人狼議事


227 【完全RP村】Etude of NIGHTMARE

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[──カタン、
カップの中身≪コーヒー≫を飲み終えた彼は
消えた一切れに対し追悼の呪文≪ゴチソウサマ≫を。
まずまずの味だったと、そう認めてボンヤリ考える。
眺めるのは猫≪ラルフ≫と兎≪リー≫が向かった先。]

…トコロデ、餓鬼モコンナ珍妙ニ
巻キ込マレルトハ運ガ無イナ。

[コポコポと水の中に落ちるような音。
それと共に現れた英雄≪ハカタノ=シオ≫は目の前の
すももタルトを一切れ触れ、塊≪ソルト≫にする。]

問オウ。餓鬼ハ何ガ笑ウト思ウ?

[画面≪スクリーン≫を見ていない筈の英雄≪ハカタノ=シオ≫は
まるで何かを知っているように笑う。
否、単に彼もまた暇なのかもしれない。
塊≪ソルト≫の欠片を拾いあげて掌に握り締めるが
あらまあ不思議≪ナニコレ≫。其処に何もない。]


[こんな状況で休めている と言うなんて、一体どのくらいの忙しさだったのか。] 

 生前、大変だったんだな…

[思わず、柄にもなく労るような声をかけて
話題が紅茶に移れば、こくり 首を縦に動かした。]

 ああ、美味いな…
 久しぶりに良いものを口にした。

[嬉しそうに、頬をゆるませて。
だが、‘調味料’の単語には首傾を傾げた。]

 砂糖とか、か?
 僕は基本入れないが…

[紅茶に入れる調味料=砂糖
多くても2〜3個程だろうと思っている僕は、彼の『かなり』のレベルがどれほどかは知らない。]


カルヴィンの頭を撫でた。


な、何をする…っ!


[異質な声に、瞬きひとつ。
どうやら、目の前の男は普通じゃない物を飼っていたらしい。]

 …餓鬼は止めろ。餓鬼は。

[どいつもこいつも。
一瞬、問いかけを無視してやろうかと思ったが
その方が子供っぽいのでやめた。]

 さあ……?
 僕は先見の明も無いから分からん。
 が、望むべくはあのハートの女王が地に伏すことだな。

[( そうなれば、僕は笑うだろうさ )

…それも、思いっきり。 

会えず終いのアリス
その者は、女王に成って
代わりに盤上を支配できる可能性を持つ。]



 アリスには勝ってもらいたいものだな。

[言って。目線は、ヘクターの手の中。
この世界では不思議じゃないのかもしれない、魔法のような幻術にほんの少しの間、囚われて。]

 ………お前も、結末を見に行くのか?

[恐らくは、そうなのだろうと予測しながら訊ねる。
肯定が返ってきたのなら、引き止めはしないだろう。

僕は、ただその時を待っているだけだから。*]


いや、目の前に頭があったから撫でたくなった。


血も涙も無い組織≪ブラック・キギョー≫だからな…
乙はそれでも頑張る≪テイジキタク≫がな。
…下手すると1日の給料がマヨネーズ一本だけだが。

[栄養ドリンク≪ゲンキノモト≫がお友達状態な程には
そりゃあ大々的に疲れていますとも。

お客様は神様です!
マヨネーズに全てを捧げます!
白に忠誠を誓います!
終電無いので泊まります!
電車が止まっても走ります!
打刻切ってから仕事します!
給料は一本のマヨネーズとお客様のありがとう!
残業代はマヨネーズ!!

…こんなである(抜粋)
労わる声を聞けば苦笑するしかない。]


ふむ…無糖≪ノン・シュガー≫か。
こうも香る物なのだな。初めて知った。

[紅茶の大惨事≪エキタイ=ミ=エマスカ≫はきっと
彼は知らないだろう。語る方も恐ろしいが、
ヘクターの世界では以下略である。
今は入れてないが本来ならばコーヒーに
マヨネーズが以下略であってだな。]

失敬、餓鬼デハナクテ…カルヴィン、ダッタナ。
イケスカナイ奴ハ好キダ。

[クククッと笑う英雄≪ハカタノ=シオ≫は
彼の望みを聞くと面白いと言うように。]

マァ飲ミ込マレナクバ上手クイクダロウヨ。
吾トシテハドウ転ンデモ構ワナイガ。


吾モ、乙も行かん。

[元に戻ればヘクターはやれやれと。]

