人狼議事


222 【完全RP】湖畔の村【誰歓】

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視点:



―前日早朝・処刑場―

[産んだ子は、若様ゆずりの金髪の女の子だった。生きて大きくなっていれば、レティーシャより少し小さいくらいだろう。
我が子とレティーシャを重ね、事あるごとに気にかけていた。ひそかに成長を喜んできた。

ダイミがあの強さで彼女を守るなら、何も心配する必要はない。
彼女にとって、心配される筋合いはないのだろうけれど。

叶うなら、成長した娘の姿を一目見たかった。
どんな名をつけられたのだろう。
どんな顔をして笑うのだろう。
私欲のために捨ててしまった親にそれを見る資格などないけれど]


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―回想:屋敷に連れ戻された後―

[お風呂上がりにバスローブ一枚の姿で、足枷で繋がれた
あら首輪じゃないのね、なんて酷く場違いな事を考える。

『旦那様』が現れて、身が竦んだ。
やめて、おねがい、触らないで。
けれど言葉には出来ない。
サイラスの存在を、気付かれてはいけない。

彼に想いを伝え、応えてくれた、その前の時間に戻るだけ。
今から十月十日後に子供が生まれたら、
彼の子供かも知れないと、細やかな夢を見る。

そんな未来を思い描きながら、
けれど同時に、死に方を考える。

誰でも良いの、お願い、今すぐに、私の時間を止めて。
不安定な天秤が、ぐらりぐらりと左右に揺れた]


[『旦那様』の手が私に触れる一瞬前に、響くノックの音。
私の身体を洗って居た、給仕服姿の女性が、二人]

「この村に人狼が出たそうです」
「急ぎこの屋敷を発ちましょう、旦那様」
「留まるならば、お嬢様を投票に向かわせなければ
怪しまれればこの屋敷に人が来ます」

[ぎり、と奥歯を噛み締めて『旦那様』が遠ざかる。
速足で二人に歩み寄り、留まるなら、そう発言した女性が、
首を鷲掴みにされ宙吊りになった]

「屋敷から出せというのか!?
マーガレットがまた居なくなったらどうする!
三度だ!これで三度!!
三度も僕の前からマーゴが消えたんだ!
次こそもう僕の元には戻らないかもしれない!!
そうなったらお前如きが、如何責任を取る心算だ!!??」


[止めには行ったもう一人が、振り払われて、
ごつり、鈍い音を響かせ壁に赤い染みをつけて
力なく滑り落ち、地面に伏せた。

宙吊りになった女性は、泡を吹いてもがき、
『旦那様』が尚もヒステリックに喚いている間に
だらりと動かなくなった。
じわり、辺りにアンモニア臭が広がる。

驚きに、悲鳴どころか制止の声すら出なかった。

ああ、旦那様、貴方も狂ってしまっているのね、
「マーガレット」という女性に。

…今なら少しだけ、その気持ちが理解出来る気がした*]


―湖畔傍の花畑―

 ………………。

[教会での全てが終わった後。
まっすぐ花畑に来ていた。

もう後には戻れない。
進み続けるしかない。]

 …………はあ。

[疲れを押し出すかのよう盛大に溜息をはいてから。
ポシェットの中の石をいつものように取り出す。]


 Un hada del viento comunica las palabras de la flor


[風の妖精よ、花の言葉を伝えろ。
そう念じて石に宿った妖精を解き放つ。
神様は信じてはいなかったが。
この風の妖精の姿が見えるようになったのはいつからだったが。

実のところ会話はできない。
だからこそ、彼女自身の言葉は聞いたことがない。]


[牧師だけが人狼ならいい。
けれど念には念をいれて、と。
探ろうとしたのはヤニクだった。]

 ………………。

[風が吹き抜けるのを見送れば、短くなった不揃いの髪が小さく揺れる。
それに気づいて髪に手を伸ばした。
何かから解放されたような複雑な気分。
けれど、自分という存在は何も変わっていない。]

