさぎが内緒話をするように。]
ご要望ならば、パスタをフェットチーネに 変更できたりもするんすよ。
ですよね、カズさん?
[小さなリボン、という意味を持つパスタは絡めるクリーム系との相性抜群だ。 先輩店員に話を振り、ね、と首を傾げて笑った。*]
(32) 2019/11/22(Fri) 00時頃
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[どんどん客が増えてくる時間。 焦りは失敗の元だから張り切って切るスピードを早めたりはしなかったけれど。 カウンター越しにムースを見ていた瞬間のリズムの僅かな遅れに気づいたのだろうか。]
……勘のいい奴。
[見透かしたように言う「お取り置き」の話に、照れ顔でいーっと子どもっぽくやって見せた。 勿論狙いますとも!>>24]
(33) 2019/11/22(Fri) 00時頃
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[チキンとかぼちゃのクリームパスタに用いるチキンはムネ肉を。 ソースも生クリームではなく豆乳を使用しているので見た目のこってり感以上にヘルシーに仕上がっている。 炒める時ににんにくを使わないパスタを一種類必ず入れるのは、この後仕事に戻らないといけない女性会社員に気兼ねなく食べて貰いたいからだった。
さて、久しぶりの彼女は何をご所望だろう。 常連店のランチを我慢してずっと頑張った彼女が欲しいものがあればそれをパスタに仕立てることも可能ではあるけれど。 注文はどうやら後輩が取る様子。 古い景色は新しい出逢いをそっと見守っていることにしよう。**]
(34) 2019/11/22(Fri) 00時頃
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[ダマにならないように、けれどたっぷりマスカラを塗った睫毛が、見慣れない人>>29の反応を追うように上下する。 うつぎさん。音を馴染ませるように、口紅を纏った唇を動かした。]
桐野江です。 ランチによく来ているの。
うん……素敵。 一皿でいくつもっていうの、いいですね。 すごく刺さりました。
[三皿食べるのが憚られるなら、一皿で複数の美味しさを。 アドバイスにほんのりと口角を上げ、宇都木>>32の視線を追うように乙坂の方を向く。]
(35) 2019/11/22(Fri) 00時半頃
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フェットチーネ……いいな。
乙坂さん、お願いできます? 私、乙坂さんのパスタが食べたいです。
[包丁がまな板を叩く一定のリズムも、次々と調理されていく食材たちもここからなら存分に味わえる。 食べるだけではない料理を求め、本日の昼食を注文しよう。**]
(36) 2019/11/22(Fri) 00時半頃
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啓明結社 カコは、メモを貼った。
2019/11/22(Fri) 00時半頃
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ランチ常連の桐野江さん、うん覚えました。
[名前を繰り返す彼女の呟きに、はーい、と調子よく返事をして笑い。>>35 赤い唇の端が上がるのを見れば、目を細めて。]
はは、嬉しいっすね。 その期待裏切らないんで、是非食べてみてください。
[予想以上にいい反応と。真っ直ぐな言葉は遠回しな物言いをされるより、よく響いて。 つい、少し照れたようにはにかんでしまう。 こういう声を聞けたりするから、接客は楽しい。
先輩店員を、彼女と一緒に期待の目でじっと見つつ。 注文を書きこんでいき。>>36]
(37) 2019/11/22(Fri) 01時頃
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飲み物は何にしましょうか?
食事と一緒がいいっすかね。 それとも食後?
[紅茶か珈琲を、ホットでもアイスでも。 何せ自分はランチタイム経験だけでいえば新人なので、てらいなく問いかけ。]
デザートはホワイトチョコムースと抹茶ムースから 選べますんで。 決まったら教えてください。
[調理中の手元を楽しむのを邪魔しないよう、自分も給仕の仕事に戻りつつ。 ちゃっかり、デザートも勧めておこう。**]
(38) 2019/11/22(Fri) 01時頃
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[murmur coney。 見慣れた朱色の壁に、いまは少し向こうに。 うさぎが飛び込む穴の外側、今日は買い物日和だと、好き放題歩き回って両手に荷物。]
むむ……
[重い。 丸々大きな見た目に心惹かれたとはいえ、じゃがいもを5つは買いすぎたか。いやでも、結構使うんだ。日持ちもそれなりにするし。 それとも追加の玉ねぎが余計だったろうか。いやでも、じゃがいもと玉ねぎはゴールデンペア……]
(39) 2019/11/22(Fri) 01時頃
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[考えていても荷物は軽くならない。 一歩一歩歩く他ないのだ。せめて自転車で来ればよかった、なんていう後悔も時すでに遅し。]
あれ。 ……どうかしました?
[そんな状態だというのに、どうにも困り顔な人>>21を見かけて、思わず声をかけた。 近寄っていくのも無意識に早足。 この脚力がさっき出ればよかったのに。]
(40) 2019/11/22(Fri) 01時半頃
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[昨今には珍しく、スマホの地図アプリではなく紙の地図。 ぱたぱたはためくペラ紙の、真っ赤なインクが指し示すのが、どうにも見慣れたうさぎ穴と気づけば――]
あの。 そこまでご一緒しましょうか?
――わたしも、向かうところだったので!
[最後の一言は、迷子のお兄さんに気を遣わせないため半分、自分の利益半分だ。 休憩させてもらおう。都合よく。ちょうどいいし。 今日のランチ担当、誰だったかな**]
(41) 2019/11/22(Fri) 01時半頃
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迷い人 ヘザーは、メモを貼った。
2019/11/22(Fri) 01時半頃
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[呟いた名前に続く“いいおへんじ”>>37に今度はこちらがきょとんとして、上がった口角から溢れる声が柔らかくなる。]
私も宇都木さん、覚えました。 ありがとうございます。 おかげですぐ美味しい料理に出会えそう。
[新しい方ではなく、おすすめが上手な方。 いつも全部食べたいと主張するお腹との議論が長引いて、メニューを中々手放せないものだから助かった。 お礼と共に軽く頭を下げる。]
(42) 2019/11/22(Fri) 08時頃
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飲み物はあたたかい紅茶を……今日はストレートで。 デザートと一緒にお願いします。
[料理も飲み物もどれかひとつに拘るのではなく、いつもその日に合わせて変えるタイプだ。 メニューさえ決まれば残りの決断は早く、宇津木>>38の問いにハキハキと答える。]
デザートも楽しみにしてます。 ……どっちも食べたくて、また悩んじゃいますけどね。
[最後の言葉は口元に片手を添え、給仕へ向かう宇都木の方へ僅かに身体を伸ばしてから。距離があるから、声を潜める訳でもない。 体を成さない内緒話をお返し>>32して、会釈と共にその姿を見送った。**]
(43) 2019/11/22(Fri) 08時頃
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啓明結社 カコは、メモを貼った。
2019/11/22(Fri) 08時頃
啓明結社 カコは、メモを貼った。
2019/11/22(Fri) 08時頃
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[入国の手続きを済ませて空港を出ると、そっと極東の風が頬を撫でていった。それはやや冷たい感触。夏には来られると思っていたのにようやく休みがとれたと思えば季節はすでに秋。 暑さを過ぎ空気が冷たくなっていくこの季節も嫌いではなかったが、コートを羽織るほどではないとタカを括っていたせいで今は少し肌寒い。
空を見上げれば見事な秋晴れ。 目を細めてしばし思いに耽る。
この国に来るといつも思う。 それは疎外感と、そして郷愁。 根を下ろしているわけでもない、いい思い出があるわけでもない。だけど不思議と感じるのだ。
───この国はやはり自分の故郷なのだと。]
(44) 2019/11/22(Fri) 09時半頃
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[ごはんはいらない。 そういうと、親はいつも困った顔をした。 きょうだいも、そういう顔をした。
小さい時には食べたいもの、飲みたいもの、何でも言ってごらんって言われたけどそのうち言われなくなった。 言わなくなったかわりに、親はお金をよこすようになった。 まあ、そのお金で食べられるときに何か胃に入れて、ということなのだろう。
だからといってお金を使うあてもほとんどなくて。 一日一食、なるべくカロリーが取れるもの。 味より栄養価、いっそビタミン剤か、それで十分。
私は、道路の上ひとり。 自分の食べたいものは、今日もわからない**]
(45) 2019/11/22(Fri) 14時半頃
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――ランチタイム・少し戻って――
おかえり、カズくん。 楽しめたようで何より。
店の方もナオくんとかにも入ってもらって回せたし、気にしないでね。
[黒シャツが似合う一馬は、ランチタイムの要になっている料理人だ。気づけば長い付き合いで、安心して店を任せられるひとり。 そんな彼から連休を取りたいと言われたときは、珍しいと思いながらもOKした。 その後調整に苦心したのは彼に言うことではないが、連日協力してくれた同僚の名前を出すくらいは許されよう。]
(46) 2019/11/22(Fri) 16時頃
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ん、わかった。 昼閉めたら。
[しかしその彼から改まって『相談』と言われてしまうと、店の主としては若干の緊張を隠せなかった。 連休を取って様々な店を巡った結果、心変わりや引き抜きなんかがないとは言えない。 腕は最高だし、手も早い。忙しくなりがちなランチタイムを捌けるのは他の店にとっても魅力ある料理人だということは重々承知している。
――などという懸念が杞憂どころか、より店にとってはありがたい申し出になるとは、まだ知らないまま>>13。]
(47) 2019/11/22(Fri) 16時頃
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[その後は見送りを終えて話に入ってくる直とのやり取りに目を細めつつ。 遅刻の告白>>22をするのには、苦笑い。]
あの日はねぇ、カズくんにも見せてあげたかったよ。 顔真っ青にしてやってきて、裏口から表に聞こえるんじゃってくらい謝ってて。 気にしないから早く入ってーって言ったんだけどね。
モーニングコール、してあげよっか。何時がいい?