久し振りに働かなくて済むのだぞ?
動く方が面倒だ。

[そう言って、無糖≪ノン・シュガー≫チャレンジ。
…味がないと言って難しい顔をするだろう。*]


[『いけ好かない』
決して良い意味ではない言葉だが、自分にとっては褒め言葉。この席に着いてから初めてにっこりと機嫌良さげな笑みを浮かべ、彼(=英雄)の方を見やる。]

 …僕も、物分かりの良い奴は好きだよ。

[同じように真似て言葉を返し。
『飲み込まれなければ』とのことには、内心で頭を傾げる。まあ考えても分からないし、わざわざ訊く程でもないだろうと自己完結。
続いた言葉に同意を示し、]


[淡々とした話し方が人間味を帯び、声音が元に戻れば]

 ……ヘクターか?
 不可思議なモノを身に宿しているんだな
 
[気味悪がるでも、興奮するでもなく。
ただ、純粋な興味をもって言った。]

 
[ストレートの紅茶を飲んで眉を寄せた彼に]

 大量の砂糖に慣れてしまえば
 近い将来糖尿病になるぞ…。

[…なんて。
今更しなくて良い心配を口にし、ケーキと一緒に飲めば丁度だろう?と声を掛けたか。*]


 今度が無い事を祈っているよ
 俺がここに来たから良いが、もしも隣に眠る妻がここに来ていたと思うとゾッとする


[どうして自分がここに居るのか、それはわかったものではないが、彼女が居ないのならば安心出来る
気を付ける、なんて言われればクスクスと笑ってその頭を撫でてやろうか]


 何、今はこれが食えただけで満足だ
 なかなか美味しいぞ。食べるか?


[ポップコーンをナイトメアに差し出してはみるが、それは受け取ってくれただろうか
そのままの意味だと言われればそれまでで。彼等が自分とは違う世界から来た者だなんて簡単には信じる事も思考が繋がるわけでもなかったのだが]


 あぁ、一緒だな。いや、一緒ではないのかもしれない
 この悪夢はこういう世界なのだから。朱に交われば赤くなる…と言うのかもしれないな


[フッと鼻で笑えば後ろから聞こえてくる足音に振り向いて]


 おや、“不思議の”
 キミもこちらに来たのか。いや、知ってはいたけれどね


[他の者がこちらに来ない辺りから察するに誰も観客席に来ようとはしないのだろう
舞台に上がるか、それともあの場に留まるか。どちらもサイラスにとっては考え難いものではあったが、彼が今居る以上それが事実なのかもしれない]


 すまないね、不思議の
 いや、すまないとも思っていないのかもしれない
 招待状は書いたが、血まみれになってしまったのだ


[嘘は言っていない。勿論彼のために何度も何度も書き直して完璧に出来上がった招待状は今、舞台の上で自分の屍と共に地にまみれてしまっている]


 それに、殺したのはキミの仲間の兎だ
 恨むならそいつに言ってほしいものさ


[彼が本気で自分の招待状を欲しがっていたか、と聞かれればそうではないのだろうが。それでも、嫌味ったらしく言ってしまわずには居られずに]


 それはさて置き
 不思議の。これは食べるかね


[手に持つはポップコーン。ナイトメアが全て食べていなければまだ残りはあるはずだが、それを彼は食べようとしただろうか**]


ホウ?面白イ奴メ。

[英雄≪ハカタノ=シオ≫はクスクス笑う。
気分よさそうに笑む彼に対しカラカラと
声を返せば空になった皿の上へナイフと
フォークを静かに置いた。
行くか行くまいか聞かれた言葉への
返答と共に理性が元通り≪フヘン≫になる。]

…あー、確かに乙だ。あれ≪ハカタノ=シオ≫は乙であって乙ではない、いわゆるもう一人の自分という奴だな…。

[受け継がれた血筋≪ヒーロー≫の力というべきか。
おかげで異様に元気≪ビョウ=キ・ナラズ≫なのだから
いつ倒れても可笑しくないのに凄いところ。]

糖尿病≪ブラッドロリ≫は……嫌だな。

[甘いケーキを口に運び、続けて無糖を飲む。
…こういう嗜みもあるのか、とヘクターは真顔である。
(砂糖は大体硬弾丸魔撃になっている)]