 ………あーあ。
 ちゃんとキレイにしないとな、かっこわりぃ。

[そう天を仰いで――――――強烈な痛みを感じた。]


[熱が込み上げてくる。]

 ――――っ、ぐ、がぁっ………は……

[耐え切れず口からその熱を吐き出す。
熱の正体を両の眼で視認する。]

 …………あー……なる、ほど……

[そういえば、聞いたことがあった。
己の力、使う相手によっては強い反動が。
場合によっては死に至ることもあると。]

 ……………ダ、ッセェ……

[呟きは音にならず風に吸い込まれる。]


[己を殺そうという、血が煮沸するような感覚。
例えるなら、それは呪いのようなもの。]

 ――――〜っ

[もう1度、血を吐き出す。
立っていることができず、その場に倒れこんだ。
空の色すら赤く見える。
風が強いのは、自分のことを心配してくれているのだろうか。]

 ―――――。

[真っ赤に染まった手を空へ伸ばす。
風を掴もうとして空を切った手は胸に。]


 は、ばかばかしい、な……ホント。

[そう笑って―――――。
身体中の熱に意識を奪われて、瞳を閉じた。

吹き抜ける風が花弁を運ぶ。
それを受け取ることは2度とできない。**]


「あぁ、すまない、君の部屋が汚れてしまった。
すぐに片付けさせよう。すぐに…
ああ、汚れてしまったな…、
こんな手では君に触れられない…]

[何処か焦点の合わない目で呟き始めた『旦那様』は
けれど、私に振り返れば、優しく微笑んだ様に見えた]

「少し、待って居ておくれ。すぐに清めて戻るよ」

[私もサイラスを失ったら、こんな風に生きるのかしら。
まるでこれから先の自分を見ている様で、胸が苦しくなる]

おばあ様を、…おばあ様とお話がしたいの、
呼んでもいいかしら?
私、もう、何処にも行かないわ。
だからその為に投票を、おばあ様に頼もうと思って…

[恐る恐る提案してみたら、『旦那様』は、
勿論だとも、と満面の笑みで頷いた]


[毒薬、刃物、何でも良い。
おばあ様ならきっと手を貸してくれる筈…

そんな私の甘い考えは、あっさりと打ち砕かれた。
考えずとも判った筈だ。
おばあ様は、『旦那様』に仕えているのだから。

他の死に方を考え始める私の邪魔をするように、
おばあ様は昔話を聞かせてくれた。
それは、『最初のマーガレット』のお話…

今の私には、心底如何でも良くて、
聞き流そうかと思ったけれど…

おばあ様の声を聴くのは随分と久し振りに思えて、
酷く懐かしく思えて、気が付けば静かに聞き入っていた]


[『最初のマーガレット』は『旦那様』の婚約者だった。
政略結婚だった。

本当は彼女の姉こそが旦那様の婚約者だった。
けれどマーガレットの姉は、結婚間際、
病に伏して帰らぬ人になったと知らせが届いた。

結果宛がわれたのが、妹のマーガレットだった。
マーガレットの18歳の誕生日、
顔合わせを兼ねて彼女の誕生パーティーに呼ばれた。
旦那様はマーガレットをひと目で気に入り、

…そして、初めての恋に落ちた]


[けれどマーガレットは、姉と同じく、結婚間際、
病に伏して帰らぬ人になったと、知らせが届いた。

流石に可笑しいと、旦那様は気付いた。
探り始めてすぐの事、
マーガレットの屋敷の使用人の一人が
金に目が眩みあっさりと口を割った。
姉妹揃って駆け落ちしたのだと。

愛する男の手を取って、家を出たのだと聞いても、
旦那様はマーガレットを、諦める事が出来なかった。

旦那様には大抵のことは叶えられるだけの金があった。
金だけは余っていた。
だからこそ、マーガレットを諦められなかった]