[店長として、各々の連絡先くらいは知っている。 かけろというならかけないこともない、というのはまだ冗談の範疇だけれども。]
(48) 2019/11/22(Fri) 16時頃
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え。ずるい。 奢りいいな、うらやましい。
[「ずるい」が出た瞬間は、若干マジのトーンだった。 とはいえどちらかと言えば、自慢の料理人を唸らせるほどの料理を出す店が気になる、というのが9割がた。 残りの1割は一馬の反応目当てだ。 万が一のチャンスがあるなら喜ぶが、実際行ったところで払わせるつもりはない。
うさぎ穴が久方ぶりの常連さんを呼び込むまでは、そんな他愛のない話をしていて。]
(49) 2019/11/22(Fri) 16時頃
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[兎が描かれた扉を開けるといい匂いが鼻の奥を擽る。何の気なしにただ気まぐれで訪れた店はこの時点では当たりの部類に入るだろう。 店の雰囲気も悪くない。
時間はランチタイム。人でごった返す店もある中でこの店の繁盛具合はどうであっただろうか。席が一つも空いていないなんてことは無いようだが。店員の案内を待たずにすっとカウンターの空いてる席に座る。
メニューすら開くことなく、ゆるりと店内の様子とそれから店員に視線を向けた。 パスタに力を入れているように見えるが、所詮は日本の料理人が作るもの。それに日本に帰ってきてイタリア料理を食すこともない。]
ナポリタンを一つ。
[だから、金髪碧眼のハーフ顔は流暢な日本語でそう注文した。]*
(50) 2019/11/22(Fri) 17時頃
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――それから――
あんまり、無理しないでね。
[お久しぶり、と相手方からも返れば>>25、さほど変わらない様子に安堵する。 忙しかったらしいのは少し心配だ。 一馬や直に声かけるのを遮ることまではしないが、憂いの乗った眉が少し下がった。]
(51) 2019/11/22(Fri) 17時半頃
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[会話が長く続かなかったのは、うさぎが新たな来訪者を招き入れたから>>50、というのもある。]
いらっしゃいませ。 お好きなお席に――
[とお決まりのフレーズを言い切るより前に、新たな来客はカウンターへすっと座った。 とはいえ、その行動に驚いている暇はない。 嫌味さは覚えないスマートな男性の元へ、レモン水とメニューを差し出した。]
(52) 2019/11/22(Fri) 18時頃
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――、ナポリタンを。かしこまりました。 珈琲か紅茶をお出ししておりますが、どちらになさいますか?
[メニューを開く前に出てきた注文に、ほんの一瞬の間。 メニューにかかわらず注文をされるお客様は一定数いるので、ペースを乱されたことより、少し意外だった方が大きい。 一見さんでノータイムナポリタンとは珍しい。 もちろん定番に準備はあるので、一馬が鮮やかに仕上げてくれるだろうけれど。
ドリンクと提供タイミングの確認が取れたら、厨房に投げかけよう**]
(53) 2019/11/22(Fri) 18時頃
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食後にコーヒーを。
[なるほどと感心する。 虚をついたつもりだが接客に淀みはない。そういう客が多いのか、それともこの女店員の力量か、その両方か。どちらにせよ“当たり”である可能性は高い。]
それとサラダを一つ。 中身は任せる。
[気をよくしたのもあって期待できそうだと追加の注文。本当はコーヒーとサラダよりもつまみとビールと行きたいところではあったがまだ平日の昼間。さすがに少しだけ自制した。]*
(54) 2019/11/22(Fri) 19時半頃
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― 来店直後 ―
[夕焼けと夜空が熔け合ったような色をした髪の向こう、芙蓉>>51の眉が下がるのが見えた。 その中性的な容姿も相まってどこか謎めいた雰囲気を纏う姿から発せられる声は反して分かりやすい。 心配、してくれている。]
ありがとうございます。 無理してないとは言わないけど、やりたいことだから。 でも、無茶はしてませんし、しません。 芙蓉さんにそんな顔させられないもの。
ただ、がんばる。 頑張って、またここに元気を貰いに来ます。
[実は、と。仕事を任せて貰えた旨をこっそり伝える。 扉のうさぎとは違い、今度は言葉の届く相手。加えてこの店に来て以来見知った顔の店長だ。 何だか照れくさくて、新しいお客さんの対応に向かう芙蓉>>52へ人差し指を一本立て、唇近くで揺らした。**]
(55) 2019/11/22(Fri) 21時半頃
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[笑ってこちらもぺこりと頭を下げ。>>42 さっきより柔らかい色を帯びた声に嬉しくなるまま。]
こちらこそ、嬉しい言葉をありがとうございます。
あ。もしメニューから選ぶのに迷っちゃうんなら、 一度、夜にも来てみてください。 その時間はうち”メニューがない”ので。
[夜時間へのお誘いも添えてみたり。
さて。彼女は夜の営業スタイルを知ってるだろうか。 知らないのなら、来てのお楽しみっす、と意味深に笑っておこう。]
(56) 2019/11/22(Fri) 21時半頃
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はい。 食後にデザートと一緒に、紅茶をストレートっすね。
[小気味良く返ってくる注文を書き留めてから。>>43 僅かに近付こうとする彼女に気づいて、給仕に戻りかけた足を止めた。 追加注文かな、とこちらも耳を近づけたなら。 堂々とした内緒話のお返しに、ふは、と吹き出し。]
どうしても決まらなかったら、 また声掛けてください。
……ただしデザートについては、 俺もかなり悩んじゃいそうっすけど。
[こればかりは、作っている主観のせいだ。 どちらも自信作なので、甲乙つけがたいのである。
ごゆっくり、と添えて給仕へ戻ろうか。*]
(57) 2019/11/22(Fri) 21時半頃
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─ 少し前 厨房の幕間 ─
あーもー、あの時はテンパってたんですって。 だって目を開けたら店が始まる時間っすよ。 びびるでしょー。
え。店長がモーニングコールしてくれるんすか? じゃあ、二度寝防止に十分間隔のスムース機能つきで お願いしたいっす。
