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[唾液で湿らせただけな為か、やはり少し、滑りは悪い。
それでも、強引に奥へと挿し進めてゆけば、鳴瀬の喉から、悲鳴のような小さな声が聞こえてきた]
士ろ……っ。
…………は……っ。
[辛いならやめる……と言いかけて。
言ったところで、止められそうにはないと、小さく首を振った]
メモを貼った。
メモを貼った。
メモを貼った。
メモを貼った。
メモを貼った。
[直球過ぎる言葉を言ったとは気づいてなく。
きっと、いろんな意味でデレデレなんだと思う。]
[
だからそれに対するコメントには、ちょっとだけ間を置いて、けれどやっぱり頷き返した。]
[ぎゅうとされた熱がまだ残る肌。それを擦る絹の感触。
ねだる姿に、彼の服を探して、拾って手渡した。
下着を手に取った時はちょっとだけ硬直して、でも何事もなかったかのように(ただし顔は背けて)手渡して]
……テツまで熱出したら、困る。
[ともだおれ、なんて言葉が過ったりもした。]
―― 2階廊下、つきあたり ――
[冷たかった筈の、硝子。
それが、ふっと柔らかく、あたたかく、こちらの手を包むような現実感を齎せば。
ぎゅ、とその手を握りしめ]
…――遅ぇんだよ、ばぁか。
[にっ、と間近の紫の瞳に笑いかけるもの の]
のわぁっ!
[此方もあちらも、硝子に頭を凭せ掛けていたのか。
近すぎた距離と、かかる重みに、支える暇も無く、バランスを崩して尻餅をついた]
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[それから。哲人
……おれのせいじゃ、ない。
[まだ少し、自信はなかった。けれど。
何をどうすればいいのかなんて、と言われて、瞬いて。
再び確かに呼ばれる、夕輝の名前。]
テツの……夕輝。
……あはは。だよな。
すごく単純。
ただ、おれで居ればいいだけ。テツにとっての、おれで……。
[泣きながら、本当に珍しく、吹っ切れたように大きく笑った。
笑って、ちゃんと前を見た。ちゃんと、哲人を見た。]
……ありがと、おれのテツ。
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[で、その後の付け足し
え。
それって、どういう。
[意味か。
一瞬、何を言われているのか解らなかった。
……少しして、やっと、理解した。]
…………テツが言うなら、そうなんだろ。
[照れて、少し視線を下向きにした。
笑みは浮かべていなかったけれど、満更でもなさそうで]
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[手を離した後、立ち上がった]
…ここに居ても、しゃーねーし
俺、もう1回大広間に行って見る
[それでも、身体をあわせることに喜びはあるわけで。
息を必死に、胸を上下させて、
すべて受け入れることができただろうか。
そう感じれば、ぎゅっと閉じていた目を開けようとする。
開けた途端、目じりにたまっていた涙が滑り落ちた。]
ふみ……さ……
だいじょう ぶ
[少し、心配気な顔もしている気がして、
そう紡いだあと、ゆる、と、いつのまにかばたつかせてた手を文に伸ばす。]
メモを貼った。
メモを貼った。
[
面白そうってひっで。
絶対似合わないってこんな変な服!
[なるべく普通の服を探す。
出てきたのは濃緑のワイシャツと、クリーム色のワイシャツ。
……ちょっとだけ複雑な表情をして。
どっちが似合うと思う?なんて聞いてみた。言われたほうを着るつもり]
メモを貼った。
―――……っ!?