[一緒になれば何不自由ない生活が待っている、
なのに姿を消す理由は何だ。
きっと相手の男に唆されたに違いない。
助け出さなければ。そう思った。

始めて恋をした女が、別な男を愛していた。
その事実を旦那様は、受け入れる事が出来なかった。

見付けだしたマーガレットは、酷い姿だった。
甘やかされて育った良家の末娘が、
慎ましやかな村の生活に容易く馴染めるはずも無い。

やつれて、疲れ切って、身体を壊していた。
パーティー会場でたおやかに笑っていた彼女とは
まるで別人だった]


[けれど、それでも、彼女は幸せだったのだろう。
連れ戻そうとする旦那様を拒んだ。

構わず無理矢理連れ戻そうとしている所に、夫が戻った。
旦那様は激昂して、その男を殺した。

連れ戻したマーガレットは泣き暮れて、次第に衰弱し、
旦那様の屋敷で程無く息を引き取った。

旦那様は、マーガレットの死を受け入れられなかった。
その死に顔は、旦那様が恋に落ちた
美しかったマーガレットとかけ離れていたから、余計に。

「死んだのはマーガレットでは無い」
と言い出し再びマーガレットを探し始めた。
何処かに僕のマーガレットが居る筈だ、と。

旦那様は少しずつ、狂って行った]


[代わりに差し出されたのはマーガレットの娘だった。
生まれて間もない、マーガレットに似た女の子。
妻は身体を壊し、夫は治療費を稼ぐために朝から晩まで働き詰めで、娘は、孤児院に預けられていた。
マーガレットが最期まで娘の事を話さなかったのは、夫の様に、危害を加えられる事を怖れたためだろう。

けれど結局は見つかってしまった。
旦那様はその赤子を、マーガレットの生まれ変わりとして育て始めた。

それとは別に、家の為の形式的な婚姻は必要だった。
赤子が育つまでは、
両親祖父母は流石に待ってはくれなかった。

そうして迎えた妻は、大層嫉妬深い女だったから、
マーガレットに何かあってはいけないと、乳母に任せて
この屋敷で、ひっそりと育てさせる事にした。

身代わりのマーガレット。それが私。
マーガレットの娘のマーゴだなんて、酷い手抜き*]


[頭を打った女性は気を失っただけだったようだ、
首を絞められた女性も旦那様が手を離して程無く、
派手に咳込んで、嘔吐いていたから、死んではいないだろう。

二人を連れて行ったのは私を引きずり戻した男性、
汚れた部屋の片付けをしていた女性は、
私をお風呂に入れた残りの一人だろう]

「話し合いはお済みですか?」

[4人だけだろうか、そう思った矢先に声を掛けて来たのは、
全く別な燕尾服の男性だった]

(随分と大所帯でいらしたのね)

[それとも、一度逃げ出したからこそ、
急ぎ呼び寄せ増えたのかもしれない。
屋敷を逃げ出す道は、やはりない。
ならば生から逃げる道を…ぼんやりと考えた]


[投票先を、と、おばあ様に急かされて考える。
サイラスと、牧師様と、あの女の子…確かレティーシャと名乗っていたか。
あとはケーキ屋さんのご家族と、…レティーシャに出逢う前に逢ったあの女性、名前を教えてくれた、ノーリーンさん。かみさまがもう居ない事を知らない私は、彼も避けたいと思った。
あともう一人、お姉さまの名前を、私は知らない。
けれどあの店の踊り子だと伝えれば通じるだろう。

避けたい人が随分と居る事を思いだして、
死にたがっていた心が揺らぐ。
けれどどうせ、もう会えないなら、同じ事]

避けたい人はいるの、けれど、それ以外は、良く判らなくて…

[ならばその全員を教えてください、
そう言われて口を開いて…言葉に詰まった。

サイラスの名前を挙げて、旦那様に伝わるのが、怖かった]


村で暮らしてきた人の中に、
紛れ込んでいるなんて思えないわ。

…確か、旅の方が来ているって、聞いたの。
だから、その人に――…

[お話ししたい、なんて思っていた気持ちは、
最早私の中には残っていない。

ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい、
心の中で見知らぬ誰かに何度も何度も謝った。

けど、サイラスを護りたいの。
人狼からでも、処刑からでも無い、……旦那様から*]


