130 屍鬼村4〜村は死によって包囲されている〜
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ソフィアは、昭の手の感触に、次第に瞳を潤ませて。零れる前に、昭に抱き着いた。
やなこま 2013/07/16(Tue) 08時頃
ソフィアは、昭を抱き締める茜におろおろと手をさ迷わせ、散々迷った挙句に二人まとめて抱き着いた。
やなこま 2013/07/16(Tue) 10時頃
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―回想・何処かの空き家―
――……、…ふわ…ぁ…
…あれ…ここ、どこ…だっけ……
…昨日、は……あれ…どう…したんだっけ……
………あれ…?
[眠たげに目を擦ると、重たい闇の中の筈なのにやけにはっきりと自分がやけに狭い場所で寝ている事に気付く。
もやが掛かったような思考のまま、特に意識しないまま辺りを探ると、するりと目前の壁が動き何処かの部屋が眼前に広がる。まるで長時間眠ったようなだるさを訴える身体を起こして、畳へと降りて振り返れば自分が押入れの中で眠っていた事を知った]
(22) やなこま 2013/07/16(Tue) 13時頃
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……漫画、みたい。
[青い猫型ロボットが脳裏に過ぎれば、状況が分からぬながらもふふっと暢気に笑みが零れた。いつもなら閉塞感を感じる喉、胸の辺りが今日はやけに大人しい事が、気持ちを晴れやかにしている一因かも知れない。
足元に違和感を覚えれば、自分が土足な事に気付き慌てて靴を脱いだ。靴も含めて、まるで今ままで外に居たような自分の格好に首を傾げながら縁側から外へ出て改めて靴を履く。白い月が何も言わずこちらを見下ろしていた。
人恋しさに梟と虫の声だけが響く道を歩けば、ほどなくして見覚えのある景色――山入、の外れだった]
……うちに、帰らないと…おかあさん……心配してる、かな…?
(23) やなこま 2013/07/16(Tue) 13時頃
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>>24 さな…ちゃん?
[年の離れた友人の姿が視界に入れば、チリ、と脳裏が焼ける違和感があった。もやがかかる頭が晴れる感覚と共に、強い拒絶が胸を占めた。
ああ、何も思い出したくない]
――違うよ?
だってふみのうちにはおかあさんがいるもの。
[当然のように紡がれた声は勝手に固くなり、へんなさなちゃん、と小さく笑う。無意識に浮かべた笑みは、鏡を見れば自分でもまるで作り物みたい、と思っただろう]
(25) やなこま 2013/07/16(Tue) 13時半頃
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>>26 ……? よく…わからないけど、有難う、さなちゃん。
また遊ぼうね。
[佐奈の優しさには当然気付ける訳もなく、ただ“いつも”のように笑って小さく手を振ると、くるりと背を向ける。
あんなに怖かった兼正の屋敷が怖くなくなっている理由も、彼女が引きとめた訳も、それらを知って訪れる絶望も、理解するのはまた暫く後の話]
(28) やなこま 2013/07/16(Tue) 13時半頃
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―回想・自宅前―
[特に何も考えずとも身体は自分の帰路を覚えている。
まるで本能に従うように勝手に家までの道を歩く足取りはやけに軽く、ほんの少しだけと走ってみたが呼吸に何の支障もなく、咳一つ出ない。 禁止された事をする背徳感と不自由な身体からの開放感に胸が高鳴るのを“錯覚”しながら、気付けば自宅の前。
出迎えてくれるはずの愛犬が顔を出さない事を不思議に思って犬小屋を覗けば、隅で必死に身を小さくして震えている姿。 どうしてこんなに怯えているのだろう、と思いながらも興味を失えばあっさりとその場を離れる。
普段無用心にも鍵をかけない自宅の扉が“開かない”事に目を瞬き、母を呼ぼうと扉を叩く]
(29) やなこま 2013/07/16(Tue) 14時半頃
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おかあさん。
[コンコン――…]
(30) やなこま 2013/07/16(Tue) 14時半頃
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おかあさん…遅くなって、ごめんね…?
[コンコンコン――…]
(31) やなこま 2013/07/16(Tue) 14時半頃
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おかあさん……ふみ、帰ってきたよ…?