[そんな図々しいお願いは、半分冗談だけど。>>48 かけてくれるような相手がいないのは、お察しである。>>30 昔はよく兄弟が多少手荒に起こしてくれたものだけど。 それが懐かしくなる程度に、実家を出て結構経つ。]
(58) 2019/11/22(Fri) 21時半頃
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はー…義理ひとつもないって、そりゃ伝説っすね。 俺でも紙袋一個分くらいはもらってましたよ。
[なんて手を動かしながらこそこそ話してたら。>>31 店長のマジトーンが飛び込んできて。>>49]
へへーいいでしょー。 店長も、一緒に行きます? いっそ他の皆も誘いましょっか、エリちゃんとか。
[カズさんの反応が見たくなるのは、俺もわかる。 照れ隠しみたいに、たまに見せてくれる表情がかわいいんだよね。>>33
勿論大人数になったら、自分の分は払うつもりだけど。今はそれは黙ったまま便乗してみたり。 噂に誘われたように、非番の同僚がうさぎの穴に飛び込んでくるよりも、少し前の話である。>>41*]
(59) 2019/11/22(Fri) 21時半頃
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ですよねっつったら内緒話の意味ねぇだろ。
[フェットチーネは幅が広いのでクリームによく絡んで美味い。 勿論用意がない筈もないが、それを「とっておき」のように伝える人懐こさはこの後輩の長所だ。>>32 はは、と笑って、それに乗せられた客が此方の名前を数か月ぶりに呼ぶのを聞いて目を細めた。>>36]
おっけ、フェットチーネでかぼちゃクリームな。 少々お待ちを。
(60) 2019/11/22(Fri) 21時半頃
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[パスタ用の塩入り湯は既に沸いているから、鍋に今はまだ固いリボンを入れてタイマーをセットしたら具材の準備開始。
固いかぼちゃも力を込めれば薄く切れるのが男の力である。 全身が筋肉質という訳でもないが腕回りが逞しいのは料理人の証。 あっという間にスライスを終えれば、今使わない分はバットに入れてラップをして冷蔵庫へ。
ムネ肉はそぎ切りして下味をつけた後軽く片栗粉でコーティングする。 ムネ肉はヘルシーだが食感がパサつきがちなので、片栗粉をまぶすことで表面をつるりと仕上げるのだ。]
カコちゃん、今日来てラッキーだったね。 ディナー客に人気なんだ、こいつのデザート。 ホワイトチョコも抹茶も絶対美味いから期待しといて。
[常連を下の名前で呼ぶのは乙坂にとって癖だった。 勿論相手が嫌がるなら無理に呼ばないけれど。 丁寧な仕上がりのメイク同様仕事にも手を抜かないであろう「デキル女」風の彼女のことも、まるで近所のおにいさんが女の子を呼ぶようなトーンで呼びかける。]
(61) 2019/11/22(Fri) 21時半頃
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[うさぎも見つからなければ犬のお巡りさんも現れない。佇んで地図を凝視しても、埒が明かないのは分かっている。分かっている、が。一応、自分にも羞恥心がある。 歩いて十分、走って三分の道のりで迷いましたとスマホに入電するのは流石に憚られる。]
……でもまぁ。
背に腹は代えられませんし。 なにをしてても背中とお腹はくっ付きますし。 [独り言は自分への言い訳。或いはコートのポケットを探って文明の利器を探す腕への鼓舞。 いつも笑っているように見えると言われる顔を曇らせて、深く溜息を―――
飲んだ。>>40]
(62) 2019/11/22(Fri) 21時半頃
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[フライパンにオリーブ油を熱してかぼちゃとチキンを炒めたら、米粉を振るって水を加え弱火で暫く煮込む。 かぼちゃが柔らかくなったら粗く潰して豆乳とバターを加えてまた少し煮て。 塩コショウで味を調えたら茹で上がって一度水気を切ったパスタを絡めて皿へ。]
んー……もうちょいだけ待てる?
[この後彼女に供されるデザートを邪魔せず、数か月頑張っていた彼女を労う気持ちを形にするには。
思案は一瞬。
取り出したのは一度収めたかぼちゃで、今度はレンジでクリームチーズと一緒に手早く火を通して潰し、スプーンで皿の脇に丸く盛る。 アーモンドを2枚刺して黒ゴマをちょんちょんとかぼちゃマッシュに埋めれば]
(63) 2019/11/22(Fri) 21時半頃
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お待たせ。 あんまり盛り付け凝ったことないからちょっとブサイクなのは愛嬌ってことで。
[うさぎの乗ったかぼちゃとチキンのクリームパスタの完成だ。*]
(64) 2019/11/22(Fri) 21時半頃
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[その女性は両手にいっぱいの大荷物を抱えているというのに、途方に暮れていた男へ善意の声を掛けた。 生まれついて細い眼がほんの数秒人並みに開眼し。]
実は道に迷ってしまいまして。 地元の方ですか? murmur coneyというレストランがどちらにあるかご存知なら教えて頂きたいのですが。
[抑揚の薄い声でも藁に縋る思い。 サッと地図を差し出すと、引かれた赤マーカーは蛇行し、隣の路地に突き抜けていた。灯台下暗しで巡り巡ってバターになれるような近さと迷子っぷり。]
(65) 2019/11/22(Fri) 22時頃
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本当ですか、有難うございます。 目印になるからと聞いていたのですが、その目印が見つからなくて。
……おひとつ預かりますよ。
[自身よりいくらか若そうな女性の、分かり易い厚意に気付かないほど昼行燈ではない。 彼女の隣に並んで案内を受けながら掌を差し出し、重そうな荷物くらいは運びたい。無論、ひとつと口では言ったが、あわよくば彼女の両手を空けたい気持ちで。]*
(66) 2019/11/22(Fri) 22時頃
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[さてカウンターには紳士然としたお客様がひとり。>>50 金髪は地毛に見えるが注文は流暢な日本語で。 そしてパスタランチの内容を聞かずにナポリタンときた。 自分の不在中に来るようになった客かと思いきや、店長の反応>>53を見るに完全にご新規さんの様子。
ふむ?と内心小首を傾げた。 挑戦されているような、気分。
まあいきなりアーティチョークがどうとかタマネギはコンカッセで、とかレア食材や調理法の指定がないので自分はいつも通り作るだけだ。]
サラダは任せましたよ。
[店長に振っておいて、パスタを選ぶ。 ナポリタンは太目が美味いというのが持論だ。 茹でている間に切る食材は玉ねぎ、ピーマン、パプリカ、人参。 マッシュルームはホワイトを。キノコの香りを楽しみたいならブラウンだが、ナポリタンはケチャップの香りが強いから。 そして皮つきのウインナーを斜め切りして、スキレットを取り出した。]