―回想:深夜の来訪者―

[男に触れられるのは嫌だと、そう思っていた。
けれど、彼が私を抱く事など無いだろう。
そう判っていたから、触る位、いっそ構わないと思えた。
自分で死ぬことも出来ない私の救世主。
神様でも、天使様でも無い、彼は多分きっと、狼さん。

犬に見える人間じゃなくて、人間に見える狼なら、
例外だと考えようと、そう割り切って。
窓からのお客様を受け留めて、抱き締めた。
芳しい薔薇と…微かに鉄錆に似た匂いがした。

鋭い牙が肌を裂き肉に食い込むその感触に
最初にサイラスを受け入れたその瞬間を思い出して、
ふるりと身を震わせ甘ったるい吐息を零した]


[その後は、まるで現実とは思えない光景だった。
物語の1ページに迷い込んだみたいで
現実味が無くて、ただ茫然と見惚れていた]

……――まぁ、綺麗。
ねぇ?……―――。

[時を経て少しだけくすんだ、白い壁紙に赤が咲き乱れる。
心の中で彼の名を呼んだ。
今宵、死が二人を別つ。
けれど、私はこれからもずっとあなたを想い続ける。
心は貴方の傍に、いつまでも、いつまでも。

ねぇサイラス、貴方も思い出の私を、
いつまでも愛し続けてくれるでしょう?
愛してるわサイラス、あなただけを、何時までも…]


[失血に伴い、次第に遠ざかる意識の中、
夢見るように紡ぐ想いは執念に近く、
まるで呪いの様だと、気付く理性は
愚かなまでに初恋に狂う女の中には、もう残っていない。

苦痛や恐怖を凌駕する、喜びが其処に在った
そうして彼を想いながら、深い深い
永久の眠りへと堕ちて行く――……*]


―回想:素敵なお茶会?―

[二人きりの生活には広すぎる食堂で、
二人きりで使うには大きすぎるテーブルの端で、
此処は私の住む屋敷。

私の使いなれた銀食器を使って
何故だか牧師様が食事をしている。

私はその対格にお行儀悪く頬杖をついて、
その光景を眺めていた。

テーブルの上には横たわる私。
なんてへんてこな、夢]


[お茶会ではなく、お食事会だ、と
牧師様は無邪気に笑うから、
私はその隣で、拗ねていると伝わる様に、
頬を膨らませて見せた]

あらまぁ、酷いわ牧師様。
お茶会でも食事会でも何でも良いけれど、
私と、の催しのつもりなら、
私の分の席とグラスを用意して下さらないと…。

[けれど牧師様に、私の姿は見えないみたい。

声だって届かない。
けれど仕方ない。
だってこれは、夢だもの…]


[眠る私は、そうと望んだ通り、綺麗な顔をしていた。
彼が見る最期に、相応しい顔をしていた。
そんな私を綺麗な薔薇で飾ってくれた牧師様に、
お礼代わりに彼の頬へと触れぬキスを贈った。

この姿を彼が見たら、如何思うかしら?
美しいと、思ってくれるかしら?

牧師様達を見送って、私はこの屋敷で待つ。
私だけの王子様を。
けれど愛のキスで目覚めさせて欲しい訳じゃない。

私を愛するが為に嘆き、悲しみ、
そして私を彼の思い出に、美しい侭に焼き付ける、
その瞬間を、待ち侘びて、
もう鼓動を刻まぬ胸が、けれど弾む心地を覚えた。

ああ、早く彼が訪れないかしら。
私だけの王子様、愛しのサイラス**]


―回想:王子様の訪れ―

[彼が、呼ぶ声が聞こえる。
待ち侘びた瞬間へのカウントダウン]

私は此処よ、早く迎えに来て!