― 城壁前 ―
[あいも変わらず不意打ちなんて頭にねーと言うような
でかでかとした開戦の声に、僕は顎を上げて見る。

  ……あいっかわらず……(気持ちいい奴。)

す、と目は落とし。 対峙する双刀の黒髪を見りゃぁ、
あん時の続きのような戦いが始まろうとしていることに
縁のようなもんも感じつつ。]

  因果がやり合うよーになってんのか…

[不思議と鏡、混ざり合うよで混ざる事のない世界。
中途半端なキャストが最初におん出されたってーのも]

  ―――なかなか言い得て妙だねぃ。

[はふ、と吐く息は湿気を含んで薄闇に溶け、
僕は白兎と向かい合う僕の命に視線を戻す。
  ――――現実味なんて、まるでない。]


  あんたに盗まれた覚えはねーんだけどなー。

[ ”命を預ける”だの ”盗む”だの。
ふわり舞うショールをひっ捕まえて、聞いてやりたい。
そんだけの覚悟は一体どこから湧いてんだ って。

( まあでも。  ……いっか。
  ひでー奴じゃあ、なさそーだし。)

僕の命を持ってる事をアリス達は知っているのか、
それすらも知らない。 餓鬼に遊ばれる駒のような命。
撃たれて死んだ筈の自分の命が弄ばれてるってーなら、
強ち悪夢も間違っちゃいないのかもしれないが。


 さく、さく、ゆっくりと草を踏む音は
 目の前の光景とはひどく乖離していて
 命を取り合う2人の風は 僕の髪も耳も揺らさない。

 静かに ひどく静かに、僕は兎とアリスを見ていた。]


  ――― ぁ、落ちた。

[白兎が作った落とし穴に キレーに落ちてく姫
そこにひょいと近づきのぞけば、覗き返すような深淵。

こんなん、どー戦えっつーのよと
至ってマトモな人間の僕は
ふらつきながら声を上げる兎を見て ]

  生きて会いたかったねぇ、もーひとりの兎。

[にや、と笑ってみせたのは
アリスを屠ろうとする者への、薄い意地のような手向け。

木に凭れた猫は、まだそこに居たのかどうか。
もし目が合えば ちょいちょいとひとつ
 ”下” を指さして見せて。

長い耳は、口をあけた昏い穴に 吸い込まれる。**]


メモを貼った。



( ははっ。
  預かった命を返す術。持ってんのかよ。)

[持ってないだろ、と声に出さずに、
唇だけを僅かにゆがめた。

(――あいつに会えるように
 してくれるわけでもないだろ)

殺人は殺人だ。それ以上でも以下でもない。
目覚められないのは、自業自得だ。自業自得だけれど。

アルヤスの吐く宝石の様な言葉一つ一つを
豚の餌にしてやりたい。
……こうまで素直にひとを「嫌いだ」と思ったのは、
どれほど久しぶりだっただろうか。]



[鮮やかに、猫が躍った。
扉が現れ、兎がそれを回避し「変な力を使うな」と喚く
(まったくだ、と白兎に同情した)
アルヤスはそれに言い返して(まるで子供のようだ)]


[ラルフは静かに、息を吐く。

……きっと、あの男の纏う空気は、
ドブの底で生きてきた生き物には、清すぎるのだ。
(そう、それに触れるには”手遅れ”なまでに。)

冷めた目で”アリス”を見てから、
ただ、白兎と女王を見届けている。
たんたんと、場を見続けている。]

[白兎が落とし穴をつくると、
その中に落下していくアリス。
鏡の国がどのように始まるかしらないが、
随分とらしいじゃないか、なんて肩を竦めた。

隣で、李の小さな感嘆の声が聞こえた。]


[指差し、落ちていく李に片眉をあげて]

 アリスを追いかける兎なんて、斬新だコト。

[そういいながらも、ラルフも気紛れについていく。]

  せめて薔薇の中じゃなきゃいいね。

[そんな言葉が真実になるのは、
そんなに未来の話ではなく

ふわりと高所から落下したならば、
そこは黒薔薇の園だった。
最初から身構えていたこともあり、
落下自体は失敗せずに、そのまますとんと降り立つ。
(もしかしたら、三月兎を踏んづけるなんてことが
 あったかもしれないが)

それから、その場から少しだけ離れて。]