(67) 2019/11/22(Fri) 22時頃
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[包丁の背で潰したニンニクをオリーブ油で炒めて香りが出てきたら玉ねぎと人参を入れる。 ケチャップは店独自配合のものが常備してあるからそれをおたまで掬い入れて。
トマトの酸味が濃いケチャップは客にも人気だけれど、コテコテの所謂「洋食屋さんのナポリタン」を目指すなら甘味が欲しい。 加熱で酸味を飛ばすと同時、お好みソースで甘味を足し算した。 お好み焼きを店で出すことは多分夜でもないとは思うが、このお好みソースは中濃ソースやウスターソースでは出せないフルーティな甘みを加えられる素晴らしい調味料だ。
二つのソースが玉ねぎに馴染んだら、ウインナーとマッシュルーム、ピーマンパプリカを入れて炒める。 横にもうひとつフライパンを用意し目玉焼きを焼いておいて、スキレット上で茹で上がったスパゲティを絡めた上にそっと乗せた。 黄味は半熟だから崩して絡めて食べても良いし、スキレット上でもう少し固く焼いても良い。]
熱いんで、気をつけてくださいね。
[木製のパンレストに乗せて金髪紳士の前に出した。*]
(68) 2019/11/22(Fri) 22時頃
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─ そして現在 ─
[さて。そろそろまた幾人かの客がデザートに移る頃だ。 奥の冷蔵庫からムースのカップを取り出して、セッティングしようか。
とろりと甘いホワイトチョコムースには、アクセントの酸味にラズベリーを乗せ。仕上げにミントの葉を差して彩りよく。 抹茶ムースの方には、生クリームと小豆を添え。甘さは控えめな分、濃厚な抹茶の香りごと味わえるように。
夜シフトだけだった時は、昼のデザートは片付けの時間に仕込みをして冷蔵庫へしまっておき。仕上げはメモを残し、店長や昼シフトの同僚におまかせしていたけれど。 実際食べている表情や声を間近で見れるのは、やっぱり嬉しい。
美味しいものを食べるのは勿論好きだけど。 美味しく食べてもらうことは、もっと好きだ。]
(69) 2019/11/22(Fri) 22時半頃
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[セッティングを終えたデザートと飲み物を給仕して。 レモン水の入ったピッチャーを手に、藤色の尻尾を揺らしてお代わりの声を掛けていれば。]
いらっしゃいませー。
[また新しい客の気配に振り返り、きょとんとした。>>50 一見客も珍しくはないけれど、まるで外国映画から抜け出したような黒スーツとハットの長身客はちょっと珍しい。 しかも金髪碧眼とか。
カウンターに腰掛ける背中をつい目で追って。 店内を一巡りする視線に気づけば、慌てて愛想よく笑みを浮かべて会釈を。
さすが店長、動じてない。>>52]
(70) 2019/11/22(Fri) 22時半頃
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[ピッチャーを手に厨房に戻りながら。 店長が伝えてくれた注文を聞き。>>67 カズさんがナポリタンにとりかかるのを横目に、はい、と小さく手を上げた。>>67]
じゃあそのサラダ、俺が作ってもいっすか? おまかせっすよねー。
[ナポリタンに添えるなら、と数秒考え。 カズさんの早さに遅れないよう、手を洗って準備を。*]
(71) 2019/11/22(Fri) 22時半頃
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……道に。そうですか。 それはすみ――災難でしたね。
[>>65murmur coneyの名前が出た瞬間、店員モードになりかけた。 ややわかりにくい場所にある職場に、迷わせてすみません、が口をついて、一般的なフレーズに言い換える。
地図を見る。赤ラインは蛇のようにうねっていた。 これを辿るのは逆に迷うな、と眉をくくっと寄せて。]
……この道を行くと、近いですよ。
[隣の路地へ向かう道を示す。]
(72) 2019/11/22(Fri) 22時半頃
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[ナポリタンを食す。 フォークの先で目玉焼きの黄身を潰し太めの麺と絡める。くるりくるりと回し絡めて熱々のまま口の中へ。]
…あつっ……!
[口の中を火傷した。 だが、ナポリタンは熱々のうちに食すべし。 紳士に見られてるとは思いもよらず、ただ無心にハフハフと口に運ぶ。 クルクルとハフハフともぐもぐと。 ナポリタンという安っぽい味付けの中にも奥深い味わいと具材の香りがそれぞれ引き立て合う。高級料理の様な決して洗練された上等な味わいではないが、これはこれで求めに応じたものだ。]
及第点、だな。
[小さな呟きと共にカランとフォークが音を立てる。 決して行儀の良い仕草ではない。]*
(73) 2019/11/22(Fri) 22時半頃
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目印に? お待ち合わせですか。 赤いですからね。
[>>66目印にされているとは知らなかった。 せっかくなら食事をしていってほしいが、この人はお客様になってくれるのだろうか。]
あ。え……ええと…… 重いですよ?
[ひとつ預かる、という話は大変、大変ありがたいが、重量がある上にお客様と思しき人に持たせるわけには――と思ったけれど。 あわよくば両方、といった様子を察すれば、せめて片方、と持ってもらうことにした。]
(74) 2019/11/22(Fri) 22時半頃
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――murmur coney――
[そして。 隣の路地にある朱色のうさぎ穴を、普段とは違って正面からくぐる。]
来ちゃった。
[へへ、と少しいたずらっぽく笑えば、馴染みの同僚はどんな顔をしただろう。]
(75) 2019/11/22(Fri) 23時頃
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― murmur coney カウンター席 ―
[宇都木と乙坂の掛け合い>>32>>60を微笑ましく眺めながら、僅かな違和感。 それが表出する前に注文が叶ったと知れば、言葉は容易く霧散した。]
やった、お願いします。
[ふつふつ湧く湯にフェットチーネが軽やかな音を立てて飛び込む。 背筋を伸ばして暫く鍋の中を覗き込んでいれば、乙坂>>61の手はあっという間に次の行程へ移っていた。 火の通っていないかぼちゃが危なげなく薄くなっていく様子に感嘆の声を静かに溢し、胸肉が仄白く着飾られていくのを眺めていたところに、先程の違和感の正体がカウンターを飛び越えてやってきた。]
宇都木さんって、ディナー担当の方なんですか?