[眠る私の傍ら、
テーブルの上にお行儀悪く腰掛けて居た其処から飛び降りて
くるりとバスローブの裾を翻して、踊る。
そして、ふと気付く
あらいやだ、私ったら、こんな格好。

でも良いわ、綺麗な顔で眠れたから。
贅沢は言っちゃいけないもの。

心の中で、彼を呼ぶ。ねぇ早く、早く。
こっちよ?ねぇ早く、迎えに来て]


[随分と遠回りをする彼に焦らされながら、
けれど待つ時間も心が弾む
愉くて素敵なものだと、初めて知る。

彼の焦燥が、伝わってくる。
それはそのまま、私への想い。

「迎えに行ってあげたら宜しいでしょうに、
 全く、意地の悪いお嬢様だこと」

姿は見えない、おばあ様の声が聞えた気がした。
軋んだ音を立てる扉。そうして、足音が近づいてくる。

5.4.3.2.1.……0!!]


[愛していると、
応えてくれた時と同じくらい、心が震えた。
悲痛な叫び声にうっとりと聞き入る。

深い悲しみは、それだけ私を愛してくれている証拠]

ああ、すてき。
もっと苦しんで、もっと悲しんで!
もっと聞かせて…――私の為の愛の歌を。

[最初はそうして歓喜していたけれど…

けど何故かしら?心が痛むの。
浮かれていた心が、沈んで行く。
蹲る彼をそっと抱き締めて、
けれどその体温にはもう触れられない]


[生きて居たら、きっと
こうして顔を見る事も叶わなかった。
私を喪った悲しみに嘆く、その姿を見る事も無かった。
抱き締める事も出来なかった]

これで、よかったのよ、ね?

[もしかしたら、
もう一度巡り合って、もう一度抱き合って、
寄り添って、愛を囁き合って、
…いつか、醜い私を知ってしまっても、
受け入れてくれる日も…訪れたかもしれない、なんて、

抱き締めて、微笑んでくれた彼を思い出して、
そんな、夢みたいな有り得ない可能性に縋って生きて、
何度も、何度も絶望し続けるより、これで、よかった筈、

けれど、もしかしたら、

   もしかしたら―――……]


[私を連れ去る彼の後姿を眺めた侭に、立ち竦む。
もしかしたら、なんて、考えた所で、
もう、総て、終ってしまった、
終る事を望んで、足掻くことなく終らせてしまった。

夢みたいな有り得ない可能性の欠片すら、消えて、
もう何一つ、叶わない]

……、…ねぇ、サイラス。
私、間違ってしまったのかしら――…?

[けれど、彼には言葉は届かない、
もう、時間は元には戻らない]

……いやな、ゆめ。

[ぽつり、溜息交じりに零して。
正しく幽霊屋敷の主となった、少女の姿は、掻き消えた**]


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―前日早朝・処刑場―

[チャールズは「神にも人狼にも見捨てられた」と言った
けれど、「レティーシャ」もメアリーも、話を聞こうとしてくれていた。
フランシスカは顔をみせに来てくれた。

人には見捨てられていなかったのではないか。
もっと早く、執着を捨てて心ある人に目を向けていれば、孤独に押しつぶされ、滅びを望むことなどなかったのかもしれない。
違う未来を望んでも、今更おそい。]


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ー現在・祭壇ー

[私の下に、私がいるの。
            ふわり、ふんわり。

足は地面についていなくて、何かから抜け出した感覚。]

……やっと、死ねたのね。

[なんでそんな事が口についたんだろう。分からないな。
あと、もう一個だけ分からない事があるの。]

最後迄ありがとう、「もう1人の私」。

[向かい合ったことはないのに、一目で分かったよ。どうして目の前にいるのかはよく分からないけれど。
ね、「もう1人の私」。]


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[とうとう時間がやってきて、首に縄をかけられた。
荒い縄の感触はざらざらと不快で、肌に当たるたび頭をそらす。けれど、それが生きている証。

薬師の女にはせっかく命救われたと言うのに、老いた彼女より先に死ぬ事になってしまった。
詫びたいけれど、当分詫びられる場所には来ないでほしい。

見物人の中にチャールズの姿を見つければ、目を細めてそちらをみやる。]

何をごまかしていたのでしょうね。

[小さく呟いた。
ごまかし方にたけているのだと男は言った
穏やかな笑みでごまかし続けてきたことは、ただ人狼であることだけなのか、それとも?]