『……覚悟は、出来てるんだったよな。
 "アルヤス"。

 …………、おわらせてくれ、よ。』

[そう云う、白兎の仕草はひどく緩慢で
ひどく、辛そうで。

ラルフはその時初めて、
「この劇、趣味悪いな」と、小さく呟いた。

こんな胸糞悪い体験をするからには、
「彼ら」は生きて帰ればいいと思う。

こんな冷たい場所で、終わってしまわずに。**]


  だーってこれを見届けに来たんだろ。
  俺も、あんたも。

[ ひょいと踏み出した一歩。”次の句”は、
僕のロングブーツと一緒に 扉が作った闇に溶ける。
どーせまた落ちるんじゃねーのとは 思っていたけど]

  うっわ、可愛い耳して えげつねーのなぁ。

[茨の生け垣に  すと、と降り立って
薔薇園で棘にヤられてる姫を見りゃあ、危機感というよりはこんな場所に落とした彼の趣味に感心した。
(手前にもにたよーなブツが付いてる事はあえて無視だ。)

いやまあいい。
僕はそんなことよりも、更に趣味の悪い奴が居るって事を
忘れるべきじゃなかったんだ。]


  ぅげ、!!!!   っは。

[真上から両肩に乗る”何か”
痛いよりも先ず衝撃に襲われて、微かに前につんのめる。
ひょい、と ”それ”は 僕の肩から軽快に跳ねて
すぐ隣に華麗に着地しやがった。]

  …………………。

[怒りだとか呆れだとか色々通り越して、コメントに困る。

ぱんぱん、ぱんぱん、両肩をはたいて
肩口をちょいっと引っ張って足跡の有無を確認。
それから漸く出た言葉は ]

  なー、にゃんこちゃん。お前、ともだち居ないだろ。

[そんな歳に見えねー、でけえ、と揶揄ばかりされる目を
横一文字にほっそーくして 長い尻尾をはたいてやった。]


それでも尻尾がぷらーんぷらんしてるなら、先っぽを右手でギュッ。**


[同じ場所から落下したなら、落ちるところも同じだろう。

――というわけで、李の肩を踏んで見事着地したラルフは
うげ、とか、は、とかいう兎を無視して
とんとん、とブーツの底を鳴らしている。]

 同じところにつったってるアンタが悪い。

[そう言ったところ、ともだち居ないだろ、
というお小言が返って来たので肩を竦める。
数年前に裏切りましたが何か。]

[大きな瞳をうっすーく横一文字にして
こちらをねめつける様子にしれっと無視を決め込んでいたら
ぺしりと尻尾をはたかれた。

少しだけ痛いのが不思議。
続けざまに先っぽをぎゅっとされれば、]


  ! っ、も、う、それどこじゃないでショー
  見届けるんじゃなかったんすか?
  それとももっぺん耳攻められたいの?

[びくっと背筋を震わせながらも、
戦いの方を指差した。]

[鏡が罅割れる音が響く。

何が起こっているのか、
この血の香りが濃い薄暗い薔薇園では
はっきりとは見えなかったものの

アルヤスの髪がふわり、小さなランプの火のように
白金の色を取り戻すのを見た。]



  ――あ、 あれっ……

[ぎらり、煌めく鏢には見覚えがある。
俺の武器じゃん、と
歯噛みしたい気持ちを隠さずに
ぎゅうと、拳を握った。]

  剣だせるなら俺の武器いらんだろ……! ずりィ…

[皿だの剣だのを虚空からとりだす姿を思い出しながら、
むう、とちょっとむくれた顔で言う。

そうしている間にも、白兎とアリスの会話は続く。

覚悟はできてるんだろ、という言葉に、
ラルフは静かに目を伏せた。**]


  ………そー… さ、ねぇ。

[ ”見届けるんじゃあなかったのか” と、猫が
指し示すゆびの先。僕の意識はもんやりと霧がかっていて
返事は精彩を欠く。

あそこで行われてんのが僕に無関係だったなら
(なに、なに、きもちーの?)なーんて茶化したり
(黙れクソ猫噛み切るぞ!)なーんて尻尾をガブリする事も
もしかしたらあったかもしれないけれど

はぁ、と溜息ひとつ、 両膝折ってしゃがみ込む。

( なあ、ばからしーよなあ。 )
( 馬鹿らしい。馬鹿らしい。
  妙な期待を半分なくなったあの肩にのっけんのも
  妙な感情を白兎の変わらぬ表情の中に探すのも

  とーんでもなく   野暮だ。)]