[そうだとするなら、先程の言葉>>56も府に落ちる。 夜の詳細を知らない頭を傾げた時の、あの意味深な笑みが印象深い。悪戯っ子のような、それでいて仕事人のような。 未だ決まらぬデザートを思いながら、乙坂の手元から顔へと視線を上げた。]
(76) 2019/11/22(Fri) 23時頃
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久々だったのについてたみたい。 乙坂さんも食べたことあります? 宇都木さんのデザート。
[フライパンで熱された油の跳ねる音>>63をBGMに声をかける。調理の邪魔をするつもりはないから、返事を急かすことはしない。 香ばしい香りが水に沈み、とろとろ煮詰まっていく頃にはお腹が鳴らないよう祈るしかなかった。鼻腔を擽るバターの香りが憎い。でも大好き。]
ん? ……大丈夫です。まだいけます。
[愛憎混じりのバターが溶け、手早くパスタとソースが絡んでお皿に広がる。 待ってましたと言わんばかりの食欲が走り出しそうな瞬間にかけられた静止の声>>63。 迷いは一瞬。 店に長くいる彼とは必然的に付き合いが長い。きっと何かあるのだろうと、眉尻をほんのり下げながらもしっかりと縦に頷いた。]
(77) 2019/11/22(Fri) 23時頃
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わ、ぁ。
[待ったのは”もうちょい”だけ。 すぐに動いた手がかぼちゃやクリームチーズを駆使して作り上げたうさぎ>>64が、クリームソースの傍らに鎮座している。 黒ゴマの位置が絶妙で、中々味のある顔だ。]
私、好きですよ。この顔。 ありがとうございます。 食べるのが楽しみです。
[食べるのが勿体無いなんてとんでもない。食べない方が勿体無い。 目つきの問題かメイクが原因か、ちゃん付けに馴染みのない自身をカコちゃん>>61と呼ぶ人。 愛嬌のあるうさぎは、その延長線にあるようだと思った。 慣れないけれど、嬉しいこと。]
いただきます。
[席に座り直して、手を合わせて。 待望の料理を前に表情が綻んだ。]
(78) 2019/11/22(Fri) 23時頃
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[まずは右手にフォークを取る。 フェットチーネにソースを掬うように絡めてそのまま口へ。役目を終えたフォークを戻し、ゆっくりと咀嚼する。]
ん。
[リボンの溝にソースがたっぷりと詰まっていて、一口目から間違いない味。それでいて濃厚なソースに負けない存在感のあるパスタは、おすすめの通り相性抜群だ。 クリームソースも豆乳の風味とバターのコクが主役のかぼちゃの甘みを底上げするように良い仕事をしている。]
……。
[フォークは次の獲物である胸肉を捕らえた。 嚥下し終えた口に運ぶと、つるりとした食感が口内で踊る。噛み締めれば閉じ込められた肉汁が溢れ、パサつきのパの字も見当たらない。 今度は左手にスプーンを取り、具材とパスタを一緒に盛りつける。口に入りきらないことのないよう、慎重に、慎重に。 無事完成した作品を口に収めれば、また暫く咀嚼した。目元が蕩けて、思わず瞼を下ろす。]
(79) 2019/11/22(Fri) 23時頃
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……美味しいです、すごく。
[口の中のものを味わい尽くした後に零れた言葉は至ってシンプルなもの。 閉じていた目を開け、乙坂を見ながら、もう一度同じ言葉を繰り返した。*]
(80) 2019/11/22(Fri) 23時頃
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啓明結社 カコは、メモを貼った。
2019/11/22(Fri) 23時頃
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僕が方向音痴なのですよ。 覚えないと遠からず困るのは分かっているんですけどね。
[肩を竦めて歩幅を合わせる。 今日は望外の幸運によって恥を晒さずに済んだが、結果論だ。彼女のようなお人よしを待つに手頃な切株も駅前にはない。]
待ち合わせは待ち合わせですが、レストランは目的地ではないのです。でも、美味しい店だと聞きました。 時間が許せば、貴女にお礼も出来たのですがねぇ。
[折角のランチタイムにレストランの前を素通りせねばならない無情。顔の所為で切羽詰まった悲壮感は漂わないが、素直な仕草で眉根も落ちた。]
(81) 2019/11/22(Fri) 23時頃
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――ランチタイム直前――
はは、真っ青か、見たかった――けど、見るにはもう一度遅刻させなきゃいけないし、店的には期待しちゃまずいかな。
[表に聞こえるんじゃないかと思われる大声で平謝りする後輩を想像してくつくつと笑う。>>48 さて麗しの店長の手厚いモーニングコールは実現するのか否か。 直の反応を見るに、あり得るかもしれない。>>58
一瞬、同僚同士で結婚した後輩を思い出す。 店長と直が、これをきっかけに――なんてことも、あるのかもしれない?
そんなことを思いつつも、奢りに「ずるい」と言い出す彼女には。>>49]
デートしてくれるなら勿論奢りますとも。
[しれっと答えて微笑んだ。]
(82) 2019/11/22(Fri) 23時頃
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俺でもって、紙袋一個はそれなりにモテてんだろ。自慢か。
[後輩の黒歴史をばらしたら、直の素のモテ男発言が返って来た。>>59 因みに乙坂は学生時代はそれなりに長くつきあっていた彼女がいて、彼女以外からは貰わないと公言していたのでもし受け取っていたらどのくらいの量になっていたのかは定かではない。 そんな彼女とも別れて数年が経つ。]
あのなぁ、俺の財布を空にするつもりか? エリちゃんも呼んだら今度は全員連れてかなきゃ不公平だし。
[自分の反応が楽しまれていることは薄々感じてはいるが、呆れ声。]
(83) 2019/11/22(Fri) 23時頃
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俺は「直を」連れて行きたいって思ったんだけど、そこんとこちゃんと汲んでくれよ?
[何かを共有することに仲間外れを出したくない程度には同僚みんな大切で。 自ら誘う程度には、この後輩を可愛がっているのだと。
彼がそれをどう捉えたのかは、その後すぐの来客に有耶無耶になっている。*]
(84) 2019/11/22(Fri) 23時頃
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えぇ? ですから預かるんですよ。 大丈夫、僕には軽々です。
[女性の細腕には過重だろうと、己にとっては然程でもない。 買い物袋を手にすればごろりとした感覚を覚え、好奇心からチラ、と覗くけば多量の野菜が見えた。 色艶の良い玉ねぎが黄金に輝いている。美しい。]
料理をされるんですか?
[一人で消費するには量が多い。 大家族なのだろうかと頭がまわるが、なにせ路地を一本間違えていただけだ。赤い外装は直ぐに見えてくる。]
(85) 2019/11/22(Fri) 23時頃
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[やっぱり王道はシーザーサラダかな。
夜シフトに慣れてしまうと、メニュー通りに作るのはなんだか新鮮だ。とはいえ、のんびりしてはいられない。 恐ろしい速さで野菜を切るカズさんの横で、ボールを手に取ったなら。
入れるのはマヨネーズとヨーグルトと、おろしにんにく。それから隠し味に味噌を小さじ一杯。 底面に広げるよう、万遍なく均一になるまで混ぜ合わせ。 パルメザンチーズと黒胡椒を加えて、さっくりと混ぜて一口味見。 よし、いいかんじ。
ドレッシングができたら、5mm幅に切ったベーコンをフライパンでカリカリになるまで焼き。一旦キッチンペーパーに移して、油を切る。 その間、残った熱い油に一口大のロメインレタスを入れて焼き色がつくまで焼いていく。 そのままでもいいけど、焼くとレタスの甘味が増すし、ベーコンの旨味も吸って更に美味しくなるんだよね。 あとは、トマトを角切りにして材料は準備完了。
ドレッシングのボールに、焼いたベーコンとレタスと、トマトとクルトンを入れたらトングでしっかり和えて。 皿に盛ってパルメザンチーズを散らせば、完成だ。]
(86) 2019/11/22(Fri) 23時頃
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おまたせしました。 おまかせでご注文の、シーザーサラダです。
[緑と赤の彩が鮮やかなシーザーサラダを、ナポリタンの横へ添えるように置いた。>>68>>73*]
(87) 2019/11/22(Fri) 23時頃
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――ランチタイム――
[仕上がりはかぼちゃのパスタの方が早かった。 けれど、食べ終わったのは男性客の方が先。>>73 恰好からの印象を覆すような食べっぷりを視界の端に捉え。
そして音を立てたカトラリーと呟きにはきゅ、と唇を引き結ぶ。 もっとマナーの悪い客もいるから露骨に不機嫌にはならないが。]
……テストされてましたか?俺。
[レモン水を補充しながら、男性の真意を探ろうとじっと見つめた。]
(88) 2019/11/22(Fri) 23時半頃
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へぇ…。
[鮮烈ではない赤色に、うさぎが守る扉。 落ち着いた雰囲気のレストランとは聞いていたが、想像よりもずっとメルヘンな佇まいだった。 しかし、本日、探訪に勤しむ時間はない。 断腸の思いで芳しき香りを振り切らねばならぬ。
己の本当の目的地は、この店の隣。 数か月前から改装工事を行っていたテナントビルの二階こそ、自身の新たな職場であり、初めて個人で構える事務所であった。 本日は内装業者との最終的な打ち合わせ、遅刻は出来ればしたくない。
が ――――、 案内人は馴染みのようにうさぎの巣穴へ足を踏み入れる。>>75 荷物を預かったままの長躯は、締まり掛けた扉を慌てて押さえた。]
恩人さん、恩人さん。 タマ子のこともジャガ夫のことも捨てないでやってください。
[そんな情けない声と一緒に。*]
(89) 2019/11/22(Fri) 23時半頃
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――短い道すがら>>85――
え、でも申し訳ない、というか…… 今も持ててますし……
[それでも、負荷が半分になるに越したことはないのだが。 片方になった荷物を両手で持って、すぐそこの店まで案内する。]
はい。 一度分では、ないですけど。
[料理をするのかと言われれば、隠すことではないので頷いた。 さすがに一人で一度に全部は食べないと補足する。]
(90) 2019/11/22(Fri) 23時半頃
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――それから店頭で>>89――
え。 あら、本当に食べていかれないんです?