[いずれにせよ答えを聞く事は叶わない。
村長の指示で、足場の箱は奪われて――

愚かな女の生涯は終わった**]


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[目の前にいるのは、「私」。何処迄も真っ直ぐで……身体という楔から解き放たれたからか、私の目には物語の中の天使にさえ見える。

「私」と面と向かって話をしたいと思った事は無いわけではなかったけれど。死んだから出来るようになったのは皮肉なことだと思うわ。

それに……]

ごめんね、私は「私」を全然守れなかった。

[それだけが、私の存在意義の筈なのに。]


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―幽霊屋敷―

[私の形を忘れて、ふわふわと屋敷の中を漂う。
屋敷の様子を伺いに、次々と訪れるお客様。
勝手に入って来ては、好き勝手歩き回って、
何をするでもなく去ってゆく様を
何を思うでもなく、見送った。

彼らは幼い日に見た小さなお客様たちと何ら変わらない。
けれどそんなお客様に、心躍らせていた私の方が、
変わってしまったようだ。

持ち去られて行く薔薇の花を見送る。
サイラスはあの薔薇を、気に入ってくれなかったみたい。
私の抜け殻だけを連れて、捨てて行った、薔薇の花。

最初は牧師様から私への贈り物だと思っていた。
けれど、彼が拾って行くなら、
彼に宛てたものだったのかもしれない]


[約束の催しには、私の席も無く、
私に飾った贈り物は、あの人宛て。

牧師様の中の私は、きっと
その程度のものだったのだろうと思えば
酷く納得して、同時に、ほっとした。
あぁ、牧師様は何も変わらない、と。

きっと牧師様は誰にでも優しくしてくれる人だと、
そう思っていた。
誰にでも、分け隔てなく、平等に。
だからこそ彼の気遣いを信じられた。
私も、平等に、
…皆と同じに扱ってくれる事が嬉しかった。

けれど同時に、牧師様はそれで
寂しくないのだろうかと、心配だった]


[彼はそんな牧師様の、特別だったのかもしれない。
牧師様が彼を特別に思っていたのか、
彼に牧師様が特別に思われていたのかは、
私にはわからないけれど。

彼が牧師様の救いなのだろうか?

私の事も、村の皆と分け隔てなく平等に扱ってくれた、
そうすることで、私の心を救ってくれた、牧師様にとっての]


[怪我だらけの、見た事も無い、知らないひと。
私が投票した、旅人さんかしら?]

……――どうぞ、お大事に。

[そして、どうか、叶うなら、
牧師様を救ってあげてね。

ふわりと、私の形を思い出して、
久し振りに思い出した、優しい気持ちで、そう祈る。
きっと牧師様は、誰よりも深い孤独を抱えている。
何故だか、そんな気がしたから。

閉じ行く扉にぺこりをお辞儀をして、
眩い日差しの中へと消えて行くお客様を見送った。**]


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―昨日・処刑場―

[処刑が済み、閑散としたひときわ強い風が吹いた。
骸は揺れて、縄が軋む。
きぃきぃと耳障りな音で目が覚めた。]

いやああぁぁぁ!?

[身体から切り離された魂は一気に地面におっこちた。
踏み潰したはずの村人は気にもとめず、けろりと涼しい顔。何が起きたのかと辺りを見回せば、目の前でぶら下がっている自分の身体。]

――いやだ、ぶさいく。

[眉をひそめた。]

まぁ、お似合いよね。

[スカートの埃ををはらい――何も落ちなかった――立ち上がった。]


[後ろから、知った声がして振り返った
凛と、伸びやかに咲く花を持ったサイラスがいた。
どうやら彼は別人に投票していたらしい。]

まぁ、あなたには特別目をかけたものね?