[いつかの逆のような体勢。
間近にある顔に、驚いた表情で固まった。
幻だと思った。
今でも自分に手を差し伸べてくれるとは思っていなかったから。]
――……すまん。
[謝罪はその体勢だけのことでなく。
くしゃっと歪む顔の横で、紅子さんが静かに肩に乗っている。
押し返す間もなかった。
浮かぶ涙を隠すように、楓馬の肩に額を預けた。]
メモを貼った。
あぁ、わかった。
[
…と、言うか俺も腹減った。
[ナンも食べてないからね。]
[やはり、自制はできなかった。
鳴瀬の右足を庇うように軽く持ち上げるのは、僅かに残った理性からか]
───っ、く。
はぁ…………っ。
[ゆるゆると七分目程度まで進んだところで、呼吸を止め、ひといきに呑み込ませ……息を吐き出す]
……士ろ………。
…………ん、っ……。
[零れる涙を、舌で拭う。
伸ばされた両手を此方からも求めようとするかのように、身を寄せて]
バカだな。
[肩に預けられたぬくもりを、ぽん、ぽん、と緩やかに撫でる。
つぶらな黒い瞳を俯かせがちに、こちらを窺うような紅子さんの頭も]
全部、オレのせいだろ。
お前より先に話聞いて、黙ってて。意味わかんねー告白して、消えちまって。
オレが手を伸ばしたから、こっち来たんだろ。
ぜんぶ、オレのせいにしちまえよ。
[布越しに滲む、ぬくもりの気配。
だからか、自分は涙が出なかった]
俺が熱出したら、お前が看病してくれればいい。
[共倒れ、はあまり考えていなかった。俺が思い切り過保護になって、もうこいつに熱なんて出させなきゃいいだけ。
前に風邪を引いたときの母親の看病を思い出しつつ、あそこに代わるのが蓮端になると思えば、少し楽しみにさえ思えた。]
お前が看病してくれるなら、このままでもいいかも、な。
[なんて冗談交じり、着替えの手を止めようとしたりした。]
[その、横で。
笑う声が聞こえる。笑う声が聞こえる。
こいつのこんなに笑うのは、とてつもなく珍しい。俺ですら、初めて見た。
そんな変化に目を瞬いて、それから、つられて笑った。]
そう、単純。
お前はお前だし、俺だけのお前。だろ?
[はは、と明るく笑って、そのまま無邪気に飛びつこうと、蓮端にじゃれつく。
ああ、また泣かせてしまったけれど、今の蓮端は笑っている。
だから、同じに笑って言える。]
泣き虫、夕輝。
可愛すぎるから、俺以外のやつの前で泣いたら、殴る。
泣かせたやつを。
[尖らせた唇に、ちゅう]
んー?淡い色の方が似合うんじゃないか?
[ゆる、と首を左に傾けて選んだ方を指差す。
その色は、選べない。
選べるはずが無い]
俺は、何か羽織ってないと落ち着かない。
あー。
[ポケットに何も無いのも、落ち着かない]
ごめんねぇ、土橋君
僕だけ、先に頂いちゃって
[扉を開けて、*廊下に出た*]
[自惚れられてもいいくらい好きなのは、どうしようもない。]
ん、イタダキマス。
[食べ物ではないのだが、一番好きな人だから言うのはしょうがないと思った。
調音の潤む瞳
メモを貼った。
そんなこと、出来る訳ないだろう。
先に答えを出してくれたのは、お前だから。
それが、どれだけ苦しいことか、判っているから
俺は、ずっと避けてた、のに。
[背を優しく叩かれれば、嗚咽が漏れる。]
――……お前は、どこまで知っている?
[伝えなければならないことが、多くある。
それは苦しいものばかりだけれど。
紅子さんも、伝えたいことがある様子で機会をうかがっているから。
叶うなら、少しだけ楓馬に負担をかけない体勢を変えて。
それでも傍で温もりを感じながら、
ポツリポツリといつもの言葉足らずで語りだす*]
――…ッ〜〜
[一度止まったあと、一気に飲み込ませられて、一瞬それまでで大きな悲鳴が出た。
折り曲げられた足、それでも文が丁寧に扱ってくれてたのを感じてはいたけれど、
もうそれどころじゃなくて、
うっかり受け入れたそれに大きく息を吐いて、
とにかく、助けてという風に手は文に伸びる。]
これから、食いに行くから関係ねーよ。
[眼帯をつけると、調音の後を追うように扉を開けて廊下へと。**]
メモを貼った。
メモを貼った。
メモを貼った。
メモを貼った。
どうぞ、召し…
あがれともで言うと思ったかーっ!