[コンコンコンコン――…]
(32) やなこま 2013/07/16(Tue) 14時半頃
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おかあさん…怒ってるの……? 心配かけて、ごめんね……もう、ひとりぼっちにしないから…
[コンコンコンコンコン――…]
(33) やなこま 2013/07/16(Tue) 14時半頃
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―――だから……『開けて』、おかあさん。
(34) やなこま 2013/07/16(Tue) 14時半頃
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[やがて“鍵の開ける音もしないまま”静かに開かれる扉と、目元を真っ赤にして少しやつれたように見えるしゃがんだ母の姿を視界に収めれば、嬉しそうに頬は緩む。ああ、とても―――]
……ただいま、おかあさん。
[まるで“食事の前の挨拶”のように帰宅を告げれば、母の首に両手を広げて抱き着いた。白い白い首筋が目前に迫った瞬間、ふっと脳裏に自分にとてもよく似た声が響いて。
―――ああ、とても 『 お い し そ う 』
暗転するように目の前が真っ赤になる事を不思議に思う間もなく意識は赤に溶ける。
意識が戻れば、拒絶していた『すべて』を理解し、『すべて』を思い出すだろう――]
―回想終了―
(35) やなこま 2013/07/16(Tue) 14時半頃
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――……、…
[呼ばれた声に、既に鼓動を止めた心臓が震えるような心地がした。豪奢な寝台に座る自分は酷く場違いな気がして、落ち着かずに小さく身動ぎする。
雰囲気に合わせた服も、美咲は用意してくれると言ったが、断った。 自分には合わないと思っていたし、少しでも“いつもの”自分に近付けたかった。 クラスの他の子よりいつも地味と言われた色合いの服は、もしかしたら彼も見覚えのある服かもしれない。
そろりと寝台から顔を覗かせれば、彼はどんな顔をするだろう?]
……昭、君。
[たどたどしくも紡いだ名に頬を緩ませる。 血の気を失った顔とやけに暗い瞳以外はそのままに、小さく小首を傾がせて反応を窺う]
(47) やなこま 2013/07/16(Tue) 22時半頃
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[呟きとは違う意志宿る声音が鼓膜を震わせ、胸を震わせた。 変化し、様々な感情滲ませる表情は、あの日々は全く読めなかった彼の心情をスムーズに脳内に描かせる。 最後に彩る感情は、恐怖? それを感じ取ると、心が軋む気がした。乾いた喉が張り付いて、胸がつっかえるような圧迫感を覚える]
――………ひどい。
[自分をこんな『化け物』にしたのは彼にも原因があるのに。 身勝手にも酷く傷付けられた心地で音も無く寝台から降りるとゆっくり、ゆっくりと時間をかけて彼の元へと脚を動かす。 素足が床に触れる度ぺたり、と小さな音を響かせるのを聞かせるように。
――ああ、本当に喉が渇く]
(52) やなこま 2013/07/16(Tue) 23時半頃
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[椅子の固い音が余計に彼の恐怖を伝えてくる。 ひどいひどいひどいひどいひどいひどい――…]
[ぺたり―]
[ぺたり―]
[ぺたり―]
[ぺた……――]
[手を伸ばせば直ぐ届く距離で脚を止めた。 目の前に用意された『ごちそう』に喉の渇きが強まる。 同時に――胸の痛みも重みも、小さな身体には余るほど、強く己を苛んだ]
(54) やなこま 2013/07/17(Wed) 00時頃
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……ひとごろし。
[そう呟いて、小さな彼の頭を抱き締めた。
鼓動も無く体温も無い身体、それが彼が齎したものだと知らしめようと。
短い髪の毛に触れれば、余計に胸は痛んだ]
(55) やなこま 2013/07/17(Wed) 00時頃
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[いつもの大人びた理性的な姿とは違う、幼さを感じさせる声は何だか特別なもののような気がして。 それでも、以前は触れ合わなくとも近かった筈の距離が、何故だろう…今はどんなに触れていても遠くて。
ジクリと、鉛を飲み込んだような胸がまた一つ痛みを与える]
……どうして。
[意味も無く、無意識に呟いた言葉は擦れ。 全身で拒絶を示す彼が許せ無くて、衝動的にその首元に唇を寄せる。柔らかい肌の下流れる血液の味を錯覚すれば小さく喉が鳴る。