[首を傾げ、はすな目を向ける。
彼は花を捧げるでもなく処刑人達に近づいていく。それを追う。どうやら骸を降ろせと交渉しているようだけれど]

いいのよ、そのままで。

[軽く手を振って見せるけれど、通じずにため息をついた。
罵声の後に取り出されたのは、いつかの薬草鋏。銘もなくちゃちな代物、とうに道具箱で朽ちているものと思っていた。]


[処刑人と大立ち回り、痣こしらえたその顔に手を伸ばし、途中でやめた。]

馬鹿ね。
――ほんとうに。

[サイラスが去った処刑場。
カラーの花が一輪、ころんと傾いた*]


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それを言うなら、私だってそうだよ。
私よりずっと頭が良くて…身体も動くのに。私に縛られてしまってたから。それなのに、それでいいって言ってくれたじゃない。

[「もう1人の私」の言葉に首を振るの。申し訳なく思わなくて良いんだよって、思っているの。私にとって「もう1人の私」はとっても、何にも代えられない存在だもん。

「もう1人の私」の身体をムギュってして、ギューってくっつくようにするよ。
こうして見ると、確かに大分細い事が自分でも分かるの。貯めてたお金ちょっと減らして、もうちょっとケーキ食べていたら良かったかな?]


―教会―

[村の騒ぎに疲れ、湖の周りをふわふわとさまよっていた。
それにも飽きてきた頃、近くにあった教会を覗いた。]

――レティーシャが、2人?

[やはり双子だったのだろうか。
愛おしげにお互いを抱きしめる姿を遠巻きに見つめる。]

あっ……!

[3人目のレティーシャを見つけ、思わず声が出た。
祭壇に寝かされたその身体は、間違いなくレティーシャだった]


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……ノーリーンさん?

[ふわふわとしながら「もう1人の私」を撫でていたらそこに入ってきたの。そちらのほうを向いて微笑むよ。]

ううん、2人で1人。私も、「もう1人の私」も私なの。

[謎かけみたいに、なっちゃったね。]


[「私」に頭を撫でられていたら、少し涙が出てきたわ。
赦されたような、そんな気がして。勿論最初から怒ってないこともよく分かっているけれど。

「私」が少し動いたからそちらを見たら、ノーリーンさんの姿が見えた。「私」が大体説明してくれたから、私はただ「私」と手を繋いで隣に立つ位。]

……いわゆる、二重人格というもので。

[もう隠すこともないのだから。それでもちょっと苦笑いしながらそう答えたわ。]


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レティーシャの中に2人、レティーシャがいたのね?

[ふわふわのレティーシャと、凛とした「レティーシャ」。]

あなたが、私の話を
聞きに来てくれた「レティーシャ」。
ありがとうね。

[「レティーシャ」に言う]

レティーシャ、って声をかけたら
2人とも振り返ってしまうのね。

[呼び分けした方がよさそうだ。
さて、なんと呼ぼう?]


[まぁいいか、とも思う。2人で1人なら、特に分ける必要はないのかもしれないし。

2人のレティーシャに驚きすぎて、一つ大きな忘れ物をしていた]

あなた達も、死んでしまったのね。

[チャールズは彼女も食べてしまったのか。あんなに可愛がっていた、レティーシャまでも。
人狼たる彼の運命は、未だしらない。

振り返り、ケーキ屋の方を見た*]


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「もう1人の私」は、私の自慢だもん。

[そう言って「もう1人の私」に微笑みかけるよ。目があったら、ニコニコと笑うの。]

こうやって会えたことは、良かったのかもしれないって。
それは…思うかな。


……私は「私」が守る事が出来たらそれで良かったけれど。
「私」に感化されたのだと思います…結局何の役にも立てなかったので、意味は無いのですが。

[ニコニコと笑う「私」の頭を撫でる私も、目元は少し緩むわ。
この笑顔までは、人狼にも奪われなかったみたいだから。

ケーキ屋の方角を見ている気がする彼女の方を見て。]

……私たちは、お互いがいればそれでいいとつい最近迄信じてきました。でも、転がり落ちるように1人の存在が2人ともの中で大きくなってしまった。
その報いなのかもしれませんね…それでも「私」には、生きていて欲しかったのですが。


そうじゃないとは言えないけれど。「もう1人の私」がいなくなるのは嫌だよ?