[身を起こして抗議しかけたが、見つめられ、額に落とされる口付けのくすぐったさに眼を伏せた。
どうして良いのか分からない。
だから、身の上にある頭を撫でた]
やっぱ、そう思う?
[そう言って、淡い色の服を着る。
――少し、卑怯な問いをしたのだ。自分は。わかってる。
……俺は、俺だ。
誰の代わりでもなく、誰の理想像でもなく、ただ、在るが儘に良数の隣にいる、俺だ。
そう、心の中で確かめるように繰り返して]
そだね。なんか羽織ってるのがいつもの良数って感じ。
[ポケットに物が入っていないのを気にする様子に、くすりと笑う。
ふざけるように、そのポケットに手を突っ込んでみた]
[すべてを呑み込ませたまま、強く鳴瀬を抱き締める。
助けを求めるように縋る腕、息遣い。
頭の奥が痺れてくる]
辛い、なら………。
無理は………………。
[けれど、その身を離せない。
もっと強い繋がりを求めて止まない]
……───。
[唇だけで「すみません」と形取って。
愉悦を求め、動きだす]
おまえ、不器用だからな。
逃げるくせに、結局残したもんが気になって、逃げきれねーんだ。
[嗚咽を止めようとはしない。
むしろ、泣けるなら泣いてしまえと言うように、背を撫で]
たぶん、7割くらい。
[事のあらましは、先ほどの日向の声で、恐らくは大体察した。
だから分からないことは。
彼が直前まで居た、別荘の様子 とか。
人々と日向について とか。
口にしたくない事柄だっただろうが、あえて聞いた。
それが、選んでしまった贖罪にはならないが、知っておくべきだと思ったから]
[紅子さんも、何やら言いたいことがあるようで。
一人になったら聞く、と目配せをして。
ふたりで、壁に背を預けるような格好。
幼い頃、大人に隠れて内緒話をしていた時のような、けれど微笑ましさと人数は、足りない 今。
傍らの温もりに肩を預けながら、彼の話を聞いていた*]
[ふと、本当に哲人が熱を出したら……なんて想像した。
家内を走り回りながら尽くす姿が、難なく想像された。
そんな未来が来るのかは解らなかったけれど……でも、いいな、と思った。]
……看病は、そりゃ、するけど。
それでも、倒れるのはだめ。ほら、早く服着て。
[それでも、念を押すようにこんな言葉を伝えたものだったが。]
[それから、飛びついてきた哲人を笑顔で受け入れて、じゃれ合ったり、時にぎゅっとしたりした。]
やだ、泣き虫なんかじゃないってば……。
[ばればれの嘘。言っている側から泣いているのだから。
可愛すぎる、なんて言葉に瞬いて。
殴る、の言葉にも、また瞬いて……その後に続いたオチに、また声を上げて笑った。
こんなふうに笑いあえる時間が、好きだ。
それから、軽く俯いて少し声を落として、話し始めた。]
おれさ……。
何か、テツにだったら言われても良いかなって、思えた。
その、……可愛い、って。
[ぱっと顔を赤らめ、そっと視線を横に逸らした。]
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お前は食い物じゃないからなぁ。
[イチゴとは別の意味でおいしいんだろうけれど。
そんなことを言いながら、頭に乗せられたテニス撫でられつつ徐々に脱ぐ用意をしている。]
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なんだ?今からヒラヒラ着るか?いーぜコスプレ王子。
[問いの意図には気づいていた。
だからこそ、望む答えを出した、つもり。
でも少し悔しかったのでごてごてのふりふりで、ろここ調?よくわからないが、中世フランスっぽい衣装を指差したりして]
何か、触ってないと落ち着かないんだ。
[ポケットの中で手が重なる、そのままぎゅっと握って]
行こっか。
食い物じゃねーし…おいし、いかどうか、わっかんねーぜ?