  ふうん。 あれがアンタの武器なの。

[畜生勝手に使いやがって、なんて思ってんのかな と
視線と同じ高さできつく握られた拳を見て思う。
( もしも僕のが、って考えたら嫌な寒気した。)

猫を屠ったあいつはきっと 宣言通り大真面目で
猫の命をあの身に抱えて 白兎と戦っているんだろう。
こいつの意図とはかんけーなしに。]

  ………ははっ。

[ほんとーに、呆れる。 僕以上のばかなんじゃねーかって。
あいつが抱えてる荷物の多さも、重さも見えないけれど

その隙間に おマケみてーに
僕のいのちが乗っかってるんだって思ったら
馬鹿らしくて笑えてきた。

今更ひとっつ増えてたって かわんねーんだろう。]



[どこでも扉が出たと思ったら、今度は猫や鏡が出たり。
こんな奇妙な”戦い”は、はじめて見るものだけれど
眼前で交わされる 優しい殺気も
僕にとっちゃあ 初めて目にするものだった。

 白兎の声も アリスの声も
 殺意だけで相手を屠るものからは どこか遠くにある。


あの2人の合間に何があったのかは知らない。
それなのに
小さく けれど強く紡がれた白兎の言

救いを求める 祈りのように ――聞こえた。**]
 


[ふと、ベージュ色した三月兎の耳が
視界の端っこで低い位置にくるのを見た。

李の口から溜息が漏れる。
呆れたような虚ろな笑い声がやけに響く。
この男の内心などラルフは知らないが、
彼の命がアルヤスにかかっているらしいから
色々気が気ではないのだろうと考えた。

さきほどのぼやけた答からも、
李が目の前のやりとりに
集中を持っていかれていることは明白だ。

垂れ下がった耳を見ては、
硬く握った掌を解いて、
無言でその黒髪をわしゃりと撫でておいた。
ただの気紛れだ。]



[ふと、遠く遠くで
きらきらとハート型の光線が光るのが見えた。]

 …………。でたらめだわ。

[そんなぼやきも風に消える。
今は演者や舞台に、
何の影響も及ぼす事はできない。
何を思ったって、何を言ったって――

見届ける事しかできない。**]


…空気ガ変ワッタナ。

[音が聞こえる訳ではない。
見えている訳でもない。

だけど英雄≪ハカタノ=シオ≫はクスクスと笑っていた。

黒い薔薇園での物語も割れた鏡も何も知らない。
だけど静かに呟くのだ。]

…吾ラノ迷子≪アリス≫ハ立派ナ女王にナッタカネ?


紅茶を飲む。


驚いてカップを投げた。全部塩になっている。**


[ふわり、立っていた耳は
目の前の光景と、僕の中でもやりとする澱んだモノのせいで
ゆっくりゆっくり垂れていって
その先端が隣で握りしめられた拳を微かに撫でる。

僕はそんな事を気にもしていなかったし
あんまり意図して動かしているものじゃあねーもんだから
猫がその耳を見ていたことにも勿論気付かない。

自嘲と不安と漠然とした恐怖を抱えて
ただ真っ直ぐに 真っ黒の目を遠くに投げていた。]

  ………っちょ、  何する、ん    …だ。

[振り払うようでいて届かない、中途半端に上げた腕と
反射的に見上げた視界が 猫の真っ赤な目を捉える。

    林檎みてーな  まっかな 目。  ]
 


[ 糞餓鬼の声が谺する。
「まだ、あえるかもしれないのに、ね。」

 あのひとの声がする。
 「                」

 アタマの上にある掌は 似てるワケもねーし
 本物はもっとでっかいし もっとあったけーし
 間違うはずなんて、ないのだけど。

 草の上に見えなくなった ホージ茶のさいごのひとくちが
 今頃になって からだのなかから湧いてくるようで。]

   …………やめろ。

[ 薄い膜を張った黒水晶を くしゃり、 歪めて
 僕は赤い目から 逃げるように視線を逸らす。
 抱えた膝にかぶさる指は 白くなるほどに
 掴めない何かを 届かない何かを
 引き留めようとしていた。]




[ 歪む目とは対照的に
 目の前の2人を見つめ直した兎の顔は
 口元だけがどこかわらっていて。

 痛い時 辛い時 泣きてえ時は
 笑ぃやぁ 楽になるのだと

 持ち上がる口の端っこは 無意識のうち。*]