残念。 また来てくださいね。
[慌てて抑えられた扉の方を振り向いて、タマ子とジャガ夫たちを改めて引き取る。 口振りから、ただの客ではないことは伝わると勝手に信じた。伝わらなくても気にはしないし、それを知ることも叶わないけど。]
(91) 2019/11/22(Fri) 23時半頃
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[サラダもなかなかどうして手が込んでいる。 スタンダードな中にも一手間二手間入れてあって、それが心憎い。]
……味噌か。
[日本ならではの工夫。 知らずとはいえ帰国直後の自分にとっては少しだけ嬉しい隠し味。]
違う個性だな。
[ナポリタンとサラダ。 二品に違う個性が見て取れる。腕はナポリタンの担当の方が上か。では将来性なら────]
(92) 2019/11/22(Fri) 23時半頃
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いつでもご案内しますからー。
[うさぎ穴の扉が二人を分かつ寸前。 軽く手を上げて迷子のお兄さんに声をかける。 ついでに深く頭を下げたのは、荷運びのお礼]
(93) 2019/11/22(Fri) 23時半頃
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いや……?
そうか。 値踏みするのは商売の癖みたいなもんだ。 気を悪くしたのならすまない。
[>>88無論テストのつもりはないし、たまたま昼食に寄っただけの店で他意などあろうはずもないが。 ついつい。そう。ついやってしまうのだ。 それが売り物になるかどうか、物であれ料理であれ、人であれ。売り物になるのかどうか値踏みをしてしまうのは悪い癖だった。]
………美味かったよ。
[そして口に上りかけた言葉を飲み込んで素直な感想だけを述べた。 ────その腕があって何故ここに留まっている?]*
(94) 2019/11/22(Fri) 23時半頃
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[さて、新規客との緊張の一コマもあれば、常連客の久々の反応に内心ほっとするシーンもあった。 直のデザートを食べたことがあるかとの問いには、賄いで残っていたらありつけるし、客としても何度も注文していると太鼓判を押す。>>77 同僚を褒めることに躊躇いはない。 そしてそんな自慢のデザート職人の前で出すには少し恥ずかしい出来のうさぎは、幸いにも客の興を削ぐことにはならなかったようで。]
カコチャンオカエリ。オイシクタベテネ。
[裏声でうさぎを喋らせた後は、彼女が相変わらず丁寧に味わってくれるのを、その所作を作業の合間の目の保養にしていた。>>79]
ん。良かった。ありがと。
[だから、賛辞と共に向けられた視線はちゃんと正面から捉えて、三十路過ぎには少々幼いような笑みを返したのだった。>>80]
(95) 2019/11/22(Fri) 23時半頃
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[金髪男性客が、フォークを置いた音が耳に入る。 辛うじて呟きも聞き取れてしまい、気になったけれど。 うさぎ穴への入口が開く音に、それは一旦押し込めて。 新たな客を出迎えようと、扉に向かったなら。]
いらっしゃいま……って。あれ、エリちゃん?
[さっき噂していた同僚の顔に、目を丸くした。>>75]
(96) 2019/11/22(Fri) 23時半頃
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[そして一拍遅れ、更にその後ろで閉まらない扉を押さえているスーツ男性に気づき。>>89 慌てて彼女の手に移った荷物を、そのまま預かろう。>>91]
すみません。えーと、お客様? ……じゃないんだ、残念。
どうもありがとうございます。 時間あるときに、是非食べにきてくださいね。
[男性は用事があるらしい。 忙しなく閉まる扉にかけた声は届いたかわからないが。 タマ子とジャガ夫入り荷物を片腕に、わけがわかってない顔で、エリちゃんを見下ろそうか。*]
(97) 2019/11/22(Fri) 23時半頃
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[来ちゃった。>>75の挨拶と、使いきりではない野菜。>>90 うさぎを探していたと思っていたら、案内人も赤い巣穴の住人だったらしい。>>91]
鋼よりも硬い理性をお持ちなので、 どれだけ良い香りがしても耐えられるんです。
はい、重いので気を付けてくださいね。
[薄めの笑顔と一緒に腹がくぇ、と鳴った。 理性は鋼、腹は素直。ポーカーフェイスを気取って、店員直々のお誘いを無碍にしてしまう無粋に軽く頭を下げ。]
(98) 2019/11/23(Sat) 00時頃
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いえいえ、こちらこそありがとうございました。 暫くは忙しくしている予定ですが、落ち着いたら足繁く通わせて頂きますね。
[袋を手渡し、空いた掌が胸元を探る。 半ば職業病の仕草で、革のカードケースからするりと引き抜く名刺一枚。刷りたてすぎて、まだ固定電話にも繋がらない新品の。]
僕の方こそ、どうぞよろしくと、ひそひそ話のタネにでもしてください。
[御挨拶代わりの一枚はシンプルでお堅い縦書き。『宅本 寿一』と綴られた名前より馴染みがあるだろうのは、この店と末番だけが異なる住所。それに、隣のテナントビルに新しく下げらた看板と同じ『宅本法律事務所』の文言。]
(99) 2019/11/23(Sat) 00時頃
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じゃないみたい。残念。 この店のこと探してるって言うから、一緒に来たんだ。
わたしは普通にお昼を食べにきました。
[お客様じゃないことを残念がる>>97のに、同感とばかり頷く。 また来てほしい、と思うのは今口にしたとおりだ。]
……けど、先にこれ裏に置いてきていい? 買い出しがんばりすぎた。
(100) 2019/11/23(Sat) 00時頃
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っあー、気を悪くしたように見えたなら此方こそ不躾にすみません。 初めてのお客さん相手だと、このまま通って貰いたい気持ちが強く出ちゃうみたいで。 ここのランチタイムのパスタを主に担当している乙坂と言います。
お口に合っていたなら良かったです。 ありがとうございます。
[男性が飲み込んだ言葉の内容はわからない。>>94 ただ、「美味かった」はごまかしや社交辞令ではないと感じたから、己の非礼に見えた振舞いを謝罪して名乗った。]
お客さんは普段何かを評価されるお仕事を? 職業病ってありますよね。 俺も別の場所で食事したらつい使ってる食材や自分ならどう作るかのシミュレーションをしちゃいます。
[フォークを落さないようにスキレットとパンレストを回収し、サラダの皿も下げる。 食後のコーヒーの為に客の前でミルを挽きながら、彼の言葉を拾って踏み込んだ。*]
(101) 2019/11/23(Sat) 00時頃
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[使い切りではない野菜たちは、時間をかけてひとりで消化する予定のものだから店のものではないのだけれど、それは口に出さなければすれ違い続けるだけ。
それより大事なのは、鋼よりも硬い理性をお持ちの人が、しばらくしたら足繁く通ってくれるらしいこと>>99。 彼の手が空いた代わりに再び両手が塞がったので、差し出された名刺をすぐに受け取れはしなかったが、店長か宇津木が受け取ってくれると信じてる。]
……えと 戸崎エリカといいます。
[だから、名刺代わりに名前を告げる。 きっと会える。また会える。名刺は持っていないけど、この店に来てもらえるなら。]
(102) 2019/11/23(Sat) 00時頃
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[店先に長居する無礼もないが、どうにもこの店のスタッフは皆、温厚らしい。気の良さそうな青年に会釈を向けて、残念ながら。と同調の相槌を打ち。>>97]
でも、ランチタイムでセーフでした。 三時だったら、どうなっていたか。
[特に固めのプリンだったら大分社会的にアウトな決断に迫られるところだった。と、空腹を紛らわす為の本音を吐いて胃袋をスーツの上から押さえ。]
―――…それでは、 タマ美とジャガ丸たちを宜しくお願いしますね。
[空想の中のプリンと暫し格闘を繰り広げ……、辛くも勝利したところで顔をあげた。
改めて挨拶を向け直せば、締まる扉の兎にも見送られ、踵を返そうか。遅刻を按じて急かす北風がぴょんぴょんと足元で踊るよう。]*
(103) 2019/11/23(Sat) 00時頃
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[視界の端に新たな客――同僚が映る。>>75 昼からとは珍しいと思えば、どうやら「客」として来た様子。>>100]
客として来たなら座っときな。 荷物は直が運ぶから。 な?