とてもおいしそう。
なのに――]
(59) やなこま 2013/07/17(Wed) 01時頃
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……、…っ…
[腕の中で冷たくなって、そのまま目を覚まさなかった母の姿を思い出して、突き刺しかけた犬歯がひたりと止まる。触れた肌、少年の滑らかな肌を破れば直ぐに乾きは癒える筈なのに、その先を想像すれば、どうしても身体が強張ってしまって。
腕の中で今自分に食べられるのを待つだけの、彼の脆さが、とても恐ろしかった]
(60) やなこま 2013/07/17(Wed) 01時頃
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[ゆっくりと、肌を傷付けないように唇を離す。
――少しでも彼の血の味を知ってしまえばもう戻れない気がして。
それでも自分が失ってしまった温度を持つ彼の身体から離れ難くて小さな肩に額を乗せる。 彼が震えているなら、直に感じるその震えはまた胸を苛むのか。 いっそ逃げ出したい程に辛い筈なのに、その痛みにまだ自分は自分のままだと錯覚出来て、無意識に安堵する自分も居た]
(63) やなこま 2013/07/17(Wed) 01時半頃
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……昭君も、死んじゃうの…?
[与えるはずの自分の口から出た他人事のような響きに、余計に想像は掻き立てられて、今触れてるはずの温度まで消えてしまう不安に駆られれば逃がさぬようにと抱く手に力を込める。
飢餓感は既に限界を超えていたのに、怯えだけが自分の行動を戒める]
(64) やなこま 2013/07/17(Wed) 01時半頃
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[己の名を呼ばれた>>61筈なのに、自分に向けられていない事を感覚的に悟れば、やはり彼にとっては自分はどうしようもなく『化け物』なんだと思い知らされて、涙腺が緩んで視界が滲む。
戸惑う言葉>>65には何も言えずにゆるゆると首を振って、潤む目を瞑って彼の肩へ押し付ける。 必要も無いのに、気持ちを落ち着ける為に空気を吸い込んで呼吸の真似事]
(67) やなこま 2013/07/17(Wed) 02時頃
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………わかんない…起きたら、“こう”だった。
[でも動いている、血を欲する以外、死体とほぼ変わらない身体は生きていると呼べるのだろうか? 死体、それよりももっと悪いモノとしか思えない身体。 触れ合っても冷え切ったままの体温が、どうしようもなく悲しくて押し付けた瞳から涙が一つ零れた]
…でも……死体と、変わらない…よ…
(68) やなこま 2013/07/17(Wed) 02時頃
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[じわじわと渇きの感覚が意識を蝕もうとするのを心身が拒絶する。それでも、もうきっと限界は近くて。
だって愛おしさと比例するように、彼の血はとても魅力的に感じるから。
いつまで経っても愚図るような富美に見かねたのか、そっと肩に美咲の手が乗せられ、
「大丈夫、やり過ぎそうだったら止めてあげるから」
と、甘い毒が耳元に囁く。強制力は無いはずの声は、それでも怯えを麻痺させる]
(71) やなこま 2013/07/17(Wed) 02時半頃
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[ぐす、と小さく鼻を鳴らすと改めて細い首筋に唇を寄せる]
……助け…なくても、いい……許さなくても、いい。 …だから…――
[気遣おうとする言葉>>70の優しさにまたじわりと涙が浮かぶのを抑えられぬまま、剥き出しの肌に吐息じみた言葉を落とし、吸い過ぎないように小さく、口付けるように歯を立てる。 溢れる血を舌で掬い取り、夢中になる前に唇を離すと願うように、言葉を紡ぐ]
(72) やなこま 2013/07/17(Wed) 02時半頃
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……ふみのこと…おいていかない、で。
(73) やなこま 2013/07/17(Wed) 02時半頃
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[ずっとずっと言いたかった言葉を落とせば、重かった胸がふっと、軽くなるような気がした―――]
(74) やなこま 2013/07/17(Wed) 02時半頃
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