 




[何するんだ、という制止の声は聞かない。
振り払うには中途半端な高さで留まった腕にも、
知らん振り。

淡々と見据えた黒耀の瞳には、
自嘲と不安と漠然とした恐怖が
ぐるぐると渦を巻いて、薄い膜を張って、]

[ きっと、どこかの 俺ではない誰かを見た。 ]

[やめろ、という声がして
くる、と逃げるように視線を逸らされてから
漸く、ラルフは李から掌を離す。]


[膝を抱えて小さくなって
耳を垂れ下げて、何かに怯えて]

  漸くうさちゃんっぽくなったっすね。

[そんな李に向かって、淡々と叩くのは軽口。
目を潤ませながら下手くそな微笑を浮べたから
ラルフは汚いものでも見た、というように視線を外す]

  今、迷子みたいな顔してるよ
  なさけねーっすねえ。成人した男が。

[視線をあげれば――

 白が、赤に染まる瞬間を目撃した。]


[ああ、そうか、という諦念と、
野郎、とアルヤスに飛びかかりたい思いと
ごちゃり、と混ざり合った思いは、]

  ――……これで、望みどおり?

[誰に向けたものかもわからない、
問いとして零れる。

言葉は只、黒い薔薇と、
白兎が放つ濃い血の匂いにとけていった。*]


メモを貼った。


[ ( うるさい )

アタマの上から降ってくる全然軽くない軽口に
今は反論するだけの気力はなく。
相変わらず膝を抱えたままで
さっき背けた目をちら、と上げるだけ。

明らかな嫌悪を乗せた目
そんな自分から去っていって
自分も目線は「覽るべきもの」へ。]

  うさぎでも 迷子でもねーやい。

[すぴ、と鼻が鳴るほどにならなかったのは
隣に猫が居たからで、
そもそもこんなザマになったのも猫のせーだけど
”なさけねー”のは100も150も承知だから、否定しない。

成人どころか30も過ぎてるって言ったのなら
「まさかぁ〜」なんて 馬鹿にされるんだろう。]



[『約束』が何のことか、僕には分からなかったけれど
それが聞けねば”預かれ”ねーとでもいうような物言いに

それを受け、渋るような寸刻の後 白兎が
『名』と引き換えに握ったナイフを地に落とす。

   噫、まるで 預かる命の戻し先を訊くようだ。

自身が死した後に成された名乗りは知らぬ儘
僕の体を奪っていったあの双剣は、
名をくれることはなかったな、と思い出した。]
 



[咳き込む兎の背が揺れるたび
薄暗い中でもはっきりわかる 夥しい命の赤は
周囲の薔薇を色めき立たせる。

むせ返るような鉄の芳香は 薔薇の臭気とあいまって

あたり一面 血の海のような
あたり一面 大理石のロビーのような

僕の旧い 旧い 記憶の扉を掘り起こす。
まるで 白兎が開いた 魔法の扉のように。]
 


[猫の声が聞こえ、
僕は ”悪夢”から”悪夢”へ 呼び戻される。

赤く染まった兎から目を離さぬまま]

  この夢が終わってねーから
  少なくとも俺の望みは叶っちゃいねーです。

[微かな安堵は確かにあれど、
まだあと何人居るのかも
アリスがあと何人の命を”預かれば ”終わりが来るのかなど
一匹の三月兎にゃわからぬこと。

絶望までの期日が伸びたような感覚ばかりが
澱みきった胸を埋める。]


[ ”アルヤス”が死ぬ傍でほくそ笑みたい
そう言っていた彼の望みはひとつ 遠のいて
そのぶん、僕の細い希望はひとつ 近付いて

それを悪いと思うよーなことは、残念さらさら無いけども]

  やっぱりさ、帰りてーよなぁ。

[ぼやく声は 大きく吐いた吐息とともに。

自分にまだ「帰れる目」が残っているらしいことは
猫に対するちょっとした引け目になってることは事実で
それを紛らわすように立ち上がる。

”伸びた”と思った僕の絶望の時が
今度はいつ来るのだろうと 周囲を見渡し。

先刻までピンク色のキラッキラが舞っていたあたりが
やけに静かに *燃えていた。* ]


メモを貼った。


メモを貼った。


メモを貼った。


["観客の役"。振り返るその顔に微笑みを湛えながら、彼女は確かにそう言った
緩やかに揺れる漆黒の髪。妖艶なまでのその眼差しを受けながらも、その赤い唇が"蝶"の名を紡いだのなら。