[自分は今珈琲を担当しているので。 後輩を使えと勝手に言って]
彼氏でも連れてきたのかと思ったけど、彼氏でも客でもなかったのか、残念だな。
[ちら、とだけ見えた男性はではなぜこの店を探していたのだろう? 彼のその先の行動を知らないから、疑問だけが残った。]
(104) 2019/11/23(Sat) 00時頃
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[乙坂>>95の言葉にデザートへの期待を膨らませながらも、今は目の前の料理に釘づけだ。 裏声の挨拶には目を柔らかく細めることで返事をして、それから暫くはパスタとの真剣勝負。 一戦交えた後の口からは短い言葉しかでなかったが、彼のいつもよりも幼く見える笑顔を見る限り、気持ちは伝わったようだった。
それからは、一定のペースでパスタを口に運ぶ。 一口は大きくはないが小さくもなく。決して急いでいる様子ではないものの、皿の中身がすいすいと口の中に消えてしまったのはそう遠くない時間だった。 途中、近くのカウンターからフォークの高い音が聞こえたり>>73、扉が開いて>>75外の空気を感じた時には一度視線を向けることはあったが、それ以外で手を休めることはなかった。
これは、戦いなのだ。料理と――時間との。 左腕にある細身の腕時計を視線の端で追う。]
(105) 2019/11/23(Sat) 00時頃
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オトサカサンタダイマ。 イッパイタベルヨ。
[愛嬌のあるうさぎの出番が来れば、調理や接客をしているであろう乙坂の様子を伺い、視界を攫うように一度手をひらひらと振る。 視線が動きを捉えてくれたのなら、うさぎを示して真似るように少し遅れた返事をした。 照れが混じってしまい、裏声になりきれなかった点は今後の課題である。]
(106) 2019/11/23(Sat) 00時頃
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[小さめのスプーンを手に取り、まるいフォルムを掬う。 ふんわりとした感触に軽く瞠目した後、口の中で蕩けるような味わいにマスカラ仕立ての睫毛が震えた。 かぼちゃの自然な甘みとクリームチーズの酸味が、軽くも濃厚だったクリームソースを洗い流すようだ。 あっという間にうさぎの姿は見えなくなり、少し残念に思いながらも一度手を合わせる。]
ごちそうさまでした。 変わらず美味しかったー。
[ふう、と息を吐きながら、ちらりと腕時計を見やる。 ペース配分は完璧だ。]
すみません、デザートをお願いします。 ホワイトチョコのムースと紅茶を。
[これで終わる訳がない。 期待値マシマシのデザートを、今度は自分の意思で選ぼう。 本当はどっちも食べたいんだけども。注文した後も、僅かに迷いを覗かせるのであった。*]
(107) 2019/11/23(Sat) 00時半頃
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[ちらりと振り返ったカウンターに見えた横顔。 味噌、とその口が動いた気がする。>>92
え。あれがわかったって、すごくないか。 あのドレッシングにしても、ちょっといつもと風味が違う、くらいの反応が多いのに。]
……謎の金髪紳士到来?
[身形といい、態度といい。 謎が増す一見客とカズさんが話している声までは、ざわつく店内では聞こえそうになくて。
店長がタブレットで見てたサスペンスドラマの登場人物みたいだとか、呑気に考えていたり。]
(108) 2019/11/23(Sat) 00時半頃
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[そうして、視線を戻したなら。 忙しなく立ち去る男性に会釈を返して見送ろう。>>103
てか、すごい腹の音してたけど、大丈夫かな。 一抹の不安が過りつつ、エリちゃんの説明になるほどと頷いて。>>100]
了解、エリちゃんはお客様っすね。 いらっしゃいませ、お好きな席へどうぞ。
随分買ったけどこれ何週間分なの。 いいよ、俺が持ってく。 お客様の荷物をお預かりするのも、仕事でしょ。
[軽く言って、カズさんの声に後押しされる形で荷物を預かろうか。>>104 そして、エリちゃんにはさっき男性から受け取った名刺を渡そう。]
宅本法律事務所……って隣にできたとこ?
[いやいや、雰囲気的に彼氏はないでしょ。なんて、カズさんにツッコミをいれつつ。バックヤードへ荷物を置きに行ってこようか。*]
(109) 2019/11/23(Sat) 00時半頃
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えーほんと? ウッチーやさしい。重いよ?
[座っときな、と促されれば>>104、いそいそとカウンターへ。 なるべく端の方を選ぶのは、せめてもの店に対する遠慮。
荷物はすっかり宇津木に預けるつもりでいる。 中身はじゃがいもと玉ねぎに加えて、ハーブ類にスパイス、ホットケーキミックス、牛乳とパスタとチョコレート、その他諸々。 いろいろ寄せ集めた結果の大荷物は鍋を振る手にも結構重いが、きっと宇津木なら持ってくれるはず。 製菓担当は力があるって、どこかで聞いた気がするし。]
(110) 2019/11/23(Sat) 00時半頃
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何週分? んん……どうかな。 タマ子とジャガ夫は近いうちにポトフとか作るつもりだけど。
[パスタやケーキミックスなんかはゆっくり消費するものだし、あまり何週分では考えていなかった。]
あ、あのねぇ、根菜とほうれん草のやつがいい。 食後紅茶で。
[去り際の宇津木についでに注文をしたけど、通るだろうか。 通らなくても、乙坂なら聞いてくれてる、はず。]
(111) 2019/11/23(Sat) 00時半頃
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[>>108紳士という言葉が耳に届けば少しだけ自嘲をその顔に浮かべただろう。何せ自分はといえば紳士とはまるで真逆の存在。だというのに身なりのなんと便利なことかと。それからコーヒーが出てくる合間に雑談に興じる。>>101]
本当に美味かった。
仕事、まあそうだな。 いわゆる貿易商ってやつだ。
[或いはブローカー。世界を飛び回ってはコネクションを作り需要と供給を繋いでいく。売れる商品があればそれを買いたい誰かへと流し、誰かが欲しい物があればそれを探してくる。 故に。物の価値を見抜く目は日々鍛えている。]
もし必要なものがあるならすぐにでも揃えてみせるぜ。
[素材、酒、食器から家具まで店に必要なものはいくらでもある。それに人も。]
(112) 2019/11/23(Sat) 00時半頃
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平気へーき……って、重っ!?
……これ、何回かに分けて持って帰った方が いいと思うよ。
[いやちょっと待て、これかなり重いぞ。>>110 予想以上にずっしりくる荷物をよっこらせと抱えつつ。]
え、ポトフいいな。 今度撒かないで作ってよ。
[パスタの注文はカズさんに任せてしまおう。 そろそろランチタイムも終盤か。*]
(113) 2019/11/23(Sat) 00時半頃
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宅本法律事務所……なんて出来たの?