[衣擦れの音にそっと眼を開ける。服の下に手を入れて、肌にぺたりと手を当てた]
ほんと、むかつく躰…
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あ、い……ぁッ
[それでも気遣ってくれる文に、いい、から、と精一杯声を出そうとしたとき]
ああああっい、いやぁぁあ。
[激しく腰を文が揺さふりはじめて、悲鳴が零れた。]
ふぅっ…ふみせんせ
いや……。
[いやといっちゃいけない、と言葉飲み込んだけど、やっぱりもう、無理だった。
またせんせい呼ばわりしてしまったのには気がつかず。]
あ、だめッ・・・ぐ
[激しい出し入れが始まって**]
んじゃ、倒れねえ程度に熱出す方向?
それだと、あんま看病してもらえねえか。
[けらけら、笑いながら服を着て。そんな声をかけてもらえることすら幸せだと、じゃれついた。]
嘘つけ。何度も泣いてんじゃねえか。
[突っ込んで、また笑って。
さっきあれだけ愛しあったのに、睦み合ったのに、そのくせ子供に戻ったみたいになれるこいつが好きだ。
身体を寄せるようにすり寄ろうとしたところで、落ちる声を、聞いた。]
ん……あ、ああ。そういや、言っちまったな、今。悪い。
サンキュ、な。あんま言わねえように、気をつけるけど。
あんま本音隠しとけるほど便利な口してねえから、許せ。
[視線を逸らすのに、それこそ可愛いのだ、と思った。]
[絶対この建物おかしい。誰の趣味か知らないけど]
着ねえ。絶対着ねえよ。
まあ?良数がアレ着てくれるのなら考え無くもないけどなー?
[と、指さしたのはひらひらふりふりの女性用のドレス。
王子の隣にはお姫様がいるもんだろー?と笑ってから]
でも良数は胸は真っ平らで筋肉は人並みにしっかりついていて。
女の子みたいにいー匂いしないし、寧ろお菓子か煙草の匂いしかしないのが大半。
あと尻はやっぱり引き締まってて硬かった。やっぱり男の尻だ。
……何処をどう見てもお姫様じゃない。ただの良数だ。
だから俺も、王子じゃないもんね。
[にひ、と笑って。ポケットの中手を繋ぎ]
ん、行こ行こ。お腹も空いたし。
[そうして、*大広間へと向かう*]
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それは、無いわー……ないない。絶対無い。
[いかにもな姫ドレスに、変な表情を浮かべて顔を横に振った]
尻って。
[煙草、ばれてたのか。気づかなかった。
でも、当分吸わなくて済みそうな気もする。
手を握ったまま、部屋を抜ければ後輩達の姿が見えるだろうか*]
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[まぁ…。
成人になら。
美味しかろうが美味しくなかろうが、イタダカレでも良いか…]
じっくり味わえよ?
[煽るように、手を*滑らせていった*]
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そうなったら……風邪に良いご飯作るくらいは、する。
[冗談っぽく、けれど事実やりそうなことを口にしつつ。
それからのち、突っ込みを入れられた時。
ちょっと弱りながら、けれど、それでも苦笑いした。]
じゃあ、今度からは泣き虫って言わせないように、泣かない。
[たぶん、すぐに挫折することになるであろう目標。
自分でも解ってるし、たぶんそれが簡単ではないことは哲人にも判ってしまうだろう、とは思う。
それでも、無邪気な子供のような調子で言い張った。
悪い、と彼が言ったのにははっとして]
ううん、いいよ。
たまにだったら、別にいいし……。
それに、テツのそういう正直なとこ……おれ、好きだから。
[視線をそっと戻して、そして此方から、身体をすり寄せて。
少し身を屈めて、頬に軽くキスをした**]
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