覚えたのは、煮える程の嫌悪感。]


 ……ご心配有難い、が。
 君に心配されるのは……、何故だろうな。非常に勘にさわる。

 出来る事なら、二度と口にしないで頂きたい。


[向けた眼差しを僅かに鋭いものに変え、彼女の瞳の向く先――舞台へと自分もまた、目を向ける。
そうすれば舞台の上で演じるのは見知らぬ男が一人、女装した男が一人、あの時森で見たアリスと、そして――時計ウサギ。

成る程、今舞台に残っているのはこの四人と言う事だろうか。そうなれば、浮かぶのはあの時の山羊の声。
嗚呼、…そうか。彼女の言う"観客の役"というのは、即ち。]



 私は、観劇が好きでね。
 休みの日には色々な劇を見に行くのが趣味だった、が。

 ――こんなにもつまらない劇は初めてだよ。実にいい趣味をしている。


[吐き捨てるように呟いた言葉は、果たして彼女に届いただろうか。
届いたとしても、届かなかったとしても。男はもう話すことは無いとばかりに、苛立ちの篭る顔をそっと逸らしはしただろうが。]**


[そうしてまた、舞台を見つめ。
始まろうとしている戦いの予兆を眺めていれば、ふと返された声に視線をそちらへと向ける。]


 ……"知っていた"、か。
 それは私としては不満なんだがね…、死に際は、誰にも見られたくはなかった。


[こんな席があると言う事は、少なくともあの"観客の役"には全てを観られていたのだろう。

嗚呼、嗚呼。何と口惜しい。
死に際の無様で惨めなその姿を、"お前"以外の誰かに見られる事があってたまるかと。
その思いだけで、壊れかけた身体をひきずり息絶えてやったというのに――それも全て、無駄だったのかと。

その事に奥歯を噛みつつも、表情には出さず。
彼が自分への招待状の話をしたのなら、"それじゃあ書かれた会場の名も読めそうにないな"、と軽口を返したりなんかして。
しかし、彼の死に際の話をされたのなら。流石にその眉をほんの少しだけ顰めてみせた。]



 ……、へぇ。あの時計ウサギが?
 それは意外だな、あれは誰も殺せないと思っていたよ。


[自分はあの時計ウサギの事をそう知っている訳じゃあない。
この夢で出会い、そして少し言葉を交わした程度。名も知らなければら語れるだけの情報なんて持ってはいない。

しかしそれでも、その時に話した雰囲気から。あまりそういった事とは縁のない者だという印象を受けていたものだから。
だから小さな驚きに目を見張りつつ、肩を竦めて。そして差し出されたポップコーンには、ほんの少しだけ笑って見せた。]



 あぁ、頂こう。塩かキャラメルかどっちかな。
 ついでに飲み物も貰いたいが……ポップコーンと言えば、コーラは無いのか。


[そうして冗談のように言葉を紡ぎ。差し出されたポップコーンを一つ摘めば、口の中へと放り込む。

嗚呼、そう言えば。"お前"と映画に行った時にも、確かポップコーンを食べたんだったかな、なんて。

先程から胸にのし掛かる、沈んだ気持ちを拭いされる事は無く。
それからはそのまま、舞台の上をぼんやりと眺めるばかり。]*


[舞台の上では、二つの戦いが繰り広げられる。
その両方を、さもつまらなさそうに見つめながら、指は自然と手にした時計の文字盤へと。

この時計は、自分の一番のお気に入りの時計。集めるのが趣味だった時計も、嗚呼今はこの一つだけあれば良いとすら思う程に。

舞台の上では、物語は既に終焉に近付いており。
時計ウサギの喉が掻き切られる様を――その時に紡がれた言葉を。
それを聞いたのなら、男は観客席の端っこで、自嘲気味に低く、低く嗤った。]*


  ……あっそ。

[まだ叶ってない、といわれて小さく相槌をうつ。
視線はどこか遠くを見ている。

只今上演中の悪夢では、焔を纏った双剣が、
遠く見える女王の体を貫いたところ。
ラルフはそっちに駆け出しそうになって

――目の前で横たわる白兎と、
未だに生きているアルヤスの姿に釘付けになって
動けず]


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犠牲者 (4人)

カルヴィン
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