[>>109手元の荷物ですら行き当りばったり買い物して立ち往生する人間が、周りをくまなく見ていると思わないほうがいい。 隣、なら次はご案内はいらないかな、と思いながら名刺の名前に視線を落とす。]
宅本、ってことはあの人法律の先生、なのかな。
[荷物の負荷であかくなった手指を閉じ開きして休めながら、別れたばかりの人を思う。 道に迷ったり玉ねぎとじゃがいもに名前をつけたり、法律家といってもお硬い気むずかし屋というわけではなさそうだった。 理性は硬いらしいけど、おなかは鳴ってたし。]
(114) 2019/11/23(Sat) 00時半頃
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― それから ―
[鋼の理性と鉄の意志でテナント階段を上がると、家具を抱えた内装業者と鉢合わせた。五分前行動とはいかなかったが、ギリギリセーフ。 流石に個人情報を預かる予定の場所だ、おいそれと鍵も渡せないから間に合って本当に良かった。]
まぁ、逃した魚は大きかったんですが。 いや、魚?兎?
[応接セットと観葉植物、それに事務机。 独立したからには個人でやっていくつもりだが、事務員くらいなら雇ってもいいかもしれない。
卓上にビジネスバッグを置いて、深呼吸をひとつ。 腹の虫に新鮮な空気を与えもう少し働いて貰おう。]
……戸崎さんも振る舞われるんですかね。
[料理をするとは聞いたし、案内するとも聞いたが、竈を見るうさぎだったかは聞き損ねた。腹を押さえる。]
(115) 2019/11/23(Sat) 00時半頃
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[>>107それから耳に聞こえたきた言葉に眉をぴくりとさせる。ここはどうやらスイーツも期待できそうだ。]
俺もデザートを頼む。 この美人さんと同じやつ。
[顔を横に向けて不躾にも指を差したさきは隣に座る少しきつめの目元がまた綺麗な顔を引き立てるそんな美人。 その美人がが頼んだホワイトチョコのムースには充分興味をそそられる。 パスタもいい、サラダもいい、漂う香りからコーヒーも悪くはないとくれば頼まないという選択肢はない。]
どうも。 常連さん?
[ニッコリ笑って美人さんにご挨拶。 店員と交わす会話からおそらく常連なのだろうと推察する。]*
(116) 2019/11/23(Sat) 00時半頃
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んん、
[ビジネスバッグに凭れるように上体は前屈姿勢。 そうして、腹から上がる悲鳴を代弁しよう。]
……お腹ペコちゃんですねぇ。
[もう令和だ。 武士は喰わねど高楊枝なんて流行らない。**]
(117) 2019/11/23(Sat) 00時半頃
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[忙しい彼女は戻る時間を気にしているようだ。>>105 久々だし、もっと話が聞きたかったけれど、残念、我慢しよう。 話しかけはしないもののちょくちょく視線を向けていたから、綺麗な指の蝶が舞う姿に気づいたのもすぐ。>>106
己の裏声に応えるように高く、それでも照れて裏声になりきれていないその声色も表情も、来店時の「OL桐野江さん」には見られないもの。>>106 可愛いなぁ、なんてセクハラめいた発言は心の中だけに、笑顔で手を振り返して。**]
(118) 2019/11/23(Sat) 00時半頃
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重いって言ったよ。
[想像以上だったらしい宇津木の反応>>113に、ちょっと眉を下げた。]
だいじょうぶ。 置いておいてくれたら自転車で取りに来るから。
[荷台は偉大。 カゴに入れて後ろにくくりつけて、荷運びの効率は跳ね上がる。]
いいよ。 いいソーセージが入ったら作ろ。
[これから寒い時期、ポトフは心惹かれるもの。 普通に店で出すのもいいだろうと考えつつ、パスタを待った。]
(119) 2019/11/23(Sat) 00時半頃
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[荷物を置いてカウンターに戻って来たなら。 ちょうど桐野江さんが食べ終えた頃だったろうか。>>107 空になった皿を前にして満足気な声に、頬が緩む。]
はーい、デザートもってきますね。 ホワイトチョコムース、と。
…………?
[相変わらず小気味いい注文の声だけど。 心なしか視線が落ち着かないような。 その表情が、メニューを前に迷っていた姿となんとなく重なって。]
(120) 2019/11/23(Sat) 01時頃
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あー。まだお腹に余裕があるなら、 デザートだけも一個追加もできますよ。
そろそろランチタイム終わりですし。 ここだけの話っすけどね、 余ったら、カズさんの腹に収まっちゃうんすよねー。
[居なかった間に交わされた話は知らないまま。>>95 まあ半分冗談だけど、嘘ではないんじゃないかな。余り物争奪戦には、エリちゃんと店長の加勢もあるかもしれないし。
紅茶の準備とデザートのセッティングに手を動かしながら。 どうします? と首を傾げてみせ。]
(121) 2019/11/23(Sat) 01時頃
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|
はーい、お兄さんもデザートっすね。 ホワイトチョコムース以外に 抹茶ムースもありますけど、どうします?
あ、さっきのサラダ。 あれ味噌入ってるのよくわかりましたね。 どっかで食べたことあったとか?
[カウンターの一角からかかった声にも、笑顔で応えつつ。 謎めいた金髪男性へのデザートも珈琲と一緒に出す準備を。*]
(122) 2019/11/23(Sat) 01時頃
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|
エリちゃんのは根菜とほうれん草な。了解。
[直との会話を拾う。>>111 取り掛かるのは80度の湯がフィルタを通して深いブラウンに変わってからだ。]
貿易商。 漫画とかでしか見たことなかったけど、実際にいるんですね。まさか拳銃とか扱ったり……は日本じゃ流石にないか。
仕入れの話は店長と直接お願いします。 俺はしがない店員なんで。 差し支えなければお名前だけ伺っても?
――はい、珈琲です。 ミルクと砂糖はお好みで。
[さて彼はこの店とコネクションを持つに至るのかどうか。 そこは店長に任せよう。 自分に出来るのは、カップとミルクピッチャーとシュガーポットの提供のみ。 次の注文の為に頭を下げて離れた。*]
(123) 2019/11/23(Sat) 01時頃
|
|
[注文したデザートが届くのを待つ間、店内の様子をゆっくりと眺める。 時間と戦えど、焦りは禁物だ。折角の料理を楽しまなくてはそれこそ勿体無い。 エリカの姿>>110が見えれば、軽く手を振るなどしよう。 客席にいるということはオフなのだろうと、挨拶だけ。]
?
[ふと声が聞こえたのは、先程高い音が響いた方向から。 身体ごとそちらを向けば、モノトーンの服に身を包んだ男性>>116の姿があった。]
こんにちは。紳士さん? ここのデザートおすすめですよ。 私もこのムースは食べたことないんですけど。
[職業柄、初対面の誰かと話すのも慣れている。 常連の言葉を肯定するように言葉を返して、彼と共にデザートの到着を待つとしよう。*]
(124) 2019/11/23(Sat) 01時頃
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抹茶か……そっちにしよう。
[和。日本に帰ってきたのだから、まずは和。 それもいいかもしれないと注文をかえる。]
いいや。 半分勘、消去法ってやつだ。
[味だけで味噌だとわかったわけではない。 ただいくつか浮かんだ候補のなかで味噌だけがしっくりときた。]
ただ人や物を見る目と、舌には多少の自信がある。
[商品。その値打ちは自分自身で決めるから。]*
(125) 2019/11/23(Sat) 01時頃
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まさか、さ。
[指でピストルを作って乙坂に向けて
バーン!
と打つ仕草。 そう日本であればそんなものは扱わない。 少なくとも表向きは。 そんな注文もあるわけでもなし。
だけど、そう。 注文があれば或いは────]
(126) 2019/11/23(Sat) 01時頃
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