[「もう1人の私」だけがいなくなればいいみたいな言い方だったからそういうの。ちょっと、それは怒っちゃうよ。

……勿論この手は離さないから、大丈夫だけどね?]


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「レティーシャ」は素敵な人だものね。

[微笑みあい、慈しみ合う二人につられ、目じりに皺ができる。
相槌を打ちながら二人の話を聞いていた]

守れてたんじゃ、ないのかしら?
ねぇ?

[レティーシャに首を傾げてみせる。
「レティーシャ」には顔をしかめて]

ふたりとも、そのひとりを大切に思ったせいで
死んでしまったってこと?
何があったのか知らないけれど、
それじゃあ、想われた方はつらいじゃない。


勿論だよ。

[「二人とも」に伝えられるようにそう言うよ。
「もう一人の私」がどれだけ頑張ったかは、私が他の人よりはずっと知っているもん。]


彼が生きてさえいるなら、「私たち」の存在は最初からなかったほうが良かったのかもしれないですね?

[意図的に曲解してこう返すけれど、これは二人で思ったこと。]

…そうしたら最初から、辛さなんて感じさせることはなかったのかもしれない。


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[レティーシャには強く頷いたけれど、「レティーシャ」の声は沈んでしまった。]

彼が大切なら、辛さだけじゃなくて
ちゃんと、彼の幸せもみてあげて。

[再び、ケーキ屋の方を見る]

「あなた達」がいなかったら、
彼は幸せも感じなかったでしょう。
「あなた達」のそばにいる彼、輝いてたわ。


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……見て、何が出来るというのですか?

[首を傾げて問いかける。その間に噂の彼がやって来てしまって。「私」がビクリと身を震わせる。]

…行ってきて?お願い。

[もう一撫でしてから、そう言うわ。
何も変わらないとしても、そうすべきだと思ったから。]

あぁ、でもこれが答えなのかもしれませんね。

[彼の方へ向かっていく「私」を見て、ぽつり。]


[扉が開き、閉まる音がした。
ゆっくりとそちらを振り返ると、「彼」がそこにいた。
レティーシャとの間を遮らないよう、脇に寄る。

彼女の体を抱き、狂おしい声をあげる彼を、死者はただ見守る事しかできない。]


あなたも、行かないの?

[「レティーシャ」へ振り返る]

彼の大切な人は、あなたで、「あなた」なんでしょう?


[ダイミ君が来てしまったの。今まではこれでよかったって思っていたのに、胸が苦しくなってしまうよ。

動かなくなった私を抱き締めて叫ぶ姿。
彼を後ろから抱き締めるようにするの。通り抜けはしないように、出来るだけ頑張るの。]

…ダイミ君は死なないで?お願い…昨日も、何にも出来なくて…

[心に秘めた想いを伝えられなかったのはもしかしたら幸運立ったのかもしれないって思うよ。だって今でさえ、こんなに辛いのに。]


[泣きそうに…なっている「私」。涙が溢れていないのは、私もさっき泣いた気がしたのに流れていた跡も何もないからだと思うわ。]

「私」と私は、今も繋がってる。もしかしたら、生きていたときよりも。「私」が彼処にいるなら、それは渡しがあの場所にいるのと同じだと感じられるんです。

[そう言って、少し笑うわ。
今更だけど大事に思われていたと思う、なんて。そんなことを感じた。]


メモを貼った。


[ダイミとレティーシャを見ていれば、こちらまで胸が苦しくなる。
眩しさに目を細め、扉の方を向いた]

二人で一つ、ね。

[レティーシャと「レティーシャ」はいつから二人なのだろう?
そんな事を考えつつ、ゆっくりと壁の方へさがってゆく。
レティにも「レティ」にも、ダイミとの時間を過ごしてほしい*]


メモを貼った。


メモを貼った。


メモを貼った。


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